紫式部ゆかりの石山寺から「瀬田の唐橋」を渡って
近江八幡市へと向かいました
日本三大名橋の「瀬田の唐橋」
三大名橋は他に「長崎の眼鏡橋」、「東京の日本橋」、「岩国の錦帯橋」などが
名乗り出ていて、三大という枠が広がってしまっているようです!
滋賀を代表する風景の一つになっている「瀬田の唐橋」は歴史上、
重要な局面に度々、登場する橋でもあります
瀬田の唐橋は琵琶湖から瀬田川に架かる唯一の橋で東国から
京の都に入るにはここを通るしかなく、歴史上の合戦では
重要な役割をもった橋だったそうです
そんな歴史上で戦略的に重要だった橋を渡り、安土町に向かいました
標高433mの繖山(きぬがさやま)
この山の中腹にある桑実寺を訪ねました
開創から1300余年の古刹 「繖山 桑実寺」 (きぬがさやま くわのみでら)
桑実寺は天智天皇の勅願寺院として白鳳六年(677年)に創建され
藤原鎌足の長男、定恵和尚よって開山された古刹です
見上げても先が見えないほどに続いている石段を登ります
100段ほどのところに桑実寺の山門がありました!
山門からさらに石段は続きます!
誰もいない山の中、引き返そうかと思うほど長~い石段を登ってきました!
ゴツゴツとして段差がマチマチな石段は相当きつくて息が上がります
(帰り道で数えたら670段もある石段の参道でした!)
「繖山 桑実寺」の本堂
1300年ほど昔、薬師如来信仰の祈願道場として栄え、戦国時代の戦火からも
逃れることが出来、南北朝時代に建立されたままの姿を残している建物です
山号と寺号の書かれた扁額
桑実寺の寺名は開山した定恵和尚が中国より桑の木を持ち帰り、養蚕技術を
広められたことから名付けられ、山号の繖山は蚕が口から糸を散らしてマユを
懸けることに因んで名付けられたと伝わっています
本尊 薬師如来像(お前立ち)
約1300年前の白鳳の昔、湖水より出現し瑠璃の光を輝かせ
この光明に当たった人々の病を治したと伝わる霊像です
お前立ちに相対して・・・その右手の大きさに驚きました !
" どんな事でも受け止める・・・・心ゆくまで休んで行きなさい "
そんな声がしたような感覚になれました!
本尊の両脇を護る十二神将
山の上なのに雪が止み、温かい日差しが射していました !
織田信長が建てた安土城の近くにある古刹・桑実寺は私にとって
一生涯、記憶に残る巡拝となりました!
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