さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

室生寺 奥の院

2014年12月16日 | 巡拝日記

  美しい五重塔を右横に見ながら奥の院へ進みます!

国宝 五重塔

どの角度から眺めても美しく素晴らしい塔です!

五重塔の後方、案内板を見ながら山道を進みます!

昼間でも薄暗い急坂を登って行くと

  「無明橋」という朱塗りの橋がありました

この「無明橋」辺りは暖地性ヒダ植物が自生する最北端の地として

天然記念物に指定されています

ちょっと変わった手水鉢が目に入り小休止!

この先、石段はまだ370段余も残っています!  

登ってきた石段を振り返るとかなり急こう配で

"鎧坂の下からだと700段以上はあります" と

奥の院の僧が後で話してくれました!   

奥の院の崖造りの建物が間近に見えますが・・・・

息が上がり、10段ほど登って度々、小休止です!

崖造りの建物「位牌堂」

雪が舞って寒い日なのに汗を掻くほど

「はぁ~はぁ~ぜぇぜい」で到着です!

奥の院 御影堂 (大師堂とも呼ばれている)

板葺きの二段屋根の宝形造りは各地に在る大師堂の中でも

最も古い建物で屋根の上に宝珠と露盤が

置かれているのは珍しいとされています

諸仏出現岩という岩の頂上に立つ「七重石塔」

仁王門から700段超の石段を登った奥の院は風が冷たく寒い処でした

ここでご朱印を頂く際に若い僧は

"手が悴み、書くのに時間が掛かります" と 

謝りつつ、丁寧に、気迫を籠めて見事に書き上げてくれました

純朴で真摯なその姿に出会えて

山の上まで登ってきた甲斐があったと静かに感動しました!

    

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