雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 10月25日(月) 毎日80人が自死していく、戦場のような国=日本

2010年10月27日 05時34分50秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 10月25日(月) 毎日80人が自死していく、戦場のような国=日本

 N子さんが、ある職場の自死(自殺)事件で、ご遺族(無くなった彼の奥さんと、お父さん・お母さん)が訴えた裁判の事務局をしているので、N子さんを手伝っています。
 
 夜、台所で、N子さんと2人で、来週に迫った裁判のニュースの発送作業をしました。
 
 この10年以上、毎年、心が病んで、死に追い込まれていく人たちが、日本全体で年間30000人以上います。
 3万人を1年は365日で割ると、1日で80人以上。

 自死の原因は、いじめ・パワハラや、多重債務、病気の医療費負担など、いろいろでしょうけど、こんなに簡単に命が失われていく日本を「平和」とは呼べません。

 人間の身体や肉体が、毎日失われていく、アフガンやパレスチナのような、「戦争の戦場」だけを注視するのではなくて、人間の心が毎日、失われていく「心の戦場」を、なんとかしたいと思います。

 自分が、かなり昔、心の病いになった経験があるので、N子さんにとっても、ぼくにとっても「他人事(ひとごと)」ではありません。

 写真は数日前から玄関に飾ってある、次女のIさんがクジの景品であたった「招き猫」です。幸せを招くのでしょうか。それとも?
 それと、黒猫と白猫というのは何か意味があるのでしょうか。小平さんじゃあるまいし。


本と映像の森95 浜松文芸館編集『浜松市民文芸 55号』浜松市発行

2010年10月27日 05時03分56秒 | 本と映像の森
本と映像の森95 浜松文芸館編集『浜松市民文芸 55号』浜松市発行、平成22年(2010年)3月15日発行、A5版、328ページ、定価500円

 浜松市民以外の方には、何の話だい、と思われるような、年1回発行される文芸雑誌です。
 浜松市民にも、一般的には、知られていないかもしれませんね。
 今年で55号目ですが、浜松市民から「小説」「児童文学」「評論」「随筆」「詩」「短歌」「定型俳句」「自由律俳句」「川柳」の部門で、「市民文芸賞」と「入選」を選んで掲載する雑誌です。

 なぜこれを読んだかというと、ぼくの父親の節三(せつぞう)さんが、前から何回も、この「浜松市民文芸」に掲載されていて、今年も、評論「左千夫・茂吉と城西(浜松詩歌事始ー中編)」が「入選」となったからです。
 (これを紹介しちゃうと、雨宮智彦の「ほんとうの姓」が明らかになっちゃうのですが)

 「市民文芸 55号」のp177からp184までに掲載されています。

 ぼくが下手な紹介をするより、選者の中西美沙子さんの「評論評釈(p191)」を紹介します。

 「拝読して、筆者が「短歌」を手中の玉のように敬愛していることが分かります。日本人独特の言葉の感覚の一端が、「短歌」にあることを再度認識しました。前回の論の続きであるこの作品には、浜松と歌人の関係やエピソードが描かれています。地名や旅館など親しく馴染んだものたちを仲立ちに思いを巡らすのもいいものだと感じました。このような丁寧な発掘に敬意を表します。更なる展開を楽しみにしています、」

 興味のある方は、浜松文芸館までお問い合わせください。
 電話は、053-471-5211です。
 住所は、〒432-8014 静岡県浜松市中区鹿谷町11-2、です。

 N子さんと相談をしているのですが、近いうちに、節三さんの執筆した自分史「落葉松(からまつ)」や、評論を合わせて、1冊の本にしたいなと計画しています。
 
 節三さんの力作である、万葉集の「曳馬野」の位置論(三河か遠州か)も、もちろん入れます。