雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

新・本と映像の森 61(古代8) NHK『100分で名著 三国志』2017年

2017年04月30日 16時48分51秒 | 本と映像の森

新・本と映像の森 61(古代8) NHK『100分で名著 三国志』2017年

 「三国志」の解説ですが「三国志演義」や吉川英治さんの「三国志」、横山光輝さんのマンガ「三国志」の解説では、ありません。

 正史の陳寿「三国志」の解説です。

 2017年5月にNHKテレビで放映される「100分de名著」の放送テキストです。放送テキストといいっても、実際に放映されるのは、講師の先生と、タレントの伊集院光さんと、アシスタントの3人のかけいで、テキストは講師の講義だけですから、まったく違います。

 テキストと実際の放送と、そえぞれ独自の価値があるということです。

 放送は5月1日(月)から、午後10時25分から50分まで25分、全4回。再放送は水曜日午前5時30分からと、午後0時00分から。

 なぜ陳寿「三国志」がだいじかというと、倭国の女王・卑弥呼が使いを送った相手は、まさに、この曹操「魏国」だからです。

 相手のことを知らずに、闇雲に交渉はできません。倭国の人間が、魏国や曹操のこよをよく知っていたことは、自明ではないいでしょうか。

 現代人が古代日本のことを知るのに、同時代の中国を知るのは、必須です。

 邪馬台国を研究するなら、当時の倭国の人間のレベルになって、当時の倭国の首脳のれべるで、政策などを打ち出せなければ、ならないでしょう。
   


 岩波文庫、全8冊『完訳 三国志』は『三国志演義』の「完訳」であり、正史『三国志』の訳書は「ちくま文庫」の方です。
お間違えなきよう。

 「三国志」のことは、もう少し書きます。


雨宮日記 4月29日(土) 3/1ビキニのビデオ1、まあ完成

2017年04月29日 19時43分58秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 4月29日(土) 3/1ビキニのビデオ1、まあ完成

 午後、3/1ビキニデー集会アピールのビデオをほぼ完成。集会アピールの当日の朗読に当日の映像をつけていく。まあ、時々、使う手法だけど。約6分。

 あとは、聞きにくいところに文字をてけて完成。

 今年の3/1ビデオの第1弾になる。

   ☆

 夕方、雷鳴が聞こえる。変な天候だ。
 

< 新・本と映像の森 41~60 目次 >

2017年04月28日 16時55分58秒 | 本と映像の森
   < 新・本と映像の森 41~60 目次 >


 新・本と映像の森 41(マンガ3・SF8) 手塚治虫『火の鳥 10<太陽編 上>』角川文庫
新・本と映像の森 42(SF9) 平井和正「次元モンタージュ」(『虎は暗闇より』角川文庫)
 新・本と映像の森 43(推理6) 中山七里『連続殺人鬼カエル男』宝島社文庫、2011年
新・本と映像の森 44(古代6) 山口博『大麻と古代日本の神々』宝島社新書、2014年
 新・本と映像の森 45 武谷三男編『安全性の考え方』岩波新書、1967年
新・本と映像の森 46(歴史2) 不破哲三『スターリン秘史(全6巻)』新日本出版社
 新・本と映像の森 47(文学4) 宮城谷昌光『新三河物語 上巻』新潮社、2008年
新・本と映像の森 48(推理7) エドガー・アラン・ポー「盗まれた手紙」
新・本と映像の森 49(哲学2) 三浦つとむ『弁証法はどういう科学か』講談社現代新書、講談社、1968年
 新・本と映像の森 50(歴史3) 加藤文三『民謡歳時記 上』青木書店、1980年

 新・本と映像の森 51(絵本1) あまんきみこ『おにたのぼうし』ポプラ社、1969年
 新・本と映像の森 52 レーニン「マルクス主義の3つの源泉と3つの構成部分」
新・本と映像の森 53 浜松市『はままつの渡来文化と埴輪群像』2015年
  (古代7・郷土3)
新・本と映像の森 54 『マルクス・エンゲルス書簡選集 (上)』新日本出版社、2012年
新・本と映像の森 55(文学5) 北森鴻『狐闇』講談社文庫、2005年
新・本と映像の森 56 パンフレット『共謀罪』2017年
新・本と映像の森 57(文学6) 宮沢賢治『ザ・賢治』第三書館、2007年
 新・本と映像の森 58(文学7) 宮沢賢治「楢ノ木大学士の野宿」青空文庫
 新・本と映像の森 59(平和1・アニメ1・SF10) 有原誠治『つるにのって』1993年
新・本と映像の森 60(郷土4・平和2) 「特集 アサリ中毒事件」(『新居書留帳5』2005年)
 

新・本と映像の森 60 「特集 アサリ中毒事件」(『新居書留帳5』2005年)

2017年04月28日 16時54分57秒 | 本と映像の森

新・本と映像の森 60 「特集 アサリ中毒事件」(『新居書留帳5』2005年)

 (郷土4・平和2)、『新居書留帳(あらいかきとめちょうう)』は、現在湖西市に合併された「静岡県浜名郡新居町(あらいまち)」の自主郷土誌です。

 その『新居書留帳 5』の28ページから104ページまで、第2次世界大戦中にあった「アサリ中毒死事件」を扱っています。

 この事件は、1942年(昭和17年)ですから、太平洋戦争に突入した翌年の3月に発生しました。

 浜名湖の八兵衛瀬でとれたアサリを食べた人たちが、つぎつぎに倒れ、死者は114人、発病者334人という大事件となった。

 内臓がやられ、血を吐いて、痛みに苦しみ死んでいく悲酸な病状です。

 特集を読むと、事件の原因に当時の呉羽紡績の工場排水がかかあっているのではと噂されたが、軍需生産で軍のかかわりもあるなか、追求はなされず、工場の営業中止で幕とんった。

 翌年、こんどは牡蠣で中毒がでて5人が死亡した。

 さらに終戦後も、1948年に舞阪町で2人がアサリで死亡、60余人が中毒となった。

 1949年には新居町で、また夏期で3人が死亡した。それが最後だったようだ。

 これだけの大事件でも『静岡県史』には掲載されず、無視されている。

 悲酸な事件群である。

 もう少し追求していきたい。とくに呉羽紡績について。



新・本と映像の森 59(平和1・アニメ1・SF10)有原誠治『つるにのって』1993年  

2017年04月26日 21時12分56秒 | 本と映像の森
 新・本と映像の森 59 有原誠治『つるにのって』1993年

 (平和1・アニメ1・SF10)製作・発売:世界の子どもに平和のアニメを送るピース・アニメの会、

 原案:ミホ=シバ、監督・脚本:有原誠治。27分

 原爆を扱ったあにめというと「暗い」「悲惨」といい、子どもが「見たくない」という場合が少なくないと思う。

 この主人公は、そういう悲酸なシーンは見たくないという、小学6年生のふつーの女の子だ。

 そんなとも子が、夏休みの1日、ひとりで原爆資料館へやってくる。

 館のつらい光景から逃げて、お父さんに「もう帰ってもいいい?」と電話したとも子は、平和公園で不思議な明るい少女と出会う。

 サダ子ととも子の、幻想的なふたりの旅が始まる。

 1993年だから24年前の作品だが、内容も作り方も、まったく古びていない、新しいままだ。あまり言いたくはないが、今出も、子ども向けの作品で「つるにのって」を超えるもには作られていないかもしれない。

 もし、あなたが、「つるにのって、を超える」あるいは「つるにのって、と同等」と思う作品があったら、紹介してください。


雨宮日記 4月25日(火) パソコンのファイル

2017年04月25日 21時36分17秒 | 雨宮日誌
 雨宮日記 4月25日(火) パソコンのファイル

 パソコンのハードディスクやUSBメモリーのなかに、過去のファイルがたくさん、ある。

 主に、過去の運動の文書と、自分の勉強のために作ったファイルと、写真や映像ファイルが亜ある。

 そのうち、「自分の勉強のために作ったファイル」を自分で整理して作り直している。たとえば「哲学」「史的唯物論」「人間・思想」「マルクス・エンゲルス」「数学事典」などたくさんになる。

 1つのファイルが、でかいやつは数百ページにもなる。

 これらを、あと ○○年かけて、増補・修生していくのも、人生の残りの仕事だ。

 ところで、ファイルの欲しい人いたら、あげますよ。

雨宮日記 4月24日(月) イスを買ってもらいました、ありがとう

2017年04月24日 21時38分24秒 | 雨宮日誌

 雨宮日記 4月24日(月) イスを買ってもらいました、ありがとう

 イスが小さくて、腰が不安定で痛くなる。とくに右側。

 則子さんが、見るに見かねたのか、いつもの中古屋で椅子を買ってきてくれた。これが、大きくて、きわめて具合がいい。

 腰が直ったような気さえする。快適、ありがとう。



 昨日から断続的に、西遠平和行進実行委員会の文書を、事務局長の依頼で、何枚も打つ。打つといっても、パソコンのなかの去年の文書を引っ張り出して、少し修正するだけですけど。

 次女が東京・三鷹のジブリ美術館へ行ってきて、パンフレットをたくさん貸してくれた。そして、薄い木でできたをおみやげにくれた。

 えーと、便箋じゃなくて、まだ脳出血の後遺症か、「・・・・」という言葉が出てこない。、くやしい。


言葉メモ断片ノート 3 宮本顕治「浜松夫人」

2017年04月24日 16時12分14秒 | ことばと詩

言葉メモ断片ノート 3 宮本顕治「浜松夫人」

 宮本 顕治/著『獄中からの手紙 ー百合子への12年ー (上)』新日本出版社、2002年10月、は熟読の対象なのだけれど、おもしろい箇所があったので、速報です。

 1939年(昭和14年)9月1日に「浜松夫人健康状態どうだろうと、一応問い合わしておいて貰い度い。本人でも妹さんでも。」とある。

 「浜松夫人」とあるのでオッと思い、もしかしたら「静岡県浜松市」と関係あるかも、と思うが、「東京都浜松町」もあるからな、と一瞬思う。

 「浜松夫人」に(注)があるので、みてみると「浜松夫人ー木俣鈴子のこと」とある。

 それなら、戦前の浜松の実在の人物である可能性がある。

 この項、調査続行。


新・本と映像の森 58(文学7) 宮沢賢治「楢ノ木大学士の野宿」青空文庫

2017年04月23日 19時43分13秒 | 本と映像の森

新・本と映像の森 58(文学7) 宮沢賢治「楢ノ木大学士の野宿」青空文庫

 宮沢賢治『ザ・賢治 全小説全一冊 大活字版』、B5版、では、p529からp544まで15ページ。

 第1夜から第3夜まで、ある。第3夜は、わずか4ページ。

 「楢ノ木大学士は宝石学の専門だ。ある晩大学士の小さな家へ、「貝の火兄弟けいてい商会」の、赤鼻の支配人がやって来た。」

 支配人は「ごく上等の蛋白石」を注文する。

 1日目、2日目、楢ノ木大学士は溶岩や花崗岩と対話したりする。「野宿第3夜」、おそらく岩手県の「人の居ない海岸」の「低い崖」の「多分は濤(なみ)で削られたらしい小さな洞(ほら)」で野宿するはめになる。

 ここから、物語はSFになる。いや、このころに、まだSFはなかった。

 楢ノ木大学士は、発見した大きな足跡をたどって、雷竜が「いやに細長い頸を伸ばし汀の水を飲んでいる」のと遭遇してしまう。

 「あまりのことに楢ノ木大学士は頭がしいんとなってしまった。
「一体これはどうしたのだ。中生代に来てしまったのか。中生代がこっちの方へやって来たのか。ああ、どっちでもおんなじことだ。とにかくあすこに雷竜らいりゅうが居て、こっちさへ見ればかけて来る。大学士も魚も同じことだ。見るなよ、見るなよ。僕はいま、ごくこっそりと戻るから。どうかしばらく、こっちを向いちゃいけないよ。」」

    ☆

 これが書かれたのは、戦前、1920年代から1930年代のことである。

 現実世界の話では、まず1968年に福島県いわき市の中生代の地層から、大型爬虫類の通称・フタバスズキリュウが、高校生・鈴木直(ただし)によって発見される。ただし、これは本来の恐竜ではない。

 そして1978年についに、岩手県の岩泉町で、なんと雷竜と同じ竜脚類の恐竜が発見されたのだ。そこが岩泉町茂師(もし)だったことから、モシリュウと名付けられた。

 宮沢賢治は、すごい。なにか、ヒントがあったのか。どういう想像力なんだろう。



新・本と映像の森 57 宮沢賢治『ザ・賢治』第三書館、2007年

2017年04月22日 17時45分41秒 | 本と映像の森

新・本と映像の森 57 宮沢賢治『ザ・賢治』第三書館、2007年

 (文学6)、宮沢賢治『ザ・賢治 全小説全一冊 大活字版』、B5版、1023ページ、定価1800円

 「全小説全一冊」とあるけど、「春と修羅」など詩も入っている。「童話と散文」は700ページまで。詩は323ページ。

 大活字なので、読みやすい。だいたい掲載されていると思う。

 ただし重いのが難点。厚さ2,8ミリある。片手で持ち上げるのが、きつい。



 ネットで読むのなら「青空文庫」で、かなり読める。現在、276作品。


雨宮日記 4月21日(金) 介護保険の認定調査

2017年04月21日 21時18分39秒 | 雨宮日誌

 雨宮日記 4月21日(金) 介護保険の認定調査

 天気くもり。朝9時から介護の認定調査の日、家に来てくれる。市の職員ではなく、市から委託を受けているという男の人。

 30分ぐらいかかる。いつもお世話になっている民間のケアマネの女性も、つきあってくれる。

 午後は、則子さんは被爆者の会へ。

 夕方、妹が来る。野菜をいただく。則子さんと、お互い「おばあちゃん」は大変だね、という話になる。

 今日も『獄中からの手紙(上)』を読み進む。今日は1936~1938年くらい。

 則子さんにお願いして、倉庫を探してもらうが、『宮本百合子全集』は見つからない。どっかには、あるはずだけど。しかたないから、東面は青空文庫のを読むことにする。

 『マルクス・エンゲルス全集』は書簡集が11冊、見つかる。むかし買っておいて、よかったな、と思う。1991年以後らしい。もっとも、今だと購買「許可」が出ないよね。こんな、かさばるもの。

 さあ、読むぞお、という感じ。なんせ11冊ですからね。


新・本と映像の森 56 パンフレット『共謀罪』2017年

2017年04月21日 14時25分06秒 | 本と映像の森
新・本と映像の森 56 パンフレット『共謀罪』2017年

 日本共産党中央委員会『共謀罪 ー 監視社会・戦争国家ねらう “テロ対策”はたんなる口実 ー』16ページ、定価100円

 いま話題の「凶暴罪」じゃない「共謀罪」の勉強を始めました。

 ちょっと簡単すぎるけど、概略つかめるだろうと想う。なあ、このパンフレットは、あくまでも「共産党は、こう考えています」という中身なので鵜呑みにしないで、自分で
よく考えるように。

 内容は、目次をみれば、ほぼわかると思う。

   < 目次 >

  政府のねらう「共謀罪」とは  話し合えば罪、思想・内心まで処罰
  “条件つけた”というが  広い市民が弾圧対象 ごまかしが明らかに
  弁明まで治安維持法そっくり
  「国際条約締結」に必要か  新法がなくても可能
  「テロ対策に必要」というが  現行法で対処できる
  「心の中」どう覗(のぞ)く  盗聴や違法な捜査も
  “国会提出許さない”  世論と運動が追い込む

  刑法の法体系破壊する  斉藤豊治さん(甲南大学名誉教授・弁護士)
“逆らうもの、みな対象”  斉藤貴男さん(ジャーナリスト)



雨宮日記 4月20日(木) 今日は穀雨です

2017年04月20日 20時33分22秒 | 雨宮日誌
 雨宮日記 4月20日(木) 今日は穀雨です

 二十四節気の穀雨(こくう)。ニュースでは例年より6日遅れで、宮古島でセミが鳴きだしたそうです。

 渡辺武『戦国のゲルニカ』、宮本顕治『獄中からの手紙(上)』を昨日手にいれ、すこしづつ、読み進む。

 計見一雄『戦争する脳』平凡社新書、を再読始める。これで3回目くらいか、いつも面白い。

 この3冊は「新・本と映像の森」で取り上げるつもり。

    ☆

 則子さんは、仕事で「いちご狩り」。いつもは、西区か北区のいちご園へ行くのだが、
今年は、東区の大瀬町。あんなところ(失礼!)に、あるんですね。