雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

浜松静岡郷土史 2 郷土史の本 1 那須田稔『障子をあけてみよ 外はひろいぞ ー 豊田佐吉ものがたり 湖西市制四〇周年記念ー』湖西市、2012年12月

2021年03月31日 09時42分02秒 | 浜松静岡郷土史
浜松静岡郷土史 2 郷土史の本 1 那須田稔『障子をあけてみよ 外はひろいぞ ー 豊田佐吉ものがたり 湖西市制四〇周年記念ー』湖西市、2012年12月


 A5版、79ページ、那須田敏子/編集制作。


 いつどこで手に入れた冊子か、わかりません。たぶん湖西市で「原爆と人間展」をやったときにかなあと推測します。


 これはおとなりの湖西に生まれた豊田佐吉という貧乏な大工のものがたりです。佐吉は父も大工ですが、大工をやめて発明家になります。


 お母さんが苦労していた機織りの機械を改良して新型の織機をつくりだします。でも、やっぱり貧乏ですし家族をかえりみないで日夜発明に没頭するので、ついに奥さんは別れてしまいます。そんななかで織機をつぎつぎに作り出します。


 1867年(慶応 3年) 2月14日現湖西市山口に生まれる
 1896年(明治29年) 動力織機を発明
 1906年(明治39年) 環状織機を発明
 1924年(大正13年) 自動織機を発明
 1930年(昭和 5年) 10月30日病気で亡くなる


 まだボクにはよくわからない織機の構造がよくわかったら、また書きたいと思います。


 豊田織機からトヨタ自動車が始まり、浜松の鈴木織機からスズキ自動車が始まったように、遠州の木工業は明治の新しい産業の基礎になりました。ヤマハ(日本楽器)もそうですね。


 もうひとつは金属産業ですが、この問題はまた書きたいと思います。


 著者の那須田稔さんのことも別項目で書きます。



雨宮日記 2021年3月30日(火) 3・1ビキニデー墓前祭のビデオ完成

2021年03月30日 19時31分42秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 2021年3月30日(火) 3・1ビキニデー墓前祭のビデオ完成


 「雨宮日記 2021年3月27日(土)」に「3・1墓前祭ビデオの編集に入る」と書いたが、そのビデオが完成、ユーチューブにアップした。


 「2021年3・1ビキニデー集会 墓前祭 焼津市 弘徳院」で38分47秒。リアル撮影の編集版はこれだけで、あとはオンライン録画を編集する。


 「ピース浜松 市民の平和ブログ サイトB」は2018年4月14日開設。たった3年でだいぶつくってきた。こんごもご愛顧をよろしくお願いします。



雨宮日記 2021年3月29日(月)の2 うさぎの足の警告音をひさしぶりに聞いた

2021年03月29日 21時03分27秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 2021年3月29日(月)の2 うさぎの足の警告音をひさしぶりに聞いた


 うさぎのあずきさんのいるテレビの部屋に録画で入ったら、あずきさんが寄ってくる。ぼくが無視していると、突然「ポン!!」と足で畳を蹴って、いい音を出した。


 久々に聞くが、うさぎの警戒音らしい。仲閒かと思って近づいても反応しない変なやつということなのだろう。


 昼閒は暖かい。夕方、お風呂に入った。足も楽になった。




カーディガン西風黄砂に薄くなり




雨宮日記 2021年3月29日(月) きのう、雨宮ブログの更新を忘れた

2021年03月29日 08時29分36秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 2021年3月29日(月) きのう、雨宮ブログの更新を忘れた


 きのうは、なぜか雨宮ブログの更新をうっかりし忘れた。ごめんなさいと言ってみる。


 うさぎのあずきさんはテレビの部屋になじんだのか、かなりその部屋にいるようになった。まよかったね。人がいると寄ってくるようになった。


 きのうはひどい雨で夜、浜松でも芳川と馬込川が洪水警報。スマホの音がうるさい。そのすぐ前に千葉で地震警報があった。あの地震はどうなったんだろう。洪水もなかった?何か続報わかったら書きます。


 日曜日は静岡市で市議会選挙。投票率が40.13%、前回より1.03%減。定数48人。


 当選は自民が18人/20人、公明が6人/6人、共産党が4人/4人、立憲民主党が初めて2人/2人、諸派?が1人、無所属17人。



雨宮日記 2021年3月27日(土) 3・1墓前祭ビデオの編集に入る

2021年03月27日 21時59分28秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 2021年3月27日(土) 3・1墓前祭ビデオの編集に入る


 今年のわたしたちの3・1で唯一の3月1日の墓前祭ビデオの編集を始めた。おそらく、あと2~3回はかかると思う。30数分かなあ。


 いろいろ発見があり、おもしろい。脳の右半球と左半球の動かし方も。


 あずきさんは、やっとテレビの部屋に入る。まだ部屋の入口で座っていることも多い。



雨宮日記 2021年3月26日(金) ウサギの「あずき」さんの紹介

2021年03月26日 13時26分56秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 2021年3月26日(金) ウサギの「あずき」さんの紹介


 ウサギの「あずき」さんの紹介。新しい「4人目」の家族ですが、だんだんうちに慣れてきたようです。たぶん1才児前後。


 「あずき」は、ひらがななのか漢字の小豆なのかは不明。戸籍謄本があれば、わかるんですが。


 玄関においてあるゲージの外にずっと出ているようになりました。ぼくが顔を見せても逃げなくなりました。大きな音がするとゲージの中へパッと飛び込んでしまいます。


 まだ娘が帰ってくるといるテレビの部屋には近づきません。いずれそうなるとは思いますが。


 野菜はなんでも食べるようです。先代の豆子さんは則子さんが困ってしまうくらいチンゲンサイが好物でしたが、あずきさんは何でも食べてくれそうです。


 写真はNくんの撮ってくれたもの。ありがとうございます。








雨宮日記 2021年3月25日(木) 桜が5分咲き

2021年03月25日 19時14分26秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 2021年3月25日(木) 桜が5分咲き


 暖かいので久しぶりに馬込川の土手に散歩に行きました。三浦橋からオオバンがまだ残っているのに会えました。6羽くらい、いました。

 土手に春の小さい花がいろいろと咲いています。ツクシやダイコンの花、オドリコソウ・・・・・・あまり名前を知らない。

 太鼓橋から南の桜並木はもう5分咲きに白く、とてもきれいです。桜の根元から生えているひこばえの枝に1輪のサクラが咲いているのは、すてきです。

 今日は堤防と川のあいだのすぐ横の笹藪(ささやぶ)で、大きな声でウグイスが鳴いています。遠くでも。写真では声が聞こえないのは残念。







雨宮日記 2021年3月24日(水) 洗濯機も炊飯器も高齢化で

2021年03月24日 17時39分12秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 2021年3月24日(水) 洗濯機も炊飯器も高齢化で


 市役所から障害者手帳を交付しますので、市役所に取りに来てくださいと封筒がやっと来た。まだ等級はわからない。


 炊飯器が後期高齢者でどうもご飯が固めになったりする。洗濯機もすごい音がする。ゴーゴーすごい音がするのと、」なんだかヒーフイー鳥が鳴いてる。


 ちょうど頭上でT4ジェット練習機が音を立てるので、どっちもうるさい。




   T4ジェットに張り合って洗濯機の騒音



雨宮日記 2021年3月23日(火) 会議でした

2021年03月23日 20時28分57秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 2021年3月23日(火) 会議でした


 平和委員会の会議をうちでやってもらいました。4月の活動をどうするか展望して、いろいろ論義しました。6月まで見通しを出しました。


 1月の総がかり行動のビデオを「ピース浜松 サイトB」にアップしたのを書き忘れていました。「2021年 浜松総がかり行動 2021年1月19日(火)」、7分04秒です。今回は短くできました。



ことばと詩 52 矢川徳光「発達には・・・」 20210322

2021年03月22日 09時10分25秒 | ことばと詩


ことばと詩 52 矢川徳光「発達には・・・」 20210322


 むかし、子育てをしていたころは、盛んに子どもや教育の本を読んだ。ボクが好んだのは全面発達の本でした。とくに矢川徳光さんやマカレンコさんの本はお気に入りでした。


 矢川徳光さんは現代日本のマルクス主義教育学者で、いまでもとても素敵です。


 1900年生まれ、1982年没。


 その後、いつだったか「矢川徳光さんの長女の夫がチェリストの井上頼豊さん」ということを知ってビックリしたことがあります。




 発達には上限がなく
 教育には下限がない
( 矢川徳光、手書き「ネットワークノート」より )



雨宮日記 2021年3月21日(日) 春の木、椿が咲きました

2021年03月21日 08時16分05秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 2021年3月21日(日) 春の木、椿が咲きました

 昨日の日記が「3月19日(金) 春分の日です」となっていて、誤植でした。日記を書くときに前日の日付とタイトル、つまり前日の第1行をコピーしてそれを修正して始めるので、修正し忘れでした。

 うちの庭(「ねこのひたい」ほどの)で椿が咲きました。春の木、椿です。






 ともだちにブロッコリーの花をもらいました。菜の花より花びらが薄くて透明感があり、葉は綠が濃いと則子さんは言ってます。ボクにはわかりません。同じに見えます。




雨宮日記 2021年3月20日(土) 春分の日です

2021年03月20日 19時52分05秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 2021年3月20日(土) 春分の日です


 今日は春分の日。夕方、テレビをつけてSBSの「報道特集」を見ていたら、急に女性アナウンサーがヘルメットをつけている。


 何かなあと思ったら宮城県沖で地震だという。震度5強、M7.2。だいぶ広域で東京や静岡県東部でも震度3。こでは1階だし、全然感じなかった。


 夜はこれから雨みたい。



雨宮日記 2021年3月19日(金) もうじき桜の季節

2021年03月19日 20時30分05秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 2021年3月19日(金) もうじき桜の季節


 暖かくなって右手もらくになって、手のしびれもなくなってきました。


 全国的に桜花の開花宣言がされているところが出始めました。東京・大阪・・・・・・。うちの近くの堤防の桜はまだです。


 写真は、ともだちからもらった菜の花。台所に飾ってあります。






雨宮日記 2021年3月18日(木) いっぱい本を読む

2021年03月18日 17時42分35秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 2021年3月18日(木) いっぱい本を読む


 ボクは本を1日に1冊だけずっと読んでいるってことは絶対にない。何冊も、それも関係ない本を並行的に読むこともあるし、関連のある真逆の本を同時に読んだりする。


 今日は、斉藤幸平さんの『人新世の「資本論」』(集英社新書)と不破哲三さんを同時に読んでいる。


 2人とも『資本論』の新しい解釈を説明している。おおざっぱに言えば、2人とも正しいか、1人だけ正しいか、2人とも間違っているか、だけど。


 今は何とも言えない。科学だから当然だが、検証してみなければならない。それぞれの自分の検証が正しいか、ボクの検証が納得できたら書くつもりです。


 現状でいえるのは2人の思想が同じように興味深いということ。


 でも『赤旗』は斉藤幸平さんとベストセラーになっている『人新世の「資本論」』をまるでないかのごとく無視していると思う。たぶん不破さんの議論とは大きく異なるからだろう。


 はたして取り上げるかどうか、『赤旗』が試験されているような気がする。何の試験?もちろん歴史の師錬というきびしい試験。



本と映像の森(第3) 16 伊藤悠『シュトヘル悪霊』小学館、全14巻

2021年03月17日 13時43分36秒 | 本と映像の森
本と映像の森(第3) 16 伊藤悠『シュトヘル悪霊』小学館、全14巻


 歴史マンガの傑作です。始まりは現代日本。主人公は男子高校生須藤。前に3巻までを紹介した「本と映像の森 259」(2013年7月執筆)をコピーします。


 で、このとき書かなかったことを、そのあとで書くことにします。


「2013年07月30日 23時07分34秒 | 本と映像の森
本と映像の森 259 伊藤悠『シュトヘル』《週刊「ビッグコミックスピリッツ」連載》、小学館、2009年4月初版、210ページ、定価本体590円


 やっぱりコミックはいいですね。文字だけの小説や文学とは「情報量」が格段に多いです。もちろん、映画やアニメと同じで「情報量」がでかいのも善し悪しですけど。


 最初は、現代日本の男子高校生が「見た」、中世の戦場の夢から始まります。夜、カラオケへ集まる友達たち、遅れてくる主人公の「須藤」。


 「須藤君 学校 なんで 来ないの?」
 「なんか すげえ リアルな夢 見るの オレ
  家 燃え放題 人 死に放題で…起きらんねえの」


 そこに居た見知らぬ女子。


 「誰?」
 「先週転校してきたスズキさん。須藤くんの写メール見て急に来るって…」


 そのスズキさんをなぜか「お持ち帰り」するはめになった須藤。


 楽器製作所の自宅(両親は楽器が売れなくて蒸発中)で、最近、自分が作ってしまったおかしな形の楽器をスズキさんが見て「おねがい 楽器 さわらせて」と言う。


 その弦も張っていない楽器から音が聞こえて…


 時空を転換して、雨の降りしきるなか、彼は、なんと若い全裸の女性と化して、縄で首くくられた状態から地上に落ちて息を吹き返す。


 目の前に、女子高生のスズキさんと同じ顔の少年がおかしな服を着て立っていて、
 「また きみに会えて うれしい! おかえり シュトヘル」と言う。
 
 周りの「悪霊がよみがえったぞ!」「殺しなおせ」という兵士たちを殺して、2人は隠れ家に逃げ延びます。


 そこで女子高生スズキさんに似た少年「ユルール」が語る長い物語が始まります。
 
 物語の主人公として、まず、勃興するモンゴル族の下で働くツォグ族の族長の子で長男のハラバルとその弟、ュルールが登場します。


 ハラバルは体格もよく武力にたけ、「西夏国」を攻めるモンゴル族の将軍の下で武功をたてます。


 ところが弟の10才のュルールは武力には興味なく、文字や音楽が大好きです。2人の母は「西夏国からツォグ族の族長に嫁したけど、モンゴルに反抗した罪で母はモンゴルの大ハンに奪われ帰って来てュルールを生んだ、つまりュルールの本当の父はモンゴルの大ハンということになります。





 そして、もう1人の主人公が、西夏国の城壁都市「霊州」防衛戦で戦った、あまり強くない女兵士「スズメ」です。彼女は、戦友たちがモンゴル=ツォグに全員、残虐に殺される中、偶然、生き延びてしまい、壁に戦友たちが死体として血とともに「展示」されたところに,狼たちが来るところに遭遇してしまいます。


 彼女は,戦友たちの肉体が狼たちに食われないように、必死でたたかい、狼たちの族長との必死の戦闘で、自分を変身させます。


 「悪霊 シュトヘル」として。
 



 武力で国と仲閒を滅ぼされ敵を殺して復讐しようとする、西夏国の女、シュトヘル(悪霊)と、文章と音楽で自分たちの生きたことを伝えようとする少年、ユルール,


 どう考えても、気のあうはずもない、合意できるはずもない2人の、めぐりあい、からみあいがテーマの物語です。


 そして、「なぜ、モンゴルの大ハンは、西夏国の文字まですべて滅ぼそうとするのか?」





 13世紀初頭の中国大陸、モンゴル、金国(北宗を滅ぼした)、南宗、西夏などの国と民族と個人が織りなす、生と死の物語です!


 …たぶん、この項目、続きます。文字が好きな(ぼくと同じ「活字中毒」の)ユルールの思いを、次回,語りたいと思います。


 友人から借りた物語ですが、現代日本の高校生「須藤君」は、なかなか登場しないようです。第3巻で出てくるようですので、そこまで行ったら紹介します。」


 このとき書かなかったことのいくつか。

 まずユルールの文字とそれが意味する自分たちが生きていたことへの思い。


 シュトヘルは文字を教えた西夏族の生き残りの長ガジに言う。


 「生きて全部
  覚えておけ、ガジ。」
 「その手段を
  お前は持った。」
 「息の根が止まっても
  生きてもらうぞ、ガジ。」
 「お前らが生きていることに
  わたしとあの人の
  生きて死ぬ意味が全部ある」


 そして、シュトヘル(魂は男の子スドー)がユルールに言う。


 シュトヘル「続きを書いてもいいか。」
 ユルール「続き?」
 シュトヘル「わたしがお前の
       ことを書く。
       わたしがお前に
       出会ったことも書く。」
 ユルール「そこで、何度でも
       出会うんだね。」
 シュトヘル「そこで、俺たちは
       ずっと一緒だ。」
( 『第14巻』p19~20 )


 こういう文句を読んでしまうと泣けてくる。まるでスドーはボクみたいだ。


 14巻全部はとても紹介しきれない。別のときにやれたら他の魅力的な人たちも紹介したい。


 大ハン・テムジンや西から来た白人女性ヴェロニカ・・・・・・。




 2番目に現代とのタイムトラベル的つながり。西夏女シュトヘルが現代の高校生須藤で、現代の女子高生鈴木さんが西夏の少年ユルールなのだが、いわばトランスセクシャルな設定なのに、物語自体にはそういう雰囲気が不思議に何も無い。


 ユルールもシュトヘル(スドー)の男女性別など気にしていない。それでいいのだと思う。それを気にしすぎるのは呪縛だという感じがする。


 物語のひとまずの終わり、現代で、たぶん須藤の述懐モノローグ。


 「記された文字は
それだけでは語らない。

人がふれて
そこにー

出来事と心が
生き返る。何度でも

だから人をー


  いつも静かに
  文字は待っている」







 なお巻末の「居酒屋あの世フォーエバー」はとてもいい。傑作ギャグだと思う。


 一色登希彦/マンガ:小松左京/原作『日本沈没 15』の居酒屋「雑種天国」での出演者打ち上げ飲み会シーンのようなノリで、ボクは共感する。