雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 2019年3月31日(日) 「総がかり行動」1月のビデオ完成

2019年03月31日 20時59分13秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 2019年3月31日(日) 「総がかり行動」1月のビデオ完成

 遅れていた「浜松総がかり行動」のビデオ、やっと1月分を完成。少し長くなったのは発言内容がいいので、つい長くなったから。

 「2019年 浜松総がかり行動 2019年1月19日(土)」は13分48秒。

 あと、まだ2月、3月分が残ってるし、尾林弁護士の2月の水道講演はまだだし、3・1ビキニデー集会はまだだいぶ残っているし。

 今日で3月弥生は終わり。明日から4月卯月。新学期です。

 


新・本と映像の森 特別編 目次< 201~250 >

2019年03月31日 09時50分05秒 | 本と映像の森


新・本と映像の森 特別編 目次< 201~250 >

 №201から№259までの目次を掲載します。

 過去の目次(№1~200)は№300に達した時に総目次(№1~300)を掲載します。

 しかし、これ自分にとっては頭の中の情報(の一部)をさらけ出し虫干しにするという意味のある作業なんですけど、他人にとってどうなのかは判りません。

 

新・本と映像の森 201~250

 新・本と映像の森 201 ショパン『練習曲 作品10 第3番 ホ長調 別れの曲』1832年出版、約4分
新・本と映像の森 202 北森鴻『メビウス・レター』講談社文庫、2001年
新・本と映像の森 203 松岡正剛『日本流』ちくま学芸文庫、筑摩書房、2009年
新・本と映像の森 204 知里真志保・小田邦雄『ユーカラ鑑賞 ー アイヌ民族の叙事詩 ー』潮文社新書、1968年、269ページ
新・本と映像の森 205 北森鴻(こう)『暁英 贋説・鹿鳴館』徳間文庫、2011年
 新・本と映像の森 206 川端裕人『川の名前』<ハヤカワ文庫>、早川書房、2006年
新・本と映像の森 207 本多勝一『検証 カンボジア大虐殺』朝日文庫、1989年
新・本と映像の森 208 左巻健男(さまきたけお)『水はなんにも知らないよ』<ディスカヴァー携書>、2007年
新・本と映像の森 209 テレビ・NHK「チコちゃんに叱られる!」
新・本と映像の森 210 松谷みよ子『アカネちゃんと涙の海』講談社文庫、2012年
新・本と映像の森 211 槇村浩「間島パルチザンの歌」1932年
新・本と映像の森 212 中原英臣・佐川峻『ウイルス進化論 ー ダーウィン進化論を越えて ー』ハヤカワ文庫、早川書房、1996年
新・本と映像の森 213 浜松文芸館『浜松文芸十人の先駆者』浜松文芸館
新・本と映像の森 214 ブレヒト『ブレヒト詩集』飯塚書店、1971年
新・本と映像の森 215 宮部みゆき『泣き童子(わらし) ー 三島屋変調百物語参之続 ー』角川文庫、2016年
新・本と映像の森 216 中西功(こう)『死の壁の中から』岩波新書、1971年
新・本と映像の森 217 NHKテレビ「100分で名著 スピノザ「エチカ ①」 20181203
新・本と映像の森 218 寮美千子/作、高橋常政/絵『ほしがうたっている』思索社、1992年
新・本と映像の森 219 山本おさむ『赤狩り 1』小学館、2017年12月
新・本と映像の森 220 星野之宣『宗像教授伝奇考 第一集』潮漫画文庫、潮出版社、2004年
新・本と映像の森 221 SF文献 リスト 20181230 作成 雨宮智彦
 新・本と映像の森 222 卜部国松詩集『明日への四季』青磁社、1980年
新・本と映像の森 223 岩崎昶(あきら)『映画の理論』岩波新書、1956年
新・本と映像の森 224 藤原審爾(しんじ)『落ちこぼれ家庭 (上)』新潮文庫、1982年
 新・本と映像の森 225 有栖川有栖『朱色の研究』角川文庫、2000年
新・本と映像の森 226 檜山良昭『ヒトラーの陰謀 ドイツ国会放火事件』講談社文庫、1983年
新・本と映像の森 227 ことばと詩 8 橘曙覽「灯火のもとに夜な夜な・・・」
新・本と映像の森 228 ことばと詩 9 大隈言道『こぞのちり』より
新・本と映像の森 229 近藤夏樹「水は「商品」ではありません」(『学習の友 2019年2月』p58~61)
新・本と映像の森 230 TBSテレビドラマ「くいず QUIZ」2000年
新・本と映像の森 231 安冨歩・本條『ハラスメントは連鎖する』光文社新書、」2007年
新・本と映像の森 232 石井桃子『プーと私』河出文庫、2018年
新・本と映像の森 233 吉田遠志『まいご』福武書店、1983年
新・本と映像の森 234 静岡新聞社編『地球のシグナル』静岡新聞社、1991年
新・本と映像の森 235 ジェイムズ・P・ホーガン『星を継ぐもの』創元SF文庫、1980年初版
新・本と映像の森 236 アイザック・アシモフ『ファウンデーション対帝国』ハヤカワ文庫、1984年
新・本と映像の森 237 編集委員会/編『天文年鑑 2019』誠文堂新光社、2018年11月26日
新・本と映像の森 238 「進撃の巨人」アニメ エンディング「暁のレクイエム」
 新・本と映像の森 239 矢口高雄『トキ(朱鷺)』アクション・コミックス、双葉社、1981年
新・本と映像の森 240 小松左京「保護鳥」、『さらば幽霊 小松左京自選短編集』講談社文庫、1974年
新・本と映像の森 241 長谷川裕一『轟世剣 ダイ・ソード 1』講談社漫画文庫、2003年
新・本と映像の森 242 適菜収・森功・山田厚史『「アベ友」トンデモ列伝』宝島社、2018年12月13日
新・本と映像の森 243 小説家・科学者・思想家・マンガ家 10選
 新・本と映像の森 244 新村徹『魯迅のこころ 少年少女におくる伝記』理論社、1970年
新・本と映像の森 245 日本共産党ホームページ・特設サイト「個人の尊厳とジェンダー平等のためのJCP With You」
新・本と映像の森 246 恩田陸『光の帝国 ー 常野(とこの)物語 ー』集英社文庫、2000年~2018年第18刷
新・本と映像の森 247 及川和男『森が動く時 (上・下)』新日本出版社、1977年9月25日&10月25日
新・本と映像の森 248 照屋林賢・名嘉睦稔・村上有慶『沖縄のいまガイドブック』<岩波ジュニア新書>、1995年
新・本と映像の森 249 カレル・チャペック『山椒魚戦争』岩波文庫。1978年
新・本と映像の森 250 芳賀繁『失敗のメカニズム ー 忘れ物から巨大事故まで ー』角川ソフィア文庫、2003年

 


新・本と映像の森 250 芳賀繁『失敗のメカニズム ー 忘れ物から巨大事故まで ー』角川ソフィア文庫、2003年

2019年03月30日 17時26分45秒 | 本と映像の森

新・本と映像の森 250 芳賀繁『失敗のメカニズム ー 忘れ物から巨大事故まで ー』角川ソフィア文庫、2003年

 211ページ、定価本体629円、原書2000年1月・日本出版サービス

 ヒューマンエラー(人間が原因で起きる誤り)への関心が高まっている。その理由は4つあると著者は言う。

 ① 製造の品質管理の向上や半導体技術によって機械が故障しにくくなった。
 ② 1人の人間がコントロールするエネルギーの量が昔に比べて大きくなった
 ③ 大惨事の教訓
 ④ ヒューマンエラーへの誤解や無理解

 やはり、この本で価値があるのは現実に起きたいろいろな事故やトラブルやミスである。

 たとえばショッピングセンター屋上駐車場で28才の女性が2人の娘と車で買い物に来た。駐車場で止めようとしたオートマ車がバックで急発進、ちょうど後ろにいた子ども2人が死んでしまった(p16)。

 あるいは1994年4月26日に名古屋空港で起きた中華航空エアバスA600-600Rの着陸失敗事故。

 これは着陸体勢に入っているのに「ゴー・アラウンド(着陸やりなおし)モード」に入ってしまい、それが訂正できなくて着陸に失敗、271人中264人が死亡する大事故となった(p21~26)。

 あるいは列車事故。1962年5月3日、午後9時30分に起きた東京・三河島駅事故。あるいは医学における手術ミス。家庭内事故。

 あるいはアニメ「巨人の星」で主人公・星飛雄馬が重いローラーでグラウンドをならしているシーン。歌が「おもい こんだーら」と歌うと当時の青少年のなかには、あのローラーのことを「重いコンダーラ」と錯覚する子もいた。もちろん正解は「思いこんだーら」である(p62)。

 このように失敗の具体例がたくさん上げられていて、この本は極めて有意義だと思います。ボクにも、すごくためになりました。

 第1章 事故とヒューマンエラー
 第2章 見間違い、聞き違い、勘違い
 第3章 ドジ型とボケ型
 第4章 注意と記憶の傷害
 第5章 エラーを誘う設計と防止するデザイン
 第6章 違反と不安全行動
 第7章 人は考えずに行動する
 第8章 安全の文化

 


雨宮日記 2019年3月29日(金) 県議選・市議選が始まりました

2019年03月29日 22時22分28秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 2019年3月29日(金) 県議選・市議選が始まりました

 静岡県議選・浜松市議選が始まりました。浜松はさらに浜松市長選と「区の7から3へ大統合」問題での住民投票があり、4回かな投票します。

 テレビニュースは改元について、うるさくやっています。今回は安倍首相みずから記者会見をするのだそうです。

 マスコミの予報では、だいぶ「安・・」というのがありますね。もしそうなたら、これぞ「便乗商法」だけど。そこまで安倍さんが、いけずうずうしいとは思わないんですが。

 ボクが首相だったら「李下に冠を正せ」と官邸内で主張しますが。

 「安・・」と「平成」のかかわりについては、4月1日の午後に決まってから書きます。

 


新・本と映像の森 249 カレル・チャペック著、栗栖継訳『山椒魚戦争』岩波文庫。1978年

2019年03月29日 15時11分11秒 | 本と映像の森


新・本と映像の森 249 カレル・チャペック著、栗栖継訳『山椒魚戦争』岩波文庫。1978年

 2018年第16刷、訳者初訳1970年早川書房、488ページ、定価本体1140円。

 原著1936年。著者は1938年に亡くなったチェコの文学者でSF『R・U・R』で世界最初に「ロボット」の言葉を人造人間に使った人。

 物語は「スマトラからすこし西に当たる赤道のちょうどまうえのところ」に「タナ・マサという小島」がある。

 そのタナ・マサの「魔の入江」に「海の魔物」がいると現地人は恐れて近づかない。しかし真珠に目がくらんだオランダ人船長がそこに潜入すると・・・・・・。

 そこに棲んでいたのは、2本足のおとなしい山椒魚に似た両生類で知能があり、労働もできる。

 人間たちは山椒魚を全世界に移植して労働させ始める。山椒魚たちは人類の文明を学んで、おどろくべき早さで文明への階段をかけのぼっていく・・・・・・。

 そして・・・戦争が・・・。

 チャペックさんは言う。

 「私がこの作品で描いたのは、ユートピアではなく、現代なのです。それは未来の事態についての憶測ではなく、現代の世界、いまわれわれが生きている世界を、鏡に映し出したものなのです。」(p11「作者の言葉」)

 そういう話は、手塚治虫さんが『鳥人体系』で書いているし、似たような生物では、マンガ家ゆうきまさみさんが『機動警察パトレイバー』の第何巻かで東京湾を舞台に黒いトカゲを描いている。

 まだまだ、いろいろあると思う。

 


新・本と映像の森 248 照屋林賢・名嘉睦稔・村上有慶『沖縄のいまガイドブック』<岩波ジュニア新書>、1995年

2019年03月28日 15時08分56秒 | 本と映像の森

新・本と映像の森 248 照屋林賢・名嘉睦稔・村上有慶『沖縄のいまガイドブック』<岩波ジュニア新書>、1995年

 岩波書店、212ページ、定価720円

 ボクは昔から沖縄大好き人間で、新婚旅行も沖縄へ行き、新婚旅行だというのに軍事基地や南部戦跡や古代の城(グスク)を見て回ったぐらいでした。

 那覇では沖縄の郷土出版物をいっぱい自分のおみやげに買った。

 たぶん新妻の則子さんは、あきれていたと思うが、それから40年間、大きな苦情は出なかったので、なんとかやってきた。

 この本は20年ぐらい前に買った本。辺野古の問題が出始めたころ。もっぱら音楽や料理や自然を語っているおもしろい本。

 エイサーのリズムや伝統とか沖縄のそれぞれの局地文かとか。

 やはり、いちばん面白いのはウチナーグチ(沖縄方言)。

 以下の言葉がわかりますか?

パナ     p5
ワジワジ   p11
だからよ   p11
ジャカ   p12
ワッター   p16
アシティビチ p49
ティービチ  p81
シーミー   p94
ムーチー   p94
アギ     p116
イノー    p54、121
ニシ

 沖縄の文化と歴史の本は、これからも紹介していきます。

 


新・本と映像の森 247 及川和男『森が動く時 (上・下)』新日本出版社、1977年9月25日&10月25日

2019年03月27日 15時54分37秒 | 本と映像の森

 

新・本と映像の森 247 及川和男『森が動く時 (上・下)』新日本出版社、1977年9月25日&10月25日

 285ページ&306ページ、定価1300円×2

 1970年代始めの第1次革新躍進の時代を描く。作者は岩手県の民主文学者。

 1972年、銀行員の主人公、北原治郎を語り手にして、妻の康子さんが交通事故で急逝した法要から始まる。

 康子さんは新婦人の活動家で無認可保育所の園長もしていた。

 治郎は共産党の活動家で、G銀行を相手に6年以上の差別撤回申し立てをたたかっている。残された家族は長男で中学1年生になったばかりの学と妹の小学生・和子。

 親友で共産党の地区常任委員の今村、保育所の中村恒子、「赤旗」専従でK村へ開拓選挙のため移住する三沢章など、人々の群像はとても生き生きと岩手の大地に生きる人々を描いている。

 康子さんの実家樫村家は旧家で当主の惣助は自民党の県議として政治的には治郎とは対立している。

 康子さんの妹で染色家の尚子さんとの交流。そして愛の予感。

 ボクが初めて、この作品を読んだのは、たぶん1979年2月11日の結婚前だと思う。結婚って何なのか、すごく身になった作品だったと思う。

 そういう意味では創作上の人物だが、樫村尚子さんに深く感謝する。尚子さん、ありがとう。

 タイトルの「森が動く時」は尚子さんの弟で大学の先生の邦助さんの生態学で「森が生きているように動いている」という意味の話とシェイクスピア『マクベス』第4幕第1場からとっている。

 上巻の途中で尚子さんは言う。

 「あたしは、その停まったままのものを、身をもってもう一度動かしていきたいのです。そうせずにはいられない気持ちなんです」(上巻、p67)

 新しい出発のとき、尚子さんは言う。

「「ああ、やっぱり動いている」
 尚子が、遠い尾根を見つめながら澄んだ声で言う。」(下巻、p306)

  ☆

 こういうのを読んでいると昔と違って、とくに脳卒中以来、なぜかすぐ感情が上がってきて、ノドが痙攣したようにまるで泣いてるようにもなってしまう。

 若い頃は、自分は冷血で感情はないと思っていたから、こういう自分がいることに驚かされる。則子さんも、このまえ「どうしたの?」とビックリしていた。

 こういう過去の作品も大事な、読むべき文学として、一つひとつ紹介していこうと思います。

 新聞って「今月出た本」しか紹介しませんからね。

 


雨宮日記 2019年3月26日(火) 春の「4K」が盛りです

2019年03月26日 15時49分35秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 2019年3月26日(火) 春の「4K」が盛りです


 「3K」はウィキペデアによれば「きつい (Kitsui) 」「汚い (Kitanai) 」「危険 (Kiken) 」の職場だそうです。

 「春の4K」とは、日本気象協会/編『季節とくらす365日』(アリス館、2009年)p34「3月24日 春の“4K”」によれば、「乾燥・強風・気温差・花粉」だそうです。

 テレビでは、さらに「黄砂」を加えて「春の5K」と言ってました。

 この数週間、ボクは鼻がグシュグシュしています。鼻水が垂れてきて・・・・・・

 


雨宮日記 2019年3月25日(月) 3・1のビデオ、№2と3を創る

2019年03月25日 21時18分52秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 2019年3月25日(月) 3・1のビデオ、№2と3を創る

 3・1ビキニデー集会のビデオ、№2と3を完成。集会の個別発言・企画の2番目と3番目。

 「2019年3・1ビキニデー集会 主催者あいさつ 大和忠雄(3・1ビキニデー静岡県実行委員会代表委員・静岡県原水爆被害者の会会長)」(8分29秒)と「2019年3・1ビキニデー集会 主催者報告 野口邦和(原水爆禁止世界大会運営委員会共同代表)」(11分37秒)」です。

 まだこれから「3・1ビキニデー集会」と2月28日の「日本原水協集会」での単品の発言や企画のビデオをアップしていきます。

 たぶん5月末の平和行進浜松入りまで、かかると思います。

 


新・本と映像の森 246 恩田陸『光の帝国 ー 常野(とこの)物語 ー』集英社文庫

2019年03月24日 21時41分34秒 | 本と映像の森


新・本と映像の森 246 恩田陸『光の帝国 ー 常野(とこの)物語 ー』集英社文庫

 2000年~2018年第18刷、283ページ、定価本体495円、原書1997年集英社。

 都会のなかで目立つこと無く、ひっそりとくらす人々。彼らは東北のある場所「常野(とこの)」から来た。 

 彼らは自然のなかに生き、不思議な能力をもっている。

 たとえば日本古典たクラシックの楽譜をすべて『しまえる』男の子。人間界の異質な悪い存在を『裏返せる』母娘。人間の将来を見通す力をもつ娘。

 都会で人間に生える「草」を取る男は言う。

 「毎日を大事に暮らすことさね。しっかり目を開けて、耳も掃除して、目の前の隅っこで起きていることを見逃さないことだね。そううすれば、あんたの背中には草は生えない。草の生えない人間が、世界に生えた草を取ってくれる」(p188)

   大きな引き出し
   二つの茶碗
   達磨山への道
   オセロ・ゲーム
   手紙
   光の帝国
   歴史の時間
   草取り
   黒い塔
   国道を降りて・・・

 いちばん気に入ってるのが、連作短編集のおわり「国道を降りて・・・」。「常野」一族が集まる集いに招かれた若いカップル。チェリストの律とフルーティストの美咲。

 どっかで美咲に会った感じがすると思ったら、なんだ、栄伝亜矢じゃないか。音楽にたいする姿勢、人間にたいする姿勢がそっくりだ。ここを読んで『蜜蜂と遠雷』にまったく違和感なく接続できる。

 イメージとしては宮沢賢治さんの「ポラーノの広場」、もちろん空想上の方。

 「常野物語」は集英社文庫で、まだ2冊ある。『蒲公英草紙』『エンド・ゲーム』。川添律さんと田村美咲さんに、また会えるかな?

 

 


新・本と映像の森 245 日本共産党ホームページ・特設サイト「個人の尊厳とジェンダー平等のためのJCP With You」

2019年03月23日 21時44分11秒 | 本と映像の森

 

新・本と映像の森 245 日本共産党ホームページ・特設サイト「個人の尊厳とジェンダー平等のためのJCP With You」

 3月21日に日本共産党ホームページ・特設サイト「個人の尊厳とジェンダー平等のためのJCP With You」を立ち上げたと『しんぶん赤旗 3月23日(土)』(3)面の記事にありました。

 「日本共産党ホームページ」にアクセスすると、この記事を見ることができます。

 ほぼ内容は賛成なのですが、この記事にかぎって言えば、記事全体が次の2点で不充分と思います。たぶん共産党に、こういう視点はあるんだろうけど。

 ① 女性に対する差別・暴力だけでは視野が狭いと思う。「男性に対する差別」「男性に対する暴力」も視野に入れないと女性に対する差別・暴力は解決しないと思う。

 ② この差別・暴力はどんなふうに誰によって作られたか、触れなくては充分とはいえないと思う。

 以下、引用。

 「日本共産党 個人の尊厳とジェンダー平等のための JCP With You

 トーク ニュース

男女の平等、同権を、あらゆる分野で実現する。
女性の社会的、法的地位を高める。
日本共産党は、党をつくって97年、この立場で一貫して努力してきました。
しかし、21世紀に入って20年近くがたつ今日でも、
日本にはまだまだ根強い女性差別があります。

「女性だから」「男性だから」と生き方を押しつけられることなく、
どの人も「個人の尊厳」が尊重される社会をつくりたい。
ジェンダー平等を実現したい。
差別や暴力、ハラスメントに抗議の声をあげた人たちを決して孤立させず、
ともにたたかいたい。

私たちも、これまでの枠を超えて新しいチャレンジに踏み出します。
その決意を込めて、このサイトを立ち上げました。
どうか同じ思いを持つ多くの人たちと、つながれますように。

2019年3月21日
個人の尊厳とジェンダー平等のための JCP With You」

 


雨宮日記 2019年3月22日(金) 図書館へ行きました

2019年03月22日 23時48分43秒 | 雨宮日誌


雨宮日記 2019年3月22日(金) 図書館へ行きました

 去年の何月から行ってのないかな。則子さんと久方ぶりの中央図書館に行きました。それも数年振りの2階の郷土資料室。

 まず所蔵の本を捜して10冊くらいを見る。

 お昼を食べてから昔の新聞を見せてもらう。マイクロフィルムで1957年(昭和32年)の「遠州新聞」という日刊新聞を見る。なんと1日4ページ。薄くてビックリする。

 1月から2月までずっと見て、みつけた浜松基地関係の記事をコピーしてもらう。1枚20円で8枚。

 最後、1階へ降りて借りる本をさがす。10冊ほど選んで、午後3時半ごろ帰る。午後9時半からだから6時間いたことになる。

 元気なら毎日、お弁当を持って通ってもいいな。そういうわけには、いかないけど。

 見つけた「証拠」は何らかの形で使います。

 図書館通いは、続けないとね、と思ってます。

  ☆

 いま、寝ようとしてふとブログを見たら、改訂していないのに気がついた。原稿だけ書いて、アップするのを忘れていた。

 いま23時50分。シンデレラ・タイムになる前に、アップして寝ます。おやすみなさい。

 


切手は世界 4 たんぽぽ  普通切手「たんぽぽ 62円」 20190321

2019年03月21日 11時31分54秒 | 切手は世界


切手は世界 4 たんぽぽ  普通切手「たんぽぽ 62円」 20190321

 普通切手「たんぽぽ 62円」

 「伝統色シリーズ 第2集」だそうです。今年2019年の(平成31年)3月6日(水)発行。

 「62円郵便切手」10種類発行のうちの1種類です。

 こういう抽象的な絵もボクは好きですね。

ほかに蒲公英(たんぽぽ)色、水(みず)色、藤紫(ふじむらさき)色、墨(すみ)色、躑躅(つつじ)色、黄水仙(きずいせん)色、萌黄(もえぎ)色、桃(もも)色、海松(みる)色が、あります。

日本は色意識が繊細で豊かですね。

 「82円郵便切手」(シール式、10種類)と同時発行です。

 


新・本と映像の森 244 新村徹『魯迅のこころ 少年少女におくる伝記』理論社、1970年

2019年03月20日 16時11分44秒 | 本と映像の森


 


 新・本と映像の森 244 新村徹『魯迅のこころ 少年少女におくる伝記』理論社、1970年

 204ページ、定価600円

 なんせ49年前の本です。なぜなら今年になってやっと「初めて」この本を読んだから。

 ジュニア向けの本だというけど、充分大人向けです。

 魯迅は、かなり現代人に近い人と思います。

 1881年紹興に生まれ、若い頃日本へ留学。

 小説では「阿Q正伝」「狂人日記」が著名。ボクは評論がいっぱい好きなのがあります。

 国民党と共産党が武力対決し、近代化の苦悶に苦しむ中国で文学者たちの中心になって活躍しました。

 魯迅の若い仲閒たちは、たくさんの人が国民党の弾圧で血を流しました。

 20年代・30年代の中国南部や上海を生き抜いて、上海で書店を経営した内山完造とも深い交流をもちました。

 中国における版画の開拓者であることや、文学界内部の論争と統一戦線との関係、中国共産党との関係など興味深い。

 岩波文庫の「魯迅評論集」を読み返そうと思う。

 < 目次 >

Ⅰ 少年の魂の傷痕(きずあと)
Ⅱ 文学への歩み
Ⅲ 沈黙の時代
Ⅳ 新時代への《吶喊》
Ⅴ 《彷徨》のはてに
Ⅵ 筆を剣として
Ⅶ 不屈の戦士

 

 204ページ、定価600円

 なんせ49年前の本です。なぜなら今年になってやっと「初めて」この本を読んだから。

 ジュニア向けの本だというけど、充分大人向けです。

 魯迅は、かなり現代人に近い人と思います。

 1881年紹興に生まれ、若い頃日本へ留学。

 小説では「阿Q正伝」「狂人日記」が著名。ボクは評論がいっぱい好きなのがあります。

 国民党と共産党が武力対決し、近代化の苦悶に苦しむ中国で文学者たちの中心になって活躍しました。

 魯迅の若い仲閒たちは、たくさんの人が国民党の弾圧で血を流しました。

 20年代・30年代の中国南部や上海を生き抜いて、上海で書店を経営した内山完造とも深い交流をもちました。

 中国における版画の開拓者であることや、文学界内部の論争と統一戦線との関係、中国共産党との関係など興味深い。

 岩波文庫の「魯迅評論集」を読み返そうと思う。

 < 目次 >

Ⅰ 少年の魂の傷痕(きずあと)
Ⅱ 文学への歩み
Ⅲ 沈黙の時代
Ⅳ 新時代への《吶喊》
Ⅴ 《彷徨》のはてに
Ⅵ 筆を剣として
Ⅶ 不屈の戦士

 


新・本と映像の森 243 小説家・科学者・思想家 10選 Ver1.1

2019年03月19日 21時37分47秒 | 本と映像の森

新・本と映像の森 243 小説家・科学者・思想家 10選 Ver1.1

 「小説家・科学者・思想家・マンガ家」のそれぞれ「10選」を簡単に選んでみました。

 まったく客観性はなく、自分勝手な主観的選択です。

 普遍性は望まないように・・・・・・。


< 小説家 10選 >

 江戸川乱歩
 小松左京
 平井和正
 宮沢賢治
 宮本百合子
 森博嗣
 アイザック・アシモフ
 ルイ・アラゴン
 アーシュラ・K・ル=グウイン
 ウイリアム・シェークスピア


< 科学者 10選 >

 安良城盛昭
 井尻正二
 今西錦二
 久留間鮫
 武谷三男
 高木任三郎
 羽仁五郎
 福岡伸一
 古田武彦
 森浩一


< 思想家 10選 >

 内田樹
 加藤周一
 高田求
 谷川健一
 不破哲三
 丸山真男
 三浦つとむ
 栁田国男
 カール・マルクス
 フリードリヒ・エンゲルス