自称「一般的な会社員」

どこにでもいる、一般的な会社員の日常

7月30日

2013-07-30 | Weblog
出雲大社最終日。

色んな女の子から告白されるという素晴らしい夢を見ていたのですが、途中で目が覚めてしまいました。目が覚めた私が最初に感じたのは、痺れるような痛み。右肩から首にかけて、猛烈に痛い。そして吐き気。あかん、風邪をひいたか二日酔いか…。いったんトイレに行って、お茶で水分補給。起きてると痛みはそうでもないな。でも横になると猛烈に痛い。これは風邪なのか、二日酔いなのか…。色んな体制を試したら、左向きで頭を抱えるように腕を伸ばせば痛みが和らぐことが判明。それでも痛くて寝たり起きたりを繰り返す。ふと隣を見ると、ヤージーがスマホをいじってました。もうそんな時間か…。

ア「スゲー二日酔いなんだけど…」
ヤ「あれだけで!?」
ア「あれだけってさぁ、キミはアルコール3%を700mlで21mlだろ、オレは5%を500mlで25mlだ。オレのほうが多いぜ」
ヤ「誤差の範囲だろ…」

寝起きよりは多少治まったものの、吐き気と痛みがまだ残っている。お風呂に入って血行促進すれば回復するんじゃないかと、朝風呂へ。入れ替え無しで昨日と同じお風呂でした。長く入っても疲れるだけなので、さっと体温だけ上げで上がりました。今調べてみたら、朝風呂は二日酔いに良いらしいけど、気を付けないと倒れるっぽいね。ちゃんと水分とってたから良かったわ。

朝風呂のおかげか、だいぶ痛みもひいてきたので朝食へ。朝食はバイキング形式でしたよ。さすが、全体的にクオリティが高い。シジミのみそ汁がめっちゃうめぇ…。二日酔いにも良さげだし、おかわりしちゃったよ。強いて言えば、味付き海苔が欲しかったな…。

ア「そう言えばさ、昨日の仲居さん、二重あごじゃなかったぞ」
ヤ「え?そう?」
ア「それよりも、あんまり食べてないじゃないか。昨日の食欲はどうした」
ヤ「うん、なんでだろうね。結構これで満足」

それでも私の1.5倍くらい食べてるけどね。食事を終えて荷物をまとめて、名残惜しいけどチェックアウト。フロントに行くと『お車を準備しますので、しばらくお待ちください』とロビーで待機。そんな気を使ってもらうような輩じゃないんですけど…。

車が来たと言うことで正面入り口に行きますと、仲居さんが3人くらいお見送りをしていました。ホントすごいなー。荷物を積み込んで、さあ出発という段階で気づいたら、仲居さんが旅館内に戻ってた。うん、忙しいよね…。去り際に1人会釈してくれたし、1人は残ってお見送りしてくれたよ。後ろ髪をひかれつつ、颯爽と出発。ありがとう佳翠苑 皆美、さすが1人一泊19,400円もするだけある。素晴らしい宿でした。

出発して1分で停車ですけどね。ナビに行き先登録しないと。流石に、出入りの激しい正面でポチポチ設定はできないっす。本日の目的地は松江城。有名なお城ですからね。ヤージーがナビをいじっている間に勝手に私のiPhoneがナビと接続されたため、とりあえずiPhoneでBGMを流す。ultra soulを流したら『おすぎさんも持ってるなら先に言ってよ』と言われましたが、一昨日キミは何も言わなかったじゃないか…。

松江城までは30分かからず。お城のすぐそばの市営駐車場に車を停めて、さっそく観光開始。うん、体がダル重。座ってるのが良いのか涼しいのが良いのかわかりませんが、車の中では何ともなかったんだけどなぁ。今は動くのも億劫で、イヤな汗が止まらない。かといって体調悪いと言ってしまったらヤジが気を遣うし。とりあえず、何事もないように振る舞おう。

とりあえず中をウロウロ。うん、立派なお城だね。いくつかお城を見てきたけど、比較的いかつい印象。入館チケットの券売機付近から見るといい感じ。なんか親子連れが騒いでるけど、気にせず天守閣の中へ。中の展示物は、他のお城と大差ないね。江戸時代の博物館状態。一階の備蓄庫が比較的珍しかったな。

最上階は展望台状態。これも他のお城と一緒。だけど、ここは金網で塞がれてないよ。これは景色が見やすい!宍道湖も見えるし、街が一望できる。そして風が抜けて気持ちがいい…。今日は蒸し暑くて、最上階に来るまでにすでに汗かいているんだよ。

松江城ではテレビ撮影をしておりました。SBSだかBSSだか。チラホラ視界には入っていましたが、最上階で遂に遭遇。アナウンサーらしき女の子とカメラマンがガイドさんの話を聞いていたと思ったら、下りてしまいました。でもすぐに登ってきて、息を切らしながら『ようやく最上階に着きました…あー、見てください、宍道湖が良く見えます!』ってアンタ、息切らすほど登ってないし、さっきそこから景色見てたやないかい!テレビなんて嘘ばっかりだ…。あとは城内を少し見学して出発。結構端折ったけど、それでも1時間かかったねぇ。やっぱり観光は余裕をもってやるべきだ。

さ、次は今回の旅の目的地、出雲大社です。ようやくかよ!宍道湖の北側をひたすら西進。左手に宍道湖を眺めつつ、右手には田園風景。なんだろう、まさに田舎の夏って感じ。そんな中でヤージーセレクションのBGMが流れる。夏色を聞いて下り坂でブレーキ踏んだり、少年時代を聞いてノスタルジックな気分になったり、太陽おどり~新八王子音頭~を聞いて笑ったり。もちろんultra soulも流れたよ。ヤージーの趣味がわからん。

1時間ちょっと走ればもう出雲大社に到着。大駐車場に車を停めて、まずは腹ごしらえ。出雲そばを食べましょう。ヤージーセレクションの老舗へ。しかし遠い。蒸し暑さに二日酔いで、もうヘロヘロ。10分歩いてようやくたどり着いたお店は、混んではいるけど待つほどではない。早速注文だけど、食欲がそんなにないので軽めに。お蕎麦は美味しかったけど、麺つゆがちょっと薄くて麺も固めだった。正直、感動するレベルじゃなかった。ここにきてヤージーセレクションが外れたなぁ。

このお店、あとで調べたら物凄く混むんだってね。ラッキーでした。お蕎麦は定番メニューは美味しいけど、他はちょっとって書いてあった。なるほど、オレ定番外したわ。定番を食べたヤージーは『長野で食べた蕎麦の方が好み』って言ってたけど。あと、スゲー遠回りしてた。おのれヤジ…。

ちょっと残念なお昼を終えて、遂に出雲大社に参拝です。入り口の鳥居を激写しまくってたら、ヤージーが女の子二人組にシャッターを頼まれてた。でも写真撮って終了。

ア「おいぃぃ!そこはもっと声かけとけよ!これから見るんですか?僕らもなんですとかあるだろ!」
ヤ「えー?」
ア「まぁ、キミが声かけたところで、オレは全然タイプじゃなかったから一人で回るけど」
ヤ「だろー?」

大変失礼な連中です。それにしても暑い。今日雨の予報じゃなかったのかよ…。体調不良はだいぶ回復したのに汗だくだよ。中をウロウロしていると、絵馬が奉納されていました。どんな内容が書かれているのか気になるので、覗いてみました。

●誠実で優しい人と出会えますように
これ、本当に多かった。世の女性に言いたい、誠実で優しい人は腐るほどいるぞと。ただ、貴女方が学歴やら顔やらでフィルターかけてるだけだろうと。

●誠実で優しくてお金持ちでイケメンと結婚出来ますように
うむ、潔し。ここまでハッキリ言うなら許す。無理だと思うけど。

●○○さん(某アイドル)に私の想いが届きますように
これ、2つあった。2つ目はもっと深刻だった。おっさん、目を覚ませ。

基本的にはみんな『ステキな人と出会って結婚出来ますように』って感じ。一部、お礼や子宝のお願いもあったなぁ。驚いたのは、半分くらい住所氏名年齢を書いているんだよ。これ、犯罪に悪用されないのか…。若い女の子がここに住んでるって公言してるんだもの。まぁ、一部若くない子もありましたけど。住所書かなくても、神様なら場所くらいわかるんじゃないかな。サンタさんでもわかるんだし。

手を清めたら、遂に参拝!出雲大社は二礼四拍手一礼なんだって。お賽銭を奮発して、最後まで無事に旅が進むことと、健康と、良縁をお願いしました。あ、仕事頼んでねーや、だから最近ミスが多いのか。

ヤ「おすぎさん、見ろよ…万札が入ってるぜ」
ア「切羽詰まってるな…オレも奮発しちゃったけど」
ヤ「いくら?」
ア「100円と、ご縁があるように5円で合計105円だ!」
ヤ「少な…」
ア「なにおぅ!普段は10円なんだぞ!」

ここでは105円でしたが、出雲大社全体では315円でしたよ。意外と参拝するところがあって…。

気づけば急に雲行きが怪しくなってきまして、冷たい風が吹いてきました。こりゃ雨が来るなってことで、足早に参拝終了。縁結びのお守りを買って、一応参道を見学して撤収。予定より1時間も早く終わっちゃったんだぜ…。撤収する頃には雲が晴れてきたんだぜ…。

この旅も、遂に最後の観光地へ突入。出雲大社のさらに奥の日御碕へ。ここね、すごいよ。海岸線が崖なんだけど、柵なんて無いからね。そのままダイブ出来るよ。とりあえずヤージーと2時間サスペンスごっこをして遊びました。海が荒れて、雰囲気バッチリでした。

せっかく来たので、灯台も見物しましょう。中に入って螺旋階段を登ろうと思って上を見上げたら、そこにパンツがありました。黒に近い紺でしたが、セクシーなものではありませんでした。私は紳士ですから、一歩下がって何も見てない風を装いましたよ。

ヤ「……見た?」
ア「見た。黒だが、セクシーなヤツじゃなかった」
ヤ「でもあんまりタイプじゃなかったな」
ア「若いってだけで十分、眼福です」

この階段、160段くらいありまして。延々と左回りで登り続ける。とにかくあっちぃ。昨日に引き続いて、今日も汗だくかよ…もう替えのジーパンないよ。ヒーヒー言いながら登り切り、外に出たらもう快適っつーか風強い!めっちゃ煽られる…けど本当に気持ちいい。写真を撮りながら10分くらいボーっとしてました。景色がよくて、The 水平線!って感じ。若い子が灯台に入ったらすれ違うように降りようと狙っていましたが、若い子が来る気配もないので諦めて普通に降りました。

そこからずーっと歩いて日御碕神社を参拝して、『これで終わりかぁ…』と話しながら駐車場に戻ってきました。神社が結構距離があって疲れたわ。かなり時間を潰したとはいえ、それでも時間に余裕があるのでのんびり運転で帰りましょう。出雲市街に向けてドライブ。レンタカーを返す前に給油しないとね。『レギュラー満タン、現金でオートストップで』返す車に腹いっぱい給油する必要性などない!結局、この3日間で給油はこれだけ。結構走ったつもりだったけどなぁ。

レンタカー屋に到着。駅からちょっと離れているので、駅まで無料送迎してくれるんだよ。『このままこの車でお送りしますので、少々お待ちください』と言われたので車内待機。が、他のお客さんも来てしまったのでワゴンに乗り移らされました。何が楽しくてカップルと同乗せなあかんねん!と思わないことも無かったけど、出雲大社の神様が良縁を授けてくれるに違いないので我慢したよ。オレ、大人。

出雲市駅まで送ってもらって、あとは帰るだけ。帰る前に一っ風呂浴びますか!と駅前の日帰り温泉らんぷの湯へ。600円だよ、安いね。大きい荷物も預かってもらえるので、大変便利。ヤージーは汗でタオルが全滅したらしく、新しく買ってた。うん、思い出だよね。『誕生日の方無料!』って書いてあって喜んだけど、誕生日当日限りでした。オレ、明日が誕生日だよ。

お風呂は大浴場が1つと、屋外に1人用の檜風呂が3つ。結構こじんまり。浴室内のこの匂い、なんだろう。嗅いだ事あるんだけど…炭かな、いいにおいだなぁ。らんぷの湯というだけあって、照明はランプです。古き良き白熱電球なのか、それを模しているのかはわからないけど、いい雰囲気。時間はたっぷりあるので、ヤージーと屋外檜風呂でのんびり語り合いました。『あのマンションから丸見えじゃね』『あの建物、雰囲気怪しい』とかそんな感じ。いまさら真面目に何を語ると言うのか。

お風呂から出ると、東京は大雨だそうですね。東海道線が止まったり、東横線で線路の上を歩いていたり、大変ですねー。電車止まってると困るねー。湯上り休憩を終えて、次はお土産購入だ!ほとんどお土産買ってないから、ここで買っておかないと。幸い、駅に併設されたお土産売り場がありましたので、そこで買うよ。

うーん、やっぱり宍道湖のシジミは外せないよなぁ…あと、島根と言ったらやっぱり吉田くんだし…。悩んでいる私にヤージーが持ってきたのは【島根か鳥取かわからないけどそこら辺に行きました】パイ。即買いだよね。これは一発ギャグだから、もう一つ【日本で47番目に有名な島根県】と書かれた吉田くんクッキーも買おう。なんという自虐。『いいえ、砂漠はありません』と書かれた吉田くんストラップも捨てがたいけど、書かれているのが台紙なんだよなぁ。ストラップに書かれていたら即買いなのに。

結局、吉田くんばっかり買って終了。他に島根らしいお土産って、シジミかどじょうすくいまんじゅうだけなんだもの。勾玉とか貰っても困るっしょ。

あとは帰りの電車を待つだけ。そう、帰りは電車だよ。夕飯は駅弁を食べようと思っていたのに、『車内販売はありません』という無情な案内。仕方が無いので、駅前のポプラでお弁当を買おう。ポプラのお弁当は、ご飯をお店で炊いてるから美味しいらしいんだよ!

荷物があまりにも多いので、順番で買いに行きましょう。先にヤージーが行きました。10分後、残念な顔をして帰ってきました。『お弁当、全然無かった…。ご飯別のヤツは全滅だったよ…』えー、マジっすかー。電車が来るまであと10分も無いので、急いで私も買いに行きます。うん、確かに全然無い。つーかカレーしかねーじゃん。どうすっぺかなぁと悩んでいたら、お姉ちゃんが補充を始めました。ラッキー!大盛り弁当にしよっと。車内用のお酒とつまみを買って、急いで駅に戻りましょう。

これから乗る電車は、サンライズ出雲。行きに乗れなくて涙した電車でございます。わーい、寝台列車だー。ちょっと買い物で手間取ったので、乗り込むまで時間が無い。急いでホームへ行って、とりあえず写真を撮って早速部屋へ。お部屋はシングルツインというお部屋。2段ベッドみたいなお部屋だよ。しかし、列車内はガラガラ。流石に平日は使う人が少ないのかな。

問題は荷物をどう置くか。思った以上に狭い。2階席のヤージーは枕元に小物起きがあるのでそこにある程度置いて、バッグは足元に置いたみたい。私は枕元にお土産の袋と、階段の隙間にバッグを置かせてもらいました。ヤージーが降りるとき不便だけど、私のベッドを使えばあんまり困らんじゃろ。

とりあえずお腹が空いたのでご飯を食べよう。そう言えば体調が気にならなくなってるなぁ。お弁当が補充されたことをヤージーに伝え、彼をガッカリさせてあげました。そのお返しかはわかりませんが、部屋中に漂うカレー臭。加齢臭じゃないよ。お弁当は普通に美味しかった。

食べ終わったので列車内を散策。自販機とロビー見たいなスペースを発見。ここで弁当食べれば良かったな。進行方向左側の部屋なら宍道湖や日本海が見えたのでしょうが、我々の右側から見えるのは山だけ。唯一、玉造温泉が見えたのは良かったよ。あそこに泊まったんだなぁ。

やることも無いので、酒盛りを開始。二日酔いの再発が怖かったので、缶チューハイに逃げました。ほろ酔いの冷やし杏、美味しかったよ。酒盛りするのはいいんだけどさぁ、ヤージーが降りてこない。2段ベッドで別々で飲むってどうなのよ。下のベッドで飲めばいいのに。

気づけば外は真っ暗。車窓は真っ暗すぎて、自分の顔が反射しているだけ。室内灯を消せばうっすら山が見えるけど、暗くて眠くなるわ。反対側はいい景色なんだろうなぁと部屋のドアを開けたら、反対側の部屋でも酒盛りしてた。ドア全開で。気まずくなってそのまま閉めました。いつの間に乗車したんだろう、つーかドアくらい閉めとけや、つーかやっぱりああやって下のベッドで飲むべきだよな。色々思うことはありました。

途中でトイレに行ったときに気づいたけど、結構乗ってきてるね。みんな出雲市駅じゃなくて、松江とかで乗ってくるんだね。相変わらず部屋でダラダラと駄弁り続ける我々。お互い頭の向きを反対に寝転がって、窓の反射を使って顔を見てる感じ。やる気ゼロキログラム。

話の内容は、この旅の振り返り。東京国際空港でのまさかの遭遇から始まって、結構細かいところまで振り返ったなぁ…。薬研堀海戦だけは掘り返してほしくなかったけど。振り返ると全体的にヤージーセレクションが良かったよなぁ。ありがとう、ヤージー。

景色を見るために室内は暗いし、横になっているし、お酒も入っているしで眠い。とりあえず22時半に倉敷とか岡山に着くらしいので、文明を見届けるまでは頑張る。いつ寝落ちするかわからない状況に業を煮やしたのか、『ちょっと早いけど』とヤージーが誕生日ケーキを出してくれました。残念ながらコンビニにショートケーキがなかったそうで、お土産で売ってたチーズケーキです。ありがとう、誕生日まであと2時間あるけどありがとう。大変美味しかったし、キミの気遣いが嬉しいよ。オレが遠まわしに要求したんだけどさ。

出雲市駅を出発して3時間半、車窓に街並みが。途中、青い街灯ばっかりの街とか、謎の発光体の集団とか、西豊田駅予定地よりも広大な車両基地とか、それなりに見どころもあった。そしてついに、倉敷駅に到着。他の駅でもそうだったけど、駅に着いたからといってカーテンは閉めません。外から丸見えです。色んな人がガン見してきます。浴衣っぽいのを着た男がゴロゴロしているのはそりゃ滑稽でしょうよ。まぁ、無表情でガン見し返しますけど。

倉敷駅を出発して、すぐに岡山駅に到着。ももたろうランドはどこにあるんでしょうか。ここからは山陽本線を走るので海が見えるのでしょうが、既に真っ暗で何も見えん。街並みもある程度見えるのでしょうが、もう眠い。だって、今日は二日酔いで4時半起きだもの。ヤージーには申し訳ないけど、もう寝ます。ちょっと暑くて寝苦しいけど、おやすみなさい。

12時くらいに目を覚ます。汗びっしょりで寒い。なんで寒いのに汗かいてるんだよ。なんか兵庫とか言ってる。うー、さむさむ、お休み。

1時半くらいに目を覚ます。やっぱり汗びっしょりで寒い。室内にはエアコンのしょぼい吹き出し口と、ヒーターがあるだけ。温度設定なんてないよ。とりあえずエアコンの吹き出し口を閉めて、また寝よう。なんか大阪とか言ってるけど、おやすみなさい。

4時過ぎに目を覚ます。静岡だか富士宮だかに到着してた。うっすら明るいねぇ。頻繁に目が覚めるのは、室温調整が微妙なのと、思った以上に揺れるからだよ。楽しいけど寝心地は良くない。

6時半におはようございます。もう神奈川県だよ。大磯まで来てました。ボーっと車窓を眺めながら、ヤージーと『終わったねぇ…』『終わっちゃったねぇ』という会話を繰り返す。なんだか急に焦燥感に襲われた。寝台列車が楽しみすぎて、寝るまで旅の終わりって感じがしなかったからなぁ。因みに旅の始まりを感じたのは、呉駅に向かう車の中でした。遅っ。

着替え終わると横浜に到着。駅には、これから出勤するおじさんばかり。早くね!?まだ6時台だよ!?『さすが、企業戦士だな』ガンダムみたいに言うな…。荷造りをしているうちに多摩川を渡ってついに東京へ。はぁ…あっという間だったなぁ。7時8分、定刻通り東京駅に到着。ほぼ丸3日に及ぶ旅は、これにて終了。

家へと向かうヤージーと別れて、私は山手線で2駅のNew Bridge駅へ。このまま出勤だよ!会社で朝食食べて顔洗って歯を磨いて寝癖直して髭剃って、そのまま仕事だよ!山のようなメールに辟易しながら、いい旅だったと思い返すのでございました。

いや、ホントにいい旅だったよ。一人旅とも、集団旅行とも全然違う二人旅。一人旅ほど自由じゃないけど、感動共有できる人がいる。集団旅行ほどワイワイはしないけど、普段出来ないような話をしたりする。なかなか面白いもんだった。

来年こそ、海に行こうという話をしました。どうせみんな予定がーとかお金がーと言うと思うので、また二人旅かもしれませんね。

ヤ「そういっておすぎさん、彼女作って『彼女がダメって言うから』とか言って断るんだろ!」
ア「いやいや、友情と恋愛は両立するもんでしょう!」

既に彼女が出来るつもりのこいつをなんとかしたほうがいいと思う。


7月29日

2013-07-29 | Weblog
上司に『こっちからの情報がなければ定例会に出なくていい』と言われたので放置していた案件があるのですが、気づいたらトラブってました。上司に報告したら『なんで今頃そんなことを言うんだ』と言われました。そりゃ定例会に出てないからですよ。



出雲大社二日目。

4時半に寒さで目覚める。流石に室温20℃は寒い。でも隣を見ると、ヤージーは布団掛けずに寝てるし。10分くらいもぞもぞしたけど、諦めて26℃に変更しておやすみなさい。今度は暑くて眠れない。半分寝ながらも温度を調整。なんとなくいい感じになったのでおやすみなさい。気づけばヤージーがゴソゴソと動き始め、何か言ってる。目を向けると、うつ伏せで腰を上げた状態で一言、『おすぎさん、オレもう起きるから』。眠い私は『んー?あっそう』とだけ返しておやすみなさい。

7時に目覚ましがなって起床。同時にヤージーも起床。あれ?5時前に起きたんとちゃうんかい。ずいぶん豪快な寝相と寝言ですね。寝相といびきは私も負けませんけど。酒が入っていたし、途中で一度目が覚めたから寝足りない。ボーっとしながらパンをもしゃもしゃして、身だしなみを整えてたらもう8時前。チェックアウトしましょう。

本日の目的地は安芸の宮島こと厳島。宮島が正式名称だと思っていたけど、宮島は愛称で正式には厳島なんだって。ナビには最寄り駅の宮島口駅をインプット。昨日の二の舞は御免なのでヤージーに『本当に駅でいいのか、駐車場がなかったらどうするんだ』と聞くと『大丈夫大丈夫、調べたから』と軽いお返事。うん、1つはあったのはオレも見たけどさ…まぁ信じよう。

スタートしてすぐに迷子。なんだこれはどうなってんだと思ったら、ナビが暴走してた。立体駐車場に入れるときに反転しているので、ナビが車の向きを誤認識。こういうのって、ジャイロセンサーとかで自動で直るもんじゃないのか。手動で車の向きを直して、改めて出発。

しかし広島市街はおもしろい。路面電車と走る機会なんてそうそう無いよね。女子高生のスカートは長いし、男子学生は学生帽を被ってるんだぜ。学生帽なんて昭和の映画でしか知らんわ。

途中でバイパスに乗るのを間違えたけど、無事に宮島口駅に到着。西広島バイパスは高速道路にしか見えませんが、一般道のようです。駅前の駐車場が800円や1000円ですが、ちょっと離れたら500円。300mくらい歩いてやるわ。駅前のコンビニで飲み物を補充して、いざフェリーで厳島へ。

フェリーはJR西日本と宮島松大汽船の2社があります。ここはヤージーの希望でJR西日本で。理由は、わざわざ遠回りして大鳥居に近づいてくれるので。これはヤージーナイスチョイス。昨晩のお好み焼きと言い、ちゃんと下調べしてるところはバッチリじゃないか。大鳥居を経由して、厳島に上陸。

上陸して早々、シカの歓迎に驚き。シカがいるって、奈良公園じゃないの?人を恐れないしウロチョロしてるかと思いきやふてぶてしく休んでたり。なんなのこいつら。まつ毛長いし。海岸沿いを厳島神社に向かって歩くけど、お店はまだ半分くらいしか空いてない。まだ時間が早いか。

写真をパチパチ撮りながら、厳島神社を拝観。確かにすごいけど、意外とフーンって感じ。のんびり見て回って、厳島から大鳥居を撮って、参拝して終了。1時間くらい。海がキレイだったので清盛神社まで足を伸ばして、海岸で写真を撮りながらブラブラ。厳島神社まで戻って、送迎バスで弥山ロープウェーへ。弥山の山頂から瀬戸内海が一望できるんですって。ロープウェイで山頂付近まで行けるし、とりあえず行ってみようか。

おい、どういうことだ。地図でみると500mくらいなのに、登って降りてを繰り返す結構な道のり。何が困るって、この暑さ。あっという間にハンケチーフは絞れるレベル。顔からは汗が流れ続け、腕は玉のような汗がびっしり。脱水で死ぬ。舗装はされているのでスニーカーで全然問題無いけどね。暑さでヒーヒー言いながら1時間近くかけて登頂。

さぁ、肝心の景色は!すげーガスっててほとんど見えない。この暑さで水蒸気発生かぁ…。展望台も工事中だし…。江田島方面はホントに視界最悪。本土方面はそこそこ見えるけど…って感じ。うん、スゲー残念。着替えなんて、ジーパンとシャツ2枚ずつしか持ってきてないのに、これはもう汗で着れんな…。

30分かけてロープウェーまで戻って、のんびり下山。朝は閉まってた参道を観光。恐ろしいほどのもみじまんじゅう屋の量。何十件あるんだよ。具も多種多様なら、値段も多種多様。いくつか目ぼしいお店をピックアップする中で、揚げもみじの文字が。これか、同僚に勧められた揚げもみじ!単純にもみじまんじゅうを揚げただけなんですけどね。香ばしさが増して美味しい。ヤージーが乗り気じゃなく見えたから一個だけ買ったんだけど、そのヤージーは3種類買ってた。なんだよ、だったらオレも買ったよ。

揚げもみじの賞味後、ぐるっと戻ってヤージーお勧めのもみじまんじゅう屋へ。再び海岸に出てみてビックリ。さっきまで水没していた大鳥居が干上がっているではないか。歩いて行けるぜ。せっかくなので、海へ降りて大鳥居まで行ってきました。スゲーでかい!フジツボいっぱい付いてる!表と裏で文字が違う!いやー、朝は海に佇む大鳥居と厳島神社、昼は鎮座する大鳥居と厳島神社と、一粒で二度美味しい。弥山で汗をかいた甲斐があったぜ…。

そのまま海だったところを渡って、目的のもみじまんじゅう屋へ。他のお店が多種多様なもみじまんじゅうを用意する中、そこはつぶあんとこしあんのみ。しかも、他に支店がなくて、まさにここでしか買えない。お土産に最適や!暑さをこらえながらたどり着いたお店は、つぶあんが売り切れ。まだ午前中なのに…。賞味期限が短いのも難点だが、つぶあんだけいくつか買って撤収。ヤージーはガッツリ買ったうえに、つぶあんを我慢できずに製造後の配送をお願いしてた。

再びぐるっと参道へ。目を付けていた出店で、焼き牡蠣を頂くよ!2個400円が多い中、そのお店は1個から買えるし、串焼きもある。もちろん両方食べたよ。焼きあがるまで時間がかかって、ヤージーから顰蹙買ったけど。10分くらい我慢しろい。夏は牡蠣のオフシーズンだそうですが、輸入物や品種改良で頑張っているらしいよ。私が食べたのが輸入か改良かはしりませんが、めちゃめちゃ美味しかったよ。串焼きはバター醤油とステキなマッチングだし、焼き牡蠣は牡蠣の旨みが…やべ、腹減ってきた。

大方目的は達しましたので、厳島を後にします。帰りもJR西日本です。往復チケット買ったから。流石に帰りは直行でした。フェリーってすごく高いイメージだけど、ここはどっちも片道170円。それだけ乗客が多いのか、競合他社がいるからか。どちらにせよ有り難い話です。

すでに1時間近く予定が押してるけど、飯食べてない。昼なんてとっくに過ぎて、もうおやつの時間だよ。ここでもヤージーチョイスの穴子飯屋へ。宮島の名物らしいよ、穴子飯。写真で見ると、鰻丼のうなぎの代わりに穴子って感じ。ヤージー希望の発祥らしいお店へ。うん、この時間でも結構お客がいるんだなぁ。メニューは穴子飯の小・並・特上のみ。あとはつまみに白焼きとかがあるらしいけど、我々の席には他にメニューが無かった。そういえば八昌もメニューは3つしか無かったな。『自信のあるお店はメニューも絞ってるんだな』とヤージー。戦力集中の法則ですな。

奥の席から『特上』と言う声が聞こえましたが、二人そろって並を注文。空腹に耐えた数分後、とてつもなくいい匂い。蓋を開けると、どんぶりに穴子の蒲焼がギッシリ。穴子はふんわりで、臭みが無くて味も抜群。ご飯は白いご飯じゃなくて、出汁で炊いているみたい。タレは穴子にしかかかっていないので、サッパリ味。でもご飯にも味が付いているから、物足りなさは全く無い。お好みで山椒をかけるみたいだけど、かけないほうが私は好き。ほぼ無言で二人とも食べることに集中してた。ホント、美味いものばっかり食べて幸せや…。しかし、出されたお茶が熱かったのだけが残念。お冷ください…。

食後は再びコンビニへ行って、本日の晩酌準備。昨日は350mlで足りなかったから、今日は500mlにしちゃうぞー。しかもプレモルだー。おつまみも買って、本日の宿へ向けて出発。

ここから運転は私にバトンタッチ。目的地をナビに登録してみると…4時間かかると。うそーん、予定を立てるときにGoogle先生に聞いたら、2時間半って言ってたじゃない!ただでさえ押してるのに、このままでは夕食に間に合わない!とりあえずナビを信じて向かうしかないよね。出発進行。

最初はヤージーも『オレの安全運転をナビが覚えて、余裕のある時間になってんだよ』と言っていましたが、30分走っても時間は変わらず。このままでは到着は19時半過ぎ、ご飯が終わってしまいます。ヤージーに調査を依頼すると、地図を取り出してナビとにらめっこ。『もういいからさ、GoogleマップでGoogle先生に聞いてみろよ』と言っても聞く耳持たず。『たぶんここのルートが違うんだと思うんだけど…』たぶんってなんやねん…。結局、PAに止まって再確認。私がGoogle先生に聞きつつ、ヤージーがナビと地図とにらめっこ。

ア「今ここだろ、三次東JCTから松江自動車道に入れば1時間半ってGoogle先生言ってるぞ」
ヤ「ナビに松江自動車道が入ってないんだ、途中から下道だからこんなに時間がかかるんだよ」
ヤ「OKわかった、あとは任せろ」
ア「ホントだな?ヤジナビに任せるからな?」
ヤ「大丈夫だって」

不安爆発ですけど、ナビが使えないんじゃ彼を信じるしかない。Google先生を信じれば、18時には着くぞ。とりあえず再出発。

因みに、運転が私に変わってからは、カーステレオにはヤージーのウォークマンがつながっています。流れているのはB'z。本当は大和ミュージアムに向かう道で、OCEANを流したかったらしい。なんでも【男たちの大和/YAMATO】の主題歌だったとか。調べてみたら違うじゃねーか。そして、追い越し車線に入るたびにultra soulを流すのやめたまえ。めっちゃボリュームでかいし。この日だけで5回以上聴いた気がする…。

ヤジナビに従いながら進みつつ、ふとナビを見てみると道のない場所をひたすら走っていることになってた。なるほど、やっぱり松江自動車道が入ってないんだね。諦めずに次の交差点を曲がれと言っている彼の実直さに感動さ。

延々と走っていると、流石に眠気が。ちょっと寝不足気味だし、いっぱい歩いて疲れたし、結構満腹だし、2時間以上走りっぱなしだし。そりゃ眠くもなる。さらに悪いことに、トンネルばっかり。ultra soulが流れてもテンションが上がらなくなってきた。やばい、こりゃヤージーに運転変わってもらったほうが良いかもしれん。

悩んでいるうちに松江自動車道を抜け、宍道湖SAに到着。写真をちょっとだけ撮って、体を動かして目を覚まして、予定より1時間押しのまま本日お宿である玉造温泉 佳翠苑 皆美に到着。結構でかいなーなんて言いながら入り口に着くと、すぐに係りの人が出てきました。

係A「お車を駐車場に回しておきますので、キーをお預かりします」
係B「荷物お持ちします、こちらで全部ですか」

ちゃんとした旅館が久しぶりだったのでタジタジ。フロントでチェックインしようと思ったら、休憩所みたいなところに案内されまして、お茶と甘味を出されました。何この対応。わざわざ受付の人が我々のところまで来て対応してくれるし。

チェックインが終わると、仲居さんが部屋までご案内。この仲居さん、めっちゃ若い。たぶん年下。我々の荷物を持とうとしたので、すかさず制止して自分たちで持つ。流石にレディに重いものを持たせるわけには。部屋まで案内してもらって、設備やご飯の説明を受けるんだけど、所作がキレイ。若いのにちゃんと教育されているんだなぁ…。もうね、惚れるよ。

ご飯まで時間があるのでお風呂でも行こうかと浴衣に着替えていたら、ヤージーが外に向けてカメラを向けていました。

ア「何撮ってんの?そんなに景色いい?」
ヤ「おすぎさん、見て見て!浴衣の女の子が!」

盗撮ですか。何組か女の子二人組みが歩いておられましたよ。まぁ、大半はカップルでしたが。下に目をやると、まだまだ宿泊客が到着していました。もう18時過ぎてるのに、結構遅めの人もいるんだなぁ。ってか早く風呂に行かんと!

お風呂は普通。大浴場と露天風呂があって、お湯はサラサラで無臭。ちょっと熱めかな。今日はめっちゃ汗かいたから、サッパリして気持ちいいわぁ…。風呂上りにヤージーにコーヒー牛乳おごってもらいました。ゴチ。

風呂から出たら、次はご飯。食堂というかダイニングというかに移動。座敷ではなくて、レストラン形式。ご飯は美味しかったなぁ。エビ餅とタイのお吸い物とか、洋風茶碗蒸しとか。穴子飯食べてから時間がたっていないから心配だったけど、意外といけた。ただ、車えびは食べづらかった。そして、給仕してくれる仲居さんが可愛かった。我々よりちょっと年下かなぁ。テキパキと仕事をこなす姿は中々に凛々しいね。

〆のご飯がお茶漬けだったのですが、お代わりは自由とのこと。ヤージーがトイレに行ってしまったので黙々と食べていると、仲居さんが『お代わりいたかがですか?』と聞いてくれたのでお願いしました。『大盛りにしておきましたから』と言われてドキッとしました。

流石に旅館の夕飯はボリュームがあるね。もうお腹いっぱいなので、仲居さんから2回目のお代わりを勧められたけどお断り。しかし、戻ってきたヤージーがアホみたいに食べるので、ついつい私もまたお代わりをしてしまいました。別の仲居さんにお代わりをお願いしているところを先ほどの仲居さんに目撃されたのですが、そのときの『え~っ?』ていうちょっと怒ったような表情にドキッとした。ぶっちゃけマジで惚れた。男って単純。

デザートを頂いて、お食事終了。ちょっと休んでから、再びお風呂へ。今度は屋上露天風呂。昔どこかの宿でもあったなぁ。ここの露天風呂は、残念ながら柵が高くて景色を満喫できず。空は広く見えるけど、曇ってたので星も見えず。誠に残念。ヤージーと風呂のふちに立って、マイサン全開で温泉街を見下ろしたのは内緒だ。多少高いところにあるからか結構涼しく、ずーっと半身浴が出来たよ。たぶん、コレがあかんかったんや…。

部屋に戻って、晩酌開始。買い込んだビールで乾杯。わーい、プレモルだーと喜んで煽ってみたけど、あれ、美味しくない。疲れているしこんなもんかとテレビを見ながらチビチビと飲みながらヤージーと駄弁る。

ヤ「仲居さんのシフトは、朝5時から10時、16時から21時だって」
ア「へー、朝番と夜番みたいな感じか」
ヤ「いや、両方勤務だって」
ア「大変だなー」
ヤ「その代わり、給料いいみたいよ。派遣で時給1500円くらい、正社員で25~30万だってさ」
ア「うわお、オレよりもらってんじゃん。その代わり不規則だからなー、出会いなさそう」
ヤ「おすぎさん、いけんじゃね?」
ア「どこへ?まぁ、さっきの仲居さん可愛かったなぁ」
ヤ「えー?二重あご気味だったよ?オレは部屋に案内してくれた子かなー」

みたいなゲスい会話をしているうちに、500ml飲み終わったので就寝。350mlより酔った気がするなぁ。私とヤージーの布団の間にはテーブルがあり、窓側がヤージー、入り口側が私。このスペースが二人の溝を表しているよね。

ヤ「こっちはオレの領土だから!」
ア「ふふふ、バカめ、通商航路(入り口)を押さえたものが勝つ!」

どっちもバカです。こうして二日目の夜も更けていくのでした。


7月26日

2013-07-26 | Weblog
本文おもろすぎんだろ



いやー、早いね。あっという間でしたよ、出雲大社。『行きたいね』という話が出たのが5月初頭、『マジで行こうよ』という話になったのが6月初頭、友人たちに片っぱしからお断りされたのが6月末。で、気づけば出発日になっていましたよ。

予約を終えて、半日かけてヤージーと詳細な予定を詰めて、もう準備は万端。と思いきや、いざ荷造りを始めたら何を持って行けばいいのかわからん。えーっと、服とデジカメと充電器と…服は何着だ?下着は?タオルも要るよな、あとはあとは…あ、デジカメの望遠レンズ。みたいな感じであたふた。当日の朝まで、髭剃りの存在を忘れてたし、当日の朝まで覚えていた日焼け止め系を忘れた。

思いのほか重い荷物を背負って、7時前に家を出る。電車に乗って揺られること1時間。東京国際空港に到着。あ、家の換気扇止めてくるの忘れた…。ヤージーとの集合まで30分あるから、ラウンジでのんびりしt『おすぎさん!』あれ、ヤージー君、早いね。

結局行こうとしていた南ウイングラウンジはチェックイン後でないと入れないことがわかりました。仕方が無いので、暇そうにしているヤージーと合流。とっとと手荷物を預けてのんびりしましょう。しかし手荷物カウンターが激混み。出張の時は5分くらいしか待たなかったので、甘く見てた。だいたい、手荷物という言い方が気に食わない。手に持つ荷物なら、機内に持ち込むものちゃうんかい。

ようやくバッグを預け終わったので、次は危険物のチェックですね。携帯電話3台とカギと財布を出してゲートをくぐると、アラート音。『他に金属の物はありませんか?』と聞かれたので、『あとはベルトのバックルくらいです』と答えましたよ。そうしたら『脱いでください』と。公衆の面前で羞恥プレイ、私にそういう趣味はない。

ズボンをずり上げて、ベルトを締め直して、トイレに行って気張って、搭乗ゲートに行ってみたらもう搭乗を開始していました。おかしい、旅行代理店のお姉さんは『30分前くらいに空港に…』って言ってたのに。1時間近く前に着いていたのに。そっか、夏休みか。ラウンジ行かなくて正解だったなぁ。

飛行機の搭乗率は、60~70%ってところかな。結構空席が目立つ。我々も、3列シートに2人だし。飛行機はずんずん進んで、一番新しい南の滑走路へ。ずいぶん走るけど、燃費的にはどうなんでしょう。浮島じゃなくて杭なのもどうなんでしょう。なんてことを考えているうちに離陸。加速Gは、インプレッサの方がいいね。

ヤージーが窓側、私が通路側に座っています。ヤージーが時々車窓の景色を報告してくるのですが、ヤージーが窓にしがみついているせいで、私にはキミの後頭部しか見えませんよ。意外と白髪あんのな。機内で話しているのも私たちだけっぽい。大声で話しているわけじゃないから遠慮はしないけど気にはなるね。

飛行時間は1時間程度。近いねぇ。私は三半規管が強くないので、飛行機の降下で耳が痛くなることが非常にしばしば起こります。そろそろ着陸っぽいけど今回も痛くなったら困るなぁ。ふと窓を見ると、同じ高さに山が見えます。

ア「なぁなぁ、こんな山を縫うみたいに飛ぶわけ?そこでサッカーしてるし」
ヤ「おすぎさん…もう着陸だから」

耳が痛くなって無いから全然気づかなかったよ。飛行機のブレーキはエアブレーキかタイヤブレーキかを議論しているうちに、空港に到着。たいてい荷物が最後に出てくる私ですが、10番目くらいに出てきました。早い!

地方空港は始めてですが、東京国際や新東京国際や福岡と比べると、大変コンパクト。早くもお土産をちょっとだけ見て、レンタカー会社のフロントへ。日産レンタカーのお姉さんが可愛くて気になったけど、残念ながらトヨタレンタカーです。送迎車で、最寄りの営業所へ。この送迎車に日産レンタカーのお姉さんも乗ってるんですけどね。営業所も同じ場所だったから、共同でやってるのかもね。

借りた車はカローラ アクシオ。トヨタの小型車はヴィッツのイメージだったので、ちょっとビックリ。ヤージーが運転席に乗り込み、颯爽と出発。してから1分後、停車。動いてたらナビの設定できないでしょ。四苦八苦してから、ようやくナビに目的地を設定。改めて出発。すぐに山陽自動車道に乗ります。ここで思い出した。オレ、ETCカード持ってきてない…。

ア「ッアー!ETCカード忘れた!おとといの夜まで覚えてたのに!」
ヤ「はいはい、もうオレのを挿しておきました」

面目ない。

無駄話をしながら走ること30分。カーオーディオがついていないとゴネるヤージー。仕方が無いので料金所で路肩に止まって、ナビと私のiPhoneをBluetoothで接続。便利な世の中だねぇ。レンタカー屋でちょっと手間取ったものの、ほぼ予定通りに呉駅に到着。

はい、この旅行の目的は出雲大社です。でも飛行機は出雲空港ではなく広島空港に着陸しました。そこから車で呉まで来ました。もう、意味がわからない。我々の明日はどっちだ。

気にせず呉阪急ホテルへ。ここのカフェで、海軍カレーを頂きました。美味しかったけど、ランチバイキングの方が良かったかな…。ホテルランチとか、ステキやん?まぁ、時間的にバイキングでのんびりなんて出来ないんですけどね。海軍カレーは欧風カレーですが、スパイスが強い感じ。んんー?美味しいけど…って感想。そこに卵をぶっこんで食べると、激うまでした。なるほど、卵が入ってマイルドになることを見越しての味か!

予定よりちょっと早めに昼食を食べ終えて、次は海上自衛隊呉地方総監部の見学です。護衛艦か基地内の見学会をやっているんだよ。何にも下調べせずに、ナビにセットして出発。ウロウロするも駐車場が見つからず、ちょっと離れたパーキングに停車。ウロウロしてしまったので受付時間が結構ギリギリだねぇなんて駄弁りながら守衛さんに『基地見学したいです!』と伝えたら、申し訳なさそうに『ここじゃないんです』と言われてしまいました。戸惑う我々に『この道を2kmほど行ったところの入り口が受け付けで…歩くと20分かかるので、そこのバス停からバスに乗ってください』と優しく諭してくれました。『今日は護衛艦には乗れないけど、普段はいないイージス艦が来てるから、ある意味ラッキーですよ』と教えてくれました。

しかし、我々のパニックは収まらず。受け付けは見学会の10分前までです。今、15分前です。あと5分で受け付けを済ませられるのか…!一縷の望みをかけてバス停に行くと、次のバスは7分後。受け付けへの到着予定時刻は、見学開始の2分前。つまり、完全に遅刻。絶望する我々の前に現れたのはタクシー。渡りに船とはこのことか、海自だけに。

乗り込んですぐに『教育隊前バス停まで』『いや、むしろ基地見学の受付まで』とお願い。広島弁全開の運ちゃんとのコミュニケーションに手こずりつつも、無事に基地に到着。受け付け時間は過ぎていましたが、問題無く受け付けを済ませることが出来ました。その後もパラパラと希望者がやってきて、結局10分遅れくらいで案内が始まりました。意味がわからん。

ウェブに掲載され、守衛さんに教えて貰った通り、本日は護衛艦見学ではなく基地見学。せっかく護衛艦に乗れると思ったのに…。基地見学と言っても基地の中を見るのではなく、基地に係留されている護衛艦を外から見学です。中には入れませんが、間近で見ることが出来ます。あ、イージス艦は間近まで行けませんでしたけど。

近くから眺める護衛艦にテンションMAX。何より、海自最大級の護衛艦、ひゅうが型【いせ】が停泊しているではないか!ヘリコプターを搭載できる護衛艦は多々あれど、ヘリコプターの運用に特化した護衛艦はひゅうが型だけ!空母そっくりのボディが議論を呼ぶこともありますが、戦闘型護衛艦には無いそのデカさと重厚感に圧倒されちゃうね。

基地広報の方の豆知識などを聞きながら、港めぐり。本当にたくさんの護衛艦が停泊しているんだよ。その中に、前週の護衛艦見学で使われた【いなづま】がありまして…今週も乗せてくれればいいのに…とちょっと思った。広報官の人も『イージス艦をここまで間近に見られるのは稀』って言ってたからいいけどさ。

全部書くと長いので、印象に残ったこと。
●群隊長旗や隊長旗の見方がわかった
●自転車に貼ってあったネームプレート『護衛艦うみぎり公用車1号』(3号まであった)
●補給艦おおすみからホバークラフトがチラ見
●ミサイル発射管に貼り紙『ミサイル装てん中 火器厳禁』

第4護衛隊群が全部停泊していたんじゃないかなぁ。アスロックや砲塔を間近で見れて感動したよ。30分弱の見学でしたが、思った以上に満足でございました。

次は大和ミュージアム。展示内容が多いうえに、どっかの私がそれを細かく見るもんだから、時間がかかって仕方が無い。だって、映像展示は全て見たいじゃない。1/10サイズの大和の模型とか、色んな角度から撮りたいじゃない。零式艦上戦闘機六二型とか、九三式酸素魚雷とか興奮するでしょ?結果、時間押しまくり。特別映像展示をスルーして、次のてつのくじら館へ。閉館時間の早いてつのくじらを後回しにしてしまったことを後悔。

大和ミュージアムが戦後までなら、てつのくじら館は戦後から。てつのくじらとは潜水艦を指していて、展示内容も潜水艦と掃海が中心。10年前まで現役だった潜水艦の中に入れるんだぜ!興奮しないわけがない。魚雷の搬入は、艦長室の真上から行うんだね。操縦席にも座れたし、潜望鏡も覗けたよ。因みにご飯がすごく美味しそうでした。作戦行動中の唯一の楽しみだからね。因みに、てつのくじら館ではヤージーの後輩に遭遇。昔ちょっとだけ一緒に仕事をしたそうですが、今は全く別の場所で転勤中なんだって。すごい偶然。

本日の観光はこれにて終了。本日の宿泊先へ。どうでもいいけど、広島県民は車間距離とらなすぎ。煽られているのかと思ったし、ちょっと前の車とスペースがあると強引に割り込んで来る。運転が荒いわけじゃないんだけどね。

迷うことなく本日のお宿ホテル法華クラブ広島に到着。呉市から広島市まで来たよ。宿泊客からも駐車料金取るのかよ。部屋は普通のビジネスホテルのツイン。ご飯がついていないプランなので、夕飯へ繰り出す。お目当てはもちろんお好み焼き!ヤージーがチョイスした八昌というお店へ。18時過ぎでもう行列。30分並んで入店して、焼きあがるまで20分待機。一人だったら並んでる時点で諦めたであろうお好み焼きは、めちゃウマだった。スゲーウメ―!結構なボリュームですが、ペロッと完食。振りすぎだろって思った胡椒は程良いアクセントで、ソースと青海苔ともやしとソバと卵と…もう、絶妙なバランス。東京にも支店があるので、また行こうっと。

呉でテンションの上がった我々は、薬研堀海戦へ。しかし、どこもいっぱい。諦めた私は、とりあえず空いているところへ。諦められないヤージーは、空くまで待つことに。作戦終了後の合流地点を取り決め、河合帝国軍は二正面作戦を開始。

結果、アレックス軍壊滅。当方、敵へ一矢報いるも、甚大なる損害を被り後退。妥協はしちゃいけなかった。勧めてくれたおっさんにクレーム入れに行こうかと思った。今思い出しても腹立つ。合流地点で30分待ってもヤージー来ないし。30分あればお口直し出来たよ!と八つ当たりしてしまいました。ゴメン。

一戦終えたので、腹ごなしに行きましょう。広島は汁無し坦々麺がブームなんですって。大敗を喫した私の慰労と、かろうじて引き分けたヤージーの祝杯を兼ねて、ビールでも飲みながら麺をすすろうではないか。と思ったのに、どこももう閉まってた。えー!?まだ22時だよ!ラーメン屋って、夜がかき入れ時じゃないんかい!近くのお店は19時とか20時閉店ばっかり。こうなりゃ普通のラーメンでもいいと思っても、空いているのは一風堂と一蘭だけ。どっちも東京で食えるし…。

ラーメン屋を探し求めてさまようこと一時間。結局お店は見つからず。諦めかけたそのとき、目に入ったのはなか卯。もうこの際、坦々うどんでいい。妥協して入ったのはいいけど、坦々うどんは時期じゃないらしく、ありませんでした。泣きながらはいからうどんをすすったよ…。

コンビニで明日の朝食とビールを買い込んで、ホテルへ戻りました。法華クラブは大浴場があるんだよ。普通のビジネスホテルはシャワーしか使えないから、こういうのがありがたい。完敗の悔しさも、お湯の暖かさで少し和らいだよ。部屋に戻って350mlの缶ビールを煽る。ちょっと酔いが足りない…350mlじゃ少なかったかな…。眠いから寝るけど。

相変わらずすごく長くなりましたが、初日はこんな感じでふけていきました。もうね、下調べ大事。呉地方総監部の見学者用駐車場も、てつのくじら館の閉館時間も、汁無し坦々麺も、事前にちゃんと調べておけばこんなことにはならなかった。薬研堀海戦は、下調べしたけど空いてなかったのが敗因ですが。

因みに、飛行機のブレーキはエアブレーキとタイヤブレーキと逆噴射の三位一体だそうです。続きはまた後日。


7月24日

2013-07-24 | Weblog
渇水で有名な香川県よりも先に、関東六都県が取水制限を始めました。どういうことなの…。



出雲大社の最終調整をしてきました。思いのほか時間が足らず、泣く泣くキャンセルした観光地がチラホラ…。一人旅との違いに戸惑いです。そうは言っても、タイムスケジュールも決まってあとは当日を待つのみ。

「まず初日な、観光を終えてホテルに行って、荷物を置いてご飯を食べに行って、ビールを買って帰って部屋で飲むと」
「ほうほう」
「んで次の日は旅館で食事だけど、旅館のビールは高いから事前にコンビニで買っておいて食後に飲むと」
「へぇ」
「そして最終日は、帰る前に温泉に入ってビールを買って、帰りの電車内で飲むと」
「なるほど~」

休肝日はなさそうです。


7月19日

2013-07-19 | Weblog
私は社員であると同時に、自社のユーザでもあります。ちょっと用事があって、受け付けに出向きました。もちろん、待たされるのはイヤなので、事前に予約してからです。

受け付けで自分の予約番号を確認したところ、全く知らない人の名前で登録されておりました。しかも受け付け済み。係りの人を捕まえて、事情を聞いてみましたよ。

ア「すみません、予約したんですけど登録されていないんですが」
係「予約できていないので、そこのシステムから予約し直してください」
ア「イヤイヤ、ちゃんと事前予約したんですけど。私の予約番号で他の人の名前が書かれているんです」
係「そうなんですか…時々あるんですよ、同時に申し込むとこういうことが。予約し直してください」
ア「あ゛!?」
係「あ…もちろん対応はすぐにしますので…」

大変ご立腹でございました。あの対応は無いと思います。


7月18日

2013-07-18 | Weblog
ある日、仕事でどつぼにはまった面々は、結果の出ない打ち合わせに限界を感じ、翌日に打ち合わせを延期しました。良く分からないテンションで予定表に打ち合わせを入れまくり、その日は解散。

翌日。出勤して予定表を見直してから愕然としました。昼飯食う時間ないじゃん…。

最近、こういうミスが多いんだよなぁ…。添付する資料間違えたり、確認する資料間違えたり…。


7月17日

2013-07-17 | Weblog
出雲大社は、レンタカーを借りる予定です。二人ですから大きい車は要りません。旅行代理店のお姉さんからSクラスをオススメされました。

『コンパクトカーなんですけど、どの車種かは当日にならないとわかりません』
「そうなんですね。大丈夫?祖父の遺言でヴィッツは乗れないみたいなのはない?」
「それはないけど、軽トラがきたら困るかな」
「軽トラの何が悪い。積載量バッチリでお土産買いまくれるぜ」
「そんな買わねーし、雨降ったら全滅だし」
『あ、軽自動車はないので大丈夫です』
「軽はないなら、2tトラックくらいだろ」
「お土産買うなら、いっそ大特にでもするか」
「そうね、オレのこと牽引して」

カウンターで漫才を始めちゃいかん。お姉さんドン引きだよ。

他にも、私的にちょっと外せないところがあってゴリ押ししたものがあるのですが、お姉さんの手続きを待っている間にヤージーから『ないわぁ、あのプランはないわぁ』とバッシングをされまくりまして。お姉さんが気を使って『キャンセルします?』って聞いてきちゃったじゃないか。

バカなことをするにも、時と場所を考えなければならないと学びました。


7月16日

2013-07-16 | Weblog
今日の愚痴。

A「この件、他部署への説明できていませんでした!アレックスさん、他部署へ説明をお願いします!」
ア「えー…わかった、Bさんに説明する」

ア「Bさん、この件について説明させて頂きたく、この時間に打ち合わせさせて頂けますか?」
B「調整しますが、わざわざ打ち合わせが必要ですか?電話やメールじゃダメですか?」
A「わざわざ打ち合わせしなくても、メールでいいんじゃないですか?」

何これ、オレが悪いの?


7月12日

2013-07-12 | Weblog
洗濯機に毛布モードがあることを知ったため、毛布を突っ込んで洗濯してみた。水が注入され、水は撹拌されるけど、毛布はピクリともしない。これ、洗濯する意味あんのか?上の方は水に浸かってすらいないよ。手で洗った方が早そうだと、洗濯機から毛布を取りだそうと思ったけど無理でした。水を吸った毛布重すぎ。

一部だけでも洗剤に浸かったってことで、きっとある程度は汚れが落ちているでしょう。そう自分を納得させて、ベランダに毛布を干したのでございます。

数時間後、遠くで微かに雷鳴。窓から外を覗いていみると、遠く西の空に黒い雲。うーん、1時間もすれば夕立が来るかもしれないなぁ。毛布と、昼過ぎに洗濯したタオルはまだ乾ききって無いけど、とりあえず取り込んでおくか。

5分後、猛烈な雨。近所のおばさんが慌てて洗濯ものを取り込んでいる姿を眺めつつ、優越感。なんだか得した気がした。


7月10日

2013-07-10 | 登山
そういえば最近、光化学スモッグって聞かないね。



各地で梅雨明けですねー。関東甲信地方は先週末に梅雨明けしたみたいですね。早いねー。梅雨明けした日に、山に登っておりました。

単身赴任中のサブリーダーが久々に戻ってくるということで企画されたこの登山。女の子からデートに誘われていましたが、普通にお断りして参加しましたよ。社会人として、偉い人に尻尾振るほうが大切やろが!

無謀にも前日に飲みを入れてしまったため、睡眠時間は4時間半。だって、怜奈ちゃん(仮名)がお店来てって言うんだもん。まぁ、なんとかなるやろ。5時過ぎに起床、食欲無いけどパンを食べて、着替えて荷造りして出発。あ、レインコートをバイクにしまったままだ。雨、降らないよなー。

ボーっと電車に乗って、池袋駅で他のメンバーと合流。ボックスシートだったので、車内でこっそり寝る作戦は失敗。電車に揺られること1時間ちょいで、登山口に到着。ここは1年ちょい前に登ったんだよ。去年は桜がまだ咲いていて、ゴールデンウィークで人が多かったなぁ。日記には書いてなかったみたいだけど。

準備運動をして登山開始。今日のルートは、滝を巡りながら山を越えて、反対側の観光地が終点。標高は800m弱。今日もサポーターを忘れたけど、この程度の山なら余裕だろ。しかし、暑い。気温自体はさほど高くないようだけど、まとわりつく湿気がたまらん…。すぐに汗だくだよ。曇っているのが救いだ。きっと滝に行けば涼しいさ。

うん、確かに涼しいよ。スゲーしょぼいけど。最近、あんまり雨降らなかったからなぁ。水量がめっちゃ少ない。迫力はないけど、これはこれで侘び寂びってことでいいかもしれない。すごく涼しいし。

サブリーダーが登山久しぶりってこともあるんだろうけど、結構なスローペース。暑くなる前に下りたいところだけど、大丈夫かなぁ。その後もいくつか滝を見るけど、去年と比べると本当に水量が少ない。写真と見比べるとビックリだよー。でも涼しいからいいけど。沢ガニもいたぜ!

道中、本当に暑い。ちょっと大きめのハンドタオルを持って行ったけど、あっちゅーまにぐっしょり。流石に絞れるレベルでは無いけど。顔は汗が滴り落ちる、腕も汗でじんわり、ケツは当然ぐっしょり。体中から水分が流れ出てる!

体力の消耗が激しそうなので、予定よりちょっと早めにお昼休み。メンバーが淹れてくれたコーヒーを嗜みつつ、パンとおにぎりで空腹を満たす。さすが、インスタントじゃないコーヒー、ブラックが苦手な私でも香りのよさがよくわかる。普通にうまいわ。一緒に食べた菓子パンのおかげという説もあるけど。

結構のんびり1時間ほど休憩してから頂上目指して出発。徐々に陽が出てきて気温も心配だしね。このころには、サブリーダーも感覚を取り戻したみたいでペースはいつもどおりに近い。軽く息が上がった状態で、汗をダラダラ流しながら登頂。やや霞み気味ではあったものの、関東平野を一望。遠くスカイツリーまで見えたよ。相変わらず、この辺りからは西武ドームが良く見えるぜ…。

さて、ここから一気に下るよ。去年も下りが大変だった気がするよ。たかだか800m程度なのに、下っていくにつれて暑くなっていく気がする。汗ダラダラ。草原地帯みたいなところもあって、日差しがつらい。カンカン照りだったら、照り返しで死んでたね。

下山中、元上司が滑って転倒。腕をズルズルに剥いておりました。『思ったより痛くない』とご本人は仰いますが、見てるこっちが痛いわ…。そんな私は、元上司が転んだところを見ようと屈んだところ、足を攣りました。中腰で真顔のまま固まる私に、『何カッコつけたんだ』とはやし立てる周りの方々。ちょっと待って、オレはそれどころじゃない。うーん、水分不足だったのかなぁ…。

黙々と下り続けて3時間、ようやく観光地に到着。去年は恐ろしいほどの観光客でしたが、今日はガラガラ。5組程度とすれ違っただけだったなぁ。ゴールデンウィークとの違いか。サクッと見れたからいいけど。そのままもうちょっと歩いて、観光地入り口の旅館に到着。本日の行程終了でございます。去年と同じ時間にスタートして、1時間くらい遅く到着でした。

さ、このままお風呂に入りましょう。残念ながら温泉は涸れてしまったそうで、普通のお湯です。それでも、汗を流して広い湯船で暖かいお湯に浸かるというのは気持ちがいいものです。しかも貸し切り。最高の気分だね。これでもう少し風があれば、露天風呂が最高なんだけど…。シャワーの水圧が高すぎて難儀しましたよ。

お風呂から上がって、休憩室で乾杯。珍しく私もビールを頂く。あれだけ汗かいた後だからねー、2Lの麦茶を飲み干すほどの汗だったからね。そりゃビールもうまいさ。因みにお客は、我々が入る前にお風呂から出ていた1組と、我々が出てから入ってきた1組の、合計3組。リーダーが『ここ、絶対赤字だろ』とつぶやいてた。ちょっとビールお高めだったしね。

軽~く飲んだところで、そろそろバスが来そうな時間なのでお会計。女将さんから『バスまであと一時間ありますけど…』と死の宣告。あれ?4時15分のバスは?『それは春の時刻表で…今は無いんです』意味がわからない。飲み直しも検討したけど、あまりにつまみが少ない。我慢できない我々は、タクシーを要求。伝票を出し直していた女将さんの悲しげな顔は見なかったことにする。

タクシーで駅まで行って、電車で池袋まで帰る。目の前に高校生か大学生くらいのカップルが座って、大変不快。彼女の方が、結構足を開いているのが腹立つ。太ももに阻まれて魅惑のデルタ地帯が見えないのが許せない。電車が動いて2分で気を失ったからどうでもいいけど。

目を閉じて開いたら池袋。電車って早い。お店が決まらぬまま駅前をウロウロ。20分くらい無駄な時間を使いつつ、普通の居酒屋に突入。酒がガンガン入ったところで、私はまた轟沈。ときどき、元上司に強制浮上させられるも、気づけばまた轟沈。最近飲み会ばっかりだったんだよー、眠いんだよー。そしてお店が寒い。ちゃんと防寒着を持ってこないからこういうことになる…。

3時間ほど飲んだところで、リーダーの発案でラーメンへ。メンバー全員から『絶対食べないでしょ』とたしなめられるも、『大丈夫、さっきピザ我慢したから』と強気なリーダー。半信半疑どころか一信九疑くらいで、リーダー行きつけのラーメン屋へ突入。

まぁ、リーダーは半分しか食べないんですけどね。私も坦々麺を頂きましたが、どうしてもチャーシューが食べられない…。それ以外は完食したので許してください。美味しかったなぁ。案の定なリーダーがバッシングを受けている中、元上司によってサブリーダーと共にカラオケに連行されました。サブリーダーとこうやって飲むのは久々だし、終電までは付き合いますよ。

当然、終電でなんか帰してくれませんでした。なんか懐かしのアニソン縛りとかやってました。解放されたのは終電が行った後。もう、今日はなんなのよ…。なんて日だっ!タクシーで帰るサブリーダーと元上司を見送って、池袋駅へダッシュ。まだ山手線が動いているはず…って膝痛え!やっぱりサポーターは必要だった!

左足を引きずりながら、無事に山手線の終電に乗れました。上野駅まで行くことが出来たので、そこからは諦めてタクシーです。池袋から乗るよりは2000円くらい浮かせられたんじゃなかろうか。家に着いたのは1時半。もう、色々と諦めた。

とりあえず、準備はちゃんとしないとダメだね。雨降らなかったから良かったけど、夕立着てたらレインコート無しでどうするつもりだったのか。防寒具だって忘れて、居酒屋で寒い思いしてるし。サポーター忘れて結局膝を痛めてるし。もうダメダメ過ぎ。

前回の登山からちょっと期間が空いたら、まぁ楽しかったよ。久々に登山会全体で集まったし。ただ、もう登山の時期じゃないね…。秋までは、軽いハイキングレベルでおさえておかないと、倒れるな。