自称「一般的な会社員」

どこにでもいる、一般的な会社員の日常

2月21日

2017-02-21 | 登山
凄く久しぶりに、雪山登山に行ってきました。2年前の初春に行った以来です。今回も北八ヶ岳。ヤージーや会社の登山部と何度も行っている、勝手知ったる山ですね。

今回は準備段階で頭を悩ませました。雪山装備を知人から借りて気を抜いてしまいましたね。まさかウェアがないとは…。登山用のウェアはゴルフ用も兼ねていて、先月元同居人とゴルフに行ったときに実家に置いてきちゃってました。うーむ、仕方ない、ありあわせでなんとかするしかあるまい。

毎度恒例のあずさ号ですが、私が引っ越してしまったため、乗るのは八王子から。そう、残念ながら西豊田駅が実現したかがわからないのです。少なくとも15年以上前から早期実現が叫ばれていましたからね、きっと実現していますよね。

茅野駅からバスで北八ヶ岳ロープウェイに行き、お昼ご飯を食べてから山頂へ。今日の天気は雪のち曇り時々晴れ。基本的には雪ですが、ときどき太陽が顔を出します。思ったほど寒くはないかな。私はスノーシュー(かんじき)ですが、他のメンバーはアイゼンです。私が雪を踏み固めて後の人たちの道を作ります。

30分くらいは人通りが多い道ですので、既に踏み固められていて快適。アップダウンもほとんどないので、雪道散歩を満喫できますね。しかしその後が大変。縞枯山の結構な急勾配を直登です。毎度ここでへこたれる…。履き慣れないスノーシューで挑みましたが、汗ダラダラですよ。顔中汗まみれで、まつ毛や髪についた汗がガチガチに凍ってます。山での発汗は体温が下がるから大敵なのに。ヒィヒィ言いながら登り切りましたが、気づけば夏の標準タイムの約半分で登ってました。そりゃへこたれるわけだ。メンバーからも非難轟々でしたね。

この辺りで雪はやんで、ときどき雲の隙間から日が差す。一瞬景色がよくなりますが、すぐに雲に入ってしまいます。そして風がキツイ。遮蔽物がないので、氷点下の風が容赦なく吹き付けますからね。展望台とか、写真を数枚撮って早々に撤退ですよ。

縞枯山から茶臼山までは何事もなく進みましたが、茶臼山からの下山が大変でした。人通りがほとんどなかったようで、雪がふっかふかなんです。スノーシューでも膝まで埋まるよ。後続のために踏み締めようにも、足を上げるときに周りの雪が崩れてくるから、かき回しているようにしか見えない。崩れた雪がスノーシューに乗るから重くなるし。しかもスノーシューを左右間違えて履いていたようで、足の裏が痛い。後続メンバーはズルズル滑るのを楽しんでいますが、私はヒィヒィ言ってますよ。

やっとこさ山小屋に着いた時は、本当に安堵しました。そう言えば山用のウェアがなくて心配でしたが、上はヒートテックのおかげで快適で、下は綿のズボンでしたが雪がサラサラだったので事無きを得ましたね。毎度のごとく部屋で飲み会になり、夕飯を食べ、19時に就寝。最近また一段とお酒に弱くなってね、ビール500ml缶で潰れちゃうんだよ。

翌朝は5時に起床。途中トイレに2回起きたけど、なかなかに快眠でした。以前より寒くなかったのは角部屋じゃなかったからかな。荷造りを終えて、6時から朝食。朝食を終えたらすぐに出発です。

今日はものすごく寒い!手元の温度計で、氷点下20℃前後。二重の手袋でも手先が痺れるし、爪先はじんわり痛い。昨日より一枚多く羽織って出発。ヒートテックインナー、ヒートテックのフリースシャツ、ネルシャツ、ウインドブレーカーなので、下手な平地より薄着ですけどね。

歩き始めは吹きさらしで寒かったのですが、森に入ってしまえば風がないので穏やか。爪先は冷たいままだけど、手先は暖かくなりました。緩いアップダウンを繰り返して白駒池を通り過ぎて高見石へ。高見石はスノーシューでは厳しいので、手前の小屋に荷物とスノーシューを置いて登山靴で登頂。荷物がないとめっちゃ身軽で快適だけど、靴だけだと雪が滑って怖い!そして荷物がないと背中が寒い!

ここまでめっちゃ順調で、若干油断したと思う。お風呂入っても1本前のバスに乗れそうだから、早く帰れるねーなんて話しながら進みました。

賽の河原と呼ばれる場所に到着。この一帯は木がない岩場で、風が抜ける場所だからめっちゃ寒い。覚えていた私が注意喚起をしましたが、なんとかなると甘く見て突入。私もまだ着れるウェアがあるのに、目だし帽だけ追加して突入してしまいました。

甘かった。前回を超える強風。降雪だけでなく巻き上がった雪が吹き付けて、顔が痛い。目だし帽+サングラスでほぼ全体をガードしているにも関わらず、目を開けるのがやっと。そして風が体温をバンバン奪っていく。さらに、雪が舞い上がるので道が埋まってしまい、ただの雪原にしか見えない。初めの5分くらいは『オレが道を作ってやるんだぜ!』なんて冗談を言いながら進みましたが、ふとももまで埋まってしまうので体力の消耗が半端ない。そしてあまりの寒さにメンバーが防寒着を追加。止まっていると寒いんで、早くしてください。

ザクザク雪をかき分けながら進みますが、ここは岩場です。平らに見えますが、足元は大きな岩と高山植物で起伏が激しい。岩の上に積もったところを歩くのはいいのですが、踏み外してしまうと腰まで、下手すりゃ胸まで埋まってしまいます。というか埋まりました。雪を踏み抜いてしまったので転ぶような形で埋まってしまい、にっちもさっちもいかない。唯一の救いは、雪の中は風が防げるので寒さが和らぐってことくらい。

すわ遭難かという場面で、別のパーティーが登場。この時期にテント泊するようなベテラン夫婦で、スノーシューより一回り小さい和かんというかんじきを装備。埋まっている私を引き起こしてもらい、さらに先導して道を作ってくれました。夫婦が変わりばんこに前に出て道を作ってくれますが、かなり苦戦している様子。スノーシューを履いている私も前に出るべきかと思いましたが、足手まといになること確実。さらに別のパーティーが合流しましたが、かんじき系を装備していないので戦力外。

結局、ベテラン夫婦が最後まで道を切り拓いてくれました。20分くらいの道のりのはずが、1時間かかりました。我々だけだったら途中であきらめて大きく迂回するしかなかったし、最悪の場合は動けなくなっていたかもしれない。慣れた道と言えど、油断してはいけない。かなり反省。

地味に腹立たしかったのが後から来た別のパーティー。先頭が四苦八苦しているのに、早くしろよ的な雰囲気。なんかイラッ☆とした。

賽の河原を通過したところでご夫婦にお礼を言い、下山継続。かなり体力を消耗したようで、若干フラフラだし、お腹が空きました。さっきと比べれば格段に歩きやすいことが救い。1時間弱で、無事に下山終了。バス停まで戻ってこれました。生きてて良かった…!

次のバスまで40分。お風呂に入ったら間に合わないけど、強風の中40分待つのもつらい。このバスを逃すと、次は3時間後。協議の末、タクシーで帰ることになりました。風呂上りくらいに来てもらうようにタクシーを手配して、お風呂へ。

ここの風呂、あんまり好きじゃないんだよなぁ…。店員は愛想がないというか高圧的というか。マナーの良くない登山客が多くて辟易としているのかもしれないけど。脱衣場も浴室も暖房がないからめっちゃ寒い。外は氷点下だし、建物は古いし。どれくらい寒いって、浴室のドアが凍り付いて開かないくらい寒い。浴室は広く、入り口からシャワーまでがまた遠い。床の冷たさに爪先立ちになった結果、盛大に転倒して後頭部を強打。30秒くらい起き上がれない。床が木で良かった、タイルだったら大変なことになっていたかも。まぁ、後日急にくも膜下出血とかになるかもしれないけど。今のところ元気です。

風呂上り、吹雪いているなかで荷物整理。風呂へのバッグ持ち込み禁止だからね。1000円払えば持ち込ませてくれるけど。体冷え冷えで、風呂入った意味はあったのだろうか。荷物整理中にタクシーが来たので、慌てて乗り込み。タクシーの中、温かい…!

30分ちょっとで茅野駅に到着。料金は7,600円。4人で割れば、バスの倍はしない。許容範囲ですね。あずさ号のチケットを手配して、立ち食いそばで昼食。そこそこボリュームがあっていいね。たっぷり食料を持ってきたけど、ほとんど食べなかったわ。

あとはあずさで家に帰るだけ。嫁が怖いから車内は飲まないつもりでしたが、元上司に勧められて断れず。という体で飲みました。下山後のビールは格別…!在来線を乗り継ぎ、帰宅したのは18時。東京は暖かかった。

今回は命を危険を感じる登山だった。賽の河原と風呂ね。風呂はともかく、雪山は舐めちゃいけないことを再確認しました。新雪は楽しいので、次回からは気を引き締めて、安全に留意して登ろう。

2月7日

2017-02-07 | Weblog
知人がマッサージ師でして、Facebookで知人のお店とつながっております。知人のお店の投稿に「いいね!」をすると、関連広告として会社のそばのマッサージ店が表示されました。

気になったのでググってみますと、どうみても風俗店です。本当にありがとうございました。

いやー、まさかFacebookに風俗店の広告が掲載されるとは…つーか、知人のお店は健全な店だよ!関連してないよ!

とりあえず、本当に風俗店か確認しに行かないとな!

2月3日

2017-02-03 | Weblog
新婚旅行は2ヶ月前なので、忘れているところもチラホラ。地味に仕事が忙しくて、日記なんて書いてる暇なかったんよ…。ウソついた、地味に仕事が暇で、残業ができなかったので日記書けなかったんよ。仕事ないのになんで残ってんのって言われちゃうし、かと言って日記書くほど暇でもないというね。

バリ、中国人が多かった。石を投げれば中国人に当たる、は言いすぎだけど、どこ行っても中国人ばっかり。ガイドさん曰く、圧倒的に中国人とオーストラリア人が多いとのこと。オーストラリアは、バリと近いからリゾート感覚でいっぱい来るんだって。日本人は、夏と年末年始に大量に来るそうな。社畜ジャパニーズは長期休暇期間しか来ないわな。そして昔に比べてやっぱり減ったって。観光地の看板やメニューには日本語が多く残っているし、片言の日本語喋ってくれる人も多いけどね。今はどこ行っても中国人なんだなぁ。

バリの天気予報は毎日雷雨。Googleの天気予報も、iPhoneの天気アプリも、新聞も、ホテルの天気情報も、とにかく雷雨。確かに、ほぼ毎日雷が鳴って、雨が降る時間があった。雨季だしね。でも基本晴れてたなぁ。ウェブか何かで『バリの天気予報はあてにならない』って書いてあったけど、こんなもんなのかもね。iPhoneの天気アプリは気温が10℃くらい違ったから、それ以前の問題だったけど。

4泊目5泊目のホテルカユマニスは1日2回の清掃だったけど、2回も清掃いらないよ。いつやってもらうんだよ。若干過剰サービスだったのではないか。

日本食が恋しくなるかなぁと思って、日本から緑茶のティーバッグとインスタントみそ汁と2Lの十六茶を持って行きました。インターコンチネンタルには緑茶のティーバッグがあったので出番無し。いや、そもそもインターコンチネンタルは寝に帰るくらいだったので、サービスを全然活用しなかった。一方カユマニスは、コーラとスプライトとビールとミネラルウォーターはあったけど、お茶系がなかったので十六茶が大活躍。重たい思いして担いできた甲斐があったよ。味噌汁は全く出番がなかった。

飲み物で言えば、ミネラルウォーターって買わなかったなぁ。インターコンチネンタルもカユマニスも、最低限必要な分は毎日くれたし、残った分はペットボトルに移して持ち歩いたし、買い物とかしたらサービスでもらったりしたので。自分たちだけでウロウロすることがほとんどなかったしね。

今回の旅行の心残りは、ロブスターラーメンを食べられなかったことと、アルサさんの写真を撮り忘れたこと。ロブスターラーメンなんて、日本で食べたら2,000円とかするんだろうなぁ。バリでも1,500円くらいだった気がするけど、旅行先だとサイフの紐が緩むじゃん。アルサさんの写真は本当に不覚だった。あとで思い返せないじゃないか…。他にも、バギーとかエレファントとかやり残したことはあるけど。

実は往路で面白いおじさんに会っていました。JRのホームからガルーダのカウンターに向かう途中、帽子にアクションカメラを付けた50~60代のおじさんに遭遇。どうやら奥様との旅行みたいだけど、空港に入る前からアクションカメラを装備するとは、なかなかに気合が入っていらっしゃる。そのままトイレに入っていくし。まぁね、海外旅行だもんね、はしゃいじゃうよね。私もはしゃいでるもん。でもまさか、飛行機降りたらいるとは思わないじゃない。アクションカメラ付けっぱなしだよ。金属検査をどうしたとか、機内でどうしたとか、疑問が絶えない。

意外とウエディングドレスを持った人たちがいた。大きい箱を持って大変そう。ビジネスクラスの人たちはともかく、エコノミーの人たちは大変そう。頭上の荷物入れを占拠するために搭乗口に早々に並んでたよ。写真撮影だけなのか、式も行うのかわからないけど、レンタルのほうが楽だろうに…。買ってたり貰ってたりするんだろうけどね。ご両親と一緒とか、二人だけとか、旦那家族と思わしき人しかいないとか、人生いろいろ。

2月2日

2017-02-02 | Weblog
童謡【森のくまさん】が話題になっていますね。

そのせいでコレが頭から離れず、仕事になりません。



人生(ほぼ)初の海外旅行、バリ島に行ってきました。6日目。

5時半起床。今日こそ朝日を見るぞ!さっきまで雷雨だったけど!着替えて、今日もビーチに向かって歩き出す。昨日より雲が多いな…でも東側は雲が無いかもしれん。一縷の望みをかけて、路地裏みたいな道をトボトボと歩きます。相変わらずビーチ遠いな…無料の自転車借りてくれば良かった。塀の切れ間に東の空が見えましたが。雲でした。どん曇り。その場で回れ右です。もう寝る。戻る途中で日本人と思しきカップルとすれ違いました。

ア「今日は朝日は見れなかろう…」
嫁「サンライズブレックファーストに申し込んだんじゃない?」
ア「なるほど。朝日が見れればいいけど、ダメだとつらいな」

部屋に戻ってふて寝。そして8時半に起床。さて、朝食を頼みましょう。

ア「あー、オーダー ブレックファースト」
スタッフ「Yes」
ア「ジャパニーズ、オーケー?」
ス「だいじょぶです」
ア「ミックスジュースとオレンジジュース、フルーツプレッターにトリュフエッグにハムチーズサンドイッチにエッグベネディクトにブルーベリーパンケーキにミーゴレン、あとカフェラテ」
ス「わかりました、ミーゴレンはエビとチキンどちらですか」
ア「エビで」

今日はちょっと控えめに。ナシゴレンもミーゴレンも、基本チキンなのでここではエビにしました。食事の回数は減ったけど、食べる量が多いし間食も多いから全然お腹空かないのよ。これでも多くてミーゴレンに苦労しました。

食後はまたプールでのんびり。今日のプール清掃のおっちゃんはベッドを直してくれなかったのでちょっとガッカリ。朝方の雨のせいで水は冷たいし、雲が多くて涼しいので、結構寒い。でも満喫しておかないと…。ときどき日が差すと温かいよ。プールサイドの樹木には、ときどきリスが来ます。クッキーとか置いておくと、人が近くにいても食べるよ。手のひらでも食べるらしいけど、噛まれるらしいよ。平和だね。

ア「どうする?海も行っておく?」
嫁「昨日の感じだから、いいや」

ということで、海は無し。プライベートビーチなのに。昼過ぎくらいに切り上げて、荷造り開始。ボロい服を何着か持ってきていたので、ここでポイしてスペースを作る。あとは嫁が強引に詰め詰めして、追加のお土産用のスペースを確保。やるな、嫁。オレのインスタントラーメン、ボロボロになってるだろうけど。万一の時用に折り畳めるボストンバッグを持ってきていたのですが、嫁に『これが邪魔』と言われて凹みました。気を使ったのに。あと、百均で買った水中ゴーグルを捨てろと言われたので、こっそりカバンに入れておきました。

ここでチェックアウト。荷物を預かってもらい、一昨日とは別のスーパーまで送迎してもらいました。前回は思ったより時間がかかったので、お迎えの時間を遅めにしてもらいました。なのに、今まで行ったスーパーと比べてしょぼい、というかボロイ、というか暗い。そして空調も効いてない。暑いよ…。

商品の陳列もスゲー雑。地元の人御用達なのかな。品ぞろえはいいんだか悪いんだか…。コーヒーとか砂糖なんかは種類豊富だけど、塩が見当たらない。全体的に値段は安いよ。でも店員がエアコンの前にたむろしてるし、全体的にやる気なさげ。あ、でも4日目に買った小さいジャムがバラで売ってたよ。自宅用とか、嫁の配る用で買うよ。でも味の種類はスゲー偏ってた。さすがにホテルとはお値段が違うなぁ。

ア「そう言えばさぁ、この後ほかのお店も見るんだよね」
嫁「見たいね」
ア「先に買い物しちゃうとさ、重いよね」
嫁「……スーパー来るといつも時間がかかるから、先に済ませたんでしょ」

嫁、不機嫌になる。時間かかるかもしれないけどさ、持つのは私なんですけど。そこについてはどうお考えなのでしょうか。

お会計を済ませて、2階へ。エスカレーターが設置されているのですが、動いていない。そしてエスカレーター以外に移動手段がない。止まっているエスカレーターってさ、乗るとすごい違和感だよね。ボロボロ過ぎて怖いし。ホント衝撃だわ。

2階は衣料品売り場。完全に地元の人向けなラインアップ。明らかに許可取ってねーだろという、キャラクター商品のオンパレード。ドラえもん、きかんしゃトーマス、クレヨンしんちゃん、ディズニー全般、面白いけどね。

他には、ゲームコーナーとスナックコーナー。ゲームしようにも、硬貨は1枚しか持ってないし、そもそも値段が全然わからん。そして、地元の子どもたちに混ざる勇気はない。スナックコーナーは、怪しい軽食売り場と、パン屋さん。パンは美味しそうだったけど、そんなにお腹空いてないからなぁ。軽食はたたずまいからしてして近寄りがたいのでパス。

ヤバい、見るものが無い。時間があったら、近隣の京都ラーメンのお店にロブスターラーメンを食べに行こうと思ったけど、ちょっと時間が中途半端。そして嫁が不機嫌かつグロッキー。うわー…とても居づらい。

嫁「蒸し暑くて気分悪い。動きたくない」
ア「なんか飲み物買ってこようか?」
嫁「要らない。迎えが来るまで椅子で待ってる」

45分ほど、ベンチでスマホいじって時間を潰しました。えー…オレが悪いの?

お迎えの車で再びホテルへ。戻ったところでやることがない。仮設ロビーのソファーでスマホポチポチして時間つぶし。最終日に何やっているんだか…。1時間ほどでマッサージのはずが、全然お声がかからない。湧き立つ不安…忘れられているということはないけど、空港への送迎まで30分しか余裕みてないんだよ。30分以上遅れると、送迎がピンチ。予定より30分遅れで、マッサージ開始となりました。これはまずい。

最初の問診票で『避けたいところにはレを、重点的にやってほしいところには○を付けてください』とあったので、背中と肩にレ点を付けておきました。昨日地獄を味わいましたからね。記入した問診票をスタッフに渡す。今日はお姉さんじゃなくておばさんで、ちょっとガッカリ。

ス「□○☆△?」
ア「え?」

とりあえずシャワーを浴びて紙パンツを装備して、今日も足から。痛気持ちいのは相変わらずですが、昨晩不覚にも蚊に刺されを掻きむしってしまい、傷になっているんですよ。そこに粗塩が容赦なくこんにちわ。ジャリジャリ感の痛み+塩分が沁みて、超悶絶。昨日とは違う意味で苦行である。

そしてベッドにうつぶせになり、全身のマッサージ。昨日と同じように背中と肩をゴリゴリ攻められる。痛くすぐったい!思い返せばシャワーを浴びる前にスタッフに話しかけられたけど、『モア』って言ってた気がする。あれって『チェックしたところは重点的でいいのか』という質問だったのではないか。絶望である。幸い重点的というほどではなかったけど、今日もマッサージで疲れたぜ…。

一通り終えてシャワーを浴びに行くと、時刻は既に送迎時間。オイルを落とすのもそこそこに、ダッシュで着替えてダッシュでクッキー食べてダッシュでお茶飲んでダッシュでアンケートに記入してダッシュでエントランスへ。お迎えのガイドさんが既に待機中でした。ごめんね、アルサさん。

まだ明るかったら海上道路でも使ってもらおうと思いましたが、どっぷり日が暮れてました。空港近辺の渋滞を解消すべく、その名の通り海上に高速道路が走っているんだよ。イメージ的にはアクアラインですね。晴れていれば景色がいいらしいよ。

最後の観光として連れてこられたのは免税店。2日目に来たところ。仕方ないね、そういうツアーだからね。2日目に見なかったお店を冷かして、嫁もブランド品を買っていました。カードが使えるって便利だね。そして再びスーパーへ。ここでお金を使い切る!バッグに余裕があったので、お菓子類を買い漁る。確か寿導がハイチュウ好きだって言っていたので探したのですが、森永のお菓子が見つからず。明治はいっぱいあるのに…。失敗したなぁ、お昼に行ったスーパーにはハイチュウがあった気がするんだけどなぁ。ほぼほぼお金を使い切りましたが、新たに500IDRと200IDRの硬貨を入手しました。今までいろんなお店でお釣りをちょろまかされてたな…。

買い物後は免税店に戻って夕食。このスーパーもモールに入っているので色んな飲食店があるのですが、免税店でお食事無料券をもらったので。食べられるのはミーゴレンとナシゴレンだけだけど。で、無料券が使えるお店はどう見ても中華料理屋。まぁ中華料理屋でも現地の料理を出したりするんだろうな。ミーゴレンとナシゴレンをそれぞれオーダー。出てきたのは、どう見ても焼きそばとチャーハン。食べてみても、上海焼きそばとチャーハン。麺炒めと米炒めだから合っているけどさ、なんか違うよね。まさか最終日に中華を食べるとは…チープだけどこれはこれで美味しいし。

ガイドさんと合流し、遂に空港へ。ここでガイドさんとお別れです。アルサさんとは計4日お世話になりました。今見ても、やっぱり加藤茶だ。最初はどうなるかと思ったけど、ホントにいいガイドさんに当たって良かったなぁ。手荷物検査機が壊れているらしく、空港の中に入るのに行列。どの国の人も比較的ちゃんと並んでいるけど、韓国人グループがうちの3つ前に割り込んだのには腹が立ちました。ウチの後ろにしろよ。

次は金属検査ですが、前の外国人グループが遅くてイライラ。腕時計が引っかかり、通りなおしたらサイフが引っかかり、それでもダメで警備員が対応したり、『ここで待て』的に足跡が印刷してあり、おじいちゃんがその上に立たないといけないと思ったらしく足踏みしていたり、なかなかにカオス。まぁ、かくいう私も『荷物を入れる篭は1人1つ』というルールを知らずに2つ使おうとして注意されましたけどね。

さ、次はチケットをもらいに行かないと。ガルーダのカウンターのビジネスクラス用レーンに入ろうとしたら、警備員に『ここじゃない、あっちだ』と指を差されたのでトボトボと歩いて行ったら、ちょっとしたラウンジ的なカウンターでした。さすがホーム。この後たしか再度の金属検査と出国審査だった気がする。出国審査は審査員が隣の人とおしゃべりをしたままで、特に何もなく通過できました。逆に怖い。成田で止められたりしないだろうか。

一通り空港内のお店を散策して、免税店で買った商品を受け取ってから、ビジネスラウンジへ。改装したばかりでキレイなんだけど、成田のほうが高級感はあったな。ただ、軽食はこちらのほうが豊富。しかーし、さっき夕飯食べたばかりで食欲が…。飲み物は断然成田のほうが良かった。オレンジジュースが不味いってどういうこっちゃ。ビールは見つけられず、結局スプライトだよ。トイレはそんなにキレイじゃないし、中国人だか韓国人が席を占拠して寝てるし、特別感が全然ない。ただ、そこまで混雑してないのはさすがビジネス。飛行機飛ぶまでまだ2時間以上ありますからね。のんびりしとこう。

ア「あー、遂に終わってしまった…どうだった?」
嫁「思ったより良かったよ」

はい、大変カチンときましたね。なんだ、思ったよりって。レベルで言うと、良くなかった<思ったより良くなかった<ふつう<思ったより良かった<良かった<とても良かった、じゃないのか。喧嘩売ってんのか。

2時間くらいのんびりして、いざ搭乗口へ。ついでにちょっとウロウロしてコンビニ的なところを発見。ここで本当にお金を使い果たす。『プラスチックバッグ』って言われて混乱したけど、ビニール袋のことだった。残っているのは日本円にして100円未満。なんか勝った気がする。カードを使ったとはいえ、5万円でちょうど良かったのか。搭乗口へ到着すると、何故か人だらけ。ゲート前は長蛇の列だし、その周りは座り込む人たちがいっぱい。なんでだろうと思ったら、遅延しているのね。理由は書いてないけど、10分の遅延か。ラウンジに戻るのも面倒だし、ベンチも空いてないので我々も並ぶか。

当初の出発時刻になっても搭乗が始まらず、表記は10分遅延のまま。時刻は既に25時、おじさん疲れたよ…。突然、多くの人がゾロゾロと移動を開始。何事かと思ったら、待っている人たちの中に搭乗口を間違えていた人が大量にいたご様子。搭乗口の番号は一緒だけど、階が違うらしい。中国人と思わしき人たちが一気にいなくなり、人が半分くらいになったよ。おかしいと思ったんだよ、なんでこんなに中国人がいるんだろうって。

25時半くらいに搭乗開始。1時間近く待ったな、おい。早々に荷物をしまって、ウエルカムドリンクのシャンパンでヤケ酒。飛び立ったところでフルフラットにして早々に就寝。いやー、フルフラットすごいわ。身長173cmの私が、足を伸ばして寝られるからね。難点は空気の乾燥だね。喉がカラッカラに乾いちゃうよ。慣れない環境のせいか2回トイレに起きたけど、基本的には爆睡ですね。明け方、6時くらいだったかな、ふと目が覚めました。そろそろ朝食だし、そのまま起床。

嫁「いやー、良かった」
ア「え?何が?」
嫁「エンジン音で、あなたのイビキがそんなに気にならなくて。私はともかく、他のお客さんがね」

ほっとけ。朝食はメインが3種類と付け合わせが2種類あったけど、寝ぼけててよく覚えてません。メインがクレープ、付け合わせはヨーグルトをオーダーしました。しかし、全然食欲がない。20時過ぎに夕飯を食べ、22時過ぎにダラダラと軽食を食べ、ほとんど動かずに今に至りますからね。なんとか完食したけど、パンを残してしまいました。お味も、往路と比べて美味しくないし。往路は日本で作って、復路はバリで作っているのかな。

帰りは軽食を食べられなかったのが残念。確か復路の軽食には肉うどんがあったんだよ。もし次にビジネスに乗る機会があれば、ラウンジではしゃぎ過ぎないように気を付けないとダメだな…。何十年後になるかはわからないけど。

30分以上遅れて遂に成田に到着。日本語が通じるってステキ!スマホの時計を日本時間に戻さないとと思ったら、勝手に戻っていました。そう言えば、バリでも勝手に時間が変わっていたぞ。すごいぞ、Android。iPhoneはモバイルデータ通信をオフにしていたから知らね。

入国審査も無事に終え、トイレから戻ったら早々にカバンが出てきて焦る。さすがビジネス、早いぜ。JRのカウンターでNEXの指定席を発券してもらう。電車を待っていると、現実に戻ってきた感が激しく襲ってきて鬱。すべて終わってしまったなぁ…。

重くなったカバンをズリズリ引きずって、無事帰宅。あの交通事情で事故に遭うことも無く、スリやら押し売りやらに絡まれることも無く、体調を崩すことも無く、無事帰宅。何事もなく帰れたのが一番かもしれませんね。初っ端でNEXが遅れ、最後に飛行機が遅れましたけど。

5泊7日って、終わってみればあっという間。海外旅行がほぼ初めてで不安でしたけど、本当に楽しめた。ご飯が心配だったけど、基本的に問題なかったのが良かったよ。すごくおいしいっていうのもほとんどなかったけど。イヤな気分になることも少なく、ほとんどの時間は楽しく過ごせたしね。

次の長期旅行はいつかなぁ。定年祝いかなぁ…。