自称「一般的な会社員」

どこにでもいる、一般的な会社員の日常

7月26日

2013-07-26 | Weblog
本文おもろすぎんだろ



いやー、早いね。あっという間でしたよ、出雲大社。『行きたいね』という話が出たのが5月初頭、『マジで行こうよ』という話になったのが6月初頭、友人たちに片っぱしからお断りされたのが6月末。で、気づけば出発日になっていましたよ。

予約を終えて、半日かけてヤージーと詳細な予定を詰めて、もう準備は万端。と思いきや、いざ荷造りを始めたら何を持って行けばいいのかわからん。えーっと、服とデジカメと充電器と…服は何着だ?下着は?タオルも要るよな、あとはあとは…あ、デジカメの望遠レンズ。みたいな感じであたふた。当日の朝まで、髭剃りの存在を忘れてたし、当日の朝まで覚えていた日焼け止め系を忘れた。

思いのほか重い荷物を背負って、7時前に家を出る。電車に乗って揺られること1時間。東京国際空港に到着。あ、家の換気扇止めてくるの忘れた…。ヤージーとの集合まで30分あるから、ラウンジでのんびりしt『おすぎさん!』あれ、ヤージー君、早いね。

結局行こうとしていた南ウイングラウンジはチェックイン後でないと入れないことがわかりました。仕方が無いので、暇そうにしているヤージーと合流。とっとと手荷物を預けてのんびりしましょう。しかし手荷物カウンターが激混み。出張の時は5分くらいしか待たなかったので、甘く見てた。だいたい、手荷物という言い方が気に食わない。手に持つ荷物なら、機内に持ち込むものちゃうんかい。

ようやくバッグを預け終わったので、次は危険物のチェックですね。携帯電話3台とカギと財布を出してゲートをくぐると、アラート音。『他に金属の物はありませんか?』と聞かれたので、『あとはベルトのバックルくらいです』と答えましたよ。そうしたら『脱いでください』と。公衆の面前で羞恥プレイ、私にそういう趣味はない。

ズボンをずり上げて、ベルトを締め直して、トイレに行って気張って、搭乗ゲートに行ってみたらもう搭乗を開始していました。おかしい、旅行代理店のお姉さんは『30分前くらいに空港に…』って言ってたのに。1時間近く前に着いていたのに。そっか、夏休みか。ラウンジ行かなくて正解だったなぁ。

飛行機の搭乗率は、60~70%ってところかな。結構空席が目立つ。我々も、3列シートに2人だし。飛行機はずんずん進んで、一番新しい南の滑走路へ。ずいぶん走るけど、燃費的にはどうなんでしょう。浮島じゃなくて杭なのもどうなんでしょう。なんてことを考えているうちに離陸。加速Gは、インプレッサの方がいいね。

ヤージーが窓側、私が通路側に座っています。ヤージーが時々車窓の景色を報告してくるのですが、ヤージーが窓にしがみついているせいで、私にはキミの後頭部しか見えませんよ。意外と白髪あんのな。機内で話しているのも私たちだけっぽい。大声で話しているわけじゃないから遠慮はしないけど気にはなるね。

飛行時間は1時間程度。近いねぇ。私は三半規管が強くないので、飛行機の降下で耳が痛くなることが非常にしばしば起こります。そろそろ着陸っぽいけど今回も痛くなったら困るなぁ。ふと窓を見ると、同じ高さに山が見えます。

ア「なぁなぁ、こんな山を縫うみたいに飛ぶわけ?そこでサッカーしてるし」
ヤ「おすぎさん…もう着陸だから」

耳が痛くなって無いから全然気づかなかったよ。飛行機のブレーキはエアブレーキかタイヤブレーキかを議論しているうちに、空港に到着。たいてい荷物が最後に出てくる私ですが、10番目くらいに出てきました。早い!

地方空港は始めてですが、東京国際や新東京国際や福岡と比べると、大変コンパクト。早くもお土産をちょっとだけ見て、レンタカー会社のフロントへ。日産レンタカーのお姉さんが可愛くて気になったけど、残念ながらトヨタレンタカーです。送迎車で、最寄りの営業所へ。この送迎車に日産レンタカーのお姉さんも乗ってるんですけどね。営業所も同じ場所だったから、共同でやってるのかもね。

借りた車はカローラ アクシオ。トヨタの小型車はヴィッツのイメージだったので、ちょっとビックリ。ヤージーが運転席に乗り込み、颯爽と出発。してから1分後、停車。動いてたらナビの設定できないでしょ。四苦八苦してから、ようやくナビに目的地を設定。改めて出発。すぐに山陽自動車道に乗ります。ここで思い出した。オレ、ETCカード持ってきてない…。

ア「ッアー!ETCカード忘れた!おとといの夜まで覚えてたのに!」
ヤ「はいはい、もうオレのを挿しておきました」

面目ない。

無駄話をしながら走ること30分。カーオーディオがついていないとゴネるヤージー。仕方が無いので料金所で路肩に止まって、ナビと私のiPhoneをBluetoothで接続。便利な世の中だねぇ。レンタカー屋でちょっと手間取ったものの、ほぼ予定通りに呉駅に到着。

はい、この旅行の目的は出雲大社です。でも飛行機は出雲空港ではなく広島空港に着陸しました。そこから車で呉まで来ました。もう、意味がわからない。我々の明日はどっちだ。

気にせず呉阪急ホテルへ。ここのカフェで、海軍カレーを頂きました。美味しかったけど、ランチバイキングの方が良かったかな…。ホテルランチとか、ステキやん?まぁ、時間的にバイキングでのんびりなんて出来ないんですけどね。海軍カレーは欧風カレーですが、スパイスが強い感じ。んんー?美味しいけど…って感想。そこに卵をぶっこんで食べると、激うまでした。なるほど、卵が入ってマイルドになることを見越しての味か!

予定よりちょっと早めに昼食を食べ終えて、次は海上自衛隊呉地方総監部の見学です。護衛艦か基地内の見学会をやっているんだよ。何にも下調べせずに、ナビにセットして出発。ウロウロするも駐車場が見つからず、ちょっと離れたパーキングに停車。ウロウロしてしまったので受付時間が結構ギリギリだねぇなんて駄弁りながら守衛さんに『基地見学したいです!』と伝えたら、申し訳なさそうに『ここじゃないんです』と言われてしまいました。戸惑う我々に『この道を2kmほど行ったところの入り口が受け付けで…歩くと20分かかるので、そこのバス停からバスに乗ってください』と優しく諭してくれました。『今日は護衛艦には乗れないけど、普段はいないイージス艦が来てるから、ある意味ラッキーですよ』と教えてくれました。

しかし、我々のパニックは収まらず。受け付けは見学会の10分前までです。今、15分前です。あと5分で受け付けを済ませられるのか…!一縷の望みをかけてバス停に行くと、次のバスは7分後。受け付けへの到着予定時刻は、見学開始の2分前。つまり、完全に遅刻。絶望する我々の前に現れたのはタクシー。渡りに船とはこのことか、海自だけに。

乗り込んですぐに『教育隊前バス停まで』『いや、むしろ基地見学の受付まで』とお願い。広島弁全開の運ちゃんとのコミュニケーションに手こずりつつも、無事に基地に到着。受け付け時間は過ぎていましたが、問題無く受け付けを済ませることが出来ました。その後もパラパラと希望者がやってきて、結局10分遅れくらいで案内が始まりました。意味がわからん。

ウェブに掲載され、守衛さんに教えて貰った通り、本日は護衛艦見学ではなく基地見学。せっかく護衛艦に乗れると思ったのに…。基地見学と言っても基地の中を見るのではなく、基地に係留されている護衛艦を外から見学です。中には入れませんが、間近で見ることが出来ます。あ、イージス艦は間近まで行けませんでしたけど。

近くから眺める護衛艦にテンションMAX。何より、海自最大級の護衛艦、ひゅうが型【いせ】が停泊しているではないか!ヘリコプターを搭載できる護衛艦は多々あれど、ヘリコプターの運用に特化した護衛艦はひゅうが型だけ!空母そっくりのボディが議論を呼ぶこともありますが、戦闘型護衛艦には無いそのデカさと重厚感に圧倒されちゃうね。

基地広報の方の豆知識などを聞きながら、港めぐり。本当にたくさんの護衛艦が停泊しているんだよ。その中に、前週の護衛艦見学で使われた【いなづま】がありまして…今週も乗せてくれればいいのに…とちょっと思った。広報官の人も『イージス艦をここまで間近に見られるのは稀』って言ってたからいいけどさ。

全部書くと長いので、印象に残ったこと。
●群隊長旗や隊長旗の見方がわかった
●自転車に貼ってあったネームプレート『護衛艦うみぎり公用車1号』(3号まであった)
●補給艦おおすみからホバークラフトがチラ見
●ミサイル発射管に貼り紙『ミサイル装てん中 火器厳禁』

第4護衛隊群が全部停泊していたんじゃないかなぁ。アスロックや砲塔を間近で見れて感動したよ。30分弱の見学でしたが、思った以上に満足でございました。

次は大和ミュージアム。展示内容が多いうえに、どっかの私がそれを細かく見るもんだから、時間がかかって仕方が無い。だって、映像展示は全て見たいじゃない。1/10サイズの大和の模型とか、色んな角度から撮りたいじゃない。零式艦上戦闘機六二型とか、九三式酸素魚雷とか興奮するでしょ?結果、時間押しまくり。特別映像展示をスルーして、次のてつのくじら館へ。閉館時間の早いてつのくじらを後回しにしてしまったことを後悔。

大和ミュージアムが戦後までなら、てつのくじら館は戦後から。てつのくじらとは潜水艦を指していて、展示内容も潜水艦と掃海が中心。10年前まで現役だった潜水艦の中に入れるんだぜ!興奮しないわけがない。魚雷の搬入は、艦長室の真上から行うんだね。操縦席にも座れたし、潜望鏡も覗けたよ。因みにご飯がすごく美味しそうでした。作戦行動中の唯一の楽しみだからね。因みに、てつのくじら館ではヤージーの後輩に遭遇。昔ちょっとだけ一緒に仕事をしたそうですが、今は全く別の場所で転勤中なんだって。すごい偶然。

本日の観光はこれにて終了。本日の宿泊先へ。どうでもいいけど、広島県民は車間距離とらなすぎ。煽られているのかと思ったし、ちょっと前の車とスペースがあると強引に割り込んで来る。運転が荒いわけじゃないんだけどね。

迷うことなく本日のお宿ホテル法華クラブ広島に到着。呉市から広島市まで来たよ。宿泊客からも駐車料金取るのかよ。部屋は普通のビジネスホテルのツイン。ご飯がついていないプランなので、夕飯へ繰り出す。お目当てはもちろんお好み焼き!ヤージーがチョイスした八昌というお店へ。18時過ぎでもう行列。30分並んで入店して、焼きあがるまで20分待機。一人だったら並んでる時点で諦めたであろうお好み焼きは、めちゃウマだった。スゲーウメ―!結構なボリュームですが、ペロッと完食。振りすぎだろって思った胡椒は程良いアクセントで、ソースと青海苔ともやしとソバと卵と…もう、絶妙なバランス。東京にも支店があるので、また行こうっと。

呉でテンションの上がった我々は、薬研堀海戦へ。しかし、どこもいっぱい。諦めた私は、とりあえず空いているところへ。諦められないヤージーは、空くまで待つことに。作戦終了後の合流地点を取り決め、河合帝国軍は二正面作戦を開始。

結果、アレックス軍壊滅。当方、敵へ一矢報いるも、甚大なる損害を被り後退。妥協はしちゃいけなかった。勧めてくれたおっさんにクレーム入れに行こうかと思った。今思い出しても腹立つ。合流地点で30分待ってもヤージー来ないし。30分あればお口直し出来たよ!と八つ当たりしてしまいました。ゴメン。

一戦終えたので、腹ごなしに行きましょう。広島は汁無し坦々麺がブームなんですって。大敗を喫した私の慰労と、かろうじて引き分けたヤージーの祝杯を兼ねて、ビールでも飲みながら麺をすすろうではないか。と思ったのに、どこももう閉まってた。えー!?まだ22時だよ!ラーメン屋って、夜がかき入れ時じゃないんかい!近くのお店は19時とか20時閉店ばっかり。こうなりゃ普通のラーメンでもいいと思っても、空いているのは一風堂と一蘭だけ。どっちも東京で食えるし…。

ラーメン屋を探し求めてさまようこと一時間。結局お店は見つからず。諦めかけたそのとき、目に入ったのはなか卯。もうこの際、坦々うどんでいい。妥協して入ったのはいいけど、坦々うどんは時期じゃないらしく、ありませんでした。泣きながらはいからうどんをすすったよ…。

コンビニで明日の朝食とビールを買い込んで、ホテルへ戻りました。法華クラブは大浴場があるんだよ。普通のビジネスホテルはシャワーしか使えないから、こういうのがありがたい。完敗の悔しさも、お湯の暖かさで少し和らいだよ。部屋に戻って350mlの缶ビールを煽る。ちょっと酔いが足りない…350mlじゃ少なかったかな…。眠いから寝るけど。

相変わらずすごく長くなりましたが、初日はこんな感じでふけていきました。もうね、下調べ大事。呉地方総監部の見学者用駐車場も、てつのくじら館の閉館時間も、汁無し坦々麺も、事前にちゃんと調べておけばこんなことにはならなかった。薬研堀海戦は、下調べしたけど空いてなかったのが敗因ですが。

因みに、飛行機のブレーキはエアブレーキとタイヤブレーキと逆噴射の三位一体だそうです。続きはまた後日。