自称「一般的な会社員」

どこにでもいる、一般的な会社員の日常

4月24日

2015-04-24 | Weblog
お仕事でプレゼン資料と言う名の偉い人説明資料ばかり作っているわけですが、うちの会社では文字のフォントをメイリオに統一しています。

メイリオ。なんだかマリオをネイティブっぽく言っている気がして、あまり好きではありません。

4月23日

2015-04-23 | Weblog
ぼく「今月忙しい。全然帰れない」
上司「お前、今月残業多いな。規定時間超えるから帰れ」
ぼく「でも今帰ると、取締役会に間に合いませんよ?」
上司「頑張って業務効率化して帰れ」
ぼく「なるほど」

ぼく「今日は早く帰らないと、上司に怒られてしまう」
同僚「おすぎくん、これやっといて。今日中ね」
ぼく「なるほど」

上司「残業が減ってないぞ。このままだとマイナス査定だぞ」
ぼく「わかりました、タイムカードだけ先に押します」
上司「ダメだ、入退室記録でバレたときに大変だ」
ぼく「なるほど」

上司「最近残業減ってるな。このペースならギリギリ規定時間内におさまりそうだな」
ぼく「やったぜ」
上司「やれば出来るじゃないか。普段から業務の効率化を意識しろよ」
ぼく「効率化出来なかったので、お昼休みを無しにして仕事してます」
上司「……。バレないようにな」
ぼく「了解です」

今日も弊社は平和です。

4月21日

2015-04-21 | Weblog
新サンダーバードのキャラと2号のこれじゃない感が半端ない。



舌の根も乾かないうちに…なんて言葉がありますが、下の根に口内炎が出来ました。死にそうです。

食べ物を咀嚼すると、必ず当たります。死にそうです。

飲み物を含めて、何かを飲みこもうとすると、歯や口に押し付けられます。死にそうです。

痛みに耐えるために変な風に力が入っているのか、痛みが広がっているのかは不明ですが、頭まで痛いです。死にそうです。

こんなにつらい口内炎は久しぶりです。何をしても痛い。食事が嫌で仕方がない。食べるのに時間がかかるし、一口ずつ悶絶ですよ。食後は疲労でグッタリですよ。おかげで食欲減退中。

唯一、歯磨きに影響がないことがせめてもの救いだ…。

4月10日

2015-04-10 | Weblog
お仕事のほうがちょっとデスマっております。営業時間帯は打ち合わせで潰れ、残業時間帯に資料作りです。残業中は気分を紛らわせるために音楽を聴いております。最近のお気に入りは、ヤッターマンの歌と天才ドロンボーです。夜のヤッターマンの影響で聞き始めました。どちらもええ歌や…。



4月9日

2015-04-09 | Weblog
4月になりました。晴れて新組織です。私の仕事が死亡中なのはもちろん、予想もしないところが炎上中。はるか昔、私が携わったシステムが問題になっているらしい。

当時、SEとしてガリガリ作ったあるシステム。そのシステムに名前を付ける必要がありました。こういうとき、惑星の名前だったり、神話の神の名前だったり、地名なんかを使うことが多い気がします。無難に神話から引っ張ってこようかと思ったのですが、当時の上司から『好きな名前でいいよ、なんとなくイメージがつけば』というありがたいお言葉を頂きました。

そして私がつけた名前は、某ロボットアニメの某マイナー敵メカ。上司にプレゼンしたところ、『なんとなくそれっぽいから許す』と許可を頂きまして、まるで何かの略称のように使われることになりました。

時は流れて先日、当時の上司がポロッと由来を話してしまったらしく、それをまた私だけのせいにしたらしく、大炎上ですよ。『アイツは会社の設備を何だと思っているんだ』とか、『ふざけるのも大概にしろ』とか、『それっぽい名前をつけたな』とか、『アイツらしいわ』とか、『マイナーにもほどがある』とか、『ちょっと一回飲みに行くしかないな』とか、言いたい放題。

5年以上前の話なんだから、ほっといてくれないかな…。

4月7日

2015-04-07 | 登山
雪山合宿二日目。たぶん、時間的には二日目に入っていると思う。まぁ、夜中に目が覚めたんだよ。前回は寒さで目が覚めて寝付けなかったけど、今回は喉が苦しくて寝付けない。めちゃめちゃ痰が絡んで、咳が止まらない。寝たり起きたりを繰り返して、気づけば朝です。うわぁ、体調悪い。

朝食を頂くも、相変わらず食欲がない。まぁ、普段の朝食はパン一枚だけどね。出されたものを食べきっただけマシだわ。ヤージーは3回お代わりしていました。連邦のモビルスーツは化け物ですね。体調が悪いせいか、お腹の調子が良くない。出来れば下山するまで我慢したいところですが、諦めてトイレに。あ、思ったよりキレイ。不凍液の持ち込みが必要だけど。

宿に何があるわけでもないので、予定より早いですがチェックアウト。まだ7時だよ。山小屋の朝は早い。ご飯食べる前にだいたいの準備は終えていたからね。歯を磨いてコンタクトつけたくらいだ。おじいさんおばあさん方が土間を占拠していて、靴を履くまでに時間がかかってイラッ☆とした。靴を履いたらとっとと出ろや。荷物の整理はよそでやれ。

昨日とは打って変わって、今日は小雪が舞っています。そして風もちょっと強い。湿った雪ではないので、突風が吹くと雪が舞い上がる。これが地吹雪か!ヤージーは『ホワイトアウトやー』とはしゃいでおりました。遭難してしまえばいい。

天気が良くないので景色はイマイチでしょう。今日は山登りはやめて、雨池という池に向かいます。白駒池のほうが近いし有名ですが、雨池はちょっと遠回りだけど帰り道なので。拓けたところでは風と雪が厄介ですが、森に入れば穏やかなものです。体調がイマイチなせいか、体が重くて暑い。なんてことない登りでも息があがってしまう。なので、今日もちょっと薄着。この暑さはセーターのせいという結論に達し、インナー+ヒートテック+ジャージに変更。あとは帽子と手袋で細かく体温調整。うん、格段に歩きやすい。

体調的には歩きやすいのですが、地面的には歩きづらい。人通りが少ないようで、雪が柔らかくて足が埋まる。これがまた意外と体力を消耗するんですよね。特に登りでは厄介だわ…。ヒーヒー言いながら歩き続けること1時間、目的の雨池に到着。ここで、本日初めて人とすれ違ったよ。

相手「今日はどこまで?」
ア「このまま雨池を見て、ロープウェイまで戻ります」
相手「ほう…この先、トレースないぞ?気を付けてな」

なんですと…?トレースとは、要は足跡ですね。雪に埋まるとどこが登山道なのかわかりません。所々で目印のリボンがありますが、数は多くない。なので、基本的に足跡を辿ることになります。で、その足跡がないと。2分悩んで、とりあえずコーヒーブレイク。池はめちゃめちゃ寒いので、ちょっと戻って森の中で。山小屋でもらったお湯(現在ぬるま湯)を使ってヤージーに沸かしてもらって、コーヒーで一息。マドラーが無かった結果、すごくダマになってしまいました。マドラー大事。

休憩しながらヤージーと相談して、とりあえず雨池を渡ってみることにしました。で、登山道が見つからなかったら、戻って別ルートでロープウェイに向かいましょう。早く出発して良かったね。雨池、ガッツリ凍結しています。結果、堂々と氷の上を歩く。でもね、氷の上に雪が積もっているので、どれくらい氷が厚いのかわからないんですよ。ときどきズボッと雪に足が埋まると、そのまま池に落ちるんじゃないかと恐怖してしまう。途中でヘタレて、岸寄りに進路変更。しかし、ヤージーは堂々と横断中。私より重いヤージーが大丈夫なら、私も大丈夫でしょう。進路を中央寄りに戻しました。


池の上は当然遮蔽物が無いので、もろに風を受けます。強風が吹くと、池に積もった雪が舞い上がって、視界が奪われる。さっきとはまるで違う、マジでホワイトアウトになりかけた。またもや『ホワイトアウトやー』とはしゃぐヤージーと、腕で顔を隠すアニメ的なポーズをとって一人悦に入る私。二人ともアホですな。

渡り終わったところに登山道があるのですが、地図を見たら別の山への道でした。ロープウェイへの道は、もっと手前でした。沿岸を歩きながら、登山道を探します。登山道を示すリボンを一つ見つけたものの、他のリボンや看板は見つけられず。協議の結果、とりあえずリボンまで行って、元いた場所まで歩きながらリボンを探します。で、リボンが見つからなければもと来た道を引き返しましょう。無理すると遭難します。

雪をかき分けながらリボンの巻いてある木まで進みます。誰も歩いていないので雪が深く、膝まで普通に埋まります。ヒーヒー言いながらなんとか到着。が、次のリボンが見つからない。キョロキョロしながら歩いた結果、おすぎ氏埋まる。木のそばは雪が柔らかいことをすっかり忘れてた。木に手をつこうとして、一気に腰まで埋没。焦って脱出を試みるも、雪が崩れるばかり。冷静に振り返って出るべきでしたね。ヤージーに引きずり出してもらいました。メンゴメンゴ。

雪をかき分けまくりながら歩き続け、もうすぐもと来た道に合流…というところで、登山道発見。なんだよ、池を渡る必要なかったじゃん。ホントにすぐそこだったよ。まぁ、池を渡る体験が出来たのと、いざというときのリスク管理の予行練習が出来たってことで。ホントに来た道を戻る覚悟だったよ。

しかしですね、ようやく発見した登山道も久しく人が通っていない感じ。足がズボズボ埋まるのはもちろん、だいぶトレースが薄くて見失いそう。ヒーコラヒーコラ言いながら登って、ようやく大きな道に合流。まぁ、ここも雪が積もりまくっているんですけどね。ちょっとした登りがずーっと続いている感じなのですが、ズルズル滑るんですわ。なんだ、雨池って人気ないのか。

しばらく歩くと、結構急な登りが待っています。前回雨池に来た時に、ここで死にそうになったんだよな…。登山地図上は40分となっていますが、私のいまの体力とこの雪ではオンタイムは無理だな。1時間を覚悟して登山開始。

しかしホントに雪深いね。だって、木が目線より低いんだもの。前にここを通ったときは春先だったけど、そこそこ高い木の間を歩く感じだったのに。木のてっぺんが目線なので、隙間だらけで遮蔽物にならないんですよね。めっちゃ風に煽られる。風がないとめちゃめちゃ暑く、風が吹くと死ぬほど寒い。難しいお年頃。でも、前回北八ヶ岳にきたときより寒くないからいいや。途中で2回ほど迷子になりかけながら、歩いては休みを繰り返して無事に登頂。あれ…30分で登り切ったわ。

ここで小休止。ここから先は比較的平坦なので、体温が急上昇することもありません。しっかり防寒しとかないとね。ちなみにヤージーは、目だし帽にヘルメットまで装備する完全防備。お前はどこに登るつもりだ。『これなら冬の南八ヶ岳も行けるぜ!』うん、そうだね。いつ行くんだよ、そんなところ。『35までには行こうぜ』え?オレも?

登りが緩やかになったので、格段に歩きやすい。トボトボと歩き続けること1時間弱、ロープウェイに到着。1時間早く出発して、池で迷子になったり休憩したりして、結局予定より1時間以上早く到着。やっぱり歩くペースが早過ぎんのかなぁ。ちなみにヤージーは、防寒をし過ぎて汗だくでした。ヘルメットを脱いだら、湯気が上がってたよ。

ロープウェイで一気に下山。バスの時間まで1時間半近くあります。ちょっと早いけど、お昼にしましょう。ロープウェイの駅がスキーの休憩所も兼ねているため、レストラン的なところもあるんだよ。だいぶ冷えたので肉うどんを食べよう!ヤージーは、巨大なフライドチキン的なものを食べていました。そっちのほうがうまそう。のんびりご飯食べて、荷物を整理したり休憩して、バスで移動。目指すは温泉です。

意外とバスが混んでいて、風呂上りの途中乗車で座れるかちょっと不安。眠気と乗り過ごしの不安と戦いながら、揺られること20分。元旅館の立ち寄り温泉に到着。旅館は廃業したけど、立ち寄り湯として営業を継続しているんですって。露天風呂がたくさんあると聞いていたのでワクワクしながら入ったのですが、うん、確かに露天風呂はたくさんあるね。でもつながってないんだよ。わざわざ着替えて館内を移動しないといけない。めんどい…。結局、屋内風呂だけにしました。外は雪が降ってて寒いしね。

疲れた体に温泉が沁みるわぁ…。昨晩はお風呂に入れなかったので、超サッパリ。ついつい長湯をしてしまって、バスの時間が差し迫っています。名残惜しいけど、このバスを逃すと次は2時間後ですからね。お風呂タイム終了。体を流さず湯船に入るおっさんはタヒね。

ア「すみませーん、バスって次何時でしたっけ」
受付「次は…23分だね」
ア「やべ…あと3分しかない!乗り過ごしたらシャレにならん」

バスが定刻通りに来るとは限りません。バス停までは3分もかかりませんが、万が一早く着いてしまったことを考えると、結構ギリギリ。早足でバス停に行き、時刻表を確認すると26分発でした。あと5分あるやん。しかもおそらく遅れるだろうし。温まった体に雪を積もらせながら待つこと10分弱。無事バスに乗れました。しかもガラガラで、我々以外には2組しかいないよ。カップルと、女性2人と男性1人のグループ。なんだろう、この敗北感。

体が冷えきる前にバスに乗れてよかったね。最後尾を陣取って、眠気と戦いながらまたまたくだらない話で盛り上がるよ。バスは遅いので後続車に道を譲るのですが、抜いて行く車が下手だとか、明らかに雪でクローズしているゴルフ場の経営はどうなっているのかとか。女性2人と男性1人のグループはどういう関係なのかとか。そんな話をしている間にバスはガンガン山を下って、気づけば車窓から雪がほとんどなくなり、天気も雪から雨に変わりました。

30分ちょっとで茅野駅に到着。お、一本前の特急に乗れるやんけ。と思ったけど、横並びで取れる席はありませんでした。仕方がないので、1時間どこかで潰しましょう。相変わらず駅前の大判焼き屋は売り切れで食べられず。何度も茅野に来ているけど、1回しか食べられてないよ。お土産屋を冷かしてもそんなに時間が潰せず、結局スーパーの休憩所でグッタリ。『もうここで酒盛り始めちゃう?』とか話したけど、『飲酒と居眠りはご遠慮ください』と書いてあって断念。バスの中以上に身の無い話をしながらボーっとして、発車まであと15分。よし、車内での酒盛り用に酒買いに行くか。

いつもなら居酒屋で打ち上げですが、茅野に着いたのが14時なのでお店が空いておらず、東京に戻ってからだと私が立川駅で途中下車をしなければならないので、今回は特急の車内で酒盛りにしたんですよ。だいたい、茅野駅の周りにお店がなさすぎる。蕎麦屋とか居酒屋は17時開店だし、コンビニはデイリーヤマザキしかない。ラーメン屋でもあればビールと餃子って手があるのに。

車内宴会用の飲食物を買うために駅併設のNewDaysに行きましたが、当然品ぞろえが悪い。仕方がないので雨の中デイリーヤマザキへ行ったのですが、まさかの日曜閉店。コンビニエンスってなんだっけ。結局NewDaysに戻って妥協。私はビールがあればよいのでまだ良かったのですが、缶酎ハイが氷結しかなくてヤージーが不満そうでした。

雪混じりの雨の中、やってきましたスーパーあずさ。今回も最後列を確保済みだよ。これで座席の後ろにバッグが置け…なんだこのキャリーバッグ。どこのだれかは知りませんが、先に乗っている人がすでに荷物を置いていました。イラッ☆としたけど、ヤージーに『まぁ、ここは共有スペースだからな』と諭されました。結局、荷物棚を利用しました。二人とも載せられたからいいけど。

さぁ、酒盛り開始です。とりあえず2日間お疲れ。お互いに持ち寄ったおつまみを食べますが、昨日と合わせてヤージーがクラッツを3袋も買ってくるという暴挙。私も好きだからいいけどさ。そして私もクラッツ持っているけどさ。味が違うからいいか。気になった牡蠣の燻製を買ってみたけど、思ったより美味しくなかった。

気づけば全然止まらんな。行きは小淵沢とか大月とかに結構止まったのに。甲府、石和温泉くらいだったかな?車窓の景色は、依然と白。行きでは積もってなかったところにも雪が積もっているよ。昨晩、結構降ったんだねぇ。とか話しているうちに寝た。おじちゃんお疲れやねん。30分ほどで目を覚ますと、相模湖あたりでした。ヤージーに『ゴメンね』と謝りつつ、現実に戻ってきた感にガッカリ。だいぶ見慣れた景色だ…。

そして八王子に停車。あと一駅で本日も終了です。なんて言っても、たった一駅。あっちゅー間に立川に到着。ここでヤージーとお別れ。結構雨降ってんなぁ。気を付けて帰れよ。それから20分ちょっとで新宿駅に到着。19時前には帰宅出来ました。お、早いね。荷物を片づけて、小腹が空いたのでカレーメシを食べて、疲れたので早々に就寝。OFT雪山合宿、これにて終了。

いやー、地図を持ってて本当によかった。備えあれば憂いなし。危なく雨池から引き返すところだったね。なんにせよ、バッグだな。大きいという面では使いやすいが、ポケットが少ないので荷物整理が面倒。おかげでティッシュを忘れたよ…。ヤージーから追加できるポケットを聞いたので、ちょっと考えてみるか。あと、ザックカバー買わないとな…。背負い慣れていないので、上半身も痛い。これは使い込むしかないなぁ。

これにて2014年度のOFTの活動は終了。春に毎年恒例の奥多摩登山を予定していますが、これはどうなることやら。

翌日、まったく声が出なくて仕事になりませんでした。体調不良の雪山登山は自殺行為でした。

4月6日

2015-04-06 | 登山
OFT結成から早3年。昨シーズンは雪山合宿のはずが、日帰りで2回行っただけでした。合宿をしないで何が部活か。と言うことで、合宿してきました。場所は、北八ヶ岳。先日、大々的にニュースになったのは南八ヶ岳です。同じ八ヶ岳でも、レベルが全然違います。それでも雪山なので遭難には気を付けないといけませんね。

数日前に発熱し、気合(と市販薬)で体調を整えた私ですが、今回は不安がいっぱい。だって、新しい登山バッグなんだもの。何も考えずに大きいものを買った結果、非常に使いづらい。前のバッグよりたくさん入るけど、ポケットが少ない。小物の収納に不安…。荷物を入れたり出したりを繰り返した結果、遅刻する。おかしい、普段より余裕のある時間に起きたのに。日が昇る前から駅まで超ダッシュ。改札をくぐって階段を駆け上がっている最中に聞こえてくるドアの閉まる音。絶望。あと1分…いや、あと30秒だったのに…!

これでもかというくらい肩で息をしながら、意気消沈。まずい、スーパーあずさに間に合わなかったら死ねる。一応、一本後のあずさでも大丈夫だけど、自由席になってしまう。調べてみると、乗り換えが多少シビアかつ割高だけど、何とか間に合う可能性が見えてきました。気合いを入れ直して乗換に挑みました。が、お腹が大変痛い。一難去ってまた一難。途中下車したら間違いなくスーパーあずさに間に合わない。かといって漏らすわけにはいかない。頑張れオレ、あと20分だ。よしよし、あと6駅だぞ…。う…痛みの波が小刻みになってきた。頑張れ、あと2駅だ!よっしゃ来た来た!とりあえずスーパーあずさに駆け込め!

頑張った結果、発車ギリギリにスーパーあずさに乗れました。とりあえず荷物を座席に放って、トイレに駆け込み。病み上がりに全力ダッシュはきつかったか。ふぅ…なんとかなった。スッキリしたところで座席に腰かけて人心地。20分ほどでヤージーと合流。なんと隣の席を取れたんだよ。茅野につくまで、駄弁って時間つぶし。いやー、それにしても……車窓の景色が全然白くないんですけど。全っ然雪が無いよ!どうなってんだよ!そこそこ高い山でも茶色いじゃないか!

そうこう言っているうちに、茅野駅に到着。ところどころに雪が積もれているものの、雪景色ではない。そして、寒くない。雪山装備とはいえ、立っていても全然寒さを感じないってどういうことだ。一昨年の年末に来た時は、同じような装備で震えながらバスを待ったのに。一抹どころではない不安を抱えたまま、バスに乗り込んでいざ雪山へ。

朝早く起きてさ、病み上がりでさ、全力疾走してさ、絶妙な暑さと振動でさ、眠くなるよね。『どうせこれから2日間一緒なんだから、電車で寝とけば良かったね』おっしゃる通りです。軽く寝て、気づけば北八ヶ岳ロープウェイに到着。

ここはピラタス蓼科と言うスキー場でもあるのですが、一面真っ白です。雪が無いかもなんて、無用な心配でしたね。そしてちゃんと寒いね。前回ほどではないけど、立っていると震えるくらいちゃんと寒いぜ!ロープウェイでサクッと山頂駅へ。気温は氷点下4℃、風は6m/sらしいから、比較的穏やかですね。そして何より天気がいい!多少ガスっているものの、遠くまでよく見渡せる。ヤージーめ、当たりを引いたな。

それぞれアイゼンとチェーンスパイクを装備して、いざ出発。坪庭を抜けて、縞枯山へ。このルートは何度も来ているので、迷うことなくサクサクと。ヤージーは、一年ぶり2回目のアイゼンになかなか慣れない御様子。でもまぁ、そんなに激しい山じゃないし、ゆっくり慣らせばいいさ。雪質は思ったよりいい感じ。場所によってはフワフワで、気を抜くと膝まで埋まります。場所によってはいい感じに凍っていて、スパイクが食い込んで歩きやすい。いつぞやの武甲山のシャーベットと比べると、格段に歩きやすいよ。

しかし私の体が重い。思った以上にペースが上がらず、上がるのは息ばかり。体力が全然回復してない…。縞枯山の直登で、見事に死亡。思ったより滑らずに順調に登れるけど、足が上がらない。普段なら追い越せるペースのおっさんたちや初心者っぽい夫婦に、置いて行かれないようにするのが精いっぱい。そして何よりも暑い。前回凍傷の危機に瀕したため、手袋をバージョンアップし、ヒートテックとセーターの上に山用ジャージとフリース、そして毛糸の帽子という、なかなかの重装備。気温が高めのこの天気では完全に裏目でしたね。手袋、ジャージ、フリース、帽子をキャストオフ。それでもちょっと暑いぜ…。

ヒィヒィ言いながら、無事に登頂。あれ、ほぼコースタイム通りだ。こんなにヘロヘロなのに。景色が抜群なので、お昼休みです。ロープウェイに乗る前に軽く食べているので、ここではカップラーメンだけ。ヤージーにお湯を用意してもらいますが、今日は私も準備してきたんだぜ!なんと、水筒にお湯を入れてきたんだよ。冬山だと、水が氷るからね。時間とガスの短縮のために持ってきたのですが、お湯の温度を確認するために口に含んだら、見事に吹いた。うん、お湯っていうか、冷たくない水だ。普通の水筒じゃダメかぁ…。

さすがに止まっていると寒い。見晴らしが良いということは遮蔽物がないということなので、風も強い。先ほどの重装備に戻すぜ。うむ、それでもちょっと寒い。でも、ちょっと寒いくらいのほうがラーメンが美味しいんだぜ。担担麺がピリ辛でめちゃうま!いつもどおり食後のコーヒーも頂くよ。この絶景を眺めながらのコーヒーは、毎度最高だぜ…。ただ、金属製の取っ手が冷たすぎで素手じゃ持てないぜ。

ちょっとのんびりしすぎた。片づけて出発しましょう。そのまま展望台へ向かって写真を撮って、茶臼山に登って展望台へ向かって写真を撮って、延々と下る。雪道の下りは、本当に歩くのが楽。地面は柔らかいし、ズルズル滑るしでペース上がりまくり。ただ、道が狭いうえに雪のせいで1mくらい高くなっているから、木の枝が非常に邪魔っつーか痛い。雪の重みで木が折れて、道を塞いでいたりするし。やっとの思いで閉鎖中の国道に出てきましたが、相変わらずスゲー積雪。道路標識が低すぎ。


ここから徒歩数分で、本日の宿泊地である麦草ヒュッテに到着。まぁ、ここも前回泊まったとこなんですけどね。一週間前に予約の電話をしたのですが、サクッと個室が取れました。前回もガラガラだったし、この時期は空いているんだろうなぁと思っていたら、予想外の混雑。人多くない?どうやらこの時期は近くの白駒池が凍結しているので、そこに行く人が多いみたい。前回行ったときは氷が薄くて渡るのを断念したけど、今の時期なら余裕みたいですよ。

到着したのは16時。予定より1時間遅れですが、のんびり休んだり展望台に行ったりペースが上がらなかった割には早く着いたね。とはいえ、もうどこかに行ける時間ではないので、お部屋でまったり。今回泊まる部屋は、前回の女子部屋。角部屋でいいんだけど、そのぶん寒いんじゃないかと。でも、前回に比べて気温が高いおかげか、震える寒さじゃないね。灯油ストーブと炬燵で、十分温まれるよ。ちなみに大部屋も見てきましたが、某燕山荘より個人スペースがはるかに広かった。布団1枚ちゃんとあったし、隣の布団ともスペースがちゃんとあったよ。

荷物を下ろして、謎の地ビールで乾杯。クラッツうめぇなぁ。管を巻こうにも、電車と山の中であらかた語りつくしちゃったよ。あーでもないこーでもないと全く身の無い話をしているうちに、ご飯の時間です。お、一組目に入れたか。ふらふらーっと食堂へ行ってご飯。今日のご飯はカレーコロッケと白身魚のフライ。可もなく不可もないね。普通にご飯を食べられるだけで十分ですよ。しかしですね、鼻が詰まり気味で食事がツラい。息苦しくて全然食が進まないんだよ。いやー、大変だった。

30分ほどで食べ終えて、自室へ。アルコールと疲労と満腹と炬燵で、眠気マックス。体を起こすことはおろか、目を開けているのもつらい。

ヤ「おすぎさーん、まだ寝るなよー。これから歯を磨いて星空見に行くんだろー」
ア「無理…瞼が重力に逆らえない…」
ヤ「横になってんだから、重力関係ないだろー」
ア「やだよー、歯を磨いたら絶対目が覚めるもん」
ヤ「いやー、この眠気には勝てんだろ」

二組目の食事が終わるころを見計らって、食堂で歯磨き。だいぶ酔いが醒めてきたところに、凍るような冷水での歯磨き。目が覚めないわけがない。お目目パッチリだよ。ちなみに水は普通に凍りますので、水が使えるのは食堂だけ。トイレは、大の場合は不凍液を使って流します。大変だね。

だいぶ眠気が飛んだので星空でも見に行こうかと思ったら、ヤージー裸足でした。オールシーズン用の登山靴で裸足とか、あまりにも無謀。結果、部屋から眺めることにしました。部屋の明かりを消して窓から空を見ていると、とてもすごいものを見たのはアニメじゃないわけですが、普通にキレイな星空。建物の中からだからそこまで感動はしなかったけど、それでも東京じゃ絶対に見れない星空に惚れ惚れだね。

ヤ「うーん、思ったよりだね」
ア「そうか?建物の中だし、こんなもんじゃね?」
ヤ「確かにキレイだけど、新年に彼女と見た軽井沢の星空に比べたらね」
ア「ふーん、そーですか」
ヤ「広い駐車場なんだけど、人がいっぱいでみんな空を見てたよ」
ア「不自然に揺れてる車とかなかった?」
ヤ「寒くてそんなことできんわ」
ア「しかし毎度のことだが、これは嫁より子供に見せたいよなぁ」
ヤ「お互い結婚したら、子供連れてどっか行こうぜ」
ア「そうだなぁ…寿導とかも誘ってやらないと、元同居人がこういうとこ連れてくるとは思わないからなぁ」

10分くらいで寒いから終了。布団を敷いて、もう寝ましょう。

ヤ「いやー、すごく眠いね」
ア「めっちゃ目が冴えているんだけど」
ヤ「なんか…ゴメンね…」
ア「いいよ…いじけてるから」

こうして雪山の夜は更けていきました。