自称「一般的な会社員」

どこにでもいる、一般的な会社員の日常

7月29日

2013-07-29 | Weblog
上司に『こっちからの情報がなければ定例会に出なくていい』と言われたので放置していた案件があるのですが、気づいたらトラブってました。上司に報告したら『なんで今頃そんなことを言うんだ』と言われました。そりゃ定例会に出てないからですよ。



出雲大社二日目。

4時半に寒さで目覚める。流石に室温20℃は寒い。でも隣を見ると、ヤージーは布団掛けずに寝てるし。10分くらいもぞもぞしたけど、諦めて26℃に変更しておやすみなさい。今度は暑くて眠れない。半分寝ながらも温度を調整。なんとなくいい感じになったのでおやすみなさい。気づけばヤージーがゴソゴソと動き始め、何か言ってる。目を向けると、うつ伏せで腰を上げた状態で一言、『おすぎさん、オレもう起きるから』。眠い私は『んー?あっそう』とだけ返しておやすみなさい。

7時に目覚ましがなって起床。同時にヤージーも起床。あれ?5時前に起きたんとちゃうんかい。ずいぶん豪快な寝相と寝言ですね。寝相といびきは私も負けませんけど。酒が入っていたし、途中で一度目が覚めたから寝足りない。ボーっとしながらパンをもしゃもしゃして、身だしなみを整えてたらもう8時前。チェックアウトしましょう。

本日の目的地は安芸の宮島こと厳島。宮島が正式名称だと思っていたけど、宮島は愛称で正式には厳島なんだって。ナビには最寄り駅の宮島口駅をインプット。昨日の二の舞は御免なのでヤージーに『本当に駅でいいのか、駐車場がなかったらどうするんだ』と聞くと『大丈夫大丈夫、調べたから』と軽いお返事。うん、1つはあったのはオレも見たけどさ…まぁ信じよう。

スタートしてすぐに迷子。なんだこれはどうなってんだと思ったら、ナビが暴走してた。立体駐車場に入れるときに反転しているので、ナビが車の向きを誤認識。こういうのって、ジャイロセンサーとかで自動で直るもんじゃないのか。手動で車の向きを直して、改めて出発。

しかし広島市街はおもしろい。路面電車と走る機会なんてそうそう無いよね。女子高生のスカートは長いし、男子学生は学生帽を被ってるんだぜ。学生帽なんて昭和の映画でしか知らんわ。

途中でバイパスに乗るのを間違えたけど、無事に宮島口駅に到着。西広島バイパスは高速道路にしか見えませんが、一般道のようです。駅前の駐車場が800円や1000円ですが、ちょっと離れたら500円。300mくらい歩いてやるわ。駅前のコンビニで飲み物を補充して、いざフェリーで厳島へ。

フェリーはJR西日本と宮島松大汽船の2社があります。ここはヤージーの希望でJR西日本で。理由は、わざわざ遠回りして大鳥居に近づいてくれるので。これはヤージーナイスチョイス。昨晩のお好み焼きと言い、ちゃんと下調べしてるところはバッチリじゃないか。大鳥居を経由して、厳島に上陸。

上陸して早々、シカの歓迎に驚き。シカがいるって、奈良公園じゃないの?人を恐れないしウロチョロしてるかと思いきやふてぶてしく休んでたり。なんなのこいつら。まつ毛長いし。海岸沿いを厳島神社に向かって歩くけど、お店はまだ半分くらいしか空いてない。まだ時間が早いか。

写真をパチパチ撮りながら、厳島神社を拝観。確かにすごいけど、意外とフーンって感じ。のんびり見て回って、厳島から大鳥居を撮って、参拝して終了。1時間くらい。海がキレイだったので清盛神社まで足を伸ばして、海岸で写真を撮りながらブラブラ。厳島神社まで戻って、送迎バスで弥山ロープウェーへ。弥山の山頂から瀬戸内海が一望できるんですって。ロープウェイで山頂付近まで行けるし、とりあえず行ってみようか。

おい、どういうことだ。地図でみると500mくらいなのに、登って降りてを繰り返す結構な道のり。何が困るって、この暑さ。あっという間にハンケチーフは絞れるレベル。顔からは汗が流れ続け、腕は玉のような汗がびっしり。脱水で死ぬ。舗装はされているのでスニーカーで全然問題無いけどね。暑さでヒーヒー言いながら1時間近くかけて登頂。

さぁ、肝心の景色は!すげーガスっててほとんど見えない。この暑さで水蒸気発生かぁ…。展望台も工事中だし…。江田島方面はホントに視界最悪。本土方面はそこそこ見えるけど…って感じ。うん、スゲー残念。着替えなんて、ジーパンとシャツ2枚ずつしか持ってきてないのに、これはもう汗で着れんな…。

30分かけてロープウェーまで戻って、のんびり下山。朝は閉まってた参道を観光。恐ろしいほどのもみじまんじゅう屋の量。何十件あるんだよ。具も多種多様なら、値段も多種多様。いくつか目ぼしいお店をピックアップする中で、揚げもみじの文字が。これか、同僚に勧められた揚げもみじ!単純にもみじまんじゅうを揚げただけなんですけどね。香ばしさが増して美味しい。ヤージーが乗り気じゃなく見えたから一個だけ買ったんだけど、そのヤージーは3種類買ってた。なんだよ、だったらオレも買ったよ。

揚げもみじの賞味後、ぐるっと戻ってヤージーお勧めのもみじまんじゅう屋へ。再び海岸に出てみてビックリ。さっきまで水没していた大鳥居が干上がっているではないか。歩いて行けるぜ。せっかくなので、海へ降りて大鳥居まで行ってきました。スゲーでかい!フジツボいっぱい付いてる!表と裏で文字が違う!いやー、朝は海に佇む大鳥居と厳島神社、昼は鎮座する大鳥居と厳島神社と、一粒で二度美味しい。弥山で汗をかいた甲斐があったぜ…。

そのまま海だったところを渡って、目的のもみじまんじゅう屋へ。他のお店が多種多様なもみじまんじゅうを用意する中、そこはつぶあんとこしあんのみ。しかも、他に支店がなくて、まさにここでしか買えない。お土産に最適や!暑さをこらえながらたどり着いたお店は、つぶあんが売り切れ。まだ午前中なのに…。賞味期限が短いのも難点だが、つぶあんだけいくつか買って撤収。ヤージーはガッツリ買ったうえに、つぶあんを我慢できずに製造後の配送をお願いしてた。

再びぐるっと参道へ。目を付けていた出店で、焼き牡蠣を頂くよ!2個400円が多い中、そのお店は1個から買えるし、串焼きもある。もちろん両方食べたよ。焼きあがるまで時間がかかって、ヤージーから顰蹙買ったけど。10分くらい我慢しろい。夏は牡蠣のオフシーズンだそうですが、輸入物や品種改良で頑張っているらしいよ。私が食べたのが輸入か改良かはしりませんが、めちゃめちゃ美味しかったよ。串焼きはバター醤油とステキなマッチングだし、焼き牡蠣は牡蠣の旨みが…やべ、腹減ってきた。

大方目的は達しましたので、厳島を後にします。帰りもJR西日本です。往復チケット買ったから。流石に帰りは直行でした。フェリーってすごく高いイメージだけど、ここはどっちも片道170円。それだけ乗客が多いのか、競合他社がいるからか。どちらにせよ有り難い話です。

すでに1時間近く予定が押してるけど、飯食べてない。昼なんてとっくに過ぎて、もうおやつの時間だよ。ここでもヤージーチョイスの穴子飯屋へ。宮島の名物らしいよ、穴子飯。写真で見ると、鰻丼のうなぎの代わりに穴子って感じ。ヤージー希望の発祥らしいお店へ。うん、この時間でも結構お客がいるんだなぁ。メニューは穴子飯の小・並・特上のみ。あとはつまみに白焼きとかがあるらしいけど、我々の席には他にメニューが無かった。そういえば八昌もメニューは3つしか無かったな。『自信のあるお店はメニューも絞ってるんだな』とヤージー。戦力集中の法則ですな。

奥の席から『特上』と言う声が聞こえましたが、二人そろって並を注文。空腹に耐えた数分後、とてつもなくいい匂い。蓋を開けると、どんぶりに穴子の蒲焼がギッシリ。穴子はふんわりで、臭みが無くて味も抜群。ご飯は白いご飯じゃなくて、出汁で炊いているみたい。タレは穴子にしかかかっていないので、サッパリ味。でもご飯にも味が付いているから、物足りなさは全く無い。お好みで山椒をかけるみたいだけど、かけないほうが私は好き。ほぼ無言で二人とも食べることに集中してた。ホント、美味いものばっかり食べて幸せや…。しかし、出されたお茶が熱かったのだけが残念。お冷ください…。

食後は再びコンビニへ行って、本日の晩酌準備。昨日は350mlで足りなかったから、今日は500mlにしちゃうぞー。しかもプレモルだー。おつまみも買って、本日の宿へ向けて出発。

ここから運転は私にバトンタッチ。目的地をナビに登録してみると…4時間かかると。うそーん、予定を立てるときにGoogle先生に聞いたら、2時間半って言ってたじゃない!ただでさえ押してるのに、このままでは夕食に間に合わない!とりあえずナビを信じて向かうしかないよね。出発進行。

最初はヤージーも『オレの安全運転をナビが覚えて、余裕のある時間になってんだよ』と言っていましたが、30分走っても時間は変わらず。このままでは到着は19時半過ぎ、ご飯が終わってしまいます。ヤージーに調査を依頼すると、地図を取り出してナビとにらめっこ。『もういいからさ、GoogleマップでGoogle先生に聞いてみろよ』と言っても聞く耳持たず。『たぶんここのルートが違うんだと思うんだけど…』たぶんってなんやねん…。結局、PAに止まって再確認。私がGoogle先生に聞きつつ、ヤージーがナビと地図とにらめっこ。

ア「今ここだろ、三次東JCTから松江自動車道に入れば1時間半ってGoogle先生言ってるぞ」
ヤ「ナビに松江自動車道が入ってないんだ、途中から下道だからこんなに時間がかかるんだよ」
ヤ「OKわかった、あとは任せろ」
ア「ホントだな?ヤジナビに任せるからな?」
ヤ「大丈夫だって」

不安爆発ですけど、ナビが使えないんじゃ彼を信じるしかない。Google先生を信じれば、18時には着くぞ。とりあえず再出発。

因みに、運転が私に変わってからは、カーステレオにはヤージーのウォークマンがつながっています。流れているのはB'z。本当は大和ミュージアムに向かう道で、OCEANを流したかったらしい。なんでも【男たちの大和/YAMATO】の主題歌だったとか。調べてみたら違うじゃねーか。そして、追い越し車線に入るたびにultra soulを流すのやめたまえ。めっちゃボリュームでかいし。この日だけで5回以上聴いた気がする…。

ヤジナビに従いながら進みつつ、ふとナビを見てみると道のない場所をひたすら走っていることになってた。なるほど、やっぱり松江自動車道が入ってないんだね。諦めずに次の交差点を曲がれと言っている彼の実直さに感動さ。

延々と走っていると、流石に眠気が。ちょっと寝不足気味だし、いっぱい歩いて疲れたし、結構満腹だし、2時間以上走りっぱなしだし。そりゃ眠くもなる。さらに悪いことに、トンネルばっかり。ultra soulが流れてもテンションが上がらなくなってきた。やばい、こりゃヤージーに運転変わってもらったほうが良いかもしれん。

悩んでいるうちに松江自動車道を抜け、宍道湖SAに到着。写真をちょっとだけ撮って、体を動かして目を覚まして、予定より1時間押しのまま本日お宿である玉造温泉 佳翠苑 皆美に到着。結構でかいなーなんて言いながら入り口に着くと、すぐに係りの人が出てきました。

係A「お車を駐車場に回しておきますので、キーをお預かりします」
係B「荷物お持ちします、こちらで全部ですか」

ちゃんとした旅館が久しぶりだったのでタジタジ。フロントでチェックインしようと思ったら、休憩所みたいなところに案内されまして、お茶と甘味を出されました。何この対応。わざわざ受付の人が我々のところまで来て対応してくれるし。

チェックインが終わると、仲居さんが部屋までご案内。この仲居さん、めっちゃ若い。たぶん年下。我々の荷物を持とうとしたので、すかさず制止して自分たちで持つ。流石にレディに重いものを持たせるわけには。部屋まで案内してもらって、設備やご飯の説明を受けるんだけど、所作がキレイ。若いのにちゃんと教育されているんだなぁ…。もうね、惚れるよ。

ご飯まで時間があるのでお風呂でも行こうかと浴衣に着替えていたら、ヤージーが外に向けてカメラを向けていました。

ア「何撮ってんの?そんなに景色いい?」
ヤ「おすぎさん、見て見て!浴衣の女の子が!」

盗撮ですか。何組か女の子二人組みが歩いておられましたよ。まぁ、大半はカップルでしたが。下に目をやると、まだまだ宿泊客が到着していました。もう18時過ぎてるのに、結構遅めの人もいるんだなぁ。ってか早く風呂に行かんと!

お風呂は普通。大浴場と露天風呂があって、お湯はサラサラで無臭。ちょっと熱めかな。今日はめっちゃ汗かいたから、サッパリして気持ちいいわぁ…。風呂上りにヤージーにコーヒー牛乳おごってもらいました。ゴチ。

風呂から出たら、次はご飯。食堂というかダイニングというかに移動。座敷ではなくて、レストラン形式。ご飯は美味しかったなぁ。エビ餅とタイのお吸い物とか、洋風茶碗蒸しとか。穴子飯食べてから時間がたっていないから心配だったけど、意外といけた。ただ、車えびは食べづらかった。そして、給仕してくれる仲居さんが可愛かった。我々よりちょっと年下かなぁ。テキパキと仕事をこなす姿は中々に凛々しいね。

〆のご飯がお茶漬けだったのですが、お代わりは自由とのこと。ヤージーがトイレに行ってしまったので黙々と食べていると、仲居さんが『お代わりいたかがですか?』と聞いてくれたのでお願いしました。『大盛りにしておきましたから』と言われてドキッとしました。

流石に旅館の夕飯はボリュームがあるね。もうお腹いっぱいなので、仲居さんから2回目のお代わりを勧められたけどお断り。しかし、戻ってきたヤージーがアホみたいに食べるので、ついつい私もまたお代わりをしてしまいました。別の仲居さんにお代わりをお願いしているところを先ほどの仲居さんに目撃されたのですが、そのときの『え~っ?』ていうちょっと怒ったような表情にドキッとした。ぶっちゃけマジで惚れた。男って単純。

デザートを頂いて、お食事終了。ちょっと休んでから、再びお風呂へ。今度は屋上露天風呂。昔どこかの宿でもあったなぁ。ここの露天風呂は、残念ながら柵が高くて景色を満喫できず。空は広く見えるけど、曇ってたので星も見えず。誠に残念。ヤージーと風呂のふちに立って、マイサン全開で温泉街を見下ろしたのは内緒だ。多少高いところにあるからか結構涼しく、ずーっと半身浴が出来たよ。たぶん、コレがあかんかったんや…。

部屋に戻って、晩酌開始。買い込んだビールで乾杯。わーい、プレモルだーと喜んで煽ってみたけど、あれ、美味しくない。疲れているしこんなもんかとテレビを見ながらチビチビと飲みながらヤージーと駄弁る。

ヤ「仲居さんのシフトは、朝5時から10時、16時から21時だって」
ア「へー、朝番と夜番みたいな感じか」
ヤ「いや、両方勤務だって」
ア「大変だなー」
ヤ「その代わり、給料いいみたいよ。派遣で時給1500円くらい、正社員で25~30万だってさ」
ア「うわお、オレよりもらってんじゃん。その代わり不規則だからなー、出会いなさそう」
ヤ「おすぎさん、いけんじゃね?」
ア「どこへ?まぁ、さっきの仲居さん可愛かったなぁ」
ヤ「えー?二重あご気味だったよ?オレは部屋に案内してくれた子かなー」

みたいなゲスい会話をしているうちに、500ml飲み終わったので就寝。350mlより酔った気がするなぁ。私とヤージーの布団の間にはテーブルがあり、窓側がヤージー、入り口側が私。このスペースが二人の溝を表しているよね。

ヤ「こっちはオレの領土だから!」
ア「ふふふ、バカめ、通商航路(入り口)を押さえたものが勝つ!」

どっちもバカです。こうして二日目の夜も更けていくのでした。