北Qえれじー ~ 国分寺 編 ~ by Akira Io

写真家・ロシア語通訳あきらの日記。
南インド古典音楽の聖地チェンナイより帰国し、現在は国分寺に居住!

Suguna Purushotaman

2009年02月04日 02時47分08秒 | カルナータカ音楽(南インドの古典音楽)
あろはいさい!
あきらです。


今日も元気に南インド古典音楽(カルナータカ音楽)の
カッチェーリ(コンサート)に行って来ました!
会場は昨日のBombay Sistersと同じところ。
写真ではステージ後ろに見える「Nadopasana」という団体が組織している毎年恒例の音楽祭で、
2月1日から10日まで全コンサート無料で開催されます。

チェンナイのミュージック・シーズンについては以前「旅行人」2006年冬号「ディープ・サウス・インディア」にも記事を書かせて頂きましたが、とにもかくにもすごいのです。
このような「Nadopasana」のような団体が何十もあって一斉にどばーっと音楽祭を開催しちゃうのです。
その時期の新聞は一面の半分以上、土日では三分の二近くまでがコンサート情報で埋まってしまうのです!!
地元のカルナータカ音楽好きの人々は(海外から観に来る人もいる!)、毎日どのコンサートに行くべきか頭を悩ませては、結局3、4つハシゴしちゃうという、音楽好きにはたまらないシーズンなのです(笑)。
ワシもこのミュージック・シーズンに通って早8年目。
挙句の果てに今はチェンナイに住んでいるわけですが、いやはや楽しいのですよ。





で、今日観たのはベテラン女性ボーカルのSuguna Purushotaman。
ベテランらしく渋い味で魅せつつ、楽しませてくれました。
自身が楽しそうに唄ってるところが、グッドでございます。
メインのラーガは「Kambhoji」。
暖かな天上系の明るいラーガ。




で、この写真の右の女性が弾いているのがタンブーラという、
南北インドの古典音楽には欠かせない重要な弦楽器。
フレットはなく、開放弦をそのまま弾き、主奏者に基準となる音を提示し続けます。
演奏者は、コンサートの間中一定のテンポでただひたすら弾いています。
今日はお弟子さんのK.Gayathriがタンブーラを任されてのですが、
弾きながら一緒に唄ってるところが、とってもキュートでした。



Vocal: Suguna Purushotaman
Violin: Dr.R.Hemalatha
Mridangam: Mannarkoil J.Balaji
Kanjeera: Anirudh Athreya

Sabha:Nadopasana
Venue:Sri Dakshinamurthy Auditorium

Photo by Akira Io

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2 Comments

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タンブーラ (All Things Must Pass)
2009-02-04 16:37:46
この楽器もある程度修行を積まないと弾かせてはもらえないんでしょうか?
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いえいえ (あきら)
2009-02-06 14:24:25
All Things Must Passさん


どもども。
一定のテンポ・音量で弾ければ、特に修行というのもなく、弾かせてはもらえます。
僕自身も、全く触ったことがない状態で、バーンスリーの寺原さん後ろでタンブーラ弾かせて貰いました。

ただ単に弾くというよりは、少し弦を押し込みながら弾くので(そうするとアタック音が小さく心地よく響く)、それに慣れれば大丈夫ですよ!
是非タンブーラデビュー目指してください!!
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