北Qえれじー ~ 国分寺 編 ~ by Akira Io

写真家・ロシア語通訳あきらの日記。
南インド古典音楽の聖地チェンナイより帰国し、現在は国分寺に居住!

いよいよ今週末!新井孝弘(サントゥール) &U-zhaan(タブラ)@国分寺「カフェスロー」5月3日(土)

2014年04月30日 22時42分39秒 | まちかど倶楽部
じゃん!あきらです!!

いよいよ今週末土曜日は「インド音楽ライブ!新井孝弘(サントゥール) &U-zhaan(タブラ)@国分寺「カフェスロー」となりました!

去年・一昨年と素晴らしい音楽を届けてくれた二人ですので、今年も期待値MAXでおこしください!
まだ、席に余裕はあるので、友達や恋人を誘って観に来てねー!

で、サントゥールやタブラという楽器がどういうものか知らないという人のため、以下に参考動画などをご紹介します。

まずは先日新井氏が出演したラジオ番組「みよたカンタービレ」のPodcast
サントゥールについての説明や新井氏の師匠Pandit Shivkumar Sharma師の音源や新井氏の生演奏もあります。
ナビゲーターの方も音楽に詳しいので、しっかりと話を引き出してくれています。


そして、以下には、Pandit Shivkumar Sharmaによる演奏をいくつか集めてみました!
予習としても是非是非観てね!



誰もが知っているタブラ界のスーパースター、ザキール・フセインとの競演!
U-zhaanの二人の師匠のうちの一人ですね。
ん?後ろでタンブーラ弾いてるのはタイ・バーホーじゃないか(笑)
牧歌的なメロディーの民謡を弾いていますが、途中いくつも色彩の異なるメロディーを繰り広げています。




こちらはU-zhaanのもう一人の師匠オニンド・チャタルジー師との競演!
サントゥールはピアノの祖先で俗に打弦楽器と呼ばれますが、その意味がよくわかる動画。
台形のボディに張られた91本の弦をバチで叩いているのがよくわかりますね。




タブラは同じくオニンド師ですが、サントゥールはShivkumar Sharma師のご子息Rahulさんとのデュオです。
Podcastで新井さんが言っている弦の叩く位置による音色の使い分けがよくわかる動画です。




新井氏はShivkumar Sharma師のほぼ全ての公演についてまわり、身の回りのお世話や、タンブーラを弾いたりして師の音楽を深く吸収していますが、これはその証拠動画(笑)
ステージ右端が新井氏です!
タブラは来日経験もある、Yogesh Samsi!!



ということで、皆さんお待ちしています!
いつもようにカフェスローのフードもいろいろあるので、「音楽」と「食」ともに満足できる宵になるはずなので、お楽しみに!!


ご来場感謝!「地球の歩き方」南インド編 発刊記念イベント 「インド好きなら南を目指せ!」

2014年04月30日 10時10分09秒 | まちかど倶楽部
あきらです!
大変遅くなりましたが、4月26日土曜日にカフェスローで開催の「インド好きなら 南を目指せ!」、無事に終了いたしました!

トークゲストの蔵前仁一さん、ミールス担当のマサラワーラー、「地球の歩き方」南インド編編集室の皆様、会場のカフェスロー、手伝ってくれたスタッフの皆様、そして会場に足を運んで下さった皆様、どうもありがとうございました!

制作の方がおっしゃってたのですが、南インド編の企画書を出し続けて苦節何と8年!
その念願かなって、ついに南インド編が出たというのは、実に喜ばしいことですね!
これを機にもっともっと多くの人が「地球の歩き方」南インド編を手にとって、実際に南インドを旅して、あの面白さを体感してくれたらいいなぁ!と思ってます。

せっかくだから、インド編の改訂の時にも同様のイベントが開催できればいいなと思っているのですが、果たして皆さんいかがでしょうか?
もしご希望の方がいらっしゃいましたら、我らが「まちかど倶楽部」までどしどしリクエストをお寄せください! (笑)

ということで、次のイベントは、ガチンコのインド音楽ライブ!新井孝弘(サントゥール) &U-zhaan(タブラ)@国分寺「カフェスロー」5月3日(土)です!

こちらはまだ残席に余裕があるので、サントゥールの澄んだ音色、タブラの流れるようなリズム、即興演奏の妙、座って演奏するU-zhaanを堪能したい方は是非ともお越しください。

お待ちしています!!







ご来場感謝!「2時間1曲!ノンストップ・インド音楽!! 寺原太郎&池田絢子」@カフェスロー4/5

2014年04月06日 16時50分51秒 | まちかど倶楽部
あきらです!

昨日の「2時間1曲!ノンストップ・インド音楽!! 寺原太郎&池田絢子」@カフェスロー、無事に終了いたしました!
素敵な音を届けてくれた太郎さんと絢子ちゃん、いつもお世話になっているカフェスローの皆さん、手伝ってくれたスタッフのみんな、そしてご来場頂いた皆さん、どうもありがとうございました!

二時間という時間をかけて描いていただいたラーガ「ヤマン」の世界、ご堪能頂けましたでしょうか?

以下、ライブ写真をアップします!




バーンスリー:寺原太郎


タブラ:池田絢子


タンブーラ:寺原百合子








二時間に及ぶ演奏終了直後!
鳴り止まぬ拍手にちょっぴり照れてる太郎さんと、出し尽くしてタブラに顔を埋める絢子ちゃん!(笑)

いやはや、ホントお疲れ様でしたぁ!!

Photo by Akira Io

いよいよ明日!「2時間1曲!ノンストップ・インド音楽!! 寺原太郎&池田絢子」@カフェスロー

2014年04月04日 21時50分06秒 | まちかど倶楽部
あきらです!

さてさて、いよいよ明日となりました「2時間1曲!ノンストップ・インド音楽!! 寺原太郎&池田絢子@国分寺「カフェスロー」!
休憩なしに、二時間丸ごと即興で素敵な音世界、広大なラーガの世界に連れて行ってもらうという男気あふれるコンセプトではありますが、どうにか三回目の幕が明日上がろうとしています!

ツイッター情報によると、太郎さんも、このままだと4時間半ぐらい吹いちゃうんじゃないのか?っていうぐらい調子がよい、というかラーガのイメージにうまく入ってる状態のようなので、これはさらに期待値上げて来てもよいかも?っていう状況です。
当日急に時間が都合できるようになったから行くよ!っていうのも大歓迎です!!

とにかく素の心と身体で来ていて頂いて、ひたすら音楽に身を任せて頂ければOKなのですが、よりインドの音楽を知りたい!明日のライブをさらに深く楽しみたいという人のために、太郎さんがFBにて書いてくれたことや予習動画をこちらでまとめておきますので、よければ見て下さいね。

ということで明日、寺原太郎池田絢子の二人が紡ぐラーガ「ヤマン」の世界、お楽しみに!!


以下、全て寺原太郎さんの言葉です。




4/5カフェスロー2時間コンサート予習シリーズ1「タラナ」 

コウシキ・チョクロボルティ(敢えてベンガル語読み)のこのタラナ、やります!(や、もちろん歌じゃなくて笛でですが 笑)
元はと言えばこれ、このタラナ、去年の夏前に絢子ちゃんから「このタラナ歌えるようになりたいので教えてください♪」と音源渡され、う、わかったやってみる、、と言ったまま半年以上もそのままになってたもの(^^;;
今回、絢子ちゃんがインド行ってる間に、やっとこ宿題済ませました。間に合った(…のか?)
元々はトラディショナルなコンポジションで、タラナの歌詞も見つけたんだけど、コウシキ嬢のはちょっと変わったアレンジ。特にアンタラ。よく聴くラーガ・ヤマンとは少し違ったムードで、ほんとインド音楽の世界は深い、ラーガの宇宙は広大だと思いしらされる好例でもあります。
2時間コンサートでは、コウシキ嬢のこの可憐な歌声を思い浮かべながらぜひ聴いてみてください♪


追加コメント1
タラナというのは、北インド古典声楽の演奏形式のひとつで、意味のある歌詞ではなく、打楽器的なシラブルの羅列で歌われる(タラナタナディン~♪)パート。
13世紀にペルシャからやってきた音楽家アミール・フスローが、ペルシャ語が通じないインドの宮廷楽師たちと一緒に演奏するために作ったと言われています。
意味のないとは言っても、実はペルシャ語では意味がある(ディルダナディルダナは心をください)とか、ヤラレヤラレみたいに明らかに打楽器シラブルではなさそうな単語もあったりで(おそらくヤー、アッラー)、その真相は謎に包まれた部分もありますが、いずれにせよ現代のインド古典声楽ではポピュラーで人気のある演目のひとつ。
このタラナは出だし「お、出たな!?」みたいに聞こえるかもしれないけど、オデタナもれっきとしたタラナの言葉のひとつです。


追加コメント2
北インドではTarana、南ではTillanaと呼ばれている同じような形式がありますが、ペルシャ由来ということを考えるとTaranaの方が先なのかな。
新しいタラナもどんどん作られている一方で、アミール・フスローによって作られた最初のタラナなんてのもちゃんと残っています。
使われる言葉の種類はだいたい決まっていて、タラナ、タナデレナ、ディルタナ、ディンタナ、オデタナ、ウドンタナ、タノン、ヤラレヤラレ等。



「2時間の演奏をするということ」
「今年もまたこの季節がやってきた。インド音楽1曲2時間コンサート。
昨年5月に僕自身初めての試みとしてこの2時間コンサートをやって以来、ずっと考えてきたことがある。「次やるとしたら何(のラーガ)をやるか?」その都度、たどりつく結論はひとつだった。「やっぱ、アレしかないか……」
 1曲2時間演奏するということと、1曲2時間の演奏をするということは違う。  
興が乗って延々1時間半以上演奏してしまうことは僕にも時々ある。インド古典音楽は即興で演奏されるので、あらかじめ1曲の長さが決まっている訳ではなく、今演奏されているこの曲が後どれくらい続くのか、極端なことを言えば演奏者本人にだってわかっていないことが少なくない。
 けれど、あらかじめ「2時間かけて1曲やります」と宣言して演奏するということは、それとは根本的に異なる。興が乗ったらやると言うのとは訳が違う。今日は興が乗った演奏をしますと宣言するに等しい。今日の演奏は、そういう状態の、最高にとびきり良い演奏をお聴きいただきますと最初に公約を掲げて演奏するようなものだ。
嗚呼、どうして僕はまたしても、そのようなハードルを自らに課してしまうのだろうか。。
 ひと言でいえばそれは、やりたかったからに他ならない。
 昨年5月に初めて挑戦してみて得られた達成感、ラーガに深く入れたという充足感。そして10月、スティーブ・オダ氏による2時間のダルバリを聴いた後の興奮。その興奮の中、会場で主催のアキラジーをつかまえて、僕は上気した声で言った。「2時間コンサート僕にまたやらせて!」
 インドのコンサートでは、演奏者がひとりで1曲2時間も3時間も歌ったり演奏したりすることは珍しくない。70代も後半の総白髪の歌手がステージに出てきたかと思えば、そのまま熱気を帯びた声で3時間以上も歌い上げ、万雷の拍手の後それでは短い曲をと言ってはまた30分くらい歌うなんてことがザラにある。聴いている方もまったく飽きることなく、めくるめくラーガの世界を上へ下へと翻弄された挙げ句、気がついたら朝になっていたという有様だ。  
無論、長ければ良いというものではない。
 けれど、ある程度の時間をかけなければ味わうことのできない境地というものは、確かにある。それを、僕も味わいたいのだ。
できれば、その境地を供する側として。そしてみんなにも味わってみてほしいのだ。
2時間かけて到達できるラーガの景色を。」


「ラーガ・ヤマンの話」
 インド音楽について書くのは難しいのだけれど、それは何故かと言えば、どう書いても嘘になるということが多々あるからだと思う。言葉にすることでかえって真実から遠ざかるということもあるけれど、もっと単純に、人によって同じ言葉でも示す意味や範囲が違ったり、ラーガの捉え方が異なっていたりして、AはBである、と簡単に言いきってしまうことができないせいでもある。そしてついつい言い訳ばかりが長くなる。
 そんな訳で、第一稿は大抵そういうものになるので、とりあえずガーッと書き上げた後、エイヤッとそれを捨てて、一般化への欲望に諦めがついたところで改めてきわめて主観的なインド音楽論やラーガの話を書き始める。それがいつもの僕のやり方。
 さて、今日も言い訳をすませたところで、ラーガ・ヤマンの話。真夜中の森コウシキ、そしてスティーブさんのダルバリ・カナラと深夜のラーガが続いた2時間1本勝負のシリーズ3回目は、北インド古典音楽をやっている人間ならおそらく誰でも知っているであろう、このラーガを取り上げたい。
 なぜそんなにポピュラーなのかと言うと、それが多くの人が最初に習うことになるラーガだからだ。でもそれが何故なのかは実はよくわからない。ヤマンは決して簡単なラーガではない。むしろ、その圧倒的に静謐でシャンティなムードを表現するのは、初心者にはあまりにも酷と言えるんじゃないかと思うほど難しい。だからかもしれない。できるようになるまでに時間がかかるから、最初に習うのかも。取っ付きやすいが奥の深い、広大なラーガ。
 ヤマンとは冥界の王ヤマ、つまり閻魔大王である。とは言え、死者に裁きを与え嘘つきの舌を抜く日本の閻魔様のイメージは、心安らかなこのラーガのムードとはそぐわない。冥界を司るようになる以前、古代インドではヤマは死者の楽園の王であったと言う。ラーガ・ヤマンに感じるイメージは、むしろそちらに近い。この世の喧噪と肉体の軛(くびき)から解き放たれ、永遠の安らぎの中でまどろむ魂。
 夜のラーガではあるが、真夜中ではない。頬を抜け髪を揺らす穏やかな風。そこに心をざわめかせるときめきはなく、かわりに絶対の安心感、赦された感覚がある。もう何も心配しなくていい。もう何も心思いわずらうことはない。現世に戻ればまた様々な障害が汝の心を疲弊させよう。ならばこの一時、ラーガ・ヤマンの調べの中に身をくつろがせ、それら一切を忘れ絶対の安寧の中にまどろめば良い。時間を忘れる音楽、それこそがインド音楽の一番の効能であり、存在理由なのだから。
 そうかだからヤマンなのか。
 ラーガ・ヤマンはラーガの王。北インド古典音楽の中心に在る者。心を掻きたてる者ではなく、なだめ鎮める者。最もインド音楽らしいインド音楽。数限りない輪廻を繰り返し、最後の最後に到達する場所。天界の王の統べる約束の地、ラーガ・ヤマン。2時間たっぷりかけてお送りします。時間を忘れにきてください。

「インド好きなら南を目指せ!」! 「地球の歩き方」南インド編、発刊記念イベント4/26@カフェスロー

2014年04月01日 18時53分15秒 | まちかど倶楽部

じゃん!
あきらです。

急なお知らせですが、4月26日(土)にイベントをやります!!
いつものようにまちかど倶楽部とマサラワーラーが国分寺「カフェスロー」にて繰り広げるのですが、そこになんと「地球の歩き方」が加わっての「ミールス食べさせられ放題」です!
これは先月「地球の歩き方」南インド編が発刊されたことを記念してのイベントで、今回はライブとの組み合わせではなく、「旅行人」でお馴染み旅行作家、蔵前仁一さんをお迎えしてのトークという豪華イベント!
告知と同時に予約も承るという状態ですが、皆さんどうかご都合つけてお越し下さい!!


地球の歩き方・南インド 発刊記念イベント
「インド好きなら南を目指せ!」
 トークゲスト/蔵前仁一 南インドミールス食べ放題付き!

「地球の歩き方」シリーズに新しいガイドブックが仲間入りしました。
それを記念して、南インド好きの人にも、南インドをこれから知りたいという人にも、楽しめるトーク&フードイベントを開催!
トークは、「地球の歩き方」南インド編取材スタッフによる南インドのハイライトを紹介する「入門編」(第1部)とゲストに旅行作家の蔵前仁一氏を招き、よりディープな南インドに迫る「上級編」(第2部)の二本立て。

食事はバナナの葉っぱの上に盛られた南インドのカレーを、手で食べるという南インドスタイル!
本場さながらに、スタッフがカレーをサーブして回りますよ!
もちろん食べ放題で1ドリンク付き。
ミールスを担当するのは、今話題のインド料理ユニット「マサラワーラー」!
日本にいながらにして南インドを濃厚に楽しむことができる素敵なイベントになります!
友人、知人、恋人、ご家族などなど、お誘い合わせの上、是非ともご来場ください!
それでは、皆さんのご来場をお待ちしています!!


日時:2014年4月26日(土)
   開場18:00 開始18:30(ミールスをお腹いっぱい食べて頂きます!)
   トークイベント19:30~21:00

場所:国分寺「カフェスロー」 国分寺駅南口から徒歩5分
   東京都国分寺市東元町2-20-10 
TEL : 042-401-8505 

入場料:3500円(ミールス食べ放題、1ドリンク付き)
 おトクなスペシャルセット5000円もあります!
(上記入場料に「地球の歩き方/南インド編」(通常、税込み1836円)と南インドグッズが付いたもの。
 お申込みの際に「スペシャルセット希望!」とご明記ください)
 
 定員85名 予約制(お名前(参加者全員分)と人数、代表者の連絡先を銘記の上メールでお申し込みください)
 ※定員に達し次第締め切ります。事前の申込みがない場合はご入場できませんので、あらかじめご了承ください。


トークゲスト: 蔵前仁一(旅行作家)
1980年代初頭からアジア、アフリカを中心に世界各地を旅する。特にインドには数多く訪れ、86年に『ゴーゴー・インド』を出版。また出版社「旅行人」を立ち上げ、多くの旅行書を発刊。主な著書に『わけいっても、わけいっても、インド』など。近刊予定『バルカンの花、コーカサスの虹』(5月下旬発売、旅行人刊)。

料理: マサラワーラー
 いまや東京のインド好きのイベントでは知らぬものがないというインド料理ユニット。

当日は物販コーナーも充実!
「地球の歩き方」南インド編はもちろんのこと、蔵前仁一さんの著書やインド雑貨なども販売いたします!

予約申込先: まちかど倶楽部(machikadoclub☆yahoo.co.jp、☆を@に変換してからご送信ください) 

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