北Qえれじー ~ 国分寺 編 ~ by Akira Io

写真家・ロシア語通訳あきらの日記。
南インド古典音楽の聖地チェンナイより帰国し、現在は国分寺に居住!

南インド最高の歌姫・M.S.スッブラクシュミ生誕100周年追悼イベント 第2弾 「リメンバー・ザ・レジェンド」10/29(土)@東部フレンドホール

2016年08月21日 21時57分16秒 | カルナータカ音楽(南インドの古典音楽)
こんばんは!
「天上のリズム」制作実行委員会 代表の井生 明です。
まだまだ暑い夏ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

4月にグラミー賞受賞者のガタム奏者ヴィックゥ・ヴィナーヤクラームを迎えての公演ツアー「天上のリズム」をお届けしましたが、お陰様でご好評を頂き、ご来場いただいた皆さんには我々実行委員会一同ただただ感謝しております。
さて、その興奮まだ冷めやらぬ今年の秋に「天上のリズム」公演に引き続き、南インド最高の歌姫・M.S.スッブラクシュミ生誕100周年追悼イベント第二弾をお届けします!
「天上のリズム」制作実行委員会と東京在住の南インド人コミュニティが手を取り合い協力しあっての渾身の企画!
チェンナイからボーカリスト、バイオリン奏者、ムリダンガム奏者の3人のミュージシャンが来日し、東京在住のボーカリスト、ランジット・ダス、そして東京生まれ東京育ちのモールシン奏者、竹原幸一とのチームで南インド古典音楽の演奏を極上のツインボーカルでお届けします!
またインドの人間国宝でもあるM.S.スッブラクシュミのドキュメンタリー上映もあり、ステージも運営も日印合同でM.S.スッブラクシュミを追悼します!


初めて訪れたチェンナイで、南インド古典音楽を聴いて衝撃を受けてから早や15年。
その当時よく聴いていたカセットテープの一つが実は今度来日するボーカリスト、バラジ・シャンカルのアルバムでした。
まさかその15年後に彼を日本に招いて公演を催すことになるとは!
人生って不思議なものですね!!


天上のM.S.スッブラクシュミに捧げられる、信仰心あふれる美しきカルナータカ音楽(南インド古典音楽)を皆さんどうぞご堪能ください。
ご来場お待ちしています!

「天上のリズム」制作実行委員会
代表 井生 明



南インド最高の歌姫・M.S.スッブラクシュミ生誕100周年追悼イベント 第2弾
「リメンバー・ザ・レジェンド」 ~ドキュメンタリー上映&南インド古典音楽コンサート~ 


公演情報
日時】 2016年10月29日(土)
     開場:18時30分 / 開演:19時00分
会場】 東部フレンドホール(都営地下鉄新宿線「瑞江駅」北口より徒歩2分)
料金】 前売:3,000円/当日:3,500円(全席自由)
【お申し込み】 予約受付メールアドレス:  mss100tribute@gmail.com
       ※メールの件名に「チケット予約」と明記の上、お名前(複数名ご予約の場合、全員のお名前を明記ください)、チケット枚数、住所、電話番号をお知らせください。
企画・主催】 MSSubbulakshmi 100 Tribute Committee
共催】 「天上のリズム」制作実行委員会
【公式HP】 http://mss100tribute.info/



◆ インドの人間国宝 M.S.スッブラクシュミとは? ◆
M.S.Subbulakshmi(Madurai Shanmukhavadivu Subbulakshmi、1916年9月16日~2004年12月11日) 近代における南インド古典音楽を代表する歌姫。 4歳から母の下で音楽を学びはじめ、若くして名声を得る。1966年、4月に来日したガタム奏者ヴィックゥ・ヴィナーヤクラーム氏らとともに国連でのコンサートに出演。1974年、アジアのノーベル賞とも言われる「ラモン・マグサイサイ」賞をインド人音楽家として初めて受賞。この受賞を記念したアメリカツアーの帰途日本にも立ち寄り公演を行った。1998年、インドで古典音楽家としては初めて人間国宝「バーラト・ラトナ」の称号を授与される。 「M.S.」や「M.S.アンマ(お母さん)」の愛称で親しまれた彼女は自らについては多くを語らず、コンサート収入の大部分は恵まれない人々に寄付し自らはシンプルな生活を送った。その類稀なる歌唱力と質素で敬虔な人柄から、今も多くの人々にとって神のような存在である。


◆ 出演者プロフィール ◆
バラジ・シャンカル Balaji Shankar(ボーカル)

バラジ・シャンカルは南インド・タミルナードゥ州チェンナイ出身/在住の古典声楽家。少年時代を過ごした西ベンガル州の小さな町で4歳から音楽を習い始める。ある日M.S.スッブラクシュミその人が才能を見出し、バラジの母に、彼に音楽の高等教育を受けさせるよう助言。これを受け、後にカルナータカ音楽の中心地チェンナイに居を移し、往年の名人D.K.ジャヤラーマンに師事することとなる。3年にわたり師の全てのコンサートでサポート・ボーカルを務めたバラジの姿を、今も多くの映像で観ることができる。更にジャヤラーマンの姉であるD.K.パッタマル(当時スッブラクシュミらと並び、女声声楽の御三家の一人と謳われた人物)、そしてスッブラクシュミの娘であるラーダー・ヴィシュワナータンの許で研鑽を積み、伝統的な多くの楽曲を学ぶ。16歳でデビュー。錚々たる伴奏者らと共にインド全土及び諸外国にて演奏活動を展開し、後にインド国営ラジオ局でAグレードアーティストに認定される。受賞多数。

バラジ・シャンカルとM.S.スッブラクシュミ(右端はスッブラクシュミの娘ラーダ・ヴィシュワナータン)




ランジット・ダス Ranjith Das(ボーカル)

ランジット・ダスは南インド・ケーララ州出身の古典声楽家。 父親のラーマダスはムリダンガム奏者であり、恵まれた環境の下、幼少の頃よりカルナータカ音楽に親しんできた。7歳から12年間コマッティル・シャンタクマリに師事、さらにマンガッド・ナテーシャンの許5年間研鑽を積む。1997年にはM.S.スッブラクシュミの自宅を訪れ、彼女に自らの歌声を披露する幸運に恵まれる。スッブラクシュミは満足しランジットを褒め称えた。 大学を卒業するまでケーララ州にて音楽の研鑽を積み、インド各地で多くのコンサートに出演。後にベンガルールでの生活を経て2008年より日本に居を移す。現在東京にて、演奏活動はもとより後進の育成にも精力的に当たっている。

ランジット・ダスとM.S.スッブラクシュミ(1997年マドラスにて)




マドゥライ・S.バーラスブラマニアム Madurai S.Balasubramaniam(バイオリン)

マドゥライ・S.バーラスブラマニアムは南インド・タミルナードゥ州のバイオリン奏者。 コロンゴード・スンダラム・アイヤル及び巨匠M.チャンドラシェーカランに師事。M.チャンドラシェーカランのソロコンサートではサポート・バイオリンを務め、また自身もソロコンサートを行う。伴奏者としてはマハーラージャプラム・シャンタナムやマドゥライ・G.S.マニをはじめとする名立たる巨匠たちを支えてきた。 インド全土はもちろんのこと欧米をはじめ世界各国での演奏歴を持ち、インド国営ラジオ局Aグレードアーティスト、また誉れ高いカーンチ・カーマコーティ・ミッション認定の名人として活発に演奏活動を展開している。称号の授与や受賞歴多数。




プーヴァヌール・R.V.アイヤル Puvanur R.V.Iyer(ムリダンガム)

プーヴァヌール・R.ヴィシュワナータン・アイヤルは南インド・タミルナードゥ州のムリダンガム奏者。父のプーヴァヌール・N.ラーマムールティは優れた声楽家である。
彼はインド国内外で活躍する優れたムリダンガム奏者でありながら、数学の学士であり旬のITコンサルタントでもある。最初の師はクンバコーナム・ラージャッパ・アイヤル、後にラーマナータプラム・C.S.ムルガブーパティ、パーラッカードゥ・R.ラグ、T.K.ムールティといったムリダンガム界の巨人達に師事。T.K.ムールティによるリズム理論の研究に参加してきた(T.K.ムールティは40年にわたりM.S.スッブラクシュミの伴奏を務めた人物)。またYouTube上で「Laya Vikadam Series」と題した企画で、貴重で興味深い動画を多数配信している。



竹原幸一 Koichi Takehara(モールシン)

東京都出身/在住のモールシン奏者。
2003年より日本とインドを往復しながらT.H.ヴィックゥ・ヴィナーヤクラームにカルナータカ音楽の古典パーカッションを師事。師の運営する音楽学校シュリ・ジャヤ・ガネーシュ・ターラヴァーッディヤ・ヴィッディヤーラヤのモールシンコースを2007年に卒業後、自身の修練と並行して演奏活動とビギナーへのレッスンを開始する。2016年4月「天上のリズム」ツアー全公演に出演、同年8月開校した同校の日本校ではムリダンガムのインストラクターを務める。日印両国での演奏経験多数。






公演チラシ(表面)



公演チラシ(裏面)

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