北Qえれじー ~ 国分寺 編 ~ by Akira Io

写真家・ロシア語通訳あきらの日記。
南インド古典音楽の聖地チェンナイより帰国し、現在は国分寺に居住!

「Swaralaya」 Dr.Balamuralikrishna & T.H.Vinayakram

2009年08月29日 23時59分39秒 | カルナータカ音楽(南インドの古典音楽)

あろはいさい。
本日は「Swaralaya - Meeting of the Maestros」と銘打ったライブ。

from L to R
Mridangam: N.Ramakrishnan, Gethu Vadyam: N.Rajaraman, Ghatam: T.H.Vinayakram, Vocal: Dr.M.Balamuralikrishna, Kanjira: S.Swaminathan, Violin: S.Varadarajan




ガタムのヴィックゥジー。
今日も元気でした。




右から二人目のカンジーラ奏者S.Swaminathanは「リメンバー・シャクティ」でもおなじみのカンジーラ奏者Selvaganeshの息子です。
つまりヴィックゥジーの孫!




大御所ボーカリスト、バラムラリクリシュナ。
さすがのパフォーマンスでした。
メインラーガは「Hamsadhwani」。
あえてアンビエントにアーラーパナ(パーカッション無しのフリーリズムのソロ)を仕上げターナム(アーラーパナ同様パーカッション無しだが、拍節的にソロを歌う)へ。




そのままムットゥスワーミ・ディークシタールの「Vatapi Ganapathi」へ突入すると客席からは拍手が。




その後は、バラムラリクリシュナが自身作曲の「Tillana」(ラーガは、Kuntalavarali)を歌い、フィナーレへ。
最近は年に数えるほどしかライブをやってくれないのですが、まだまだ聴きたいなー。
こうやって二人のマエストロのライブは終了。
今日は、お弁当も会場で無料配布。
いやはやありがたいことです。

Hariprasad Chaurasia & U.Srinivas on 23th August

2009年08月28日 17時25分51秒 | 井生 明 撮影イベント
あろはいさい!
急遽入った助っ人通訳でしばしバタバタしていましたが、
先日23日「Times Chennai Festival」最終日の様子です。
会場は、チェンナイのエリオット・ビーチ。




ワシ、てっきりハリジーとシュリニヴァスが一緒にやるのかと思っていたら、別々なのね。
だがタブラとパカワージのダブルアカンパニー!


From L to R
Tabla: Vijay Ghate, Bansuri: Hariprasad Chaurasia, Pakhawaj: Bhavani Shankar




海を背に設置されたステージ。
屋根もありません。
背景は、海と雲がかかった夜空。




ハリジーはラーガ「Yaman」(南インドでは「Kalyani」というラーガに相当)と民謡を演奏。
さすがに全盛期の勢いはなくなっていますが、それでも十分に聴かせてくれます。




しかし、途中からは雨が降ってきた。
ハリジーとヴィジェイ・ガテのタブラの上には傘が!
終わる頃には、雨も弱まりましたがお客さんも誰も帰らなかったのがエライ。




雨のため、続行するかどうか協議してたようですが無事第二部スタート。

From L to R
Mridangam: Bangalore Praveen, Morsing: Srirangam Kannan, Mandolin: U.Srinivas, Kanjira: Sreesundarkumar, Violin: V.V.Srinivasa Rao




シュリニヴァスの演奏は一時間ちょっと。
メインラーガは「Dhenuka」でした。
モールシ奏者ンのカンナンもキレてましたよ。

Munnawar Masoom(カッワーリー) & Shobana(バーラタナティヤム)

2009年08月20日 23時51分47秒 | 井生 明 撮影イベント

今日の「Times Chennai Festival」は二本立て。
一本目はカッワーリーのMunnawar Masoom。
ボーカル、ハルモニウム、キーボード、タブラ、ドーラック×2という編成でしたが、これから盛り上がろうかという時に、何故か終了。
短すぎる・・・。
せっかく北インドから来てくれたのに、わずか40分ぐらいでした。
もったいない。



二本目はバーラタナティヤムのショーバナ(Shobana)。




ソロで踊るショーバナ。




ソロの後にはムリダンガム奏者ラーマクリシュナンが作った曲に合わせての群舞。




最後は、A.R.ラフマーンの「Maa Tujhe Salaam」(←YouTubeに飛びます)という曲での群舞。
曲が良いだけあって、踊りともあいまってヨメも鳥肌たってたようです。


R.Suryaprakash Kutcheri(スールヤプラカーシュ・コンサート)

2009年08月19日 23時32分54秒 | カルナータカ音楽(南インドの古典音楽)

本日はヒンドゥー教のお寺でのコンサート。
ワシの好きな男性ボーカリストの一人R.Suryaprakashのカッチェーリ(コンサート)でした。

From L to R  
Mridangam: Mannarkoil J.Balaji, Ghatam: Madipakkam A.Murali,
Vocal: R.Suryaprakash, Violin: Mullaivasal G.Chandramouli




通常男性ボーカルのシュルティ(ピッチ)は、C#やCが多いのですが、彼は少し高めのDなのです。
その高い声とルックスから、ワシは彼のことを密かに「南インドのさだまさし」と呼んでいるのです。
彼は銀行勤めをしながら音楽家として活動しているのですが、この後も9月はオーストラリア、10,11月はアメリカとツアーに出て、12月にインドに戻りそのままチェンナイのミュージック・シーズンに突入だそうです。
ちなみに09年ミュージック・シーズンの予定は、演奏会場・日時・伴奏の音楽家ももう決まっていて15公演、つまりほぼ二日に一回のペースでカッチェーリがあるようです。
早いなー、予定決まるの(笑)。




メインラーガは「Kapi(カーピ)」で、ティヤーガラージャ作曲のクリティでした。
楽しそうに歌ってて、いいよね。

Saptaakshara Live! (サプタアクシャラー・ライブ)

2009年08月16日 23時59分23秒 | カルナータカ音楽(南インドの古典音楽)

サプタアクシャラーとは「7Beats」という意味。
文字通り7人のメンバーからなるグループ。



ムリダンガム:N.ラーマクリシュナン
Mridangam:N.Ramakrishnan



ガタム:T.H.ヴィナーヤクラム(ご存知ヴィックゥジーの愛称で呼ばれている)
Ghatam:T.H.Vinayakram



ボーカル:V.ウママヘーシュ
Vocal:V.Umamahesh



モールシン(口琴):A.ガネーシャン
Morsing:A.Ganesan



カンジーラ:V.セルヴァガネーシュ
Kanjira:V.Selvaganesh



ガタム:V.ウマシャンカール
Ghatam:V.Umashankar



ゲットゥ・ヴァーディヤム:N.ラージャラーマン
Gethu Vadhyam:N.Rajaraman
現在この楽器の演奏者は、このラージャラーマンと彼の師匠の二人だけ。



同じガタムでも、ヴィックゥジーとウマシャンカールの音は全く違うのがおもしろい。



この8年間ぐらいずっとヴィックゥジーのプレイを観続けていますが、今日のプレイはそのなかでもベストだったかも。



あまりのハードプレイにソルー(ムリダンガムの黒い部分)が取れてしまったため、ラーマクリシュナン最後はコナッコルをプレイ。



プレイのみならずMCもこなしたセルヴァガネーシュ。
やはり存在感大なのです。


シャンカール・マハデヴァン ライブ!!

2009年08月15日 23時49分10秒 | 日記:チェンナイ

いやはや、圧倒的なパワーでした。
シャンカール・マハデヴァン(Shankar Mahadevan)!
曲はワシはほとんど知りませんでした(彼の持ち歌はほとんどがヒンディー映画のもの)が、ロック調でギターリフがバリバリの曲も多々あって、盛り上がりました(ギターは3人いた!)。

だが実は会場の前側半分、座席にして千席ぐらいがVIP用ということで仕切られ、その後ろ側、柵で仕切られた椅子無しのグラウンドではVIPでない若者数百人(ワシら含む)が前に行けず、明らかに欲求不満モードで吹き溜まっていたのでした。
ステージからは遠いので、なかなか気分も盛り上がらない。
VIP用の席には、大人しい雰囲気の人々が200人足らず。
ちょっとしたアパルトヘイトな雰囲気となっていました。

だが、シャンカールもやりにくかったのか、コンサート後半に差し掛かろうという時には「踊りたいか?OK!前に来いよ!」と声をかける。
途端に若者の塊がVIPとの境界を仕切っていた柵を乗り越えVIPエリアに突入、やっと会場全体が一つになり盛り上がるという態勢になったのでした。
とはいえ、暴れすぎるとセキュリティにたしなめられるのは、もはやどこも一緒なのですね。




で、ワシも相変わらず男にモテて、踊りまくって汗だくつゆだくの男二人に、是非次の曲を一緒に踊ろう!と誘われたのですが、撮影していたこともあり、お断りしました。
すまんねぇ。
また次回、誘ってくれぃ。




っていうか、次の曲はバラードやったんやけどね。
もしワシがお誘いにのっていたら、汗だくのインド人男子とチークタイム!だったのでしょうか?(笑)

シャンカールは、もちろんバラードでも抜群の歌唱力で歌い上げてました。




ダンサーも代わる代わるステージに登場!
シャンカールも一緒に踊ったりと、最後には子供もステージあげて躍らせたりと、盛り上がったのでした。

今度は、タミルのプレイバック・シンガーのコンサートに行きたいなー。
先日のS.P.バラスブラマニアムのコンサートは見逃したのだ・・・。

新聞

2009年08月14日 23時43分37秒 | 日記:チェンナイ
新聞は、チェンナイに着いてから一週間ぐらいで購読を始めた。
ワシに必要なのはまず、カルナータカ音楽のコンサート情報なので購読する新聞もその情報が豊富なものを二紙選んだ。
一つは「The Hindu」で、もう一つが「Times of India」。

「The Hindu」は日々のコンサート情報のみならず毎週金曜日には「Friday Review」という、文化・芸能に関する別紙(8ページほど)が出る。
これはその週に行われたイベントのレポートや、コンサートに対する批評などが出るので非常に役に立つ。
さらに12月~1月にかけてのミュージック・シーズンには「Music Season」とのタイトルで、毎週二回水曜日と金曜日に半ページ分のサイズで8ページの別紙が出る。これは完全にシーズンに特化したもので、シーズン中の目玉となるイベント、注目の若手を紹介したり、さらには「My Festival」と銘打ったコーナーでは「あなたにとってのミュージック・シーズンと言えば?」といった風に、音楽家がかつてのミュージック・シーズンの雰囲気や今でも印象に残っているコンサートの様子を懐古したりするもの。これを読むと実に色々なエピソードがあるのだということがわかって非常におもしろい。

カルナータカ音楽界には批評家が存在しており(素人でもうるさい人が多いのに!)、「Friday Review」や「Music Season」なども含む「The Hindu」本紙やインド芸能雑誌「Sruti」では、あの音楽家の何月何日のコンサートの何曲目で、何々というラーガをフリーで歌った時のこの音使いは間違っている、正しくはこうだ!とか、あの曲のあそこの歌詞の発音が良くない!など、かつての伝説的音楽家を引き合いに出して、批評したりと細かいこと細かいこと(笑)。
日本だとそれが音楽家にとっては、容易には受け入れがたいものであるのかもしれないけれど、ここ南インドではそういった批評に対して音楽家自らが反論(もちろん感情的にではなく)や自らの意図を説明する記事を掲載したりして、健全に意見が交わされていったりもする。ワシら外国人からすれば、どちらが正しいとか決することは出来ないのだけれど、なるほどこういう風に知識が共有されたり、修正されていくんだ!と感心する。


で、一方の「Times of India」は、英字紙で世界で一番多く発行されている新聞で、大衆紙らしくにぎやかなレイアウトでカラー写真が多い。

こちらのコンサート情報は、その日のコンサート情報もあるが、その週のコンサート・スケジュールを音楽家の写真入りで紹介しているので、先の予定が立てやすいし、観たことのない音楽家の顔もわかるのが嬉しい(カルナータカ音楽はとにかく音楽家が多い)!
で、昨日の投稿の様にこの新聞社主催で音楽イベントもやるので、それをチェックする意味でも、こちらも購読しているというワケ。



あ、それで本題(笑)。
今日、記事を切り抜きスクラップした後の古新聞を近所の古紙回収屋に持って行った。
いつも行く店なのだが、これが予想以上に高値(というほどでもないか?)で買ってくれるのだ。
新聞・雑誌は1キロ5ルピー(約10円)。ダンボールは、1キロ4ルピー。
今回は5か月分ぐらい溜まっていてさすがにバイクで二往復して持って行ったのだが、何と40キロちょっとになった。
古新聞の山が200ルピー(約400円)なのです!
200ルピーあればCD一枚買って、さらに生ジュース飲んでもおつりがくるのです。
いやはや、ありがたい。



CBC内部、台所まわり。
手前に古新聞。この紙塊が40キロもあったのだ。
その奥には、飲料水のタップ。


この秤で重さを量る。


古雑誌も売っている。
ヨメはよく買っているようです。

とてもおいしい!「Times Chennai Festival 15th to 23th」

2009年08月13日 22時56分47秒 | カルナータカ音楽(南インドの古典音楽)
チェンナイと言えば、12月から1月にかけての「ミュージック・シーズン」(ディセンバー・シーズンとも呼ばれる)が有名ですが(ごく一部で?)、
シーズン以外の時期もやはりコンサートが多くまさに現代の「カルナータカ音楽の聖地」と言っても過言ではありません。
シーズン以外のコンサートは基本的には、やはり週末に行われることが多いのだが、そうではなくても平日に何かヒンドゥー教のお祭りがあると、その名を冠したミニ音楽祭が催されるのです。
なので、全く油断できません(笑)。

今月も先述の「Svanubhava」があり、その他ちょこちょことカッチェーリ(コンサート)が開催されていますが、15日から23日までは「Times of India」という日刊英語新聞主催のイベント「Times Chennai Festival」が開催予定です。
音楽・舞踊に劇、そしてチェンナイの一流ホテルのシェフから直接習うことが出来る料理教室まであるというこのイベントは嬉しいことに全て無料!
音楽・舞踊は、基本的に新聞社のオフィスまで無料配布のチケットをもらいに行けばOK!
これは「First - Come - First - Serve Basis」、つまり早い者勝ちなので、
チェンナイにいるミュジーックフリークは、早いところChamiers Roadにある「Times of India」のオフィス(通称Times House)へ行きましょう!



気になるプログラム(全て午後7時から)ですが、
15日‐プレイバック・シンガーのシャンカール・マハデヴァン。
16日‐ヴィックゥジー率いるインストゥルメンタルグループ「Saptaakshara」。
17日‐人気女性歌手スダ・ラグナータン。
20日‐ショーバナによるバーラタナティヤムとムンナワール・マスームによるカッワリー。
22日‐ガザル歌手のハリハラン。
23日‐北インドのバーンスリー奏者ハリプラサード・チョウラシヤ&マンドリン奏者U.シュリニヴァス。

「いいのか?タダで?(笑)」というようなおいしい取り合わせですが、そりゃもうありがたく楽しませて頂きましょう。
ワシらは15、16、20、23日と行く予定。
15日と16日の分はすでにチケットももらいに行きましたー!
ちなみに、この二つはまだ入手可能なようです。


☆ 15日出演のシャンカール・マハデヴァン(Shankar Mahadevan)は、リメンバー・シャクティにも参加していた巨漢のあの人です。
基本的には、映画音楽の歌を歌うプレイバック・シンガーですが、
古典音楽の素養も持っていて、歌手としての力量は凄いのです。
リメンバー・シャクティのこの曲「Sakhi」では、しっかりと歌い上げ、熱唱。
途中の展開もかっこいいですよ。
隣でギターを弾くジョン・マクラフリンの嬉しそうな顔も見ものです。

さらにリメンバー・シャクティでは、南インド古典音楽(カルナータカ音楽)のクリティという形式の曲も歌ってます。
Giriraja Sudha」という曲で ラーガはBangla、ティヤーガラージャ(Thyagaraja)という作曲家というか聖人・楽聖の作曲です。
通常のカルナータカ音楽のコンサートでは、もっとゆっくりとしたテンポで歌われます。(動画リンクのタイトルは微妙に間違っているようです)

当然リメンバー・シャクティの曲は当然やらないだろうけれど、プレイバック・シンガーのコンサートは初めて行くので、猛烈に楽しみです。


☆ 16日出演のグループ「サプタアクシャラー」は、7人編成。
70年代のオリジナルのシャクティのガタム奏者T.H.Vinayakram(愛称は、ヴィックゥジー)と、彼の3人息子がそれぞれカンジーラ、ガタム、ボーカルで参加し、それに両面太鼓ムリダンガム、インド口琴モールシンと弦楽器なのに打楽器という珍しい楽器ゲットゥ・ヴァディヤム(Gethu Vadhyam)が加わるという編成。

ちなみに、ゲットゥ・ヴァディヤム(こちらでは、皆こう略す)を演奏する人(N.Rajaraman)は、先日の「Svanubhava」二日目のフルベンチ・コンサートのゲットゥ・ヴァディヤム奏者Avudayarkoil H.Subramaniam氏のお弟子さんです。
恐らくインドで、というかつまり全世界でこの楽器を演奏するのは、この二人しかいないという超貴重な演奏者です。

カンジーラ奏者のセルヴァガネーシュはリメンバー・シャクテイでカンジーラ・ムリダンガム・ガタムを演奏しているので、名前を知っている人も多いでしょう。
バカテク・ベーシストのヨナス・エルボーグとこれまたバカテク・ギタリストのショーン・レーンともかつてヨーロッパ・ツアーもしていました。
その腕については、言ううまでもないでしょ。
以下、動画リンク。
ヨナス、ショーン&セルヴァガネーシュでのトリオ映像。カンジーラ・ソロあり!
ちなみにヴィックゥジーの三人息子がヨナス&ショーンと絡んだライブ映像

で、ヴィックゥジー!
70年代後半にシャクティで活躍、そしてその後グレイトフル・デッドのドラマーであるミッキー・ハートのアルバム「プラネット・ドラム」に参加し、そのアルバムがグラミー賞を受賞したことで南インド発のグラミー賞受賞者となったガタム奏者です。
もちろんカルナータカ音楽界でも大活躍ですよ。
とってもピュアで一緒にいると「ほわーん」とあったかくなるような人です。
かつては、インドの人間国宝、歌姫M.S.Subbulakshmiによく伴奏していて、彼女と一緒に1966年には国連コンサートにも出演しましたー。


☆ 23日の北インドのバーンスリー奏者ハリプラサード・チョウラシヤ&マンドリン奏者U.シュリニヴァス。
これまたおいしい。
しかも、会場はエリオット・ビーチだ。
缶ビール片手にと行きたいが、残念ながらそれはチト難しい(笑)。
ハリジーはもう説明は要らないほどのバーンスリー(竹笛)奏者。
ワシも4,5年ぶりに観ることになるので、楽しみですね。
シュニヴァスとどう絡むか?、タブラは誰を連れてくるのか?も気になります。

で、シュリニヴァス。
カルナータカ音楽界にマンドリンをもたらし、認めさせちゃった天才。
リメンバー・シャクティでの活躍も周知のところ。
これもシャンカール・マハデヴァンにリンクした動画を是非観てくださいな。
で、まだ彼が若かりし頃のカルナータカ音楽のライブ動画も是非→こちら



むむむ、何だか長くなっちまいました。
でも、最後にもう一度言うぞ、


「いいのか?タダで?(笑)」

ありがとう。Times of India!!
購読も続けます!

ヴィーナー・コンサート:Jayalakshmi Sekar 12th August 2009

2009年08月12日 23時50分19秒 | カルナータカ音楽(南インドの古典音楽)

本日は、ヴィーナー奏者Jayalakshmi Sekarのカッチェーリ(コンサート)に行ってきました。
現在、これという大物ヴィーナー奏者がいないカルナータカ音楽界ですが、
その中ではワシは好きな演奏者。
派手さはないけれども、端正でシュアな演奏が特徴。
ガマカも良いです。
それもそのはず、ヴィーナーだけでなくボーカル、バイオリン、フルートもこなされるとのこと。
マレーシアでは、インドやスリランカから来たカルナータカ音楽家の伴奏をバイオリンで務めることもあるそうです。
CD等の録音では、よくモールシン(口琴)奏者を使っているので、
口琴好きは要チェックですよ。

そんな彼女、現在は旦那さんの仕事の関係でマレーシアのクアラ・ルンプールに居住しつつ、
12月の音楽シーズンやコンサートの度にチェンナイに来られているようです。
ちょうどワシらがマレーシアに行く時には、クアラ・ルンプールにいらっしゃるようなので、
マレーシアのカルナータカ音楽事情を教えて頂くべく、今度お宅にお邪魔してきます!


Photo by Akira Io
From left to right,
Mridangam: Trivandrum Vaidyanathan, Veena: Jayalakshmi Sekar, Ghatam: Pudukottai Ramachandran





本日のメインのラーガは「Saveri(サーヴェリ)」。
ラーガム・ターナムと来て、パッラヴィではなく、ティヤーガラージャのクリティでした。

Svanubhava 総括!!!

2009年08月10日 23時05分04秒 | カルナータカ音楽(南インドの古典音楽)
あろはです。
あきらです。
8月4日から9日まで六日間に亘って行われたイベント「Svanubhava」も無事に終了しました。
昨日までの投稿では基本的に写真メインで簡単なキャプションしか加えなかったのですが、
やっとこさ終了したので、ここいらで解説も含めた総括を。

「Svanubhava」はチェンナイにある音楽・舞踊学校で南インドの古典音楽「カルナータカ音楽」や
タミル・ナードゥ州の舞踊「バーラタナティヤム」を習っている学生達向けの無料イベントで、
今年が二回目の開催(もちろん一般の大人も参加可)。
第一線で活躍する音楽家のコンサートやレクチャー・デモンストレーションにパネル・ディスカッション、
さらには音楽・舞踊に関するクイズや学生自身の発表の場もあるというもので、
勉強になりつつも、ある意味学園祭的な華やいだ雰囲気もあった素敵な六日間でした。

イベントとしてはBombay Jayasree Ramnath(女性ボーカリスト)、
T.M.Krishna(男性ボーカリスト)というカルナータカ音楽の若手実力派音楽家二人
(とはいえ二人とも10数年のキャリアを誇る)が中心になって運営している「Matrka」が核となり、
YACM(Youth Association for Classical Music)という団体と共に作り上げたもの。
この二人に関しては、チェンナイのみならず南インドの音楽好きには、全く説明の必要がないほど。
この先数十年に亘りカルナータカ音楽界を引っ張っていく存在の二人です。
この二人により数年前には「Voices Within」というカルナータカ音楽界の伝説的音楽家達をクローズアップする本が作られ、
昨年末にはこの二人が主演するカルナータカ音楽のコンサート映画「Marghazi Raagam」も製作・上映されました。
伝統に基づきながらも、それを墨守するだけでなく、現代に適したやり方で活性化させようとしているこの二人が
イベントの仕掛け人だから、その内容も「なるほどな」と思わせるよく考えられたものでした。

その二人をサポートする形で、実際に運営したYACMのメンバーもほとんどが音楽家で、
ワシもステージで観たことがある人もちらほら。
彼らもほとんどが大学に通いながら音楽活動もしているというツワモノなのです。
そんな彼らが、プログラムの進行に合わせて舞台を作るために椅子を出したり、
レクチャーのためパソコンをつないでスクリーンに映し出したり、質疑応答ではマイクを持って会場を動き回ったり。
さらにはプログラム転換でステージを組みなおす時に、
Bombay Jayasree RamnathやT.M.Krishna自らが演奏者を載せる台を運んだり、出演者に水を渡したりしているのです。
普段はステージ上で眩いばかりの光を受けている彼らが献身的にイベントを作り上げているということにワシも感動を覚えました。
学園祭的な手作り感が暖かい良い雰囲気を作り出しつつも、しっかり抑えるところは抑えていたのもさすが。
メインの二人の役回りもはっきりしていて、Bombay Jayasree Ramnathは清楚な音楽の先生といったところで、裏で楚々と仕事をこなす。
T.M.Krishnaは、ジョークの上手いキビキビ体育教師風で前に出て司会進行をこなし、
ともすればダラケてしまう学生に対しても厭味ならずに仕切りまくっていたのも見事でした。

今回のこのイベント「Svanubhava」にワシも全日参加・撮影させてもらいましたが、
改めてここ南インドで古典音楽「カルナータカ音楽」が人々に愛されていることを感じました。
ここらへんのことは以前「旅行人」という雑誌にも書かせてもらったのですが、
音楽家・オーガナイザー・観客の三者が非常に良好な関係を築いていること、
ユース世代をしっかり育成しチャンスを与えていることなどは特筆すべきだと思います。
また「カルナータカ音楽」という「伝統」をやみくもに守るのではなく現代に適応した形で発展させようとしているのも、
実に素晴らしいというか、羨ましくもある。
2001年に初めてチェンナイを訪れて以降、しばらくは12月から1月にかけてのミュージック・シーズンを中心に
チェンナイに通っていたのだけど、今述べたことに気付き始めてからは、こういう部分に直接触れてみたいし、
「一年を通してこのチェンナイという大きな街がどのように音楽に満たされているのか」を知りたいと思ったのが、
実はワシが今ここにいる理由の一つであるのですよ。
それにしてはあまりチェンナイにいないよね?というツッコミはさておき、
これからも頑張ってこんな「カルナータカ音楽界」に首を突っ込んでいこうかなと、
思いを新たにさせてくれるような、そんなイベントだったのでした。



皆様お疲れ様でした&ありがとね。



Svanubhava on 9th August 最終日!!

2009年08月09日 23時59分19秒 | 井生 明 撮影イベント

最終日、スタートはKrishnakumari Narendranのお弟子さんによる群舞。




そして「Tala Vadya Kutcheri」!
写真左より、Kanjira: Bangalore N.Amrit, Mridangam: Guru Karaikudi Mani,
Ghatam: V.Suresh




Guru Karaikudi Mani。
マニ・サー!!
相変わらず凄かった!!
今日は彼を観るために、学生ではない大人のお客さんも来てた。




ボーカリストのNeyveli Santhanagopalanも客席に(右から二人目の男性)。




N.Amrit。
あのカンジーラの鬼才、故G.Harishankarのお弟子さんです。
若いのでまだまだ伸びるでしょう。
期待しています。
今も十分ウマイけどね。




V.Suresh。
まさに円熟期を迎えようとしているガタム奏者。
パワーにスピード・キレ、申し分なし!
日本人ガタム奏者久野隆昭氏の師匠でもあります。




演奏終了後、彼らが実際に演奏したプレイに関する質問に答えると、
何とマニ・サーのCD等がもらえるだけあって、学生さんも必死です!




Swapnasundari女史によるVilasini Natyam・ランチと続き、
午後の部スタートは、Dr.Sundarの生徒さんによるグループ・シンギング。
Mridangam: Baradwaj, Flute: J.B.Sruthi Sagar




そして今日のスペシャル・ゲスト!
現在の南インド古典音楽(カルナータカ音楽)界で一番の大物、Dr.M.Balamuralikrishnaが登場。
南インド古典音楽家としてM.S.スッブラクシュミー以来二人目となる「人間国宝」へは、
この人が最短距離とワシは思っている。
今月末には、ガタム奏者T.H.Vinayakram氏との共演もあるようなので楽しみ!
ここでは生徒さん達一人ずつに、各学校の「Certificate」を渡してくれました。
学生さんにとっても、良い思い出となるでしょう。
写真左より、Dr.M.Balamuralikrishna, Bombay Jayasree, T.M.Krishna



シメは何と4グループに分かれてのクイズ大会!
南インドの人は結構クイズ好きで、12月のミュージック・シーズンでも、
カルナータカ音楽・舞踊・映画に関するクイズ大会も開かれている。
勝ったグループには、CharsurというレーベルからCDが、
インドの月間芸能誌「Sruti」からは一年間の無料購読がプレゼント!!




そのためか、学生さんも皆必死!
司会者を急かしたり、こっそりズルをしようとしたり(笑)。
エラく盛り上がりました。




今日は最終日。
イベントのシメは、主催者側・客席皆で「Maitrim Bhajata」合唱。
この曲、M.S.スッブラクシュミーの十八番です。



6日間に亘った「Svanubhava」。
実に良いイベントでした。

Bombay Jayasree & T.M.Krishnaを中心にオーガナイズをしたYACMの皆様、
そして各学校の関係者、生徒さんたち、皆様お疲れ様でした。
ワシも存分に楽しみました!!!

Svanubhava on 8th August 五日目!!

2009年08月08日 22時45分45秒 | 井生 明 撮影イベント

あっという間に五日目。
会場はミュージック・アカデミー。
CBCから徒歩10分足らず。
スタートは、Hindu Senior Secondary Schoolの生徒さんのグループ・シンギング。




続いて兄弟バイオリンデュオ、ガネーシュ&クマレーシュ。
写真左より、Mridangam: Shertalai R.Ananthakrishnan, Violin: Ganseh,
Violin: Kumaresh, Ghatam: S.V.Ramani




観客席の学生たち。




兄ガネーシュ。




弟クマレーシュ。
よく見れば分かると思いますが二人とも五弦バイオリンなのです。



演奏後の質疑応答。
人気デュオだけあって、質問も多かった。




レクチャー&デモンストレーション。
お題は、「Innovations in Ragam Tanam Pallavi」。
写真左より、Violin: Lalgudi Vijayalakshmi, Vocal: Charumathi Ramachandran,
Kanjira: K.V.Gopalakrishnan, Mridangam: Kallidaikurichi Sivakumar




Charumarhi Ramachandran。
彼女の師匠であるM.L.Vasanthakumariや自身の「Ragam Tanam Pallavi」について、
昔話を交えながら話してくれました。
なるほど、こうやっているのか!とワシにもタメになりました。




昼食を挟んで、Music Academyの生徒さんのグループ・シンギング。




V.Sriram氏によるトーク。
お題は、「Life and Times of the Trinity」。
カルナータカ音楽においてトリニティ(Trinity)と言えばThyagaraja(ティヤーガラージャ),
Muthuswamy Dikshitar(ムットゥスワーミー・ディークシタール),
Syama Syastry(シャーマ・シャーストリ)の3人の楽聖を指すのです。
その3人に関する資料等をプロジェクターに映しながらのトークでしたが、
ほぼタミル語で話していたので、よくわかりませんでした・・・。




シメは、生徒さんたちによるディベート。
お題は「Vocal or Instrumental Music」!
司会はボーカリストのN.Vijay Sivaでした。


いよいよ明日は最終日!

Svanubhava on 7th August 四日目!!

2009年08月07日 23時23分31秒 | 井生 明 撮影イベント

いつものように始まりは、生徒さんの演奏。
Akhila Sivaの生徒さんがプロの伴奏で歌いました。
一番左、Mridangam: Kumbakonam Swaminathan
一番右、Violin: Akkarai Swarnalatha




次は、人気女性歌手Sudha Ragunathan。
写真左より、Mridangam: Neyveli Sukandasubramaniam, Morsing: R.Raman,
Vocal: Sudha Ragunathan, Violin: Ragavendra Rao




お師匠さんであるM.L.Vasanthakumariの昔話をしながらのコンサート。
もちろん本業の歌も素敵でした。






コンサート終了後は、サイン攻めにあっています。
Sudha Ragunathanが見えないぐらいです(笑)。




ナーダスワーラムというダブルリードの楽器。
お祭りや儀礼などでよく演奏されます。
珍しく夫婦デュオです。
タヴィルという、爆竹のようにはじける音が出る打楽器とのコンビです。
写真左より、Special Tavil: Thiruvalaputhur T.A.Kaliyamurthy, Nadaswaram: Sheikh Mehboob Subhani,
Nadaswaram: Khalsha-Bi-Mehboob, Special Tavil: Thirupungoor T.G.Muthukumarasamy




こちら旦那さん。




昼食を挟んで、午後一番のプログラム。
Seetha Narayananの生徒さんがこれまたプロの伴奏で歌いました。
一番左、Mridangam: Neela Jayakumar
一番右、Violin: V.R.Jayakumar




そして、出ましたー!ジャラタランガム!!!
写真左より、Mridangam: Madrimangalam Swaminathan, Ghatam: Trichy K.Murali,
Jalatarangam: Anayampatti S.Ganesan, Violin: Anayampatti G.Venkataraman




何と陶器の茶碗に水を張り演奏ラーガの音程にあわせて調律し、バチで叩いて音を出すというシロモノ!!




そりゃ大喜びです。




演奏終了後の質疑応答中。
ズラリと並んだ楽器、つまり茶碗を見よ!




シメのプログラムは、名実共に一番との呼び声高い女性歌手アルーナ・サイーラムと、
編集者で作家でもあるラームナラヤン氏のトーク。
写真左より、Aruna Sayeeram, V.Ramnarayan




今や彼女のコンサートは必ず満席になるぐらいの超人気ですが、
かつてはお客が全く入らなかった時代もあったという、
今の彼女を知る人々からは想像しがたいようなエピソードも聞けました。
そして、合間に彼女の歌も!
ラッキー!!




本日はこれにて終了。
明日からの二日間は会場がMusic Academyに移るため、
この4日間PAを担当した「Karthick Sound System」のSangeeta Rajaともお別れです。
お疲れ様でしたー!

Svanubhava on 6th August 三日目!!

2009年08月06日 22時27分52秒 | 井生 明 撮影イベント
あろはいさい!
「Svanubhava」三日目は、会場をThe Tamil Nadu Government Music Collegeに移しての開催。
中庭の大きな木の横にステージを設え、天幕を張り、客席の学生さんも敷物の上に座って観てました。
まずは、Hari Shree Vidyalayamの生徒によるグループシンギング。




カルナータカ音楽界のサラブレッド、Nithyasree Mahadevanのカッチェーリ。
母方の祖父が伝説的ムリダンガム奏者Palghat Mani Iyer、
父方の祖母が奇しくも先日亡くなられたカルナータカ音楽三女王の最後の一人D.K.Pattammal。
写真左より、Mridangam: Poongulam Subramaniam, Ghatam: S.Karthick, Vocal: Nithyasree Mahadevan, Violin: M.A.Krishnaswamy




メインのラーガは「Saveri」でした。




観客席の女の子も真剣。




お次は、Udayalur K.Kalyanaramn Bhgavatharによる「Namasankeerthanam」。
写真左より、Violin: Mullaivasal G.Chandramouli, Harmonium: 名前聞き損ねました、
Vocal: Udayalur K.Kalyanaramn Bhgavathar, Support Vocal: Balasubramanim, Mridangam: Babu




真鍮製のターラムと呼ばれる小型シンバルを叩きながら歌うのです。




男子学生も楽しんでいます。




先日亡くなられたD.K.Pattammalを偲ぶプログラムが急遽決定。
お弟子筋のボーカリスト、N.Vijay Siva(マイクを持つ男性)が昔話をしながら、
かつてのD.K.Pattammalの音源や写真を紹介。




会場となったThe Tamil Nadu Government Music Collegeの学生による演奏。
ナーダスワーラム、ヴィーナー、男女ボーカル、ムリダンガム、ガタム、モルシンによる編成。




本日のシメは、バーラタナティヤムに関するトーク。
写真左より、バーラタナティヤム・ダンサーのAlarmel Valli、
インド古典音楽&ダンスを中心とした芸能雑誌「Sruti」の編集者S.Janaki、
バーラタナティヤム・ダンサーのMalavika Sarukkai。




女子学生からも真剣な質問が。
姿勢が良いですね。


本日は、以上。
明日から後半だ!

Svanubhava on 5th August 二日目!!

2009年08月05日 23時45分39秒 | 井生 明 撮影イベント
本日のスタートは、Adyar Lakshmananという著名バーラタナティヤムダンサーの高弟Jayanthi Subramaniamのダンス教室の生徒さんの踊り。
この女性がメイン・ダンサーでした。



昨日に引き続き、またグループでの発表。




この教室もなかなかのモノでした。
いやー、レベル高いなー。




続いては、人気男性ボーカルUnnikrishnanのフルベンチ・コンサート(Full Bench Kutcheri)。
何とボーカリスト以外、バイオリン・ムリダンガムを始め伴奏者が7人。
ステージ上にタンブーラ奏者含めると計9人!
このフルベンチ・コンサート。
20世紀初頭の大御所Kanchipuram Naina Pillaiなどがかつてやっていたとは、
本などで知っていましたが、まさか実際に観られるなんて!
感激でございます。
写真左より、Mridangam: Mannargudi Easwaran, Kanjira: B.S.Purushotamam, Ghatam: N.Guruprasad, Morsing: A.S.Krishnan, Konakkol: S.Karthick, Gethu Vadhyam: Avudayarkoil H.Subramaniam, Violin: R.K.Sriramkumar




注目は、右から二人目Gethu Vadhyam(ゲットゥヴァードゥヤム)とその左隣カールティックのコナッコル。ゲットゥヴァードゥヤムは弦楽器なのに打楽器という変り種。タンブーラと似た形の楽器を寝かして、その弦をバチで叩きリズムを作る。この楽器の演奏者は、現在南インドではAvudayarkoil H.Subramaniamと彼の生徒の二人しかいない。




熱唱Unnikrishnan!
メインのラーガは「Todi」でした。
左はムリダンガム奏者、Mannargudi Easwaran。
2008年のSangeet Natak Akademi Puraskar賞の受賞者です。
ワシの好きなムリダンギスト(ムリダンガム奏者をこちらではこう呼ぶ)のうちの一人です。




お次は、大御所P.S.Narayanaswamyによるレクチャー&デモ。
お弟子さんズラリとボーカル・サポートです。
Violin: Mullaivasal G.Chandramouli, Mridangam: Manoj Siva, Kanjira: B.S.Purushotamam




で、楽屋を撮ってくれと頼まれたので、行ってみると・・・。
ぎゃ!



何だかエライことに・・・・。




「Therukoothu」というタミル・ナードゥ州の民俗芸能の準備中でした。




その「Therukoothu」の前には、芸能における師匠とお弟子さんとの関係についてのパネルディスカッション。写真左より、ムリダンガム奏者のKamalakar Rao、ボーカリストのO.S.Thyagarajan、司会のP.C.Ramakrishna、バーラタナティヤムダンサーのPadma Subramaniam, Chitra Visveshwaran




で、いよいよ「Therukoothu」の始まり。
まずは演奏陣の登場、左よりハルモニルム、ムカヴィーナー、ムリダンガム。
その後ろには、ターラム奏者とサポートボーカル陣。



左端の人が、道化兼進行役みたいなカンジ。
彼と演者達とのかけあいでストーリーが展開する。
題材は「マハーバーラタ」。




右の人が主役のようでした。




衣装&メイクはこんなカンジ。




フィナーレ。
出演は「Puisai Duraisami Kannappa Thambiran Parambarai Therukoothu Mandaram」というグループでした。


本日は、これにて終了!

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