AKB48をめぐる妄想

AKB48にハマった私「カギ」が、好き勝手なことを述べるブログです。

NMB48の3期生出張公演の感想・その1

2012-07-31 21:35:58 | Weblog
 第一印象としては、かなり楽しかった。最初何曲か、ちょっと硬かったかな。でもじきに硬さは取れて来た。夜公演の終わりあたりは少しバテ気味な子もいたけれど、それでも手加減せずに手足をぶん回しているところは、さすがに若さを感じる。

 全体にフリが大きく、キレもなかなかで、単純に見栄えはする。ただ、これはたぶん彼女たちのせいではないのだけれど、フリ自体はかつてのA-2ndに比べてかなり簡略化されている。チームBがやった時に、すでにそこそこ簡略化されていた記憶があるんだけれど、そこからさらに、という気がする。え、ここのステップってそんな簡単だったっけ、みたいな箇所があった。あと、前にもNMB48の「桜の花びらたち」でフリの細部が変な解釈で改変されていると書いたことがあるけれど、その不思議な改変はそのまま残っていた。また、同様の改変が他の曲でもところどころに見えた。こればっかりは、まあそういうもんだ、と割り切るしかないんだろうな。

 あと、大きいとは言っても、半数くらいはとにかくがむしゃらに腕や脚や身体を振り回している印象で、まだ自分の身体の隅々まで神経が行っていないかなぁ、という気はした。あと、楽曲によっては、この曲でそのがむしゃらさはちょっと違うんじゃ?というところもなくはなかった。何と言うか、フリは大きくて良いんだけど、それ自体もまだ教えられた型のままで、本人たちにフィットしていないというか。入学したての中学生の制服がぶかぶかな感じに似ている。ただ、そのあたりはもうちょっとすれば馴染んで来るんじゃないだろうか。また、曲によって、人によってはしなを作ろうとしている子もいるけれど、それも何と言うか形式をなぞっている感じで、ますますよそ行きの借り物っぽいというか。こっちはちょっと時間がかかる、かも知れないなぁ。

 と、ちょっと細かい難点を書いてしまったけれど、基本的には最初に書いたように、かなり楽しかった。少々の上手い下手はさておいても、全力を出し切って大きく動いている公演自体は見ていて楽しい。メンバーの個性もそれぞれ、そこそこに光っていて、今後キャラがうまく立ってくれば、ますます面白くなっていくだろう。

 もっとも、確かにアイドル性という点で突出した子がいない、という気がしたことも事実。劇場や握手会での人気はそこそこ出るかも知れないけれど、そこを突き抜けてマスでの認知と人気を勝ち取って行けそうな行けそうな人が何人いるか…という点では、「小粒」と評された点もやむなしという気がしないでもない。いやしかし、だからこそ、まだ全員にチャンスがあるし、自分自身もチームとしても、そこから大きくなって行こうとすること自体が、本当の意味での「48らしさ」だ。どうか頑張ってほしい。

 もしかしたらこの話も続く、かも。時間がなかったら続かないけど(^_^;)。

今の13期生について思うこと・その2

2012-07-26 21:47:31 | Weblog
 発表されたスケジュールによれば今度の土日には研究生公演がない予定なので、途中からではあるが13期生を中心とした公演を見るために劇場へ。私は定時が過ぎてほどなく会社を出たにも関わらず、電車が10分近く遅れやがって、劇場に入れたのはM07が終わるところ。アンコールと追加の「真夏のSounds Good!」まで含めた計17曲のうち10曲を見られるんだから、まぁ良いと思うべきか。そんな時間だから当然、立ち見のいーーーちばん後ろ、ではあるのだけれど、逆にそこまで遅れると、前の方にあんまり背の高い人がいない場所を選べるというメリットもある。というわけで、その場所にしてはまあまあ視界の広めな場所に陣取る。

 私の友人たちの何人かに聞くと、13期生に関して、あまり良い評価をしている人は少ない。それというのも私の友人たちの少なからぬ人たちは最近栄とか難波とか博多とかに行きまくりなので、それらグループのレンジいっぱい振り切るようなダンスパフォーマンスと比べると、13期生は…ってことになるらしい。確かに、13期生の何人かだけはそれらのグループの新しい子達に比べて遜色はないけれど、ほとんどは少々見劣りし、残念ながらはっきりと見劣りする人が何人かいることも事実だ。

 ただ、ダンスパフォーマンスがすべて、といった言い方に対しては、ちょっと違うんじゃない?と言いたい気分もある。もちろん私も、全身を稼動範囲のぎりぎりまで使い切ろうとするようなパフォーマンスが好きな方ではあるんだけど、しかし、それが唯一解だとも思っていない。このブログでは昔からずっと言っていることだけれど、ダンスコンペでトップだから、美人コンテストで優勝したから、歌唱オーディションで最優秀だから、といった理由はアイドルとしての資質を保証しないのである。

 そしてもう一つ、AKB48というのは、すでに咲いている花を切り花にして楽しむ場所ではない。たとえ不器用でも、日々の劇場公演の中で各人が工夫し、いや、むしろ悪戦苦闘しながら、どうにか成長しようとするプロセスを見守り、共体験する場所だ。今の13期は、それぞれがそれぞれの課題を見つけてより良くなっていこうという道のりの真っ只中にある。1回1回の公演でどういう目標設定をし、どういう努力をし、それができたかどうかを自己評価し、何を反省するか。そういう繰り返しの中で前回より今回、今回より次回、さらに向上していこうとしている過程を見られることがすばらしいのだ。そうした日々の中で、手探りで仲間との紐帯がさらにしっかりとしたものとなり、チームらしい和ができつつある。見ているファンの側としても、ああ、AKB48ってこういうもんだったよな、という原初的な体験ができるのだ。

 私はできるだけ公演は最初から最後までをしっかり見たい方なので、最近、18:30スタートの13期生の公演が定着した木曜日は、ほとんど劇場に行かない曜日になっていた。しかし、それを曲げてでも今の13期生は見ておくべき時期だと感じる。まだ良くも悪くも日々のパフォーマンスにムラがあるけれど、一方では1回ごとに良くなっていく子もいるし、また、それまでパッとしなかった子が、今日はすごく良いなぁ、ということがある。それが良し悪しのムラのブレ幅のうちなのか、継続の中である日急に「目覚めて」あっという間に成長するのか、どちらか分からないとしても、そういう日、そういう場面に立ち会えるというのは大変にエキサイティングなのだ。

 というわけで、もしAKB48全体を好きな人であれば、今の時期に1度、13期生を中心とした研究生公演を見ておくことをおすすめしたい。そうは言ってもなかなか抽選に当たらねーよ、と言われれば返す言葉もない。また、推しのいるチームの公演がなかなか当たらない中、研究生公演で運を使っちゃうと、なおさら推しが遠くなる…という思いもあるだろうとは思う。だが、他のチームに比べれば、研究生公演はまだしも見られる可能性が高いのではないか(あくまでも推測)。そして何より、いろいろ言ったところで、応募だけでもしてみないことには、当たることは絶対にない。ともあれ物は試し、13期生公演に応募してみて、もし当たったら一度、彼女たちを見てやって欲しいと思う。

一時代を画すほどの才能が集う場所

2012-07-26 02:14:11 | Weblog
小室哲哉氏がAKB48に楽曲提供したい、誰か秋元先生に伝えてくれないか、という旨のことを発言された
https://plus.google.com/111212040212155147566/posts/aB7rXtBzEYN
ようですが、このブログではその話はもう3年半も前からしている
http://blog.goo.ne.jp/akb48fan/e/d2e9dd5ca3dc30c7e78dbc383c1066a6
ということを、誰か小室氏にお伝えしておいてください(笑)。彼が世間から最も見下げられていたあの頃に、ちゃんと彼の才能を忘れずに、48グループとのつながりを構想していた人間もいたのだということを。

自分でぐぐたすに書けよって言われそうですが、ぐぐたすは「カギ」名義じゃなく本名でアカウント取っているもので、自分では書くに書けないという(^_^;)。なのでどなたかお願いします。

小室氏はその発言のコメント欄で「作曲家としてバイオグラフィーにAKBの名前がないのは格下げになる」ということも発言されていて、それは楽曲提供の動機としてどーなのよ的な批判があるようだけれど、私としては、一時期を画したほどの才能あらばこその発言だと思う。彼が今でも自分が作曲家として一流だという矜持を持っているからこそ、時代の寵児たるAKB48に楽曲を提供したいし、それに見合うだけの楽曲を作ってみせる、と言いたいのだと感じる。その意気やよし、だったらやってもらおうじゃないですか。って一ファンが言ってもしょうがないんだけど(^_^;)。

当時は始まる前のSDN48を想定していたわけだけれど、今だったら手始めにDiVAあたりで小室氏の楽曲、かなり良いと思うなぁ。そこからNMB48の新セットリスト曲、SKE48のシングルカップリング曲と来て、ついにはAKB48のシングルタイトル曲、みたいな流れは良いと思うんだけれども。

実現するかどうかはさておいても、あれくらいの人が自ら、しかも公然と楽曲提供したいと申し出てくれるのは、すごいことだなあと思う。「桜の栞」のPVの岩井俊二監督もそうだったけれど、AKB48はもはや、それぞれの分野で一時代を画すほどの才能が集う場所になったのだ。

AKB48カフェなう

2012-07-23 22:02:44 | Weblog
さっしーの壮行会を(私の時間の都合で)後半だけ見た。

チームAのほとんどのメンバーに加えて、HKT48メンバー(多分チームHフルメン)も来るなどなかなか豪華。最後のお手紙が、ああやっぱり、という人からで、そこだけちょっともらい泣き。

でも、こんな風にちゃんと劇場イベントで送り出してもらえること、そしてたとえ少し距離が遠くなるとしても、まだ会いに行けるところにいる/いられるというのは、本人にとってもファンにとっても、大変良いことだと思う。

私はその後、念のため(笑)AKB48カフェへ。でも店内も周辺も平和な空気なので特別なことは起きなさそう。

実は私は昨日もカフェに来たので、2日連続。昨日はトークイベントの時に司会をしてくれたカフェっ娘さんや、私がカフェのオープン日に来た時にVIPルーム付きだったカフェっ娘さんがいたのだが、今日は知っている人もいないので、構ってもらうこともなく(笑)、西武ドームコンサートの動画をガン見(^_^;)している。

今の13期生について思うこと

2012-07-22 22:20:55 | Weblog
 今日も劇場へ。スタッフの方から「最近よくお見かけしますね」と言われる。ええそうです推し候補ができると必死なんですよ、と自虐ネタで返そうかと一瞬思ったが、とりあえずあいまいに「はい、そのようにしております」と返事。実際のところ、もちろん推し候補ができた影響もないとは言わないが(^_^;)、個人的な事情(仕事と時間と体力と気力)が少し落ち着いて、やっぱり劇場公演をしっかり見続けていないといけないなと思い直して、できるだけ劇場に行くようにしている、というところ。

 チーム4の話もまだ書いていないところではあるのだが、そういう「重い」ネタを書くにはかなり時間も気力も必要なので、平日はなかなか時間がなく取り組めないし、土日は劇場に行く方を優先しようと思うと、なかなか書けずにいる。いや裏では一応書き進めているんだけれども、ポイントを箇条書きで書き出して、それにちょいちょい肉をつけた断章を書くにとどまってしまっている。けれど、それを一つのブログエントリにまとめ上げるには、どうしても「強い」言葉が必要で、それには集中力と勢いが必要なのだ。

 と、チーム4ネタが後回しになる言い訳をしつつ、13期生ネタと、そこから関連のある事柄を少々。ええ推し候補がいると熱心ですが何か(笑)。でも今日書きたいのは推し候補のことじゃないんだなこれが。とか書いていると推し候補が誰なのか消去法的に絞り込まれそうではあるが(^_^;)。

 光宗さんは13期生の中でも、というより研究生の中で見ても、もう抜群の出来栄えと輝きを放っている。つくづく、この子が劇場でファンに「見つけられる」前に、あちこちのメディアにつまみ食いされたのは、AKB48的には不運な事態だったなと思う。もちろん、せっかく外部からオファーがあったのに、運営が断ってしまうとしたら、ともすれば本人の可能性を握り潰してしまうことにもなりかねず、スケジュールの都合がつくなら受けるのが基本であるべき、だろう。だがそれにしても、AKB48のファンにほとんど知られていないうちから外仕事ばかりで劇場公演にほとんど出られなかったのは、結果論ではあるけれど、本人にとってもファンにとってもAKB48全体にとっても、実はあまり幸せなことではなかったように思う。ファンの多くは「別に俺らが応援する必要ないじゃん」と白けてしまったし、そうでないとしても慎重な人は評価保留のままだったろうから。

 でも光宗さんのすごいところは、そういう状況をきちんと受け止めて、今はひたむきに劇場公演に打ち込もうとしているところ、だと思う。大丈夫だ。その思いを大切に持ちながら、日々の公演に取り組み続ける限り、AKB48のファンはきっとあなたを正しく評価するようになるだろう。あなたにはそれだけの力がある。劇場のファンはそれを見出すだけの眼力がある(…はずだ、まだ)。少しばかり時間がかかるとしても、あなたの力を、頑張りを、劇場公演への思いを、ファンは決して見逃さない。決してあなたを見殺しにしない。劇場とAKB48のファンを信じて、ひたむきに打ち込んで欲しい。

 個人的には、光宗さんは13期の中でこのまま置いておくより、さっさとメンバーに、それも選抜級の扱いにさっさと格上げして、高い視座に上げてやるべきだと思う。一連の外仕事でよその世界を見て来たからこそ、今の意識の高さ、表現への意欲があるのだろうと思う。今のまま13期の中に置いていて、彼女の一段の成長が見込めるかどうか。年齢と、意外に(と言っては失礼か)年下への面倒見が良さそうなところも含めて、気がついたら子どもたちのお守り役になってしまわないか。若い今のうちにそういうことを経験するのも悪くはないと思うが、そのせいで旬の時期を逃してしまったら、本人のためにならない。

 ものすごく大胆なことを言えば(ええどうせここは妄想ブログですから)、あくまでも暫定という位置づけで構わないから、光宗さんを秋以降、劇場ならびに過去曲における前田敦子ポジションの第一アンダー(つまり実質的な敦子ポジションの後継者)にしたって良い。先物買いのメディアが騒いだからではなく、劇場公演をしっかり見た上で、それだけの力がある子だと私は確信した。

 一方、13期生の中ではほかにも、それなりに芸歴がありそうな(あくまでも私の推定)人がいるのだけれど、その中の何人かは、劇場公演ばかり続く日々に焦りを感じているように(私には)見える。パフォーマンスの点でもスター性の点でも良いものを持っていそうなのに、劇場公演に打ち込めない「迷い」のようなものが透けて見える。ここにいたいわけじゃない、この小さな劇場でたった250人を相手にしていたいわけじゃない、という葛藤がにじみ出てしまっているように見える。その悩みに対して自分なりにどう答えを出すかは、本人は気づいていないだろうけれど、実はその人にとって非常に大事な試金石になっていることを述べておきたい。私が数々の失敗をして来た人生経験を通じて言えることは以下のようなことだ。

 どんな人であれ、いつも自分が望んだ場所に、望む通りのありようでいられるわけじゃない。だが、たとえ不本意な場所に、あるいは望まない位置づけでいなければならない時でも、そこで腐っているだけでは、天から都合の良いことが降って来ることはない。次へのチャンスをつかめるのは、今自分がいる場所で自分なりのベストを尽くし、それなりの結果を出した人だけだ。AKB48の研究生という立場、劇場公演の続く日々、それをどう受け止め、自分がどう取り組んでいくのか、一人ひとりがしっかりと考えてみて欲しい。

昨日今日の劇場でのこと

2012-07-15 21:51:06 | Weblog
やっぱり劇場公演に足を運ばなければ、というわけで、昨日今日と続けて入場。しかし例によって(^_^;)入場順抽選で干されまくり、どちらも立ち見最後列。なんだかなぁ。特に片方の日なんか、乗り継いだ電車が両方とも遅れやがって、駅から小走りで汗だくになってやっと対象内に滑り込んだと思ったら、優勝(入場順が最後)の後半って、なんじゃそれは状態。劇場の中で見られるだけマシだろぜーたく言うな、と言われればそれまでだが。

もう一方の日は、優勝ではなかったので、立ち見後方とは言え多少は見やすい立ち位置をキープできたんだが、後から入って来た女の子たちがあまりにも見づらそうな場所。なもんでovertureの間にこっそりと見やすい場所を譲ってあげて私は後方に下がったんだが、その場でも公演が終わった後にも、ありがとうの言葉一つもなし。別にお礼を言われたくてしたことじゃないけど、なんか劇場も殺伐としちゃっているのかなぁとがっかりする。

まあでも私の推し候補になりそうな子は今日もすばらしかったですはい。どんなに後方からでも劇場で会えることって大事だよね。うん。

今日はひらりー生誕祭で、それもかなり良かったのだけれど、今日はアンコール2曲目あとの光宗さんのコメントがすばらしかった。というか今日の光宗さんのパフォーマンスは本当にずば抜けていて、これはもう既に研究生の枠を超えてしまったと思っていたのだけれど、そのコメントを聞いてああそういうことか、と納得できたのだった。オンデマま公開前でもあり、ネタバレになるので今は書かずにおくので、オンデマを見られる人は、ぜひそのコメントを聞いてみていただきたい。

ほかにも光宗さんについてはいろいろ書いておきたいことがあるので、今日ここでは詳細を語らないけれど、とりあえずこれだけ言っておく。

劇場でファンが彼女を見つけて認めるのを待ちきれずに先物買いでいち早く手を出してくれた各種メディアさんたち、手っ取り早く話題に乗っただけで彼女を使い捨てにしないでください。劇場での実績がないうちから外仕事を振ってくれたおかげでファンが白けて総選挙にランクインしなかったからといって、それが彼女の力だなどと勘違いしないでください。光宗は今や、私たち劇場派のファンにとって大切な大切な子です。それだけの力がある子です。今こそ劇場で、あなたたちが話題性だけでつまみ食いした光宗の本当の実力を見てください。そうしてもう一度、今度こそ本当に彼女の力を理解したうえで、改めて彼女に、ちょい役じゃない、大きな仕事を振ってください。どうかよろしくお願いします。

いっそのこと

2012-07-13 19:23:43 | Weblog
ふと思ったわけだが。

私が推しにすると都合の悪いことがバレちゃうよ、だからそういうことしちゃダメですよ、って本人に言っちゃうのはどうだろう。火遊びしなければ火事にもならないということで(笑)。

いや推しませんけどね。たとえばの話。

チーム4の現在の問題点・その1

2012-07-12 03:19:46 | Weblog
 チーム4の問題について書くと言いつつ、すっかり時間が経ってしまった。言い訳になるが、せめてもう1回、できればちゃんと抽選対象内で、いつもの立ち見最後方より少しはマシな場所で観て、私の感じたことを確かめてから書こうと思っていたのだ。ところが、4月・5月と私の個人的な時間と体力の都合で劇場に行く回数が激減していたことに加えて、どうにか持ち直して劇場に行こうと思い始めた先月からは、今度はチーム4公演が激減するという皮肉な巡り合わせになってしまった。

 なにしろ、5月には8日間・12公演あったチーム4「僕の太陽」公演は、6月にはたったの2日間・3公演。日程が発表されている今月前半までを見ても1日・1公演。それがまさに今日というか日付変わってすでに昨日だったわけだが、私は別件で劇場に行けなかった。というわけで、実は私が最後に「僕の太陽」公演を見たのは、ほぼ2箇月前になってしまった。なので、あくまでもその時点での私の感想、ということをお断りしたうえで、とりあえず今のうちに書いておくことにした。

 私にとって「僕の太陽」公演は、かなり好きなセットリストだ。当時、ひまわり組の「表」と「裏」の問題など、いろいろ思うところはあったし、もちろんかつての推しメンのことを思い浮かべて切なくなる瞬間だってあるけれど、そうした過去に関わる様々を時が押し流した今となってみれば、楽曲も振り付けも私にとってはわりあい好きな度合いの上位に入るセットリストなのである。だが、その好きなはずの「僕の太陽」公演を観て、なぜだかあまりワクワクしないのだ。

 改めて指摘されるまでもなく私が少なからず初期メン懐古主義者であることは自覚しているつもりではあるが、それはそれとして、新しい人たちの可能性を見るのも大好きであり、ああこの曲をこの人はこんな風に解釈したのか、こんな風に演じるのか、という発見は大きな喜びだ。裏を返して言うと、チーム4公演には、そういう発見があまりないのだ。

 自分なりに楽曲を解釈して、なんとか「自分のもの」にしようと食い下がっている(と私が感じる)のは数人だけ。どの曲でもその気概を感じられるのは市川さん、田野さん、岩田さんくらい。山内さん、仲俣さん、中村さん、永尾さんはユニット曲に限って言うとまずまず良いけれど、他の曲では良かったり今ひとつだったり。そして、ここに挙げた以外の人たちからは、そういう工夫や意気込みがあまり感じられないのだ。

 かつてアンダーで出ていた「嵐の夜には」でチームBメンバーを食うほどのすばらしいキレの良さと大きさを見せていた阿部さんは冴えを欠き、大場さんは復帰してだいぶ経つというのに相変わらず萎縮したまま空気の抜けた風船みたいだし、肩の荷を降ろしてからの島田さんはすっかり楽になってしまったように見える。島崎さんに至っては…いや、ぽんこつ論はまた別に語ろう。

 緊張感の問題だ、などと言ってしまうと、いかにももっともらしく響くし、実際のところ私もそれは要因の一つとしてあるんじゃないかと思ってはいる。けれど、そういう精神論だけで片付けられない何かがあるんじゃないか。対象外入場の立ち見の最後方からステージに目を凝らしつつ、それが何であるのかをずっと考えていた。そして、どうやらこういうことだろう、というのが、私なりに何となく分かった気がした、のが2箇月前だったのだ。

 ではそれは何なのか、というところで、申し訳ないが今日は時間切れ。本題はまた後日。

私のAKB48関連の近況など諸々・その3

2012-07-11 02:48:27 | Weblog
 さらに続けて、雑多なネタをつらつらと書いていく。

 先日のカフェイベントについてスポーツ紙のサイトなどで記事を見ていたら、私について「初日から見ている伝説のファン」みたいな話になってしまっていたようなのだけれど、それは間違いなので、一応訂正しておきたい。「最初期から」見ている、というのは自称しているのだけれど、私が初めて劇場に足を運んだのは2005年12月11日で、劇場公演が始まって4日目である。決して初日を見ていた伝説の7人には入っていないことを、改めてはっきり言明しておく。

 私が初めて劇場に足を踏み入れたその日、劇場が迎える最初の日曜日にも関わらず、13:00からの1回目の公演は、客席にたった23人しかいなかった。それも私が暗闇の中でそっと数えた数なので、少しばかりの数え間違いがあるかも知れないし、また一方では、当時あまりにも客が少なかったので、手の空いたスタッフがにぎやかしのために座っていたという話もあるから、果たしてその中でどれだけが「本当の」お客さんだったか知る由もない。

 どんなに月日が経ち、いかにAKB48がメジャーになったとしても、あの頃、ガラガラの客席に向かって、あの20人がどれだけ必死なステージをやっていたか、私はしっかりと記憶している。それは歌やダンスやMCのスキルで言ったらあまり高くはなかったけれど、人の心を打つ、というのがどういうことであるのかを示していた。そしてまた、当時そこにさえ入れなかったカフェっ娘がどういう思いを抱えていたかも、ちゃんと知っている。どんなに「古参ぶりやがって懐古厨ウゼェ」と言われても、たとえ新しいメンバーや研究生に面倒くさがられても、あの時代を覚えている限り、私は言い続ける。劇場公演こそがAKB48の力の源泉であるのだと。

 そして、ずっと考え続けている。それをただの昔話にしないために、一ファンとして何ができるか。力の源泉に湧き出し続ける水を淀ませないために、新しい人たちが常に夢の足がかりを求めてやって来る場であり続けるために、客席から何ができるか。劇場で頑張る人たちを見続け、光を放ち始めた人を見出だすこと。悩んで壁にぶつかっている人や、劇場公演に悪い「慣れ」が出て来た人を見逃さないこと。そうして、そうしたさまざまなことどもを、私なりの言葉にして語って行くこと。一ファンにできるのは、たったその程度のことかも知れないが、ささやかでも私にできることを、可能な範囲で続けて行きたいと思っている。

私のAKB48関連の近況など諸々・その2

2012-07-10 00:42:49 | Weblog
 引き続き、書かずに溜まっていた諸々をざっくりと書いていく。

 みるきーの出演するチームB公演は早々に見に行った割に、実は松井珠理奈さんの出るチームK公演は一度も見ていなかったので、先日、やっと見に行って来た。平日だったので、会社の定時が18:30の私が18:30スタートの公演を最初から見られるはずもなく、それでもなんとか18:50くらいには会社を飛び出し、19:20くらいから劇場に。とは言え、その日は板野さんの生誕祭の日で、メディアなどもいくつか来ていたようで、すごい混雑。そんな中で立ち見の後方から、公演の後半だけ垣間見た程度では、さすがにまともな感想すら言いようがない。

 断片的な感想としては、ところどころで「さすが」と思う部分もある反面、まだこなれていなかったりする部分も残っているのかなぁという感じ。そして、SKE48で見る場合と違って、大き過ぎる荷物を一身に背負って過剰に張り詰めている印象はないけれども、まだ完全にチームKの中でリラックスしてのびのびと演じているようにも見えなかった。たまにポジション移動の時に他のメンバーと交錯したりすると、あ、しまった、という表情が出ていたようなので。そのあたりを良い意味で開き直りつつ、重すぎる責任感を手放した代わりにどういう表現ができるのか、見る側としても楽しみであるし、本人にとっても、これまでとは違う自身の可能性を開拓するチャンスであろうと思う。どうか頑張って欲しい。

 で、先に述べた通り、その日は板野さん生誕祭だったわけだけれども、やっぱり最後のコメントでびっくりしたなぁ。特定のファンの名前を挙げ、劇場の初日からずっと応援し続けてくれているその人が、今年も生誕祭にいてくれて、そしてアンコールをかけてくれてうれしい、という趣旨のことを言ったのだ。MCの中で特定のファンの名前を出すのは、普通は禁じ手なのだけれども、通常そういうことをせず、ファンとの間にきちんと一線を引く板野さんが、あえてそういう発言をしたというのは、劇場での生誕祭というものについて、彼女に相当深い思いがあったからこそだと思う。これだけ人気が出て、トップアイドルとして仕事も多忙を極めながら、それでも彼女にとって、劇場で重ねた日々は、今も特別なものであり続けているということなのではないか。

 自分自身のことを脇に置いてまで一筋に友ちんを推し続けて来たその人は、公演の後、男泣きに泣いていた。それでもなお「福(ライダー)の命日が過ぎたばかりで、俺ばかりこんな恵まれて良いのかなと思うんだけどさ」と、亡き友への思いを口にする優しい人だった。私ももらい泣きをしつつ、良いじゃないか、7年近い日々を経て、さまざまな曲折を経て、まだ劇場で会えるのならば、メンバーもファンも、そのことを互いに喜び合うべきなのだと思っていた。もう会いに来るべき推しがいない者もいれば、劇場に会いに来ることすら叶わない「遠い街に引っ越し」してしまった者もいるのだから。

私のAKB48関連の近況など諸々・その1

2012-07-09 02:57:58 | Weblog
 13期生について書こうかと思ったのだが、その前に、ここ1、2箇月の間(ネタによってはもっと前から)、書こうと思いつつ、賭けていなかったことがいろいろとたまっているので、ざっくりと。

 少し前、高島平のタネに行ってみたらお休みだった話を書いたが、あの後、確か6月初めに再度、ちゃんと営業している時に再訪。ママ岸さんにカギと見破られた挙句「でもカギさん、うちの子にあんまり興味ありませんよね?」と突っ込まれる残念さ(^_^;)。そうでもないんだけどなーと思いつつ、私も「みぃちゃんにも同じようなこと言われるんですよ。少し前ですけど、劇場2000回記念公演の時にみぃちゃんにサインもらいに行ったら『なんで私なんですか?』って思いっっっ切り怪訝な顔されました」と自虐ネタで返してみたり(笑)。あとは2005年の12月、劇場がガラガラだった頃の話など。ごく普通の街の喫茶店という感じで、AKB48ファンが占拠したりママ岸さんと長話をしたりすると地元で常連のお客さんの迷惑になりそうなので、あまり何度も行くことはないと思うが、楽しい時間だった。

 AKB48 CAFE & SHOP AKIHABARAでの総選挙予想トークイベントは、スポーツ紙などの取材が複数来ているというまさかの展開。えーと、ただのファンが予想を語り合って楽しみましょうっていうだけのイベントで、取材されるようなもんじゃないんだけど…(^_^;)。しかもメディア顔出しNGとかいう厄介な存在で申し訳ない。取材する側の理屈からすると「じゃあなんでイベントまでやってるんだよ」って突っ込みたいところだったろうと思う。私としては、メンバーが出るわけでもない、ただのファンが語るだけのイベントのチケットをわざわざ買って見に来てくださるような奇特なお客さんにだったら顔バレしても良いかな、くらいのつもりなので、ご容赦いただきたく。ちなみにイベント後のメディア向けコメントなどは、前回から引き続き一緒に出ていただいたスクランブルエッグ編集長の岡田さんが対応してくださった。感謝。

 で、予想イベントは前述の岡田さんに加えて、今回はさむ@メモリストさんにもご登壇いただいた。SKE48に詳しく昨今はNMB48推しの岡田さん、最近は専らHKT48劇場レポを続けているさむ@メモリストさんということで、バランスの良い組み合わせになったと思う。どちらの突っ込みも大変厳しかったけれど(^_^;)、各グループやチーム、メンバーに対するお二人の思い入れがあればこそ。でもちぃちゃんを予想から外した私に対するさむさんの突っ込みが、やっぱりAKB48劇場で長いことちぃちゃんを見て来ただけの思いがこもっていて、一番良かったなぁ。

 予想は「カギさんの当たらない予想と思い入れあり過ぎトークを聞く会」というタイトル通り、本当に当たらなかった(^_^;)。「こうとしか予想しようがない」と大見得を切ったベスト3すら外す有様。さすがにベスト3の顔ぶれは同じだったけど、ゆきりん2位、まゆゆ3位と予想していたので。きっとそれぞれのファンにいろいろな思いはあることと思うので論評はしないが、個別握手会券のつく劇場版をいっぱい買うか、総選挙の投票に賭けるか、ファン一人一人の決断の積み重ねがああいう結果になったということなんだろうと思う。もし来年も総選挙をやるとしたら、その投票券のつくCDでは劇場版がさっぱり売れない、てなことになるんだうか。いやでも劇場版は写真目当ての人もいるからなぁ。どうなんだろう。

 ほかにもメンバー個々の予想順位とのズレについて言い訳をしたいことは数々あるのだけれど、それはまあ私以外の人にとってはどうでも良い話だと思うのでざっくり略。ただ全体を雑に総括すると「選対の勝利」だった気がするなぁ。私はごく一部の動きを伝え聞いていた程度だったのだけれど、今回はmixiや2ちゃんねるでファンが選対、つまり選挙対策本部を名乗って投票を呼びかけるという動きが、これまでに増して活発だったようだ。そして、何人かの友人に聞いた限りでは、今回の選挙で躍進したのは、選対が活発だったメンバーということらしい。一般的には、推しかぶりのファン同士というのは、必ずしも良好な関係でないこともあると思うのだが、それを乗り越えて団結し、推しを共同で押し上げるというのは、良いストーリーだと思う。もちろん、選対が頑張っても票が伸び切らなかったケースもあるようではあるけれど。

 ということで、いったんここまで。

劇場の中にも夏

2012-07-08 16:23:32 | Weblog
 ここ1箇月ほどで、13期生が中心の研究生公演を3回ばかり見て、ようやく13期生の顔と名前がほぼ一致するようになって来た。今さらかよ!と激しいツッコミを受けそうではあるが、私としてはできるだけ「劇場で初めて見る」ことを大事にしたいと思っているので、Webページとか各種映像での予備知識を持たないようにしているために、どうしてもこのくらいにはなってしまうのだ。それでも一度見たら大体覚えるだろ、というご指摘に対しては、実を言うと私は人の顔と名前を覚えるのが非常に苦手だということを白状してお許しを願いたい(^_^;)。実は今でもまだ、すぐに完全に誰と言えるわけではなく、一瞬詰まったり、間違えやすい組み合わせの子と照合して、ああこの子はこっちだ、と分かったり、ということが結構ある。

 昨日はほとんどが13期生で、いなかったのが北さん、村山さんの2人だけ。その2人は別の日に見たことがある。なので、人によって3回見た人もいれば、1回しか見たこともない人もいるという状態。ついでに言えば、3回のうち1回は立ち見後方、1回はセンター座り最後列、昨日は最前列ではあるが劇場の端っこの方だった。なので、まだ全員についてきちんとものが言えるほどしっかり観られているわけでもないのだが、それでもその範囲で、いろいろ思うところがある。

 …と、それを書く前に、個人的な与太話を(笑)。実は13期に推し候補になりそうな子を見つけちゃったんで、一生懸命踏み止まっている。私が推しとか推し候補にすると、その人にろくなことが起きないのは過去の数々の事例が示しているので(^_^;)。きっとその辺の事情を知っている13期生推しの人たちからしたら「13期生逃げてー!」という心境かも知れないが、私なりに「この人のステージパフォーマンスは私の好きなタイプ」というのはあるんで、ご容赦願いたく。ただ、私も誰なのか書かないようにするので、どうか皆さんも「○○ちゃんですね」的なことは突っ込まないでいただきたく。

 で、昨日、端の方ではあるが最前席だったもので、ある曲の、ステージ前方でメンバーがしゃがみこむフリのところで、その子が真正面に来ることがあった。いや別に狙ってそこの席だったわけではなく、たまたま空いている席に座って、例によってステージ全体を見渡しながら観ていたのだけれど、さすがにこの子がわりと良いなあ、と思っている子が目の前に来れば、ついガン見してしまうのは仕方のないところ(^_^;)。そうしたらさすがに目が合ってしまい、にっこりとすばらしいアイドルスマイルをもらってしまった。しかし、うっかり私なんかが釣れちゃうと厄介なのになぁ、というわけでビミョーに困った顔しか返してあげられなかった。申し訳ない。でも久々に懐かしい甘酸っぱさを一瞬だけ感じさせてもらった。

 …という話を終演後に友人とのメールのついでに書いたら、一言

「夏ですねぇ」

と返って来たのだった。