私はいつも、劇場で頑張って、光を放ち始めた人を、劇場の客席はきっと見逃さない、などと言っている以上、飯を抜いても睡眠を削っても書かなければならない時がある…と思ってはいるのだが、実のところ、書くのが少々遅れてしまうダメ人間なのは大変申し訳ない。とは言え、やはり今のタイミングで何とかして書いておきたい。
あと、いつもの前置きだが、このブログはいつも「私の眼には」このように見えた、「私には」このように思えた、という私的な感想と妄想を綴っているのであって、もちろん人によって見方や思うところは違うであろうし、私の観察が事実だなどと言うつもりは毛頭ないし、当然私の見方が正しいなどと主張することもない。なので、もし私の見方と違っていた場合に、反論をいただくのは構わないけれども、穏健な言葉遣いの範囲で、建設的な内容にしていただくようお願いしたい。
最近、小林茉里奈さんの劇場でのパフォーマンスが、かなり良くなって来たと思う。
正直なところ私の目には、小林(茉)さんは研究生として入って来た当初から、良く言えば余裕たっぷりに、悪く言えば貪欲さに欠けているように見えていた。小林(茉)さんは最初からステージに立つことに臆するところがまったくなく、ダンスもそこそこに踊れていて、同期の中ではセンターに近い、良いポジションだった。「ああ、この期の中でのスター候補はこの子なんだ」ということが、誰の目にも分かりやすく、そしておそらく、彼女自身もまた、そう感じていたのではないか。
そのせいか彼女を見ていると、劇場公演に対してまじめに取り組んではいても、パフォーマンスの印象は悪い意味で優等生的というのか、お行儀良く、こぢんまりとまとまってしまっていて、積極的にステージから何かを訴えかけて来るようには見えなかった。時間と順番を待っていれば、順当に、同期の中でも早いうちにメンバーに昇格して行ける--そんな風にいくらかの油断があったとしても、不思議はないだろう。本当にそんなこと思っていたかどうか知る由もないけれども。
ところが、実際の風向きは少々違ったものになって来た。大学合格祝いという特殊事情はあったにせよ、10期から真っ先に昇格したのは仲俣さんだった。もともと7期からの復帰組という、これまた特殊事情はあるにせよ、11期の鈴木紫帆里さんが10期を飛び越して昇格して行った。その後も10期の中から市川さんが昇格し、そしておそらくは誰もが「次こそはそろそろ…」と思ったところで阿部さんと入山さんが昇格して行った。そうしていつの間にか、小林(茉)さんは、10期生の中で遅れを取った側の人になってしまっていた。
そうなると、変に焦って空回りしてしまうのではないかという心配もあったのだが、小林(茉)さんはそんなことはなかった。むしろ腹を括ったかのような落ち着きを見せつつ、着実に日々の劇場公演のパフォーマンスを上げて来たのだ。もともと地力がある人だけに、意欲を持って打ち込めば、きちんと見栄えがする。研究生が大半の中にあっては当然として、チームに昇格した(あるいは組閣前からチームメンバーである)人たちの中にいても、パフォーマンスの良い人に目を引かれて見ると、小林(茉)さんだということが増えた。
こうなるまでに少々時間がかかってしまったけれども、でも決して遅くはない。まだチーム4が自前の公演に向けて動き出していない今なら、十分に間に合ったと言って良い。だから今後は、最近見せているような意欲的なステージングを、きちんと続けていくことだ。そうすればきっと、評価は後からちゃんとついて来ると信じて良い。あの劇場は今も、そういう場所であり続けているはずだから。
あと、いつもの前置きだが、このブログはいつも「私の眼には」このように見えた、「私には」このように思えた、という私的な感想と妄想を綴っているのであって、もちろん人によって見方や思うところは違うであろうし、私の観察が事実だなどと言うつもりは毛頭ないし、当然私の見方が正しいなどと主張することもない。なので、もし私の見方と違っていた場合に、反論をいただくのは構わないけれども、穏健な言葉遣いの範囲で、建設的な内容にしていただくようお願いしたい。
最近、小林茉里奈さんの劇場でのパフォーマンスが、かなり良くなって来たと思う。
正直なところ私の目には、小林(茉)さんは研究生として入って来た当初から、良く言えば余裕たっぷりに、悪く言えば貪欲さに欠けているように見えていた。小林(茉)さんは最初からステージに立つことに臆するところがまったくなく、ダンスもそこそこに踊れていて、同期の中ではセンターに近い、良いポジションだった。「ああ、この期の中でのスター候補はこの子なんだ」ということが、誰の目にも分かりやすく、そしておそらく、彼女自身もまた、そう感じていたのではないか。
そのせいか彼女を見ていると、劇場公演に対してまじめに取り組んではいても、パフォーマンスの印象は悪い意味で優等生的というのか、お行儀良く、こぢんまりとまとまってしまっていて、積極的にステージから何かを訴えかけて来るようには見えなかった。時間と順番を待っていれば、順当に、同期の中でも早いうちにメンバーに昇格して行ける--そんな風にいくらかの油断があったとしても、不思議はないだろう。本当にそんなこと思っていたかどうか知る由もないけれども。
ところが、実際の風向きは少々違ったものになって来た。大学合格祝いという特殊事情はあったにせよ、10期から真っ先に昇格したのは仲俣さんだった。もともと7期からの復帰組という、これまた特殊事情はあるにせよ、11期の鈴木紫帆里さんが10期を飛び越して昇格して行った。その後も10期の中から市川さんが昇格し、そしておそらくは誰もが「次こそはそろそろ…」と思ったところで阿部さんと入山さんが昇格して行った。そうしていつの間にか、小林(茉)さんは、10期生の中で遅れを取った側の人になってしまっていた。
そうなると、変に焦って空回りしてしまうのではないかという心配もあったのだが、小林(茉)さんはそんなことはなかった。むしろ腹を括ったかのような落ち着きを見せつつ、着実に日々の劇場公演のパフォーマンスを上げて来たのだ。もともと地力がある人だけに、意欲を持って打ち込めば、きちんと見栄えがする。研究生が大半の中にあっては当然として、チームに昇格した(あるいは組閣前からチームメンバーである)人たちの中にいても、パフォーマンスの良い人に目を引かれて見ると、小林(茉)さんだということが増えた。
こうなるまでに少々時間がかかってしまったけれども、でも決して遅くはない。まだチーム4が自前の公演に向けて動き出していない今なら、十分に間に合ったと言って良い。だから今後は、最近見せているような意欲的なステージングを、きちんと続けていくことだ。そうすればきっと、評価は後からちゃんとついて来ると信じて良い。あの劇場は今も、そういう場所であり続けているはずだから。