AKB48をめぐる妄想

AKB48にハマった私「カギ」が、好き勝手なことを述べるブログです。

カフェっ娘について

2005-12-31 09:17:43 | Weblog
当初提示されていたプランでは、カフェ勤務は「2 軍」の子が務める、という位置づけだったようだが、実際には (少なくとも今のところは) カフェ勤務専属の子、通称「カフェっ娘」たちが入っているようだ。

しかし、どーも怪しい気がするのだ(笑)。カフェっ娘が皆、結構かわいいのである。本当にカフェ専属の、ただのアルバイトなのか? 口止めされているけど実は 2 軍という子も混じっていたり、あるいは何か仕掛けを隠していたりするんじゃないか? という気がして仕方がない。また、雇用関係としては本当にカフェ専属のアルバイトとして入っているとしても、そもそも職場がどういう場所であるかを知って応募して来ている以上、カフェっ娘の方に芸能への志向があったり、さらには「ともすれば」の野心がないとも限らない。いや、むしろあった方がおもしろいんだが(笑)。

何か仕掛けがあるんじゃないか? と思う理由として、12/23 の「スペシャルゲスト」の一件がある。12/22 に秋元先生がカフェでファンとの雑談に応じてくださっていた時に、あるカフェっ娘に少なからぬ客が熱心に話しかけているのを横目でご覧になって「たとえばあの子が人気あるんだったら、あの子がメンバーに入ったって良いんだよ」とおっしゃったのだ。さすがにその場限りでのたとえ話ないし冗談だろうと思っていたら、翌日のステージの途中、その子がスペシャルゲストと称してステージに呼ばれ、カフェっ娘として挨拶し、お勧めメニューなどをちょっと話した、ということがあったのだ。そして満場の、というわけでもないが、会場の少なからぬ客が、その子のニックネームをコールして見送ったのである。

ただ、客として見た時には、たとえカフェっ娘が少々かわいいからと言って、それだけで俺ファンになるよ、ということにはならないだろう。そうなるためには、(1)客側が押し上げればステージに上がれるチャンスがあると分かっていて、(2)推される女の子の方にもその気がある、ということが必要なのだ。この 2 つの条件のうち、特に重要なのは、実は前者の方だ。当初その気がない子でも、目の前に可能性の扉がほんのわずかな隙間を開いているのを見つけた時に欲が出るということはあり得るからだ。もちろんそこから実際にステージに上がるまでの間には、厳しいレッスンがあり、再選抜もあるはずだが。

というわけで、もし本当に「人気があるなら 2 軍ですらないカフェっ娘からでもメンバー登用の可能性あり」ということにするなら、そのことは明言しておいた方がおもしろいと思う。カフェっ娘の何人かの目の色が変わったりするかも知れないし、客側もそういう視点で見るようになるだろう。そしてもちろん、厳しいレッスンを乗り越え、さらに厳しいステージをこなし続けている 1 軍メンバーには「そんな人に負けてたまるか」と思ってもらいたいというのもある。

妄想大爆発中

2005-12-30 20:13:09 | Weblog
えーと、改めて断っておきますが、このブログは秋葉原 48 プロジェクトや AKB48 とは何の関係もない一ファンである私「カギ」の個人的な脳内妄想です。特にこのエントリはそうであり、読む人にとってはおそらく何の価値もありません。

…と断ったので好き勝手に思いつきを書く。先日もちょっと書いたが「2 軍」の話だ。構想としては「2 軍」はステージに上げず、カフェなどで頑張ってファンをつかむことになっているが、ちょっと考えてみればそれも変な話だと気付く。見た目のかわいさとか、個々の客と話し込む会話術とかに長けていればステージに上がれることになる。でも水商売じゃないんだから、そういうので人気があることと、ステージに上げて輝けるかどうかということとは別のはずだ。大体、カフェで 12 時間勤務している暇があったらレッスンしろ、と言いたくなるだろう。

つまり何が言いたいかと言うと、仮に水準以下だったとしても、とりあえず 2 軍にも少しでも歌い踊る機会を作ってやり、それを通じて客に評価させるべきだ、ということだ。望ましいのは前にも述べたように、秋葉原 48 劇場を、1 軍公演の合間に使わせることだと思うが、それがコンセプト上問題であるというなら、カフェの物販スペースをちょこっと空けて、数人ずつのグループで 1、2 曲ずつの「発表会」形式でも良い。カフェスペースの場合、もちろん金は取らない。

あるいは、別の場所にサブステージのような場を作ってしまう。独自に作っても良いし、どこかと提携するような形でも良い。ちょうど同じビルの 6 階にあったアキバチャンネルドットコムのステージが改装に入っているから、金にものを言わせて(笑)あの場所をもらっちゃうとか、あるいはそのアキバチャンネルドットコム自体と組んで、2 軍ステージに限ってネット配信ありにしてしまってもおもしろいかもしれない。

大事なのは 2 軍の子が「約束されたステージの存在しない」境遇で、それでも自分が「歌いたい、踊りたい」という意欲を見せ、そのために地を這うような努力をして、その必死さに共感し応援してくれるファンを掴んでいくことのはず。この本質さえ間違えなければ、空き時間の劇場やサブステージなどで歌い踊らせたりしても、当初の方針を転換したことにはならないはずだ。

それに、たとえば 2 軍の子にビラ撒きをさせるとしても、自分が出られるわけでもないステージのビラ撒きにモチベーションを持てるだろうか。ある程度は良いかも知れないが、本当に 2 軍の子に体験させるべきは「自分(の歌い踊る姿)を見てくれる客を自力で引っ張って来る」ということであるはずだ。それができるのが秋葉原であり、またそのためにこその秋葉原であると思うのだ。

だからたとえば、2 軍の中に秋葉原の路上で自主活動していた子を混ぜておき (そういう子が応募して来るかどうかという問題もあるが)、ある程度の相談と報告を前提としながらも、2 軍の子たちが自主的な発案で路上パフォーマンスなどもできるような自由度を与えてみてはどうか。そういったコテコテのアキバ系の作り方の中から、2 軍の子たちがファンと「地熱」を掴んで 1 軍を脅かすところまで来れるかどうかというのも、試みとしては面白いんじゃないだろうか。

ファーストコンタクトの衝撃

2005-12-30 14:19:33 | Weblog
今日も動けないので、こんなところにぐだぐだ書く。もっとも、批判的なことばっかり書きたいわけでもないので、私が AKB48 に出会った時の衝撃を思い起こしつつ書いてみることにする。ずいぶん前のような気がするが、まだ 3 週間も経っていないんだよなあ。

12 月 11 日に秋葉原の駅前と路上をぶらついていた。それは行きつけの店でウェイトレスをやっている子たちが、別の仕事で冊子の路上配布をすると聞いたので、冷やかし…もとい、応援(笑)に行ったのだ。なので、秋葉原駅前で、その子たちが配布しているところからちょっと離れて「ああ、頑張っているなあ」と眺めていたのだが、その時ちょうど目の前にいたのが、AKB48 のスタッフジャンパー (銀色っぽいもの) を着た女の子だった。今考えると、その子はずいぶん若くて、かわいい子だったので、ひょっとすると 2 軍の子だったりしたのかなあという気もする。まあその時はそんなことは考えなかったわけだが。

で、48 という数字に何となく憶えがあったので、そのチラシを 1 枚ください、と言ってもらって、その女の子に「これって秋元康さんの?」と聞いてみたら、そうだと言う。数日前にアサヒ・コムに配信されていた日刊スポーツの記事をちらっと読んでいたのだが、アイドルにも秋元康という名前にも、もはや大した関心はなかったので、それがいつから始まったのかということまでは憶えていなかったのだ。

そのチラシをくれた子に、13 時から公演があります、と聞いたのが 12:50 頃だったので、じゃあ話のタネに 1 度くらい見に行ってみようか、と思って劇場まで行ってみた。そういやこの建物には T-ZONE ミナミだった頃に足踏み入れて以来かもなあ、などと考えながら 8 階まで。チケットを買って劇場の中に入ると、ガラガラ(^_^;)。確か 3 列目の真ん中あたりに座った気がする。秋元康プロデュースでもこの空き方か! などと驚いているうちに始まりそうな気配。その時点で客席は 20 人ちょっとしかいなかった。

音楽が鳴り始めて、ステージが始まって…ああ、こういう雰囲気って久しぶりだなあ。私の少ない経験の中では、TPD が毎週末に原宿 RUIDO で歌い踊っているのを見に行っていたのと近い感覚。歌が始まるともう、なんと言うか安心して入り込める世界。そうそう、こういうのが良いんだよ懐かしい感じ。これってオリジナル曲なんだろうな。もう顔がニコニコしてしまうのが自分でも分かる。ああなんか見るからにコドモが 1 人いるなあ、でもあの子とあの子も中学生くらいだろうし…などと思いながら、きょろきょろと見る。

で、女の子たちの自己紹介 MC。歌ではそれなりにちゃんとしてたのに、MC はもー、あからさまにシロートな感じ(笑)。まあそれも良いのかな。そうか、20 人もいるのか…でもこんなに客少なくて大丈夫なのかなあ、舞台の上より客席の方が辛うじて多いけど、スタッフまで入れたら絶対に客の方が少ないよなあ…。さすがに秋元康の名前だけじゃ客は来ないのかなあ (失礼、でもその瞬間はそう思っていたので)。

で、また曲。うわっ、このスカートひらりってヒキョーな…(^_^;)。あ、ちょっとしっとりした曲もあるのね。おや、弾き語りができる子もいるのか…。TPD でも大藤 (2 軍) が弾き語りやっていたなあ。おやおや、今度はお色気っぽいし、いろいろあるんだねえ。おっ、この曲はちょっと良いかも。で、そうこうしているうちにまた MC。うわー、このお約束でぐだぐだなしゃべりは学芸会だなあ(^_^;)。でも「それもまたカワイイ」ってやつか。

しかし、曲がりなりにも平静を保てていたのはここまで。この後の 2 曲でもう完全に崩壊(^_^;)。負け負け。どっちも名曲過ぎ。1 コーラス目で脳天ガーンと殴られて、2 コーラス目ではもう一緒に口ずさみたくなっていた。あまりにも王道、あまりにも分かりやすい。でも安っぽい分かりやすさとは違って、きちんとある程度の品がある。制服風の衣装も、それまでのも良かったけど、この 2 曲用は特に秀逸。もう曲の世界に入り込んでぼーっとしてしまい、いい歳をして恥ずかしいが、目頭が熱くなるような感覚だった。涙流すほどじゃないけど、本当にじわっとにじむくらいにはなっていた。

そして女の子たちが手を振りながらステージの裾に消えていく…うわー、こりゃとんでもないモノに出会っちまったわ…(^_^;)。でも、なんかちょっと物足りない。もうちょっと何か聴きたい、見たい気がする。お約束としてじゃなく、自然な気持ちでアンコールの手拍子が出ていた。まあお約束としてのアンコールもあるんだろうなというのはすぐに気付いたが (この時点ではまだパンフレットを良く見ていなかった)。

そしてアンコール。わはは、こう来たか。でもこの子たち、ここで名前が出ている店のほとんどは知らないだろうなあ。これがテーマソングだろうに、ここで初めて出すってのもあざとい構成だこと(笑)。続いて、おお、これを全員で歌うのか。なるほど、別にスカートが実際にひらりとするかどうかが問題じゃないんだな。そして最後の曲。うわわわわ、もうダメ(^_^;)。サビのところでは思わず手が動いてフリまねしていたような気がする。もともとそんなことする習慣はない、というよりむしろ「あえてしない」くらいなのに、これはもう、自然に手が動いてしまう。曲が終わるのがすごく惜しい。そして消えていく歌姫たち。終演。

ふう。すげえ。これほどのものを、たったこれだけの客数で見て良かったんだろうか。何かものすごくレアなものに立ち会っちゃったんじゃないか。日曜日だってのに舞台と客席とどっちが多いか、なんていうのは、あっという間に伝説になりそうだな。いやそんなことはどうでも良い。とにかくコレはすごく良い。久々に血潮が騒ぐ。あんまり好みの子はいなかった (というか、すでに自分の視線が「姪っ子を見る叔父さん」的なものになっていることに気付いた) が、そんなことはどうでも良い。この楽曲クオリティはどうだ、このステージングはどうだ。いくらか拙さも残るが、それなりにレッスンを積んでいるらしい女の子たちの真剣な頑張りはどうだ。これはもう見続けるしかないだろう。ハマり決定。

…といったようなファーストコンタクトだったのだった。その後、合間にパンフレットを熟読したり、Web で AKB48 情報を確認したりしつつ、16:00 と 19:00 の回も見たのだが、その話はまたいずれ。

秋葉原の地熱とアキバ的であること

2005-12-30 00:42:52 | Weblog
早々に御大批判を書いてしまったので、勢いづいてさらに続ける。

率直に言えば、こんなに早くテレビですか CM ですか、という気がしている。もちろん、秋元大先生が動くとなれば、当然周囲はそれなりに動いてしまうものだろう。そしてまた、あの楽曲のクオリティの高さからしたら、当然それなりに売れるだろう。でもそれって結局、テレビに出たから人気が出ました、っていうだけの話に終始する気がするんだけどなあ。

女の子個々人のルックスがどう、というのは、まあ後からついて来る話。もともと超美人じゃなくても、他人の視線で磨かれていくものだから。ファンから見ても、20 人もいれば誰かしら好みに近い子はいるものだろうし、もっと言えば、アイドルを好きになるのは恋と同じで、好みのタイプを好きになるのではなく、好きになった子がタイプなのだ。…って話がそれたか。

しかし、アーリーアダプターとしては、何だかつまらない(^_^;)。もちろんアイドルを売り出すのにテレビと無縁でいられるわけがない。テレビの寵児である秋元先生のこと、むしろその方が簡単であるはずだ (ということは、ご本人もおっしゃっていた)。だが、あえてそうじゃない選択をして、劇場を舞台にした、アイドルとファンとが一体になったビルドゥングスロマン (成長物語) を作るのが狙いじゃなかったんだろうか。そうであるならば、むしろ一般マスコミから意図的に距離を置きつつ、秋葉原で成熟する時間をもっと持たせて良かったんじゃないか。

秋葉原の「地熱」というものがあるとしたら、そのもう 1 つの側面は、ワナビー側、つまり何者かになりたい、もっとぶっちゃけて言えば有名になりたいと思っている側の情熱ないし情念に根ざしている。今の AKB48 の彼女たちにそれがないという意味ではない。しかし、それはもう AKB48 のオーディションに受かった時点で、ある程度の成功を収めてしまっており、そして彼女たちの努力や情熱は、すでにその一段上の (もしくは一歩先の)、パフォーマー (歌手ないしアイドル) としての自らのクオリティ追求に向かっているだろう。

だが、もし本当に秋葉原の「地熱」を生かしたかったのであれば、彼女たちにビラ配りや路上パフォーマンスをさせて「客席にいるのは自分たちが呼び込んだ客」であるような日々を作るべきだったのではないか。それが今の「アキバ的」スタイルだったのではないか、それをやるのでなければ、秋葉原で始める必要は特になかっただろうに、という疑念が消えない。

テレビ CM に個々人の顔がどれくらい出るのか知らないが、自分の参加した楽曲が番組のエンディング曲に使われて、本人の顔も CM に使われて、それで「メジャーデビューじゃない」っていうのも、何か変な話。と言うより、今後はむしろ「1 軍から落とされる」ことによってしか次の物語が出て来なくなってしまわないか。それってかなり残酷な物語の作り方のような気がするのだけれども。

だからもし、今から新しい「物語」を作りたいのであれば、今の 20 人はそのままにして、新たに選ぶ 2 軍で徹底的に「アキバ的」な作り方をしたら良いと思うのだ。ステージに上がれるのは 1 軍だけということになっているが、ちょっと方針を変えて、1 軍ステージとは別に (たとえば土日を 3 回回しに戻して、その 2 回目だけ) 2 軍だけでのステージをやらせる代わり、自分たちで客を路上から引っ張って来させれば良い。そのやり方でも、すでに 1 軍でついている客が相当数流れてしまうとは思うが、場合によると 1 軍とはまた違った客層で、別の熱を帯びるようになるかも知れない。それこそがアキバ的混沌だと思うのだが、どうだろうか。

どういうファン層を獲得したいのか

2005-12-29 23:21:53 | Weblog
公式ブログでは MVP 制とやらについて反感が出始めている (と書いている間にも、さらに批判的書き込みが続いている)。12/28 にはやっていなかったから、たぶん今日 (12/29) から始めたんだろう。MVP 制については先日、御大・秋元康さんがカフェでファンとの雑談に応じてくれていた時に口にしていたので、ああ、あれかな、という感じ。

で、初の MVP は、立ち上がって応援する人が選ばれたらしい。当日実際に見ていない私が書くのもナンだが、早々からソレは、やっぱり大間違いなんじゃないだろうか。というか、少なくともそれは、「今」AKB48 に食いついている層からは、相当に反感を持たれる選択だと思う。まあ秋元先生が選んだわけじゃないだろうし、現場スタッフにしてみれば、つい目立つ人にあげちゃった、ってことなんだろうけれど、そもそもその辺の意思統一ができていないあたりもナンだかなあ、という気がすることは事実。

御大を批判するようで大変畏れ多いのではあるが、MVP 制にしても、そもそも秋葉原に劇場を作ったことにしても、プロジェクトを進める側の人たちが、AKB48 にどういう初期ファン層を獲得したいのかが、ひどくちぐはぐに見える場面がある。もっと有り体に言えば、今のアキバ系プレアイドルヲタというものの実情を、あまりご存知ないのではないか、と思うことが多いのだ。などと偉そうに書けるほど、私も知っているわけじゃないんだが、まあ自分のことは棚に上げて続ける。

今の時点で AKB48 に食いついている人の大半は、一言で言えば「もう今のアキバ系ヲタにはついていけないよ」って層だ (あくまでも私の解釈なので、念のため)。アイドルとファンの間に一線を引いて、ファンの側の思い入れを投影していたい人たちだ。そして現状の AKB48 というのは、楽曲にしてもステージングにしても、ファンとの「交流」をほとんどさせていない点からしても、まさにそうした人向けに作られている (ように見える)。だからみんな「これこそ (長いこと見られなくなっていた) アイドルの王道だ」と狂喜しているのだし、また一方、路上や撮影会で本人にがっついたり、舞台の上の本人をそっちのけにヲタ芸で飛び跳ねたりするような、今の「アキバ系ヲタ」ノリは嫌いなのだ。

プロジェクトの狙いを説明する時、秋葉原がアイドルの「聖地」であるとか、秋葉原の「地熱」という言葉がしばしば見られる。しかし秋葉原の「地熱」というものがあるとしたら、それは路上だの撮影会だので本人にがっつくような、あるいはライブハウスでの自主公演で飛び跳ねるような、そういったエゲツないところにあるのではないか。逆に、今のようなファン層を獲得するのであれば、秋葉原である必然性はほとんどなかったのではないか。むしろ、今のアキバブームが去った後、彼女たちにいつまでも「秋葉原」の名前が冠されることは、必ずともプラスにならないのではないか。

今日は行けないので席の話など

2005-12-29 20:52:56 | Weblog
年末だってのに仕事が片付いていない。誰のせいでもないんだが。なので、ブログそのものを始めていないのに、エントリ用の文章だけ、こうして手元でだらだら書いている始末。なんだかなあ。

で、今日(これを書いている時点では 12/29)は行けていないので、昨日の話を書く。12/28 は、たぶん最初で最後(にするつもりはないんだが、まあ現実的な予測として)の最前列柱の内側に座った。12/28 ならまだ平日だし、仕事納め前ないし当日だろうから、11:00 に行けば整理券もそこそこの番号が取れるだろうと予測。ちょっと出がけにもたついてたら 11:20 着で、チケットは 14 番。かなり微妙かなあ、と思ったが、開場後、辛うじて 1 席だけ空いていた最前列柱の内側を確保できた。

常連な人たちの間では、誰がどの辺に座るか、おおよそお約束ができかかっている気がするんだが、そんなことは私の知ったことではない。濃過ぎる人以外でも、たまには最前列で見たいってことがあるんだよ。そういう意味では、単独行動の人間が正当に最前列に座る機会を確保できる整理券方式と席取り防止は、私としては大歓迎。まあ無職やフリーターが有利になるとか、言い出せばきりがないわけだが。

ステージ上のメンバーたちも、いつも前の方にいる常連の顔ぶれはかなり把握しているんじゃないかという気がしたが、あんまりそういうところだけ見ないようにして欲しいところ。ストレートな反応をしてくれる濃い層は「分かりやすい」けど、そこだけ相手にしていると、アイドルとして「小さく」なるので。

一方、最前列はやっぱり良い。これまで見えていなかったいろんなことが分かる。近いということもあるし、視界のすべてがステージなので、のめり込み度が高いというのもあるかも。また、いかに柱が邪魔だったかということも理解できた。やっぱりあそこで何かが切れる感じなんだよなあ。言っても仕方ないんだが。柱をアクセントにした演出によって、マイナスをプラスに転じて欲しい…などと言うのは簡単だが、実際には無理だろうなあ。私も思いつかない。

ちなみに柱で喜んでいるのは「柱の不便を受け入れてでも、俺はこの場所であの子を見るんだ!」というくらいの強い思い入れがある人だけだろう。それはそれで良いんだけど、ステージ中に柱柱叫ぶのはもう陳腐だと思うなあ。
(以上、2005.12.29 20:12 記)

12/28 に心配になったこと

2005-12-29 20:45:08 | Weblog
12/28(水)は 11:20 に劇場カフェでチケット購入。行かないつもりだったお台場にふらふら行って 13:00 だと思っていたら(公式ブログの古い記事にはそう書いてあった)いつの間にか 13:30 からになっていたらしい 1 階ステージでの 1 回目を見た。お台場のイベント出演を見たのは初めて。用事があったので 2 回目は見ずにお台場を離れ、夜に秋葉原。AKB48 シアターで見るのは 7 回目。濃い人はたった 7 回かよ、と思うだろうし、一般人はもう 7 回も、っていうくらいの数だよな。

12/28 のお台場 1 回目、かやのちゃんが出て来た時点ですでに顔面蒼白なのに驚く。メイクと日差しの加減でそう見えるだけか? とも思ったが、たぶん本当に顔色が悪かったのだと思う。ステージでは一生懸命頑張っていたが表情は硬かった。小さい身体であの寒さは余計にこたえるのではないかと心配。

それ以上に心配になったのはおーいぇだった。ふり間違いやステップの乱れが目につく。普段からボケキャラではあるが、ダンスについてあそこまでひどいことはなかったはずだ。明らかにステージへの集中が途切れがちになっている感。この時点ではしかし「この寒さじゃ思うように身体が動かない子もいるかもなあ」くらいに思っていた。

だが、秋葉原では 1 曲目からおーいぇは全然踊れていなかった。ここで体調が悪いのだろうと推測。一所懸命に笑顔で、元気そうにやろうとしているのは見て取れたが、逆に言えばそれが素人の客に見え見えなくらい調子が悪かったのだろう。風邪か熱かで、朦朧とする瞬間がかなりあったのではないか。それでもユニットに参加している「星の温度」をしっかり努めたのは良く頑張ったと思う。その後の全体 MC と「桜の花びらたち」からもういなかったような気もするんだが、その辺の記憶は不確か。アンコール 1 曲目でいなかったことは確認。

しかし、お台場の 1 階ステージにあの衣装で何度も、それも連日出させるってのは、いくら何でもひど過ぎないか。見ている我々の方でさえ、セーターの上に分厚いダウンジャケットを着ていてなお寒さを感じる場所なのだ。超売れっ子アイドルになればそれくらいの激務は普通…なのかどうかは知らないが、現状 20 人もいる AKB48 では、楽屋に入った後、全員への細かいフォローがしっかりできているとも思えないので、あの状況はひときわ厳しいものであるはず。このところバタバタと入れ替わりで女の子たちが倒れているのも当然という感じだ。

そもそもプロジェクトの性格上、そこまでしてテレビ局イベントに律儀にお付き合いする必要があるものなのか。まあいったん応諾した以上、途中でやめますとは言えないのも当然であろうし、他方、お台場に出るから秋葉原でやりません、というのはプロジェクトの位置づけ上選択し得ないことであろうから、ここはとにかく彼女たちに頑張って乗り切ってもらうしかないのだろうけれど、プロジェクトに関わっている大人の皆さんには猛省して欲しいところ。ただ、今後とも倒れる子が増えるようなら、責任者が間違いを認めて客に詫びる形にして、秋葉原を 2 日に 1 度に減らすくらいの英断も必要ではないか。

そうでなくとも秋葉原 48 プロジェクトでは、もともと彼女たちに「メジャーデビューへ向けての生き残り」という過酷な試練を課している。もちろん客である私も、その物語を喜んで消費している共犯だという自覚くらいはある。しかし、そうであるからこそなおさら、彼女たちに限界を超えた無理をさせないように気を配るのが、大人の役目ではないのか。裏方のことは分からないが、思春期の女の子たちの心身両面にわたる相談役になれる(かつ、プロジェクト全体に対してそれなりの発言権を持つ)ような「お姉さん」的存在の現場マネージャーがいるのかどうか、いささか心配ではある。
(以上、2005.12.29 04:32 記)

…と書いたまま、ブログを作る準備をしていたら、公式ブログでおーいぇが38.5℃の熱でお台場、劇場とも休演と書いてあった。が、さらにその後、劇場だけは出るとなっている。ユニット参加の子が頑張っちゃうのは分かるが、休むのも仕事のうち、だというのは誰かが教えてあげないといけないし、休むと決断した時には休める(自分のパートの代役がいる)状態を作ってやる必要もあるんだろうなあ。まあでも、代役がいる状態を作っちまうと、生き残りに必死な子はなおさら休めなくなる可能性もあるか。
(以上、2005.12.29 13:55 記)

さらに追記。夕方になってやっぱりおーいぇは劇場も休演とのこと。その方が良い。情報が二転三転するのは、本人の迷いを含んだ言葉をいちいち間に受けてブログに上げちゃっているからではないか。こういったところも、前述のような「お姉さん」的存在の現場マネージャーがいないのではないかと思われる所以。おーいぇ休演自体は、むしろ良いこと。無理をしてふらふらで板に乗っても、言葉は悪いが見苦しいだけ。ちゃんと休んで、治ってから出てきて欲しい。
(以上、2005.12.29 19:35 記)

このブログについて

2005-12-29 20:42:13 | Weblog
アイドルからはずいぶん離れていた、というか、もともとアイドルにハマった経験も少ないのではあるが、AKB48には結構ハマってしまったらしい。自分のWebページやらブログやらにアイドルネタを書いても周囲の友人知人の大半は理解してくれないので、別ハンドルで別にブログを作ってみることとした。

最初にお断りだが、このブログは私「カギ」がAKB48について思ったことを勝手に述べるものなので、読んでくれる人の役に立つ情報を提供しようなどとは露ほども思っていない。イベントレポートとして他人に読んで楽しんでいただけるようなものにもならないはずだ。普通の日記形式にはしないし、私が初めて見たのが 12/11 で、すでに 12/29 であるからして、当面はこれまでに見たステージのことも行きつ戻りつしながら書いていくつもりだ。実時間に追いついて来れば日記風になるかも知れないが、それも数日分まとめて書くことが多くなると思う。

また、繰り返すようだがこのブログは私「カギ」がAKB48について思ったことを勝手に述べるものなので、人によっては当然「それは違うんじゃないか」と思うこともあるはずだ。他人を根拠なく誹謗・中傷したりはしないつもりだが、他者について批判的な意見は書くことがあると思うから、場合によっては腹が立つこともあるかも知れない。コメント欄などに「自分の意見と違う」という表明をしていただくことは構わないが、議論をしても不毛なことになりそうなので、いちいち応じないこと、また面倒な場合にはコメントの削除などもすることをお断りしておく。

あと、私の普段のハンドルや本名が何であるかが分かっても、突っ込まないように(笑)。別にバレてまずいわけでもないが、いい歳してアイドルにハマったとは言いにくいから別ハンドルにしている事情を理解していただきたく。推測だが、あの子たち(の、若い方)の親御さんと同じ世代だと思うので。

ま、のっけからこれだけ面倒くさいことを書いた割に、ブログのエントリが 2 つ 3 つで終わる、というのは、いかにもありそうだが(^_^;)、とりあえずぼちぼちと始めてみることにしたい。
(以上、2005.12.29 03:50 記)