10/29(日)は朝から秋葉原の石丸ソフトワンで CD 即売とシール手渡し会 ( 握手可 ) があった。私は 2 組目に参加したのだが、とにかく仕切りがひどかった。状況についてはあちこちのサイトで散々書かれているので、今さら改めて書くまでもないと思うが、一参加者としての感想を言うと、かなり体格が良く、体力もある私でさえ、1 度握手に行っただけでうんざりして、たまには 3 組目以降で別の人のところにも行こうかと思っていたのに、やめてしまったほどだった。2 組目では、押し合いの中で泣き出してしまった女性ファンもいたようだった。怪我人などが出なくて済んだのがせめてもの幸いだったと言うべきだろう。
私の目から見て最大の問題は、事務所側 ( HGSS 含む ) と石丸側のどちらにも、今回のイベントについての当事者意識、ないしは主催者意識が稀薄だったように「見えた」こと。実際にどう思っていたかは分からないが、少なくとも私の観察した範囲では、どちらも主導権は相手方にあるという雰囲気で、誰が全体状況を把握して現場トップとして指示を出すのか、指揮系統が明確でなかった、ように見えた。
ほか、細かいことを言うときりがない。予め 30 分という時間が決まっているにも関わらず、その時間内で捌き切れる客数分だけの握手券を出すといった、当たり前の配慮がまったくなされていなかったこと。会場内での客の並ばせ方も合理性を欠いていた上、ループをする場合にはきちんと列の後ろに並び直させるという仕切りができておらず、割り込みへの対策も全くなかったこと。そして最悪の対処は、1 組目を打ち切った際、その場に残った客を 2 組目に並んでいた客の前に入れたことだ。これらの条件が重なって「やったモン勝ち」な低モラル状態を作り出してしまっていた。
全体の運営が、ほどほどにまともに行われていれば、ズルをする人間が少数いたとしても、大多数の良心的な人たちによって、秩序は概ね守られる。しかし、そもそも運営自体がおかしければ、良心的な人たちが維持すべき秩序そのものが成立せず、雪崩をうったように全体のモラルが低下してしまうのだ。そうなると場は荒れ、ライトなファンはついて行けなくなる。平然と割り込みをする厚顔無恥な連中を擁護するつもりは毛頭ないが、少なくともあの 2 組目の事態に関する限り、そういうやつらだけが悪いとは言えない。
私は先日、あるメンバーへのファンレターで、メジャーデビューを果たしたことについて「あなたたちは今後、ますます劇場の外での仕事が増えるだろうけれど、そこではすでにデビューしたアイドル、つまりプロフェッショナルとして、より厳しい目にさらされることになる」という趣旨のことを書いた。それは、事務所側についても同様であるはずだ。経験が浅かろうと深かろうと、メジャーデビューしているアイドルを抱える事務所としては、プロフェッショナルであることを求められるようになるのだ。
もちろん細かい不慣れや不手際は、すぐにはなくならないかも知れない。客としては、それにつけ込むようなことをせず、メンバーとスタッフと一緒に、場を盛り立てて行く心がけを持っていたいし、いちいち鬼の首を取ったように騒ぐ愚も避けたい。だが一方で、「デビューしたてだから」と大目に見てもらえる時間は、あまり長く続かないことも事実だ。メンバーに成長を求める事務所である以上は、事務所にもまた、成長して行って欲しいと思う。
私の目から見て最大の問題は、事務所側 ( HGSS 含む ) と石丸側のどちらにも、今回のイベントについての当事者意識、ないしは主催者意識が稀薄だったように「見えた」こと。実際にどう思っていたかは分からないが、少なくとも私の観察した範囲では、どちらも主導権は相手方にあるという雰囲気で、誰が全体状況を把握して現場トップとして指示を出すのか、指揮系統が明確でなかった、ように見えた。
ほか、細かいことを言うときりがない。予め 30 分という時間が決まっているにも関わらず、その時間内で捌き切れる客数分だけの握手券を出すといった、当たり前の配慮がまったくなされていなかったこと。会場内での客の並ばせ方も合理性を欠いていた上、ループをする場合にはきちんと列の後ろに並び直させるという仕切りができておらず、割り込みへの対策も全くなかったこと。そして最悪の対処は、1 組目を打ち切った際、その場に残った客を 2 組目に並んでいた客の前に入れたことだ。これらの条件が重なって「やったモン勝ち」な低モラル状態を作り出してしまっていた。
全体の運営が、ほどほどにまともに行われていれば、ズルをする人間が少数いたとしても、大多数の良心的な人たちによって、秩序は概ね守られる。しかし、そもそも運営自体がおかしければ、良心的な人たちが維持すべき秩序そのものが成立せず、雪崩をうったように全体のモラルが低下してしまうのだ。そうなると場は荒れ、ライトなファンはついて行けなくなる。平然と割り込みをする厚顔無恥な連中を擁護するつもりは毛頭ないが、少なくともあの 2 組目の事態に関する限り、そういうやつらだけが悪いとは言えない。
私は先日、あるメンバーへのファンレターで、メジャーデビューを果たしたことについて「あなたたちは今後、ますます劇場の外での仕事が増えるだろうけれど、そこではすでにデビューしたアイドル、つまりプロフェッショナルとして、より厳しい目にさらされることになる」という趣旨のことを書いた。それは、事務所側についても同様であるはずだ。経験が浅かろうと深かろうと、メジャーデビューしているアイドルを抱える事務所としては、プロフェッショナルであることを求められるようになるのだ。
もちろん細かい不慣れや不手際は、すぐにはなくならないかも知れない。客としては、それにつけ込むようなことをせず、メンバーとスタッフと一緒に、場を盛り立てて行く心がけを持っていたいし、いちいち鬼の首を取ったように騒ぐ愚も避けたい。だが一方で、「デビューしたてだから」と大目に見てもらえる時間は、あまり長く続かないことも事実だ。メンバーに成長を求める事務所である以上は、事務所にもまた、成長して行って欲しいと思う。