AKB48をめぐる妄想

AKB48にハマった私「カギ」が、好き勝手なことを述べるブログです。

10/29(日)石丸での握手会について

2006-10-31 06:08:02 | Weblog
 10/29(日)は朝から秋葉原の石丸ソフトワンで CD 即売とシール手渡し会 ( 握手可 ) があった。私は 2 組目に参加したのだが、とにかく仕切りがひどかった。状況についてはあちこちのサイトで散々書かれているので、今さら改めて書くまでもないと思うが、一参加者としての感想を言うと、かなり体格が良く、体力もある私でさえ、1 度握手に行っただけでうんざりして、たまには 3 組目以降で別の人のところにも行こうかと思っていたのに、やめてしまったほどだった。2 組目では、押し合いの中で泣き出してしまった女性ファンもいたようだった。怪我人などが出なくて済んだのがせめてもの幸いだったと言うべきだろう。

 私の目から見て最大の問題は、事務所側 ( HGSS 含む ) と石丸側のどちらにも、今回のイベントについての当事者意識、ないしは主催者意識が稀薄だったように「見えた」こと。実際にどう思っていたかは分からないが、少なくとも私の観察した範囲では、どちらも主導権は相手方にあるという雰囲気で、誰が全体状況を把握して現場トップとして指示を出すのか、指揮系統が明確でなかった、ように見えた。

 ほか、細かいことを言うときりがない。予め 30 分という時間が決まっているにも関わらず、その時間内で捌き切れる客数分だけの握手券を出すといった、当たり前の配慮がまったくなされていなかったこと。会場内での客の並ばせ方も合理性を欠いていた上、ループをする場合にはきちんと列の後ろに並び直させるという仕切りができておらず、割り込みへの対策も全くなかったこと。そして最悪の対処は、1 組目を打ち切った際、その場に残った客を 2 組目に並んでいた客の前に入れたことだ。これらの条件が重なって「やったモン勝ち」な低モラル状態を作り出してしまっていた。

 全体の運営が、ほどほどにまともに行われていれば、ズルをする人間が少数いたとしても、大多数の良心的な人たちによって、秩序は概ね守られる。しかし、そもそも運営自体がおかしければ、良心的な人たちが維持すべき秩序そのものが成立せず、雪崩をうったように全体のモラルが低下してしまうのだ。そうなると場は荒れ、ライトなファンはついて行けなくなる。平然と割り込みをする厚顔無恥な連中を擁護するつもりは毛頭ないが、少なくともあの 2 組目の事態に関する限り、そういうやつらだけが悪いとは言えない。

 私は先日、あるメンバーへのファンレターで、メジャーデビューを果たしたことについて「あなたたちは今後、ますます劇場の外での仕事が増えるだろうけれど、そこではすでにデビューしたアイドル、つまりプロフェッショナルとして、より厳しい目にさらされることになる」という趣旨のことを書いた。それは、事務所側についても同様であるはずだ。経験が浅かろうと深かろうと、メジャーデビューしているアイドルを抱える事務所としては、プロフェッショナルであることを求められるようになるのだ。

 もちろん細かい不慣れや不手際は、すぐにはなくならないかも知れない。客としては、それにつけ込むようなことをせず、メンバーとスタッフと一緒に、場を盛り立てて行く心がけを持っていたいし、いちいち鬼の首を取ったように騒ぐ愚も避けたい。だが一方で、「デビューしたてだから」と大目に見てもらえる時間は、あまり長く続かないことも事実だ。メンバーに成長を求める事務所である以上は、事務所にもまた、成長して行って欲しいと思う。

UDXイベントで気になったこと

2006-10-28 07:54:33 | Weblog
 こういう場で他の客に向けて文句を書くのもどうかと思うんだが、さすがに書いておいた方が良いような気がした。UDX でのイベントの後、CD 即売とシール手渡し会 ( 握手可 ) があったのだが、そこでループしていた人たちは、ちょっとやり過ぎだったんじゃないかと思うのだ。

 事務所側がループを許容していたのだから、そこで頑張ること自体は悪くない。私も無理をしないで行けるようなら 2 回くらい行こうかと思ったほどだ ( 結局 1 回だけにしておいたが )。ただ、ループに夢中で周りが見えなくなって、他人に迷惑かけているのはどーにかしろよ、と思うのだ。混雑している中で、人を突き飛ばさんばかりの勢いで走ったり ( 実際、2 回ほどぶつかられた )、ぐいぐい人込みを押しまくったりしているのが、いささか目に余った。

 私が買いに出ようとしていた時など、2 回目 3 回目のループ組ばかりが押し込んでいて、1 回目と思われる人たちがまるで動いていない状態。見かねた劇場支配人氏が「まだ 1 度も買っていない方、手を挙げてください」と言うと、いけしゃあしゃあと手を挙げ ( まあさすがにこれはジョークだったと思いたいが )、さらに「危ないのでちょっと下がってください」と言われても下がるどころか前に進もうとするやつが少なからず。

 こういう話を書くと「それは事務所の仕切りが緩いから」と言う人がいることは分かっている。それはそうかも知れない。だが、そういうことを言う人の半分くらいは、自分のことしか考えないでガッツいているやつ自身だったりもして、さすがにそれは自分の振る舞いを省みてから物を言え、という気がする。

 だいたい、あそこでガッチリ仕切られて一番損をするのは、必死系のガッツキさん本人たちではないのだろうか。あそこの事務所の、ファンに優しいところに上手く便乗してオイシイ思いをしたいなら、その仕切りを厳しくさせないで済むように、ほどほどってやつを見極めながら動くことも必要なんじゃないのかね?そこまでできてこそ、本当の意味で経験値の高いヲタじゃないかと思うんだが。

 …という話を友人にしたら「んー、俺ら自身含めて言うけど、良い歳してアイドルヲタやってる時点でダメ人間だからねえ。そういうダメな人たちに常識とか良識を期待し過ぎなんじゃないの」と笑われた。うーむ。夢に向かって頑張る女の子達を、社会に出ている大人として、節度を持って応援してあげよう、みたいなのって、幻想に過ぎなかったんだろうか。古参の常連たちは、他の現場では厄介な人たちでさえ、AKB48 では場を荒らさず、メンバーやスタッフと一緒にあの劇場を盛り立てて行こう、という気分を共有していたと思うんだが、それももうみんな忘れちゃったのかなあ。

さすがに今日のチケットは買えず

2006-10-25 13:35:40 | Weblog
 11:00 発売開始の劇場チケットに、9:20 に並びに来て、キャンセル待ち 100 近く。昨夜は 22:00 に眠って 2:00 には起きていたし、早朝に用事があったわけではないので、来ようと思えばもうちょっと早く来られたのだが、そこで「あとちょっと」が頑張れなくなっている。というか、そうやってズルズル頑張ってしまうと、きりがない、ということが分かっているからでもある。

 まあ、今日は CD 発売日という記念すべき日だし、UDX イベントと連続なので、仕事を休んででも…という人が多いだろうことは想像に難くない。だから今日のことをもって悲観することはないのだけれど、一ファンとしては、これで何となく区切りがつけられるかなあ、という心境になっているのは事実。すでに 2 月の「桜の花びらたち」発売の時から「楽しい時間はもう終わったのかなあ」と言っては、その度にギアを一段ずつ上げて、頑張り続けて来たのだった。ただメジャーデビューという節目を迎えて、さすがにもう、これ以上は頑張らなくて良いのかな、と。

 もちろん、私は別に「メジャーになったらさようなら」といったような、プレアイドル専門のファンではないし、AKB48 が好きで、劇場公演が楽しいことには変わりないので、これからも一ファンとして応援し続けていくつもりだし、購入予約メールが当たった時や、たまに「今日は頑張って公演を見るぞっ」という気分になった時などは見に来るつもりだが、これまでのように週 2 ~ 3 回というペースではなくなっていくだろうなあ、というだけの話。当面、何とか週 1 回以上は見るつもりで頑張ってみようと思っている。「普通は」週 1 回でも十分に多い、はずなのだし(笑)。

 もっとも、そのメール予約も最近は厳しい。現在私は 11 連敗中で、今月は 1 回も当たっていないが、周囲に聞いてみると「僕もそんなもんですよ」という話が多いので、それだけ応募数も増えて来ているということだろう。先月までは 25 ~ 30 %だった累計での当選率も、今は 20 %に近付きつつある。というか、状況がこれだけ変化していると、累計することにほとんど意味がなくなって来ている気もするが。

 しかし劇場というのは、やっぱり楽しいし、やめられないよなあ、と思う。基本的な行動パターンが「メジャーになったらさようなら」な人たちも、自分の推すメンバーがメジャーになっても、なお劇場で見られるとなれば、やっぱり来続けるだろう。なぜ「メジャーになったらさようなら」かと言えば、普通はメジャーになったら滅多に会えない、近づけない存在になってしまうからであって、メジャーになっても劇場で会えるなら「さようなら」を言う必然性そのものがないことになるわけで。

 そんなわけで今日の公演は、近くて遠いカフェからお祝いしている予定。その前に UDX イベントやメンバーによる CD 手売りもあるか。というか実は、ブログのエントリを書いているよりも、UDX イベントの前に仕事の残りを片付けてしまわなければならないのだが(笑)。

第1回ファンクラブイベント

2006-10-23 03:03:34 | Weblog
 10/21(土)は、第 1 回ファンクラブイベントの、夜の部に当選したので参加して来た。すごく楽しかった。この日、一推しメンバーは豊橋イベントに行っていたわけだが、豊橋が発表になる前に、私はすでに発表されていた FC イベントに申し込んでいたし、何より、私はもともと遠征は ( 滅多に ) しないので、迷う余地もなく。一推しがいないんなら応募するなよ、と言われそうだが、私は一推しができる以前から AKB48 全体のファンだったので、悪しからず。

 イベントの内容について簡略に言うと、まずドンキ前で FC 会員かどうか本人確認の上、イベント参加券をもらう。15:30 再集合、1 時間以上待った ( これは昼の部が押したせいらしいが ) 後で、30 人ずつ 8 階に上がり、インフォメーションで「歌合戦」当選者は再度本人確認、歌合戦チケットをもらう。そして、この 30 人ずつの 2 組 ( 計 60 人 ) が 14 分間ずつ、カフェスペースでの「屋台」で、メンバーによる食販などに参加。メニューは、夜の部では焼きそば、フランクフルト、焼き鳥、ドリンクと、輪投げゲーム。ここはたぶん、60 人ずつ 5 回回しくらい。その間、前のグループは劇場内で待機。屋台が終わった後、いったんカフェに出て、歌合戦のために整列し、18:45 から半券配布、入場抽選。19:00 を少し回って歌合戦開始、21:00 ぎりぎりで終了。

 イベントの段取りについては、確かにいろいろ難点もあったが、それでも私は、ああいうイベントをやろうと思い、そして実際にやってくれることの方が大事だと思っている。難点を口うるさく責め、完璧を求めるのは、裏を返せば完璧にできなければやるな、ということになってしまうが、それでは誰も何もできなくなる。むしろ、多少の粗には眼をつぶりつつ、できたばかりのファンクラブが発展していくよう、参加するファンの一人一人が「良いイベントにしよう」という気持ちを持つことが大切なのだと思う。聞いたところでは、それでも夜は昼よりあちこち改善されていたようだし、次はもうちょっと円滑にやってくれれば良いよね、ってことで。

 そういう意味で気に入らなかったのは、屋台タイムの後、劇場で待機している際に、非常に行儀の悪い、空気の読めない一団がいたことだった。下手側入り口近くに車座になって座り込んで宴会モード。酒を飲んだりしているわけではなかったが、非常識な大声で騒ぎまくり。待機者が増えて混雑し始めても座り込んだまま動こうともせず、本当に酔っ払っているのではないかというほどの興奮ぶりで騒ぎ続けていた。まあ、どこにでもああいった自分 ( たち ) のことしか考えられない連中というのはいるものだが、せっかくの FC イベントで、そういう連中に気分を悪くさせられるのは勘弁して欲しい。

 さて順序が前後するが、屋台タイムで私は、何を買うかではなく、誰から買いたいかを優先して、一応顔を見たり声をかけたりしておきたかったメンバーのところに買いに行った。私はメンバーにほとんど知られていないので、話らしい話もしなかったが、渡邊さんにお勧めを聞いて「ねずみ男汁」を勧められてみたり。めーたんには開口一番「お久しぶりです」と言われて、チーム K 公演にあまり行っていないのがバレていた(^_^;)。私はチーム A ファンだけど、一推し以外のチーム A メンバーより、カフェっ娘時代に時々話していためーたんの方が馴染みが深かったりするんだよな(笑)。結局、フランクフルト 2 本、焼きそば、ドリンク、輪投げ 1 回で、計 1,500.円消費。なかなか楽しめた。

 歌合戦については、以前別のエントリのコメント欄で話していたことでもあり、大きな期待をしていた一方で、正直に言えば私は、プレアイドルまたは地下アイドルのイベント ( …の中でもあまり上等でない ) のようなものになってしまわないかと、少々心配もしていたのだった。ファンクラブイベントという気安さで、ファンと馴れ合うような空気になってしまうのではないかと思ったのだ。しかし、それはまったくの杞憂だった。多少のぐだぐた感はありつつも(笑)、さすがに半年ないし 10 か月の間、ステージに立ち続けて来たメンバーだけあって、上手い下手は別にして、きちんと客に見せ、聴かせるということを意識した歌い方になっていたと思う。

 歌合戦では、16 人が 8 人ずつ、紅白 2 組に分かれ、1 人ずつカラオケで、AKB48 以外の楽曲を歌っていった。イベント開始時には各チームのアンコール時の T シャツ衣装だったが、歌う際には衣装を着替えて出て来た。衣装自体は通常の劇場公演で使われているものだが、チーム A メンバーがチーム K 衣装を着たり、その逆、また同じチームのものでもそのメンバーが通常の公演では着ることのないものを着ているのが良かった。一部メンバーはさらに、たとえば「Bird 衣装 + 投げキッス帽子」のようなアレンジもあった。

 16 人分全部についてをコメントすることはできないが、印象に残った人とポイント。歌った順番とは違うので念のため。平嶋夏海さんは AKB48 浴衣をちょっと変わった着方で ( 動きやすいように工夫したのかも )、歌も上手いとは言えないが元気に歌って客席の温度を上げ、トップバッターとしては良い仕事。奥真奈美さんは「誰かのために」衣装がかわいらしく、歌は歳の割になかなかしっかりしていた。渡邊志穂さんは「Blue Rose」の衣装がキマリ過ぎ。駒谷仁美さんは「禁じられた2人」の短いドレス、歌もヲタ好きのするノリのセリフ入りのもので、ピンクの本領発揮。増山加弥乃さんは「ライダー」の白衣装がかわいく似合って、歌も予想以上の上手さ。いや曲が私の世代の知っている「I'm proud」だったからというひいき目ではなく(笑)、特に高音域をしっかり歌い切れていたのが良かった。

 今井優さんは前述の「Bird 衣装 + 投げキッス帽子」で、なかなか歌唱力があるところを示した。佐藤夏希さんも結構難しい曲 ( 椎名林檎さんの曲だったかも ) を達者に歌いこなしていた。大堀恵さんは「蜃気楼」衣装が似合い過ぎでかわい過ぎ。歌声はちょっと弱めだったが、曲が「元気を出して」だったので、歌詞の内容と相俟って雰囲気は良かった。浦野一美さんは、浜崎あゆみさんの曲だったと思うが、意外なほど強い歌声で、しかもカッコイイ雰囲気で歌ってみせた。失礼ながら私は「どーせ MIHO さんはディズニーソングとかなんじゃない?」などと思っていたのだが、まったくの予想外で驚きつつ、思わず見とれてしまったのだった。

 そして圧巻はトリの 2 人。増田有華さんについては、声量もあり、ていねいに歌っていて、私はもう口をあんぐり開けながら聞き入ってしまったほど。先日「禁じられた 2 人」での代役を聴いた時にも、増田さんの歌唱力はすごいとは思っていたのだが、そうした予想をさらに上回る上手さ。大トリは星野みちるさんが「禁じられた2人」のロングドレスで、MISIAさんの「Everything」を。さすがに「歌に命賭けてます」と公言しているだけあって、客席を圧倒する歌声だった。声量がずば抜けているとか、飛びきり高音がきれいとかではないのだけれど、あの難しい曲を、しっかりと「星野さんらしく」歌いつつ、きちんと「聴かせる」クオリティに仕上げていて、すばらしかった。

 この 2 人の時は、良い意味で客席が黙ってしまっていた。ケチャ ( 歌い手に向かって手を差し伸べるような動作 ) はおろか、手拍子すら忘れてしまうほど聞き入っていたのだ。いつもは騒がしいコールをするファンも、星野さんをいじろうとする厄介なファンも、あの時は歌の力に気圧されていたと思う。それで良いのだ。ステージの上の人たちは、ステージの上でのパフォーマンスによって客を魅了することが大事なのだ。

 増田さんについては、歌に説得力があるという感じで、後で友人と「あれを聴いちゃったら有華に転ぶヲタが出るよね」「推しチーム変えてでも転ぶ人も出るんじゃない?」と言い合った。また星野さんについては、A-1st での歌を聴いたことのない人たちにとっては、星野さんについての印象と評価を一変させるものになったはずだ。いや、ユニットシャッフル後の「クラスメイト」はもちろん、12 月の「あなたとクリスマスイブ」を聴いていた私にとっても、改めて星野さんの実力を思い知らされた 1 曲だった。星野さんが AKB48 をやめなくて、本当に良かったと思う。彼女のためにというより、それ以上に AKB48 全体と、私たちファンのために。

 そういうわけで、屋台は楽しく、また歌合戦は予想以上の収穫があり、良いイベントだったと思う。歌合戦はあんまり頻繁にやるとダレて来ると思うが、数か月に 1 回くらいなら良いのではないか。ぜひまたやって欲しい。

 余談その 1。歌合戦の司会は体操服・体操帽で顔を半分ずつ紅白に塗り分けた戸賀崎氏だった。メンバーに罰ゲームとして一発芸を命じたら、客からお手本コールが起き、缶ビールを 3 秒で飲み干すという芸を見せてくれた。缶から一気に飲み物が「落ちて」来る理由は説明があったが、どーやって飲み込むんだろう。

 余談その 2。FC サイトの FC 告知スペシャル映像は、帰って来た後にやっと見た。まあ私の場合、劇場好きだから、あんまり動画を重視してないってのもあるんだけど。削除される前に見られて良かった(^_^;)。

楽曲における表現について

2006-10-19 09:37:12 | Weblog
 このブログでは、楽曲においての表現、ということについて何度か書いているけれど、具体的なことはあまり書いていない。なぜかというと、それはメンバーが個々人で考えて工夫してこそ意味があるものであって、「ここをこういう風に」と教えられてするのでは意味がないからだ。まあメンバーがこんなところを読んでいるわけもないんで、書いても構わないところなのだが、一応「もしかして読んでいるかも」的な脳内妄想は維持したいので(^_^;)。

 とは言え、あまり抽象的なことばかり書いていても、何のことを言っているか分からないという人もあろうかと思う。なので、こんな偏屈なブログを読んでくれている方に向けて、私がどういう点について「表現の工夫」ということを言っているのか、1 つだけ例を挙げておきたい。

 ここでは「誕生日の夜」を取り上げる。この曲は恋人が特別な企みで、誕生日を素敵なものにしてくれるというストーリーで、基本的にはもちろん、幸せな笑顔で歌うべきものだ。だが、歌詞を詳細に読み解くならば、その笑顔は 1 曲を通じて同じものではあり得ないことが分かる。

 1 番では、恋人が何か企んでいることに気付きつつも、その「何か」が分かっていなかったところへ、いきなり「♪大きい声で 歌い出した」ことに驚きと、そして「♪恥ずかしいわ みんな見てる」という戸惑いが残っているはずだ。しかし、2 番では「♪店中 みんな 歌い出して」いる状態に、いわば開き直って「♪そうよ 私が主役だわ」という心境になる。こちらは少し誇らしげな、100 %の笑顔になるだろう。

 では、リフレインでの「♪恥ずかしいわ みんな見てる」以降は、どういう表情をすれば良いだろうか?ということは、あえて述べずに、個々の解釈に委ねておきたい。ヒントだけ書いておくと、1 番での同じ歌詞の部分とは違うことは言うまでもないが、2 番での笑顔とも同じではないだろう。恋人との絆を実感したことによる「充足された幸福感」を反映することが鍵になるのではないかと思う。

 ここでは顔の表情についてだけ述べたが、もちろん歌い方やフリを含めたあらゆる点で同様のことが言える。つまるところ、歌詞の内容に合わせて、しっかりと「気持ち」を作り、楽曲そのものを「演じる」ことが重要なのだ。そしてこうしたプロセス、つまり楽曲をどう解釈し、どういう表情や歌い方に反映させていくか、というところに「その人らしさ」というものが滲み出して来ることになる。

 …と「私は」思っている、というのを、いつものお約束通り付け加えておこう。私はただの素人客なので、これが「正しい」などとは思っていないが、ただ私個人としては、そういう風に気持ちを作って演じるように歌ってくれる人を「良いなあ」と感じる、ということで。

汲めども尽きぬ泉のように

2006-10-18 13:15:00 | Weblog
 このところ、このブログをあまり書かなくなっているのは、劇場で公演を見ていないからではなく、むしろチーム A 公演にマメに通っているから、というのが笑えない実情(^_^;)。とは言え、チーム A 公演を全部見ているというわけでもないし、そんなに必死に早朝から並んでもいないのだが。現に 10/15(日)は、昼夜ともキャンセル待ちだった。

 ところがその日曜、なぜか両方見られたんである。多分、キャンセル待ちの最後の方では、呼ばれた時にその場にいても、カフェで見られれば良い…と思う人が結構多いのかなと。まあ最後の方で入っても、背が低い人はステージがほとんど見えないだろうしなあ。私の場合は最後方から、背伸びして何とか見ている。最近そのパターンが多いので、衰えていたふくらはぎも、ずいぶん戻って来た(笑)。さすがに 1 時間半ずっと背伸びしっ放しは無理なので、MC の時は休んで ( ≒背が低くなって(笑) ) いたりするけれども。

 私はいつも、チケット半券はポケットにファイルできるタイプの名刺ホルダーに保管しているのだが、とある用事(笑)のために、これまでのチケットをすべて取り出してみたら、結構な厚みになることに、改めて驚いた。これが 10 か月分の蓄積か。近日中に劇場に持参する予定だが、最近 MVP 申請をした人たちに聞いたら、今月の MVP 撮影はかなり混み合っているらしいので、いつにするかは考えどころ。チーム A が当分今のままなんだったら、別に無理して今月中である必要はないんだが、11/4 の発表で「しまった!」とかいうことになるのも嫌だしなあ。

 A-3rd 公演は、予想していた通り、当初の「 1 つ 1 つを走り高跳びで越えていく」状態から「ハードル走としての流れ」に変わって以来、客席の温度も上がって来たように思う。そしてまた、全員曲では柱の内側と外側でまったく違う風景が見えることや、メンバーがステージの幅いっぱいにかなり大きく動いて入れ替わっていたりもすることなどなど、何度見ても、まだ尽きないほどの発見がある。曲や歌詞も、歌い続けて来たことで、さらにメンバーにフィットして来た ( もしくはメンバーの側が歌いこなせて来た ) ような気がする。

 そして、その「ハードル走としての流れ」に変わったあたりで書いたことだが、
おそらくメンバーにとっては、フリを一通り滑らかにこなせるようになったこの段階で、とりあえず一安心してしまうか、それともなお改善すべき点を自ら見出して行けるかが、表現者として「この先」に行けるかどうかの分かれ目になるはずだからだ。
という部分で、メンバー間に少しずつ差がついて来ているように思う。

 もちろん誰も、努力していない、頑張っていないということではないはずだ。日々の公演を、手を抜かずにやっているのは分かる。ただ、そうであっても、実際にステージの上で良いパフォーマンスができているか、そして本人が成長できているか、というのは、本人が頑張っている「つもり」であるかどうかとは別の問題なのだ。

 そして特に、ここに来て数人だが、ステージ上で「迷い」が透けて見えてしまっている人がいるように思う。これについては、後で別のエントリで述べようと思うが、とりあえず、イチオシが誰ということとは別に、チーム A 全体が好きなファンの多くが心配しているよ、ということだけ先に書いておきたい。

 それにしても、ステージを見ていると、本当におもしろい。あるメンバーは、本人の気分がノッている時とそうでない時がはっきり分かるが、ステージ上のパフォーマンスはそんなに違わない。また別の人は、毎回きっちりと高い水準で揃えていて、気分のムラも感じさせない。さらにまた別の人は、1 回のステージの中でも、ある曲までは今ひとつだったのに、次の曲からものすごい勢いでエンジンがかかったりする。やっぱり人間が演じている以上、そういうことはあるし、それゆえに 1 度として「同じ」ステージはあり得ないのだと感じる。

 だから、また劇場に足が向く。私は目を凝らし、耳を澄まして、あなたたちの歌とフリとに集中する。演じる側に一期一会の心がけを求めるだけでなく、見る客としても、予見を持たず、いつも真摯に見つめていたいと思っている。あの劇場では、どの日も特別な 1 日なのだ。

組替えについての妄想・その2

2006-10-17 01:45:18 | Weblog
 組替えについての話が出ながら、K-3rd が「現状のチーム K で行われる」という話も出て、ちょっと先行きが見えにくくなっている。そこでまず、今までの情報を整理してみた。

・組替えについて 11 月 4 日に発表を行う
・K-2nd は 11 月 5 日(日)が千秋楽
・K-3rd は 12 月 2 日(土)が初日、現状のチーム K で行う
・11 月 6 日(月)からは期間限定で「Party が始まるよ」公演を行う

 これらを「順当に」読み解いてみると

A. 11/4 には組替えをしていく方針だけが発表され、実際の組替えは早くても A-4th に入るタイミングか、それ以降になる
B. 組替えは行うが、チーム K には手をつけず、チーム A と新規オーディション合格者の間で再編成をする

というどちらかになるわけだが、もう 1 つの読み方があることに気がついた。いささか曲解気味になるが

・組替えが恒久的なものであるとは言っていない
・11/6 ~の「Party が始まるよ」公演がチーム K だとは言っていない

というわけで、ここから妄想すると、

C. 11 月中の暫定組替え

という可能性が浮上する。

 つまり、11 月中については、

・チーム A は従来通り A-3rd 公演を行う。公演日は「会いたかった」選抜チームのイベント出演・メディア出演・これらのリハなどがない日に設定する。
・チーム K の全員が揃う ( はずの ) 日は「Party が始まるよ」公演を行う。
・「会いたかった」選抜チームが抜ける時は、非選抜メンバーによる暫定チームで「Party が始まるよ」公演を行う。

という体制が考えられるわけだ。まああくまでも妄想だが。

 だったら素直に「代役」ないし「代演」で良いじゃん、という気もするところだが、まあ「チームの枠を越えた代役」についてはこれまで何かと批判の大きかったことでもあるし、避けたかったのかなあと。ほぼ半数が代役となったら「これじゃチーム K とは呼べない」って思う人もあるだろうし。で、暫定チームの呼び名は「チーム K' ( ダッシュ ) 」または「チーム T ( シアターの頭文字 )」とかでどうだろう。一時的 (temporary) 、の T だったりもしそうだけれど。

公演内容とシーズンの数え方・その2

2006-10-15 12:22:03 | Weblog
 チーム K が 2nd ステージの後の約 1 箇月間、1st ステージのリバイバル公演を行うという。

 前に書いたように、このブログではまったくの独断により

・1st Stage = 1st セットリストによる公演
・1st Season = 1st Stage を ( 主に ) 演じていた期間

と勝手に定義しており、
たとえば 7/4 のような公演を「2nd Season 中に行われた 1st Stage」というように、「時期」と「公演内容」とで概念を切り分けて話しやすくなるのだ
…と述べた。

 で、チーム K の 11 月をどう位置付けるか、ということが問題になるわけだが、このわずか 1 箇月を「3rd シーズン」と位置付けるのは、やや厳しい気がする。特に、そうすると「4th シーズン」に「3rd ステージ」が行われるということになってしまい、ちょっとややこしい。なので、これは「2nd シーズンの延長」ということで良いのかなあ、という気がしている。なんかこの延長部分について、適当な呼び名がないものか。annex というのもちょっと違うような気がするが。

 いや、あくまでもこのブログの中での呼び方なので、公式サイト/ブログで何らかの用語が使われるまでは、どう呼ぶかは各自で勝手に決めれば良いと思うけれど。

嫌なものを見たかも知れない

2006-10-09 11:48:51 | Weblog
 いつ、どのあたりの席にいた人、というのはあまり詳しく書かないでおくが、最近のチーム A 公演が終わった直後のこと。劇場を出ようとして歩いている時、見るともなくふと目についたのが、前を歩く人のポケットの中で点灯する赤い LED だった。どーも録音くさい気がしたのだが、もちろん確証はないし、まさか私がその人を捕まえてポケットの中のものを見せてくれと言えるはずもない。近くに事務所の人の姿はなく、HGSS の人は少し離れたところにいるものの、たぶん最近入ったばかりのアルバイトっぽい人。あー、くそ、どうしたもんかと思っている間に、赤 LED の人は劇場を出るや、まっすぐエスカレーターに。うーむ。

 やはり最近の、朝の並び。10 時の発売開始から 20 分以上が過ぎた頃に、割り込み防止券を手に、列に並んでいる人たちに「何番ですか?」と聞いて自分の番号と比べている人がいた。おかしいだろ、それ。もし自分がちょっと列を離れている間に列が詰まってしまったのだとしたら、自分の周辺の人の顔や背格好や服で何となく分かりそうなものだが、どう見てもそういう感じではなかった。しかも、わりあい古くから来ていて、そこそこ名前も顔も知られている常連がそういうことやっちゃいかんだろ。あいにく私のところまで聞きに来なかったので文句は言えなかったが。スタッフでなく、そいつが推しているメンバーに言いつけようか(笑)。

 そろそろまた、いろいろなことが緩んで来ているのかなあ。新しい人が増えるたびに、ここはズルを許さない場所だ、ということを周知する必要があるのかも知れない。100%の正しさなんて求める気はないし、現実には無理だけれど、バレなきゃ何やってもアリ、みたいな風潮が蔓延するのも好ましくないわけで。

組替えについての妄想

2006-10-05 11:52:31 | Weblog
 K-3rd に向けた妄想を進めていたら、それが吹っ飛んでしまうような組替えの発表があった。…と思ったら、公式ブログでは K-3rd のタイトルが発表されていて、これが組替え後のセットリストなのか、今ひとつ良く分かっていない。ところでどうでも良いことだが「くみがえ」と読むんだろうな、これは。「くみかえ」だと組み換えと書きたくなる。いや実際にはどっちも両方の読みができるのだけれども。まあそういうわけで、組替えについて。

 現実的に考えれば「会いたかった」選抜チームとそれ以外のメンバーに分けるのが順当、というのが、ファンの間でおおよそ一致した意見のようだが、一方で多くのファンが「あそこの事務所がそんなに順当なことするかねぇ?」と言っているのも事実。いや、多くのファンが、などと言って、人のせいにするのはやめよう。私がそう思っているのだ。何か意表をついたことをして来るのではないかという気がしてならない。

 こういうことは結局のところ、発表のその時までどーせファンには分からないのだから、それなら「自分だったらこういうのが良いと思う」といった妄想をたくましくさせて遊ぶのが、このブログのいつものパターンだ。というわけで私なりの馬鹿妄想を述べてみる。

 私のアイディアは「オオカミさんチーム」と「ヒツジさんチーム」に分けることだ。要するに性格的に自己主張が強く、競争意識を強めに持つタイプの人と、どちらかと言えば一歩引くことで他者との調和を求めようとするタイプの人とで分けるということだ。

 これは決して「ヒツジさんタイプが弱い子だから守ってあげよう」とかいった意図ではない。AKB48 が、メンバー間での切磋琢磨によって成長していこうとする場である以上、こういう分け方をするなら、むしろオオカミさんチームに入る方が圧倒的に有利である。そうでなくても、メンバーは将来的に外の世界で一人立ちして生きていこうとするのだから、それなりにしっかりと自己主張ができるようでないと困る。

 しかし、ヒツジさんチームがただ不利なだけかというと、そうでもない。オオカミさんタイプの子がいると、つい身を引く形でリーダーシップを他のメンバーに譲ってしまうヒツジさんタイプも、周りがそういうタイプばかりになれば、誰かがリーダーシップを発揮せざるを得なくなる。あるいは、身を引くだけでない形での調和の作り方を摸索せざるを得なくなる。それはメンバーに新しい経験と手応えをもたらすはずだ。

 いろいろ言うと角が立ちそうなので、誰がどちら、ということは言わないでおくけれども、ただ、私の観測は、たぶんファンの中での一般的な見方とは多少ズレると思う。多くの人がヒツジさんタイプと考えるであろうメンバーを、私はオオカミさんタイプと見ていたり、あるいはその逆、ということが、チーム A、チーム K のどちらにも、それなりにあるような気がする。まあ、そもそもファン側の見方と、裏方を知っている人たちの見方では、さらに大きな隔絶があるだろうけれども。

私にとってのチームAという物語

2006-10-03 07:31:41 | Weblog
 メール抽選に外れ続けた後には当たり多めの波が来るわけで、先週後半から週末にかけては数回当たった。とは言え、累計での当選率は、前回も書いた 25 ~ 30 %という枠内に収まっているので、予定通りといったところか。しかし土曜、せっかく当たったメール購入予約を、急な用事でキャンセル。もったいないと思うし、当たらなかった人に申し訳ない気持ちだが、お許しを願いたく。

 で、その後はまた順当にハズレ基調に(^_^;)。というわけで、今日 10/3 は行くつもりだが、外れているので午前に並びに行かねばならない。その時間に用事が重ならないことを祈ろう。しかしチーム A の 200 回目の公演、という話が出てしまっているので、相当混みそうな気がする。チケット買えなかったら夕方どうするかは気分次第。カフェでの観覧のために秋葉原に行き直すのもちょっと億劫な気が。

 しかし、公演回数 200 回か…。私はそのうち 80 回ちょっとを見たことになる。AKB48 ファンとしては特に多い方ではないけれど、世の中一般の感覚では十分に多いよなあ(笑)。ちなみに、ほかにチーム K が 10 回ちょっと。というわけで、実は今月中に 100 回達成の見込み。MVP 撮影はしばらく保留するつもりだったが、組替え発表を受けて急遽、今月中にチーム A での記念写真を目指す方針に転換。

 そう、組替えがあると発表されたのだ。このブログでは A-1st の時から話していたことであり、今さら驚くことでもない。まあ、時期については、本当は K-2nd 開始か A-3rd 開始のタイミングでやっておいた方が良かったのではないか、という気がするが、今さらそんなことを言っても仕方がない。現実はこのような経緯であり、今後の方向が示されたのだ。ファンとしてはついていくか、いかないか、という選択しか出来ない。

 今のチーム A、そしてチーム K も同様だが、いつまでも現メンバーの 20 人または 16 人のまま、一緒の道を進んで行けるわけではないことは、最初から分かっていたし、現にもう卒業や脱退をしている人もいる。だから、ちょっと複雑だけれども、来るべきものが来たのだ、と受け止めている。ただはっきりしているのは、これまでのチーム A、チーム K という物語が終わる、ということだ。

 私にとっては、チーム A の 21 人 ( 卒業者含む ) と共に過ごした時間が、彼女たちの物語を間近に見ていられることが、幸せだった。12 月、秋葉原をぶらついていて、たまたまチラシをもらい、気まぐれでふらっと入ってみた劇場は、これで大丈夫なのか、と心配になったほどガラガラだった。だが、そこで繰り広げられるステージのクオリティに感心し、そして何よりも彼女たちの、あまりにも必死で、真剣で、でもキラキラした頑張りの魅力に心打たれて、夢中で 10 箇月間を過ごして来た。

 大晦日、誰もが幸せだった。1 月、少しずつ客が増えるのが、我がことのようにうれしかったけれど、チケット入手が次第に難しくなって、しばしば深刻に落ち込んだりもした。2 月、CD リリースと、初めての 250 人満員を喜び合ったユニットシャッフルに驚きと喜びと、そして AKB48 に組み込まれた競争システムの厳しさも思い知った。3 月、あまりにも早いメンバーの卒業に驚きつつも、彼女の英断を立派だと思った。4 月、チーム K の開始に危機感をにじませながら、新たなセットリストで魅力と意欲を全開にして「客を取り返しに」来たチーム A の輝きに感激した。5 月、お台場とテレビ電話は楽しかったが、劇場の混雑で心配なことも起きた。6 月、2 枚目の CD リリースや UDX イベント、メンバーの誕生日が続くにぎわいの中、何人かのメンバーに迷いが垣間見えた気がした。そして友人が倒れ、帰らぬ人となった。7 月、「我らは悲しまず、むしろ 後に残れるものに、力を見出さん」( ワーズワース『幼時を回想して不死を知る頌』の一節 ) 。8 月、不可解な逆風の中で A-2nd が終わり、さらに高いレベルの表現を要求する 3rd ステージに感嘆した。9 月、メジャーデビューやコンサートに向けた展開が始まりつつ、やっぱり劇場での、日々の公演が楽しかった

 チーム A という物語は、あるいは少なくとも「初期メンバーによるチーム A」という物語は、もうすぐ終わるらしい。それはメンバー個々の物語にとっては一区切りに過ぎず、また AKB48 という物語の中では、むしろ新たな章へのスタートでもある。ただ、私個人はチーム A という物語こそが好きだったし、途中からイチオシができたりはしたけれど、基本的には 21 人 ( 卒業者含む ) みんなを応援して来たつもりだった。だから、組替えの後にどういう気持ちになるのか、組替え後の各グループをどれくらいのバランスで見ることになるのか、はっきり言って自分でも予測がつかない。基本的にはイチオシの人が属する組を多めに見ることになるとは思うが、イチオシだけ見ていれば幸せというわけでもないんだよな。

 まあともかく、今月いっぱい、今のチーム A を後悔のないように楽しむつもり。MVP 撮影で私の気持ちにも区切りをつけて、組替え後の新しいページに踏み出して行くために。