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AKB48をめぐる妄想

AKB48にハマった私「カギ」が、好き勝手なことを述べるブログです。

なんという夜

2011-02-21 03:33:46 | Weblog
 研究生(10期生)金沢有希さんの研究生自体が伝えられた数時間後に、今度はチームB(2期生)奥真奈美さんの卒業発表。心穏やかに過ごしたはずの週末が、いきなり眠れない夜になってしまった。

 例によってお断りだが、以下の記述はすべて私の妄想であり、事実を述べたものではないので、誤解のないようにお願いしたい。

 金沢さんについて言えば、もったいないの一言に尽きる。人気と実力の和で言えば、間違いなく10期生でトップ2の一人だった。ちょっとしたタイミングの問題で、10期生からメンバーへの昇格(昇格というよりメンバー枠の空き待ちリスト入り、などという意地悪な言い方もしたくなる処遇ではあるが)の一番乗りではなかったけれど、間違いなく「次」か「その次」であるはずの人だった。つい数日前の研究生公演でも、良いステージングをしていたと思うのに、どうしてこういうことになってしまったのか。「一身上の都合」の背景に何があったか知る由もないが、ファンとしてはひたすら惜しい。

 地方から出て来て、心細いこともあっただろう。研究生という不安定な身分に不安もあっただろう。それでいて、研究生公演はあまりにも多く、心身ともに疲弊していたのだろうか。夢があれば頑張れる、と言葉で言うのは簡単だけれど、人は誰でも疲れて膝をついてしまうことがある。普通の世界だったらちょっと一休みをしてまた歩き出せば良いだけのことなのだけれど、どうやらAKB48でそれは許されないみたいだ。でも、もし心身の疲れが癒えて「一身上の都合」がクリアされる時が来たら、そしてその時に、もう一度AKB48で頑張ってみようと思ってくれるなら、どうかまた、劇場に戻って来て欲しいと思う。あなたなら、少々のブランクがあっても、研究生オーディションくらいはあっさり通過できるはずだから。

 奥さんについては、いろいろ複雑な思いがある。もともと、10歳という若さで加入したこともあり、本人もコメントしている通り「何も分からないまま言われたことを」やっているという印象は拭えなかった。だから彼女に「本当にアイドルになりたいのか、やる気があるのか」と問うのは愚問だと思っていた。おそらく彼女は「良く分かりません」とか「特にないです」とか言うだろうから。もちろん彼女も中学生になり、それなりに知恵がついて来た後では、そんなことは言わなかっただろうけれど、でも本質的に彼女の核にあったのは「流れのままに、求められることをする」という原則だったんじゃないかと思う。それでも旧チームKの輪の中ではやっていられた。取りこぼしを出さないようにメンバー同士が結束していたし、彼女にきちんと「やるべきことをやれ」と要求する人がいたのだろうし、その範囲においては彼女も頑張れていたから。

 けれど、その彼女にとってのその構図が壊れた。言うまでもなくチーム改編だ。新チームBは彼女にとって都合の良い場所ではなかった、ように思う。もともとキャプテンはあまり他人に積極的に関与する人とは思えないし、ましてやAKB48では先輩に当たる奥さんに対して、はっきりと物を言いづらいだろう。言ったところで奥さんが素直に聞く性格とも思えない。旧チームKメンバーはといえば、まさにチーム改編の時に「旧チームKのエッセンスはチームKに残す」とした通り、暑苦しいほどチームの結束を大事にするツインタワーはチームKに残ったのであり、旧チームKメンバーの全員が同様の原則を外に持ち出したわけではない。新チームBに来た旧チームKメンバーは、どちらかと言えば独立独歩型の人が多いように見える。例外的に、今ではすっかりストイックな劇場公演クオリティ追求派に変貌を遂げた河西さんも「新チームとしての」公演クオリティを指向していて、旧チームKの結束はあくまでも旧チームKでのこと、と割り切っていたように見える。では、新チームBで唯一の初期メンである平嶋さんはどうかと言うと、MCなどのやり取りを聞いている限り、平嶋さんが旧チームBにいたという時点で、すでに奥さんの方が上から目線になっているように聞こえたので、仮に平嶋さんが何か言ったところで、奥さんが聞くようにも思えない。

 かくして彼女は、身近で手綱を握ってくれる人を失ってしまった。もっとも、2期生オーディションからすでに5年、彼女ももう15歳になっている。15歳は世間ではまだ子どもだけれど、芸能界でアイドルとして生きて行くならば、もう十分に自分の頭で判断しなければいけない年頃だ。たとえば平嶋さんがチームB移籍後、年齢では上の人も含めた後輩たちをまとめ上げて「中三管理職」の異名をとった(今さらいうことでもないがこのネーミングは絶妙だったと思う)ことを思い起こせば、それはあながち無理な要求ではない。逆に、15歳という、それなりに知恵もついて周囲も見える年頃になって、自分が何をすべきなのか、どうあるべきなのかを、自分でそれなりに考えられなければ、日々が虚しくなって行くのはやむを得ないことだったのだと思う。いやむしろ、それを自分で考えられるようになったからこそ、流されるままに居続けたこの場所から去ることを決断できた、のかも知れない。

 それにしても、メンバーの卒業をブログ発表で知るというのも、複雑なものだなぁ。劇場か、せめてコンサートで発表するものではないのだろうか。まぁコンサートでの卒業発表には賛否あると思うが、5年もメンバーとしてやって来た人の卒業を劇場で発表しないというのは、本人にとって、あるいはAKB48にとって、もうそんなに劇場が大事じゃないということなのかと勘繰りたくもなる。

 もう一つ、奥さんは4月の握手会イベントまで会う機会があるようだけれども、金沢さんは辞退の申し出が2月20日付けで受理されたということは、もう劇場でも握手会でも会う機会はないということだろう。これも何とも腑に落ちない。あれだけ研究生公演で頑張り続けていた人なのに、去るとなったらお別れを言う機会もない。AKB48にとって劇場公演が基本だというなら、せめて、劇場を留守にし続けている正規メンバーたちには、劇場で燃え尽きてしまった研究生を、最敬礼で見送ってあげて欲しいと思ってしまう。

SDN48の2ndシングル曲「愛、チュセヨ」の第一印象と妄想

2011-02-20 18:29:05 | Weblog
 「愛、チュセヨ」はPVを1回、上手ブロック(それでも何とか画面の8割くらい見える場所)から垣間見ただけだが、その範囲で感想など。

 まず驚いたのは選抜メンバーの顔ぶれ。最初のPVの上映時には、「それまでの間、こちらのミュージッククリップをごらんになってお待ちください」とだけしか言っていなかったので(まさにサプライズ上映)、大変申し訳ないのだが、これはシングルの表題曲なんだろうか、それともカップリング曲なんだろうか?と思いながら観て/聴いていたほど。あと、選抜の中に、劇場公演のポジションがかぶる組み合わせがいる。芹那さんとたかはしゆいさんは同じポジションのはずだし、ユニット曲に限って言えば加藤さんと相川さんも同じポジションではないか。その辺はアンダーでカバーしていくことになるのかな。

 曲はシングルとしては抑えめというか、割と懐かしい感じというか、おじさん世代でもついて行けそうな印象。 サビの「♪愛、チュセヨ~」のあたりは1回聴いただけで耳に残って、すぐに口ずさみたくなる感じ。

 PVはタイトル表示前に「WARNING」なんていう文字が出ていたりする。お風呂に入っているシーンがあったり、身体のラインがシルエットで見えるシーン(とは言え、薄い服は身にまとっているように見えた)があったりと、なかなか刺激的。ただ、きれいな映像に仕上がっているので、嫌な感じはしなかった。

 PVそのものは見づらい場所での初見の範囲なんで、もうちょっと良く見える場所で見られたら、また改めて書くかも知れない(し、書かないかも知れないけど)。で、以下は個人的な妄想。

 今回のPVの仕上がり具合なんかも見ると、やっぱりAKB48とは違うことをして行こうとしているのだろうなぁ、という印象を受けた。ただ、既にAKB48でもかなり踏み込んだ表現をしてしまっている以上、それとの差別化が明瞭にできるのかな、というのは、ちょっと不安。というか、蒸し返すわけじゃないけれど、AKB48で「下着本」はやっぱりまずかったんじゃないかなぁ。「ヘビーローテーション」のPVも、映像自体はきれいだったんだけど、必然性に疑問が残ったというか、やっぱり「無理やりアイドルの下着シーンやお風呂シーンを撮るためのエクスキューズ」という印象が拭い切れなかったし。

 話を戻すと、AKB48でやると抵抗のあるそういうものも(って、抵抗があるからこそあえてやる、というのもAKB48らしさではあるわけなんだけれども)、SDN48でやる分には、許容される表現の幅の中で可能だということなんだろうと思う。で、SDN48がそういう路線に舵を切ると言うこと自体は、私は良いことなんじゃないかと思っている。エロを強調することが良いというわけではなくて、ただ「AKB48の年上チーム」路線で行く限り、同じファン層を食い合うだけになるし、メンバーの年齢などの点から見れば、他のチームに比べて不利になるだろう。それよりは「AKB48本体ではカバーできないところを取りに行く」という戦略で行くべきだと思うからだ。

 ただ、その「AKB48がカバーできないところ」が何なのか、ということに関しては、まだはっきりと見えていないと思う。下着とか入浴シーンなら既にAKB48でもやってしまっているというのは前述の通りだが、一方でエロを追求したらきりがない、というか、脱ぎ系の人が擬似アイドルグループなんぞを作っている昨今、エロさでは勝ち目がないのも見えているし、そしてまた、エロければ売れるというわけではないこともはっきりしている。「GAGAGA」の時に、マイルドではあるけれども選抜メンバーのヌード写真があったので、今回もあれを上回る何かを用意していて、事務所または本人がNGを出した人は選抜入りしなかったのかなぁ、などと妄想してみたり。

 個人的には、SDN48は正統派で「歌」と「ダンス」で行く方が良いんじゃないかと妄想している。「歌」方面で言えばまさに歌姫の名が相応しい西国原さん、詩吟由来の小節の回る大河内さんを2トップにして、甘くて安らげる声質の畠山さん、艶っぽい声質の穐田さん、2期生でも伊藤愛さんなど、実力のある人が結構いる。他方、ダンスでは三ツ井さん、梅田さんを2トップにして、小さい身体で目一杯弾け跳んでいる藤社さんや、ほかにも印象的な人が何人かいる(最近急にたかはしさんが良くなったと思っていたら、選抜入りでモチベーションが上がったからなのかなぁ)。

 まぁ正統派で売れるなら苦労はない、という現実もあるとは思うけれども、あんまりエロを強調し過ぎると、安く見られる危険性もある。むしろ「もうアイドル路線の歳ではなくなったけれど、エンターテイナーへの夢を諦めずに、一生懸命頑張っています」という下積みからの逆転物語を濃厚に打ち出していく方が、中長期的な意味では良いような気がする。

[続報]愛、チュセヨ

2011-02-19 22:46:48 | Weblog
「愛、チュセヨ」が正しい表記の模様。2ndシングル表題曲。
メンバーは
河内・加藤・梅田・近藤・芹那・佐藤、たかはし・谷咲・相川・藤社・福田・小原。

2011.02/20 18:32追記

芹那さんの名前を間違えていました。大変申し訳ありません。
友人2人から即座にメールで指摘されたほか、コメント欄でもご指摘をいただきました。
ありがとうございます。

伊藤花菜さんのSDN48辞退について

2011-02-14 03:18:30 | Weblog
 2/10付けのGREEの劇場支配人ブログで、伊藤花菜さんのSDN48「辞退」が伝えられた。インフルエンザによる体調不良で休演していたが、「体調不良でこれ以上皆様にご迷惑はおかけできませんので随分悩みましたが決断いたしました。」とのこと。その理由も、辞め方についても、ツッコミたいところが山ほどある。

 インフルエンザにかかってしまうのは自己管理の問題、と言えなくもないが、気をつけて予防しているつもりでも、不意にかかってしまうことがあるのが病気というもの。やむを得ない事情で少々休んだだけでSDN48を辞めなければならないというのでは、今後、もし体調が悪い人がいても、辞めたくなければ隠して無理をして出演するというリスクを負うことになる。

 もしそれで無理をして、本人がケガをしたり、公演中に倒れたりでもしたら、管理責任はSDN48だけにとどまらず、同じ劇場を使っているAKB48グループ全体に及ぶだろう。また、もしインフルエンザなどの流行性・感染性の病気を隠して劇場公演に出ていたらどうなるか。他のメンバーはもちろん、スタッフ、観客、そしてスタッフを介してAKB48メンバーたちにまで感染が広がる可能性がある。

 というわけで、今回の「インフルエンザによる体調不良で迷惑をかけられないから辞退」という理由は、メンバーたちに向けて、最悪のメッセージになっていると言わざるを得ない。たとえ本人が体調不良を機にいろいろ考えた結果なのだとしても、体調不良が直接の原因であるかのような言い方を避けるよう話し合って、メッセージの文面を調整した上で公開すべきものだ。

 次いで、たとえ本人から辞退の意が伝えられたからといって、それだけではいさようなら、で良いものかどうか。1年以上の期間、劇場で彼女を応援して来たファンもいるのだから、体調が戻った後で1回で良いから劇場公演に出させるなり、せめて挨拶だけにでも来させるように説得して、劇場での「卒業」を演出するのが、物語としては重要なことではないのか。あえてそういうことをしないことで、これが円満退団ではないということを示唆しようとしているのだとしたら、あまり良いやり方だとは思えない。

 そしてもう一つは、今回のことが、前述の通りGREEの劇場支配人ブログでだけ述べられていて、Amebloの「SDN48公式ブログ」にすら、何の言及もないということだ。一応、オフィシャルサイトからは、劇場支配人ブログのエントリのタイトルだけが「News」というところに表示されるものの、そのタイトルが「【お知らせ】」という素っ気ないものでは、気付きようもない。ファン投票によってメジャーデビューCDの選抜にまで入ったメンバー一人の進退について、そんなに軽い扱いで良いのだろうか。

 というわけで今回の件、いろいろな意味で難点があると思う。後付けで良いから、もうちょっと何とかした方が良いような気がする。

2011-02-14 13:26 追記
友人から「SDN公式モバイルサイトでは『重要なお知らせ』としてトップに載っている」とお知らせをいただきました。お知らせありがとうございます。私の確認が行き渡っていませんでした。申し訳ありません。

2011-02-15 02:32 追記
コメント欄で「SDN48公式ブログにも【お知らせ】として記事が載っている」とお知らせをいただきました。お知らせありがとうございます。これは完全に私の確認ミスでした。大変申し訳ありません。

胡蝶蘭組なんてのも妄想してみた

2011-02-04 13:59:14 | Weblog
 なんか週刊文春が不穏な記事を載せているみたいだが、もしチームA・K・Bの人数を48人にするんだったら、降格人事めいた新制度よりも、外仕事が多過ぎて劇場公演に滅多に出られないメンバーを別枠扱いにする方が効果的じゃないのかな、という気がする。

 ということで、たんぽぽ組とは逆に、そういうメンバーを「胡蝶蘭組」とかにして棚上げしちゃえば良いんじゃないか、というアイディアについても述べておこう。と言っても、こっちは昔のエントリで述べたことを自己引用すれば足りそう。胡蝶蘭組って名前だけ今考えた(笑)。

いわゆる裏メン公演の方がおもしろい」 (2008-02-10 03:35:29)


で、もし「集中レッスンなどしていたら、そもそも劇場に出る時間がなくなってしまう」というのであれば、それはやっぱり、もうレギュラーで劇場に出すこと自体をあきらめる時期に来ていると考えるべきではないだろうか。だからと言ってすぐ卒業という意味ではない。このあたりも本当は長いエントリ 1 つ書くつもりだったんだけど、書く暇がなさそうなのでざっくり言うと、別格というか殿堂入りというか、そういった位置づけに棚上げして、少なくとも「レギュラーで」出るわけではない、という制度保障をするようなのはどうかと思うのだ。某○塚歌劇団の「専科」のようなイメージ…などと、知りもせずにうかつに言うと、○塚歌劇団ファンの方からお叱りを受けそうだけれども、まああくまでもイメージということで。で、月に 1 回か 2 回で良いので、そういう「別格」メンバーが揃って、ばっちり完成度の高いステージをできるようにするとか。1 日スケジュール確保して、昼はどこかのスタジオで特訓して、夜だけ出る、というようなのでも構わない。


チームAは解体の時が来たのではないか」 (2008-09-08 02:07:52)


もうその人にとって劇場が大切でないなら、無理してまで劇場に出なくて良いのではないか。ここからは本人だけでなく、所属事務所も含めての問題になるが、さっさと卒業して、「会いにいけるアイドル」の枠からは外れてもらいたい。月に 2、3 日だけ顔見せのために劇場公演に出て、ゆるーく公演をこなせば「AKB48」の看板を背負っていられるというのは、何だか変な話だ。もしいろいろな大人の事情で、どうしても AKB48 の看板を背負っている必要があるなら、AKB48 の新チームとして「棚上げ組」でも作って、劇場公演をしないメンバーですと言ってしまってはどうか。今のように「ごくたまに出て来て、ゆるーく歌い踊る」だけなら、チーム A としての新セットリストには参加して欲しくない。


 以上、今の状況にもぴったり当てはまることが納得していただけるかと思う。しかし、もう2年半とか3年も前なのか…(^_^;)。

 引用が大半だと昼休みにこれくらいのエントリは書ける(笑)。

たんぽぽ組妄想の続き

2011-02-04 02:44:52 | Weblog
 たんぽぽ組として妄想している内容について、追加。一ファンの脳内妄想の詳細な解説なんかしてもしょーがないんだが、まぁ話の勢いで。

A. ひまわり組との違い

 まず「たんぽぽ組ってひまわり組とどう違うの?」っていう点について。

A-1. ひまわり組はセットリストが1つだが、たんぽぽ組は複数

 これによるメリットは以下の通り。
・上演回数が極端に少なくなってしまっている「目撃者」「RESET」公演を上演できる
・それにより「シアターの女神」公演だけが早く消費されてしまうことを防げる
・オンデマンドでもバラエティに富んだ公演を提供できるのでユーザーが飽きない

A-2. ひまわり組は「表」と「裏」を合わせてひまわり組だが、
 たんぽぽ組は正規チームが「表」で、たんぽぽ組が「裏」に相当する

 というわけで、たとえば「たんぽぽ組A」公演を予定していたけれど、メディア収録の都合でチームAメンバー過半数出られるようになりました、っていう場合はチームA公演に変更してしまえば良い。

 これによるメリットは以下の通り。
・外の仕事が少ないメンバーにとって:劇場公演に出られる回数が増える
・外の仕事が多いメンバーにとって:たんぽぽ組によって自分のチームと同じセットリストの公演が行われていれば、急に予定が空いた時に、劇場公演に出られる
・チームA・チームKメンバーのファンにとって:推しが外仕事の多いメンバーでも少ないメンバーでも、どっちにしても劇場公演に出る可能性が高まる(抽選で当たらなくてもオンデマンドでは見られる)。

B. 通常の「チーム公演に対するアンダー」との違い

 次に「それだったら今でも、他チームのメンバーや研究生を積極的にアンダーに入れてチーム公演をやれば良いんじゃない?どこが違うの?」という点について。

B-1. 既に昇格しているメンバーも他チームのセットリストに参加できる

 「正規メンバー」に対する「アンダー」という位置づけにすると、他チームから正規メンバーを充てた時に、チーム間格差のようなものが生じる。また、正規チームでの公演と銘打つと、本来のチームメンバーが少ないことについて、どうしても異論が出る。

 そこで「正規メンバーによる公演だが、チーム別公演ではない、新しいスタイル」として「たんぽぽ組」という概念を導入する。「たんぽぽ組として」3つのセットリストを日替わりで上演するので、たんぽぽ組である以上、どのセットリストに出ても良い、という理由付けができる。

 というわけで、正規メンバーが、これまで他チームで上演していたセットリストに参加できるようになる。

B-2. 研究生だけの過大な負荷を避けられる

 現在、正規チームに対するアンダーは、ユニット曲は原則としてチーム内でカバーし(できる人がいない場合などは研究生)、全員曲については研究生から、というのが定番になっている。

 しかし、チームA、K、Bで上演されている3つのセットリスト、48人分のポジションに対して、研究生の数は、メンバー昇格が決まっている9期生を入れても24人。単純計算で1人あたり2ポジジョンは必須だが、それがなかなかできない子もいるだろうから、多い子は3ポジションくらいを担当しなければならなくなるだろう。加えて、過去の例に鑑みれば、そうやって掛け持ちができるような子ほど、たぶん出番の多いポジションを担うことになりやすい。

 したがって、もし現在の状態で、研究生にチームA・K公演へのアンダー出演をさせようとしたら、ごく一部の人に過大な負荷がかかることが容易に想像できる。かつての「鉄人西中」こと中西優香さんや、最近では私が絶対に推さない(笑)横山由依さんなど、アンダー出演で頑張って輝きを放った人もいるにはいるが、一方で、過負荷は常に故障の危険と背中合わせだ。

 AKB48の研究生が最終目標ならいざ知らず、そこから先にたくさん将来の目標がある人たちに、そんな無理をさせて可能性をつぶしてしまうようなことがあってはならないだろう。しかし「たんぽぽ組」という方法を採れば、研究生だけに過大な負荷がかかることを避けられるのだ。

 ま、とりあえずこんなところで、今夜はもう寝る。おやすみなさい。

たんぽぽ組公演を勝手に妄想する

2011-02-02 02:15:36 | Weblog
 昨年後半から、劇場公演は研究生公演とSDN48の公演が大半を占めており、たまにチームB公演が混じる程度。チームA・K公演が月末に帳尻合わせのように1、2度ずつ行われてはいたが、ついにチームA公演は月間公演数ゼロという事態に至った。

 研究生は(メンバー昇格が決まっているはずの)9期生から11期生まで、およそ2チーム分の人数はいるし、SDNも1期生と2期生という実質2チーム分の人数はいるので、つまりほぼ5チーム分の人数が入れ替わりで公演を務めているにも関わらず、このメンバーによって上演されるセットリストは「シアターの女神」と「誘惑のガーター」の2種類しかない。

 劇場公演が原点であるというAKB48にとって、これが危機的状況であることは言うまでもない。このブログでも捨てに指摘している通り、劇場公演から遠ざかっている正規メンバーの「舞台カン」は日に日に落ちている。月に1度の公演で、もはや振り付けが頭から抜け落ちかけている正規メンバーが、必死に振り付けを覚えて来たアンダーの研究生より数段見劣りするのが、もはや当たり前の風景になってしまった。

 正規チームでの公演が著しく少ないことについて、一度はオフィシャルブログでも改善の意思が示されたものの、年が明けても状況はまったく変わらず、それどころか、マジすか学園の続編の製作開始が伝えられるに至っては、それがもはや実現不可能な空手形になってしまったことくらい、私のようなド素人の眼にも明らかだ。

 もちろん芸能界では引き合いがあるうちが花なのであり、ファンを大幅に増やしたAKB48総出演ドラマの続編ともなれば、これを逃す手はない、というのも分かる。また、かつて「伝染歌」と全国ツアーとが重なった時には、月に3回しか公演が行われなかった過去があったことも記憶はしている。ただそれにしても、その頃はそういう状況が一時的なものであり、遠からず劇場公演の日々が戻って来ると信じていられた。翻って今はどうか。いつになれば正規メンバーによる劇場公演が戻って来るのか、もはや誰も信じられないのではないか。

 特に深刻なのは、「推され」の座を占めて来た人気上位メンバーが一向に卒業しようとしない中で、劇場外の仕事もさほど多くなく、さりとて劇場公演に出ようにも公演自体が行われない、といったチームA・Kのメンバーたちの置かれた状況だ。このままでは飼い殺しではないか。さりとて、今さらチームBのセットリストを覚えたところで、研究生を押しのけてアンダーに出るわけにも行かず(というか出たいと言ってもきっと出させてもらえないだろう)、ましてや研究生公演にまで出られるはずもない。

 メディア仕事で多忙なメンバーは、それはそれで仕方がないとして、とりあえず
・劇場公演のセットリストが2種類しかない問題
・メディア仕事の多くないメンバーまで劇場公演に出られない問題
の2点だけでも解決する手段として、最近私が妄想しているのは「たんぽぽ組」として公演を行うことだ。公演内容は「目撃者」公演、「RESET」公演にも対応するようにして、3種類のセットリストに応じて公演名を「たんぽぽ組A」「たんぽぽ組K」「たんぽぽ組B」と呼び分ければ良いのだ。

 かつて、チームA・Kを混合して「ひまわり組」として公演を行ったけれども、その時は両チームの全員がひまわり組となり、かつ、厳然として表・裏が存在していた。今回はあえてその「ひまわり組」方式ではなく、メディア出演の多いメンバーは「たんぽぽ組」には属さないくらいの思い切った手段をとれば良いと思っている。そして「表」「裏」も明瞭な形にはせず、どのポジションにも、そこを担えるメンバーを2~3人ずつ配置して、出演予定メンバーをその都度発表すれば良い。これによって、所属チームの決まらない宙ぶらりん状態の9期生についても、チームA・K・Bに無理やり配属せずとも「たんぽぽ組」メンバーとして、正規メンバーにカウントできるようになる。

 そうやって「たんぽぽ組A」や「たんぽぽ組K」の公演予定を組んでおき、メディア収録などの都合で予定の変わったメンバーが多数出られるようになれば、「チームA公演」や「チームK公演」に切り替えたって良いのだ。むしろ、そういう風に「予定が変わったら劇場公演に出られる」ような受け皿を用意しておいた方が、メディア出演の多いメンバーにとっても、劇場公演に出る可能性が高くなると思う。まあ、人気上位メンの予定変更によって、急に出演予定の劇場公演から押し出されてしまう「シアターガールズ」が出ることにはなるが、そういう不幸な事例を考慮してもなお、ちゃんと劇場公演に出られる機会の多い方が、本人にとっても、全体にとっても良いのではないか。

 さすがにもうこういった思い切った手段をとってでも、研究生公演とSDN48公演しか開けない状況を打破すべきだと思うのだが、どうだろうか。