AKB48をめぐる妄想

AKB48にハマった私「カギ」が、好き勝手なことを述べるブログです。

劇場にはほどほどに通っている

2006-11-23 19:10:47 | Weblog
 またしばらく間が空いてしまったけれど、今のところ私の生活に変化はなく、劇場にもほどほどに通っている。先月はメールでのチケット購入予約が全敗で、9 月末から数えると 12 連敗していたのだが、コンサート明けの 11/5 に当選したのに続き、14 日にも当選。この調子で当たってくれるとうれしいなあ、と思ったのだが、そうは問屋が卸さず、その後はまた順調に外れ続けている。

 誕生日公演はさすがに競争率が高いのか、メールも当たらなかったし、11/19 も、私にとってはいつもより早い時間から並んだのだが、夜だけが早々に売り切れ。昼公演を見た後、秋葉原を離れて買い物をしていたら、公演開始に間に合わない時間になってしまったので、そのまま帰宅してしまった。そんなわけで誕生日続きだったにも関わらず、結局どれも参加できなかった。

 こんな風に私は、あまり誕生日公演にこだわってはいないのだが、無理をしない範囲で参加できるなら参加したいとは思っている。自分の一推しかどうかは別にして、誕生日はやっぱり「特別な」日だし、感動的な場面もあるし、参加したい人が多いのも当然だと思う。知り合いの中には「私は誕生日厨ですから(笑)」と冗談を言う人もいるが、特にレポート系のブログを書いている人にとっては、イベントデーは腕のふるいどころでもあるだろうし。

 それにしても、みんな劇場に足繁く通い、ほとんど即日でレポートを書き上げて…と、本当に精力的だなあと思う。私は長時間の並びは堪えられないし(^_^;)、劇場公演の詳細なレポートはしないし、ブログの更新もこの通り疎らなので、ファンとしてはあんまり勤勉でない、というか、実にモノグサだったりする。まあ、楽しみでやっていることなので、無理をしないのが重要だと思っている。

 もちろん、たまに特別な機会では無理をしても頑張るのだけれど、それがいつもでは続かない。ただ、AKB48 劇場は「どの日も特別な 1 日」だったりするので、つい毎日頑張りたくなっちゃうあたりが、なかなか辛いところではあるのだが(^_^;)。

 で、たまにはこのブログも、やる気のあるところを見せておこう!というわけで、目下書き進めている内容を箇条書きで。

・青年館コンサートの感想・その3
・ぴあプレミアムライブの感想
・ゴングショーの感想 ( カフェからだったので、その範囲で )
・K-3rd に向けての妄想 ( 特にこれは何箇月も前から書きかけのままだったりする )

乞うご期待!

 …さあこれで書き上げないわけにはいかなくなったぞ、と(笑)。

私的なことなど

2006-11-15 16:11:07 | Weblog
 これまでに何度か、そろそろ劇場通いのペースを落とします、このブログの更新も少なくなります、と言いながら、実際にはほとんど変わらなかったことがあるので、多分にオオカミ少年的な気分だけれども、もしかすると今度は本当にそういう状態になるかも知れない、という予告だけ。言うまでもなく、ファンをやめるとか、見たい気持ちが減ったとかいうことでは「絶対に」ないので念のため(^_^)。また、今すぐということではなく、たぶんしばらく先に、という程度の話なので、更新ペースが落ちて来たら「ああ、そんなこと言ってたな」と思っておいていただきたく。

 以下は私的な感傷。

 夢で飯が食えるわけではない、ということは、もう何年も前に分かっていたはずなのに、あきらめ悪くずるずると引きずって来たのだが、さすがにそろそろ限界のようだ。熱意のほかに何も持っていない 10 代で今の仕事を始めてから、約 20 年。ちょっとは良い時期もあった。頑張って来たつもりだけれど、油断したところもあった。ここ何年かは思うように力が出なかった。そうして、どんなに現実から目を背けたくても、負けを認めざるを得ない崖っぷちに来てしまった。

 あきらめるなら早い方が良い。周り中からそう言われ続けた。その方が傷が浅くて済む、まだ人生はやり直せると。だが、自分で納得してそこから降りるのでなければ、どうしてその後の一歩を踏み出そうと思えるだろうか。

 ま、これだけボロボロになっても、どうにか飢え死にもせず、それどころか楽しい劇場通いまでできているのだから、豊かな日本はありがたい。今、私にとっては「夏が行っちゃった」心境なので、これからは地道に働くまっとうな一社会人になって、夢に賭ける若い人たちを応援し続けて行こう。その前に「まっとうな一社会人」というものになれるかどうかが問題だが。良い歳して履歴書の書き方も知らないのはどうしたものか(^_^;)。

青年館コンサートの感想・その2

2006-11-12 12:21:44 | Weblog
 前のエントリに続いて、日本青年館コンサート、11/4 昼のシャッフルバージョンについての感想を。くどいようだが、あくまでも私の主観的な感想ということで。

 メンバー間での出番の多少については、さすがに厳しいなあ、という気がしたことは事実だった。AKB48 は決してオママゴトをしているわけではなく、厳しい実力主義で彼女たち選別する一面がある、ということは、改めて言うまでもないのだけれど、それでも時々、そういう一面が残酷なほどに強調される瞬間があることは否めない。それはある意味、彼女たちがアイドルという道を選んだ時点で、避けがたい厳しさでもある、ということも分かってはいるつもりなのだけれど。

 実力主義と言っても、ペーパーテストのように、誰の目にもはっきりと分かる基準はないし、頑張るにしても「どう」頑張れば良いのかといった点は、他人が教えようがない部分もある。それ以前に、本人の容姿によっても大きく左右されるし、俗に言う「オーラ」などに至っては、まったく正体不明だ。だがそれでも、おそらくプロの目と耳で見聴きすれば、彼女たちの実力というものが、素人の私たちが見る以上に、はっきりと「見えて」いるのだろうとは思う。

 ただ、できれば私たちファンにも、そういうことを「納得する機会」を、もうちょっと提供して欲しいのだ。それはもちろん、大きなチャンスをもらっているメンバーが、それをしっかり消化して務め上げるのを見て「ああ、やっぱりあの子はすごいんだ」と思うことも重要だが、一方では、チャンスをもらっても十分に消化し切れずに「この子の今の力ではここまでかな」という納得の仕方も必要だと思うのだ。その後者を、ファーストコンサートの晴れ舞台でやるのが良いかどうかという問題は残るにせよ、1 回限りのシャッフルというのは、ある程度言い訳ができる場面だったのではないかという気がする。

 そしてもちろん「よりによってそういう大舞台で」大きなチャンスをもらったことで、まさかという大化けをする子が出ないとも限らない。あれくらいの年頃の若い人たちと関わっていると、本人の中で鬱屈していたいろいろな思いが噴き出す瞬間に、本当に一瞬で見違えるような大化けをする場面に立ち会うことがある。そういう魔法のような瞬間を、若さゆえの奇跡を、AKB48 という場でも見てみたい気もするのだ。

 ただ、ユニットに参加したり、センターに立ったりする機会が少ないからと言って、悲観し過ぎることはないと思う。全員曲の中で目を引く人もいたりするのだ。具体的に言うと私には、星野みちるさんが、大変失礼ながら「意外なほど」と言いたくなるくらい、目立って見えたのだった。あの大きさのホールで、しかも私は 2 階席から見ていたにも関わらず、身のこなしのきれいさが際立って見えていた。もちろんこれは、たまたま私の目についたのが星野さんだったということで、他にそういう人がいなかったという意味ではない。何しろ 36 人もいるので、完全に漏れなく全員を見られているとは思えないが、ただ少なくとも、全員曲の中でさえも、輝きを放っている人は見つけられることがあるし、AKB48 ファンの中には、誰がイチオシかということとは別に、そういう目で全体を見ている人が少なからずいる。だからメンバーの皆さんには、どうか腐ることなく、地道に頑張り続けて欲しいと思う。

 さて、シャッフルの個別の曲の話に移ると、前述の言い方にならうと「やっぱりチーム A のトップクラスはすごい」という印象を持つ場面が多かった。どこまでを「意識的に」やっているか、というのは、もちろん客として見ているだけでは分からないのだが、ただ結果だけを見る限りにおいては、ちゃんと個々の楽曲を消化して、自分なりの表現として歌い踊っている、という印象があった。その筆頭は前述の高橋みなみさん・中西里菜さんによる「禁じられた 2 人」であるわけだが、それだけではなかった。

 たとえば「Blue Rose」は、大島麻衣さん、峯岸みなみさん、前田敦子さん、小嶋陽菜さんという 4 人だったのだが、これがまったく違和感がない。オリジナルとどちらが良いかと言えば、まだオリジナルの 4 人の方に一日の長はあると思うけれども、だがシャッフルのこの 4 人は、まったく臆することなく、あたかも自分達の楽曲であるかのように歌いこなしている印象があった。前田さんだけは、少しばかりぎこちなさが残っていたけれども、前田さんのキャラクターであの曲、というのもすごい話で、しかもそれを受けて立って、負けていない印象があった。去年 12 月中旬までの、あるいは 2 月のシャッフル直後の「星の温度」でのダメダメ感は、もはやない。

 一方、チーム K メンバーがチーム A の楽曲を歌っている場面では、正直に言って、ちょっと微妙なところがあった。増田有華さんはどの曲でも、ともすると必要以上に(笑)「自分の曲」にしてしまっていたけれども、その他の人は、どうも楽曲に負けているというか、追いつけていないように見える人が目についた。たとえば「渚のCHERRY」では、小野さんはさすがに慣れているけれども ( と言っても彼女はこれで同じ曲で何と 3 つ目のパートなのだが )、その他の 3 人はもうひと頑張り欲しかった。また「ガラスの I LOVE YOU」は、代役で出たことのある人も多く、またチーム K でこの曲をやるならこの 4 人が最適任と思われる人たちであるにも関わらず、河西さん以外は、彼女たちの魅力が楽曲の世界を満たし切れていないという印象を受けてしまった。

 もっとも、チーム A 好きの私でも、さすがに「転がる石になれ」をチーム A で歌ったことについては、やや疑問が残った。念のために言っておくと、普通の楽曲として、いろいろな背景と切り離して見聴きする分には、出来は決して悪くなかったと思う。実を言えば私個人としては、一度機会があったら聴いてみたかったパターンではある ( それ以上にチーム A による「日付変更線」の方が聴いてみたいというのはあるが )。ただ、チーム A 公演の場であればまだしも、チーム K 専門のファンもいたであろうコンサートが、その場として相応しかったのかどうか。

 というのも「転がる石になれ」は、単に「数ある楽曲の 1 つ」ではなく、チーム K のアイデンティティの象徴とも言うべき意味合いを背負っている曲だ。もちろん作り手ももともとそれを意図していたであろうし、さらにその物語は、劇場で 4 箇月歌い続けられたことで、より濃度を高めている。実際、チーム K メンバーがこの曲を歌う時の意気込みは、目を見張るほど素晴らしい。それをチーム A が歌ってしまったら、チーム K ファンは気まずい思いをするのではないかと思うのだ。そして、チーム K よりも数段上のクオリティを発揮できればともかく、同等かそれ以下だったら、腹が立つだろうと思うのだ。

 前述の通り、チーム A による「転がる石になれ」は、それ自体としての出来は悪くなかった。それでも、チーム K メンバーがこの曲に篭める強い思いや、この曲で発揮する特別な気迫などに比べれば、やはり及ばなかったと言わざるを得ない。ファンにとっても深い思い入れのある楽曲を、その思い入れの対象だった人たちとは別の人たちが歌い、なおかつそのパフォーマンスが、オリジナルには及ばないと感じられない時に、どういう気持ちになるか。それは 4 月に K-1st を見たチーム A ファンの多くが経験したことだと思うのだ。その意味では、いかにシャッフルといえども、この曲をチーム A が歌うことが、良かったのかどうか。唯一、選曲でやや疑問が残った点だった。

 ただし、もし作り手側が、意図的にチーム A とチーム K の、と言うよりはチーム A ファンとチーム K ファンの心理的な垣根を壊すためにこの選択をしたのであれば、話は別だろう。同日夜のシャッフル発表に向けて、チーム K に特別なアイデンティティを感じていた時期が終わることを告げ、今後は AKB48 としての一体性の中で捉えて欲しいというメッセージを含んでいるとするなら、まさにあの場で、この曲をチーム A が歌うことこそが必要だった、ということになるからだ。さすがにこれは、いささか深読みし過ぎという気もするが。

 まだもう少し語り残しがあるが、とりあえずここでまた一区切り。

青年館コンサートの感想・その1

2006-11-11 17:55:38 | Weblog
 この週末は選抜メンバーが地方イベントのため、劇場公演はなく、劇場自体も休館。遠征しない私としては、のんびりした週末。

 気がつくともう 1 週間前のことになってしまっているが、日本青年館コンサートについて、感想などを簡単に書いておこう。何度か書いたように、私は 11/4 昼のシャッフルバージョンだけを見た。いつものようにお断りだが、ここで書くことは「私が」見たことについて「主観的な」感想を述べているものであって、実際の事実がどうであるか、ということとは別だし、また、人によっては全く異なった感想を持つ人もあろうかと思う。コメント欄で、自分の意見とは違う、ということを述べていただくのは構わないが、穏やかな言葉遣いでお願いしたい。

 さて。シャッフルバージョンについて「私の」感想をざっくり言うと、印象の強い順に
・増田有華さん大活躍
・高橋みなみさん・中西里菜さんの「禁じられた 2 人」が素晴らし過ぎ
・メンバー間での出番の偏りが大きい
・しかし後ろにいても意外に ( 失礼 ) 目立つメンバーはいる
・チーム A が K の楽曲を歌っても違和感がないが、逆は微妙な曲も
・ただし「転がる石になれ」をチーム A に歌わせた点はやや疑問
…といったところだった。以下、もうちょっと詳しく。

 増田有華さんは大車輪の活躍ぶりだった。シャッフルは彼女のためにあったかと思うほど。まずはチーム A の大江さんと共に「あなたとクリスマスイブ」を。チーム K で「あなクリ」を歌うなら増田さん、というのは誰もが考えることだと思うのだが、相方にチーム A から大江さんを持って来たのはシャッフルならではの楽しさだった。増田さんも声の強さだけで押し切らないように丁寧に歌っていたと思うが、大江さんも増田さんの強さをしっかり受け止めていて、すばらしかった。

 増田さんは「Bird」のセンターにも登場。舞台に登場した瞬間、小人数ユニット曲のメインボーカルを 2 曲も!ということで、かなり驚いたのだが、考えてみればこれも、ほかに誰に歌わせられるかと言ったら、ほとんどいないよなあということで納得。両脇に大堀恵さん、野呂佳代さんというお姉さん 2 人を従えて、堂々とした歌いぶり。しかも楽曲全部でなく、短縮していたので、ソロパートは増田さんのみという状態。増田さんはノリノリで「♪閉じ込められて」のところを「♪とぅおじくぉ~むぅえるぅあれてぇ~」と巻き舌でシャウトするかのように ( シャウトまではしてなかったけど ) 歌い上げるなど、力いっぱいカッコ良く歌い切っていて、これはこれで大変楽しい。ただ曲の歌詞の意味はもうちょっと切ないんじゃないかなあ、っていうのは、言うだけ野暮か(笑)。

 さらに「小池」では、通常は篠田さんが担当しているセリフ部分を、なんと大阪弁で演じたのだった。実を言うと私の席では音響の具合で、細部はあまり良く聞こえていなかったのだが、単に言い回しを変えただけでなく、セリフの内容も結構変わっていたようで、聞き取れた部分だけでも十分に楽しかった。また、「制服が邪魔をする」( この曲はシャッフル対象外 )でも、チーム A のオリジナルメンバーに、チーム K から数人が加わってステージ中央で歌い踊っていたのだが、増田さんはこの中央組に入っていた。言い尽くされていることではあるが、どうして増田さんが「会いたかった」選抜メンバーに入っていないのか、改めて本当に不思議に感じられた。

 シャッフルで歌われた曲の中で、最も印象が強かった 1 曲は「禁じられた 2 人」だった。こういう「演じる」要素の強い楽曲なら、オリジナルを歌っている大島優子さんを除けば、やはりこの 2 人がツートップだろう。高橋みなみさんはステージを歩む一歩一歩に存在感があり、その歌唱力と、中西里菜さんの表現力ががっぷり四つに組んで、歌うことでホール全体を物語空間に引き込むような、空気を変えてしまうほどの、本当に素晴らしい出来映えだった。チーム A 好きで、しかも中西さん推しの私が言うととやかく言われそうなことは承知の上だが、しかし私としては、オリジナルの 2 人よりも良いと思ったほどだった。

 ただし、間奏での語り ( セリフ ) の部分については、高橋さんの方は役に入り込んで演じていたが、中西さんの方は「地の気持ちに引き寄せて」演じるのが裏目に出て、少し印象が弱かった。あの部分は、特に大きなホールではなおさら、河西智美さんがやっているような、思いっ切りブリっ子に徹した、クサみのある言い方の方が味があると思う。ま、中西さんひいきの立場で言うと、中西さんの言い方も、あれはあれで好きだったんだけれどね(^_^)。

 というところで、いったんここで区切り。

見なくて良かったステージなどない

2006-11-06 01:35:53 | Weblog
2006-11-06 17:40 追加
 このエントリの内容は誤解に基づく部分があり、不適切でした。あえて削除せずに残しますが、コメント欄での展開も合わせてお読みください。なお、エントリの旧タイトルは「見なくて良かった」でしたが、修正しました。(追加部分以上)


 3 回あったコンサートのうち、シャッフル版の 1 回しか見なかったことについて、実を言えば少し後悔し始めていた。3 日の夜、コンサートを見た後の友人たちと軽く飲んで、「オリジナルって話だったけど、実は結構シャッフル入ってたよ」という話を聞いていたからだ。4 日の昼の日本青年館でも、とある方から、オリジナルは見ないのか、という趣旨のことを、ちょっと残念そうに言われた。今ならその言葉をかけていただいた意味が良く分かる。まあチケットを買っていなかったので、その時点ではもうどうしようもなかったのだけれど。

 4 日の夜はコンサートの感想をもやもやとした思いから言葉に煮詰める作業をしつつ、一方では友人から聞いた組替えの話に心を奪われたりもしていたし、5 日は劇場に昼公演を見に行き、夜公演もカフェのモニターで観覧していたので、結局のところ、コンサートについて書かれた他の方々のブログなどを見始めたのは、つい先ほどからだった。そうして、実は 3 日の夜の時点では、優しい友人たちはネタバレにならないよう、コンサートの話をかなり伏せてくれていたのだということを実感し、かつ、少なくとも「オリジナル」のどちらか 1 回は見ておくべきだったと、後悔の念をさらに強めていたのだった。

 だが、ある方のレポートで、ある記述を見て、愕然とした。オリジナルバージョンでの「キスはダメよ」の時に、「後ろでは、何度も自分が出て行こうとするしほちゃんが他のメンバに止められるというパントマイム」があった、というのだ。この「出て行こうとする」がどういう意味なのかについて、レポートを書かれた方に確認をとっている最中ではあるのだけれど、普通に考えると「渡邊さんが自分の曲だと思って歌いに出ようとするのを引き止められる」パントマイム、という風に読める。私は本当に目を疑い、そしてものすごく悲しく、悔しくなった。

 私が見落としているのでなければ、11/4 昼のシャッフルバージョンでは、そういうパントマイムはなかったと思う。前述のレポートを書いた人も、ブログに書かれたメモで、なかった、という趣旨のことを書かれているので、多分なかったのだと思う。もし私が見ていた回でそんな小芝居があり、私がそれに気付いていたら、私はその瞬間に激怒して、コンサートのそれ以後を全く楽しめなかっただろう。そういう意味では、私はオリジナルバージョンを見ていなくて、本当に良かった。

 もしオリジナルバージョンのキスダメに渡邊さんが出ていて、シャッフルバージョンに限ってこのパントマイムをやるなら、「志穂ちゃん、今回はシャッフルだってば!」という意味で、笑いのネタにしても良かっただろう。だが、オリジナルと言っていたステージで、劇場公演でこの曲を歌ったことのない人を起用し ( そのこと自体が悪いと言っているわけではない )、結果的に出番を奪われた人を小芝居のネタにするのは、彼女の努力を笑いものにする行為ではないのか。A-2nd 千秋楽で彼女が涙ながらに語った、自分の出番が減らされることの辛さ、悔しさを、よりによってファーストコンサートという晴れの舞台で笑いのネタにしたというのか。信じられないほどひどい話だ。

 世の中では、誰にでも「平等に」チャンスが与えられるわけじゃないし、努力したって結果を出せなければ評価されない。いや、努力してそこそこの結果を出してもなお報われないことだって、世間ではいくらでもある。見ている客の側は承知の上でも、夢に向かっている若い彼女たちは、そんなことは知らず、考えずに、ただひたすら努力していることだろう。AKB48 は、そうやって夢に向かって努力する彼女たちにチャンスを与え、その努力に心打たれたファンが、彼女たちを応援する場ではなかったのか。その AKB48 で、こんなひどい役回りをメンバーに演じさせて良いのか。

 もちろん彼女達も、遠からず世間の現実を知っていくことにはなるだろうけれど、でもそれまでの間、結果を出せようが出せなかろうが、報われようが報われまいが、しかし彼女たちの努力だけは尊い、ということを、私たちファンは彼女たちに伝えたいのだ。真剣な努力を笑いものにするような真似は、AKB48 が絶対にしてはいけなかったことではないのか。それは渡邊さんと、彼女を応援するファンと、そして AKB48 を愛するすべてのファンに対しての冒涜だ。

 私は AKB48 が好きだし、この一件だけで絶望したくない。とりあえず今は、これが私の、見ていないが故の勘違いであってくれればと思っている。

2006-11-06 17:40 追加
 このエントリの内容は誤解に基づく部分があり、不適切でした。あえて削除せずに残しますが、コメント欄での展開も合わせてお読みください。なお、エントリの旧タイトルは「見なくて良かった」でしたが、修正しました。(追加部分以上)

組替えについて・その1

2006-11-05 09:48:10 | Weblog
 昨日の夜の部の後で、予定通り、組替えについての発表があったようだ。私はいなかったのだが、友人が伝えてくれた。36人を完全にシャッフルして「ばら組」と「ゆり組」の 2 組に再編成する、時期は来年度から、というものだそうだ。したがって、K-3rd および A-4th が、現状の「チーム A」「チーム K」としての最後のシーズンになる、らしい。

 最初の感想は「その名前は狙い過ぎじゃないのかなあ(笑)」というものだった。数多ある花の中から、よりによってその 2 つを選ぶからには、その言葉に薔薇や百合という語に託されたダブルイメージを承知の上で、と言うより、わざと連想させる意図で選んでいるに決まっている。それにしてもちょっと狙い過ぎのような気がした、ということで。

 組替えを行うことや、そのやり方については、このエントリのコメント欄で
上下で 1・2 軍に分けるよりも、学校メタファを導入して学級編成になぞらえ、「桜組」と「青空組」のような対等の 2 グループに分ける方が、いろいろとおもしろいかも知れません。そしてもちろん、定期的に「クラス替え」が発生しても不思議はないわけです。
と話していたことと大筋で合致していると言って良いだろう。つまり、このブログではチーム K ができる以前から話していたことなので、そう驚いてはいない。

 また、ここでの妄想については
A. 11/4 には組替えをしていく方針だけが発表され、実際の組替えは早くても A-4th に入るタイミングか、それ以降になる
という、極めて順当な読みで良かったようだ。

 ばら・ゆり両組への具体的なメンバーの振り分けについては、最初に聞いた時には、ここで述べたような「オオカミさんチーム」と「ヒツジさんチーム」に近いのかな、という気がしたのだが、その割にはヒツジさんチームに最強クラスのオオカミさんが何人か混じっているような気もするので、まあこの妄想はハズレということだろう。

 ファンとしては、どんな分け方をしても、たぶんそれなりに不満や違和感が残るものだと思うし、分け方に「正解」なんてないんだろうとは思う。それを承知の上で、あえて一ファンとしての感想を言うと、どうも分け方の意図が分からない、というのが正直なところだ。ばら組にダンスを得意とする人を、ゆり組に歌を得意とする人を多めに集めているような気はするのだが、もちろん例外は何人もあって、それが分け方の基準だとは思えない。

 また、キャラがかぶる人を分けたのか、とか、仲良しコンビは同じ組にしなかったのか、などといった点も、当てはまりそうな気がする反面、やはりそれぞれ例外はある。まあ、そういった単一の基準で分けているわけじゃなく、いくつもの要素を複合的に組み合わせて考えた結果、ということなんだろうとは思うが。

 一度発表された組替えが、そう大きく変更されることはないのだろうと思うが、実施までにまだ時間もあることだし、もしかすると微調整くらいはあるのかな。あくまでも個人的な妄想としては、これ、「ばら」の小嶋さんと「ゆり」の中西さんを入れ替えるだけで、相当バランスが良くなる気がするんだが、どうだろう。ほかに…と言い出すとキリがないので、それだけにしておくけれど。

良いものに触れる経験を

2006-11-04 13:03:01 | Weblog
 私は昨日はコンサートを見ず、終演後に友達と合流するまでの時間つぶしに、千駄ヶ谷から神宮前界隈をあてもなくぶらついていた。そこで何となく私のアンテナに響く店があったので飛び込んでみたら、黒糖焼酎を 130 種類も揃え、全国各地の 12 種類の味噌で作ったなめ味噌で飲ませるという店。カウンター 7 席と、あと数えていないけれど、たぶんテーブルで 12 席くらいの店だったが、実に素晴らしかった。

 というわけで、AKB48 にとって初のホールコンサートの瞬間に、私は酒など飲んでいたことになるわけなので、まあファンとしては不真面目ってことになるんだろう。だけど一個人としては、AKB48 を見ているだけで人生の幸せが満たされるわけじゃないので、いろいろな種類の良いものを見たり、食べたり、飲んだりすることも大切なことなのだ。

 で、ここから多少強引に AKB48 の話題に振るわけだが、メジャーデビューを果たしたメンバーには、今後はできるだけ、いろいろな意味で「良いもの」にたくさん触れて、心の豊かさを培って行ってもらいたいと思う。日々の劇場公演を一生懸命にこなし続けて、夢中で過ぎた 1 年というのは、それはそれで非常に貴重な経験だ。だが、メジャーデビューした今後は、表現の幅を広げていくために、それ以外のさまざまな経験も必要になって来ると思う。

 とは言え、まだ若いメンバー本人たちでは、そうした経験を自ら求めるにも限界があるだろう。時間の点でも、機会の点でも、周囲の大人たちの支援が不可欠だ。彼女たちの将来のために、ぜひそういう点も心がけてあげて欲しい。

いよいよ当日なわけだが

2006-11-03 14:09:08 | Weblog
 いよいよ AKB48 初の外部ホールでのコンサート当日!…と盛り上がるべきなんだろうが、実は私は明日の昼のみなので、私にとってはまだ当日ではなかったりする(^_^;)。

 もともと劇場でも「何が何でも毎回 ( もしくは、可能な限り多く )」という必死系ではないので、コンサートも 3 回のうち 1 回見ておけば良いだろう、というつもりだった。

 で、3 回のうち「本当の最初」にするか、シャッフルバージョンにするか、組替え発表もある千秋楽 ( という言い方に似つかわしくない気もするが、要するに 3 回の最後 ) にするか、と考えて、やっぱりメンバーの新たな可能性を見るためにも、私としてはシャッフルが重要かなと思った次第。

 ネタバレもつまらないので、今夜は AKB48 ファン系のブログなどは見ないようにする予定(笑)。ただ、コンサートを見た後の友人と、青年館から程近いところにある、隠れ家のような店で軽く飲むことになったので、多少の話は聞いてしまうことになるのかな。

大変な時期が続く

2006-11-02 13:38:17 | Weblog
 考えてみたら大変な 1 週間だよねえ、という話を、友人としていた。11/3・4 とホールコンサートがあり、その翌日は劇場公演があり、11/6 には K-2nd 千秋楽。11/7 には「ぴあ」のプレミアムライブ。11/8 は K-2nd-ex. ( もしくは K-re:1st ) の、初日というか「再初日」というか(そんな言葉はないが)。

 ちなみに 11/7 のチケット購入権は当選した。私の周囲では友人 2 人も当たっている。当然ながら全員、1 通のみの応募なのだが、日頃のメール抽選のハズレっぷりと比べると、かなり当選率が高いような気がする。単なる偶然なのか、それとも雑誌を購入してハガキで応募という手間が応募数を下げたのか…。

 ま、それはともかく、発券時期が短いので、うっかり買い忘れないようにしないといけないよな。ついでに、私は 11/7 当日、朝からフルタイムで外仕事をしているので、遅れないようにしないとなあ。キャンセル待ちとかカフェ観覧とかはあるんだろうか。まあそれは私が心配することでもないんだが、うっかり遅刻したら 8 階にも上がれないってことだと、相当悔しいし。

 しかし実は、今月はその後に、メンバーのお誕生日ラッシュもあるのだった。そしてそれが過ぎると、来月は劇場オープン 1 周年や K-3rd 初日があって、そろそろ A-3rd の千秋楽も見えて来そうだし、年末にはまたお台場があったりするかも知れないし、クリスマスには何かありそうな気もするし、年末年始のテレビにも出て欲しいところだし…。

 …なんだ、ずっと大変な時期が続くんじゃないか(笑)。

11/5の劇場公演について

2006-11-01 21:51:10 | Weblog
 どうもこのブログでは、だんだんエントリが堅く、重く、長くなっていく傾向があるのだが、それとともに更新が途絶えがちになってしまう。しかし個人ブログでそんなに肩肘張るのもどうかな、ということで、今後は軽めのネタ、短めのエントリも入れて行こうかと。

 で、11/5(日)はチーム A が劇場で 2 公演やるらしい。11 月前半の予定が掲載された当初は「未定」だったと思うが、その後変更されていた。正直、これには驚いた。

 確かに「ドームでコンサートをやった翌日に、普通に劇場で公演」というのは、秋元先生や戸賀崎氏が再三公言していた、AKB48 プロジェクト全体にとっての「夢」であったわけだが、私としては、今回はファーストコンサートだし、まだドームじゃないし、さすがに直後の 1 日くらいは休みにするだろうと思っていたのだ。

 いくらこれまで毎日のようにステージに立って来た人たちだからと言っても、初めての大きなホールでのコンサートということで緊張もあるだろうし、11/4(土) に至っては 1 日で 2 種類のステージをこなすわけでもあるし、それに向けたレッスンがずっと続いていたはずだし、11/4 が終わったら疲れ果てているだろうと思うんだが…。

 ただ、あくまでも私の妄想だが、チーム A のメンバーだと、たとえ事務所側が休みにすると言っても、20 人の大半が「私たちは劇場で公演をやりたいです、それが AKB48 だから」とか言いそうな気がするんだよな(^_^;)。妄想し過ぎかなあ。