AKB48をめぐる妄想

AKB48にハマった私「カギ」が、好き勝手なことを述べるブログです。

ふざけんな

2010-12-28 03:13:36 | Weblog
前のエントリに文句言ってるやつ(気持ちは分かるが言い方考えろってアドバイスは別な)、特にみゃお推しのくせに隠して中立っぽく言ってるやつ、お前本当に今のままみゃおが腐ってて良いと思ってるのか?本当にみゃおがあの程度の実力しかないと思ってんのか?ふざけてんじゃねえぞ。

俺はみゃおのことあんまり好きじゃないが(改めて言うまでもないだろそんなこと)、みゃおの持ってる高いパフォーマンスはちゃんと知ってるぞ。チームAが16人(48÷3)でいっぱいだと思っていたところに、それでも昇格したくらい実力あったんだぞ。何年か前のAXで、ひな壇にいる時に、ほとんどすべての曲をフリコピなんて言えないくらい誰よりも正確にやってたんだぞ(このブログのどこだかに書いてるはずだから過去ログ探してみろ)。

今だって歌の潜在能力はAKB48の中でも片手に入るくらいだし、ダンスだって本気出せばキレが良くて見栄えするはずなんだぞ。本気出せばな。あと、相手が誰だろうと遠慮しない強気キャラも、うまく周りと噛み合いさえすればおもしろいことはあるんだよ。初期メンや常連選抜の顔色うかがうだけのMCなんぞ聞きたかないんだ。みゃおのキャラは本人が勘違いして変な方に突っ走ってるんでなければAKB48には必要なんだよ。

そんなみゃおがちょっと干されたからって今みたいにふてくされて、ちゃんと実力出し切らなくて、お前らそれで良いのか?有名アイドルグループの端っこにいればそれだけで満足か?他のメンバーが手をつけられないような暴走キャラになって浮きまくってて、チームのお荷物みたいになって、今ここで誰かが言ってやらなきゃ、本当に肩叩かれかねないんだぞ?このままAKB48から出させて良いのか?ちゃんとかんがえろ。

俺はみゃおのことあんまり好きじゃないが、それでもみゃおほど力のある子が今のままAKB48で腐って行くのはみたくないんだよ。今みたいな状態のまま出て行くなんてもっと嫌だ。みゃおはもっともっと力を発揮できるはずだし、AKB48はメンバーが真剣でひたむきな努力をしている限り、少々時間はかかっても、それを裏切ることはしない場所のはずなんだ。

お前らみゃおのこと好きなら、虫歯に汁粉食わせるようなことしてないで、今ちゃんと叱ってやれよ。たとえお前一人が嫌われることになっても、みゃおの耳に痛いこと言ってやれよ。俺みたいな推しでもない一ファンが何かほざいてても黙るしかなくなるようなすげえパフォーマンスして見せろって言ってやれよ。そうしてみゃおにもう一度AKB48劇場で頑張ろうっておもわせてやれよ。それが特定メン推しってもんじゃないのか?

休演勧告

2010-12-25 17:56:15 | Weblog
こんなことを書くのは気が進まないのだが、書かざるを得ない。

今日のおやつ公演、ほかの人は以前よりいくらかマシになっていたが、宮崎さんのぐだぐだっぷりがひど過ぎた。

1列目にいる時ですらダルそうにやる気のない表情で、投げやりなダンス。MCは一人で暴走して、他のメンバーもついて行けず、客は白ける以前に訳が分からずポカンとした感じ。

僕たちの紙飛行機では、ステージど真ん中で、紙飛行機(=物語的には夢の象徴)が詰まったピザボックスを投げ捨てる始末。それは客に見せるステージなのか。

総合的に見て、もはやチームの足を引っ張っていると言わざるを得ない。もし具合が悪いなら仕方ないと思うが、そうも見えない。

今日はもう夜公演を休演して、頭を冷やしていろいろ考え直してはどうか。その上で、そんなに劇場公演に出たくないなら、AKB48を卒業した方が良い。あなたのいる場所を、喉から手が出るほど欲しい人が、たくさんいるのだから。

どこかで噂されているようだったので・その2

2010-12-22 02:02:32 | Weblog
 どこか(笑)で私の名前が出ていた件について、続ける。

 ファンは少しでもAKB48の人気が出るように、みんなが歩み寄って、互いを認め合って行くべきだ、という。言葉の額面だけを見れば、まったくその通り、誰も反論できない正論だ。私もかつてこのブログで、さんざんそういうことを主張して来たし、基本線としては今もそういう考え方を持ち続けていたいと思っている。

 ただ現状、これには三つの落とし穴があることは認めざるを得ない。一つ目は、自分が努力しない人も同じことを言う、という点だ。むしろ、努力しない人ほどそういうことを言いたがる傾向がある、と言っても良いかも知れない。そして二つ目は、今となっては努力などしない人の方が圧倒的に多いということだ。そして三つ目は、こうした状況認識を踏まえつつ、そういう理想論が必要な時期は過ぎてしまったのではないか、ということだ。

 それでもぎりぎりのところで、私はまだ踏みとどまっているつもりだ。いや、落とし穴の隙間で、何とか踏みとどまろうとしている、と言うべきか。たとえ巨大なファン層の中で相対的には少数派になってしまったとしても、AKB48のために何かをしてあげたいと思うファンはまだまだいるはずだし、これからファンになる人の中にもそういう人はいるだろう。そういう人たちと一緒にAKB48を盛り立てて行きたいと思っているし、そういう気持ちがありながら「自分はファンとして何が出来るんだろう」と悩んでいる人は励ましてあげたいと思う。ま、ちゃんと自分で立ち上がる意思があるならば、ってことではあるが。

 そこから発展してもう一つ。扉は自分で開けるものだ、という。もっともだ。待っていれば誰かが扉を開けてくれるわけじゃない。自ら進んで扉をこじ開けようとしている姿勢を見せなければ、何も始まらない。だけど、扉を自分で開けて進んで来たと思っている人たちは、果たして本当に自分一人の力で扉を開けて来たのか。人は往々にして、ひとたび自分の前に扉が開かれると、それまで巨大な扉に孤独な体当たりを続けても微動だにしなかったことを、あっさりと忘れてしまう。それでも挑戦する自分を励まし続けてくれた人や、扉が開かれた時に力を貸してくれた人たちがいたことも。

 忘れていない、というならば、扉を開けたがっている人に、今度は力を貸してあげる側になってはどうだろうか。もちろん、相手に合わせた力の貸し方はある。自ら扉を開こうとする意志が足りない人に向けて「扉は自分で開くもの」と突き放してみせるのは、それはそれで親心なのかも知れない。ただ、私に言わせれば、そもそも「皆さんの発言を、たくさんの人が読んでいる私のブログで取り上げます」みたいなラジオDJ手法は、ともすると、自分で発言の場を切り開こうとしない人を甘やかしていることにもなっていると思うんだが、そのあたりはどうなんだろう。

 語りたい思いがたくさんある人は、自分で場を切り開くべきだ、と私は思っている。確かに、読んでいる人の多い場を選んで発言した方が、その時、その一言は多くの人の目に触れるだろう。だが、そうやって他人の軒先を借りて発せられる言葉は「弱い」のだ。読み流される雑多な言葉の一つとして、過去ログの中に埋もれていくだけだ。一方で、誰に届くかも分からない言葉を、淡々とネットの海に放ち続け、いつか、見る目のある人たちが気付いてくれれば良いのだ、というくらいの覚悟に裏打ちされている言葉には、それに触れた人の心を打つ強さがある。ちょうど5年前、AKB48の初期メンバーが、ガラガラの劇場で、目の前のごくわずかな客に向けて、必死過ぎる公演を続けていたのと同じように。

 幸いネットの世界では、ブログを始めるのも、サイトを始めるのも、ごく簡単だ。年齢も関係ないし、パソコンが使えれば、費用もほとんどかからない。ただし、始めるのは簡単だけれども、続けるのは意外に大変だ。特に、読者などほとんどいない頃から、それでも「誰かに読まれるべき言葉」を日々紡ぎ続けるには、かなりの精神力が必要だ。読者が増えれば増えたで、コメント欄での読者の意見に振り回されたり、意見の衝突があったりと、また別の困難を経験するだろう。

 もっと読者が増えれば、心ない暴言の書き捨てなどに傷つけられることも増えるし、逆に自分がいっぱしのアルファブロガーだと思い上がって失敗したりもするだろう。深刻な対立に巻き込まれてへとへとになり、何のためにブログをやっているんだろう、AKB48を応援するってこういうことだったっけ、という疑いに捕われることも出て来るはずだ。そうした日々の中で、それでもなお「頑張っているメンバーや研究生たちを応援し続ける」という初心を忘れず、自分のためでなく、彼女たちのためにできることを考え続けられるか。そうした困難に直面した時にこそ、ファンとしての本気が、覚悟のほどが問われるのだ。

 本気で彼女たちのことを応援したいのだったら「どうせ今頃ファンになっても出遅れているし」とか「まだ学生なんでお金もないし」といった「できないことの言い訳」を探すより前に、まずは「自分にできることは何があるのか」を考え、それを一つ一つ実行していくべきだ。つまり「♪君にできるすべてのことをやれ」ということになる。話はそれからだ。

どこかで噂されているようだったので・その1

2010-12-21 22:24:47 | Weblog
 どこか(笑)で私の名前が出ていたようなので、それに関連して少々。

 このブログのタイトルは「AKB48をめぐる妄想」だが、これとは別に、みんな忘れていると思うけれど「AKB48をめぐるレポート」というサイトをやっていたことがある。過去形なのは、今はまったく更新できずに放置したままだからだ。正直、私自身が更新していた時期より、支援してくれた友人たちが更新し続けてくれた時期の方が長いのだけれど、その友人たちもある人はAKB48・SKE48界隈を去り、ある人はその人自身の活動で手一杯になり…というわけで、結局誰も更新する人はいなくなってしまった。

 日常的な必要を満たすだけなら、RSSリーダーで十分だ。ちょっと前の公演までなら、オンデマンドで映像も見られる。1種類の記録を読むだけなら、さむ@メモリスト氏のブログの過去記事で足りるだろう。ほかに検索エンジンを利用すれば、ほかにある程度の情報にはたどり着ける。ほとんどの場合は、それで十分なのだろう。多声的な語りによってAKB48という現象を浮き彫りにしてみたいという私の試みは、「実用的な」意味を失ったのだと思う。そして「実用」とは違った部分の意図は、ごく一部の人にしか理解してもらえないままだったような気がする。

 それでも、もしこういう試みが面白い、あるいは今もなお有意義だと感じる人がいたら、同じことをやってみれば良いと思う(アイディア自体には著作権はないので大丈夫)。あるいは、ファンブログではなく、メンバーがあちこちのブログに書いている記事を、日付で横串を通して読めるようなリンク集を作ってみるのもおもしろいだろう。Wikiを使えば、協力者何人かでの共同編集も可能だ。私の使っているlivedoor Wikiでは、今、livedoor Wikiグランプリというキャンペーンをやっているようなので、上手く行けば賞品などもゲットできるかもしれない。

 応援したいと思う気持ちがあっても、今のAKB48の人気の中では、自分一人の力の小ささに、むしろがっかりしてしまうことが多いだろう。勢い、彼女たちを「応援する」というよりは、単なる流行りものとして、記号的に消費していくようになってしまう人が多くなるのも、残念ながらやむを得ないことなのだろう。それでも、自分は違う、本当に応援したいんだ、という人は、自分の持っている「何か」を駆使して、AKB48のためになると思うことをすれば良い。

 例えば「お金を出す」というのも、努力の一部だろう。結局は金の力かよ、と毛嫌いする人も多いが(正直、私も個人的にはあまり好きではない)、握手会で推しの子の列を途切れさせまいとしてCDを何十枚も買ったり、総選挙のポジションを一つでも上にさせるためにCDを何百枚も(そう、もはやそういう桁でもないと順位に影響なんて与えられないのだ)買ったりすることは、それはそれで一つの「応援」の形であり、ファンとしての「努力」であることは認めざるを得ないはずだ。また、業界人とのコネクションが豊富だったり、社会的な立場があったりする人は、「それが彼女たちのためになるならば」そういうものを使うのも良いだろう。

 私はお金もコネも力もないので、こんなブログをやることで彼女たちを「応援」できないかと考え、自分の眼と思索と言葉だけを頼りに細々と続けて来た。最近は時間までなくなっているので、ブログの更新もままならないのはもどかしいところではあるが。話を戻して、例え何であれ「これが自分の取り柄だ」というものがある人は、それを使って応援すれば良いのだ。まあ、それが本当に彼女たちを応援するためなのか、メンバーや他のファンに向けた自己顕示欲を満たすだけのものなのかというのは、常に自問自答が必要なところではあるけれども。

 自分がどういうファンでありたいか、そのために自分に何ができるか。それを考え、決められるのは、本人しかいない。とは言え、誰もが他人に秀でた何物かを持っているわけでもないだろう。我が身に不釣り合いな力を欲し、満たされるはずのない渇望に焦燥しても空しいだけだ。それよりは、自分の持てるものの範囲で、最大限の効果を発揮できるような何かを探せば良い。私から一つだけアドバイスをすると、誰でも自分の脳みそだけは、自分次第でいくらでも使える、ということだろうか。あとはちょっとの時間をやり繰りすることも必要だが。

 この話、続く。

劇場に行かない週末

2010-12-13 02:39:43 | Weblog
 金曜の仕事が終わった後、寝不足なくせに終電まで1時間ちょっとだけ飲もう…と思ったらついうっかり朝まで(ぉぃ)。当然土曜の午前中は爆睡。それでも、夕方から出かけるために、午後は頑張って用事を片付ける。

 しかし、出かける準備を始めたあたりから記憶がない(^_^;)。気がついた時には公演が終わる時間になっていた。私にとっての劇場5周年記念日だったのだが、寝飛ばして在宅という、私らしい結果になってしまった。

 日曜日もちょっと迷ったが、いろいろやりたいことがあったので、結局在宅。まぁそんなことを考えた時にきちんと用事が片付くかというと、大体そんなことはなくて「だったら劇場行っておけば良かった」とか思うわけなんだが、まぁたまには劇場に行かない週末もあって良いか、ということで。

 で、実はいろいろ思い出しながら、ぼんやりと「誰かのために」公演のDVDを見ていたりした。NMB48が今度、このセットリストをやるということで、個人としてはいろいろ思うところがある。その辺の「ファンとしての思い入れ」みたいなことはいずれ書くけれど、その前にやっぱりどうしても心配なことが1つ。

 オーディションに受かったばかりの子達に、このセットリストがどこまで消化できるんだろうか。最近の研究生もそうだけれど、最初の公演からいきなり難度の高いセットリストをやるというのは、あんまり良いことではない気がするのだ。ここで言う難度は、振り付けやフォーメーションの複雑さといったものだけでなく、歌詞の理解や感情の表現といったものも含めて、ということで。

 この辺の話も書き始めるとまた寝不足になるので、今夜のところはここまで。それはそうと、そろそろ元日の新幹線とか押さえにかかるべき、なんだろうか。ってかもう遅いか?

こじはる周波数

2010-12-12 06:35:03 | Weblog
 いつもの選抜とはメンバーが大幅に入れ替わった「チャンスの順番」を聞くと、意外になじみやすいというか、いつも聞いている感じの歌声に聞こえたのだが、どうも要所で小嶋さんの声が目立つせいかなという気がした。こじはるの声には、特有の周波数というか、倍音成分というか、少し鼻にかかったような独特の響きがあって、実はAKB48のシングルにおける歌声の特徴を形作っている一人なんだろうと思う。

 ただ、やっぱりちょっと物足りない気がするのは、たぶん高みなの声がないから、かなぁ。高みなは増田さんと並んでAKB48の歌姫ということになっているけれど、歌が上手いのは圧倒的に増田さんであって、高みなの歌はいわゆる「上手な」歌ではない。劇場公演の時にソロパートなどを聞いていると、高みなの歌は少々フラットしていることも少なくない。それでも高みなの歌には、つい聞き入ってしまう説得力がある。その説得力という点にかけては、増田さんを上回っていると私には思える。高みなの歌には、声と歌い方に独特の味わいがあって、それがAKB48のユニゾンの中に入ると、歌声の核のような位置を占めている、ような気がする。

 ちなみに、特徴があるという意味で良くも悪くも無敵なのはなっちゃん周波数で、これはもうどこに入っていても一発で分かるなっちゃんの声なんである。が、話がそれるので、なっちゃん周波数についてはまた別の機会に述べる。

 話をこじはるに戻すと、前述の「声の質」に限らず、じゃんけん選抜でこじはるがこの位置に入っていたのは、結果的に見ると、いろんな意味で良かったなぁという気がする。たとえば、選抜トップ3のグラビア、みたいな記事が実際にあるようなんだけれども、そういう時に、AKB48にさほど詳しくない人が見ても、こじはるを見て「ああ、この子は見たことある」というような親近感というか安心感のようなものを持ってもらえると思うのだ。トップ2が内田さん、石田さんと小柄で年齢よりも若く見えるタイプであるのに対して、こじはるは身長もあり、年齢相応に女性の魅力を備えている。そういうバランスの点でも、こじはるはうってつけだったのではないか。

5周年記念特別公演について・その1

2010-12-09 03:05:52 | Weblog
 何から書けば良いのか分からないほど、印象的なシーンの連続だった。あまりにも感激して、今日は劇場の中でメモを取らなかった。それでもなお、書きたいこと、脳裡に焼きついたシーンが山ほどある。今夜のところは、いくつかだけを拾い書き。

 1曲目の「PARTYが始まるよ」は、正直、申し訳ないが、あのビデオが流れた後だけに、幕が開いてあのフォーメーションがうっすら見えた瞬間に「ああ、まあお約束の演出だよね」と思ってしまったことを白状しておく。しかし、逆光に浮かび上がったシルエットは、あまりにも懐かしい人たちを示唆していた。真っ先に分かったのは志穂ちゃん、次いで花。「うわっ、初期メンだ!」と思った次の瞬間にパッと明るくなり「Party!」のかけ声。もうそこからは我を忘れて、あゆ姉がいる、梨紗が、ちるりが、ひいちゃんものぞフィスもいる…と懐かしい顔を見つけては高まりまくり。その一方で、私が一番そこにいて欲しかったはずの人の姿がないことが、どうにも悲しく、胸を締め付けられるように苦しくて、涙が流れて仕方がなかった。それでも何とか、1曲目のうちには、それはそれ、今日は懐かしい人たちとの再会を喜ぶことにしようと心に決める。

 初期メンに限らず、チームK、チームBとも、卒業生たちが、よくぞあそこまで集まってくれたものだと思う。苦労の割に報われぬまま、あるいは怪我などで不本意に、AKB48にいろいろな思いを抱きながら卒業していったであろう人たちが、それでも劇場5周年という節目に、あれだけ集まってくれた。ありがとう。本当にうれしかった。

 チームBではしっかり者で通っているなっちゃんが、かつては旧チームAという括りの中に入った途端に泣き虫なっちゃんに戻ってしまうのが通例だったけれども、この日は意外にも冷静でしっかりとしたままのなっちゃん。自分でも言っていたけれど、それだけチームBという場所でしっかり足場を築き、そこで勝ち得たものを糧として、大人になって来たのだろう。それもまた、5年の重みだ。その一方で、去年から今年にかけてのチームシャッフルで初めてチームAを離れたみぃちゃんは、久しぶりの旧チームA、それもオリジナルメンバーたちに囲まれて、すっかり昔の「コドモ組」のようになっていて、うるうるしているのが大変かわいらしかった。髪形も(少なからぬメンバーがそうであったように)、劇場デビュー当時に近づけていたのも良かった。

 アンコールはチーム研究生の「フルーツ・スノウ」から。初めてチーム研究生のための曲ということもあり、それぞれに喜びと意欲があふれていて非常に良かったのだけれど、その中でも特に私の目を引いたのは、島崎さんと伊豆田さんだった。島崎さんは、失礼ながらもともと決して上手くはなかったところに、一時期の「激推され」の風が去った後の本人の落ち込みと迷いがありありと分かるようなパフォーマンスの低下が著しく、セレクションに残れないんじゃないか、仮に残れても自分から辞めちゃうんじゃないだろうかと、島崎さん推しでないファンも含めて、みんなものすごく心配していたのだ。それでも最近は笑顔が戻り、相変わらずそれほど上手くはないダンスながら、ちょっと開き直ったように大きく演じようという気概が見えるようになっていた。そういう好転が、この日の「フルーツ・スノウ」では、さらに強く出ていた。ああ、これなら大丈夫、この子はまだAKB48で頑張って行ける、と確信できたのが、あの曲でのパフォーマンスだった。そのほんの少し後に、メンバー昇格という最大の吉報がもたらされるのだから、まったくAKB48というのはニクいことをする場だと思う。

 研究生でもう一人、伊豆田さんについては、これまた失礼ながら私は最初のうち「何でこんな子合格させちゃったんだろう」と思っていた。なるほどフリは一通りきちんと覚えているようで、10期生の中では比較的早くから劇場公演に出て、間違いもそんなに多くはなかったのだが、逆に「型通りやっているだけ」に見えていた。演じる人として何が楽しくて、何をモチベーションとしてステージングしているのかが、まるで感じられなかった。もちろん、最初はそんな風に見えた子が、ステージを重ねるうちに覚醒して「化ける」過程を、わたしたちはあの劇場で何度も見て来た。だからそのうちに伊豆田さんも変わるかも知れない…と思っていたのだけれど、劇場出演がそこそこ多い割に、なかなかその兆候は見えなかった。客席に向ける笑顔は少し良くなって、ステージに賭ける意欲もちょっとは感じられるようになって来たけれど、逆に言えばそれくらいでしかなかった。ところが、この日の「フルーツ・スノウ」では、思わず驚いて目を見開いてしまうくらい生き生きと歌い踊っていた。ぅわ、よりによってこの日、この公演で化けるか!という驚きを持って見直すことになった。9期生がメンバー昇格して、これから研究生公演の主力にならなければいけないタイミングに、ちょうど間に合ったと言えるのではないか。

 書き始めると本当にきりがないので、今夜の最後にもう1つだけ、私が一番心に残ったシーンを。最後の最後に、この日出演した卒業生から研究生まで82人がずらりとステージに並び、その中でAKB48を代表して、高橋さんが挨拶をした。それを前の列から、ちらちらと斜め後ろを振り返りつつ見ていたあゆ姉の表情が、おそらく「そのポジション」を知っている人でしか分かり合えないであろう、何とも言えないシンパシーに満ちたものであった。そして、「せーの」で挨拶をした後、メンバーたちがハケていく中で、高みなに歩み寄ったあゆ姉は、まるで「よしよし」と子どもをあやし、あるいは褒めるように、高みなの頭に手を置いて、なでてあげていた。かつて、チームAの「みんなのお姉さん」として、一人でリーダーとしての重責を背負い続けたあゆ姉。そのあゆ姉だからこそ、今の高みなが背負っているものの大きさと重さ、そして高みながそれを受けて立っている頑張りと凛々しさを、誰よりも分かってやれたのだと思う。それでも、そうやって頑張っている人だからこそ、時には誰かが「分かっているよ」と言ってあげなければいけない。今の高みなに「よしよし」と頭をなでて上げられる人は、本当にもう数少ないだろうけれど、あゆ姉は間違いなくその筆頭に挙げられるべき人だ。その一瞬の「よしよし」には、2人の間でだけ通じ合う言葉に表せない無数の思いが、凝縮されていたと思う。

最近の劇場公演を見ていて心配なこと

2010-12-06 04:14:52 | Weblog
 このところ、なかなか平日に劇場に行けない上に、週末には人と会う用事が入ったりして、劇場公演を見に行く機会がやや減り気味。それでも一応、週に2公演以上は何とか。ただ、それは各チーム・研究生・SDN1期・同2期を全部合わせての数なので、もともと公演数が少ない上に、週末には特に公演の少ないチームA・K・Bの公演を、あまり見られていないのは事実。各チームの公演を、何とか月に1回くらいずつは見ておこうとしているのだけれども。

 その程度しか見られていない範囲での話、ということをお断りしつつ、またこのブログではいつもそうであるように、「私には」こう見えた、「私は」こう感じた、という話であって、私の見方か゛「正しい」などと主張するつもりは毛頭ないのだけれど、私としては、やっぱりチームBがちょっと心配かなぁ。特にそれは、アンダー出演している研究生たちとの対比においてはっきりする。

 あくまでも私の印象に過ぎないのだが、チームA、チームKに出演する研究生は、動きも激しい上にやり慣れていないセットリストについていくので大変そうだが、しかし、そのステージの間にも、メンバーからいろいろなものを吸収しようとしているのが見て取れるし、実際に1ステージの中でさえも、力をつけていくのが見える(ような気がする)。一方、チームBに出演している時は、先輩であるチームBメンバーから何かを吸収しよう、ではなく「いつもこのセットリストをやっているのは私たちの方なんだから、負けられない」くらいの気概で、メンバーを食いにかかっているように見える。そして実際、上手さではメンバーに劣りつつも、ステージに賭ける情熱や気迫という点を加味すれば、ほとんどのメンバーを食ってしまっているのだ。

 このブログでは10月、11月と続けて、チームBについて、かなり厳しいことを数回にわたって書いた。その後、状況は少しは良くなったように見えるが、本質的な問題は相変わらず残っている。例えば3列目に下がった時に露骨に手を抜いた踊り方をしているように見えると指摘した人は、3列目にいる時にも気を抜かないようにしている様子が見て取れた。1列目にいる時はもともとちゃんとやっていたけれど、さらに意欲を表に出して、むしろドヤ顔で踊りまくっている。そうなると、さすがに上手さはあるので、その部分に関しては見応えがあった。そこはきちんと評価しておく。しかし冗談みたいな話だが、2列目(特に上手・下手の)にいる時とか、あと柱の正面あたりの立ち位置の時に、やっぱり微妙に気が抜けているように見えた。板の上にいる以上、どこに身をおいても緊張感を切らせないようにするべきではないか。

 また、じゃんけん選抜入りした人が明らかに浮き足立っていたのも、いくらかはマシになったが、まだ完全に落ち着いたとは言えない状況。きょときょとと周囲を確認しながら踊っているし、へらへらとした薄笑いが消えない(アイドルとしての笑顔とは別、ということ)。その人が報われない時期に見せていた、ひたむきで、必死なほど一生懸命なパフォーマンスには遠く及ばない。繰り返すけれども、せっかく「チャンスの順番」が回ってきた時にその状態では、そのチャンスを活かしきれないばかりか、劇場に戻って来た時には自分の居場所がなくなっている可能性もある。危機感を持って欲しい。

 チームBはメンバー個人だけでなく、チームとしての成り立ちにも不安を覚える。MCはいずれも、打ち合わせなしでやっているようにしか見えない。予めお題について何を言おうか考えて来ている人がごく少なく、それどころか、そもそもその場に出るまでお題を知らないとか、その場に出て来ていてすら話を聞いておらず「○○ちゃんはどう?」って話を振られてからお題を聞きなおすとかいった有様だ。歌詞の中で「ぐだぐだMCどうですか」って書かれたので、ぐだぐだでも良いのだと勘違いしてしまったのだろうか。しかし現状、行き当たりばったりで噛み合わないおしゃべりをしているだけのMCは、ぐたぐだよりもひどい。

 チームBに関しては、チームA・Kに比べると、休演が多くても劇場公演を強行するという事情もあるかとは思う。また、キャプテンの柏木さん、エースの渡辺さんのいずれも休演が多い上に、もともとチームとしての和とかリーダーシップといったものに積極的に関与するタイプじゃなさそうな人たちだ、というのもあるだろう。それに、もうキャプテンが言うとか言わないとか以前に、チーム全体として、劇場公演のクオリティをどうにかしなきゃいけないという話し合いが持たれるべきところに来ているのではないか。その中から自然に副キャプテン的な人が出て来るだろう。

 そういう、劇場公演についての取り組み方について他のメンバーに物が言える人というと、平嶋さん、河西さんあたりなんだろうと思うが、どちらも本人が休演の多い人たちだから、言うに言えないんだろうか。ちなみにステージパフォーマンスの素晴らしさと言う点では、すーちゃんも素晴らしかった(しほりん復帰効果も大きいと思うが)。もう1期生2期生に頼らず、すーちゃんあたりが新世代リーダーになっても良いかも知れない。

 チームB以外では、最近の指原さんについて、ちょっと心配している。指原さんは今、大きなチャンスが巡って来たタイミングだと思うのだが、劇場公演を見たら、指原さんが研究生として初めてステージに立った時に真っ先に注意されたはずのクセが、また再発していたからだ。私としては、彼女が自信がない時に頻発する仕草なのだと勝手に解釈しているのだが、もう少し細かく言うと、単に自信がないというよりは「周囲の評価の高さに対して本人が引け目を感じてしまっている」時、なんだろうと思う。

 そういう「ぇ、私なんかで良いんスか」的なオドオドしたところが「さしこ的」おもしろさ、ではあるのだけれど、それがステージパフォーマンスに影響してしまうのはマイナス要因だ。運とか人気といった気まぐれな風が指原さんに吹いている今、この風向きに最大限乗っておくことが重要だ。どうせ風はいつまでも吹き続けてはくれないのだから、今はできるだけ「思い上がって」、自分にはそれだけの何かがあるのだという自信にしておけば良い。ただし「思い上がる」のはステージの上だけにしておくこと。ステージの上以外で思い上がったら、崖の下に真っ逆さまに落ちていくだけだ。

 と、こうしているうちに、またこんな時間(^_^;)。NMB48が「誰かのために」公演をやることについて、いろいろ思うところがあるのだけれど、それについては今夜のところは書く暇がない。近いうちに書きたいと思っている。