AKB48をめぐる妄想

AKB48にハマった私「カギ」が、好き勝手なことを述べるブログです。

SDN48には期待している・その1

2009-07-28 09:06:14 | Weblog
昨夜書こうと思いながら書けなかったので、通勤電車の中から携帯で書いている。

私の友人達の中でもSDN48に対しての期待度はあまり高くない印象があるのだが、私自身は大いに期待している。

もちろん、今のうちから無条件で応援すると決めているわけではなく、実際にステージを見てからのつもりだが、少なくとも事前の期待はかなり大きい。

理由などはまた夜にでもパソコンから。携帯での入力は苦手なのでご容赦を。

状況は日々動き続ける・その2

2009-07-26 13:53:27 | Weblog
 また憂鬱な夏になってしまった。とりあえず書いておかざるを得ないだろうということで、あの件について書いておく。1 日ずらして、なおかつ個人名を出さずにおけば、検索で引っかかって野次馬が押し寄せるということもなかろうということで。

 研究生が写真流出で解雇。真贋は不明だが、とりあえずネットに流れていたそれらしき画像を見たところでは、男子 2 名と 3 人で写っていたものだった。まずは、擁護する言い訳を考えてみる。ちょっと顔の位置が近いかなという気はするが、写真撮る時に「はい、みんな寄って~」みたいな感じで、あれくらいになるってことはあるだろう。書き込みに「date」の文字はあるが、デートなのに男子 2 人ってのもヘンな話で、まあ親しい友人どうしで遊びに行って、ちょっとリップサービス的に「これってデートみたいだね!」とか言っちゃったりすることくらいあるだろう。総じて、写真自体がそんなにまずいものという気はしない。…写っているのが、普通の女の子だったら、の話だが。

 そう、結局のところは「アイドル ( を目指す人 ) としての、脇の甘さ」が問題なのだ。一口にアイドルファンと言っても考え方は一様でないから、人によっては別に彼氏がいたって良いよ、という考え方もあるだろう。そう考える人がいるのは結構だし、その考え方を否定する気はない。ただ、アイドルというものがどういう風に客から見られ、どういう形で応援してもらい、どういう構造で収益を得ているかを考えれば、少なくとも「大多数の客にとっては」すなわち「アイドルビジネスとしては」アイドルに彼氏がいることはアウトだろうし、そう疑わせるような材料があってもいけない、ということは認めざるを得ないだろう。だからってそれを錦の御旗にして、若い子の間抜けな行動を袋叩きにするのが正しいこととは思わないが、逆に個人が「俺は全然平気だ、なんでそんなことを問題にするのか、文句を言うヤツの心が狭いのだ」などと正論めいたものをぶちまけてみても、状況を 1mm たりとも動かすことは出来ないのも事実だ。

 あと、こうした話の時にしばしば出て来るのが「彼氏がいてもバレなければ良い」的な物言いだが、それについては去年書いた通り、

 本人がいくらバレないようにと思っていても、相手や家族や友達が同様に配慮してくれるとは限らないし、まさかと思う人が過失または故意によって漏らしてしまうこともある。(中略)
 結局のところ「バレないように」なんて思っていても、本当に徹頭徹尾隠し通せるのは極めて稀なケースなのであって、例えて言うと「宝くじで100万円絶対に当ててみせる」と言っているようなものだと思えば良い。したがって結論としては「危ないところには近づくな」つまり彼氏なんか作らない方が無難、という結論に落ち着くはずなのだ。
…ということである。

 さらに、本当かどうかは知らないが、今回一緒に写っているのはファンではないか、という話もあるそうだ。これも前にこのブログで書いたような気がするのだが、どこに書いたか見つけられなかったので、改めて書いておくと、こういった、特別に親しいかのように見える写真などを「プライベートで」ファンと撮るというのは、考えられる限りで最悪のパターンだと言って良い。「私のことを応援してくれているんだから秘密にしてくれるはず」なんていうのは、まったくの考え違いであって、むしろ正反対である。ファンだからこそ自慢げに見せびらかしたがるものであり、むしろ積極的に流出させたがる存在だと思っておくべきだ。もちろん、最初は「ここだけの話」とか「絶対に秘密」などと断りながら身近な人に言うだけかも知れないが、そんな話はあっという間に広がるものなのだ。

 そしてまた、今回の件が問題なのは、AKB48 全体にとっては昨年に続いて「またか」ということ、そして今ようやくブレークしつつある状況に水をかけるものであるということだ。昨年の一件では、私は全力で擁護の論陣を張ったが、今回はどうしようもない、という気がする。本人にとってはこれが最初の間違いであり、研究生になって日も浅いから事務所の指導も浸透し切っていなかったかも知れない。しかし、AKB48 という集団の一員になった以上、昨年夏にグループ全体に出されたイエローカードの影響は、新しく入った人も共同で負わなければならない。したがって彼女にとっては 1 枚目のはずのイエローカードが、累積 2 枚目のイエロー、つまりレッドカード相当になって退場になってしまうのだ。ましてや、これだけ社会的にも注目されるようになって来た AKB48 である。今回の人には気の毒な気もするけれど、いろいろなことを考えると、かばってあげようがない。

 それにしても、今回の人は、本当にもったいない。私は 8 期生による「スペシャル公演」1 回だけしか見たことはないが、それでも強い印象が残る人だった。せっかく素質に恵まれ、おそらくはこれまでにも努力して来たのだろう、そして AKB48 研究生入りというチャンスにも恵まれたのに、こんなことで消えてしまうのは、あまりにももったいない。再び AKB48 オーディションを受けられるのかどうか分からないが、もし本人が失ったものの大きさに気づいて戻って来たいと希望するなら、若い人のやり直しを受け入れてあげられる AKB48 であって欲しいと思っている。

状況は日々動き続ける

2009-07-20 13:35:57 | Weblog
 やっと劇場公演の日々が戻って来たけれど、私個人はなかなか平日には劇場に行けず、休日もさすがに連日行けるわけでもなく。しかし、そうした間にも AKB48 周辺ではいろいろなことが起きているようだ。きちんとまとめようとするととってもとっても時間がかかるので、とりあえず思うままに書いておく。

 研究生 2 人が相次いで辞退。8 期生の小松瑞希さんに続いて、7 期生の林彩乃さん。小松さんは大握手会も欠席していたし、その後は姿を見せることなく、公式ブログだけでの発表、なのかな。林彩乃さんはおやつ公演で発表、夜公演がラストだったという。うーん、発表即サヨナラでなかった点だけは、いくらかマシかなという気はするんだけれど、さすがに当日では身動きが取れず、カフェ観にも行けなかった。

 8期生はスペシャル公演が数回と、あと何人かが他チームのアンダーにちょこちょこ出始めただけだったと思うし、小松さんはアンダーにも出ていなかったような気がする ( ちゃんと確認していない ) ので、あまりにも早い離脱という印象。入ってみたは良いけれど、思っていた以上にいろいろ条件が厳しかったということなのかな。私としては 1 回しか見ていないので、何とも言いようがないけれど、AKB48 とは違う道で、どうか頑張って欲しい。

 林さんは初期の硬さ/堅さが取れて、やっとステージの上で楽しそうに歌い踊るようになって来ていたところなので、もったいないなぁ、という気がする。歌もフリもさほど上手くはないにしても、あからさまな間違いは少なく、彼女なりに一生懸命にやっていることはちゃんと伝わって来るようになっていた。その辺にいそうなふつーの子が何かの拍子でステージに乗っちゃいました、的なオドオド感は多少残りつつも、それが彼女の年齢や話し方などと相まって、現時点でのキャラクターとしてはおもしろい個性になりつつあっただけに、いかにも惜しい。AKB48 で過ごした時間は短かったけれど、これからの彼女の人生にとってプラスになっていれば良いなと思うし、彼女の今後がたくさんの幸せに包まれたものであることを願う。

 こう続けて研究生、それも日の浅い方から辞退者が出ると、やっぱり「上が詰まっている感」が大きいのかなという気もするのだが、それについて語っていると話が拡散し過ぎて、長い時間を要し、今日のおやつ公演を見に行けなくなってしまうので、それはまた別の機会に語ることにしておきたい。

 また、チーム K の大堀恵さん、野呂佳代さんが SDN48 兼任を発表したとか。これも私は劇場で見ていないのだが、秋元才加さんの男泣きがすごかったと聞いた。めーたん、野呂さんの SDN48 参加は、ファンの中でもある程度予想していた向きはあり、私もそうだったので、特に意外という感じではないが、とりあえず「兼任」なので良かったと思う。もし完全移籍だったら、おめでとうとは言いづらいところだったけれど、兼任はむしろ良いことだと思っている。

 卒業生の星野みちるさんが活動休止とのこと。これは残念。近いうちの復帰を前提にしての休止…と思いたい。タイミング的に、まさか SDN48 では…?という気もしたのだが、さすがに妄想し過ぎかなぁ。

 書きかけだがとりあえずここまで。

東京ビッグサイト大握手会

2009-07-14 02:28:25 | Weblog
 もう数日経ってしまったが、7 月 11 日(土)に東京ビッグサイトの東 2 ホールで開催された「涙サプライズ!」劇場盤発売記念大握手会に行って来たので、ざっくりと私の行動記録など。

 私は今回、最初の 8 期生スペシャル公演を見るために 15 枚買ったのだが、握手会券のうち 4 枚は、その日 G ロッソに行った友人から抽選券 22 枚を譲ってもらった代わりに譲った。残り 11 枚は、私にとっての各チームの暫定一推しである高みな・めーたん・なっちゃん・すみれと、最近頑張っているので声をかけておきたかった香菜・たなみん・しづ、卒業したなるる、ほかは私の友人が絶対に現場で「やっぱりもう 1 回行っておきたい」と言い出しそうな(笑)対象であるえれぴょん・ともーみ・明日香、といったあたりにしておいたのだった。

 しかし、朝起きるのが結構遅れた上、それでも急げば ( 私が券を持っている人の時間帯には ) ギリギリ間に合うはずだったのだが、どうにも体が重くて昼過ぎまで家を出られず、ビッグサイトに着いたのは 15 時過ぎ。結局しづ・たなみん・香菜・高みなには行けなかった。本当に申し訳ない。あと明日香の券も無駄になった。明日香の分も、もし譲る相手がいなかったら、自分で行ってみるのも良いかな、と思っていたんだけどね。

 で、まあ過ぎたことは仕方がないので、とりあえずなるるに行って、これまでお疲れさま、みたいなことを伝える。ずいぶん外見というか雰囲気が違った印象になっていたけれど、もうアイドルじゃなくなってのびのびしているってことなのかな。

 友人と会って雑談していたら、すみれが時間帯変更になっていると聞く。私にとっては不幸中の幸いといったところ。とは言え、私のような薄いファンには、日の浅い 7 期生に話すことも特にないので、ありきたりなことをちょっと言っただけだったけれど。そのうちにまた別の友人から、予想通り(笑)ともーみちゃんの券がもう 1 枚必要という話が来て、譲渡。しかしえれぴょんについては「一推しの目がコワいから自粛」だそうで、手元に残ってしまった。

 その後、なっちゃん・めーたんが 18 時スタートなので、それまでの間、会場外に出て休憩していた。その時にひょんなことから話した人が、まだファン歴が浅いらしいのだが、どうしてもめーたんに間近に会ってみたい、誰か券を譲ってもらえないかと一生懸命な様子だったので、私の分を譲ってしまった。ということで、実はめーたんにも行けなかった。申し訳ない。でもその分、めーたんの新しいファンが増えるかも知れないので、許して欲しい。

 18 時を過ぎてなっちゃんに。さすがになっちゃんには顔バレしているようなので「選抜下位よりアンダーガールズの方が絶対おトクだから頑張ってね!」的なぶっちゃけトークを一言二言。その後、手元に残ってしまったえれぴょんの券を無駄にするのもナンなので、それにちょうどえれぴょんの列が空き始めていたタイミングでもあったので、自分で行ってみた。とあるネタを軽く振ってみたのだが、えれぴょんは憶えてない様子だったので、えれぴょんには顔バレしてないことが判明。そのことで喜んでいたら、友人から「あなたもいつもながらヘンな人だよね。普通のファンはみんな、憶えて欲しくて必死なのに」と笑われてしまった。

 その後、まえあつで頑張ってリピートしている友人を待ちながら、大スクリーンに流れている今年の AX ライブの DVD 映像を見ていたら、ちょうど 91 位のライダーがかかって、うっかり落涙してしまった。あれから、もう 3 年が過ぎた。先月の「彼が劇場を去った日」も、そして彼の命日も、私は自分のことで手一杯で、彼を思い出す余裕すら持てなかった。でもこうして、ふとした折に、彼はまだ AKB48 と共にいるのだと思い出させてくれる。あの頃、AKB48 という希望を育てていくために、ファンも一緒に不安で、一生懸命だった。それがどうだ、今はこんなに大きな会場で、こんなに長い時間、これほどたくさんのファンを集めて握手会ができるまでになっている。「ライダー」を歌っていたメンバー 9 人のうち、なんと 7 人までもがもう卒業してしまったが、残った 2 人は次回の選抜にも入ったし、卒業した人たちはそれぞれに頑張っている。何もかもがあの頃のままではないけれど、でも AKB48 の一番大切な部分は、きっとまだ残っているはずだ。私はそれをずっと見続け、応援していきたいと思うし、つまりは、まだやっぱり AKB48 が好きなんだと、改めて実感できたのだった。

 以下、無粋な話ではあるが、今回の握手会の運営システムについても一言。直接には利益の出ない ( というか単純に持ち出しと思われる ) 握手会のために、あれだけの会場を借り、大スクリーンなどの設営もしてあったという意味では、良くやってくれたと思う。室内なので涼しいし、すし詰めになることもなく、快適だった。発券数に応じて時間の長短を調整してあるという安心感もあって、割り込みもほとんどなかったのではないか。強いて言えば、列が混む人が 1 ~ 4 番レーンに集中配置されていて、その辺だけ妙に人口密度が高かったのだけれど、そのあたり、もうちょっと分散した方が良かったんじゃないだろうか。今さら「混んでいる列の隣で空いている列のメンバーがかわいそうだから」なんていう理由で混む人を集中させているわけでもないだろうから。話を戻して、ある程度予備レーンもあったようだし、運営システムとしては良く出来ていたんじゃないかという気がする。もうちょっと時間が長いと良いな、という気はしたけれど、まあそれを言うときりがないかな。二言ずつ往復くらいの時間はあったので、それほど不満というわけではなかった。

 というところで、書き残したことがあるような気もするのだが、とりあえず今日は寝るのでここまで。

喧騒の外から遠い気持ちで

2009-07-09 02:02:11 | Weblog
 選抜総選挙の結果発表。私は 18 時が会社の定時なので、スタートから行けるはずもなく。どうせ遅れて行くからとチケットの番号など気にもしていなかったのだが、18 時になって退社のタイミングを計り始めた時に見てみたら、まさかの 1 桁だったことに初めて気づいたのだった。オークションで売るのはあまり性に合わないけれど、せめて友人とチケットの交換をしておけば、せっかくの良番が無駄にならずに済んだのに、と悔やんでも後の祭り。

 私は 19 時頃に赤坂ブリッツ着。会場の後ろまで人がぎっしり詰まっていて入れる状況じゃなかったので、おとなしくロビー観覧。音声がないのは残念だったが、フル HD らしい大型モニターのおかげで、ステージの様子はそこそこ分かった。あと、いろんな人がちょこちょこ出入りするたびに、ドアが開いた時だけ中の音が聞こえてたし。

 全体としての感想は、うーん、個人的には本当に「どーでもいい」って感想しかないなぁ。全員を参加させてその目前で容赦なく順位付けしていくのは残酷だなぁと思うし、以前の私なら、こういうやり方に対して憤ったり怒ったりしていたのだけれど、今は苦笑いしながら遠巻きに眺める感じ。確かに悪趣味と言えば悪趣味だけれど、AKB48 らしいと言えば AKB48 らしい気もする。

 大体、ファンが選抜を決める総選挙と言えば聞こえは良いが、ちょっとものの分かる人なら誰もが指摘しているように、そもそも前提となる条件が公平じゃないんだから、出来レースも良いところなのだ。これまでさんざん、同じ人 ( たち ) を選抜の中枢に据え続け、メディア露出を続けて来たのだから、そういう人にファンが多いのは当たり前。これだけ格差がついた今だからこそ、安心して「総選挙」なんてことが出来るのであって、さざ波はあっても結局は予定調和の範囲内に収まるはずだし、現にそうなっていたと思う。

 一方、それでも大金を積んで大量票を投じれば、選抜入りや、ある程度の順位の変動が望めるという点ではおもしろかったんだろうが、それでメンバーに「そうか、結局お金さえあれば何でもアリなんだ、そのためにはお金持ちのファンを掴めば勝ちなんだ」みたいな学習をさせるのもなんかイヤな話ではある。それどころか、ファンでなくても、例えば事務所が経費を突っ込んでくれれば、堂々と選抜入りを「買う」ことができるんだから、まじめに怒るだけ野暮ってことなんだろう。

 秋元プロデューサーの話の中でも、芸能界という外の世界ではさらに容赦なく順位付けされてしまうのだから、といった趣旨の発言があったと思うが、そういう「残酷な現実」に AKB48 が侵食され切った昨年秋からようやく、AKB48 はブレーク寸前まで階段を上って来たのだ。芸能界っていうのはそういうところで、AKB48 もその一部なんだ、としか言いようがない。

 まあそれでも、個人的には「アンダーガールズ」におもしろい顔ぶれが揃ったのが良かったかなという感じ。特に「アンダーガールズ」のセンターが米沢さんになったというのは、偶然の産物としては最大の収穫。13 ~ 21 位より、ある意味オイシイかも知れない。選抜メンバーでは、秋元才加さんの急伸滑り込みとか、佐藤(亜)さんのまさかのベスト 10 入りとかがドラマかなぁ。一部少数ファンがものすごい大量票を投じたらしい、てな噂も聞くけれど、今回はそれがアリという前提なんだから、選ばれた人は堂々としていて良い。ただ、せっかく押し上げてもらったのだから、そのポジションに見合うパフォーマンスを発揮して欲しいし、次は自力で掴み取るつもりで頑張って欲しい。


やりたいことを、全部できるわけではないから

2009-07-06 02:21:04 | Weblog
 もともと ( よほどのことがない限り ) 遠征には行かない私だけに、パリに行けなかったのはまあ良いとして、週末に握手会が続くこの時期は、劇場公演派の私としてはいささかつらい。スペシャル公演のいくつか、特に 8 期生公演の 2・3 回目は見ておきたかったのだが、CD をさらに 10 枚、20 枚と買うのもつらいし、当たり券だけ買おうにも上手く交渉出来そうになかったのでやめておいた。まあ次は「一般公演としての」8 期生公演があれば、その時は何とか頑張るかなぁ、という感じ。

 というか近頃、あまりにもあちこちでいろいろなことが同時並行で起こっていて、情報すら追い切れていない。たぶん、AKB48 全般という漠然とした対象に、あまり熱心でない、つまり感度の低いアンテナしか張っていないから、なんだろうな。きっと、推しメンにスポットを絞りつつ、情熱を持って情報収集していれば、今でもそれなりに何とかなるんだろうとは思うけれど。2 年前のエイプリルフールに「2 つ以上のイベントが同時に、それぞれ別の場所で進行している時に、1 人の人が経験できるのは、その中からどれか 1 つだけだ。」てなことを書いたのだが、それが現実になりつつある 2009 年夏を記憶しておこう。

 私個人について言えば、先週転職した。前職の最終日に定時いっぱいまで仕事して、翌日は新しい会社に出社という、何だかとっても転職慣れした「仕事ができる人」みたいな真似をしてみたのだが、さすがに有休を 10 日以上残したのはもったいなかったかな。もーちょっとゆっくり遊んで休んで良かったかも。というか、入社を半月か 1 箇月遅らせて、有休使って、借金してでもパリに行く、みたいな選択肢もあったんだろう。でも、今の社会情勢で「今すぐ来い」なんて言ってくれる会社はそうそうあるもんじゃなく、人は必要とされる時に必要とされる場所で力を発揮すべく頑張らなくちゃいけないだろう、という気がするわけで。AKB48 がどんなに好きでも、やっぱり仕事と生活があっての話。

 やりたいことを、全部できるわけではないから、せめて自分にできることを、一生懸命やって行こう。もう少しでできそうなことを、努力してできるようになろう。そして可能な限り、他の人にはできないこと、自分にしかできないことを見つけて、そこを埋めることで、全体にとって役立つ存在になって行こう。逆に、自分でなくても良いはずのことは、あきらめる勇気も持っていよう。そういうシンプルな行動原理でいれば、人生でそんなに間違うことはないのだと思う。それは私のような人生の折り返しを過ぎた人間でもそうだけれど、若い人、特にこれから「周りの人たち」との関係によって、「なりたい自分」と「可能な選択肢」の間に居場所を見つけていかなければならない、AKB48 のメンバーや研究生たちにとっても、意外に役に立つ指針になるのではないかと思う。

 というわけで私も AKB48 ファンとして、自分にできることを地味に続けていくしかないのだろう。先週は転職前後で落ち着かなかったのだが、どうにかこうにか会社を脱け出して 2 回、公演を見た。いずれもチーム B で、片やメンバーのほとんどが揃った公演、片やチーム B メンバーより代役の方が多い公演と対照的だったが、いずれも公演内容はまずまずだったと思う。特に 6/29 の方は、チーム B にしては珍しく、という言い方は大変失礼なのだが、かなり良かったように感じた。少し前の公演で、どうしても「緩い」もしくは「目的意識の見えない」感じのしがちだった何人かが、それなりに引き締まって、意識もそこそこに高い演じ方をしていたように見えた。

 一方 7/3 は、チーム B メンバーが 7 人、助っ人が 8 人。まあ近野さん、内田さん、大家さんあたりは、チーム B メンバーと同じくらい「チームBらしさ」を出せる人たちなので、特に違和感はなく。歌やフリは、6/29 ほどではないが、どのメンバーもまずまず頑張っていた。特に大ウケした MC はなかったが、適度に話を振り合いながら、テンポ良く進んでいたと思う。すごく盛り上がったというわけではなかったが、ダレたところもなく、平日の夜を締めくくる公演としては悪くなかったと感じた。なお、全員曲のソロパートで完全に生歌と思われるところがあったのだが、その中で、失礼ながら「意外に」大家さんの歌がしっかりしていて、いささか驚いた。「天国野郎」ではファンキーなキャラクターに徹して歌っているが、もしかすると曲によっては「歌要員」もできるのではないか。

 可能性のありそうなところに食いついて、人知れず努力を積み重ねていれば、いつかきっと「線路脇のタンポポ」に目を止める人がいる。AKB48 劇場はそういう場であって欲しいと思っているし、私たちファンは、その一助になれればと思い続けている。