2006 年 1 月からチーム A を見ていて、今はチーム B のあるメンバー推しの私の友人はこの日、そのチーム B メンバーのラジオ番組の生放送の現場に行っていたという。と言っても公開生放送ではない。入りと出の瞬間を、遠巻きにちらっと見に行っただけだという。収録などの入り待ち出待ちは禁止と明言されていないが、劇場での出待ちが禁止されていることから考えて、露骨な入り待ち出待ちはしてはいけないと思ったので、邪魔にならない場所からそっと見送っただけです、とのことだった。
ただ、それで驚いたのは、その時、そこに出向いていたのは、その彼と、元チーム A で卒業してしまったメンバーの推しだった人の 2 人だけだというのだ。つまり、現役の AKB48 ファンという意味では、たった一人しかいなかったのだという。もちろん、出待ちに人が殺到するようでも困るのだけれど、メンバーや、他の一般の方の迷惑にならない範囲で遠巻きに見る、という人すらいないというのは、ちょっとびっくりした。
確かに、メンバーにガッつけるわけでもないし、彼自身そんなつもりもない。でも、それでも遠巻きにメンバーたちを見守るのが、「あの頃」のファンだったと思うんです、と彼は言った。たった一瞬のために、半日つぶすことになっても、その子たちが元気に頑張っている瞬間を確かめられれば良い、もしちらっと視界の端で「ファンが来ている」ことに気が付いて、ちょっとでも何か思ってくれれば、それで良いんです、と。たぶんその収録に参加していたメンバーたちは、うれしく、心強かったと思うよ、と私は言った。
彼は、そうだとうれしいんですけどね、と言って、こう続けた。僕は今日、1000 回公演のチーム A には会いに行かなかったけれど、あの頃チーム A に向けてしていた応援の仕方を、今日はチーム B の子に向けたつもりです。あの頃、ライダーと一緒に、いろんなところにメンバーの応援に行っていました。何の意味があるかとか、どんな見返りがあるかじゃないんです。ただ好きな子が、元気で頑張っているのを見届けて、許されるなら「お疲れさま」って気持ちを伝えるくらいで十分なんですよ。だから、今日は僕にとっても原点に戻った日でした。1000 回目の公演は見なかったけれど、同じ気持ちでいたと思います、と。
この話に、あえて私のコメントはしないことにする。
ただ、それで驚いたのは、その時、そこに出向いていたのは、その彼と、元チーム A で卒業してしまったメンバーの推しだった人の 2 人だけだというのだ。つまり、現役の AKB48 ファンという意味では、たった一人しかいなかったのだという。もちろん、出待ちに人が殺到するようでも困るのだけれど、メンバーや、他の一般の方の迷惑にならない範囲で遠巻きに見る、という人すらいないというのは、ちょっとびっくりした。
確かに、メンバーにガッつけるわけでもないし、彼自身そんなつもりもない。でも、それでも遠巻きにメンバーたちを見守るのが、「あの頃」のファンだったと思うんです、と彼は言った。たった一瞬のために、半日つぶすことになっても、その子たちが元気に頑張っている瞬間を確かめられれば良い、もしちらっと視界の端で「ファンが来ている」ことに気が付いて、ちょっとでも何か思ってくれれば、それで良いんです、と。たぶんその収録に参加していたメンバーたちは、うれしく、心強かったと思うよ、と私は言った。
彼は、そうだとうれしいんですけどね、と言って、こう続けた。僕は今日、1000 回公演のチーム A には会いに行かなかったけれど、あの頃チーム A に向けてしていた応援の仕方を、今日はチーム B の子に向けたつもりです。あの頃、ライダーと一緒に、いろんなところにメンバーの応援に行っていました。何の意味があるかとか、どんな見返りがあるかじゃないんです。ただ好きな子が、元気で頑張っているのを見届けて、許されるなら「お疲れさま」って気持ちを伝えるくらいで十分なんですよ。だから、今日は僕にとっても原点に戻った日でした。1000 回目の公演は見なかったけれど、同じ気持ちでいたと思います、と。
この話に、あえて私のコメントはしないことにする。