AKB48をめぐる妄想

AKB48にハマった私「カギ」が、好き勝手なことを述べるブログです。

支配人信任投票について・その2

2013-02-12 03:40:03 | Weblog
さすがにこの件、たくさんのコメントをいただきました。すべてのコメントにお答えする時間がありませんが、ざっくりとした感想を述べてお礼に代えたく。

一部のSKE48メンバーと、彼女たちの気持ちに寄り添おうとしているファンの人たちの一部が理解できていない点は三つあるように思えます。

一つは、信任投票は「SKE48のこれまでに対しての是非を問う投票」ではない、ということです。あたかもそうであるかのように錯覚してメンバーの一部が過剰反応してしまった、ということは理解します。そういう生の感情がありのままに出てきてしまうのも、ぐぐたすのおもしろさだということも理解しています。しかしだからこそ、そこから垣間見られた彼女たちの本音の部分に注目する必要があるというのが、前回のエントリで私が述べたことです。

二つ目は、信任投票はあくまでも「これからのAKB48を任せられると思うかどうか」の投票である、ということだと思います。たとえSKE48をうまくやって来たからと言っても、AKB48の支配人になろうという人が、AKB48をどうしていきたいかより、SKE48の側面支援をしたいみたいなことを多く語っているようだったら、AKB48のファンから信任されるはずがないのは当たり前のことです。AKB48を一番好きなファンはAKB48のことを一番に考えて行動します。それはSKE48を一番好きな人たちが望むことと、必ずしも一致しません。

三つ目は、「支配人研究生」は本来、ジョークでも何でもない、ということです。投票で信任されなければ、見習いのような立場にしておいて、しばらくしたら再度の信任投票を行う…ということを繰り返すのだろうというのは、これまでの48グループのいくつかの事例を見れば、容易に想像できたことです。それを「研究生」と呼んだのは、その状態をポジティブに捉えて、むしろみんなで応援し、支えてあげようという意思の表れであるはずです。AKB48劇場では、支配人も芸能についてほとんど素人のところから、失敗を重ねつつ、それでもファンと語り合うことで、一緒に歩んで来ました。ですから、もし支配人研究生という呼び名が屈辱にしか思えないようならば、これからファンと一緒に歩んでくれる人ではないのだろうと思います。本当のところ支配人研究生さんご本人がどうお感じなのかまでは分かりませんが、不信任の後の挨拶では、どちらなのかが伝わって来ませんでした。

ではなぜ支配人「研究生」はジョークのようなもの、と説明されたか、というのは、上記3点に見られるような、AKB48ファンと、SKE48メンバーの一部(大部分?)ならびにファンとのあまりにも大きな乖離を、これ以上の決定的な対立事項にしないための方便だったのだろうと推測します(あくまでも私の妄想であって、これが事実だと主張しているわけではありませんので、念のため)。一言で言えば「双方落ち着け」ってことですね。それがかえって一部の人たちのヒステリックな被害妄想を煽ってしまった部分はあるようですが。

しかし、一ファンである私としては、対立を煽るわけではないけれど、この一件が明らかにしてしまった乖離については、きちんと考えておかなければならないのではないか、と思うのです。姉妹グループとそのファンが、いつまでも「本家への対抗心」を結集軸にしたり、「妹グループの引け目」みたいなことを感じ続けたりしなければならないとしたら、それは不幸なことだと思うのです。かつて、チームKとチームAの間で起きたようなことを、姉妹グループとの間で繰り返すのは、あまり良いことだとは思えません。

とりあえずこんなところで。

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14 コメント

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Unknown (ef)
2013-02-12 07:57:21
湯浅さんが認められるほどの人ではないであろうことも、AKBを任せるには足りないであろうことも、わかっています。
私自信、研究生という表現を聞いて妥当だと思っていました。

ここに関しては一部メンバーと食い違いというか、ズレがあったように感じます。

ただ、前投稿の何に物申していたか、というと別に湯浅さんのことでも湯浅さんを擁護するメンバーのことでもありません。

ただ、彼女たちが研究生を見下げているわけではないということです。その一点なのです。
どれほど苦しく、不安な立場なのかを知っているはずなんです。2年半研究生として在籍し、多くの人に愛されながら報われることなく去った、あるメンバーのことを、忘れていなければ。

発言に配慮が足らなかったのは違いないですが、出来ればその誤解をしたまま語ってほしくはなかったので。
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コメントに関して (カギ)
2013-02-12 10:34:50
せっかくのコメントに対して申し訳ないのですが、私としては

> どれほど苦しく、不安な立場なのかを知っているはずなんです。

その「はず」が、本音の部分でそうではなかったことが露呈してしまったのが、今回の一部のメンバーの発言だったのではないか、と思っています。そして、

> 2年半研究生として在籍し、多くの人に愛されながら報われることなく去った、あるメンバーのことを、忘れていなければ。

私はこれが誰であるか、すぐには名前を思い出せないほどSKE48には疎いですが、それほどまでに愛されながら「研究生」に据え置かれ、ついには報われずに去る、というような人を作り出すのが、望ましい運営のあり方なのか、私は非常に大きな疑問を持ちます。

もちろんAKB48だって、研究生のまま芽が出ずに去った人はたくさんいるわけですが、それでも、頑張り続けた結果、特定の期までの一斉昇格みたいな形で救済され、その後、その人なりのキャラクターを開花させている例もあります。
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結局は言葉の選び方 (JG)
2013-02-12 10:38:40
「支配人」と「研究生」という言葉の組み合わせ自体どうもしっくりきません。
普通の組織であれば支配人の見習いをさせる時には、「補佐」「代行」「代理」のような言葉を使うのでないでしょうか。
そうしておけば、いろいろなすれ違いは最小限に抑えられたような気がします。
まあ、この日本語としてのセンスがちょっと変わっているところも48Gの個性といえば個性なのですが…。
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Unknown (SKE48ファン)
2013-02-12 13:58:50
SKE48メンバーの擁護をさせていただいたものです。
大元の信任投票などというものがなぜ行われたのかということについて見解が伺えればと思います。投票がなければこんなことは起こりませんでした。
AKSの人事が投票で変わることはありえません。AKSは湯浅氏がAKB48劇場の支配人として適任であると考えたはずで、ここにすでに運営とAKB48ファンの乖離があります。
また不信任→研究生という流れはどの時点で考えられたのか。運営側にも深く考える時間はなかったのではないかと思います。
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コメント欄を読んで (METH)
2013-02-12 14:35:59
少し「ん?」と思ったのでコメントをさせていただきます。
松村香織は秋元康直々にラジオ番組にて「昇格の話があっても断れ!その方がおいしいだろう」なんて言われていますが・・・

SKEファンから見ても湯浅さんの「これからもAKBの立場からSKEを引き上げる」発言は駄目だと思いました。

そもそも支配人がどこまで権限があり、何をしているのか不明確な上、誰かもわからないような人の評価をたった1日や2日で判断しろという事自体が馬鹿げていると思います。
逆にAKBの運営評価がそのままtgsk氏の評価だとするならば、彼の圧倒的な信任票をみると、この件や、最近の握手会での悪趣味なイベントが面白いと感じるAKBファンが多いことにがっかりです。
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Unknown (見てます)
2013-02-12 17:28:45
昔からSKEファンが湯浅が使えないという風潮を広げてたから私は不信任を押しました。
そしたらメンバーが湯浅可哀想と擁護して私は混乱しました。
そして9人が卒業していく。いくら外面を綺麗にみせてもファンとメンバーの考えがバラバラのグループを私は応援できません。
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お返事ありがとうございます。 (ef)
2013-02-12 18:33:52

運営を擁護する気はありませんよ。
ただその言葉に本音が出ているとは思えないと訴えているのです。
『研究生』と『正規メンバー』との扱いの違いを知っているからこそだと思っています。
一概にSKEメンバーが研究生を卑下していると、そういう風に見てきたのだと、そう思われるのが嫌なのです。

もう一度、書きます。運営を擁護する気はありません。
その子は毎回大阪から名古屋へ通っていました。高校を編入することが嫌だったからです。おそらくそこを非難する人も多かったと思います。
彼女はどちらも大切でした。だから、どちらも大切にしていました。
最終的に、彼女は足を怪我しました。踊り続ければひどくなる怪我です。
それが最後のきっかけだったのかなと思います。

こんだけいろいろ書いておきながら、私はSKEの運営を好いてはいません。
ただ、桑原みずきが公式ブログに書いた『自由にオーデションを受けさせてくれないのは湯浅さんじゃない』という文章から私の思っていた運営と湯浅さんに距離があるものと見てコメントしています。

SKEの運営は間違いなく問題だらけです。
それだけは否定できません。
でも、メンバーの考えを、ほんの一面で全て決めつけないでほしいと言っているのです。
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Unknown (kats)
2013-02-12 18:54:56
繰り返しになりますが、自分は“支配人信任投票”自体が成立していないと考えています。
信任投票をするなら、全員が“研究生”として始め、ある期間を経た後にした仕事について信任を問う。もしくは今までの功績を元に、今後どうしたいかの指針表明演説があった後にその是非を問うしかないと思っています。その過程が不十分な中で行われた今回の投票は、期間が一日しかなかったことも含めてその場しのぎの茶番だと判断しています。

自分の中でもっとも解らないのは、芝智也氏の信任に投票した人が「彼の何を信任したのか?」全く話に上らないことです。なぜ表に見える実績もなく、指針表明も無かった彼が信任されたのでしょうか?

理解出来ていない点として挙げていただいた3点については下記の様に捉えています。
一つ目について云えば、「SKE48のこれまでを否定されたかのように感じるほど」メンバーが湯浅氏と一心同体であったのです。そこで垣間見られた彼女たちの本質も、受け取り方によっては真摯に感じるものです。
自分はメンバーがこの件で“研究生”に絡めて発言したモノを一覧しましたが、彼女たちが否定しているのは「研究生という苦しく不安な立場」に落とされたことについてで、“研究生であるメンバー”に対するものではありません。カギさんは“研究生”が“苦しく、不安な立場”だということを否定されますか? 

二つ目、三つ目で云えば、信任投票の仕組みが曖昧なところで話すのは不毛だと思います。前述の通り芝智也氏の信任が、「これからのSKE48を任せられるかどうか」をSKE48のファンが投票したと信じられるほどお気楽ではないもので。
このシステム上の不具合だけをとってみても、グループ総支配人は責を問われても仕方ないと思いませんか?

多分、カギさんは思わないでしょうし、自分も思いません。
なぜならそれがAKB48グループのいい加減具合ですから(良くも悪くも)。

だから再度、期会を設けてキチッとした形で行う方がスッキリすると思います。


AとKの時はチームとそのファン同士の争いでしかありませんでした。でも姉妹グループとの間にあるのは、組織としての齟齬だったり、営業上の仕組みだったりが根にあるのでシンプルではありません。
いっそ、そこまで俎上に載せて論議を尽くしてもらえるのなら、意味のあるものになると思うのですけど。


蛇足ですが、今回の件で思ったのは「ショーパブの店長あがりは演説が上手い」ってことです。
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Unknown (名無し)
2013-02-12 19:10:10
うーん
とりあえず、
SKEで人気は十分なのに「いまだ研究生」の
岩永つぐみちゃんですら
支配人研究生だなんて酷い、とぐぐたすで投稿、語っているし
くれぐれも運営が研究生を下に、だなんて誤解はしないようにお願いしますね
※そして怒っている根っこの理由は、自分たちが慕っていた上司が目の前の多くの人間と全世界のファンの前で
晒し者のようにさせてしまったからかと。
外野から見れば「その程度で怒るな」なんて他人事のように言えても
内部ではそりゃあ同じ反応をしろという方が無茶ですよ…
この件の企画を考えた人間や、それに対するSKEメンバーの反応についても肯定する気はないですが、
AKB側とSKE側は違うグループである以上反応が違って当然ですよ視点が違うもの。

まあ不信任という結果自体については
信任投票については湯浅さんの「AKB側からSKEのために頑張る」みたいなコメント見た時点で正直こりゃ間違いなく不信任かな、と思っいましたが(笑)
(これに関しては擁護のしようがまるでないです)

そしてSKE支配人という立場が一体どれほどまでに権限があるのか、特にAKS移籍後は全く未知のものになってしまったから
ファンのあいだでもいろんな意見があったし
とりあえずこの件に関しては、「湯浅支配人やSKE側のスタッフはほぼ権限がなかった」
ということがはっきりしてそこは良かったと思います。
(いや正確にはメンバーの発言で読み取れたことだったんですけど身内ネタでしたからそこは知らない人が多くても仕方ない)
ただその”運営の力量権限どうこうの議論”とは別に、
メンバーの多くが支配人を慕っていたことはSKEファンならみんなわかっていたことですよ。

あの三期研究生に関しましては、
チャンスが与えられた時でもしっかりアンダーをこなせなかったり、踊りも未完成な場合が多かったので
去年昇格できなかったのは仕方ないと思っています。
ただ最近はアンダー使われる頻度も上がり、普通に昇格させる気はあると見えますよ。むしろ湯浅支配人のままならね。
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Unknown (またまた一読者より)
2013-02-12 20:57:56
うーん、どうもお分かりになっておられないようなので。

ことは、今回の投票を巡る一連の運営の動きを一義的に解釈などできないということです。運営は何も説明していないし、そこには多様な推測が成り立ちます。
そこを、カギ氏の「解釈」をもって説明すること自体に異は唱えませんが、
「一部のSKEメンバー・ファンが理解できていない」
と言われると、最終解をご自身は分かっていて、分かっていない一部の者に注意する、とのスタンスでしょうか。それはあなたの「解釈」にすぎません。

AKBは本来、サプライズとガチがキーワードなように、「どこで何が起こるか分からない」ことをビルトインして大きくなってきました。一義的方針・解釈のもとに粛々と進んで行く軍隊ではない。であれば、例によって裸のまま投げ出されたアクションを巡って紛糾するのは当たり前です。各Gが独立して動いている以上、そのようなカルチャーはもっぱら遠心的に働くわけで、それ自体が48Gの魅力とさえ言えなくはない。

今回の感情的反発は、それ自体が48Gが遠心的な力で回りながら動いていることの証明です。それを、単なる一ファンの解釈でもって推し量るのは、個人ブログである以上ご自由ではありますが、内容は(繰り返しになりますが)全くもって的外れと言わざるを得ない。

事件は現場で起きている(というか、本当は現場「でしか」起きていない)、という言葉はけっこう深くてですね、あの現場で起きたこと(感情的リアクションもその一つ)自体に意味があると私は思っています。
そこにあるのは「誤読」の絶え間ない可能性だけです。
そこへ、教師然として「勘違いするなよ」とのメッセージを投げることは、投げたもの自身へ何かが跳ね返ってくることは覚えておいておかれた方がよろしい。

私はSKEのメンやファンがしっかり「誤読」してくれたことに安心しました。そういう視点はどうやらお持ちじゃなかったのが大変残念です。
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