最初に“Chocolove from AKB48”の情報を知った時、実を言えば私は、せっかくの中西さんのユニットデビューを、あまり喜ぶ気持ちになれなかった。いくつかの点で「それはないだろう」という気がしてしまったからだ。
1 つは、チーム A の中西さん、チーム K の秋元さん・宮澤さんという組み合わせの問題だ。外見やキャラクターの点で、秋元さんと宮澤さんは合うとして、中西さんはどう考えても雰囲気が違う。声質の点では、秋元さんと中西さんがかけ離れているだけでなく、宮澤さんがまた、どちらともまったく違う。いろいろな点で見て、3 人ともそれぞれの魅力はあるけれど、一緒にする意味が分からなかった。刺身とケーキと赤ワイン ( それも、フルボディなやつ ) を一緒に飲み食いするようなものではないか、と思ったのだ。
また「スカルマン」についても、「それはないだろう」と感じた。島本和彦版 ( 石ノ森章太郎版の続編 ) を途中まで読んでいた関係で、一応知っていたので。ちなみに、写真は「スカルマン」の島本版が連載されていた「コミックアルファ」創刊号 ( 1998 年 4 月 7 日号 ) と休刊号 ( 1999 年 9 月 7 日号 )。で、スカルマンというのは、確かに一部のごくマニアックなマンガ好きには伝説として知られていた作品ではあるが、昔ざっと読んだ記憶の範囲だけで言うと、どうしようもなく暗いストーリーなんである(^_^;)。端的に言えば、アイドルの楽曲がエンディングになるにしては、あまりにも似合わない物語だと思ったのだ。
まあ今回、アニメ化に際しては出渕裕さんが設定から何から全面的にリファインするとのことなので、物語のどうしようもない暗さは、いくらか回避されるものと期待するとして、しかし出渕さんという人選がまた実に「通」向けなんじゃないかという気がしたんである。マニアックなアニメ好きにはものすごく受けそうなんだけれども、しかし、アイドルのファン層と重なるような若年層のライトなアニメファンは、どう考えても「スカルマン」を見ないんじゃないか、と思っていたんである。
さらに言えば、レーベルがデフスターでなく、ユニバーサルだというのも気になった。私は音楽業界のことは良く分からないのだが、AKB48 がデフスターと契約している中で、ユニットが別レーベルから出るというのは「あり」なんだろうか?何だかとても不思議なことのように思えるし、ユニットメンバーにとって何か不都合が生じたりしないのだろうかと、心配になってしまったのだった。
しかし、どうであれ一推しメンバーにとってのユニットデビューには違いない。情報だけで文句を言っても仕方がない。とにかく、まずはステージを見、楽曲を聴いてみないことには始まらない。その思いが、迷っていた大阪行きの、最後の背中を押してくれた。
…で、実際にコンサート後のお披露目を見聴きして「ああ、やっぱり実際に歌やステージに触れないで物事を判断すべきではないな」と反省したのだった。
まずユニット構成については、実はまともな人選だということが分かった。曲中で転調があり、大きくイメージを変えるのだが、その前後で明の中西、暗の秋元・宮澤というパート分担がなされているのだ。つまり、このバラバラ感は意図的なものであり、楽曲そのものにとって必要だったということだ ( …ということはつまり、この楽曲だけの臨時ユニットなのだろう、という推測もできるわけだが )。
楽曲自体も、なかなか良かった。転調があってやや憶えにくいため、一般受けするかどうかについては疑問なのだが、私自身はサビのメロディーを中心に、かなり気に入った。歌詞は全く記憶できていないが、基本的には夜の暗さに絶望せず、明日という日に希望を持とう、といった趣旨だったように思うので、私としては好きな内容。声質の点でも、少なくとも大阪でのお披露目で聞いた範囲では、タイプの違う声どうしが不思議な調和を生み出していた。もし、完全に生で歌うことがあるとどうなるのか、ちょっと心配ではあるのだが(^_^;)。
曲を聴いていたら、それまでの疑問が氷解して安心するとともに、一推しの中西さんのユニットデビューがうれしくなって、じわっと涙が出てしまったのだった(^_^;)。そして、ステージを見た後は心から「ユニットデビューおめでとう」と言える気分になっていた。
その後、ちょっと調べてみたら、オープニングの方は TOKIO が歌うらしいし、実写版には鈴木亜美さんが出るらしいし、プロジェクト自体がなかなか大きな仕掛けなのかなという気もして来た。レーベル違いのことは引き続き不安が残るものの、チケットにデフスターが「後援」と書かれているコンサートのステージで、こうやって歌えているのだから、きっと手打ちはできているのだろう。第一、メンバーにとって不都合が生じるような選択を、事務所がするはずもないのだから、素人が心配するようなことではないのだろう。
というわけで、回りくどくなったけれども、改めて“Chocolove from AKB48”ユニットデビューに、おめでとうの言葉を贈りたい。
1 つは、チーム A の中西さん、チーム K の秋元さん・宮澤さんという組み合わせの問題だ。外見やキャラクターの点で、秋元さんと宮澤さんは合うとして、中西さんはどう考えても雰囲気が違う。声質の点では、秋元さんと中西さんがかけ離れているだけでなく、宮澤さんがまた、どちらともまったく違う。いろいろな点で見て、3 人ともそれぞれの魅力はあるけれど、一緒にする意味が分からなかった。刺身とケーキと赤ワイン ( それも、フルボディなやつ ) を一緒に飲み食いするようなものではないか、と思ったのだ。
また「スカルマン」についても、「それはないだろう」と感じた。島本和彦版 ( 石ノ森章太郎版の続編 ) を途中まで読んでいた関係で、一応知っていたので。ちなみに、写真は「スカルマン」の島本版が連載されていた「コミックアルファ」創刊号 ( 1998 年 4 月 7 日号 ) と休刊号 ( 1999 年 9 月 7 日号 )。で、スカルマンというのは、確かに一部のごくマニアックなマンガ好きには伝説として知られていた作品ではあるが、昔ざっと読んだ記憶の範囲だけで言うと、どうしようもなく暗いストーリーなんである(^_^;)。端的に言えば、アイドルの楽曲がエンディングになるにしては、あまりにも似合わない物語だと思ったのだ。
まあ今回、アニメ化に際しては出渕裕さんが設定から何から全面的にリファインするとのことなので、物語のどうしようもない暗さは、いくらか回避されるものと期待するとして、しかし出渕さんという人選がまた実に「通」向けなんじゃないかという気がしたんである。マニアックなアニメ好きにはものすごく受けそうなんだけれども、しかし、アイドルのファン層と重なるような若年層のライトなアニメファンは、どう考えても「スカルマン」を見ないんじゃないか、と思っていたんである。
さらに言えば、レーベルがデフスターでなく、ユニバーサルだというのも気になった。私は音楽業界のことは良く分からないのだが、AKB48 がデフスターと契約している中で、ユニットが別レーベルから出るというのは「あり」なんだろうか?何だかとても不思議なことのように思えるし、ユニットメンバーにとって何か不都合が生じたりしないのだろうかと、心配になってしまったのだった。
しかし、どうであれ一推しメンバーにとってのユニットデビューには違いない。情報だけで文句を言っても仕方がない。とにかく、まずはステージを見、楽曲を聴いてみないことには始まらない。その思いが、迷っていた大阪行きの、最後の背中を押してくれた。
…で、実際にコンサート後のお披露目を見聴きして「ああ、やっぱり実際に歌やステージに触れないで物事を判断すべきではないな」と反省したのだった。
まずユニット構成については、実はまともな人選だということが分かった。曲中で転調があり、大きくイメージを変えるのだが、その前後で明の中西、暗の秋元・宮澤というパート分担がなされているのだ。つまり、このバラバラ感は意図的なものであり、楽曲そのものにとって必要だったということだ ( …ということはつまり、この楽曲だけの臨時ユニットなのだろう、という推測もできるわけだが )。
楽曲自体も、なかなか良かった。転調があってやや憶えにくいため、一般受けするかどうかについては疑問なのだが、私自身はサビのメロディーを中心に、かなり気に入った。歌詞は全く記憶できていないが、基本的には夜の暗さに絶望せず、明日という日に希望を持とう、といった趣旨だったように思うので、私としては好きな内容。声質の点でも、少なくとも大阪でのお披露目で聞いた範囲では、タイプの違う声どうしが不思議な調和を生み出していた。もし、完全に生で歌うことがあるとどうなるのか、ちょっと心配ではあるのだが(^_^;)。
曲を聴いていたら、それまでの疑問が氷解して安心するとともに、一推しの中西さんのユニットデビューがうれしくなって、じわっと涙が出てしまったのだった(^_^;)。そして、ステージを見た後は心から「ユニットデビューおめでとう」と言える気分になっていた。
その後、ちょっと調べてみたら、オープニングの方は TOKIO が歌うらしいし、実写版には鈴木亜美さんが出るらしいし、プロジェクト自体がなかなか大きな仕掛けなのかなという気もして来た。レーベル違いのことは引き続き不安が残るものの、チケットにデフスターが「後援」と書かれているコンサートのステージで、こうやって歌えているのだから、きっと手打ちはできているのだろう。第一、メンバーにとって不都合が生じるような選択を、事務所がするはずもないのだから、素人が心配するようなことではないのだろう。
というわけで、回りくどくなったけれども、改めて“Chocolove from AKB48”ユニットデビューに、おめでとうの言葉を贈りたい。
少し前の、アーティストブログでのデフスター批判ですが、「元」デフスター所属、という人だったような気がします。ただ版権の関係で、特定グループ名でのCDなどはデフスターからしか出せない、という縛りが残っているという文脈だったかと。
あのアーティストの発言内容の適否についてはさておき(笑)、デフスターに所属していながら身内への批判を表にさらす、というものではなかったのかなと。なので、デフスターがそういうことにこだわっていないかどうかは分からないといったところですね。