北海道探偵(興信所)社長の独り言 (株)アイシン探偵事務所

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旭川市・探偵事務所のよもやま話 家出人・失踪人についての警察の対応

2016年10月20日 | 旭川
(株)アイシン探偵事務所  代表の高橋です。




当社は旭川市を含め、北海道全域で様々な調査を承っております。




今回は『家出人・失踪人についての警察の対応』について。




家族が突然、失踪をしてしまう。




まずは警察に「失踪人捜索願」を出すことになります。




ですが、警察の対応は基本的になにもしてくれません。




それが、たとえ遺書を残しての失踪であっても同じです。




例えば、警察官が失踪人の立ち回りそうなところを見回るとか、




失踪人の友人に聞き込みをするなどのことはしてくれません。




なぜか?




家出や失踪は犯罪ではないからです。




警察が失踪人を積極的に探してくれるのは、事件性がある場合です。




誘拐や拉致監禁の可能性がある場合に限られます。




ですが、警察が家出人捜索願を出した場合、




2つのことをしてくれる可能性があります。




それは「Nシステムへの登録」と「携帯電話の位置情報の確認」です。




Nシステムとは国道や高速道などにおいて設置されている




ナンバー自動読み取りシステムです。




これは失踪人がクルマで失踪した場合に




そのクルマがNシステムを通過した場合に情報が得られる。




ですが、あくまでも失踪人のクルマが通過したとの情報であり、




すぐに当人の確保には至らない。




また、携帯電話の位置情報の確認ですが、




これもその時の警察官の判断でしてくれるときと、してくれないときがあります。




いずれにしても、警察が直接的に家出人を探してくれることはない。




警察の対応の基本にあるのは、家出人が自らの意思で失踪した場合、




その意思が尊重される・・・と考えるのです。




また、失踪、家出は犯罪ではない・・・とのことも根底にあります。







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