グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

じょうぶなイネ苗をつくりましょう。

2020-02-26 22:27:52 | Weblog
じょうぶなイネ苗をつくりましょう。
はやいところでは緑化から硬化の段階にはいってきた早期水稲の苗
作りですが、本年は 時ならぬ高温つづきの天候となり、苗の生育
が徒長気味に推移しているようです。

そのような 葉が伸びすぎている場合や 葉色が濃すぎる場合の対
応策ですが、

 ● アクセル2号のまずは500倍液の施用[最終的に300倍]
 ● 早朝の露払い

などを おすすめしてしています。ちなみに従来は竹竿や釣り竿で
の露払いをおすすめしていましたが、いまはミスト機を使う方もふ
えているようですね。お持ちの方はいちど試されると よきかも。

くわえて 順調に生育しているとか、逆に 肥料不足気味であると
いう苗の場合ですが、こちらには例年どおりの多木有機液肥3号の
施用をお願いします。ちなみに使用する場合のステージ別の倍数で
すが

 ●  播種後14日後からは 500倍程度の濃度から施用可能
 ●  田植え前7日くらいからは 200倍程度にする
 ●  田植え前日には、100倍で使用する

というのが、定番の使い方になります。ということで、田植えまで
早いところで約3週間。田植え時に活着のよい苗をつくる方法につ
いてのおはなしでした。


晴れ 本年度におこなった水稲苗の講習会の内容についての
  回は ​こちら​ となります。4月になってからの田植
  ということで、これから浸種だという方には ​こちら​。
  よろしかったら ご参考に。
  

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜