グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

活動自粛についての思い出。

2020-02-26 13:58:17 | Weblog
活動自粛についての思い出。
感染症の拡大防止のためには、社会的活動における人と人との接触の
機会を少なくすること.が必要である・・ということから、いろいろな
イベントの規模縮小や自粛がおこなわれはじめてきていますが・・・
そんな感染症による活動自粛としての体験として、2010年に起こった
ここ宮崎県での家畜の伝染病である口蹄疫の発生とその蔓延を予防する
ための、市民生活の自粛がありました。ということで、2011年に起こ
った韓国での口蹄疫の大発生時に書いた過去分ですが、そして口蹄疫は
あくまで家畜にかぎった感染症ではありますが、今後はこういうことが
おこった・おこりうるかも という感染症防止のための実例として よ
ろしかったらご参考に。

 ↓

『 市民生活全体に多大な影響を及ぼす感染症。 / 2011年分

宮崎県において、2010年3月頃発生し7月4日に終息確認した牛・
豚、そして水牛の口蹄疫の流行・・・その発生中の口蹄疫の影響は、畜
産農家だけに留まらず、宮崎在住のすべての住民の市民生活にも多大な
る影響
を及ぼしました。

6月13日の西日本新聞は、その状況をつぎのように伝えていました。

宮崎県で流行が拡大する口蹄疫(こうていえき)は、県都・宮崎市の
 ほか、都城市や日向市でも感染疑いが判明し、市民生活にさらなる制
 約を及ぼし始めた。ウイルスの媒介を防ぐため、図書館や体育館、さ
 らには地域住民の拠点となる公民館や福祉施設も当面閉じられるため
 だ。市民は「仕方がない」と冷静に受け止めながらも、終わりの見え
 ない息苦しさを感じている。
 県内で最も人口が多い宮崎市(約40万人)と2位の都城市(約17
 万人)で12日までに休館した公共施設は、計211に及んでいる。
 「梅雨入りしたから、ちょうどあす連れていこうと思っていたのに…」
 宮崎市下北方町の保育士鈴木千鶴さん(34)は、自宅近くの大淀川
 学習館の休館に嘆息した。市内の動物園はとうに休園。魚やカメを見
 ることができる学習館は屋内施設でもあり、2歳半の長男を連れて行
 くにはちょうどいい場所だった。絵本を借りるのに利用していた県立
 図書館も休館。「出かけるところがどこにもない。仕方がないとはい
 え、なんだか寂しいです」と残念がった。


都城市は日本一の畜産王国であり、バレーボールが盛んなことでも知
 られる。練習や試合で市立体育館を利用してきた地元のバレーボール
 協会の福留義広会長は「4月下旬から練習は自粛していた。早く安全
 宣言が出て練習を再開できるのを心待ちにしていたが、遠くなった感
 じがする」。
 人口6万人の日向市は、30日までの予定で20施設を休館としたほ
 か、小中学校の体育館で活動している地域のスポーツクラブも自粛し
 てもらうことを決めたという。

 
口蹄疫は、心の余裕も奪いかねない。宮崎市神宮西の画家、津曲和武
 さん(70)が事務局長を務める「二科会宮崎支部」は、市内の公民
 館でボランティアで絵画教室を開いているが、公民館が利用できなく
 なり、教室も中止に。「本来なら絵を描いたり見たりして元気を取り
 戻してほしいのだが…」。13日まで展覧会を開いている県立美術館
 も14日から休館
となる。

 
市民の憩いの場も閉鎖された。都城市の「山之口あじさい公園」では、
 約3万本のアジサイが人の目に触れることなく、雨にぬれながら、見
 ごろを迎えている。


そしていま・・・です。お隣の韓国でおこっている殺処分された家畜が
210万頭を超えたといわれる口蹄疫被害は、宮崎のケースよりもはる
かに大きな影響を韓国社会に及ぼしている
とのことです。そんな韓国社
会でおこっている現実についてのニュースは こちら と こちら  。


晴れ  これほどまでに韓国にひろがった口蹄疫の惨状ついての
   回は 
こちら 。


51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜