グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

やってきた チャドクガ。

2022-05-27 17:25:09 | Weblog
やってきた チャドクガ。
昨年より二週間ほど遅く窓辺に現れた不吉な黄色い使者・・・・そう
なんです、ガーデニングファンにはお馴染みのこの虫が


        刺す チャドクガ.jpg 

 チャドクガ です。

 
本州以南の日本各地に分布し、春と秋の年2回にわたって発生するこの虫
いまが越冬した卵から幼虫が孵化する時期となります。

そしてなにより恐ろしいのは、このガの持つ毒針状になった体毛。
その毒針で被害を受けたときの様子は、つぎのように描写されていま
すよ。

 毒針毛は非常に細かく、長袖でも夏服などは繊維のすきまから入
 り込む。直接触れなくても木の下を通ったり、風下にいるだけで
 被害にあうことがある。またハチの毒などと違って幼虫自身の生
 死に関わらず発症するので、幼虫の脱皮殻や、殺虫剤散布後の死
 骸にも注意が必要である。被害にあったときに着ていた衣服は毒
 針毛が付着しているので、取扱いに注意する。成虫も毒があり、
 卵塊は成虫の体毛に覆われているので、幼虫の時期のみでなく年
 間通じて注意が必要である。


というわけですから、「刺されて」被害にあう人が後を絶たないとい
う状況になることが多いのに納得させられますね。さらには

 
 ヒトにアレルギー反応をおこさせるとされている毒針毛の影響で
 すが、“1回目より2回目、2回目より3回目というふうに回数
 を重ねる毎に症状が重くなる”という見解


あるようです。

したがって対策としては、少なからず毎年この虫が発生するお庭で
は刺されないようにすることが肝要で、そのためには

  庭のなかのツバキ科の樹木だけでも、早めに剪定
  葉の裏に卵塊を発見したら、即座に葉ごと処分
  孵化したてのケムシが発生している場合も、即座に葉ごと処分
  剪定作業に使用した服は、すぐに着替えて、洗濯

というような、はやめはやめの対応をして先手を取ることが肝要 です。

・・・そして、そんな剪定作業を終えた本日。

虫被害を受けることなく作業を終えることができたと思いきや・・・
午後になったとたんに いろんなところが痒い気がするのは、これは
気のせい?


晴れ 寒さで遅くなったり、温かさで早くなったりする虫の発生。
  ただ温度さえあがってくれば、一気に大発生しちゃったり
  もするのが彼らの常。 まさに 油断大敵です。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜」


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