グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

師走にほの暗い空間で咲くお花といえば。

2019-12-09 16:44:08 | Weblog
師走にほの暗い空間で咲くお花といえば。
道路に面した表側の長さは狭いものの 奥になが~い、いわゆるうなぎ
の寝床みたいな、町屋の中庭の きれいに剪定して 樹形をつくられた
樹木の下などの やや暗い空間にて、

12月のこの師走の時期に、まるでぼんやりと空中に浮かぶ白い珠のよ
うに咲くお花。陽が沈むころの 仄暗い灯りのなかでみると ちょうど
空間に漂うオーブのようにも見えるお花・・・

     
      

余談ですが、昼間の時間にアップにするとけっこう明るい感じに映って
しまってちょっと いま書いてる文章とちがってきたな、と あせらさ
れてもしまう このお花/笑・・・

      

これが いまの時期に満開となる ヤツデのお花 です。

このヤツデ、自然の状態であれば関東以西の、おもに海岸近くの森林
のなかなどの、日当たりのあまりよくない森林のなかで自生していま
すが、 
その暗い空間において花茎を含めてよく目立つお花を咲かすのは受粉
に利用するためのハエやハチにアブ、そして夕刻から夜間にかけては
蛾などの昆虫たちをあつめるための戦略であるのでしょうね。

ということで今回は、 咲く種類のお花がすくない師走の時期に咲く
ヤツデのお花のご紹介でした。

ちなみにこの写真のヤツデ。     
きれいに剪定されているイチイガシ[大天狗も樹上にいそうな]の巨木
の根元に植えられてます。


晴れ ヤツデの別名、それは テングノハウチワ。 昔ばなし
  などの絵本の天狗さまの手元をみると、たしかにヤツデ
  状のウチワをお持ちになってますが、そんな話は次回へ。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「地里山複合大汚染」​