GAPが必要なのは・・・むしろ政府なのでは。
農業界とくにJA全農に向かって、ことあるごとに GAP取得を
力説・強調される 自民党の小泉進次郎自民党農林部長。
ここででてくる GAP とは、「Good Agricultural Practice
の略であり、いわゆる生産者が栽培から出荷までに守るべき認証
で、農業生産工程管理 といわれているものです。
この GAP/農業生産工程管理。
農業生産工程管理というと、なんだかむずかしそうなものに考え
てしまいがちですが、実際には
■ 農薬を使うときは使用基準を守る
■ 生産する場合の衛生管理に気をつける
■ 収穫物物は清潔な水で洗う
■ 出荷物への異物混入などを防止する
■ 生産する場所の環境を保全する
■ 使う機械類は洗浄し、整理整頓する
などといった、生産物を作り出す実際の農作業にとっては[小泉
農林部長にいわれるまでもない]当たり前のことともいうべき基
本的な事柄から成り立っているだけの簡単なルールの集合体とな
ります。
ただし。
ここで大切なのは・・・やはり記録です。[生産工程ごとに想定
されるハザードとそれに対応したリスク管理措置をリストアップ
し、リストに従って着実にリスク管理措置を実施したうえで]実
施した取り組みを記録する。記録することで、栽培から出荷まで
に到る 第三者の理解と信用をえることができるのです。
さてそこで・・・昨今の大問題となっている森友・加計問題。こ
こで大問題となっているのは、なんといっても記録がない・記憶
にないと政府側が繰り返していること。
“そもそも今回の森友・加計問題は、通常とは異なる権力の行使が
行われ、その結果として普通では降りないはずの許認可が降りた
と同時に相当額の税金が投入されているにもかかわらず、その
権力行使の正当性を裏付ける記録が何も残っていないところに
問題の核心がある“
と、されていることです。
・・・さあ ここで。思い出されるのは自民党農林部長さま の
凛々しいお姿。[農業界を叱咤激励する]いつもの調子で、
政府にも、いや政府にこそはGAPが必要だっ
と、たまには/笑 安倍さんに向かって いってやってくださいな
[そうしたら農業界のGAP取得もぐぐっと加速度的に進むにち
がいないし]。
ということで今回は、「ジミーがんばれよ」と 振られたあとに
「お前もがんばれよ!」と答える、そんなジミー大西の名人ギャグ
みたいなおはなしでした。
◎ さて、農家で話題になることも多い、税務調査。そんな
調査がはいった日には、やっぱりやってみたいですよね、
新国税庁長官に栄転された佐川さんふうの「資料はすべ
て廃棄しちゃったので」などという発言ごっこ。
「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」