グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

早期水稲の田植え、始まりましたが。

2015-03-26 18:24:59 | Weblog
早期水稲の田植え、始まりましたが。K

週末までは低温と冷風の恐れのある宮崎県地方。そんななかでの田植
えの時期に関するはなしとなります。昨年分ですが、よろしかったら。
ちなみに 本年は5日程度季節が遅れている・・・といったかんじで
もあります。ということで、27日以降の田植えが安全かも。。

 ↓

昨日からひきつづいて 最高気温が20度を超えた昨日・18日から
宮崎県の沿岸部では早期水稲の田植えが本格的に開始され始めました。

ちなみに気になる宮崎県平野部の3月18日から1週間の気温予想は

 月日  18日 19日 20日 21日 22日 23日  
 最高  22度 19度 19度 15度 15度 17度
 最低  11度 11度 11度 06度 02度 05度

とされており、稲の生育にとっては 21日から23日の最低気温と
強風被害が心配されているところです。

その対策ですが、なによりも

 低温&強風が予想される場合には 田の水を深くする

ことが、植えつけられたばかりの苗を寒さから守るなによりの方策で
すので、田んぼへのかん水を早め早めに対応実施されるのが得策です。

なんといっても

 用水の水は無尽蔵ではないもの

です。地区内の田植えがすんだ田んぼに 一斉にかん水をはじめたり、
これから代をあける田んぼが これまた一斉に水を入れ始めたりすれ
ば、水が不足しがちになるのは目に見えたこと。いざ かん水しよう
と思い立っても、肝心の水量が少なくなっていたとしたら対処しようが
ありません。したがってはじめから

 田植えの時期の水は不足するもの・少なくて当たり前

と、考えておくほうが むしろ安全 です。

付け加えまして、明日の20日の田植えを予定されている方。

低温&強風の影響で苗の葉先枯れが発生すれば[田植えを遅らせるよ
りも
]かえって分けつ確保に苦労することにもなります。

本日19日のうちに地区内の水の様子を観察して、水が足らないよう
であれぱ 20日の田植えは延期
して 23日以降に田植えするのが
無難かもしれませんね。


◎ 代を開けた田んぼの カエルが鳴きはじめるのが気温12度
  今年は代を開けた田からの、彼らの声がまだ聞こえないのが
  けっこう気になるところなんです。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染