脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

自殺予防週間

2008年09月09日 | つぶやき

今日は9月9日で救急の日だそうです。

 

さらに明日9月10日から16日まで、

自殺予防週間だそうです。

以下、

内閣府からのおしらせです。

新聞広告です。

『「自殺は予防できます。」

身近な人の心のサインに気づいてください。

「死にたい」と思っていませんか。

あなたの思いを伝えてください。』・・・・・

ですって・・・。

 

・・・そう簡単に言われてもねぇ・・・

 

脳脊髄液減少症なのに、長年病名もわからず、

苦しみを誰に訴えても訴えても、

得たいのしれない難しい症状を、医師に

必死で伝えても伝えても、

 

苦しみの深刻さを信じてもらえず、

まともにとりあってもらえなかった私からみたら、

 

「あなたの思いを伝えてください。」なんて言葉は

形式的なそらぞらしい言葉に感じます。

 

自殺してしまうような方は、

苦しい思いを誰かに伝えたってどうせ伝わらないと思いこんでしまったり、

伝えようとして努力しても、

いくらSOSを発しても、

実際にはなかなか人に苦しみが伝わらず、

 

「助けてもらえない。」

「自分ではもう、どうすることもできない。」

「生きていることに耐えられない、もうダメだ。」

と、思いつめて力尽きてしまうから、

自殺してしまうのではないでしょうか?

 

自殺者は年間3万人を越えるそうですね・・・

一日に90人もの人が毎日自殺している計算になるそうですね。

未遂者はその10倍くらいいるそうですね。

 

私も脳脊髄液が漏れているとは知らず

原因不明のさまざまな症状に、さんざん苦しみ、

生きたいけれど、あまりのこの重苦しい肉体を

死んで脱ぎ捨ててしまいたいと思ったことも

ありました。

 

病名がなかった時代だから、仕方がないとはいえ、

苦しみをいくら周囲や医師に訴えても、相談しても、

誰もわかってくれませんでした。

 

だから、

私は、この3万人の自殺者数の中に、交通事故被害者で、

本人も知らないうちに脳脊髄液減少症を発症している人が

きっと含まれていると思っています。

 

なぜなら、

自殺者の自殺原因の調査で

うつ状態や精神疾患とされたり、自殺動機では、上位に

健康上の悩み、病苦、

仕事上や経済的な悩み、

家庭上の悩み、

が挙げられており、

それらは皆、脳脊髄液減少症でも、かなりの確率で

2次的に引き起こされることがあるからです。

 

私も交通事故後、さまざまな心身の苦しみに

次々と見舞われ、

何とかしようと、 医師めぐりもしましたが

検査で異常が見つからず、精神的なものにされたこともあります。

 

医療相談機関の電話相談にもかけて相談しましたが、

当時では脳脊髄液減少症という病名はこの世にまだ存在せず、

真相にはたどりつけませんでしたから、

何の解決にもつながりませんでした。 

 

私はその時、自分の抱えたこの苦しみは人には伝わらない種類のものだと悟ってしまいました。

 

NPOライフリンクの方がたが、自殺者の調査をもしてくださったそうですね。

ぜひ、これからは脳脊髄液減少症と自殺の関連性についても視野に入れて、

声なき声に耳を傾けて詳しく調査してほしいと思っています。

どうかよろしくお願いします。

  

 交通事故で見えない怪我を負ったために、

本人も気づかない間に、脳脊髄液減少症の病魔がしのびより、知らない間に病によって人生をだいなしにされているのに、

死にたいほどの状況に追い込まれているのに、

まるで本人のせいにされている人も

私以外にも、きっと大勢いるはずです。

 

よく、自殺者は交通事故志望者数の何倍とかいう比べられ方をしますが、

軽症も含めた膨大な人数の、交通事故負傷者の存在も忘れないでほしいと思うのです。

 

私の経験からしても、

それらの交通事故負傷者の方の中にも、

(見えない怪我がもたらす苦しみによる)

自殺予備軍が発生する危険があると感じています

 

軽症とされた人も含めた膨大な負傷者の中には

知らない間に脳脊髄液減少症を発症している方もきっといるはずです。

交通事故で、目だった怪我がないために、軽症と判断されてしまい、

それ以後出てくる症状を、誰もまともに受け止めてくれず、

私のように、時間差で脳脊髄液減少症の症状が現れたために、交通事故との因果関係に本人も気づきにくく、

死に逃げ出したいほどの心身の苦しみや、

うつ病や精神疾患のような状態に、2次的にさせられ、

 

原因のはっきりしない体の不調と精神の不調のために、

医療からも見捨てられ、放置されている方も

きっといるはずです。

 

自分でどんなに克服しようと努力しても、

脳脊髄液減少症の身体症状、精神症状は改善せず、

次第に日常生活まで侵しはじめ、

仕事がうまくいかなくなったり、職場を追われ失業したり、

それで経済的に追い込まれ、それで家庭もおかしくなったり、

 

高次脳機能障害で、忘れっぽくなったり、物忘れしたり、

怒りっぽくなったりで人間関係もおかしくなり、孤立し、

大切な人との人間関係にもヒビが入ったりと、

次第にすべてが狂いはじめるのです。

 

交通事故死亡者数にばかり気をとられることなく、

事故負傷者として命があり、生きているからこそ

いつ、自殺につながる事態に追い込まれるかもしれないことに

気づいてほしいのです。

 

事故負傷者の方がたの中に潜む、

脳脊髄液減少症を早期発見、早期治療することは、

自殺者を予防することにもつながると

私は思っています。

逆に、脳脊髄液減少症を早期発見、早期治療しないことは

人の命を軽視した行為だと思っています。

 

否定派医師の行為は

人命軽視の行為と同じだと思います。

 

脳脊髄液減少症になっていることに気づかず、治療も受けず、放置されれば、

体の症状も精神の症状も次第にひどくなり、

その心身の苦痛はやがて耐え難いものになります。

 

しかも、頼みの医師にすら、脳脊髄液減少症を知らないために、冷たい目で見られ続ければ

八方塞がりになり、

もう、自分ではどうすることもできず、出口を見つける気力も

助けを求める気力もなくなります。

 

幸い、私は生き延び、病名にたどりつき、治療も受けられ、

かろうじて現在がありますが、

自分の過去を振り返ると、

交通事故で同じような目に逢い、

脳脊髄液減少症にさせられて、自分でも苦しみの真相を知らないまま、

自ら死を選んでしまった方もいるような気がしていたたまれません。

 

脳脊髄液減少症問題に、医師や国や行政が真剣に取り組むということは、

ひいては、自殺予防にもつながってくると私は思っています。

 

だいたい、国や社会が自殺防止に

本当に真剣に取り組もうとしているのなら、

自殺者もでるほどの、脳脊髄液減少症患者の

必死の叫びを、こんなに長期間、ほったらかして、

否定派医師をはびこらせ、

何の具体的な支援対策もたたないまま、

こんなに長く、患者を救済しないままなのはおかしいと思います。

 

否定派医師がいる限り、

患者に国からの救助の手はさしのべられず、

患者や死にたいほどに追い詰められている人の

必死の叫びなんか、

生の患者がいくら声をあげても、

国にも社会にもなかなか伝わらないじゃないですか!!

 

こんな体験をしている脳脊髄液減少症患者の私から見たら、

自殺予防週間だからって、

「あなたの思いを伝えてください。」なんて

表面的な言葉は

白々しいメッセージに聞こえます。

 

こんな社会では、

「苦しみを訴えても、助けてもらえない、

訴えても助けてもらえないなら、思いを伝えるだけ無駄だ。」

そう思いこんで絶望してしまう人がでても、仕方がないじゃないですか?

 

キャンペーン的な掛け声だけではなく、

形式的な呼びかけではなく、

 

実際に、死にたいほどに苦しくて、

自分ではもうこれ以上どうすることもできなくて、

生き続けることが苦しくて、耐えられなくて、

でも、

助けてもらえるなら、この苦しみから、助けてもらいたくて、

必死で耐えている状態の方がたを、

 

少しでも楽にしてあげられるような、

もっと、具体的な自殺防止対策を望みます。

 

たとえば、自殺に導かれやすい病の対策を急ぐとか・・・。

何もそれはうつ病だけではないのです。

 

自殺原因になりうる数々の苦しいを生み出すばかりか、

うつ病を引き起こす原因病でもある、

脳脊髄液減少症の対策も急いでほしいと思います。

 

死にたいほど苦しいけれど、生きたい

この苦しみさえなくなれば、生きられるかもしれない。

 

死にたいほどに苦しんでいる人が、そう

最後ののぞみを託して、勇気を出して、

 

「誰かに思いを伝えたら、助けてもらえるかもしれない。

誰かに相談したら、

苦しみから抜け出せる糸口が見つかるかもしれない。」・・・・

そう思えるような

国や社会にしてほしいと思います

 

そのためにはまずは、現実を知ってください。

脳脊髄液減少症患者がどれだけ自殺を考えたことがあるか、

脳脊髄液減少症患者に数多く接している医師に直接聞いてみてください。

 

 

19年度の自殺者の概要

NPO法人 ライフリンク自殺白書

産経新聞

解説委員室

日本心理カウンセラー協会

NPO法人 ライフリンク

毎日新聞

茨城警察

つけたし

毎月の自殺者の推移

自殺対策基本法

 

おまけ・・・       

先ほど、高次脳機能障害のパラリンピック選手の

テレビ放送見ました。

なんというか、脳に傷が認められ、れっきとした後遺症と世に認められた病と

そうでない病の脳脊髄液減少症は、

同じ高次脳機能障害があっても、

こんなにも世の中の扱いが違うのか、という思いで

複雑な思いがわきました。

脳脊髄液減少症の病名では、障害があっても、パラリンピックにはおそらく出られませんものね・・・・

 

コメント (1)
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