今回の週刊朝日と橋下徹大阪市長との対決は、親会社を含めた朝日の全面的敗北に終わったが、その前哨戦が先月あった。事の発端は、86歳の韓国の元従軍慰安婦なる女性が大阪市役所を訪れたときに、橋下市長が応対しなかったことによる。
これに怒った朝日新聞大阪本社の女性記者が、自分のツイッターで市長を「ふざけんな、出てこい」などと挑発した。「偉そうすぎるだろ」という市長の反発にも臆せずさらに今度記者会見に乗り込むと意気盛んだった。
「スチュワーデスっぽい格好をして行ったらいいですか?」
例の市長の週刊誌スキャンダルを皮肉ったのだが、これにはさすがに橋下市長も怒り心頭で直ちにツイートした。
「おー、来い来い。あのなー、どれだけあんたは自信過剰なんだ。あんたのスチュワーデス姿なんて場末のラウンジのお化け祭り以下だぜ。絶対に着て来いよ!」
朝日新聞の女性記者のスチュワーデス姿を是非みたいと外野の自分は期待したが、後がいけない。最初の意気盛んな「記者だましい」もどこへやら、橋下市長に全面謝罪、「…不快な思いをさせてしまいました。しばらく頭を冷やします」とツイッターの休止を宣言する始末。これって、今回と結果的に同じパターン。記者の反骨精神はどこへやら、この平身低頭する豹変ぶりは何だろう。
朝日は橋下市長に連敗続きだ。それも最初と最後の落差が大きすぎる。これでは「水戸黄門」で印籠を見せられた悪党と同じではないか。せめて「暴れん坊将軍」のように最後まで抵抗する姿勢が欲しい。それにしても女性記者のスチュワーデス姿、どうなんだろう。いまだその姿を想像してしまう。場末のでもいい、馬子にも衣装?
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