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ホンダ・NSR250R。(番外編vol.9)

2012年07月31日 09時50分54秒 | Weblog
80年代に入って市販バイクは、どんどんレースマシンに近づこうとします。

ご存知の通り当時はとにかくレーサーレプリカ系が大流行だったですからね。

で、その集大成がこのホンダ「NSR250R」だったと思います。

もちろん他にTZR、RGVガンマなどもありましたが、

常に鼻の差で「NSR250R」が勝利してた気がします。

年々、過激化するレーサーレプリカで2サイクルエンジン搭載の、

低排気量バイクはRZ250以来、一つのフォーマットだったですね。

峠を速く走れるバイクは軽くて軽快でなければいけません。

大型バイクや4サイクルエンジンはその点で多少不利だったんですよね。

で、この「NSR250R」ですが登場は86年から。

水冷2スト90度V型2気筒エンジンが搭載されたモデルから「NSR250R」です。

ピーキーで有名な88年モデルを経て90年モデルで、

ある意味完成系を見ます、それがMC21型です。

その後、カードキーやリアを片持式スイングアーム「プロアーム」に

変更したMC28型へと進化していきます。

この頃になると既に世間ではバイクに求める方向性が変わってしまってたため、

衰退の一途をたどることになります。

「NSR250R」も99年をもって他のレプリカモデル同様に姿を消してしまうんですよね。

しかし、最近ではこの「NSR250R」が中古市場で高値で取引されています。

単純に高性能な速いバイクを求める人が増えたのか?

当時買えなかったかつての若者が思いをよみがえらせ購入するのか?

理由は定かでありませんが、そういった現象が起こっていますよ。

ただ言えるのは最新のリッターレプリカバイクにも負けない走りが出来る、

これは確実に要因になってるかもしれないですね!