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おすすめじゃない国産スポーツカー。vol.5

2011年05月26日 09時42分59秒 | Weblog
今日の残念カーはトヨタの「MR-S」ですよ。

先代にあたるMR-2の後継モデルのミッドシップカーとして登場しました。

オープンカーであり2シーターのみという点では、

メーカーとして完全なスポーツモデルとして作られたことが分かりますが、

世の中がエコや燃費の良いクルマに注目し始めた頃に登場したことで、

本来のスポーツ性能が削ぎ落とされてしまったクルマだと言えそうです。

それまでのトヨタのスポーツ系に比べ明らかにこの「MR-S」は

…エコカーです。(笑)

これは、最終モデルのセリカにも言えることだと思いますね。

全車に排気量1,800cc、最高出力140ps、

最大トルク17.4kgmの1ZZ-FEエンジン(直列4気筒DOHC・VVT-i)を搭載。

このエンジンの特長は低燃費でそれなりに走るエンジンって感じです。

正直、魅力的とは言えません。

あくまでミッドシップエンジンにオープンエアを楽しんでもらうことを

前提に作られたクルマで速さやレスポンスは2の次になってしまってます。

ある意味、割り切りがつけばそれなりに楽しいクルマなんでしょうが、

やはりフィーリングだけじゃつまらないですね。

それは販売台数が大きく物語っています。

正直、全然売れませんでした。(笑)

近いコンセプトにマツダのロードスターがありますが、

こちらに比べ総生産台数で圧倒的に負けています。

ここに、この「MR-S」の残念の全てが物語ってる気がしますね。

トヨタ最後のスポーツカーはこうゆう結果から、

完全な廃止方向に向かってしまったのかもしれません。

発売は97年からで、生産中止が07年でした。