[※ 『ふくしま原発作業員日誌-イチエフの真実、9年間の記録』(片山夏子、朝日新聞出版、2020年2月刊、1700円)↑]
(2021年05月30日[日])
東京新聞の【社説/週のはじめに考える 地域再生可能エネ】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/106028?rct=editorial)。
《愛知県豊田市の山村地域に電力を供給する「三河の山里コミュニティパワー(略称・MYパワー)」の社長は、地域の中核医療を担うJA愛知厚生連・足助病院の早川富博名誉院長(70)。同病院の現役の内科医でもある人です。なぜ名誉院長が、電力会社の社長を兼ねるようになったのか−。それには深い理由がありました。一九九六年に内科部長として足助病院に赴任した早川さんは、先端医療へのアクセスが困難な過疎地の実情に危機感を覚え、以来、地域の中で隣人同士が見守り合い、支え合いながら、病気を予防し、重症化を防ぎ、健康寿命を延ばすための仕組みづくりをライフワークにしています》。
まさにFEC自給圏(内橋克人さん)=FEC、Food-Care-Energy。
『●『不安社会を生きる』読了(2/2)』
『●『新版 悪夢のサイクル/ネオリベラリズム循環』読了(4/4)』
『●原発絶対断固反対!』
『●FECにつながる「地給率」』
『●SLAPPと祝島』
『●まさに、FEC自給圏を目指せ』
『●内橋克人さんインタビュー:
〝貧困マジョリティー〟の形成と『FEC自給圏』への志向』
『●衆院選の惨敗と参院選という正念場:
FEC自給圏・「浪費なき成長」と「暗闇の思想」』
『●原子力ムラに対して、開き直ろう!:
こういう挑発や脅し、騙しに乗ってはならない』
『●居直ろう!: 〈毒食わば皿まで〉?
「一度認めた以上、どこまでも認めるという論理の一貫性」?』
『●電源構成(エネルギーミックス)案という貧相な「未来図」:
泥棒やその子分に縄をなわせる愚』
「ニッポンにとって、デンマークはとても参考になると思うのですが?
内橋克人さんのFEC自給圏の確立を」
『●「始まりの地、福島から日本を変える」:
シェーナウ電力、会津電力、飯舘電力…内橋克人さんのFEC』
砂上にペラペラの壁を造ってまでも再稼働したくなる浜岡原発という「金のなる巨大木」。「たかが電気のために」政府や与党自公・癒党お維はどうしても発電機能付き「海暖め装置」を動かしたいそうだ、たとえ、死の灰を生み出し続けるトイレなきマンションでも。自民党は核発電所の再稼働どころか、新規増設を主張しています。
【<社説>浜岡停止10年 「脱原発」の先駆けに】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/105149?rct=editorial)によると、《中部電力浜岡原発が停止してから十年。巨大地震の想定震源域にあり、再稼働の見込みは薄い。だが見方を変えれば中電は、日本の主要電力会社の中で原発依存からの脱却に最も近いのではないか。当時の菅直人首相による名指しの停止要請だった。浜岡原発は、南海トラフ巨大地震の想定震源域にあり、東海道新幹線や東名高速道路にも近く、事故が起きれば日本が真っ二つに分断される危険があるからだ。首都圏に近いということもある。その後中部電力は、海抜二十二メートル、長さ一・六キロの防潮堤を築くなどの災害対策を施して、3・11後の新たな規制基準に対する適合審査を原子力規制委員会に申請し、3号機と4号機の再稼働をめざしている。しかし、規制委の中には「世界で一番厳しいところにある原発」という声もあり、審査は遅々として進んでいない。中電はこれまで約二千六百億円の安全対策費をつぎ込んだ。本紙の試算では、この十年間に費やした維持費は一兆円を超える。その上さらに審査の過程でテロ対策の拠点整備などを求められている》。
『●砂上にペラペラの壁を造ってまでも
再稼働したくなる浜岡原発という「金のなる巨大木」』
『●東京電力に資格無し…さらには《なめている》そういったデタラメな
東電を〝育てた〟のは更田氏ら原子力「寄生」委員会や国、自公である』
《原発事故の“戦犯”であり、原発の見直しをおこなうべきときに再稼働というありえない方向へと突き進めさせた責任者が、今度は原発の「新増設」を推進させようとは──。》
最大の戦犯・アベ様が、核発電所を新規に作りたいそうです…正気じゃない。「アベシンゾウ」とでも名付けては如何か?
『●新高速炉「アベシンゾウ」…愚かな核発電「麻薬」中毒患者・
核燃サイクル教信者の罪を後世に残すために』
『●最大の戦犯アベ様「(全電源喪失)事態が発生するとは考えられない」
――― 津波・冷却機能喪失対策をとらずに東京電力核発電人災が発生』
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/106028?rct=editorial】
社説
週のはじめに考える 地域再生可能エネ
2021年5月23日 07時33分
愛知県豊田市の山村地域に電力を供給する「三河の山里コミュニティパワー(略称・MYパワー)」の社長は、地域の中核医療を担うJA愛知厚生連・足助病院の早川富博名誉院長(70)。同病院の現役の内科医でもある人です。
なぜ名誉院長が、電力会社の社長を兼ねるようになったのか−。それには深い理由がありました。
一九九六年に内科部長として足助病院に赴任した早川さんは、先端医療へのアクセスが困難な過疎地の実情に危機感を覚え、以来、地域の中で隣人同士が見守り合い、支え合いながら、病気を予防し、重症化を防ぎ、健康寿命を延ばすための仕組みづくりをライフワークにしています。
◆たすけあいプロジェクト
医師やケアマネ、ヘルパーらが電子カルテを共有する地域医療連携システムを構築し、自らも健康講座の講師として地域を巡回するなど、農林水産省や厚生労働省の補助金を駆使しながら、さまざまな事業を展開。二〇一六年には名古屋大学や豊田市と共同で「たすけあいプロジェクト」をスタートさせ、ボランティアによる通院支援や、独居高齢者の家にセンサーを取り付けて、日常の暮らしを見守る活動などを試みています。
しかし、補助金頼みの事業には持続可能性がない。経済的自立の道を模索していた早川さんに「電力会社をつくりませんか」と声をかけたのが、名古屋に拠点を置く環境NPO代表の萩原喜之さん(68)。フクシマの惨状を見て萩原さんは「もう原発の電気を使いたくない。電力の選択肢をつくりたい」と考えるようになっていたということです。山村活性化の活動を通じて、早川さんとは旧知の間柄でした。
その半年ほど前、電力の小売りが完全自由化されていました。
経済産業省に電力小売り事業者の登録を申請し、調達先や資産状況の審査を受けて、認可が下りれば、看板を上げられます。電源の切り替えは、自由化を前提に設立された国の電力広域的運営推進機関が引き受けます。
小売りといっても基本的には、パソコン上で顧客管理や料金管理をするだけです。開設場所を探していた萩原さんは「売電の利益で見守り事業を継続できる」と、早川さんに訴えました。
早川さんはこれに賛同、「平成の大合併」後、市域の三分の二を占めるようになった山村の疲弊に悩む豊田市に“営業”をかけ、約七百の公共施設で電力を引き受けてもらえることになりました。
このようにしておととし設立された「MYパワー」−。「地域医療」と「地域電力」。二人の思いが三河の山里で交差しました。
◆「地産地消」をめざす
契約電力は約一万一千キロワット。月々の売り上げは約三千万円。仕入れ先は主に、今は原発で発電をしていない中部電力ですが、将来的には「地産地消」を目指し、再生可能エネルギーによる電源の開発を進めています。事業所や民家に太陽光パネルなどを設置してもらい、自家消費の余剰電力の買い取りを始めているほか、小水力発電も計画しています。
「豊田市の山村地域からは、年間二十五億円以上が、電気代として域外に流出している計算です。電力の地産地消を進めていけば、地域の中にお金が残り、循環することになるはずです」と、萩原さんは考えます。
過疎の山村が抱える課題は医療だけではありません。一部の集落で実施した「困りごと調査」の中からも「森が荒れる」「耕作放棄を食い止めたい」「高校をつぶしてほしくない」−と、さまざまな課題が浮上しています。
「集落ごとにミニ発電所を設置してもらい、MYパワーへの売電などで得た収入を地域の課題解決に回す−。そんな仕組みを地元の金融機関と組んでつくりたい。電力の地産地消によるお金の地産地消です。太陽の光はタダですし」と萩原さんは将来像を描きます。
早川さんは期待します。
「コロナ後のしぼんでいく社会の中で、よりいっそう地域の自立が求められることになるでしょう。地域の中でお金をつくって回していけば、健康寿命も延ばせるし、社会参加も進んで、若い世代になるべくつけを残さずに、コミュニティーも維持していけると思うんです」と。
◆潜在力を引き出す力
大都市一極集中の危うさが、コロナ禍で浮き彫りになりました。地方への人口分散が加速するともいわれています。
過疎は弱点、高齢化は重荷と頭から決め付けず、今そこにあるもの、例えば太陽や風の恵みを利用して、これまで気付かなかった地域の魅力や潜在力を引き出すチャンスなのかもしれません。
「MYパワー」。私の力。太陽や風の力は“地域再生可能エネルギー”にもなるようです。
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[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
(2021年04月25日[日])
岡村夏樹記者による、アサヒコムの記事【安倍氏「議論しろよという思いだ」憲法めぐり枝野氏批判】(https://www.asahi.com/articles/ASP4Q7KG8P4QUTFK026.html)。
《安倍晋三前首相は22日夜、衆院憲法審査会で審議中の憲法改正の手続きを定める国民投票法改正案について、「かつてのソ連とか北朝鮮ではないから、全員一致にはなかなかならない。最後は多数決で決めるのが民主主義の原則だ」と語った。立憲民主党や共産党が現段階で難色を示している改正案の採決を促す考えを示した》。
『●「公平にしないと国民投票は成り立たないもの」…
「公平・公正」、自公お維キトに最もほど遠い言葉』
「東京新聞の桐山桂一さんのコラム【【私説・論説室から】国民投票は
操作される?】」
《憲法改正の是非を問う国民投票は公平に行われる-。どうやらそれは
錯覚らしい。「メディアに操作される憲法改正国民投票」(岩波ブックレット、
本間龍著)…公平・公正であるべき投票運動が、青天井とも言える
広告宣伝費の投入によって歪(ゆが)められる危険が大きい…過去に
国民投票をした英国やフランスなどでは、テレビCMは全面禁止、公的に
配分されるテレビの広報スペースは無料…。つまり公平にしないと
国民投票は成り立たないものなのだ。 (桐山桂一)》
『●「権力の監視」「番犬ジャーナリズム」を発揮せよ…
「鎮火」不可な「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」』
『●パラノイアなディストピアで何を好き好んでアベ様の奴隷に
成り下がりたい?…という人たちの気が知れない』
『●憲法99条無視で、違法に「#選挙妨害を暴力団に
発注するアベ様」が9条壊憲を口にする資格はあるのか?』
『●壊憲…《国民投票という劇薬》に最も求められる
「公平・公正」とは、自公お維キトに最もほど遠い言葉』
息吐く様にウソをつき続けたアベ様の御口から《民主主義の原則》! アベ様がによる人災・コロナ禍のドサクサに紛れて壊憲とは、どこまで醜悪な元首相なのか。「国会議員として恥ずかしいと思わないといけない」って、アベ様ご自身でしょ? 《夕刊フジ主催の憲法に関するシンポジウム》ってのも、如何なものか?
アベ様の究極的な野望は壊憲。斎藤貴男さんは、《要は戦争ができる国にできればいい。それが傭兵としての役割になろうと、彼にとって、そんなことは二の次なのである》。狂っています。真の野党の皆さんは、くれぐれも《「嫌だ」でOK》です。
『●《「憲法の議論をする政党か否か」が参院選の争点》…
アベ様の「壊憲」=「■■■食え」 ⇒ 《「嫌だ」でOK》』
「《「憲法の議論をする政党か否か」が参院選の争点》と嘯くアベ様。
でも、適菜収さんの回答は明白。つまり、アベ様の「壊憲」=
「■■■食え」 ⇒ 《「嫌だ」でOK》。
《論外なものに対しては論外でいい。「ウンコ食え」と言われたら
「嫌だ」でOK。むしろ、対案を示してはならない》」
さて、国会で、アベ様が少なくとも118回も息吐く様にウソをつくことが、昔っから《捏造体質は変わらない》というのではないのかね?
毎日新聞の記事【安倍氏が朝日新聞批判「捏造体質変わらないようだ」具体例示さず】(https://mainichi.jp/articles/20210422/k00/00m/010/369000c)によると、《安倍晋三前首相は22日、東京都内で行われた講演で、朝日新聞の報道について「なかなか、捏造(ねつぞう)体質は変わらないようだ」と批判した。「捏造」の具体例については言及しなかった。安倍氏は、若手議員への教訓として「私は(衆院)当選3回のときから批判されてきた。ずっと批判され続けても首相になったので君らもしっかり批判されろと言っている」と述べた。そのうえで朝日新聞の経営状態について「なかなか今厳しい状況にあるという説もある」とも指摘した。【遠藤修平】》…そうです、呆れる。
朝日新聞は反攻しないのかね? もうその余力も、矜持も無いのか? それとも、朝日新聞は既に「アベ様のNHK」化してしまったのか?
『●「無罪」判決後に、ヘコヘコとアベ様に
「慰労」されに行く新聞記者には「政権の批判」の矜持があるの?』
『●「ゲスの極みの会話」…「安倍がトランプの心を掴んだ理由…
「俺は朝日新聞に勝った」「俺もNYT…」」』
『●<それにつけてもアベ様や小池「ト」知事の無能さよ>…
《政治の無策による人災》の片棒を担いだマスメディアにも大きな責任』
(政界地獄耳)《いくら何でも政権の犯罪を国民は見逃さない》…これは大いなる疑問。《メディアコントロール》の下、118回も国会で息吐く様にウソを吐き続けた元総理が今も国会議員としてのうのうと生きています。7年8カ月に渡り首相で居続けました。与党自公や癒党お維がニッポンを破壊し続けています。
『●《総理大臣経験者が検察に任意聴取されるのは異例中の異例だ》…
刑事責任を問えない? ならば、アベ様を国会で証人喚問して政治責任を』
『●アベ様には一体何枚の舌? 「118回」息吐く様にウソをつき、
国会がコケにされたのに、無《責任政党》から誰一人声を上げない…』
『●《約700万円も使途不明…私的な支払いのために預かった金を
安倍前首相に断りもなく秘書が勝手に流用…それは完全に横領では》?』
『●《自民党の安倍擁護派は野党の質問をことごとく口汚くののしった。
議会と国民にうそをつき、質問者をばかにし…野党批判に変えた》』
『●衆参議運での《訂正》説明後、アベ様は《「説明責任を果たすことが
できた」と胸を張り、さらには来年の衆院選出馬の意向を示した》』
『●(永田健氏)《安倍氏が国民が注視する国会であんな答弁をしたのは
「野党をなめていたから」ではなく「国民をなめていたからだ」…》』
「「《疑惑を持たれた政治家は当然、国民への説明責任を果たすべきだ》
…これまたお得意のブーメラン」。
「ブーメラン…「政治家も責任を取らない結果、政府は無責任体制に
陥り、国家運営の著しい停滞を招いた」by (当時野党)自民党アベ様」。
《「安倍氏は政界一のブーメランの名手」と認定》…さて、新年に
なりましたし、追及の再開を」
数多の例の一つ、下村博文元文科相「指摘は重く受け止めますが、法的には問題がありません」…腐りきっている自民党。
日刊ゲンダイのコラム【ここがおかしい 小林節が斬る!/下村政調会長新刊は「不快度世界一」の間違いではないか】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/288288/2)によると、《翻って、今のわが国は、小泉(竹中)・安倍・菅政権の下で、「新自由主義」の美名の下に弱肉強食の経済政策が強行され、労働法の改悪、福祉・医療・教育の自己負担増、さらに増税で、一般国民は確実に貧しくなった。しかも、モリ・カケ・桜・東北新社等、自民党周辺だけは確実に豊かな格差社会である。こんな現実の中で、自分への裏献金の説明からも逃げた政治家が「安倍後継」総裁候補として、「これからはお金ではなくやすらぎです」などと説教を垂れたのでは、国民は「不快」になるだけではないか。自民党は、まずは責任を取って下野するか、または「福祉国家再興」プランを立てて一度で良いから「実行」して国民の「やすらぎ」を現実に回復させる義務があるはずだ》。
自公お維では無理、ムリ。
『●何度目かの「指摘は重く受け止めますが、法的には
問題がありません」ごっこ by 下村博文元文部科学相』
『●《今必要なのは…野党…少しでも与党に議席で肉薄し伯仲環境を
つくることで、与党に緊張感を与えて…与党の暴走を食い止めることだ》』
壊憲の元祖・風見鶏氏が申し訳ないと謝罪した先は…? 「中曽根康弘元首相/(「新しい憲法を制定する推進大会」にて)長い間(憲法)改正できず誠に日本の歴史に申し訳ないと思っている」(サンデーモーニング、2015年5月3日)。《中曽根元首相の証言でも明らかになったように、軍は現地で娼婦でない女性たちも徴収している》…こういったことにこそ「申し訳ないと思」うべきなのでは?
『●「証拠が出てくれば反省しなければならない」のだから
反省してください』
『●無節操の図: 橋下元大阪〝ト〟知事も十分に〝ト〟、
そして自民党も同じ穴のムジナ』
『●「ヘイトの深層」 『週刊金曜日』
(2014年8月29日号、1005号)についてのつぶやき』
『●『朝日新聞』が「アベ様の犬HK」化しないことを望む:
相対的に「大変にマシな報道機関」はどこか?』
『●中曽根康弘元首相や「産経のドン」故・鹿内信隆氏らは、
あの時、何をしていたのか? …《検閲国家》へと一歩一歩』
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【https://www.asahi.com/articles/ASP4Q7KG8P4QUTFK026.html】
安倍氏「議論しろよという思いだ」憲法めぐり枝野氏批判
岡村夏樹 2021年4月22日 23時10分
(シンポジウムで話す安倍晋三前首相=2021年4月22日午後、
東京都千代田区のよみうりホール、岡村夏樹撮影)
安倍晋三前首相は22日夜、衆院憲法審査会で審議中の憲法改正の手続きを定める国民投票法改正案について、「かつてのソ連とか北朝鮮ではないから、全員一致にはなかなかならない。最後は多数決で決めるのが民主主義の原則だ」と語った。立憲民主党や共産党が現段階で難色を示している改正案の採決を促す考えを示した。
東京都内で開かれた夕刊フジ主催の憲法に関するシンポジウムで語った。安倍氏の発言は、衆参の憲法審査会の開催は全会一致が原則になっていることに疑義を呈した格好でもある。
安倍氏は「憲法審査会は常設の委員会であり、人が張り付き、億を超える予算がかかっている。それなのに議論していない。国会議員として恥ずかしいと思わないといけない」と指摘。国民民主党や日本維新の会が改正案の採決に賛同していることから、「(採決は)国民的な要請ではないのか」と述べた。立憲の枝野幸男代表についても、「枝野氏は安倍晋三が総理の間は議論しないと(言っていた)。私はもう総理ではないから議論しろよという思いだ」と批判した。
憲法9条に自衛隊を明記する憲法改正については改めて意欲を示した。「自衛隊という最大の実力組織について、憲法の中に明文規定がないというのは、おかしいと思わないといけない」と強調。憲法改正の国会発議の要件を3分の2以上から過半数に引き下げる96条についても言及し、「国会議員の3分の1超が改正に反対であれば、国民の半数以上が賛成でも(憲法を)変えられないというのは、今でもいかがなものかと思っている」とも述べた。(岡村夏樹)
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[※ ↑ 新型コロナの対策をめぐる動き (朝日新聞 2021年03月22日、https://www.asahi.com/articles/photo/AS20210321002481.html)]
(2021年03月24日[水])
日刊ゲンダイのコラム【金子勝の「天下の逆襲」/ウィズコロナからゼロコロナに転換しなければ出口なし】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/286207)。
阿部彰芳・松浦祐子・姫野直行の3記者による、アサヒコムの記事【第3波の患者、22都道府県で想定上回る 甘い見積もり】(https://www.asahi.com/articles/ASP3P6SVZP3MULBJ00G.html?iref=pc_ss_date_article)。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/閣僚同士で皮肉合戦、党幹部はギスギス】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202103230000083.html)。
《取るべき対策は、まずは空港検疫の強化だ。来日前、空港到着時、10~14日程度の隔離後のPCR検査は必須だ。菅政権が固執する東京五輪に突っ込めば、数万人規模の関係者が入国し変異株による凄まじい第4波を招きかねない。次に、エピセンター(感染集積地)での集中検査と社会的検査の実施だ》。
《新型コロナウイルス感染症の「第3波」などで生じた最大の患者数が、22都道府県で想定を上回っていたことが朝日新聞の取材でわかった。都道府県が必要な病床数を決めるための患者の最大想定数は、早期に強い対策を取って患者の増加を抑えることを前提とした厚生労働省のシナリオに基づいていた。だがそうした対策が取られず、結果的に患者数の見積もりが甘くなり、病床逼迫(ひっぱく)につながったといえる》。
『●金子勝さん《抜本的なコロナ対策こそ、最大の経済対策なのだ》…
検査検査検査・追跡・保護と社会的検査による無症状感染者の炙り出し』
『●厚労相「義務ではない」扶養照会…カースーオジサン、躊躇わずに
生活保護を申請できるようにしてから「生活保護がある」と言ってくれ』
『●意図的に《検査件数が大きく減っている…東京都は都内の保健所に
対し、「積極的疫学調査」の対象を絞るよう、通知を出している》』
『●《菅政権は、規制改革を政策の重点事項としている。だったら、
国民生活を危機に陥れている感染症の利権を最優先の改革対象とすべき》』
「マガジン9のコラム【森永卓郎の戦争と平和講座 第92回:ゼロコロナ
への政策転換を(森永卓郎)】…《しかし、私は、政府が採っている
ウィズコロナ政策よりも、ゼロコロナ政策のほうが、ずっと即効性があり、
コストが安く、確実で、安全だと考えている》」
《国民にひたすら自粛を求め、何もせずウイルスの自壊を待っているだけ》…。COVID19変異株による第4波に対して一体何をやってきたのか? 《第1波》《第2波》の反省・教訓は一体どこに? そして、「#打つ手なし」で非常事態宣言解除…無為無策無能過ぎる《自助》大好き利権漁りカースーオジサン。なのに、内閣支持率4割と言われても、唖然とするばかりだ。金(カネ)色の五つの輪を実施する気満々だし、GoToを再開したくてしょうがないようだ。与党自公や癒党お維が幅を利かせている限り、いつまでたっても《ゼロコロナ》という目標に到達できない。何年間、《ウィズコロナ》を続けるつもりか? これでは、経済も修復できる訳がない。
日刊ゲンダイの記事【変異株が37都道府県に超速拡大!新規感染22都道府県で増加】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/286871)によると、《新型コロナウイルス第4波の主流になりそうな変異株。日刊ゲンダイが厚労省や自治体の発表をもとに集計したところ、22日までに37都道府県に広がっていることが分かった。これらの自治体の新規感染者数はほとんどが前週比で増加。やっぱり、感染力の強い変異株が感染拡大に拍車をかけている》。
『●《彼女の言う「幸運」とはひとえに自分のための幸運だ。それは
要するに出世して人々の幸運を実現するという使命をどれほど自覚》?』
『●マトモなニッポン国リーダーは居ないのかねぇ? マトモな官僚は
居ないのかねぇ? 「忖度」「虚偽答弁」が蔓延する哀れなニッポン国…』
『●《こんな官僚接待がいまだに行われていたとは、驚きと怒りを禁じ
得ない。しかも、接待した側に菅義偉首相の長男がいた。政官癒着の典型》』
『●アベ様夫人は「私人」と閣議決定 ――― 《首相が息子を助ける
ために首相と息子は別人格と閣議決定しても、その構造は変わらない》』
『●《国会をチェックすることの重要性》、国会を見て下さい…《政府側の
答弁》を《ファクトチェック》して、主権者に発信することの重要さ』
COVID19禍の最中、残念ながら、国会や自民党が酷いことになっています。国会では、野党もソチラに時間を取られてしまう悲惨な状況…。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/閣僚同士で皮肉合戦、党幹部はギスギス】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202103230000083.html)によると、《ふざけるなといえば首相・菅義偉…党大会で「どんなに遅くとも秋までには総選挙があります。この日本を次の世代に引き継いでいくことができるのは、皆さん、私たち自由民主党じゃないでしょうか。私はその先頭に立って、戦い抜く決意であります」と決意を述べたが、内閣と党の側近たちがこのありさまでは先が思いやられる》。
《この日本を次の世代に引き継いでいくことができるのは、皆さん、私たち自由民主党じゃないでしょうか》って、正気でしょうか?
『●前川喜平さん《総務相…経験者…高市氏は「最終決裁者は大臣では
なく局長だ」とあぜんとする言い訳をした…。法律は政治家に甘すぎる》』
「最早諸悪の根源な〝内閣人事局〟を捻じ曲げて、人事でどう喝して、
忖度でしか官僚が生きていけない状況に。滅茶苦茶だ。」
総務省も酷いなぁ、泥沼…《内閣人事局による官僚機構への人事権の行使が、日本の官僚機構を瓦解》。
日刊ゲンダイのコラム【立岩陽一郎 ファクトチェック・ニッポン!/官僚は日本のために仕事をするのであって政権のために仕事をするのではない】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/286885)によると、《武田総務大臣の「記憶がないと言え」発言は、既に明らかになっているこの国の官僚制度の崩壊をあらためて印象付けるものだ。発言が出た3月16日の衆院参考人質疑をあらためて確認した。…私は以前から内閣人事局による官僚機構への人事権の行使が、日本の官僚機構を瓦解させていると指摘してきたが、この場面からも、それを強く感じた。仮に大臣の釈明が事実だったとしても、国会で政府委員が質疑に応じる際に、大臣席から証言に影響を与えるような発言が飛んだことになる。これは健全な状態なのか? 私にはそうは思えない。…官僚は日本のために仕事をするのであって、政権のために仕事をするのではない。「発言」は、その常識を忘れた政官の姿を象徴して余りある》。
『●〝前川喜平になるな佐川宣寿になれ〟!?
「官邸べったり」藤原誠官房長の文科事務次官への昇格人事』
「「前川喜平になるな佐川宣寿になれ」ってこと!? つまり、
《政権・官邸の意向に服従しろ》。文部科学省内で《安倍首相が力を入れる
教育の国家主義化、愛国主義化の強化》してくれそうな、《官邸べったり》
《官邸のイエスマン》藤原誠官房長の文科事務次官への昇格人事。
こんな好き勝手な人事、《ロコツな“官邸人事”》で各省がズタズタに…。
それでも少しはましな「人物」ならまだしもね…。下足番紙にデマを
リークした官邸の意を受け、《和泉洋人首相補佐官の代理人として前川氏を
黙らせるために暗躍》。それに、続・大惨事アベ様内閣の文科相が
アレですものねぇ」
『●《安倍政権にはどうしても、官邸に近い黒川氏を検察トップに
据えたい訳がある…検察が政権に私物化されれば、「首相の犯罪」は…》』
「【本音のコラム 「検察人事の私物化」 前川喜平】…
《同様の「異例の人事」は文科相でも起きた。藤原誠君は2018年
3月末が官房長の定年だったが、異例の定年延長を受け、11月に
事務次官に就任した。本命の小松親次郎文科審議官は退官した。
藤原君は官邸に極めて近い人物、小松君は官邸と距離を置く人物だった》」
『●取巻きに堕さず《官邸と距離を置》くような官僚を左遷するアベ様や
スガ様…《人事でも異常なことが続いています》(前川喜平さん)』
「週刊朝日の対談記事【検察だけでなく、文科事務次官も定年延長
「異常な人事」前川喜平】…《前川:人事でも異常なことが続いて
います。文部科学省では、18年10月に2階級特進のような形で
藤原誠官房長が事務次官に昇任しました。藤原さんは18年3月に
官房長の定年を迎えることになっていたのですが、定年延長を受けて
留任し、同年10月に事務次官になった。藤原さんは官邸に近く
和泉さんとの関係がいい。事務次官の本命だった小松親次郎文科
審議官は退官です。小松さんは、官邸と距離を置いていました》」
そして、文科省までも…これまた赤旗スクープから波及、あの藤原誠氏ではないですか! …《官邸と距離を置》くような官僚を左遷するアベ様やスガ様…《人事でも異常なことが続いています》(前川喜平さん)。まぁ、萩生田光一文科相も加計学園とズブズブでしたものねぇ。下足番紙にデマをリークした官邸は、結局、前川喜平さんを追い落とし、その後、文科省で一体何をやってきたのか?
アサヒコムの記事【文科次官、補助金受給の学校法人と元副大臣の会食に同席】(https://www.asahi.com/articles/ASP3R3SD4P3RUTIL00D.html)によると、《文部科学省の藤原誠事務次官が、文科省から補助金を受けている学校法人の理事長と亀岡偉民・元文科副大臣(現復興副大臣)の会食に同席していたと、萩生田光一文科相が23日の閣議後会見で明らかにした。国家公務員倫理規程は利害関係者からの接待を禁じており、文科省は事実関係を調査する方針》。
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/286207】
金子勝 立教大学大学院特任教授
1952年6月、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。法政大学経済学部教授、慶應義塾大学経済学部教授などを経て現職。慶応義塾大学名誉教授。文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」などにレギュラー出演中。近著「平成経済 衰退の本質」など著書多数。新聞、雑誌、ネットメディアにも多数寄稿している。
金子勝の「天下の逆襲」
ウィズコロナからゼロコロナに転換しなければ出口なし
公開日:2021/03/10 06:00 更新日:2021/03/10 06:00
(国民にひたすら自粛を求め、何もせずウイルスの自壊を
待っているだけ(緊急事態宣言解除の延長を会見する菅首相)
/(C)JMPA)
緊急事態宣言の全面解除は2週間先延ばしにされた。振り返ってみれば、政府の新型コロナウイルス対策は国民にひたすら自粛を求め、何もせずにウイルスの自壊を待っているだけ。「ウィズコロナ」と称し、無症状者の検査を拒む政策が緊急事態を長引かせてきたことは明らかだ。
対策の指針となる基本的対処方針を変更し、クラスター対策の強化として感染拡大地域に保健師を派遣し、業務の外部委託を推進するなどして保健所の検査体制を強化するという。第3波のピークに保健所が手いっぱいになり、濃厚接触者対応をあきらめた経緯があるからだが、それで事態は根本的に改善するのか。戦略的疫学調査と言っても、戦略もなければ数値目標もない。やっているフリのアリバイづくりにしか見えない。「ステージ3」で全面解除すれば、第4波に襲われる可能性が非常に高い。
どうすればいいのか。「ウィズコロナ」から「ゼロコロナ」へ、失敗を重ねたクラスター対策から精密医療への政策の転換が必要だ。変異株の市中感染が拡大し、リバウンド傾向が表れ始めている。中でも、ワクチンが効きにくい恐れがある「E484K」という変異を持つ株の広がりが懸念されている。変異株の徹底的な封じ込めに動かないと、出口は見えない。
取るべき対策は、まずは空港検疫の強化だ。来日前、空港到着時、10~14日程度の隔離後のPCR検査は必須だ。菅政権が固執する東京五輪に突っ込めば、数万人規模の関係者が入国し変異株による凄まじい第4波を招きかねない。
次に、エピセンター(感染集積地)での集中検査と社会的検査の実施だ。例えば東京・新宿区の2月の検査件数は1月の半分以下。531人検査し、83人が陽性で、陽性率は15・63%と高い。こういう地域を残したまま経済活動を再開すれば、感染が再び拡大するのは必定だ。エピセンターの徹底検査が欠かせない。感染リスクが高い介護施設だけでなく、保育園や学校などのエッセンシャルワーカーの定期検査もしなければいけない。地域別のきめ細かい政策が必要だ。
ワクチンの安定供給が見通せるまで、こうした出口戦略を打って初めて経済活動は活発化できる。犠牲者をこれ以上増やさないためには、「ウィズコロナ」から「ゼロコロナ」への転換が必須なのだ。
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【https://www.asahi.com/articles/ASP3P6SVZP3MULBJ00G.html?iref=pc_ss_date_article】
第3波の患者、22都道府県で想定上回る 甘い見積もり
2021年3月22日 6時00分
【新型コロナの対策をめぐる動き】
(https://www.asahi.com/articles/photo/AS20210321002481.html)]】
新型コロナウイルス感染症の「第3波」などで生じた最大の患者数が、22都道府県で想定を上回っていたことが朝日新聞の取材でわかった。都道府県が必要な病床数を決めるための患者の最大想定数は、早期に強い対策を取って患者の増加を抑えることを前提とした厚生労働省のシナリオに基づいていた。だがそうした対策が取られず、結果的に患者数の見積もりが甘くなり、病床逼迫(ひっぱく)につながったといえる。
朝日新聞は2月、都道府県に、自宅療養なども含む患者が最大になった時期と人数を尋ね、全47都道府県から回答を得た。東京、千葉、大阪では1月に最大想定数の3倍以上になっていた。神奈川や京都などの6府県は1月、沖縄県は昨年8月に2倍を超えていた。
昨夏時点、東京の患者の最大想定数は6435人。4千人が入院し、確保する病床は4千床。大阪では最大2088人。1009人が入院し、確保する病床は1615床だった。
患者が最も多かった時期、入院が必要な状態の患者の入院調整が困難なケースが「連日生じた」または「散発した」という都道府県は28。うち20は患者数が一時、最大想定数を上回っていた。
想定を上回る患者が生じた原因の一つは、厚労省が示した「シナリオ」と現実にずれがあったためだ。
「第1波」の収束後の昨年6月、厚労省は次の流行に備えて都道府県に病床確保計画をつくるよう求めた。厚労省は患者数がどう推移するかシナリオを示し、都道府県は、地域で多い年代も考慮して患者の最大想定数を計算。一定割合の患者が入院する設定で、必要な病床数とホテルの部屋数を決めた。
ずれたシナリオ、見直されないまま
シナリオは、流行の早期に都道府県が「社会への協力要請」を出すことが前提だった。昨春の緊急事態宣言のときの外出自粛や営業自粛などと「同等の効果」がある強い対策とされた。その結果、流行が拡大する前に感染が収束する設定だった。対策を要請する発動基準は、1週間の新規感染者が人口10万人あたり2・5人に達してから7日以内。この感染者数は東京では1日平均50人ほどに相当する。
だが、都道府県が計画をつくっていた時期と前後して「第2波」が来た。医療、検査態勢は第1波よりも拡充しており、政府は経済再開に傾いていた。都市部ではある程度感染を許容する状況に変わっていた。
しかし、都道府県が確保する病床数を決めるための「早く強い対策」を前提とした厚労省のシナリオなどは変わらず、第3波に突入した。
厚労省は近く、第3波を上回る感染者を想定した計画作りを都道府県に求める。危機管理に詳しい中央大法科大学院の野村修也教授は、「シナリオ通り進まなかったのに病床確保の計画が見直されないまま、第3波を招いてしまった」とみる。危機対応がシナリオ通りに進まないことはあるとした上で「国と自治体の間で、病床確保という真の目的がもっと真摯(しんし)に共有されていれば、計画を臨機応変に修正するための調整や協議が途中で行われたはずだ。計画作りが仕事の目的になってしまうと、次もまた同じことを繰り返すことになりかねない」と指摘する。(阿部彰芳、松浦祐子、姫野直行)
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202103230000083.html】
コラム
政界地獄耳
2021年3月23日8時3分
閣僚同士で皮肉合戦、党幹部はギスギス
★自民党は党大会も終えていつ解散してもいい臨戦態勢のようだが、その内情はお粗末の限りだ。総務相・武田良太は自らのNTTからの接待疑惑について、結局は認めたものの、文春砲が出る前まで「国民から疑念を招くような会食や会合に応じたことはない」と答弁。見かねた副総理兼財務相・麻生太郎が16日の財務金融委員会で野党に問われ「何回も同じことを言っている。(国民が)テレビで見ていたら、どんなふうにとられるのか」と批判し、とがめることには「あまり仲が良くないので黙っていた」とした。
★その麻生も19日の閣議後の会見で「マスクなんて暑くなって口の周りがかゆくなって、最近えらい皮膚科がはやっているそうだけど。いつまでやるの。真面目に聞いてるんだよ、俺が。あんたら記者なら知っているだろう」と記者たちを挑発した。何も言えない番記者たちも情けないが、それは政府のコロナ対策次第にほかならず、ワクチン接種のスピードや感染拡大の抑制など、マスクの是非は政府が決めることになる。ふざけた話だ。
★ふざけるなといえば首相・菅義偉の4月訪米が「内閣支持率にプラスになる。その時に(解散)というのは考えられる」と早期解散の可能性に言及した政調会長・下村博文に対し幹事長・二階俊博が「解散は菅首相が決めることだ。(下村は)どれだけ仲間の選挙のために汗をかいたのか。自分の選挙は大丈夫なのか。解散なんて軽々しく言うべきものではない」と激怒した。閣僚同士の財務相と総務相は皮肉合戦の応酬、党三役の幹事長と政調会長はこちらも意思の疎通なくぎすぎす。21日の党大会で「どんなに遅くとも秋までには総選挙があります。この日本を次の世代に引き継いでいくことができるのは、皆さん、私たち自由民主党じゃないでしょうか。私はその先頭に立って、戦い抜く決意であります」と決意を述べたが、内閣と党の側近たちがこのありさまでは先が思いやられる。(K)※敬称略
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[※歴代自民党内閣は「国民のために働」いていなかった!? 縁故主義・政権の私物化もアベ様から《継承》 (日刊ゲンダイ 2020年10月14日)↑]
(2021年03月15日[月])
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/「会食したが接待ない」ご飯論法だろう】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202103130000049.html)。
前川喜平さんの、東京新聞の【本音のコラム/全体の奉仕者の責任 前川喜平】(https://twitter.com/SiamCat3/status/1371228338908372994/photo/1)[ツイッターからの孫引き]。
《★昨今の国会の議論だけ聞いていて、与党の発言をまとめただけでも、これをまっとうな政治と呼んでいいのかと思うことばかりだ。安倍政治の延長が通用すると感じているのはその恩恵を受けていた関係者だけで、安倍政権がつくり上げた方便がまかり通る時代ではない。安倍政権では詭弁(きべん)を弄(ろう)して不都合を合法的にするため疑惑が向けられた首相夫人を私人とするなどの閣議決定が多く行われてきた》。
『●マトモなニッポン国リーダーは居ないのかねぇ? マトモな官僚は
居ないのかねぇ? 「忖度」「虚偽答弁」が蔓延する哀れなニッポン国…』
『●アベ様夫人は「私人」と閣議決定 ――― 《首相が息子を助けるために
首相と息子は別人格と閣議決定しても、その構造は変わらない》』
『●《彼女の言う「幸運」とはひとえに自分のための幸運だ。それは
要するに出世して人々の幸運を実現するという使命をどれほど自覚》?』
「前川喜平さんの、東京新聞のコラム【本音のコラム/
幸運を引き寄せる力】」
《これをまっとうな政治と呼んでいいのか》? 生計は一緒にしていないだの…《息子は別人格》で済む話ではなく、違法、犯罪です。官僚らの《更迭》《定年退職…辞職》《人事異動》で済む話ではない。
(政界地獄耳)《いくら何でも政権の犯罪を国民は見逃さない》…これは大いなる疑問。《メディアコントロール》の下、118回も国会で息吐く様にウソを吐き続けた元総理が今も国会議員としてのうのうと生きています。7年8カ月に渡り首相で居続けました。与党自公や癒党お維がニッポンを破壊し続けています。
Siam Cat_036さんのつぶやき:
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【https://twitter.com/SiamCat3/status/1371228338908372994】
Siam Cat_036@SiamCat3
「官僚より責任が重い大臣に全体の奉仕者にもとる行為があったなら、官僚より厳しい処分を受けるのが当然」だが「大臣規範」に違反しても処分はされない。「法律は政治家に甘すぎる」。選挙により国民から負託を受ける政治家がその義務に反するなら選んだ方の製造物責任は選挙で果たさなければならぬ。
午前7:34 2021年3月15日
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添付されていた東京新聞のコラムから文字起こしさせて頂きました。前川喜平さんの【本音のコラム/全体の奉仕者の責任 前川喜平】。
「国民から疑念を持たれるような」接待かどうかなんて関係なく、「収賄」「饗応」という犯罪です。「国民から疑念を持たれない」接待とはいかなるものか? 答えられない加藤官房長官。さらに、2021年03月15日の参院予算委員会で、カースー「総理は饗応に応じることはありませんね?」という問いに、「饗応に応じる訳がない」と明言できないニッポン。大丈夫か? 《大臣も憲法が言う「公務員」だが、国家公務員倫理法は適用されない。「大臣規範」は閣議決定にすぎず、違反しても処分を受ける訳ではない》(前川喜平さん)…倫理観なきお粗末なニッポンのリーダー。《自助》《利権漁り》大好きなリーダー、情けない。《官僚より責任が重い大臣に全体の奉仕者にもとる行為があったなら、官僚より厳しい処分を受けるのが当然ではないのか。法律は政治家に甘すぎる》(前川喜平さん)。
最早諸悪の根源な〝内閣人事局〟を捻じ曲げて、人事でどう喝して、忖度でしか官僚が生きていけない状況に。滅茶苦茶だ。
そして、一昨日…「国民の疑念を招かない会食」とはどのようなものなのかにも答えない醜悪さで国会での野党議員の質問時間をさんざん空費させてきた訳ですが……結局、武田良太総務相もNTT澤田社長との会食があったとの(クソッタレ文春)報道(21.03.17)。…武田総務相には「個別案件」で恐縮ですが、「国民の疑念を招かない会食」の定義も含めて、その会食は「国民の疑念を招かない会食」であったかどうかを国会で証言頂きたいものだ。国会が見ものだったのですが…大臣失格です。
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202103130000049.html】
コラム
政界地獄耳
2021年3月13日8時47分
「会食したが接待ない」ご飯論法だろう
★昨今の国会の議論だけ聞いていて、与党の発言をまとめただけでも、これをまっとうな政治と呼んでいいのかと思うことばかりだ。安倍政治の延長が通用すると感じているのはその恩恵を受けていた関係者だけで、安倍政権がつくり上げた方便がまかり通る時代ではない。安倍政権では詭弁(きべん)を弄(ろう)して不都合を合法的にするため疑惑が向けられた首相夫人を私人とするなどの閣議決定が多く行われてきた。
★安倍政権時代の不始末を覆い隠すために以下の発言を閣議決定でもして、逃げ切ったらいかがか。無論、そんなことを選挙前にやってみたらいい。いくら何でも政権の犯罪を国民は見逃さない。
★NTT側からの接待で前総務相・高市早苗は自身のホームページに「大臣も副大臣も『通信事業の許認可に直接関わる』ことなどない。『最終決裁』をするのは、大臣や副大臣ではなく局長だ」とした。「大臣は決裁には関わらない」はぜひ閣議決定すべき案件だろう。加えて「会食はしたが接待は受けていない」というご飯論法も早急に閣議決定すべきだ。というのも自民党幹事長代行・野田聖子は総務相在任中にNTT幹部と会食したが、最近会食費を支払い「総務省とは関わらないプライベートの会合」「私的懇談会」と言い出した。さしずめ「接待の定義は確定していない」というところか。
★法相・上川陽子は総務副大臣退任後にNTT幹部から接待を受けていたとの報道には答えず「さまざまな方々と懇談を持ち、意見交換することは必要な政治活動。意見を聞かせてもらうあらゆる機会を大切にしている」とした。つまり職務権限がなければ接待とは言わないとの理屈を、編み出したのだ。これも早めに閣議決定しないと。ほかにもたくさんあるが、今日はここまで。(K)※敬称略
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【https://twitter.com/SiamCat3/status/1371228338908372994/photo/1】
本音のコラム「全体の奉仕者の責任」前川喜平
週刊文春が総務官僚の東北新社やNTTからの違法接待疑惑を毎週報じている。そのつど官僚の答弁は虚偽答弁になり、総務省の調査はやり直しになる。山田内閣広報官は給与を一部返納の上、体調を理由に辞任。谷脇総務審議官は懲戒処分を受けた上で更迭され、三月末で定年退職。国家公務員倫理法に違反した以上当然の成り行きだ。
文春が今週報じたのは、高市早苗氏、野田聖子氏など総務相、副大臣経験者がNTTから接待を受けていたことだ。高市氏は「最終決裁者は大臣ではなく局長だ」とあぜんとする言い訳をしたが、最終権限が大臣にあることは自明だ。追及は武田良太総務相にも及んでいる。NTTの澤田社長らとの会食の有無を問われた武田氏は「個別事案は答えを差し控える」と答弁拒否を繰り返した。もう誰もが「武田氏も接待を受けていたんだ」と思っている。
憲法十五条第二項は「すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない」と規定する。大臣も憲法が言う「公務員」だが、国家公務員倫理法は適用されない。「大臣規範」は閣議決定にすぎず、違反しても処分を受けるわけではない。しかし、官僚より責任が重い大臣に全体の奉仕者にもとる行為があったなら、官僚より厳しい処分を受けるのが当然ではないのか。法律は政治家に甘すぎる。(現代教育行政研究会代表)
2021.3.14
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(2021年02月21日[日])
西日本新聞の記事【福井・美浜町長、再稼働に同意】(https://www.nishinippon.co.jp/item/o/693065/)。
《運転開始から40年を超えた関西電力 美浜原発3号機(福井県美浜町)を巡り、同町の戸嶋秀樹町長は15日、竹仲良広町議会議長と面談し、再稼働に同意すると表明した》。
四十年廃炉ルール無視、特例中の特例のはずが…またしても、あの関西電力は美浜原発3号機の再稼働をしたいらしい…。正気じゃないね。《日本の国策は「安全な原発を動かす」》…《安全》な《原発》というのは、形容矛盾だと思います。
『●小出裕章さんの謝罪』
「自民党の政治屋の皆さんをはじめとして原発を推進して甘い汁を
吸ってこられた方に、この講演会の最後…に流された姫野洋三氏
「若狭の海」…を聞いてみて欲しい」
『●第八回竜一忌、涙が出ました:
松下竜一さん「暗闇の思想」を語る小出裕章さん』
《姫野洋三さんの「若狭の海」
原発のうたは良かったです。
「夜をあんなにあかるくしといて
夏をあんなにさむくしといて
まだまだ 足りないなんて~♪」》
『●四十年廃炉ルール無視、特例中の特例のはずが…
日本原電は東海第二原発の再稼働をしたいらしい…』
《日本原電は、来年四十年の運転期限を迎える東海第二原発の
二十年延命を、原子力規制委員会に申請した。3・11後の
安全強化で、原発はもはや割に合わなくなった。老朽化が進めば、
なおさらだ…3・11後、安全対策のハードルは高くなり、
四十年廃炉のルールもできた。延長は、本来例外的に認められるが、
さらに特別な対策が必要とされている》。
『●核発電は「金のなる巨大木」…《自民党の最近のルールは
「返せば問題ない」と、なかったことにできるというもの》』
『●《稲田朋美…世耕弘成…安倍側近が…関電受注企業から献金
証人喚問を含め、国会の場で徹底的に調査するほかない》』
『●「桜を見る会」税金接待というアベ様模倣犯・世耕弘成経産相
…関西電力〝濁流〟問題でも《関電受注企業から献金》』
政府や与党自公・癒党お維はどうしても発電機能付き「海暖め装置」を動かしたくて仕方ないらしい。「たかが電気のために」。地球温暖化対策の切り札とでも嘯きながら。よほど美味しいおカネの「濁流」があるようだ。
『●姫野洋三さんの「若狭の海」: 核発電銀座…
《地元の人間にしてみれば原発があっても怖いし、なくても怖い》…』
『●元福井地裁裁判長・樋口英明さん《地震大国の日本には、
北海道から沖縄まで原発を動かせる場所はどこにもない》』
《二〇一四年五月に福井地裁の裁判長として、関西電力
大飯原発3、4号機(福井県)の運転差し止め判決を出した。
今も自分が正しいと確信を持っている。大飯原発の基準地震動
(耐震設計上の想定の揺れ)は七〇〇ガル(揺れの勢いを示す加速度の
単位)で、重大事故につながる限界点は一・八倍の一二六〇ガルだと
関電は主張していた。私は裁判前は、三〇〇〇ガルのような強い揺れに
原発が耐えられるかどうかが争点になると予想していた。ところがふたを
開けてみれば、一二六〇ガルが来たらおしまいだというのは争いが
なかった。主な争点は「敷地内に一二六〇ガルを超える地震は来ない」
という関電の主張の信用性だった。それが争点なら難しい工学的判断は
不要で、理性と良識があれば簡単に解ける問題となる。地震大国の
日本では、原発で基準地震動を超える地震が頻発しており、大飯も
「ロシアンルーレット」状態だった。日本の国策は「安全な原発を
動かす」であって、「何が何でも動かす」ではない。私の「極めて
危険だから動かしてはいけない」という判断は、国策にも忠実だった
と思っている。仮に私が日本原子力発電(原電)東海第二原発の
差し止め訴訟を指揮するなら、ポイントは三つあると思う。一つは、
基準地震動を超える地震が来ないと言えるかどうか。
これは他の原発と共通の問題だ》
『●2014年5月大飯原発運転差し止め判決…樋口英明さんは《基準地震動を
超える地震が来ないと言えるかどうか…他の原発と共通の問題》』
関西電力 美浜原発3号機(福井県美浜町)再稼働に同意した戸嶋秀樹町長や、竹仲良広町議会議長らは、《大阪地裁訴訟の原告》達の声を聞いたのか? 「美浜のギロチン事故、ギロチン破断」が再び起こった時、「若狭の海」どころか、日本中が御終いでしょうに。どう責任をとってくれるのですか?
なんとしても、核発電「麻薬」中毒者の暴走を止めねければ…。
以前も引用させていただいたが、東京新聞の記事【原発40年超再稼働不同意を要望 大飯判決原告、美浜議会に】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/73074?rct=national)によると、《関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の設置許可の取り消し判決を出した大阪地裁訴訟の原告の一部が8日、福井県美浜町議会に、運転開始から40年を超えた関電美浜原発3号機の再稼働に同意しないよう求める要望書を提出した。関電は美浜3号機を早ければ来年1月にも再稼働させる工程を示しており、町議会は近く同意の是非を示す見込み。町議会では、再稼働を求める請願を審査する特別委員会が今月9日に予定されている。4日の大阪地裁判決は、大飯3、4号機の耐震性が新規制基準に適合するとした原子力規制委員会の判断は誤りだとして、設置許可を取り消した》。
『●大飯原発再稼働の恐〝負〟の連鎖:
40年間も動かした美浜原発2号炉をさらに10年稼働延長』
『●東京電力人災が続く中、なに寝ぼけてんだか!?』
《11人が死傷した関西電力美浜原発3号機(福井県美浜町)の
蒸気噴出事故から丸8年となった9日、同原発で追悼式典が開かれ、
八木誠社長が慰霊碑の前で「事故の反省と教訓を風化させることなく、
安全の実績を積み重ねるべく全力を尽くす」と再発防止を誓った》
『●関西電力大飯原発再稼働差し止め、画期的勝訴:
もし敗訴していたら大変なことに……』
《「判決を聞いて5人の仲間のことを思った」
原告の一人で元原発作業員の山本雅彦さん(57)=福井県敦賀市=は
判決後の記者会見でそう話し、04年にあった美浜原発3号機の
蒸気噴出事故で亡くなった5人の作業員を悼んだ》
『●「原子力は血液」……ではなく、「原子力=核」は「麻薬」』
『●「けん制」? いや、「恫喝」でしょ?
関西電力八木誠社長が大津地裁と「地元」市民を脅す!』
《美浜原発3号機(福井県)の廃炉を検討していると一部で報じられた
ことに対しては「検討している事実はない。活用していきたい」と述べた》
『●「あとの祭り」: 核発電「麻薬」中毒患者、増殖中
…どんどん壊れ行くニッポン』
まもなく、東京電力核発電人災から10年。あの人災から何の教訓を得ることもなく、何も変わらないニッポン。民主党政権末期・野田政権、アベ様・カースーオジサンによる《悪夢のような》、〝地獄〟の自民党政権は、核発電〝麻薬中毒〟から抜け出せないままです…。
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【https://www.nishinippon.co.jp/item/o/693065/】
福井・美浜町長、再稼働に同意
2021/2/15 9:56 (2021/2/15 9:57 更新)
(関西電力美浜原発3号機=福井県美浜町)
(再稼働の同意を伝えた町議会議長との面談後、取材に応じる
戸嶋秀樹福井県美浜町長=15日午前、美浜町役場)
運転開始から40年を超えた関西電力 美浜原発3号機(福井県美浜町)を巡り、同町の戸嶋秀樹町長は15日、竹仲良広町議会議長と面談し、再稼働に同意すると表明した。地元町長が40年超再稼働に同意するのは、関電高浜原発1、2号機(同県高浜町)に続き2例目となる。
町長の同意後は県議会や知事の判断となる。杉本達治知事は、今月16日に開会する県議会で議論を促す方針を示しているが、自身の判断時期のめどは「全くない」としている。関電は当初、美浜3号機を1月に再稼働させる計画だった。
美浜町では昨年12月、町議会が同意し、戸嶋氏は「重く受け止める」としていた。
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[※サンデーモーニング(2017年10月1日)(三「ト」物語)↑]
(2021年02月23日[火])
リテラの記事【愛知リコール不正は維新にも責任 事務局長は維新の衆院選公認候補 吉村知事は公然と応援 それでも松井市長は「知らんわ」と無責任発言】(https://lite-ra.com/2021/02/post-5804.html)。
《周知のように、このリコール運動は、当初から維新の顔である吉村洋文・大阪府知事が後押し。おおっぴらに「賛同」を表明し「応援してます」などとエールを送っていた。コロナ対策そっちのけで他の地方自治体の首長のリコール運動に公然と支持を表明するだけでもどうかと思うが、しかし、維新の不正リコールの責任はそんなレベルの話ではない。というのも、「お辞め下さい大村秀章愛知県知事 愛知100万人リコールの会」事務局長として、高須院長らとともにリコール運動の中核を担ってきた田中孝博氏は、日本維新の会の愛知5区支部長であり、次期衆院選公認候補だからだ。しかも、このリコール不正をめぐっては、「事務局幹部」の指示があったという疑惑が濃厚になってきている》。
(組織的不正なしでの)真にリコールされるべきはお維だったのではないか? 《コロナ対策そっちのけで他の地方自治体の首長のリコール運動に公然と支持を表明》の異常さ。
衝撃的なスクープでした。犯罪です。民主主義の破壊行為。《数百万円で業務を請け負った疑い》、数百万ものお金の出どころは? また、名簿は一体どこから?? 《愛知県で民主主義の根幹を揺るがす事態》にはさらなるデタラメの一端が…《高須克弥院長や河村たかし・名古屋市長の説明責任が厳しく問われるべき》だ。そして、周辺の扇動者には扇動者なりの責任を ――― デタラメで組織的不正な《リコールを後押ししながら不正発覚にだんまりの百田尚樹、有本香、吉村知事》。《この連中は日頃、勇ましいことを言っていながら、都合が悪くなるとすぐ知らんぷりを決め込んで逃げるのが習性らしい》。
共同通信によると、《運動事務局の田中孝博事務局長は記者会見で「発注も依頼もしていない」と関与を否定》、一方で、《愛知県から遠く離れた「九州で署名簿がつくられた」ことを把握していたことを、田中事務局長自ら認めているのだ》。《不正看過にもつながる事務局のずさんな管理を自ら白状》もしている。この事務局長も癒党・お維の御方だ。一体どうなっているのか、お維は? 《田中事務局長は日本維新の会の愛知5区支部長であり、次期衆院選公認候補なのだ。そんな人間が、戦後政治史上に汚点を残す一大スキャンダルに中核として関わっていたとなれば、党、そして自らもリコール運動を支援していた党の副代表の吉村知事、そして代表である松井一郎大阪市長も当然、この深刻な不祥事について積極的に調査し、釈明し、謝罪する必要がある》はずだが…? 《まるで他人事のような姿勢を決め込んでいる》!? 《維新は組織としてこのリコール運動をバックアップし、リコール運動を選挙活動に利用しようとしていた可能性もある》。
お互いに、知らぬ存ぜぬの罪の擦り付け合い…その醜悪さょ。周りで囃し立てた者達の沈黙の卑劣さょ。
『●リコール対象はコチラなのでは? 大阪市廃止「ト」構想の《関連経費
として投入された公金は100億円を超える》、さらに公明党と密約』
『●「広域行政一元化」なんて言い始めた《大阪の3バカが活動拠点を
国政に移せば、日本は目も当てられなくなるだろう》(適菜収さん)』
『●《橋下徹…「万博が実現したのは松井さんの政治力。安倍さんの
おちょこに酒をついで『(万博は)必要ですよね総理』と口説いた」》』
『●お維大阪「ト」政による医療福祉の削減、大阪市廃止「ト」構想に
かまけてCOVID19対策を放置…リコール対象はお維だったのでは?』
『●「2,912,628票」「3,661,371票」、ホントに小池「ト」知事でよかった
の? COVID19禍の年末年始も弱者の支援や相談に応じていたのは誰?』
『●《医療や保健所を削減…ろくに対策もせず都構想住民投票を強行…
つまり維新による人災》…お維支持者の皆さんは沈黙? お優しいことだ』
『●《吉村洋文…小池百合子…鈴木直道…菅義偉…安倍晋三…「最も評価
できない政治家」…なら理解できるが、やはり日本は完全に壊れて…》』
『●《愛知県で民主主義の根幹を揺るがす事態が明らかになった。知事の
リコールを求めた署名の八割余に無効》…リコールされるべきは?』
『●扇動者なりの責任を ――― デタラメで組織的不正な《リコールを後押し
しながら不正発覚にだんまりの百田尚樹、有本香、吉村知事》』
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【https://lite-ra.com/2021/02/post-5804.html】
愛知リコール不正は維新にも責任 事務局長は維新の衆院選公認候補 吉村知事は公然と応援 それでも松井市長は「知らんわ」と無責任発言
2021.02.22 09:02
(大阪維新の会HPより)
愛知県の大村秀章県知事に対するリコール署名をめぐる不正問題。先日本サイトでもお伝えしたように、署名の8割超に不正が疑われるとして愛知県選挙管理委員会が刑事告発、さらに署名偽造にアルバイトが動員されていたことが発覚する事態となった。
団体代表としてリコール運動を主導してきた高須クリニックの高須克弥院長と名古屋市の河村たかし市長、この2人に重大な責任があることは言うまでもないが、もうひとつ忘れてはならないのは、維新の責任だろう。
周知のように、このリコール運動は、当初から維新の顔である吉村洋文・大阪府知事が後押し。おおっぴらに「賛同」を表明し「応援してます」などとエールを送っていた。コロナ対策そっちのけで他の地方自治体の首長のリコール運動に公然と支持を表明するだけでもどうかと思うが、しかし、維新の不正リコールの責任はそんなレベルの話ではない。
というのも、「お辞め下さい大村秀章愛知県知事 愛知100万人リコールの会」事務局長として、高須院長らとともにリコール運動の中核を担ってきた田中孝博氏は、日本維新の会の愛知5区支部長であり、次期衆院選公認候補だからだ。
しかも、このリコール不正をめぐっては、「事務局幹部」の指示があったという疑惑が濃厚になってきている。
詳しくは既報をお読みいただきたいが(https://lite-ra.com/2021/02/post-5798.html)、名古屋市の広告関連会社の下請け会社が大手人材紹介会社を通じて、「簡単な軽作業」「名簿を書き写すだけ」などと、偽造署名を書くアルバイトを募集。愛知県から遠く離れた九州の佐賀県佐賀市の貸会議室で、時給950円で集められたアルバイトの作業員たちに署名の偽造をさせていたことが明らかになった。
しかも、アルバイトを使ったこの署名偽造に「事務局からの発注書」「事務局幹部の指示」があったことを複数のメディアが報じたのだ。
18日の朝日新聞は、受注した広告関連会社側は依頼の際〈事務局幹部から発注書を受け取っており、愛知県警に今月提出した〉と報じている。また、中日新聞も20日、〈リコール活動団体の事務局幹部が業者にアルバイト募集を依頼したことを示す発注書がある〉ことが、関係者への取材でわかったと報じている。
さらに同じ20日には、読売新聞が、偽造署名がおこなわれたバイト会場に〈事務局幹部の関係者と見られる人物〉がいたというバイト参加者の証言も報じている。参加者は、写真を見て「間違いない」と話しているという。
つまり、田中事務局長は指示を否定するものの、事務局がアルバイト募集や偽造作業に関与していた可能性を示唆する“証言”や“証拠”がどんどん出てきているのである。
■「九州で署名簿がつくられた」ことを把握していた田中事務局長
維新の衆院選公認候補でもある田中事務局長は「指示なんてしていない」と否定しているが、ほんとうに不正作業をおこなわれていたことを知らなかったのか。
偽造署名にバイト動員のスクープ報道を受け16日に開いた会見で、田中事務局長はこの問題について調査したのかと問われ、こう答えている。
「署名簿がつくられたのは確認している。九州の方でつくられたとも聞いているので、佐賀県内で間違いないと思う」
「(聞いた相手は)事務局ではない、活動の関係者。九州でつくられた署名簿は、印鑑を押していないなど使い物にならなかったと聞いている」(中日新聞2月17日)
ようするに、愛知県から遠く離れた「九州で署名簿がつくられた」ことを把握していたことを、田中事務局長自ら認めているのだ。
愛知県知事のリコールは言うまでもなく、愛知県の選挙人名簿に名前がなければ署名の資格がない。それが「九州でつくられた」となれば、“使い物になる・ならない”以前に、不正の可能性を疑い調査するのが、事務局として当然の役割だろう。
田中事務局がいつその事実を把握したかは不明だが、少なくとも報道され、追及されるまでそれを明かしていない。これは、不正を放置していたということではないか。
それだけではない。田中事務局長は、4日、高須院長らとおこなった会見でも、不正看過にもつながる事務局のずさんな管理を自ら白状している。署名集めを担う「受任者」は自治体の選挙人名簿に登録されている必要があるが、無効票の約4分の1は名簿に登録のない受任者が集めた署名だった。田中務局長は、受任者はインターネットやはがきを通じて募集し資格の確認はしていなかったと明かしていたのだ。
■吉村知事は自らもリコールを支援し、党の公認候補が事務局長なのに他人事コメント
リコールは、選挙で選ばれた公職者の解任を直接請求するという、民主主義において選挙に匹敵する価値のある制度である。仮に直接の指示・関与がなかったとしても、田中氏はその署名を扱う責任者として、事務局トップとして、責任を厳しく追及されるべきだろう。
そして、その田中事務局長が所属する「日本維新の会」の責任も当然、問われるべきだ。
繰り返すが、田中事務局長は日本維新の会の愛知5区支部長であり、次期衆院選公認候補なのだ。そんな人間が、戦後政治史上に汚点を残す一大スキャンダルに中核として関わっていたとなれば、党、そして自らもリコール運動を支援していた党の副代表の吉村知事、そして代表である松井一郎大阪市長も当然、この深刻な不祥事について積極的に調査し、釈明し、謝罪する必要がある。
ところが、吉村知事も松井市長も、当初の運動へのシンパシーはどこへやら、まるで他人事のような姿勢を決め込んでいる。
吉村知事は選管が大量の不正疑惑を発表した直後の2月3日の会見で、「誰が、どのくらい、どういうふうな不正をしたのか徹底的な真実解明がされるべき。まじめな思いを持って署名された方もいる。リコールというのは民主的な手続きですから、不正については徹底的に真実解明されるべき」と評論家のようなコメント。
また、松井市長は、バイト動員が発覚した2月16日の会見で、田中事務局長を処分するのかと問われ、こう答えた。
「それは本当に違法なことをやったというならそれはすぐ処分しますよ、もう辞めてもらいますよ、そんなの。民主主義の根幹であるリコールのルール破りなんてしているんだから。ただ、そのことについて僕に報告とか、なんなら今僕のところにそういう連絡もありません。知らんわ、リコールの事務局やってたっていうことすらも」
■都合の悪い事実に、松井市長は「知らんわ」、百田尚樹は「知らんがな」
松井市長はいったい何をとぼけているのか。維新が田中事務局長を衆院候補として公認したのは、2020年7月29日、まさにリコール運動真っ最中のこと。あれだけ大きなニュースになり、自分たちも支援していたリコール運動で、自身の政党の公認候補が中心的役割を担っていることを知らないはずがないだろう。
というか、維新は田中氏がリコール運動の事務局長を務めていることを込みで、田中氏を公認し、その田中氏の活動を支援していたのではないのか。
実際、維新が選挙活動に使っていた車と同一ナンバーの車が、リコール運動の街宣活動に使用されていたという情報もある。ようするに、維新は組織としてこのリコール運動をバックアップし、リコール運動を選挙活動に利用しようとしていた可能性もあるのだ。
それを「知らんわ」の一言で済ますとは……。作家の百田尚樹氏も高須院長とともに「リコールの会」設立会見に出席しながら、不正問題に「知らんがな」とツイートしていたが、この連中は日頃、勇ましいことを言っていながら、都合が悪くなるとすぐ知らんぷりを決め込んで逃げるのが習性らしい。
しかし、そのへんの無責任なネトウヨ文化人ならともかく、公党の代表がこんな無責任な態度で許されるわけがない。このリコール運動、そして不正に、党がどのように関与していたのか。松井市長と吉村知事は責任を持って調査し説明すべきだろう。
もちろん、説明責任があるのは、河村市長や高須院長も同様だ。とくに高須院長は、これだけの事実が発覚しているというのに、あいかわらず〈いま田中事務局長に確認しました。 ①発注の事実はない。 ②発注書は絶対に書いていない 以上 責任者として発表します。 中日新聞様に確認を求めます〉〈リコールの会事務局には事務局長以外の幹部なんかいません。何者かな?〉などと、具体的な根拠を示さないまま、疑惑否定や陰謀論を繰り返している。
高須院長はきょう22日再び記者会見をするらしいが、もし、事務局の関与を本気で否定するのであれば、今度こそ、関係者のメール履歴や当時のスケジュール、活動資金の収支など、きちんと客観的証拠を出していただきたい。
(編集部)
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[※サンデーモーニング(2017年10月1日)(三「ト」物語)↑]
(2021年02月21日[日])
リテラによる二つの記事【リコール不正刑事告発でも陰謀論主張の高須院長を批判できないマスコミ 『スッキリ』では高須に擁護的コメント 番組中にクリニックのCM】(https://lite-ra.com/2021/02/post-5796.html)と、
【愛知リコール不正 事務局が関連会社に依頼しバイトに偽造署名させていた! 高須院長と河村市長は資金源と名簿入手先を説明せよ】(https://lite-ra.com/2021/02/post-5798.html)。
《愛知県の大村秀章知事のリコール署名をめぐって、本日、愛知県選挙管理委員会は被疑者不詳というかたちで地方自治法違反容疑で刑事告発する方針を決めた。当然だろう。昨年末から運動の内部関係者より大村知事のリコール署名に不正があるという告発が相次ぎ、県選挙管理委員会が調査していたが、2月1日、その選管が提出された約43万人分の署名約83%に不正の疑いがあることを発表している。選管によると、約36万人分の署名が無効で、そのうち筆跡などから同一人物が書いたと疑われる署名が90%、選挙人名簿に登録のない署名が48%、活動の受任者が選挙人名簿に登録されていないものが24%もあったという》。
《やはり、リコール署名は組織的な不正だった──。愛知県の大村秀章知事のリコール署名をめぐり、昨日15日に愛知県選挙管理委員会が地方自治法違反容疑で刑事告発し受理されたばかりだが、今朝、衝撃的なスクープが飛び込んだ。なんと、大量の偽造署名はアルバイトを動員しておこなわれていたことが判明したのである》。
衝撃的なスクープ。犯罪です。民主主義の破壊行為。《数百万円で業務を請け負った疑い》、数百万ものお金の出どころは? また、名簿は一体どこから?? 《愛知県で民主主義の根幹を揺るがす事態》にはさらなるデタラメの一端が…《高須克弥院長や河村たかし・名古屋市長の説明責任が厳しく問われるべき》だ。そして、周辺の扇動者には扇動者なりの責任を ――― デタラメで組織的不正な《リコールを後押ししながら不正発覚にだんまりの百田尚樹、有本香、吉村知事》。共同通信によると、《運動事務局の田中孝博事務局長は記者会見で「発注も依頼もしていない」と関与を否定。一方で、「署名簿の一部が九州で作られたとの情報は確認した」と説明》しているそうだ。この事務局長も癒党・お維の御方だ。一体どうなっているのか、お維は?
『●リコール対象はコチラなのでは? 大阪市廃止「ト」構想の《関連経費
として投入された公金は100億円を超える》、さらに公明党と密約』
『●「広域行政一元化」なんて言い始めた《大阪の3バカが活動拠点を
国政に移せば、日本は目も当てられなくなるだろう》(適菜収さん)』
『●《橋下徹…「万博が実現したのは松井さんの政治力。安倍さんの
おちょこに酒をついで『(万博は)必要ですよね総理』と口説いた」》』
『●お維大阪「ト」政による医療福祉の削減、大阪市廃止「ト」構想に
かまけてCOVID19対策を放置…リコール対象はお維だったのでは?』
『●「2,912,628票」「3,661,371票」、ホントに小池「ト」知事でよかった
の? COVID19禍の年末年始も弱者の支援や相談に応じていたのは誰?』
『●《医療や保健所を削減…ろくに対策もせず都構想住民投票を強行…
つまり維新による人災》…お維支持者の皆さんは沈黙? お優しいことだ』
『●《吉村洋文…小池百合子…鈴木直道…菅義偉…安倍晋三…「最も評価
できない政治家」…なら理解できるが、やはり日本は完全に壊れて…》』
『●《愛知県で民主主義の根幹を揺るがす事態が明らかになった。知事の
リコールを求めた署名の八割余に無効》…リコールされるべきは?』
西日本新聞のスクープ記事【署名偽造、佐賀で大量動員 愛知知事リコール問題】(https://www.nishinippon.co.jp/item/o/693460/)によると、《愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)に向け、美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長らが同県選挙管理委員会に提出した署名簿に、偽造が疑われる大量の署名が含まれていたことが分かった。西日本新聞「あなたの特命取材班」に寄せられた情報を基に中日新聞が取材したところ、多数のアルバイトが愛知県民らの名前や住所が書かれた名簿を、リコール活動団体の署名簿に書き写していた。名古屋市の広告関連会社の下請け会社が、大手人材紹介会社を通じてアルバイトを募集。佐賀市内の貸会議室で書き写させていた。関係者によると、署名簿には、高須院長や活動を支援した河村たかし名古屋市長の写真が載っており、活動団体が利用していた署名簿と同じだった。昨年10月の複数の日に、大勢のアルバイトが1人当たり数時間~十数時間ほど、時給950円で参加した。広告関連会社は、どんな経緯で下請け会社が仕事を受注したか内部調査を進めている》。
同紙の記事【「名簿書き写すだけ」時給950円 アルバイト男性証言】(https://www.nishinippon.co.jp/item/o/693461/)によると、《愛知県の大村秀章知事のリコールに向けた署名集めに関連し、名簿書き写しのアルバイトをした福岡県久留米市の契約社員の男性(50)が中日新聞の取材に応じた。男性は登録している人材紹介会社から「簡単な軽作業」「名簿を書き写すだけ」との趣旨の電子メールを受け、昨年10月中旬から下旬にかけて、佐賀市内の貸会議室で、時給950円で作業をした。500円の交通費も支給された。実際のリコール署名集めに使われた紙は、欄外に高須クリニックの高須克弥院長と河村たかし名古屋市長の写真が掲載され、署名活動の趣旨も記されていた。久留米市の男性に記者が署名用紙を見せ、「この用紙ですか」と聞くと、「まさしく、これです」と認めた。男性によると、部屋は若者から高齢者まで男女数十人で満員状態。作業中は携帯電話をポリ袋にしまって取り出さないようスタッフに指示された。「何かの試験会場のようにみな黙々と机に向かっていた」…》。
《高須克弥院長は…「無効な署名には気付かなかった。票を増やそうとした人もいるかもしれないが、活動を妨害するため、わざと問題になる署名を書いた人がいるかもしれない」》!? 佐賀でバイトを雇って《活動を妨害》する人なんているのかな??
さらに、同紙の記事【「とにかく人を集めて」事務局が署名偽造主導か】(https://www.nishinippon.co.jp/item/o/694071/)によると、《愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動中に多数のアルバイトが署名を偽造していた問題で、リコール活動団体の事務局メンバーが、名簿を大量に書き写させるため「人をとにかく集めてくれ」と、業者にアルバイトの募集を依頼していたことが関係者への取材で分かった。関係者によると、運動を支援する広告関連会社(名古屋市)からリコール関連のはがき配布を請け負った下請け会社(同市)が昨年10月、佐賀市内の貸会議室でアルバイトを動員し、署名の書き写し作業をした。人集めを依頼したメンバーは男性で、詳しい説明をせずに「軽作業をする」などと伝えたという》。
同紙の記事【署名偽造、収集期限後も継続か 件数水増し狙い?バイト追加募集】(https://www.nishinippon.co.jp/item/o/694574/)によると、《愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動中に多数のアルバイトが署名を偽造していた問題で、偽造の作業が法的な署名収集期間の締め切り後も続いていたことが、関係者への取材で分かった。アルバイトの募集期間が当初の予定から追加されており、リコール活動団体が、県選管に提出する署名数を増やす目的で業者に依頼したとみられる。署名の収集期間は、地方自治法施行令で2カ月間と定められている。首長選のため署名集めが一時禁止されて期間が延長された岡崎、豊橋市など5市町を除く市区町村では、昨年10月25日までだった》。
最後に共同通信の記事【署名偽造、数百万円で請け負いか 事務局「とにかくバイト集めて」】(https://this.kiji.is/734985136386293760)によると、《愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡る不正署名問題で、署名偽造のアルバイト募集に関与したとされる名古屋市の広告関連会社が、リコール運動事務局から「とにかく人を集めてくれ」と依頼され、数百万円で業務を請け負った疑いがあることが18日、関係者への取材で分かった。広告関連会社幹部が、事務局から受け取ったとする発注書に金額などが記載されているという。運動事務局の田中孝博事務局長は記者会見で「発注も依頼もしていない」と関与を否定。一方で、「署名簿の一部が九州で作られたとの情報は確認した」と説明している》
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【https://lite-ra.com/2021/02/post-5796.html】
リコール不正刑事告発でも陰謀論主張の高須院長を批判できないマスコミ 『スッキリ』では高須に擁護的コメント 番組中にクリニックのCM
2021.02.15 06:41
(「お辞め下さい大村秀章愛知県知事
愛知100万人リコールの会」HPより)
愛知県の大村秀章知事のリコール署名をめぐって、本日、愛知県選挙管理委員会は被疑者不詳というかたちで地方自治法違反容疑で刑事告発する方針を決めた。
当然だろう。昨年末から運動の内部関係者より大村知事のリコール署名に不正があるという告発が相次ぎ、県選挙管理委員会が調査していたが、2月1日、その選管が提出された約43万人分の署名約83%に不正の疑いがあることを発表している。
選管によると、約36万人分の署名が無効で、そのうち筆跡などから同一人物が書いたと疑われる署名が90%、選挙人名簿に登録のない署名が48%、活動の受任者が選挙人名簿に登録されていないものが24%もあったという
これだけ不正が多いとなると、ケアレスミスや個人の問題ではなく、組織的不正の可能性も疑われても仕方ない。民主主義を冒涜する事態であり、徹底解明が必要だ。県選管が刑事告発を決めたことは前述したが、それ以前にリコール署名運動を主導してきた高須クリニックの高須克弥院長や河村たかし・名古屋市長の説明責任が厳しく問われるべきだろう。
このリコール署名は、2019年の「あいちトリエンナーレ」の「表現の不自由展・その後」をめぐる、ネット右翼や極右安倍応援団による“大村知事バッシング”の延長線上で始まったもの。なかでも、「お辞め下さい大村秀章愛知県知事 愛知100万人リコールの会」なる団体を設立するなどして中心的役割を担ってきたのが、高須クリニックの高須院長だ。そして、河村市長は、名古屋市長という公職にありながらコロナ対策もおざなりにし、街頭演説などでリコール運動を支援してきた。その署名が不正だらけだったのだから、少なくとも2人には調査解明と説明の責任があるはずだ。
ところが、である。不正8割超という選管の発表にも、河村市長は「僕は被害者、怒りに震える」などと被害者ヅラ。高須院長にいたっては、今月1日、取材に対し「無効な署名には気付かなかった。票を増やそうとした人もいるかもしれないが、活動を妨害するため、わざと問題になる署名を書いた人がいるかもしれない」などと主張。その後も、ツイッターで選管や不正を報じるメディアを批判しまくっている。
〈一人の受任者は複数の署名を集めますから7万人しか有効な署名がなく、残りは全部不正署名だと言う選管の発表はおかしな話しだと思います〉
〈「不正署名の90%は同一人の筆跡」という発表をうけての答えです。そんな神業ができるのはこの世の人ではありません。〉
〈些細な記入記載の誤りも厳密に見つけて無効にしたに間違いありません〉(2月2日)
〈選管は無効署名と発表していますが、不正署名と変換されて報道しています〉
〈悔しいです。「ほとんどが不正署名」と辱しめを受けて怒りに震えております〉(2月3日)
さらに、高須院長は12日、何者かが運動を妨害するために偽の署名を紛れ込ませたなどとして、地方自治法違反容疑での告発状を名古屋地検に郵送した。
■高須院長が「印象操作のトリックがわかった」と言ったエクセルファイルは何の証拠にもならないもの
高須院長はもともと、昨年末に不正告発が相次いだときから、リコール潰しの策謀であるかのような主張を繰り返し、今年に入ってからも〈たぶん敵は「印象操作の刑事告発」をやってきます〉(1月29日)〈僕は大村愛知県知事リコールを統括する最高責任者です。正面から敵の攻撃と謀略を受け止め戦います。僕が全てを引き受けます〉(1月30日)と、悲劇のヒーロー気取りの闘争宣言を繰り返していた。
そして、選管が不正を発表したことで、こうした“陰謀論を駆使した闘争”をさらにエスカレートさせているということらしい。
しかし、高須院長の主張は議会襲撃を「ANTIFAの仕業だ!」と叫ぶトランプ支持者たちと同じで(そういえば、高須院長は〈愛知県は利権で繋がっている田舎のディープステートに完璧に支配されてる号泣〉ともツイートしていた)、ほとんど中身や根拠のない陰謀論だ。そのことを雄弁に物語っていたのが、4日に高須院長が開いた会見だった。
高須院長はこのところ、リコール潰し・陰謀の証拠を見つけたと言い出し、それを明らかにすると息巻いていた。
〈いま足跡を追って証拠を押さえつつあります。捕まえて刑事告訴します。〉(1月30日)
〈独自調査で大量不正署名のトリックの全貌が見えてきました。数日中に発表します。〉(2月2日)
〈調査報告のエクセルファイルを入手しました。印象操作のトリックがわかってきました。まもなく記者発表します。〉(2月3日)
しかし、4日の会見では、「選管があら探しをした結果だ」「選管は無効を増やすのが仕事だと思ってやった」などと選管の調査に難癖をつけ、「誰かが、活動を傷物にしようと妨害したのだろう」「大村知事と津田大介は早くから不正が8割を超えることを知っていた」などと荒唐無稽な陰謀論を強調するだけで、「証拠」「トリックの全貌」は説得力のあるものを何ひとつ示すことができなかった。
ツイッターであれほど息巻いていた、トリックがわかったという「エクセルファイル」とやらについても、同席した自分たちの弁護士に否定される始末だった。
弁護士は「エクセルの表はですね、高須先生のツイッターを見ると、なんか秘密兵器みたいなことが書いてありますけど(笑)、そうじゃなくて」と半笑いでその重要性を否定。「受領書にある署名総数やナンバリングした番号とかを整理したもの」にすぎないと説明した。弁護士は「エクセルだから並べ替えができ」、どこの選管で多かったか傾向がわかるなどとも話していたが、高須院長はよくそんなもので「印象操作のトリックがわかってきました」などと言ったものだ。
■無効票の約4分の1は名簿に登録のない受任者が集めた署名だった
しかも、会見では逆に運動事務局のずさんな実態が露わになる一幕もあった。
署名集めを担う「受任者」は自治体の選挙人名簿に登録されている必要があるが、無効票の約4分の1は名簿に登録のない受任者が集めた署名だった。同席した田中孝博事務局長によると、受任者はインターネットやはがきを通じて募集し資格の確認はしていなかったと明かしたのだ。これについても、高須院長は「リコールを成功させようと応募した人は、お互いを信じ合おうとの考えだった」と精神論でごまかすことしかできなかった。
しかも、会見の最後には、高須院長が病気を理由に撤退を宣言した後も率先して署名集めを続けていたという事務局関係者の実名をあげ、「大村知事から金をもらってる」「明確に敵」などと一方的に糾弾したのだ。
どうみても、説明責任を果たしているとはいいがたいが、しかし、今回のリコール不正をめぐっては、高須院長らの無責任な姿勢以外に問題はもうひとつある。
それは、こうしたリコール不正問題や高須院長の言動をメディアがまったく批判しないことだ。
地方都市のことだからと言い訳するかもしれないが、もっと小さい市町村の議員の細かい不祥事でもワイドショーはよく取り上げているし、それこそ高須院長の話題は「高須院長が全身がん告白」「高須院長がツイッターで○○にコメント」「高須院長が××を太っ腹支援」「高須院長が野党議員に抗議」などとしょっちゅう取り上げている。『バイキングMORE』(フジテレビ)や『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)などは単なる近況報告のような特集をやることだってある。
しかし、この問題についてはほとんどのワイドショーやニュース番組がまったくと言っていいほど取り上げていない。そして、取り上げた数少ない報道も明らかに及び腰なのだ。
一体なぜか。ひとつはこのリコールが「あいちトリエンナーレ」の展示をめぐる歴史修正主義の動きと連動したものであることだろう。高須院長らを批判してネトウヨの攻撃を受けることを恐れている可能性もある。そして、もうひとつはやはり高須クリニックがテレビ局にとって大スポンサーだからだろう。
■『スッキリ』では高須院長に擁護的なコメントも 番組中に高須クリニックのCMが
その構図が垣間見えたのが、1日放送の『スッキリ』(日本テレビ)だった。同番組はめずらしくこの問題を取り上げ、元受任者や勝手に名前を使われた地元議員の証言を紹介したのだが、同時に高須院長の「僕は不正が大嫌いですから。正々堂々と法律通りにやってる。不正とはまったく無関係」などという主張を放送。MCの加藤浩次や橋本五郎・読売新聞特別編集委員がこれを受けて「高須さんの名誉を考えたら、調べた上でちゃんとやるのが大事」「選挙管理委員会は説明が必要」などと、選管に苦言を呈したのだ。
いやいや、説明しなくてはいけないのは、高須氏のほうだろう。選管はすでに不正の告発を受け、異例の全数調査をし、その結果を発表している。いかにして不正が起きたかは刑事告発し捜査に委ねるか、署名を集めた人間のほうが説明する責任があるのは明白だ。
にもかかわらず「高須院長の名誉を守るために選管が説明しろ」という加藤や橋本。まさかこの人たちは、選管の管理のもと署名がなされたとでも勘違いしているのだろうか。あるいは選管へ提出後に不正が発覚したなどという陰謀論まがいのことが起きたとでも考えているのだろうか。
と首をひねっていたら、この日の『スッキリ』の合間にはなんと、おなじみの高須クリニックのCMが流れたのである。
この日の『スッキリ』で加藤らが高須院長に擁護的な発言をしたことが、番組中に高須クリニックのCMが流れたことと関係があるかどうかはわからないが、しかし、テレビ局がこの問題をまともに取り上げなかったり、両論併記的に高須院長の支離滅裂な言い分を垂れ流したりする背景に、高須院長がテレビ局にとって大スポンサーであるということが関係しているのは間違いないだろう。
実際、これまでも、ワイドショーは高須院長に対して、明らかに配慮しているとしか思えない報道を繰り返してきた。民進党(当時)の大西健介衆院議員が国会で美容整形CMを問題にした発言を名誉毀損で訴えた際、『ミヤネ屋』でコメンテーターが「名誉毀損に当たらない」旨の発言をしたことについて、高須院長は「明確な名誉毀損」などと猛抗議。問題のコメントはごく真っ当な指摘であり、そもそも論評にしかすぎず名誉毀損などあり得なかったにもかかわらず、『ミヤネ屋』は翌日の放送でひれ伏すように謝罪したこともある。高須院長のナチス礼賛発言が国際的な大問題になった際もまともに取り上げず、同時期に爆破予告されたことだけを取り上げたこともあった。
■リコールを後押ししながら不正発覚にだんまりの百田尚樹、有本香、吉村知事
金を持っているためいくらでも裁判でも起こすことができるうえ、大スポンサーで、ネトウヨのファンもついている高須院長は、テレビにとっては一種のタブーになってしまっているのだ。
そのため、高須院長は、これまでも金の力を盾に、差別発言や歴史修正発言でも撤回も謝罪もなく開き直ってきた。
しかし高須院長は、ただの美容クリニック経営者ではなく、歴史修正主義、政権支持を盛んに発信しているきわめて政治的な存在だ。ましてや、今回のリコール運動では市民運動を率いて現実政治にコミットし、そこで前代未聞の不正が起きたのだ。言っておくが、リコールは単なるアンケートなどではなく、民主主義において選挙と同等の価値が置かれ、署名偽造には懲役刑も課される重大な違反だ。いくらスポンサーだからといって、このまま放置することは許されない。
いや、高須院長だけではない。いまは他人事を決め込んでいる百田尚樹氏、竹田恒泰氏、有本香氏らネトウヨ文化人や、吉村洋文・大阪府知事ら維新の会(ちなみに田中事務局長は維新の次期衆院選公認候補予定者でもある)など、この運動をバックアップしてきた連中の責任もきちんと追及すべきだろう。
(編集部)
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【https://lite-ra.com/2021/02/post-5798.html】
愛知リコール不正 事務局が関連会社に依頼しバイトに偽造署名させていた! 高須院長と河村市長は資金源と名簿入手先を説明せよ
2021.02.16 11:15
(「お辞め下さい大村秀章愛知県知事
愛知100万人リコールの会」HPより)
やはり、リコール署名は組織的な不正だった──。愛知県の大村秀章知事のリコール署名をめぐり、昨日15日に愛知県選挙管理委員会が地方自治法違反容疑で刑事告発し受理されたばかりだが、今朝、衝撃的なスクープが飛び込んだ。なんと、大量の偽造署名はアルバイトを動員しておこなわれていたことが判明したのである。
このスクープを報じたのは、中日新聞と西日本新聞。両紙の報道によると、名古屋市の広告関連会社の下請け会社が大手人材紹介会社を通じてアルバイトを募集。人材紹介会社から「簡単な軽作業」「名簿を書き写すだけ」という趣旨のメールを受け取りアルバイト参加したという福岡県久留米市在住の男性によると、時給は950円で交通費が500円支給され、昨年10月中旬から下旬に佐賀県佐賀市内にある貸会議室で作業をおこなったといい、〈愛知県内の自治体名が印刷され、名前や生年月日が載った何らかの名簿の束を渡され「とにかく書き写して」と言われた〉という。そして、その名簿の束の記載内容を書き写した先は、まさに高須クリニックの高須克弥院長と河村たかし・名古屋市長の写真が載ったリコール署名用紙だったのだ。
しかもこの男性は、このような生々しいディテールまで細かく証言している。
〈部屋は若者から高齢者まで男女数十人で満員状態。作業中は携帯電話をポリ袋にしまって取り出さないようスタッフに指示された。〉
〈誰かが勤務を終えて退室するとすぐ他の人が訪れ、部屋は常にアルバイトで満員だった。「ものすごく好条件と感じた」と男性は振り返る。〉
〈署名簿は1枚につき10人分の署名欄があるが、スタッフは「全部埋まっていると不自然なので、7人分ほど書いたら次の用紙に記入を」と注意した。〉
こうした証言からは、かなり大量のアルバイトが動員されていたことがわかるが、注目したいのは偽造署名を1枚につき「7人分」で止めていた、という点だ。じつは、選管に保管されていた署名簿を確認し偽物の署名があることを告発していたリコール署名運動の元ボランティアの男性も、先日Facebook上で、署名が〈偽物と判断した根拠〉のひとつとして〈一枚には10筆書けるが、7筆(ないし、8筆)で止めてあり、それが数十、数百枚と連続している〉ことを挙げていた。今回の報道により、この根拠が裏付けられたというわけだ。
さらに、このスクープを受けてネット上ではこの偽造署名のアルバイト募集をおこなったと思しき求人広告も掘り起こされた。そこには〈交通費500円支給☆未経験者大歓迎!佐賀市で名簿の書き換え作業!!〉〈名簿の書き換え作業をお願いいたします〉と謳われていただけではなく、このような感想も掲載されていた。
「もくもくと作業して手が痛くなりましたが、とても簡単な作業です分かりやすかったです」(10代後半女性)
「3日目が終わりとても疲れましたが、明日も頑張りたいと思います」(40代前半男性)
「担当の方が面白かったので緊張感はある内容でしたが楽しく作業出来ました」(40代後半女性)
■リコールの運動事務局がアルバイトを募集するよう書面で依頼した発注書が!
そもそも、愛知県選挙管理委員会は約43万人分の署名約83%に不正の疑いがあるとし、そのうち筆跡などから同一人物が書いたと疑われる署名が90%だと発表。これだけ大量に見つかったことからも組織的不正の可能性が高いと見られてきたが、まさか、求人でかき集められたアルバイトの作業員が偽造を担っていたとは、あまりにも衝撃的だ。
しかも、問題はこれだけで終わらなかった。中日と西日本新聞の報道を受け、「お辞め下さい大村秀章愛知県知事 愛知100万人リコールの会」の事務局長で、日本維新の会の次期衆院選公認候補予定者でもある田中孝博氏は「指示なんてしていない」と関与を否定していたのだが、その後、本日午後前に共同通信が〈名古屋市の広告関連会社が運動事務局の指示でアルバイトを大量動員し、署名簿に偽の署名を書き込ませていた疑いがある〉と報道。さらに、16時前には〈運動を展開した事務局が名古屋市の広告関連会社にアルバイトを募集するよう書面で依頼していたとみられる〉〈募集内容などを記した「発注書」が残っているという〉と報じたのだ。
つまり、田中事務局長は指示を否定するものの、事務局が直接アルバイト募集を依頼し、さらにはそれを裏付ける“物証”までもが出てきたのである。
言っておくが、これは民主主義を冒涜する事態であり、戦後政治史に汚点を残す一大スキャンダルだ。リコールはたんなるアンケートやネット署名などとは違い、民主主義において選挙と同等の価値が置かれ、署名偽造は懲役刑も課される重大な違反行為である。しかも、その署名偽造をアルバイトを雇って組織的におこなっていたとなれば、金の力で政治を歪める買収行為にほかならず、けっして許されるものではない。
そして、直接的な偽造の指示の有無にかかわらず、「リコールの会」を立ち上げ、代表として運動を主導してきた高須院長や、街宣に参加するなど運動を後押ししてきた河村市長の責任が極めて重大なのは言うまでもない。
しかも、解明されるべき問題はまだまだある。それは、金の出どころと偽造署名のもととなった名簿の入手経路だ。
■高須院長率いる「リコールの会」がクラウドファンディングで集めた金と不正工作資金の関係
まず、金の問題だ。もしかすると今回のアルバイトを動員した署名偽造を「事務局内の個人が勝手に判断してやったこと」などと言い出す者がいるかもしれないが、あらかじめ指摘しておくと、偽造署名のためのアルバイト代や会場費、求人広告費などを考えても、これに相当な金がかかっているのは間違いない。それは事務局内の個人が勝手に判断し支出できるようなものではなく、組織的な了解のもとにおこなわれた支出だと考えるのが普通だ。
そして、事務局がアルバイト募集を直接依頼していたことからも、当然、事務局が偽造のために金を支出していたとしか考えられないが、問題はその原資だ。
というのも、事務局は昨年8月からクラウドファンディングを開始し、高須院長もTwitter上で〈目的達成のための資金調達運動〉〈我々の実弾は支援者の心意気です。効果的に使います〉と協力を呼びかけ。昨年10月には〈クラウドファンディング5000万円もリコール署名者100万人も過半数達成しそうだ〉と報告していた。高須院長のこのツイートが事実であれば、リコール運動に伴って事務局は少なくとも2500万円もの資金を得たことになる。
しかし、「リコールの会」がクラウドファンディングを呼びかけていたサイトを確認しても、昨年11月7日にクラウドファンディングの終了を報告したきりで、調達した支援金がどのように使われたのか、その使途はいまだに明らかにされていないのだ。
高須院長には一刻も早く、この集めた支援金の使途を公開・説明する責任があるのは言うまでもないが、その上、〈効果的に使います〉といって高須院長が呼びかけをおこなって集められたこの支援金が偽造署名のための資金として支出されていた可能性は十分考えられるだろう。
そもそも、今回のリコール運動は「あいちトリエンナーレ」の展示をめぐる歴史修正主義の動きと連動したものであり、それを支援すること自体が歴史否認への加担であると指摘しなければならないが、それでも、支援者から集めた資金が違法行為に支出されていたとすれば、違法の片棒担ぎをさせるという支援者への背信行為と言わざるを得ない。
さらに、もうひとつの問題が、署名を偽造する際に用いられた名簿の入手経路だ。前述したように、署名の偽造作業をおこなった証言者は〈愛知県内の自治体名が印刷され、名前や生年月日が載った何らかの名簿の束を渡され「とにかく書き写して」と言われた〉と述べている。この〈名簿の束〉とは、いったい何で、どのように入手されたものなのか。
たとえば、勝手に名前を使われたと告発している愛知県弥富市の鈴木みどり市議会議員らによると、署名者欄や受任者欄に名前と住所、生年月日、性別などが書かれており、本人とは異なる筆跡だが、そこに書かれた個人情報の内容は正確だったという。
議員などは選挙などで個人情報が公開されることもあるが、それ以外の個人情報はいったいどうやって入手したのか。公的名簿などなんらかの不正な方法で個人情報を入手した可能性が高い。
■署名の名簿入手先はどこから 2010年に河村市長が主導した名古屋市議会リコール署名でも名簿が流出
また、選管の調査によると、署名にはすでに死亡した人や転居した人の名前もあったことから、古い選挙人名簿やなんらかの団体の名簿が流用された可能性も指摘されてきた。
選挙人名簿の閲覧は、「特定の者が選挙人名簿に登録された者かどうかを確認するため」「公職の候補者、政党その他の政治団体が政治活動・選挙活動を行うため」「世論調査など公益性が高いと認められ政治・選挙に関する調査・研究を実施するため」に限られており、その他の目的に流用することや第三者に提供することは禁止されている。
また、津田大介氏は、名古屋市で8割以上に不正の疑いが発覚した際、〈この報道のキモは11万の不正署名の「住所」をどうやって入手したかということ。2010年の名古屋市議会解散求めるリコール署名(36万9000筆)から何らかの形で流用された可能性があるわけで、これを主導し、今回の署名も先頭に立って集めていた河村市長に説明責任があります。〉(1月30日)とツイート、11年前に河村市長が主導した名古屋市議会に対するリコール署名が流用された可能性を指摘していた。
じつは、この2010年の名古屋市議会リコール運動をめぐっては、集められた計46万人分の署名簿が電子データで保管され外部に流出した疑いがあると、2011年4月に日本経済新聞が報じている。
日経の当時の報道によれば、2011年3月にリコール成立にともない出直し名古屋市議選がおこなわれた際、河村市長率いる「減税日本」の候補者が選挙で利用したという。また「署名集めに関わった「減税日本」関係者」によれば、「出直し市議選当時、減税日本の候補からデータを渡された」「(データには)氏名や住所などが記載され、数万人分あった」という。
河村市長は昨年6月CBCテレビの取材に対し「経験がありますから、10年前に」「けっこうノウハウがいるんですよ」語っていたことが、いまネットでは話題になっているが、この「ノウハウ」というのはどういう意味なのか。
また、大量の不正が見つかったのは名古屋市だけではない。他の自治体も含めどうやって名簿を入手したのか。
■河村市長の被害者ヅラ、高須院長の陰謀論ではもはや疑惑はごまかせない
このように解明が待たれる問題はまだまだあり、本格捜査に期待したいが、誰よりもまず説明責任が求められるのは、「リコールの会」代表で運動を主導した高須院長と、コロナ対応という首長の仕事もそっちのけでリコール運動を後押ししてきた河村市長だ。
高須院長は中日新聞の取材に対し、「名簿を書き写すアルバイトがあったとは夢にも思わなかった。報道で初めて知った」などと言い、河村市長も「想像の外にあることで、本当に驚いた。けしからんこと」などと答え、ともに関与を否定しているが、そんな説明で納得できるわけがない。
とりわけ、「リコールの会」代表である高須院長は、署名偽造疑惑についてこれまでリコール運動を妨害する勢力の“陰謀論”を振りまき、〈いま足跡を追って証拠を押さえつつあります〉〈独自調査で大量不正署名のトリックの全貌が見えてきました〉などと主張してきた。
しかし、4日におこなった会見でも「誰かが活動を傷物にしようと妨害したのだろう」「大村知事と津田大介は早くから不正が8割を超えることを知っていた」などと荒唐無稽な陰謀論を強調するだけで肝心の「証拠」「トリックの全貌」は説得力のあるものを何ひとつ示すことができなかった。
ところが、いまは逆に署名偽造に事務局が関与するかたちで組織的におこなわれていたことを示す証言が飛び出し、“物証”まで出てくる事態となっているのだ。
しかも、不正の告発が始まってからの高須院長の姿勢は非常に不自然なものだった。昨年11月5日にリコール運動に携わっていた倉橋英樹・豊川市議会議員が〈筆跡、拇印が何人も同じで書かれたものなど、誰が見ても審査通らないものでかつ作為的なもの〉があったことをツイートしたのだが、その2日後の7日になって高須院長は記者会見を開き、健康状態の悪化を理由にリコール運動の終了を宣言した。
病気はほんとうなのだろうが、自分が表に立つことが難しくなったとしても、なぜ運動そのものを終了させなければいけなかったのか。
その後、具体的な不正の証言がいくつも出てきているのに、河村市長や高須院長は明らかに本格的な調査をすることに消極的だった。本当に彼らは不正を知らなかったのか。
繰り返すが、この不正問題は民主主義を冒涜する一大スキャンダルだ。捜査の進展を待つだけではなく、高須院長と河村市長には調査解明と説明責任を果たすことをいま一度求めたい。
(編集部)
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[※歴代自民党内閣は「国民のために働」いていなかった!? 縁故主義・政権の私物化もアベ様から《継承》 (日刊ゲンダイ 2020年10月14日)↑]
(2021年02月03日[水])
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/自民党幹事長・二階にお粗末ブーメラン】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202102030000099.html)。
《二階俊博は会見で、銀座クラブ問題を念頭に「議員は国民の模範とならないといけない立場なのでそういう問題は論外だ。それぞれ胸に手を当てて自らをよく律していただきたい。子供ではないので党がどうこう言う話ではない。選挙区の皆さんから日頃から注意も指導も受けているはずだ。謙虚に対応してもらいたい」とした。だが、事の発端は二階の年末の「8人ステーキ会食」から始まったのではないのか》
『●《半沢が箕部幹事長と対峙するシーンの長台詞は、まるで私利私欲に
まみれた今の自民党政権に対する怒りの言葉のようだった》…現実は?』
『●《「これは『半沢直樹』そのまんま」「リアル『半沢直樹』だ!」
「箕部幹事長はやっぱり二階だったのか」》…キングメーカー気取り』
『●アベ様一族…元最低の官房長官や副首相、〝箕部幹事長〟、無《責任政党》
やお維の連中、《下足番》新聞やアベ様広報紙などのメディア』
あぁぁ、〝箕部幹事長〟はブーメランも理解できな程の老醜…《事の発端》をお忘れか? ―――《二階の年末の「8人ステーキ会食」》。「エイジズム」の意図は全くないのだが、政治家個人として醜悪であり、「老害」「老残」だ。
『●斎藤貴男さん《もう二度と、コロナ禍を奇貨とした利権漁りはやめろ。
卑しい。で、次は一刻も早く東京五輪の中止を決めることだ》』
『●しんぶん赤旗スクープ…《官房機密費(内閣官房報償費)は95億
4200万円超…菅氏が自身に支出したのは86億8000万円超にものぼる》』
『●中小零細事業も潰し、《死なせる医療》も正当化し、超監視社会へも
誤誘導…何処まで冷酷陰湿強権な利権漁りカースーオジサンなのか?』
『●金子勝さん《抜本的なコロナ対策こそ、最大の経済対策なのだ》…
検査検査検査・追跡・保護と社会的検査による無症状感染者の炙り出し』
『●厚労相「義務ではない」扶養照会…カースーオジサン、躊躇わずに
生活保護を申請できるようにしてから「生活保護がある」と言ってくれ』
『●意図的に《検査件数が大きく減っている…東京都は都内の保健所に
対し、「積極的疫学調査」の対象を絞るよう、通知を出している》』
『●《菅政権は、規制改革を政策の重点事項としている。だったら、
国民生活を危機に陥れている感染症の利権を最優先の改革対象とすべき》』
『●《#罰則ではなく補償を》! 《やるべきことをやらず、余計な
制裁強化ばかりを先行させようとする。無為無策と逆行は続いている》』
栃木県を除き、緊急事態宣言が3月8日まで、1カ月の延期となりました。利権漁りカースオジサンや〝箕部幹事長〟らによるGoTo人災であることが明確化される一方、この間、《自助》だけという血の通わない無為無策な政でした。保身と利権漁りしか興味なしなカースーオジサンや〝箕部幹事長〟ら。
【「必ず改善させる」と明言した1ヵ月 高まったのは政権不信<緊急事態宣言延長>】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/83684)によると、《新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言の1カ月延長が決まった。菅義偉首相は発令時に「1カ月後には必ず事態を改善させる」と明言し、新規感染者数は減少傾向にあるが、解除には至らなかった。この間、政権内では宣言解除の基準を巡って見解の相違や修正が表面化し、与党議員が深夜の街に繰り出していたことも発覚。協力する国民の側に政治不信が広がっており、感染対策の旗を振る首相らの呼び掛けがかき消されかねない。(上野実輝彦、井上峻輔) ◆1周と思ったら「もう1周走って」…◆解除の目安にぶれ…◆「これでは国民がついてこない」 厳しい国民生活が続く中、発覚したのが与党議員の軽率な行動だ。松本純・元国家公安委員長ら自民党議員3人は連れ立って、公明党幹事長代理だった遠山清彦氏は知人とともに、宣言中の深夜に東京・銀座のクラブで飲食していた。松本氏は発覚時に「1人で行った」と、うその説明をしていたことも認め、自民党の3氏は離党、遠山氏は議員辞職に追い込まれた。首相は議運委で「誠に残念で、国民に心からおわび申し上げる」と謝罪。野党から、ステーキ店で大人数の会食に参加した昨年12月の自身の行動も追及され「大いに反省している。その際は緊急事態宣言はなく(飲食店の営業は)午後10時まで許されていた」と釈明に追われた。自民党内からも「一致団結をお願いしている与党が信頼を失墜させている。これでは国民はついてこない」(中堅)と批判の声が出ている》。
麻生派の松本純・元国家公安委員長は、《〈選挙のうぐいす嬢の皆様をはじめ後援会の皆様と参加致しました。〉(同上2015年4月18日)…〈役職ごとに案内状が割り当てられます。…〉》ということで、「桜を見る会」でもご活躍。以前、内閣府防災担当大臣も担当。嘘までついておきながら、《自民党の3氏は離党》程度でお終いかい?
『●アベ様《国会でも「事務所側が補填したという事実はまったくない」
「後援会としての収入、支出は一切ない」…やはりあれは真っ赤な嘘》』
『●《秘書のミスとして収支報告書の修正、最悪でも秘書が起訴されるだけ。
告発に対しての検察のポーズで捜査の体裁を取っただけ》!?』
『●息吐く様にウソをつく《稀代の“嘘つき総理”》による7年8カ月に
及ぶ《憲政史上最悪と名高い安倍政権》…漸く「前夜祭」の真相が』
『●《ホテル側が「営業の秘密」を理由に資料提供を拒否するなどという
ことはあり得ない…ホテル側に「口封じ」をしていたことは明らか》』
『●《総理大臣経験者が検察に任意聴取されるのは異例中の異例だ》…
刑事責任を問えない? ならば、アベ様を国会で証人喚問して政治責任を』
『●アベ様には一体何枚の舌? 「118回」息吐く様にウソをつき、
国会がコケにされたのに、無《責任政党》から誰一人声を上げない…』
『●《約700万円も使途不明…私的な支払いのために預かった金を
安倍前首相に断りもなく秘書が勝手に流用…それは完全に横領では》?』
『●《自民党の安倍擁護派は野党の質問をことごとく口汚くののしった。
議会と国民にうそをつき、質問者をばかにし…野党批判に変えた》』
『●衆参議運での《訂正》説明後、アベ様は《「説明責任を果たすことが
できた」と胸を張り、さらには来年の衆院選出馬の意向を示した》』
『●(永田健氏)《安倍氏が国民が注視する国会であんな答弁をしたのは
「野党をなめていたから」ではなく「国民をなめていたからだ」…》』
「「《疑惑を持たれた政治家は当然、国民への説明責任を果たすべきだ》
…これまたお得意のブーメラン」。
「ブーメラン…「政治家も責任を取らない結果、政府は無責任体制に
陥り、国家運営の著しい停滞を招いた」by (当時野党)自民党アベ様」。
《「安倍氏は政界一のブーメランの名手」と認定》…さて、新年に
なりましたし、追及の再開を」
自民党議員の振舞いや責任の取り方に驚きが無いですよね。だって、118回も息吐く様にウソをついた元首相が居ましたとさ。しかも、国会で。また、副首相は夜な夜な「素淮会というカラクリを通して税金で愛人の店で豪遊《締めて650万8000円》」ですもの。《「1人で行った」と、うその説明》やクラブ〝訪問〟、クラブに〝滞在〟程度、また、《自身の資金管理団体がキャバクラなどに「飲食代」として計11万円を支出していたことも判明》程度では驚きもしません。
『●《2018年…森友学園にかんする決裁文書の改ざん》…素淮会という
カラクリを通して税金で愛人の店で豪遊《締めて650万8000円》』
沖縄タイムスの【社説[議員銀座飲食]うそがまかり通る異常】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/701364)によると、《コロナ禍で我慢を強いられている国民が、政治家の行動にどれだけ厳しい目を向けているか分からなかったのか。公明党の遠山清彦衆院議員が、辞職願を提出し許可された。緊急事態宣言下の先月22日、深夜まで東京・銀座のクラブに滞在していた、と週刊誌に報じられた。自身の資金管理団体がキャバクラなどに「飲食代」として計11万円を支出していたことも判明した。これらの責任を取る。遠山氏は「私の不適切な行動と、資金管理団体の不祥事で政治への信頼を深く傷つけてしまった」と謝罪した。その通りであり、議員辞職は当然だ。…自民党の松本純元国家公安委員長…はこれまで「1人で行った」と説明していた。うそをついて事実を隠蔽しようとしていたのだ。「前途ある2人。後輩をかばった」との釈明が通用するはずがない。理解できないのは党執行部の対応だ。松本氏が当初、役職の辞任を申し出た際、二階俊博幹事長は「やめる必要はない」と一時慰留したという。3氏を離党勧告処分としたのは、世論の反発を受けて慌てて取り繕った感が否めない》。
東京新聞の【社説/公明議員は辞職 自民の処分甘くないか】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/83524?rct=editorial)によると、《松本氏は銀座のクラブで「店主たる人と二人だけだった」と説明したが、虚偽だった。問題が報じられても、大塚、田野瀬両氏は直ちに申し出なかった。議員として適切な振る舞いと言えるのか。…安倍氏は首相を辞任し、その後国会で釈明したが、虚偽答弁の責任を取ったとは言い難い。済んだ話とはせず、厳しく身を処すことが必要だ。野党に「鯛は頭から腐る」と言われないが為にも。》
自民党大阪府連会長・大塚高司衆議院議員(大阪8区)と田野瀬太道衆議院議員(奈良3区)も〝離党〟だけでお終いなのね。「鯛は頭から腐る」…体全体が腐り果てているのが、自公お維。
『●沖縄イジメ、辺野古は破壊「損」の張本人が元最低の官房長官。
そして今、さらなるデタラメ・ヒトデナシをやろうとしているオジサン』
アベ様の政の下、沖縄イジメ、辺野古は破壊「損」の張本人が元最低の官房長官カースーオジサンであることを忘れてはダメ。
西日本新聞の【社説/遠山議員辞職 「国民の代表」は襟を正せ】(https://www.nishinippon.co.jp/item/n/686936/)によると、《「国民の代表」として、範を示すべき立場と責任を自覚しているのか。全ての国会議員は改めて襟を正すべきである。 公明党の遠山清彦衆院議員=比例九州=が、議員辞職に追い込まれた。遠山氏は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言中の深夜に東京・銀座のクラブを訪れ、世論の激しい批判を受けていた。政府は国民に不要不急の外出自粛を呼び掛け、飲食店に営業時間の短縮を求めている。さまざまな不便や困難があっても多くの国民が協力を惜しまないのは、一刻も早く感染を収束させて経済を回復軌道に乗せ、日常生活を取り戻したいからだ。そのさなかに判明した国会議員の不謹慎な行動が、国民を怒らせ、政治への不信感を募らせたのは言うまでもあるまい。遠山氏は先月22日深夜に銀座のクラブで会食していた、と週刊誌に報じられた。29日には遠山氏の資金管理団体が2019年、福岡市のキャバクラなどに「飲食代」として計約11万円を支出していたことも政治資金収支報告書から判明した。このため同日、幹事長代理という党の役職を辞任し「国民の皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱいだ。社会通念上、理解は得られない」と相次ぎ発覚した不祥事を謝罪していた。当初はこれでけじめをつける考えだったが、世論の反発は想定以上だったのだろう。遠山氏はきのう「国民の政治への信頼を深く傷つけてしまった。週末に熟慮した結果、議員辞職を決意した」と語った。次期衆院選にも出馬しないという》。
さて、その遠山清彦衆院議員(比例九州)のかつての所業について ――― デマゴギー。
『●民主主義を破壊し、倫理観の欠片もない醜悪な選挙戦術…
記憶し、教訓を沖縄県知事選の次にもつなげたい』
《さらに、もっとも醜悪だったのが、佐喜真応援団がネット上で
繰り出した、玉城氏に対するデマ攻撃だ。…などの疑惑はすべて
デマであることが週刊誌報道などによって判明しているにもかかわらず、
選挙戦最終盤までネット上で流布されつづけた。しかも、
「小沢別荘」デマを拡散させたのは、公明党の遠山清彦衆院議員
というれっきとした国会議員だった。このような類を見ない物量作戦と
ネガティブキャンペーンを繰り広げながら、佐喜真氏は見事に敗れた。
普通なら、もっと大差をつけて玉城氏が勝利を収めていても
おかしくはないのだ》
『●鈴木耕さん《デマゴギーとの戦い…沖縄の民意は
デマには屈しなかった》…沖縄県知事選の次にもつなげたい』
《現役衆院議員のデマゴギー この選挙でのデマやフェイクは、
選挙史上まれに見るひどさだったと言われている。しかも、
現役の国会議員までが、このデマの流布に一役買っていたことが
明らかになった。公明党沖縄方面本部長なる肩書を持つ遠山清彦
衆院議員である。遠山議員は選挙期間中、さまざまなデマを
ツイッターなどで発信し続けた。…しかし、こんな事実は一切なかった。
デマを指摘されると遠山議員は「ツイッターに流れていた情報を
リツイートしただけ」と開き直った。ほかにも数々のデマを発信し
続けたこんな男が現役議員、しかも“公明正大”を旨とする公明党の
議員なのだから、呆れるしかない。玉城氏側は、刑事告訴の準備まで
したという》
さらに、自民党系ホシュの中山義隆石垣市長。Wikipediaによると、《2018年9月に行われた沖縄県知事選挙では、佐喜眞淳(自民党・公明党・日本維新の会・希望の党推薦)の石垣市における選対本部長を務めた》。
《市民の安全や生命を守る責務がある自治体の長》のはずが、何やっているのでしょうか?
『●沖縄デマによる市民の分断: 『沖縄スパイ戦史』の両監督
…「反基地運動は中国のスパイ」デマも同根』
《一方、安倍首相は「基地負担軽減に全力を尽くす」と述べた。嘘だ。
政権に辺野古新米軍基地の建設強行を止める気配は微塵もない。
石垣島、宮古島、与那国島への大規模な自衛隊とミサイル基地の
配備も推し進めており、石垣市では中山義隆市長が7月18日に
陸自配備受け入れの方針を正式に表明した》
『●《卑(ミーン)》な「本土」与党・癒党議員らが賛成しようが、
《安倍政権の辺野古新基地建設は憲法違反》』
《超右派として有名な石垣市の中山義隆市長も、いつもの強気に似ず、
かなり焦ったらしい。ハンスト中の元山さんに向けて、こんな
ツイート(1月18日)を発信した》
『●《署名活動を担ったのは、島の将来を担う若者たち…石垣市の4割近い
有権者の権利救済の役割を放棄…あまりに不当な判決》(琉球新報)』
「日本軍から解き放たれ、今度は、米軍と一体化。《沖縄戦は、
軍隊は住民を守らない、という事実》からすれば、自衛隊は、特に
沖縄の市民を《守ろ》うとしているか? 市民は分断されゆき、
自衛隊と米軍が相まって、《アメリカが中国の軍事的脅威に対抗》
するための〝防波堤〟としての役割を押し付けてはいないか。
《標的の島》を押し付けていないか。《石垣市の中山義隆市長は
陸自配備を「国防や安全保障は国の専権事項」と容認する》が、
これは本当に市民のことを考えての発言か? 《市民の安全や生命を
守る責務がある自治体の長として、生活に影響を及ぼしかねない
配備について住民の声を吸い上げ、判断するのがその役割ではないか》?」
目取真俊さんのブログ【海鳴りの島から 沖縄・ヤンバルより…目取真俊/安和での抗議行動/石垣市の中山市長は即座に辞任すべきだ】(https://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/6d5c26012ea6b0671a3a2e586b86fee4)によると、《石垣市の中山義隆市長が、宮古島に選挙応援に行った際、居酒屋やキャバクラなど5件で会食したという。狭い島の中でそれだけ店を回れば、周りに知られるのはすぐに分かるはずだ。知られても大したことはないと、石垣市民や宮古島市民をなめ切っているのだろう。その程度の意識、認識で市民に何を呼びかけようというのか。感染防止をまじめに取り組んでいる市民を馬鹿にしている。すぐに辞任すべきだ》。
沖縄タイムスの記事【「自制すべきだった」石垣市長、会食を謝罪 居酒屋や接待を伴う店も】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/701889)によると、《石垣市の中山義隆市長は2日、新型コロナウイルス感染拡大で市民に不要不急の外出自粛を求める中、宮古島市長選の応援で訪れた同市で選対関係者らと居酒屋やスナックで会食していた…大人数や長時間の会食にならないよう気を付けていたと釈明した上で「選挙のお願いとはいえ、その後の宮古島市の感染拡大状況を見ると自制すべきだった」とした。市民へ島外の人との飲食を含むさまざまな行動自粛を求めていたことに対し「今回の私の行動で石垣市民の皆さまには本市の感染対策に不安を与えた」「宮古島市の皆さまにもご迷惑をお掛けした」と陳謝した上で「島内の感染拡大防止と市民生活の回復へ、気を引き締めて全力で取り組む」と述べた》。
また、琉球新報の記事【宮古島で接待飲食の石垣市長が謝罪「市民に不安与えた」「自制すべきだった」】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1266206.html)によると、《石垣市の中山義隆市長が不要不急の外出を控えるよう市民に呼び掛けていた期間中、選挙応援で訪れた宮古島市内で接待を伴う飲食店で会合していた…宮古島市長選に立候補した下地敏彦氏の応援で同市を訪れていた1月15、16の両日、市内の接待を伴う飲食店や居酒屋を各日2~3軒訪れたと説明した。宮古島市議や下地氏の支援者が同行したという。滞在時間は各店舗30分~1時間ほどで、同席したのは同行者・店舗スタッフと合わせ、多い時で5~6人だったとした。宮古島市内では当時、飲食店などに午後10時までの営業時短要請が出されていた。会合の終了時間について中山市長は「はっきりとは覚えていないが日付はまたいでいない。10時以降の可能性もある」とした》。
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202102030000099.html】
コラム
政界地獄耳
2021年2月3日8時2分
自民党幹事長・二階にお粗末ブーメラン
★政府は緊急事態宣言の延長やその対象外地域でも新型コロナ対策分科会が示す基準で「感染漸増」を示す「ステージ2」に下がるまで、飲食店に対する営業時間の短縮要請などを行う。この発表に合わせて自公の銀座クラブの面々の処分を急いだのではないだろうか。国民に時短や自粛を要請しているのに、政治家は治外法権かといわれることを嫌ったのが分かる。一方で、五輪はできると言い張る根拠を示さないのもおかしな話だが、国民の怒りの矛先が銀座のクラブに集中したといえる。
★銀座のクラブはいい迷惑だ。なにしろ飲食が悪いわけではないものの、飲食が悪いと決めてしまって、堂々と飲食してどこが悪いのかというのも、いずれも自民党の政治家だからだ。2日、自民党幹事長・二階俊博は会見で、銀座クラブ問題を念頭に「議員は国民の模範とならないといけない立場なのでそういう問題は論外だ。それぞれ胸に手を当てて自らをよく律していただきたい。子供ではないので党がどうこう言う話ではない。選挙区の皆さんから日頃から注意も指導も受けているはずだ。謙虚に対応してもらいたい」とした。だが、事の発端は二階の年末の「8人ステーキ会食」から始まったのではないのか。
★大人数での会食がはばかられる時に8人でステーキ店に集まり、二階や「多人数の会食控えて」と国民に訴えた首相・菅義偉まで集まったことで批判を浴びると「別に8人で会っただけで会食ってそんなことを特にやったわけではない。飯を食うために集まったんじゃないんですよ」と二階は抗弁した。確かに子供ではないからどうのこうのいうことではないのかも知れないが、離党や議員辞職に発展している。お粗末なブーメランだということを国民は子供ではないから知っている。(K)※敬称略
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[※歴代自民党内閣は「国民のために働」いていなかった!? 縁故主義・政権の私物化もアベ様から《継承》 (日刊ゲンダイ 2020年10月14日)↑]
(2020年12月08日[火])
2020年12月8日の東京新聞の【社説/開戦の日に考える 鶴彬獄死の末にある戦】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/73025?rct=editorial)と、
コラム【筆洗/その朝の授業は鬼のあだなで畏怖された教授の英語だった。その…】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/73024?rct=hissen)。
《鶴彬(つるあきら)という川柳作家をご存じでしょうか。日本が戦争へと突き進む中、貧困と反戦を詠み、治安維持法違反で逮捕、勾留中に病死しました。苛烈な言論統制の末にあったのは…。七十九年前のきょう破滅的な戦争が始まります。…「鶴彬/獄死の末(さき)に/ある戦(いくさ)」》。
《▼あの日、今から考えれば、勝てるはずもない日米の開戦に国民の大半が高揚した。記憶にとどめなければならぬ戦争の過ち。それは軍や政府によるものだが、感情に任せたわれわれの側の「万歳」をそこから除く理由もまた見当たらぬ。繰り返すまい》。
鶴彬さんの「生きた世」…《鶴彬(つるあきら)/獄死の末(さき)に/ある戦(いくさ)》。
『●鶴彬さんの「生きた世」…自公を支持する皆さんは
人の親として「そんな世」を目指しているの?』
「あの時代」に、死を賭しているとしか思えない激しい反戦川柳を読んでおられる鶴彬さん。治安維持法など、鶴彬さんの「生きた世」は相当に過酷だった。いま、自公お維を支持する皆さんは人の親として「そんな世」を目指しているのでしょうか? アベ様の政が終わったかと思えば、陰険陰湿強権な違法・違憲オジサンの政に。《メディアコントロール》や日本学術会議の6人「だけ」を任命拒否した問題など、これ以上閉塞の時代となることに、耐えられない。《学問や言論、表現に対する弾圧は、戦争への道につながる、というのが歴史の教訓です》。スカスカオジサンはシレ~ッと冷酷に壊憲を進めそうで、恐ろしくて仕方ない。
『●《キンモクセイで世間の鼻をごまかし、学問の自由、言論の自由を
脅かしかねない「腐臭」に気付かせぬようにしている》(筆洗)』
『●西日本新聞【例えるなら、こんな話か。授業が始まるのに数人の
子が…】…取り巻きが《デマを流してまでも、必死で政権擁護》の醜悪』
『●違法・違憲オジサン…《「裸の王様」…取り巻きの同調意見ばかり
聞き入れ、学者の正論に耳をふさげば、宰相はそう呼ばれてしまいます》』
自公お維の国会議員やその支持者の皆さんは《繰り返すまい》と思っているだろうか。戦争の記憶の継承を嫌っているのではないか。
『●『石原莞爾/その虚飾』読了 (2/2)』
「「手と足をもいだ丸太にしてかへし
万歳とあげて行った手を大陸へおいてきた
/…鶴彬は、こうした刺し貫くような反戦川柳をつくって逮捕され、
赤痢にかかって、手錠をかけられたまま、二十九歳で病死した」」
『●閉塞の時代に: 安倍晋三首相の危険な「思い入れの強さ」』
「東京新聞…記事【鶴彬(つるあきら)の愛好家らが運動
反骨の川柳作家 都内に句碑を】」
『●「女性が輝く社会」の「女性を愚弄した発言」…
「タマ除けを産めよ殖やせよ勲章をやろう」(鶴彬さん)』
「「タマ除けを産めよ殖やせよ勲章をやろう」(鶴彬さん)とでも
脳内では? 与党自民党の桜田義孝前五輪相や元癒党お維の
丸山穂高衆院議員…よくもまぁ、こんな議員に投票できるよな。
《そもそもこうした議員を選ばないよう吟味するのは、
有権者の責任である》…「1/4と2/4」の皆さん、このままでいい
のですか? 《子育て支援を公約》《子育ての党》といったフザケタ
与党自公や「子を人殺しに行かせたくて仕方ない」癒党お維を支える
「1/4」の皆さん、選挙に行きもしないことで間接的に与党や癒党を
支えている「2/4」の眠り猫な皆さん…」
『●「戦争や軍国主義を批判、風刺、反体制的な句を作った
俳人四十四人が治安維持法違反容疑で検挙され…」』
『●《戦争が廊下の奥に立つてゐた》…《そんな時代にしては
ならない》はずが、癒党お維や与党議員ときたら』
『●与党自公や癒党お維は、戦争したくて(させたくて)、人殺しに
行きたくて(いかせたくて)しかたないのね?』
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/73025?rct=editorial】
社説
開戦の日に考える 鶴彬獄死の末にある戦
2020年12月8日 06時42分
鶴彬(つるあきら)という川柳作家をご存じでしょうか。日本が戦争へと突き進む中、貧困と反戦を詠み、治安維持法違反で逮捕、勾留中に病死しました。苛烈な言論統制の末にあったのは…。七十九年前のきょう破滅的な戦争が始まります。
鶴彬(本名・喜多一二(かつじ))は一九〇九(明治四十二)年一月、石川県高松町(現在のかほく市)に生まれました。尋常小学校や高等小学校在校中から地元新聞の子ども欄に投稿した短歌や俳句が掲載されるなど、才能は早くから知られていたようです。
◆貧困、社会矛盾を川柳に
喜多の作品が初めて新聞の川柳欄に載ったのは高等小学校を卒業した翌二四年の十五歳当時、進学の夢がかなわず、伯父が営む機屋で働いていたときでした。
<静な夜口笛の消え去る淋しさ>(二四年「北国柳壇」)
「蛇が来る」などと忌み嫌われた夜の口笛を吹いても、何の反応もない寂しさ。少年期の感傷的な心象風景が素直に表現された作風がこのころの特徴でしょう。
翌年には柳壇誌に作品が掲載され、川柳作家として本格デビューを果たします。その後、多くの川柳誌に作品を寄せるようになりました。このころはまだ柳名「喜多一児(かつじ)」や本名での投稿です。
十七歳の時、不景気で伯父の機屋が倒産。大阪に出て町工場で働き始めた喜多を待ち受けていたのは厳しい社会の現実でした。喜多の目は貧困や社会の矛盾に向けられるようになります。
<聖者入る深山にありき「所有権」>(二八年「氷原」)
このころ都市部では労働運動、農村では小作争議が頻発、政府は厳しく取り締まります。持てる者と持たざる者、富める者と貧しい者との分断と対立です。修験者が入る聖なる山にも俗世の所有権が及ぶ矛盾。そこに目を向けない宗教勢力への批判でもありました。
◆反軍、反戦を旺盛に詠む
十九歳のとき大阪から帰郷した喜多は、生産手段をもたない労働者や貧農、市民の地位向上を目指す無産運動に身を投じ、特別高等警察(特高)に治安維持法違反容疑で検束されます。その後、故郷を離れて上京、柳名を「鶴彬」に改めたのも、特高の監視から逃れるためでもありました。
兵役年齢に達した二十一歳の三〇年、金沢の陸軍歩兵第七連隊に入営しますが、軍隊生活が合うわけはありません。連隊内に非合法出版物を持ち込んだ「赤化事件」で軍法会議にかけられ、大阪で刑期二年の収監生活を送ります。
刑期を終え、除隊したのは三三年、二十四歳のときです。このときすでに日本は、破滅的な戦争への道を突き進んでいました。三一年には満州事変、三二年には海軍青年将校らが犬養毅首相を射殺した五・一五事件、三三年には日本は国際連盟を脱退します。
この年、自由主義的刑法学説をとなえていた滝川幸辰(ゆきとき)京都帝大教授に対する思想弾圧「滝川事件」が起こり、学問や言論、表現の自由への弾圧も苛烈さを増します。
しかし、鶴がひるむことはありませんでした。軍隊や戦争を批判し、社会の矛盾を鋭く突く川柳を作り続けます。
<万歳とあげて行った手を大陸へおいて来た>
<手と足をもいだ丸太にしてかへし>
<胎内の動きを知るころ骨(こつ)がつき>
召集令状一枚で男たちは戦場へ赴き、わが家に生還しても、ある者は手足を失い、妻の胎内に新しいわが子の生命の胎動を知るころに遺骨となって戻る男もいる。鶴が川柳に映しだした戦争の実態です。いずれも三七年十一月「川柳人」掲載の作品です。
特高はこうした表現を危険思想とみなし、同年十二月、治安維持法違反容疑で鶴を摘発し、東京・中野区の野方署に勾留しました。
思想犯に対する度重なる拷問と劣悪な環境。鶴は留置中に赤痢に罹(かか)り、東京・新宿にあった豊多摩病院で三八年九月に亡くなりました。二十九歳の若さでした。
川柳に続き、新興俳句も弾圧され、表現の自由は死に絶えます。
◆戦争へと続く言論弾圧
お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、この社説の見出し「鶴彬/獄死の末(さき)に/ある戦(いくさ)」も五七五の川柳としてみました。
学問や言論、表現に対する弾圧は、戦争への道につながる、というのが歴史の教訓です。
安倍前政権以降、日本学術会議の会員人事への政府の介入や、政府に批判的な報道や表現への圧力が続きます。今年は戦後七十五年ですが、戦後でなく、むしろ戦前ではないかと思わせる動きです。
戦後制定された憲法の平和主義は、国内外に多大な犠牲を強いた戦争の反省に基づくものです。戦争の惨禍を二度と繰り返さない。その決意の重みを、いつにも増して感じる開戦の日です。
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/73024?rct=hissen】
筆洗
その朝の授業は鬼のあだなで畏怖された教授の英語だった。その…
2020年12月8日 06時40分
その朝の授業は鬼のあだなで畏怖された教授の英語だった。その朝とは、一九四一(昭和十六)年十二月八日。日米開戦の日だという▼開戦の臨時ニュースが校内に伝えられた。教授は廊下に飛び出し、「万歳」と叫んだそうだ。当時の学生が書き残している▼作家、半藤一利さんの『十二月八日と八月十五日』にあったが、とりわけ珍しい話ではなかろう。<やみがたくたちあがりたる戦(たたかい)を利己妄慢(ぼうまん)の国国よ見よ>斎藤茂吉。長く続く米英との緊張。当時の国民はうっとうしさや閉塞(へいそく)感の中にあり、真珠湾攻撃はその暗雲を吹き飛ばすかのように受け止められた。「利己妄慢」の米英という大国に挑む痛快さもあったという。茂吉もそうだったのだろう▼十一年後の五二年に建立された、広島の原爆死没者慰霊碑。碑文は<安らかに眠って下さい/過ちは繰返しませぬから>である。その言葉を考案したのは十二月八日に「万歳」を叫んだあの教授だそうだ▼歴史の皮肉を書きたいわけではない。教授の名は当時広島大学教授の雑賀忠義さんとおっしゃる。この人も被爆している▼あの日、今から考えれば、勝てるはずもない日米の開戦に国民の大半が高揚した。記憶にとどめなければならぬ戦争の過ち。それは軍や政府によるものだが、感情に任せたわれわれの側の「万歳」をそこから除く理由もまた見当たらぬ。繰り返すまい。
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沖縄タイムスの【社説[安里要江さん死去]「語り部」の使命貫いた】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/664242)。
《沖縄戦の語り部として約40年にわたり戦争の悲惨さを訴えてきた安里要江さんが亡くなった。99歳。昨年5月に活動に終止符を打つまで自身の過酷な体験と平和の尊さを語り続けてきた》。
『●対馬丸事件の教訓…《この悲劇は、いったん戦争に
巻き込まれればいかなる対象も、攻撃される対象となる危険性》』
『●「在日沖縄人」石川文洋さん… 《宗谷岬を出発し…沖縄まで
約3500キロを約11カ月間かけて完歩》』
『●「原子力災害伝承館」《批判…口封じ》…《安倍政権では「被災地
切り捨て」政策がつづけられてきたが、それを菅政権も「継承」》』
平和な社会への《語り部》の皆さんの重要な貢献。特に、《沖縄戦の語り部》の皆さんは高齢化している。そんな中、戦争の記憶をどのように継承していくのか。
《「真実を後世に伝えることが生き残った自分の義務」と心の傷を押して語り部を続け大きな足跡を残した》安里要江さんがお亡くなりになったそうです。ご冥福をお祈ります。
『●《戦争が廊下の奥に立つてゐた》…
《そんな時代にしてはならない》はずが、癒党お維や与党議員ときたら』
《県内最高齢の沖縄戦の語り部で、映画「GAMA 月桃の花」のモデルにも
なった安里要江(としえ)さん(98)…「命ある限り語るのが私の使命だった。
二度と悲惨な戦争が起きないよう、みなさんも後世に伝えていってほしい」
と話し、若い世代にバトンを託した》
「《これまで約40年間にわたって戦争の悲惨さを訴えてきた》方にあまりに
失礼な話が続いている。修学旅行で訪れた大阪府の中学生には伝わっても、
いい大人が戦争ごっことはね。こんな国会議員がいるとはねぇ、
呆れかえります。まぁ。(アノお維から除名された、議員辞職勧告された元)
お維議員ですものね。ましてや、行政府の長や副総理・財務相、
最低の官房長官らがアンナ人達ばかりですものね」
『●《玉城知事が対話を求めた直後にこれを拒否…》アベ様には
《(他者の痛みに寄り添う)沖縄のチムグクル》は届かず』
「琉球新報のコラム【<金口木舌>月桃の花咲く頃に】…によると、
《海勢頭豊さんが作詞作曲し、映画「GAMA 月桃の花」の
主題歌にもなった曲の一節だ。慰霊の月になると、自然と口ずさむ
▼映画のモデルになった県内最高齢の沖縄戦の語り部、
安里要江(としえ)さん(98)が先月、体調不良を理由に活動を終えた。
「命ある限り語るのが私の使命だった」と約40年、沖縄戦で夫と
2人の子どもら親族11人を失った体験を県内外で語り、
戦争の悲惨さを訴えた…▼戦争体験者の生の声を聞ける時間は
限られている。一言一言を胸に刻み、次代につなぐことが大切だ。
22日の真壁区の慰霊祭では、優しい「月桃の花」が戦没者のみ霊を
慰めた。今日は「慰霊の日」。深い祈りの中で、
改めて平和な世を誓いたい》」
どう戦争の記憶を残し、戦争を回避するのか。戦争の記憶の継承、《語り継ぐ》。でも、今のような自公政権やお維が幅を利かす世の中では…。まず、そこから変えていかないと。
『●加害者性と被害者性…「私たち一人一人が被害者となり、
加害者となり得る戦争。戦争はどこかで今も…」』
「【記憶の澱/NNNドキュメント’17】…。
《先の大戦の記憶を、今だからこそ「語り、残したい」という人々がいます。
…心の奥底にまるで「澱」のようにこびりついた記憶には「被害」と「加害」、
その両方が存在しました》」
『●「現実の戦争を知るベテランジャーナリスト」石川文洋さんの言葉に耳を』
《沖縄で写真展を開いた時のことだ。沖縄戦を体験したお年寄りが、
異国の戦場の様子にじっと見入っていた。平和教育が盛んな土地柄。
保育士に連れられ、保育園児も足を運んでくれた。「戦争の記憶が
日常の中にあり、子どもたちに引き継がれている。常に戦争を
意識せざるを得なかった歴史の裏返しです」
兵士や兵器を積んだ米軍機が今も戦地に向けて飛び立つ。
ベトナム戦争当時と変わらぬ沖縄の風景だ。差別的な基地負担を
強いられ、常に事件や事故と隣り合わせの被害者であると同時に、
「後方支援基地として、命を奪う加害者側でもある。そんな罪悪感にも
似た感情を持つ人は少なくない」。被害者の痛みが理解できる。
それもまた、沖縄が歩んできた歴史ゆえだ》
『●「絶望は愚か者の結論」を心に、壊憲を続けるアベ様に根気強く対抗を』
『●現在進行形の「身代わり」: 「反省と不戦の誓いを…
沖縄を二度と、身代わりにしてはならない」』
『●アベ様に犯罪をもみ消してもらえる「報道」者、
かたや、「卑劣な報復=身辺調査」を噂される新聞記者…』
『●大矢英代さん「私たちは、過去の歴史からしか学べません
…私たちが何を学ぶのかが今、問われている」①』
『●『憲法くん』の誇りとは? 《私は六六年間、戦争という名前で
他国の人々を殺したことがない。それが誇り》』
《演じるのは、ベテラン女優の渡辺美佐子(86)。この短編を挟んで、
初恋の人を疎開先の広島の原爆で亡くした渡辺が続けている慰霊の
旅と原爆朗読劇のドキュメントが描かれる。朗読劇は渡辺が中心と
なって同世代の女優たちと33年間続けてきたもので、今年が最終公演。
未来に託す戦争の記憶と女優たちの平和への思いが語られる》
『●水木しげるさんの言葉を…《戦争に向かうハードルが低く…
戦争の怖さが(若者の)耳に届きづらい》恐ろしい世に』
《沖縄タイムスの【社説[慰霊の日に]知ることから始めよう】…
《こういう時期だからこそ、沖縄戦の実相をより深く学び、
戦争の記憶を引き継ぐ意味を心に刻みたい。きょう沖縄は
「慰霊の日」を迎える。県民の4人に1人が犠牲になった
沖縄戦から75年の節目となるが、今年の「6・23」は新型コロナ
ウイルスの影響で慰霊祭の中止や規模縮小を余儀なくされている》》
『●『沖縄スパイ戦史』と《記憶の澱》…
「護郷隊…中高生の年頃の少年たち…スパイと疑われた仲間の処刑…」』
『●《8月ジャーナリズム》と《沖縄にとって戦争は遠い昔話ではない。
沖縄は、今も一年中、戦争の延長線上を生きている》(大矢英代さん)』
『●戦争の記憶の継承…《大谷昭宏さんから伺った話。「戦争の記憶が
風化する中、語り継ぐ一つの手段が見えるのでは」と水を向けられ…》』
『●《米軍の爆撃から逃れ川を渡る親子2組を捉えたピュリツァー賞作品の
「安全への逃避」など、沢田は戦争に翻弄される民衆の姿を多く撮影》』
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【https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/664242】
社説[安里要江さん死去]「語り部」の使命貫いた
2020年11月16日 07:04
沖縄戦の語り部として約40年にわたり戦争の悲惨さを訴えてきた安里要江さんが亡くなった。99歳。昨年5月に活動に終止符を打つまで自身の過酷な体験と平和の尊さを語り続けてきた。
安里さんは中城村(現・北中城村)喜舎場出身。沖縄戦当時24歳で、10・10空襲の直前に生まれた乳飲み子の娘と、幼い息子を抱える2児の母だった。
戦況が悪化する中、子どもたちと病身の夫、高齢の親族らと共に戦場をさまよった。米軍の激しい艦砲射撃や機銃掃射などから逃げる中で母や義父母を相次いで亡くした。
たどり着いた糸満市のガマで生後9カ月の娘を失った。栄養不足で頼みの母乳は出ず、冷たくなっていくわが子の体をさするしかなかったという。
戦争を生き延びた夫や4歳の息子も、栄養失調や戦時中のけががもとで間もなく亡くなった。親族11人が沖縄戦の犠牲になった。
安里さんが、依頼を受けて自身の体験を語れるようになったのは三十三回忌を終えた後だった。
「たくさんの肉親親族を失いながら自分だけ生き延びてきたという、後ろめたさと無念さと自嘲の入り交じった複雑な気分」があったといい「精神的な後遺症は戦後も長く影を落として」いた。1995年に共著で出版された「沖縄戦 ある母の記録」(高文研)で振り返っている。
「真実を後世に伝えることが生き残った自分の義務」と心の傷を押して語り部を続け大きな足跡を残した。
■ ■
沖縄戦の記憶を継承する上で、戦争を直接体験した語り部たちが果たしてきた役割は大きい。
多感な学生時代に戦場に駆り出された元学徒隊員らは、隊の活動の経過と共に学友を失った苦しみを伝え、戦争の悲惨さを訴えた。
安里さんも、子どもからお年寄りまでの住民が巻き込まれた地上戦で何が起きたのか、自身の体験を修学旅行生や地元の子どもらに語ってきた。県内最高齢の語り部となった後も「もっと多くの人に戦争の恐ろしさを伝えたい」と意欲的だった。
戦後75年。沖縄戦を体験した語り部の多くが故人となり、または高齢のため活動の一線を退いた。沖縄戦の継承は大きな転換期を迎えている。
安里さんから受け取ったバトンを今後、次の世代へどうつないでいくか。私たちは重要な役割を担うことを自覚しなければならない。
■ ■
戦後50年の節目に製作された映画「GAMA 月桃の花」は、安里さんが主人公のモデルとなった。作品は今も県外の高校などで上映され、平和学習の教材としても役立てられている。
沖縄歴史教育研究会と県高教組が県内の高校生を対象に実施したアンケートで、沖縄戦を学ぶことについて「とても大切」「大切」とした生徒は計95・5%に上った。
若い世代の関心に応えられるよう、沖縄戦について考えるきっかけをつくるのは大人の役割だ。
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[※《自助》大好きオジサン・最低の官房長官と学商 (日刊ゲンダイ 2020年9月7日 )↑]
日刊ゲンダイのコラム【斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/政府が打ち出した卑しいGoTo 市民社会を破壊する引き金に】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/281110)。
2020年11月12日の日刊ゲンダイの記事【新規感染1500人突破 第3波招いたしょーもない“スガ友”たち】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281208)。
《ただし卑しい。“おトク”であれば何でもよいなら、他人が口を出すこともないけれど。デタラメな仕組みを恥じずに打ち出せた政府が卑しすぎる。なぜなら「無限くら寿司」を享受できるのは、キャンペーンに参加している主に大手チェーンと、スマホ操作に長けた消費者のみ。しかして財源は税金なのである。不公平も不公正も極まれり、だ》
《独自の警戒ステージを「3」に引き上げた北海道が197人、大阪は過去最多の256人。東京は317人と、約3カ月ぶりに大台突破だ》。
《政府が卑しすぎる》。MEAN。《卑(ミーン)》。
『●《卑(ミーン)》な「本土」与党・癒党議員らが賛成しようが、
《安倍政権の辺野古新基地建設は憲法違反》』
《卑怯、卑劣、卑猥、野卑、卑屈、卑小、卑下、卑賤、卑俗……。
どんな熟語を並べても、ろくな意味はない。とにかく「卑しい」のだ。
そういえば『粗にして野だが卑ではない』(城山三郎、文春文庫)
という本があったな。反骨の経済人と呼ばれた石田礼助氏の伝記だ。
意味は「粗野な人間ではあるが、卑しい心は持っていない」といった
ところか。ぼくが腹を立てているのは、石田氏とは正反対に、その
「卑しさ」をツイッター上に臆面もなく書き散らす連中のことだ》
『●《官邸の意に沿わない記者を排除…
明らかに記者の質問の権利を制限し、国民の『知る権利』を狭める…》』
「琉球新報の【<社説>基地にドローン規制 沖縄を狙った報道弾圧だ】…
によると、《政府方針が盛り込まれれば、自衛隊基地や米軍基地への
取材が大きく制限される。国民の知る権利を著しく侵害する方針に、
新聞協会が反対を示したことは当然といえる》…そうです。
どこまでも《卑(ミーン)》なアベ様ら。」
『●風見鶏氏・中曽根康弘元首相《左派労働運動(総評)をつぶし、
社会党をつぶすことまで意図していたとあけすけに…》』
「何か《功》があり、そればかりが死者に手向けられているようですが…。
《卑(ミーン)》な元総理の《罪》ばかりが思い出される。特に、
国鉄の解体である。《中曾根(中曽根)内閣時代の国鉄分割・民営化の際、
国労組合員に対して行われたとんでもない横暴・差別》。
《分割・民営化の過程で200人以上の国鉄労働者が自死に追いやられた》」
『●政策スカスカオジサン《第1…日本学術会議の任命拒否問題》《第2…
温室効果ガス排出量…実質ゼロ》《第3…新型コロナウイルス対策》』
『●「説明できることとできないことってあるんじゃないでしょうか」…
国民に「説明できないこと」をやる「国民のために働く」違法オジサン』
《卑(ミーン)》ではない石田禮助氏。《石田は代議士たちを前に自己紹介した。「粗にして野だが卑ではないつもり」…「国鉄が今日のような状態になったのは、諸君たちにも責任がある」》。なかなか言えるものではない。
『●『「粗にして野だが卑ではない」――石田禮助の生涯』読了(1/2)』
「「国鉄は昼も夜も休みなく、年間五十億の命を預かって運ぶ」
「仕事の質が違う」「仕事の匂いがちがう」―――。」
「優待パスをすべて返上した。/モラルあってのソロバンである。
正々堂々と働き、正々堂々と生きよ」
「「パブリック・サービス」を生きがいとする人々が、グリーン車にただ
乗りして、心に卑しさを感じないものなのか」」
「「わしがそんな卑(ミーン)なことをすると思うのか」」
『●『「粗にして野だが卑ではない」――石田禮助の生涯』読了(2/2)』
「「閥をつくらぬし、あんなに敬愛できる人はいない。総裁を天職と信じ、
生き方に自信があった。人間のスケールが違っていた」」
「…石田にとっての何よりの勲章として…これこそ、「マンキー」
にふさわしい勲章。「死後、政府から勲一等叙勲の申し出があったが、
これも未亡人つゆが頑として受けなかった。…」
「石田は吐きすてるように、/「おれはマンキーだよ。マンキーが勲章を
下げた姿が見られるか。見られやせんよ、キミ」/…ただし、ただの
マンキーではない。/国鉄総裁になり、はじめて国会へ呼ばれたとき、
石田は代議士たちを前に自己紹介した。/
「粗にして野だが卑ではないつもり」…「国鉄が今日のような状態に
なったのは、諸君たちにも責任がある」」
『●JR: 安全は二の次?、民営化の果てに・・・
~石田禮助氏は何を想う?~』
さて、GoTo。あぁ暢気だねぇ…。感染者数が高止まりの中、収束することなく第三波へ突入。GoToや大阪市廃止「ト」構想が拡散したことは明らか。検査検査検査・追跡・保護の徹底もなく無為無策無能な政権・首長ら。《事は新型コロナ対策であるはずだ。瀕死の状態に陥り、であればもっとも公的支援が必要な中小零細の事業者を、これではコロナ禍に乗じて潰し、市場ごと大手に吸い上げさせるのがGo Toの真の目的と考えざるを得ない》…さすが《自助》大好きオジサン・元最低の官房長官と学商・竹中平蔵氏やアトキンソン氏ら「菅首相のブレーン」のやりそうなことだ。《中小零細の倒産・廃業を“新陳代謝”だとして推進したがる“識者”ら揃いだ。市井の人々の人生を虫けらほどにも思わず、経済社会をゲーム版としてしか見なすことができない手合いたち――。》 斎藤さんのコラムの〆は、《実は市民社会破壊の引き金》…あぁ、浮かれる〝生活に余裕のある〟市井の皆さん。暢気なのは政権だけではない。
『●独裁をサポートさせるための《安倍政権の「未来投資会議」を解体し、
菅政権が新たに始動》した「成長戦略会議」…その面子の悍ましさ』
『●金子勝さん《抜本的なコロナ対策こそ、最大の経済対策なのだ》…
検査検査検査・追跡・保護と社会的検査による無症状感染者の炙り出し』
リテラの記事【菅政権がGoTo優先で北海道の感染拡大を放置! GoTo北海道ツアーで12人感染も加藤官房長官は「GoTo関連クラスターはない」】(https://lite-ra.com/2020/11/post-5695.html)によると、《感染拡大がつづく北海道で本日、新規感染者が過去最高となる200人に達した。ところが、菅政権の対応は信じ難いものだった。本日夜におこなわれた会見で、西村康稔コロナ担当相は「現時点で(「GoToトラベル」の)対象から除外することは考えていない。このことは、鈴木知事とも一致した」と述べたのだ》…。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/年明け? 選挙の顔にならない菅】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202011110000108.html)によると、《★就任以来、口では、いや原稿では、コロナ対策が最重要課題としていた首相・菅義偉だが、対策など何もせずコロナ対策と経済の両輪を回すという名の経済対策ばかりを優先。Go Toトラベルの推進で、既に第3波ともいえるコロナの猛威に襲われクラスターの発生が相次いでいる北海道と札幌市に対しての判断にも、遅れが出ているといわざるを得ない》。
しかも、第3波の最中、暢気な無為無策無能政権。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/五輪はできるが選挙はできない理由とは】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202011130000104.html)によると、《バッハはオンライン理事会後に取りざたされる東京五輪中止論に対して「コロナ対策を具体的にまとめる極めて重要な段階に来ている。中止の議論はしない。答えはノーだ」と否定した。バッハは15日から18日まで訪日し首相・菅義偉、都知事・小池百合子らと面会するとともに…「第3波と考えていいのではないか」…「増加傾向が顕著になってきた。このまま続けばより強い措置を取らなければならない」…五輪開催について「人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証しとして開催する」としているが、解散総選挙の時期についてただすと「コロナ対策最優先」と矛盾する答弁を続けている。またこの五輪は東日本大震災の復興五輪と銘打ったのは政府ではなかったか。コロナに打ち勝つ証しなど不要で、バッハや政府のもくろみがいかに大甘の予測をしているかがわかる。首相には「五輪はできるが選挙はできない」理由を総合的、俯瞰(ふかん)的に説明してほしい》。
「人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証しとして開催する」って、言葉は悪いが、イカレテルでしょ? 悪しき《メディアコントロール》以外、核発電人災もCOVID19も何もかも《アンダーコントロール》できない無為無策無能政権。
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/281110】
斎藤貴男 ジャーナリスト
1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争経済大国」(河出書房新社)、「日本が壊れていく」(ちくま新書)、「『明治礼賛』の正体」(岩波ブックレット)など著書多数。
二極化・格差社会の真相
政府が打ち出した卑しいGoTo 市民社会を破壊する引き金に
公開日:2020/11/11 06:00 更新日:2020/11/11 06:00
(「Go To イート」の「無限くら寿司」は…(C)日刊ゲンダイ)
「無限くら寿司」なる“おトク”なリアルグルメが評判だ。飲食サイトから予約してランチすると500円分、ディナーだと1000円分のポイントをもらえるから、次にまたそれを使い……を繰り返せば、注文の仕方次第で実質無料の外食を何度でも楽しめる「Go To イート」の仕組みをフル活用した節約術。
大手回転寿司チェーンがHPで宣伝した故のネーミングだが、そのチェーン独自の特典ではない。ポイントはキャンペーン参加店ならどこでも使える。一時期はやった「トリキの錬金術」のような“裏技”とも異なり、店側も歓迎しているのだ。
ただし卑しい。“おトク”であれば何でもよいなら、他人が口を出すこともないけれど。デタラメな仕組みを恥じずに打ち出せた政府が卑しすぎる。
なぜなら「無限くら寿司」を享受できるのは、キャンペーンに参加している主に大手チェーンと、スマホ操作に長けた消費者のみ。しかして財源は税金なのである。不公平も不公正も極まれり、だ。
Go Toとやらのすべては、この「卑しさ」で共通している。複雑な制度設計や情報伝達過程、予算枠の配分等々、つまりあらゆる局面で、大手の旅行社や、政権に近い企業の優遇が目に余る。
「トラベル」では、JTBや日本旅行などからの出向者で構成される運営事務局の人件費として、1人当たりの日額で約7万円が支払われていた事実まで、10月19日の野党ヒアリングで確認された。
ポリコレを叫ぶつもりなどない。事は新型コロナ対策であるはずだ。瀕死の状態に陥り、であればもっとも公的支援が必要な中小零細の事業者を、これではコロナ禍に乗じて潰し、市場ごと大手に吸い上げさせるのがGo Toの真の目的と考えざるを得ないではないか。
それもそのはずで、菅政権の内閣参与や成長戦略会議では、中小零細の倒産・廃業を“新陳代謝”だとして推進したがる“識者”ら揃いだ。市井の人々の人生を虫けらほどにも思わず、経済社会をゲーム版としてしか見なすことができない手合いたち――。
Go To「商店街」がスタートし、「イベント」の事業者募集も始まった。利権の臭気でむせ返りそうだ。揚げ句には財源の逼迫を大義名分に、またぞろ消費税の大増税を強行する腹だろう。中小零細の淘汰はさらに加速させられ、日本社会は完全に政治権力と巨大資本の意志の下に統一・支配されていくシナリオ。一見くだらない「無限くら寿司」も「トリキ錬金術」も、実は市民社会破壊の引き金なのである。
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281208】
新規感染1500人突破 第3波招いたしょーもない“スガ友”たち
公開日:2020/11/12 14:10 更新日:2020/11/12 14:10
鈴木直道 菅義偉 松井一郎 吉村洋文
(北海道の鈴木知事(右)は菅首相と法大つながり師弟関係、
今なお「Go To」積極的で(C)共同通信社)
冬の足音とともに新型コロナウイルスの感染が再び急拡大。11日は全国で3カ月ぶりとなる1500人超の新規感染者が判明した。独自の警戒ステージを「3」に引き上げた北海道が197人、大阪は過去最多の256人。東京は317人と、約3カ月ぶりに大台突破だ。
菅首相肝いりの「Go To キャンペーン」が引き金になったのは疑いようがなく、菅首相と近い大阪維新の会がコロナ禍に強行した「都構想」をめぐる住民投票も拍車を掛けた疑いが濃厚だ。
■今なお北海道知事は「Go To」積極的
北海道はトラベル事業に東京が追加された約3週間後から感染が急増。9日には新規感染者は過去最多の200人に上った。翌日に上京し、菅首相と会談した鈴木知事は、専門家派遣の継続や寒冷地での感染対策の検討などを要請。危機感を訴えたが、「『Go To トラベル』を理由とした感染が相次いで確認されているわけではない」と除外には消極的だ。「11月で何としても抑え込んでいきたい」と言っている割にアベコベじゃないか。
「鈴木知事にとって菅総理はいわば生みの親。オヤジを否定するような言動を取るわけがない。ともに政界で数少ない法政大出身。総理は夕張市長時代から鈴木さんに目をかけてきた。昨年の知事選では、官房長官として東京を離れにくかったのに駆けつけ、マイクを握って熱く支持を訴えていた」(与党関係者)
(密です!密です!!(大阪の松井市長や吉村府知事、山口公明党代表ら
=大阪都構想街頭演説で)/(C)日刊ゲンダイ)
大阪もヒドイ状況だ。吉村知事は11日の対策本部会議で「府内でも感染者数が右肩上がりで、全国の状況も考えると第3波が生じている」と警戒を強めたが、新規感染者の半数を占めるのは市内。市民の分断を深めた住民投票の影響を疑う声は高まる一方だ。
「コロナ禍の選挙戦を不安に思った市民が少なくない中、劣勢になった維新は遊説を活発化。賛成に寝返らせた公明党も脅かして山口代表をはじめ党大物を街頭に立たせ、終盤には支持母体の創価学会にも動員を強いたからな」(市議会関係者)
張本人の松井市長は「コロナと付き合いながら経済を回す必要がある」と、菅首相そっくりのフレーズでどこ吹く風。
菅首相はさることながら、周りにもロクな連中がいない。
(未だに相談窓口経由で迅速ならず(菅首相と、国中に浸透
している韓国のPCR検査=NNA/共同通信イメージズ)
■コロナ検査の医療機関 33都道府県が非公表
新型コロナウイルスの感染が疑われる発熱患者らを検査する医療機関名を、少なくとも33都道府県が非公表としていることが分かった。12日の日本経済新聞が報じた。
同紙によると、発熱患者らを検査する医療機関として41都道府県で計約2万1800カ所が指定されているが、33都道府県が医療機関名を非公表とし、原則公表は埼玉と高知の2県のみ。
特定の医療機関に患者が殺到したり、逆に風評被害が発生したりするとの懸念が根強いためという。
緊急事態宣言時に保健所などの相談窓口がパンクし、検査を受けられない患者が続出。国は10月中をめどに身近な医療機関で検査が受けられる体制整備を都道府県に求めていたが、相変わらず発熱患者は相談窓口を経由せざるを得ない状況が続く。
仏作って魂入れずとはこのことだ。
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琉球新報のコラム【<金口木舌>基地被害の不平等】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1171318.html)。
《「人のいない所に持って行ったという素晴らしい功績があった」。2004年の米軍ヘリ沖国大墜落事故の後、当時のトーマス・ワスコー在日米軍司令官が操縦士を称賛した ▼町村信孝外相(当時)も「操縦士が上手だったこともあって重大な被害が出なかった」と述べた。しかし墜落したヘリは、複数の職員がいた沖国大の本館に激突して炎上していた。隣接する図書館などには学生もいた。危険性を矮小(わいしょう)化し、命を軽視する発言は県民の怒りを買った》。
沖縄では、同じことが何回繰り返されるのか?
『●翁長雄志前沖縄県知事急逝から1年: イジメられている沖縄側に
辺野古破壊阻止の道筋を《見通せ》というのか?』
琉球新報の【<社説>翁長氏死去から2年 分断を乗り越える時だ】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1171320.html)によると、《前知事の翁長雄志氏が享年67で死去して2年たった。彼が残した遺志や言葉をいま一度思い起こす必要がある。一層響く現状があるからだ。中でも県民が一つになってこそ沖縄の困難は乗り越えられるという信念は重要である。翁長氏は「イデオロギー(政治思想)よりもアイデンティティー(自己同一性)」と述べ、県民の結束を呼び掛けた。沖縄は今、米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設が政府によって強行されている。それに加え、新型コロナウイルスの感染拡大が命や健康を脅かし、経済は危機的状況で、米軍基地由来の感染も脅威となっている。今こそ県民が一つになって危機を乗り越える時だ》。
辺野古破壊を止めよ! 番犬様が震源地化し、最悪なことに最低な愚策GoToが追い打ち。アベ様による人災は、特に、沖縄では明白だ。
『●あの島尻安伊子氏の下、《内閣府副大臣として沖縄を
担当していた人物》松本文明氏の眼には何にも見えて…』
「リテラの記事【松本内閣府副大臣スピード辞任はただの選挙目当て!
沖縄米軍機事故に「何人死んだんだ!」卑劣ヤジは安倍自民の本音だ】
…《辞任の理由は「不適切発言」だ…松本副大臣はあろうことか、
第3次安倍第1次改造内閣では島尻安伊子・沖縄及び北方対策担当大臣
の下、内閣府副大臣として沖縄を担当していた人物だ》」
「沖縄タイムスの【社説[日米「不適切発言」]苦しむ県民に追い打ち】
…によると、《04年8月、米軍ヘリが沖縄国際大構内に墜落炎上した
ときは、ワスコー在日米軍司令官が「ベストな対応」だと言い放った。
これらはすべて「軍の論理」である…内閣府の松本文明副大臣は25日、
共産党の志位和夫委員長が衆院本会議の代表質問で米軍機事故などに
触れた際、「それで何人死んだんだ」とヤジを飛ばした。開いた口が
塞がらない。まるで問題を起こした米軍よりも県民を責めるような
口ぶりである》。
《子どもたちの日常にある「異常」を放置しているのはだれなのか》?」
沖縄の皆さんには大迷惑です。アベ様はご自身を番犬様に守ってほしいのでしょうから、番犬様は首相官邸の上空で訓練したらどうか。安全・安心なんでしょ?
『●消された放射能汚染: 米軍ヘリ墜落ストロンチウム消失事件』
『●普天間「番犬様」基地: 「毎日頭上を飛ぶヘリの機体に
ストロンチウム」…墜落により放射性物質が飛散』
『●「沖縄国際大学米軍ヘリ墜落事件」でも
「沖縄は放ったらかし」……アベ様らは、今も、沖縄差別継続中』
『●「日米安保の根幹を成す地位協定の不平等性を
そのままにしておいて、もう一方の9条だけをいじり…」』
『●高江ヘリ「墜落」、何時もの如く「見え透いた
“茶番劇”が再び繰り返されるようなら、事故はまた起きる」』
『●「在日米軍特権」…《事故の検証すらできない日本は
むしろ、法的従属を“放置”した国家》<金口木舌>』
『●横浜米軍機墜落事件: 「米軍が現場を占拠し、
警察は蚊帳の外。被害者のための救急車は一番最後に…」』
《▼墜落前に脱出し、傷一つない米兵救出のためだけに自衛隊ヘリは出動した。
米軍が現場を占拠し、警察は蚊帳の外。被害者のための救急車は
一番最後に来たという。石川・宮森小や沖国大、安部の墜落であらわに
なった不条理さと変わらない》。
「《不条理の連鎖》は、今もなお沖縄では続く。《米軍機は沖国大墜落など
「なかったこと」のように、今も県民の頭上をかすめ飛んでいる》。
「在日米軍特権」も、「日米共犯」も、何も変わらない沖縄。
《沖縄の人たちは逃げられない》《墜落であらわになった不条理さ》…
今もなお、何も変わらない」
『●「改めて身に迫るのは、軍隊というものが持つ狂気性」
(高野孟さん)と、いまも続く沖縄での不条理の連鎖』
『●「まるで空襲に襲われた戦時下のような異常な訓練」に加えて、
アベ様は沖縄にさらなる「我慢」を強いる』
《頻発するヘリの墜落に、突如、凶器と化した落下物が子どもたちの頭上に
降って落ちてくる恐怖。2016年には米軍属による強かん殺人事件も
起こった。それでも平然と、自分たちの植民地であるかのように横柄な
態度をとりつづける米軍──。この暴力を許しているのは、言うまでもなく
日本政府、安倍政権だ》
『●「米軍機接近による児童の避難は…39日間に合計242回」、
「最も多い日は一日に29回」…異常な現実』
《「私たちの権利はこれほどまで簡単に踏みにじられる」。沖国大の事故の1カ月後に開かれた宜野湾市民大会で、学生が事故を目の当たりにした恐怖感や屈辱感を述べていた》そうだ。
無《責任政党》の「ト」な自民党改憲草案は、沖縄では、既に実現している模様。
《議会制民主主義はもう機能していない》独裁政治下で、壊憲「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、そして、緊急事態条項の創設。一体全体、これのどこら辺が国民のため? この壊憲は、人治主義国家・アベ様王国の国王の自己満足《憲法解釈を変えた偉大な男として歴史に名前を残したい》《改憲を断行したという記念碑的目標》のためであり、壊憲することが目的の壊憲で、「裸の王様」を支える取巻き連中や癒党議員、壊憲志向の組織や広報機関が躍起になって立憲主義を破壊し、平和憲法を破壊し、ニッポンを破壊している。
アベ様の御「趣味」で壊憲され、「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」され、さらには、緊急事態条項の創設をされたのでは、タマッタものではない。どうやら、アベ様は、平和憲法を壊憲して、「我が軍」を復活し、大日本帝国憲法への回帰を志向しているらしい。
『●「ト」な自民党改憲草案の押し付け…
押し付けられた「押し付け憲法論は、賢明なる先人に対する冒涜」』
『●壊憲…「緊急事態という口実で、憲法が破壊される恐れが…
ヒトラーは非常事態を乱用して独裁を築いた」』
『●争点は「壊憲」: 「ト」な自民党改憲草案は
「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」』
『●「ト」な新三原則「国民主権の縮小」「戦争放棄の放棄」
「基本的人権の制限」…壊憲して本当にいいの?』
『●アベ様独裁下の《黙って見過ごすわけにはいかない
日本の問題》があまりに多すぎる…躾けられてはいけない』
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【https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1171318.html】
<金口木舌>基地被害の不平等
2020年8月10日 06:00
金口木舌 米軍ヘリ沖国大墜落事故 F15戦闘機 基本的人権
「人のいない所に持って行ったという素晴らしい功績があった」。2004年の米軍ヘリ沖国大墜落事故の後、当時のトーマス・ワスコー在日米軍司令官が操縦士を称賛した
▼町村信孝外相(当時)も「操縦士が上手だったこともあって重大な被害が出なかった」と述べた。しかし墜落したヘリは、複数の職員がいた沖国大の本館に激突して炎上していた。隣接する図書館などには学生もいた。危険性を矮小(わいしょう)化し、命を軽視する発言は県民の怒りを買った
▼嘉手納基地で4日、訓練していたF15戦闘機が3・6キロの部品を落下させた。地元市町村に連絡があったのは落下から半日後。F15は部品落下翌日も、何事もなかったかのように離着陸している
▼日本国憲法は基本的人権を保障する。国民はあらゆる社会的関係によって差別されてはならない。しかし沖縄県民、基地周辺住民の命は他地域には存在しない脅威にさらされ続ける。不平等を軽視しては解決につながらない
▼「私たちの権利はこれほどまで簡単に踏みにじられる」。沖国大の事故の1カ月後に開かれた宜野湾市民大会で、学生が事故を目の当たりにした恐怖感や屈辱感を述べていた
▼13日で事故から16年。米軍機の墜落、部品落下は繰り返されている。命を守るという最低限の人権保障を求める声を、日米両政府が聞き届けるのはいつになるのだろうか。
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[※ 『沖縄スパイ戦史』(三上智恵・大矢英代共同監督) (LOFT)↑]
三上智恵さんご自身のツイートで知りました。【週刊エコノミスト Online ワイドインタビュー問答有用/沖縄の「秘密戦」を記録=三上智恵 映画監督、ジャーナリスト/797】(https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20200623/se1/00m/020/004000c)。COVID19の関係で、本屋にほとんど行けていない……まだ、未購入。
《第二次世界大戦末期の沖縄戦をテーマにしたドキュメンタリー映画「沖縄スパイ戦史」(2018年)を監督した三上智恵さん。同名の『証言 沖縄スパイ戦史』(集英社新書)をこのほど出版した》。
《「遊撃隊戦闘教令(案)」はこう書いています。「遊撃戦遂行の為特に住民の懐柔利用は重要なる一手段にして我が手足の如く之を活用する」……。住民同士を監視させ、日本軍を批判している人はいないか、外国語が上手な人は誰かなどを探し、スパイとして密告させました》…いま、そうだとまでは言いません。でも、アベ様らが目指しているのは、そんな社会でしょうし、超監視・超管理したくて仕方ない雰囲気はふんぷんとします。
《三上 私は二度と沖縄を戦場にしないためにという思いでやっているので…》。本当に賛成です。沖縄だけではありませんが、どこの親が子や孫が戦争すること、殺し合うことに、賛意を示すでしょうか。
映画の共同監督の大矢英代さんは、かつて、「戦争のためにカメラを回しません。戦争のためにペンを持ちません。戦争のために輪転機を回しません」と仰っています。「私たちは、過去の歴史からしか学べません…私たちが何を学ぶのかが今、問われている」とも。アベ様の政で〝唯一上手くいっている〟《メディアコントロール》の下、愚かな社会へと堕ちないように(もう既に堕落しきっていますが…)、いま、やるべきことは明確です。
『●加害者性と被害者性…「私たち一人一人が被害者となり、
加害者となり得る戦争。戦争はどこかで今も…」』
「【記憶の澱/NNNドキュメント’17】…。
《先の大戦の記憶を、今だからこそ「語り、残したい」という人々がいます。
…心の奥底にまるで「澱」のようにこびりついた記憶には「被害」と「加害」、
その両方が存在しました》」
『●「戦争のためにカメラを回しません。
戦争のためにペンを持ちません。戦争のために輪転機を回しません」』
『●『沖縄スパイ戦史』(三上智恵・大矢英代共同監督):
「「スパイリスト」…歪んだ論理が生み出す殺人」』
『●三上智恵・大矢英代監督映画『沖縄スパイ戦史』…
「戦争というシステムに巻き込まれていった人たちの姿」』
『●中山きくさん「戦争は体験してからでは遅い」、
城山三郎さん「平和の有難さは失ってみないとわからない」』
『●「改めて身に迫るのは、軍隊というものが持つ
狂気性」(高野孟さん)と、いまも続く沖縄での不条理の連鎖』
《マガジン9連載コラム「沖縄〈辺野古・高江〉撮影日誌」でおなじみの
三上智恵さんが、大矢英代さんとの共同監督で制作した
映画『沖縄スパイ戦史』が7月下旬からいよいよ公開…
「軍隊は住民を守らない」…「戦争や軍隊の本質を伝えたい」》。
『●「安倍政権が旗をふる「極右プロパガンダ映画」が
世界中に発信されるという恥ずかしい事態が現実に」!?』
『●『沖縄スパイ戦史』と《記憶の澱》…
「護郷隊…中高生の年頃の少年たち…スパイと疑われた仲間の処刑…」』
《▼日本軍第32軍の周辺で起きた本島中南部の激戦を「表の沖縄戦」と
すれば、映画が描くのは北部の少年ゲリラ兵部隊「護郷隊」や八重山の
戦争マラリアなどの「裏の沖縄戦」。綿密な取材による証言と資料映像で、
6月23日以降も続いた遊撃戦の実相をつづる》
『●自衛隊配備・ミサイル基地建設…『沖縄スパイ戦史』「自衛隊
…昔と同じく住民を顧みない軍隊の本質」暴露』
「レイバーネット…のコラム【<木下昌明の映画の部屋 243回> 三上智恵・
大矢英代監督『沖縄スパイ戦史』/住民500人を死に追いやった犯罪】」
『●沖縄デマによる市民の分断: 『沖縄スパイ戦史』の両監督…
「反基地運動は中国のスパイ」デマも同根』
『●大矢英代さん「私たちは、過去の歴史からしか学べません…
私たちが何を学ぶのかが今、問われている」①』
『●大矢英代さん「私たちは、過去の歴史からしか学べません…
私たちが何を学ぶのかが今、問われている」②』
『●『沖縄スパイ戦史』: 「それまで『先生』と島の人たちに
慕われていた山下が抜刀した」…「軍隊の本性」』
『●与那国島や石垣島、《沖縄は名護市辺野古だけでなく、
宮古島もまた国防のために政府に翻弄されている》』
『●沖縄イジメ…《この74年間、沖縄戦以来、陸兵が軍服を
着て宮古島を闊歩する姿など誰も見たことはない》』
『●《戦争が廊下の奥に立つてゐた》…《そんな時代にしては
ならない》はずが、癒党お維や与党議員ときたら』
『●2019年度文化庁映画賞《文化記録映画部門の優秀賞》を受賞
…三上智恵・大矢英代監督『沖縄スパイ戦史』』
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【https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20200623/se1/00m/020/004000c】
週刊エコノミスト Onlineワイドインタビュー問答有用
沖縄の「秘密戦」を記録=三上智恵 映画監督、ジャーナリスト/797
2020年6月15日
(「たくさんの人におじいちゃんたちと会ってほしかったので、
話し声が聞こえてくるように書きました」 撮影=佐々木龍)
第二次世界大戦末期の沖縄戦をテーマにしたドキュメンタリー映画「沖縄スパイ戦史」(2018年)を監督した三上智恵さん。同名の『証言 沖縄スパイ戦史』(集英社新書)をこのほど出版した。
(聞き手=井上志津・ライター)(問答有用)
「つらい記憶のふたを開けた責任がある」
「軍隊が勝つための作戦と住民を守るための作戦は一致しないのが戦争の構図」
── 750ページ余に及ぶ『証言 沖縄スパイ戦史』には映画には盛り込まれなかった新たな証言も数多く収録されています。いつごろから本にまとめようと思いましたか。
三上 映画「沖縄スパイ戦史」の撮影中から本にしたいと思っていました。沖縄戦は沖縄守備軍・牛島満司令官の自決で1945年6月23日に終わり、民間人を含む20万人以上が犠牲になりましたが、映画はその後も北部で続けられた「秘密戦」の実態を描いたものです。映画には時間の制約があり、証言者一人ひとりを追うことはできないため、集団の記録として構成しましたが、皆さんのライフストーリーを聞き取った者の責任として、絶対に本として書き残さなければいけないと思いました。
── 映画に出ていない人の証言もありますね。
三上 本に掲載した証言者31人のうち10人は映画に登場していません。追加取材も重ね、第1章の元「護郷隊(ごきょうたい)」のおじいちゃんたちの証言だけでも300ページ以上になりました。執筆期間も、最初は3カ月の予定が1年半かかりました。
「秘密戦」とはスパイを使って敵の情報を入手したり、身内から情報が漏れる=スパイが出ることを防いだりする、正規軍がやらない「裏の戦争」のことだ。映画は秘密戦や遊撃戦と呼ばれるゲリラ戦の中で、主に日本軍が沖縄の住民に対して行ったスパイ視や虐殺に目を向けた。
「スパイリスト」工作
(米軍が沖縄北部の山中で押収した日本軍の「秘密戦に関する書類」
(映画「沖縄スパイ戦史」から)(C)2018「沖縄スパイ戦史」製作委員会)
── 映画「沖縄スパイ戦史」を作ることになったきっかけは?
三上 1作目の「標的の村」(2013年)と、続く「戦場(いくさば)ぬ止(とぅどぅ)み」(15年)は辺野古新基地と高江ヘリパッドの建設に抵抗する人々を記録しました。3作目「標的の島 風(かじ)かたか」(17年)では、それに加えて15年から与那国、宮古、石垣島など南西諸島に自衛隊の新しい基地計画が進んでいく状況を描きました。攻撃能力を備えた自衛隊の配備は、今や沖縄だけではなく日本列島全体が対中国戦略の米軍の防波堤にされていることを意味します。なのに、映画を見た人の反応の多くは「沖縄は大変ね」というものだったんです。とかく自衛隊というと合憲だ、違憲だとイデオロギーの話に矮小(わいしょう)化されてしまう面もあり、この「鈍感の壁」をもどかしく感じていました。
そんな時、自衛隊の情報機関が反対派住民の情報を収集し、リスト化していると聞いたのです。それって沖縄戦の「スパイリスト」の再来じゃないかと愕然(がくぜん)としました。でも、その話を周りにしても反応が薄い。知られていないんですね。それで4作目のテーマは沖縄戦にしよう、戦争の仕組みを知らせようと決め、「風かたか」の公開後、すぐに動き出しました。
米軍の沖縄上陸が迫っていた44年晩夏、42人の青年将校らが沖縄各地に潜伏した。軍事諜報(ちょうほう)員の養成機関「陸軍中野学校」の出身者たちだった。任務は本土決戦までの時間稼ぎのため、沖縄の守備軍が壊滅してもゲリラ戦を展開すること。14~17歳の少年たち約1000人をゲリラ部隊「護郷隊」に召集し、敵の食糧庫や弾薬庫の夜襲や、特殊兵器を使った爆破などをさせたほか、マラリアで恐れられた西表島への波照間島民の強制移住、地域の有力者による住民監視組織の結成など、さまざまな秘密工作を行った。
── この工作の一つが「スパイリスト」ですね。
三上 44年1月作成の「遊撃隊戦闘教令(案)」や米軍が押収した日本軍の「秘密戦に関する書類」を見ると、秘密工作はみなマニュアル通りに行われていたことが分かります。「遊撃隊戦闘教令(案)」はこう書いています。「遊撃戦遂行の為特に住民の懐柔利用は重要なる一手段にして我が手足の如く之を活用する」……。住民同士を監視させ、日本軍を批判している人はいないか、外国語が上手な人は誰かなどを探し、スパイとして密告させました。恐怖と疑心暗鬼の中、スパイと疑われて虐殺された住民は、数百人とも1000人ともいわれています。
── スパイリストによる住民虐殺については、番組制作のため09年にすでに取材していたものの、公開を保留にしたそうですね。
三上 当時は関係者が健在だったからです。小さな村ですから、誰の密告で誰が殺されたか、分かっているんですよ。大事なのは関係者の罪を問うことではなく、軍隊が勝つための作戦と、住民を守るための作戦は一致しないという戦争の構図を示すこと。多角的に描かないと、「沖縄の少年兵や住民が虐殺に関わっていた」などとセンセーショナルな部分だけが内地のメディアに取り上げられるのもいけないと思いました。
加害者になる心の動き
── リストには18歳の少女も載っていました。その中本米子さんは映画にも登場しますが、本書では映画で語らなかった告白をしているのが衝撃的です。
三上 映画完成後にお会いした時に、急に語り始めたんですよ。撮影中は隠していたのではなく、つらい記憶だから封印していたのだと思います。私のある質問をきっかけに、記憶のふたが急に開いてしまったようでした。私は残酷なことをしているのではないかと、動揺したのを覚えています。
── 本土決戦に向け、岐阜で少年兵を訓練していた中野学校関係者も初めて登場しています。
三上 現在98歳の野原正孝さんです。公開後、岐阜新聞を通じて連絡が取れました。「住民は兵器の一つで消耗品だった」と言い切り、「ゲリラの教官だったことは誰にも話してこなかったから、話せてよかった」とも言ってくれました。ただ、出版後、野原さんから手紙が来たんです。「あの当時、国のため、天皇陛下のために尽くしたことに後悔はありません。でも、あなたのような広い知見を持って、このような本にまとめられた歴史としてみた時に、一抹のわびしさを感じます」と書いてありました。
野原さんは今も自分が中野学校の一員だった誇りを持っているんです。今回、米子さんの告白からも分かりましたが、もちろん戦争は悪であっても、自分の青春時代を全部否定的にとらえたくはないですよね。楽しかった時間もたくさんあったはず。でも、「あの時代は大変だった」以外の話は、これまで耳を傾ける人がいなかったし、あまり話さないまま来たのかもしれません。
野原さんは中野学校の面白い裏話もたくさんしてくれました。だから、できればもう一回、劇映画などにして野原さんが喜ぶものを作りたいなと思っているのですが……。
── 「虐殺者」の面だけではない将校たちの人間性も描いています。
三上 護郷隊の隊長は戦後、戦死した全ての部下の家を回り、仏壇に手を合わせました。慰霊祭にも死ぬまで出席しました。これまで私は住民側の目線でずっと取材をしてきましたが、彼らに課せられた任務を知るにつれて、狂ったシステムの中で加害者になる人の心の動きが理解できるようになりました。初めて兵士の立場で考えられるようになったと思います。
── 証言を世に出すことで取材相手を傷つけてしまうのではないかという葛藤は?
三上 それは常に苦しんでいます。でも、誰も傷つけたくないのなら、ジャーナリストなんかやるべきじゃない。取材相手には「三上さんの作品でひどい目にあったけど、三上さんは憎めなかったな」と思ってもらえるように、その後も通い続けるようにしています。
── 12歳の時に家族旅行で初めて沖縄を訪れたのですね。
三上 強烈なカルチャーショックを受けました。家のような形のお墓も、本土とは異なる言語も不思議でしたし、南部戦跡や平和祈念資料館には沖縄の思いが詰まっているのを感じました。旧満州(現中国東北部)から引き揚げた経験を持つ祖母の話を聞いて育ったからか、もともと戦争には興味のある子どもでしたが、以来、沖縄のことが頭から離れなくなりました。大学では宮古島に通ってシャーマニズムを研究しました。ユタ(巫女)さんから「あんたの背後には草の冠に白装束を着けたおばあがたくさんいる」と言われたことが何度もあるんですよ。
「自分のこと」だから
(元第二護郷隊員の瑞慶山良光(ずけやまよしみつ)さん、
宮城清助(きよすけ)さん、仲泊栄吉さん(右から)と
三上さん(今年2月撮影) 三上智恵さん提供)
── 草の冠?
三上 草冠は祭祀(さいし)をつかさどり、神女と呼ばれる女性たちが身に着けるものです。だから、ひょっとして神に仕えながら島を守る役割の人たちから、島を守るよう使命を与えられているのかなと思っています。
三上さんは毎日放送(大阪市)でアナウンサーをしていたが、95年に開局した琉球朝日放送(QAB)へ開局と同時に転職。QABではキャスターを務めながら、ディレクターとしても「海にすわる~辺野古600日の闘い」(06年)、「英霊か犬死か~沖縄から問う靖国裁判」(11年)など多くのドキュメンタリー番組を制作した。
── 当時1歳だった息子さんを連れて沖縄に移住したのですね。
三上 航空会社に勤める父がその前に沖縄に転勤していて、両親が夜も息子を見てくれたので、思う存分仕事ができ、楽しくて仕方がなかったです。夫とはそれ以来、別居婚になりましたが。
── 95年には米兵による少女暴行事件が起きました。
三上 彼女を忘れた日はありません。彼女は二度と同じような犠牲者を出したくないという一心で事件を公にしたのに、普天間飛行場の返還が発表された時、私たちは「県民の怒りが普天間を動かした」と報道してしまいました。辺野古が面する大浦湾に米軍基地を作る計画は60年代からあり、それをこの機を利用して日本に作らせるというカラクリに気づいてなかったのです。
それが悔しくて、古い基地を返す代わりに新しい基地を日本の税金で作らせるという欺瞞(ぎまん)を伝えなければと、がむしゃらに走ってきました。沖縄の人から今も時々、「内地から来たのに沖縄のことをやってくれてありがとう」と言われますが、私は自分のことだからやっている感じなんですよ。
── QABの番組「標的の村~国に訴えられた沖縄・高江の住民たち」が映画化された後、QABを退職したのはなぜですか。
三上 QABでは19年間、ニュース番組でキャスターを務めてきましたが、局からは管理職として裏方に回るよう言われていたんです。私は現場の方が向いていると反論し続けましたが、限界でした。直接言われたことはないですが、キャスターの主張が「反基地」すぎるのも問題だったと思います。何のあてもなく、どうしようと思っていたら、「標的の村」を応援してくれた人たちが「お金を集めるから取材を続けて」と言ってくれ、2作目につながりました。
── 今後も映画監督を?
三上 私は二度と沖縄を戦場にしないためにという思いでやっているので、映画にはこだわりません。人の人生を活字で再構成する楽しさを知ったので、沖縄戦をテーマに、また本を書きたいかな。
この本は証言者の話し声が聞こえてくるようでしょう。たくさんの人に証言者のおじいちゃんたちに会ってほしくて、黒砂糖とお茶を出して仏壇の前で話してくれる様子をそのまま表現するよう心がけました。この本は分厚いので、1ページ目から読まなくてもいいですよ(笑)。たまたまその日、開いたページに出てくる人の証言を読んでほしい。その人と出会ってもらえたらうれしいです。
●プロフィール●
みかみ・ちえ
1964年東京都生まれ。87年成城大学文芸学部を卒業し、アナウンサー職で毎日放送入社。95年琉球朝日放送(QAB)開局と同時に入社。2003年沖縄国際大学大学院修士課程修了。キャスターを務めながらドキュメンタリーを制作。初監督映画「標的の村」(13年)でキネマ旬報文化映画部門1位など数々の賞を受賞。14年独立。「戦場ぬ止み」(15年)など次々と手がける。著書に『戦場ぬ止み 辺野古・高江からの祈り』(大月書店)など。沖縄県読谷村在住。
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[※サンデーモーニング(2017年10月1日)(三「ト」物語)↑]
アベ様や森雅子法相の《スピード》暴走、《余人をもって代え難い》黒川弘務氏の《賭博》クラッシュというオチでしたが…5月19日のリテラの記事【検察庁法案改正賛成でわかった維新と吉村洋文知事の正体! 安倍と同じ独裁思想、「コロナがんばってる」イメージもほとんどは詐術】(https://lite-ra.com/2020/05/post-5429.html)。
《今国会での成立見送りが決まった検察庁法案。法を無視し、民主主義を破壊する安倍政権の本質が完全に国民にバレたかたちだが、実はこの法案をめぐってもうひとつ、正体がはっきりした連中がいる。ほかでもない、「維新の会」だ。大阪府の吉村洋文知事人気にひっぱられるかたちで、政党支持率が急激にアップしている維新の会だが、実は採決見送り直前まで、このとんでもない検察庁法案改正に賛成しようとしていたのだ》。
レーバーネットの記事【「小池都知事はよくやっている」は錯覚〜レイバーネットTVで医療現場の声】(http://www.labornetjp.org/news/2020/0520shasin)によると、《コロナ指定病院「都立駒込病院」で働く大利英昭さん(看護師・…)が生出演した。大利さんは、小池都知事が進める儲け優先の「独立行政法人化」では、都民の医療・命を守れないと警鐘を鳴らした。北健一キャスターの「でもコロナ対策では小池都知事はよくやっているという評価があるが?」の質問に、大利さんは「それは錯覚だ」と断言した。「小池知事は2月13日に都内で初の感染者が出てから3月19日の記者会見までの1か月間、オリンピックありきで感染対策を何もしなかった。その間、PCR検査体制の充実やマスク・ガウンなど防護具の備蓄もできたはず。1か月棒に振ったというのが現場で働く私たちの正直な気持ちだ。小池知事がよくやっていると見えるのは、安倍首相がひどすぎるからだと思う」と痛烈に批判》。
《国民はいつのまにか「吉村さんだけはよくやっている」「大阪のコロナ対策は素晴らしい」というイメージを植え付けられてしまったのだ》…。大阪「ト」マスコミのバカ宣伝で《政党支持率が急激にアップ》してるらしい(「いやし」ではなく、自民党との癒着の「ゆ」)癒党のお維を全国区で持ち上げたり、「小池都知事はよくやっている」って…絶望的な気分になってしまう。《アンダーコントロール》演出は最早破綻、政策は支離滅裂。医療においては、《PCR検査体制の充実やマスク・ガウンなど防護具の備蓄》等々、やることは幾らでもあるはずなのに、何をやっているのか…。小池「ト」知事や大阪「ト」知事、市長も含めて、<それにつけてもアベ様の無能さよ>。
リテラの記事のタイトル《検察庁法案改正賛成でわかった維新と吉村洋文知事の正体! 安倍と同じ独裁思想、「コロナがんばってる」イメージもほとんどは詐術》。橋下徹の元「ト」知事の《時代から、裏で安倍政権に協力して自分たちの政策や権益を後押しもらうというのが維新の常套手段》。《特定秘密保護法、安保法制、共謀罪、TPP、働き方改革、入管法改正……安倍政権が出してきた数々のデタラメ法案をまともに議論せず、法案の欠陥や、立法の根拠となるデータに間違いや改ざんが判明しても、そのこと一切無視して、強行成立に全面協力してきた》《そして、その見返りとして、安倍政権からカジノ法案制定、大阪万博誘致など、“金のなる木”利権拡大を後押ししてもらってきた》。あさましい。《吉村知事も橋下氏も安倍首相と全く同じで、「選挙で選ばれれば、法律を無視しようが、民主主義の原則を壊そうも何をしてもいい」と考えていることがはっきりとわかる。つまり、彼らもまた「ルイ14世を彷彿とさせる」思想の持ち主なのである》、恐ろしい。「朕は大阪「ト」なり」。
《吉村知事と維新のコロナ対策のインチキと詐術…、恐ろしいのはこんなイメージ戦略に長けた独裁思想をもつ政治家がいま、圧倒的な支持を持つにいたったことだ。しかも、この政治家は明らかに安倍政権とも裏でつながっている。コロナの失態で安倍政権は力を失うかもしれない。しかし、次に国民を待ち受けているのはもっと恐ろしい事態ではないのか》、あぁ…。冗談は大阪「ト」内だけにしてほしいよ、まったく。
本当に勘弁してほしい。お維のトンデモは大阪「ト」内だけにしといて下さい。三「ト」の一角・大村秀章愛知県知事が、最近、相対的に随分とマトモに見えます。
『●大阪「ト」の万博、お維とアベ様らが賭博場開帳のために
《血税をつぎこむための隠れ蓑》…上前はどこに?』
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【https://lite-ra.com/2020/05/post-5429.html】
検察庁法案改正賛成でわかった維新と吉村洋文知事の正体! 安倍と同じ独裁思想、「コロナがんばってる」イメージもほとんどは詐術
2020.05.19 03:05
(大阪維新の会公式サイトより)
今国会での成立見送りが決まった検察庁法案。法を無視し、民主主義を破壊する安倍政権の本質が完全に国民にバレたかたちだが、実はこの法案をめぐってもうひとつ、正体がはっきりした連中がいる。
ほかでもない、「維新の会」だ。大阪府の吉村洋文知事人気にひっぱられるかたちで、政党支持率が急激にアップしている維新の会だが、実は採決見送り直前まで、このとんでもない検察庁法案改正に賛成しようとしていたのだ。
検察庁法改正をめぐって国民から批判が高まったあと、維新は一旦、改正に慎重姿勢をとり、与党に国家公務員法案改正案と検察庁法改正を分離して採決するよう求めていた。ところが、与党がこれを拒否すると、態度を一転。足立康史・国会議員団幹事長代理は15日の内閣委員会で「改正案は言うほど悪くない」などと表明し、インターネット番組で「党内の決裁で、賛成の判断になった」と述べた。
そして、実際に、自公との間で「内閣の判断で検事総長らの定年延長をする場合、経緯や理由を行政文書として残す」という付帯決議を条件に、検察庁法開改正に賛成することに合意したのだ。
松井一郎大阪市長は維新が賛成に回ったことを批判した共産党・志位委員長に対して〈志位さん、自公は圧倒的な議席を持っているんです。政局ごっこしても可決成立するので有れば、付帯決議を付け権力を牽制するのが少数野党の役割です。〉などと、上から目線で“プラグマティック自慢”をしていたが、「理由を記録する行政文書を残す付帯決議」になんの意味があるのか。付帯決議にはなんの法的拘束力もないうえ、黒川検事長の定年延長の閣議決定の経緯を見れば、嘘っぱちの理由を後付けで記録しておしまい、となるのはミエミエではないか。
そもそも、こんな程度の条件で賛成に回るということは、維新は最初から、改正法案に反対する気なんてまったくなかったのだ。維新の行動はプラグマティックどころか、国民の足を引っ張っただけ。あげく、最後は自公にもハシゴをはずされてしまったのである。
「橋下徹の時代から、裏で安倍政権に協力して自分たちの政策や権益を後押しもらうというのが維新の常套手段。今回は、国民の声が予想以上に大きかったため計算違いと結果になったが、維新としてはいつものように、条件をつけたふりして強行採決に協力し、与党に恩を売るというのが最初からのシナリオだったんだろう。そういう意味では通常営業ですよ」(全国紙政治部記者)
実際、これまでも、維新は、安倍政権の数々の無理筋法案に附帯決議や修正協議などエクスキューズをつけながら賛成してきた。特定秘密保護法、安保法制、共謀罪、TPP、働き方改革、入管法改正……安倍政権が出してきた数々のデタラメ法案をまともに議論せず、法案の欠陥や、立法の根拠となるデータに間違いや改ざんが判明しても、そのこと一切無視して、強行成立に全面協力してきた。
そして、その見返りとして、安倍政権からカジノ法案制定、大阪万博誘致など、“金のなる木”利権拡大を後押ししてもらってきた。
「今回もおそらく協力しておけば自分たちも検察をコントロールする側になれるという計算があったんでしょう」(前出・全国紙政治部記者)
■黒川検事長の定年延長の賛成していた吉村洋文知事「検事総長にさせるのが筋」
まったくあさましいとしか言いようがないが、こうした姿勢は国政政党としての維新だけではない。いまや国民に圧倒的人気を誇る吉村洋文知事だって同じ穴のムジナだ。実際、吉村知事は11日の段階から検察庁法改正への賛成をこう明言していた。
「僕は公務員の定年延長には反対ではない。そこは日本維新の会がつめていくと思う。(日本維新の)国会議員の判断に任せる」
「検察庁法で人事権は内閣にあると決められている。なぜか? 検察組織は強大な国家権力を持っている。強大な国家権力を持つ人事権をだれが持つべきなのかを本質的に考えなければいけない。僕は選挙で選ばれた代表である国会議員で構成される政府が最終的な人事権を持つのが、むしろ健全だと思う」
「検察官の捜査権限は政府だけではなく、国民にも向けられる。内閣が人事権を持っている以上、黒川さんがどういう方かは存じませんが、その方が適任だと考えたら、その人を検事総長にさせるのは筋ではないかと思う」
また、14日の会見でも、ジャーナリスト・横田一氏の「内閣が恣意的な定年延長を可能にする法案に最終的に賛成すると捉えられると思うが、そういう理解でいいのか」という質問に対して、こう答えていた。
「『恣意的な』という表現自体が僕は『恣意的だ』と思います。内閣に人事権があるという妥当性が一定あるのであれば、それは内閣が人事を行う」
「検察庁の内部で検察庁のトップ人事を決めるべきではないという判断です。民主的なコントロールを効かせる。その民主的コントロールがおかしければ、国民が政権を倒すということです」
この男は本当に弁護士資格を持っているのか。今回の問題は検事総長の任命権や人事権が内閣にあることとなんの関係もない。というか、内閣に任命権、人事権があるからこそそれ以上の恣意的な介入を抑止するため、法律で統一ルールをつくっているのに、安倍政権はその法律を無視して、自分たちの息のかかった黒川検事長だけを閣議決定で定年延長させたのだ。そして、それを後付けで正当化するために、内閣の意向でどうにでも運用できる例外規定を付け加えてきたのだ。
これは民主主義国家の原則である法治主義に反する行為であり、だからこそ、松尾邦弘検事総長ら検察OBが意見書で「法が終わるところ、暴政が始まる」と批判したのである。
「民主的コントロールがおかしければ、国民が政権を倒せばいい」などという主張も同様だ。政権の不正や法律違反を摘発できる仕組みがなければ、「民主的コントロールのおかしさ」じたいを、国民が広く知ることはできない。だから、民主主義国家には、選挙で政治家を選ぶという以外に、三権分立という仕組みが用意されている。
ところが、吉村知事はこの「法治主義」も「三権分立」も一切無視して、「内閣が適任だと考えたら、黒川さんを検事総長するのが筋」などと無茶苦茶なことを言っているのだ。
■橋下徹も「内閣が黒川さんでいきたいと思うならそれでいい」と政権擁護
これは維新の後ろ盾になっている橋下徹氏も同様だ。世論を読むことに長けている橋下氏は、閣議決定や検察庁法改正に批判的な発言を交えることで(これが橋下氏の狡猾なところだ)、国民に「橋下さんも黒川検事長の定年延長と検察庁法に反対している」という錯覚を植え付けてきたが、そんなことはまったくない。
たとえば、17日の『日曜報道THE PRIME』(フジテレビ)では、吉村知事とそっくりのこんな発言をしていた。
「検事長は内閣が任命する。内閣の人事権。どういう理由があろうとも、内閣がしっかりと『黒川さんでいきたい』と思うんであれば、それでいいと思います」
「ただ、今回はその法律が、黒川さんが定年のところを解釈変更しました。解釈変更は強引だと思っていますが、ただ内閣も法律の解釈権を持っていますから、その解釈が間違いならば国民が選挙で落とせばいいので」
結局、吉村知事も橋下氏も安倍首相のやることには、絶対に真っ向からは批判なんてしないのである。
しかも、恐ろしいのはこうした姿勢がただの政治的配慮から出たものではないことだ。その発言内容からは吉村知事も橋下氏も安倍首相と全く同じで、「選挙で選ばれれば、法律を無視しようが、民主主義の原則を壊そうも何をしてもいい」と考えていることがはっきりとわかる。つまり、彼らもまた「ルイ14世を彷彿とさせる」思想の持ち主なのである。
しかし、安倍首相の正体に気づいた世論も、吉村知事と橋下氏と維新にはまったく批判の目を向けようとはしない。それどころか、メディアは礼賛一色。異常なくらいどんどん支持が高まっている。
もちろん、これは「吉村知事がコロナ対策でリーダーシップを発揮した」というイメージがあるからだ。しかし、ほんとうにそうなのか。ためしに、吉村知事や松井市長がこの間、やったコロナ対策で何が有効だったかをひとつひとつ検証してみたらいい。
評価できるのは、軽症者や無症状者の施設を整備したことと、十三市民病院をコロナ専門病棟にしたこと(これもやり方が強引で現場は大混乱だったが)くらい。むしろ、感染予防、検査体制や医療対策の整備、自粛補償は他の自治体よりも明らかに後手に回っていた。
■PCR検査拒否、休業補償は後手、3月に「コロナの弱点が見えたから経済活動を戻す」
たとえば、維新は当初、PCR検査不要論を主張し、実際、日本医師会が3月中旬に発表した調査で、大阪府は検査拒否件数ナンバーワンだったのだ。大阪市では10日間も検査を受けられず、重症化したケースも報告されている
休業補償についても、率先してやったかのようなイメージがもたれているが、実際は逆。東京都が自粛協力金の導入を打ち出しても、財政力の差を理由に大阪府は消極的なまま。福岡市や千葉県市川市、神奈川県などほかの自治体が導入するという報道があって、しぶしぶやり始めたにすぎない(しかも、その中身はかなりお粗末なものだった)。
さらに大きいのは、感染拡大を引き起こす大きな原因を作ったことだ。吉村知事はまだまだ感染の実態も把握できていない3月13日の段階で、こう語って、府主催のイベントや休館中の府の屋内施設を順次再開する方針を打ち出した。
「新型コロナの特徴や弱点が見えてきた。感染が急拡大する環境を作らず、社会活動を再開させることも重要。経済活動を戻すべき時期と判断した」などと述べ、花見についても、自粛を求めないとしていた。
これが府民のコロナへの警戒の緩みにつながり、3月後半の感染拡大を招いたのだ。実際、大阪府の感染者数は人口比からすると、かなり多い。たとえば、大阪府の感染者は累計1771名だが、この数は大阪府より人口の多い神奈川県(1274名)と比べると1.5倍。大阪より人口が10%ほど少ないだけの愛知県(509名)の 3倍以上の数だ(5月19日午前時点)。維新信者は愛知県の大村秀章知事を「そのまま寝てろ」などと散々バカにしていたが、吉村知事のほうがはるかに感染者数を抑え込めていないのだ。
ところが、橋下譲りでイメージ戦略や情報操作にだけ長けた吉村知事はメディアに出まくって勇ましい口調で「やってる感」をアピールし、兵庫県やパチンコ業者など、スケープゴートをつくりだすことで、自分の失策をごまかしてきた。
その結果、国民はいつのまにか「吉村さんだけはよくやっている」「大阪のコロナ対策は素晴らしい」というイメージを植え付けられてしまったのだ。
吉村知事と維新のコロナ対策のインチキと詐術については、別稿で改めて検証したいが、恐ろしいはこんなイメージ戦略に長けた独裁思想をもつ政治家がいま、圧倒的な支持を持つにいたったことだ。しかも、この政治家は明らかに安倍政権とも裏でつながっている。
コロナの失態で安倍政権は力を失うかもしれない。しかし、次に国民を待ち受けているのはもっと恐ろしい事態ではないのか。
(編集部)
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井上峻輔記者による、東京新聞のインタビュー記事【成立時の理想を忘れないで 一人芝居「憲法くん」を演じ続けるコメディアン・松元ヒロさん <空気は、読まない。>5】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202005/CK2020050202100097.html)。
《憲法を擬人化した一人芝居「憲法くん」を長年演じるコメディアンの松元ヒロさん。わずか七分間のネタをやり続けてきたからこそ感じている思いを、五月三日の憲法記念日を前に聞きました。(聞き手・井上峻輔)》。
最近、新聞やニュースをほとんど見れず。東京新聞労働組合の以下のツイートで、本記事に気づきました。
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【https://twitter.com/danketsu_rentai/status/1256850599787630592】
東京新聞労働組合@danketsu_rentai
「憲法は国民が国を縛るもの。
税金だって私たちが国に預けている。
憲法を持つ僕たちは
『自粛するからお金を出せ』
と政府に言える。
空気を読んでそれを言わなくなったら
本当に危ない」
コメディアン・松元ヒロさん
▼東京新聞 5月3日朝刊1面
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成立時の理想を忘れないで 一人芝居「憲法くん」を演じ続けるコメディアン・松元ヒロさん <空気は、読まない。>5
自分が信じる道を突き進む人たちにインタビューする連載<空気は、読まない。>第五回は、憲法を擬人化した一人芝居「憲法くん」を長年演じるコメディアンの松元ヒロさ…
tokyo-np.co.jp
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午後4:38 2020年5月3日
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COVID19のドサクサ紛れの火事場泥棒(ツイッター上では、火事・人災の原因者がアベ様であることから、より現実を言い表した〝放火泥棒〟とのこと)。
憲法記念日5月3日、ハッシュタグ「 #安倍はやめろ 」はトレンドのトップ、数十万のツブヤキが溢れましたた。その後の「 #俺たち自粛お前は辞職 」もまた、同様に、数十万のツブヤキで利用されました。
『●「ぼくらは差別が見えていない」 『週刊金曜日』
(2014年5月9日、990号)』
「■⑩『週刊金曜日』(2014年5月9日、990号) / 松本ヒロさん
【写日記その30】、「ドキュメンタリー映画『ザ・思いやり予算』…
バクレーさんが「ヒロさん、ギャラなんですが……」
「大丈夫、『予算』がないんでしょ? 私の『思いやり』!」。
さすが「憲法くん」
(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/9cf92a972ac07b0d0538d9f8b4167b3a)」
『●「放射能と学校給食③」『週刊金曜日』
(2013年6月7日、946号)についてのつぶやき』
「■『週刊金曜日』(2013年6月7日、946号) / 松本ヒロ氏
【写日記 その10】、「日本国憲法を擬人化した『憲法くん』と
言うネタで全国を飛び廻っているお笑い芸人」「憲法くんが
『私のことを自虐的とか言う人がいる。でも私は六六年間、
戦争という名前で他国の人々を殺したことがない。それが誇りです。
私をどうするか、皆さんに託しましたよ』と締めくくると
満場の拍手に包まれた」」
『●松元ヒロさん「憲法くん」は語る』
「「だけど丸投げで頼むわけじゃない。
頼まれたから何でもできると思って
戦争なんか始めちゃダメだよ。そのために、
憲法にしっかりと9条を書いてこれをわたす。
この憲法に書いてあることをしっかり守って、
頼まれごとをやってくれ、と」……
松元ヒロさんの「憲法くん」は語る。
アベ様をはじめとした自公議員、翼賛野党の
壊憲派には理解できまい」
『●死にゆく平和憲法: 伊藤真さんの憲法の
『あなたこそ たからもの』と松本ヒロさんの「憲法くん」』
「いま憲法は瀕死の状態。アベ様により壊憲のトドメを刺されようとしていて、
平和憲法は死に絶えようとしています。自公議員、翼賛野党の壊憲派は
それを支えていますし、彼らに投票した人達も同罪です。万死に値します」
『●『憲法くん』の誇りとは? 《私は六六年間、
戦争という名前で他国の人々を殺したことがない。それが誇り》』
《ドキュメンタリー映画「誰がために憲法はある」…これは、
芸人・松元ヒロが舞台で演じ続けている日本国憲法を擬人化した
ひとり語り「憲法くん」を基にした作品》
『●《戦争という名前で他国の人々を殺したことがない》
『憲法くん』の《未来はわれわれ主権者に託されている》』
憲法記念日にアベ様は違憲に壊憲して「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」し、さらに、「緊急事態条項」の導入をしたいらしい…『憲法くん』の誇りとは? 《私は六六年間、戦争という名前で他国の人々を殺したことがない。それが誇り》。《私をどうするか、皆さんに託しましたよ》…と託されているのに、壊憲させてしまうの?
リテラの記事【安倍首相の新型コロナを利用した「憲法に緊急事態条項を」メッセージに非難殺到! 失策を棚上げ、日本会議系集会でお仲間と改憲PR】(https://lite-ra.com/2020/05/post-5404.html)によると、《いったいどういう神経をしているのか。安倍首相がきょう3日の憲法記念日、日本会議が主体となった団体が開催するネット上の改憲集会「憲法フォーラム」に新型コロナを利用して緊急事態条項の必要性を訴えるビデオメッセージを出す。…現行の法律もきちんと活用できず、検査体制も治療体制も後手後手、接触機会削減やそのための休業が国民に浸透していないのも補償や生活支援をきちんとしていないからなのに、安倍首相は自分の失策を棚上げ、全部憲法のせいにしようとしているのだ》。
アベ様やその支持者に狂気を感じる…憲法記念日に国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限し、さらに、「緊急事態条項」の導入をしたいらしい…思考回路はどうなっているのでしょうね。
COVID19のドサクサに紛れて、しかも、憲法の日に(アノ自民党壊憲案をご覧あれ)壊憲し、緊急事態条項を導入したいと口にするアベ様ら。アタマの中を覗いてみたいよ…。それに賛成する方々、《国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限》でいいの? 給付も休業補償もケチり、自粛ばかりを迫られる、報道・メディアは統制される…それを経験してもまだ、アノ壊憲案や緊急事態条項の導入に賛成するのですか?
リテラの記事【これでなぜ総理待望論? 橋下徹のコロナをめぐる言動の無責任とゴマカシ! 「家で寝とけ」と検査求める声を封じながら自分は検査…】(https://lite-ra.com/2020/04/post-5399.html)によると、《新型コロナウイルスをめぐる無策・無能・国民軽視極まりない悪対応で、安倍政権の酷さにほとんど国民が気がついたなか、 “あの人”に「総理大望論」がもちあがっているという。“維新の生みの親”で元大阪市長の橋下徹だ》!?
日刊ゲンダイのコラム【適菜収 それでもバカとは戦え/社会の敵を設定 大阪のパチンコ公表は全体主義の典型手法】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/272656)によると、《現在、新型コロナ騒動で人々の不安や不満はたまりにたまっている。連中にとっては最大のチャンスだ。世論に火をつけるにはスケープゴートが必要になる。今回ならパチンコ屋だ。…これが全体主義の典型的な手法であることを指摘したいだけだ。「社会の共通の敵」を設定し、さらしあげ、密告と私的制裁を奨励する…現在異常ともいえる維新礼賛報道が続いているが、ボロボロの安倍政権に見切りをつけた売国壊国勢力は今度は維新を担ぐ可能性がある。先日は〈これが対コロナ最強布陣「橋下総理、小池長官、吉村厚生相」〉なるアドバルーン記事まで登場した》!?
気持ち悪いなぁ、お維支持者の皆さん…悪い冗談は大阪「ト」無いだけにしといて。
『●与党自公や癒党お維は、戦争したくて(させたくて)、
人殺しに行きたくて(いかせたくて)しかたないのね?』
《■安倍首相の言い分を代弁し、サイバー攻撃への武力行使を主張した維
…■橋下徹「安倍首相は頑張ってきたから最後に憲法改正したっていい」》
リテラの記事【安倍首相がコロナ医療危機を無視し「病院のベッド数削減」政策の維持を宣言! しかも削減するため予算644億円を投入】(https://lite-ra.com/2020/04/post-5401.html)によると、《そもそも安倍政権は、医療費削減を狙った「地域医療構想」を掲げ、その実現のためとして「病床のダウンサイジング」を打ち出した。これはその名の通り、入院ベッド数を減らすことで医療費を削減しようというものなのだが、さらに政府は昨年9月に「再編統合の議論が必要」だとする全国424の公立・公的病院を名指ししたリストを公表。名指しした病院がある都道府県に2020年9月までに統廃合の結論を出せと迫り、一方、統廃合や病床削減をおこなう病院には全額国費で補助金を出すとし、このために2020年度予算で84億円を計上。これらの施策により、2025年度までに全国の急性期病床を約20万床減らすという》。
自公は、アタマ大丈夫か? 地域の医療の統合・効率化という名の「病床のダウンサイジング」、そこに税金。しかも、COVID19人災の今、それを議論する?
最後に、もう一つ。リテラの記事【安倍首相が「PCR検査2万件」と現実の乖離を追及され逃亡、加藤厚労相は「能力あっても使うわけじゃない」と検査抑制続行宣言】(https://lite-ra.com/2020/05/post-5402.html)によると、《実際、「PCR検査体制を1日2万件に増やす」と国民に宣言してからもうすぐ1カ月を迎えるが、いまだその半分の1万件にも届かない状態にあり、宣言解除の判断材料となる感染状況がわからない状態》。
アベ様や小池百合子「ト」知事は、この数カ月、一体何をやっていたのか? 東京のアノ惨状を見てください。
『●《「憲法の議論をする政党か否か」が参院選の争点》…
アベ様の「壊憲」=「■■■食え」 ⇒ 《「嫌だ」でOK》』
『●大量検査・隔離・追跡、さらに、地域のサンプリング検査が必要
…アベ様や小池「ト」知事は、この数カ月、一体何をやってきたのか?』
『●アベノカビマスク…《予算は466億円…残り1社と差額はどうなって
いるのか…パニックに乗じてカネを懐に入れた悪党がいたなら…》』
『●【黒鉄好 アベノマスクはやはり利権だった!~「疑惑の1社」
驚愕の事実】《復興副大臣へ「献金」…若松謙維参院議員(公明、比例)》』
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202005/CK2020050202100097.html】
成立時の理想を忘れないで 一人芝居「憲法くん」を演じ続けるコメディアン・松元ヒロさん <空気は、読まない。>5
2020年5月3日 配信
自分が信じる道を突き進む人たちにインタビューする連載<空気は、読まない。>第五回は、憲法を擬人化した一人芝居「憲法くん」を長年演じるコメディアンの松元ヒロさん。わずか七分間のネタをやり続けてきたからこそ感じている思いを、五月三日の憲法記念日を前に聞きました。(聞き手・井上峻輔)
◆憲法は国民が国を縛るもの
「こんにちは、憲法です。五月三日で七十三歳になります。でも、変なうわさを耳にしたのですが、本当ですか? 今の総理大臣が私をリストラするって話」
こんなふうに憲法になりきるネタ「憲法くん」を始めて二十三年。憲法記念日には必ずどこかで演じていたんです。今年は新型コロナウイルスの影響で延期になってしまいました。
今のような状態だとみんな憲法のことなんて忘れてしまう。「家にいろ。まずは命だ。黙れ」と。でも命を守るために何をやってもいいわけじゃない。憲法は国民が国を縛るもの。税金だって私たちが国に預けている。憲法を持つ僕たちは「自粛するからお金を出せ」と政府に言える。空気を読んでそれを言わなくなったら本当に危ない。
◆現実を理想に近づける努力こそ必要
「憲法くん」は七分間の短いネタです。僕は半年に一回、ネタを全部新しくするんですけど、なぜか憲法くんだけは、ずっとリクエストが絶えません。
いつも演じる前に話すんですけど、憲法を単なる法律の親玉だと思っている人が多いんですよ。でも、私たちが私たちを縛る法律と、主権者である私たち国民が国を縛る憲法では、種類が違うんですよね。
「私たちが国会でいろいろ決めたいけど忙しいよね。ちょっと君、暇? 悪いけど国会に行ってくれるか」。そういう人が国会議員です。「本当はみんなで集めたお金を近所を回って配って助け合いたいけど、私たちは忙しい。だから、おまえたちに預けておくからな」。それが税金です。
「もっと肝心なこと書いとくわ。天皇陛下から国会議員、国家公務員、俺たちの税金で国の仕事をしている連中はこの憲法をピシッと守るんだ。九九条。守れよ!」。これが憲法ですよね。
最後はこんな感じです。「どうして私を変えるんですかって聞いたら、現実に合わないからって言われたんですよ。でも現実を理想に近づけるように努力するんじゃなかったですか」。そして「これが私の理想ですよね」と、憲法の前文を「日本国民は、正当に選挙された~」ってずっと話すんです。
◆崇高な理想の「憲法くん」が乗り移ってくる
前文は般若心経みたいに最初、意味も分からずしゃべってましたが、ずっとやってると分かってくる。本当に崇高な理想が書いてあるんです。正しい言葉をしゃべっていると自分の心も浄化されて、そうなりたいっていう気持ちになる。憲法が自分に乗り移ってくるんですよ。
(落語家の)立川談志師匠が亡くなる少し前に「昨日やった『芝浜』はすごかったらしいですね」と話し掛けたら「違うんだ。あれは俺が言ったんじゃないんだ。登場人物が勝手にしゃべり始めたんだよ」って言われたことがあります。僕も憲法くんになりきると、去年聞いた人にも「もう一回聞いてください。忘れてませんか?」という気持ちでしゃべれるんです。
◆空気変わり…苦渋のライブ中止
その憲法くんも、最近は演じられていません。新型コロナの影響で、仕事はほぼキャンセル。四月初めのソロライブが最後の仕事でした。今はずっと家にいます。
二月に安倍晋三首相がイベントの自粛とか言いだした時は「何やってるんだ」って頭にきちゃって、ソロライブで批判するつもりだったんですよ。今まで政府が市民の要請をまともに聞いたためしがないのに、政府から言われても聞くもんかって。それが、だんだん空気が変わってきた。うちのかみさんも「もう反発とかいう状況じゃない」と言うし。だからネタをつくるのに苦しみました。
ソロライブは、四日間の公演を二日で中止にしました。苦渋の選択でした。「やってほしい」という人もたくさんいましたし。会場のホールには四日分の使用料を事前に払っていたので損害も相当なんですよ。
◆権力者の悪口を言わない風土?
今はしゃべる場がないんです。この状況をネタにできない悔しさがあります。日本では、テレビで政治的なネタはカットされてしまう。米国では新型コロナで大変な状況なのに、トランプ大統領の悪口を言うコメディアンがちゃんとテレビに出ているっていう。日本じゃちょっと考えられないですよね。
前にドイツ人の方に言われたことがあります。「イギリスでは王室ネタは当たり前で、米国では必ず大統領の悪口を言う。でも日本に来たら誰も総理大臣の悪口を言わない。ヒロさんがいきなり出てきて総理の悪口を言ったから、ドイツのコメディアンを思い出して泣きそうになっちゃった」と。やっぱり風土が違うのかもしれない。
◆私権の制限…戦争に向かう雰囲気
僕たちのような「お笑い」ができなくなる世の中になると、戦争に近づくんですよ。戦時って必ず「まじめにやれ」となりますから。実際に「なんでこんな時にライブをやったんだ」という人もいました。二月にお客さんと撮った写真を公開した時も「マスクしていない人がいる」とツイッターで攻撃的な批判が来ました。
政府は「自粛しろ」と言っても「補償」はしない。新型コロナとの「戦い」とかやたらと言うんなら、オスプレイとかイージス・アショアとか(新たな防衛装備品を)買うお金をそのために使えよって思う。僕はよく「平和を食い物にしている」なんて言われますけど、戦争を食い物にする人よりマシだと思っているんですよ。
今は緊急事態宣言が出されていて、私権の制限を強めることもできます。これがそのまんま戦争に向かうような雰囲気というか、何か怖い感じがしますね。
◆良いものは「押しつけ」とは言わぬ
憲法は米国に「押しつけられた」という人もいます。でも良いものをもらった時に「押しつけられた」って言いますか。芸人で一番わかりやすい例はご祝儀です。僕は今までご祝儀をもらって押しつけられたって思ったことは一回もないですから。
同じものをずっと使っているからそろそろ変えようじゃなくて、良いものは良い。普遍的なものがあると思うんですよね。憲法は主権者である一人一人を大事にしている。だから社会も大事にするし、世界も大事にする。基本が揺らいでない。二十三年ネタをやってきて、疑問を持ったことがない。どんどん憲法がすてきなものに思えてくるんですよ。
ライブではいつもこう話します。「この危ない時代だからこそ、憲法が必要だと思うんですよ。時代に合わないから憲法を変えるって言うんだったら、主権者の私たちがこう言えばいいじゃないですか。『憲法に合わなかったら、政府を”変える“』」。会場からワーッと拍手が来るんですよ。
【憲法前文】
松元ヒロさんのネタ「憲法くん」で取り上げられている日本国憲法前文の全文は次の通り。
◇ ◇
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢(けいたく)を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅(しょうちょく)を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従(れいじゅう)、圧迫と偏狭(へんきょう)を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。
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