[↑ ※『再審 法制審に見直し諮問へ/証拠開示・開始判断 課題を議論/袴田さん姉「早急に改正を」/ルール不在 裁判官の姿勢次第』(朝日新聞、2025年02月08日)] (2025年06月17日[火])
《大崎事件…3回再審を認める決定が出されていますが、検察による抗告で取り消されるというまさに異例の展開》だ。《一審、二審の再審開始決定を最高裁が覆したのは初めてとみられる》(2019年6月25日)。冤罪・大崎事件で終始一貫して無罪を主張、「あたいはやっちょらん」と原口アヤ子さんが〝叫べなくなる〟のを待つ冷酷な司法…《無辜の人の救済》の理念はどこに? 今年の2月、《第4次再審請求について、最高裁は再審を認めない決定》(2025年2月25日)…。原口アヤ子さんは97歳だ…。先日、袴田ひで子さんが訪問、《原口さんは、話すことは難しい状態ですが、ひで子さんに顔を撫でられると口を大きく開けほほ笑みました》(静岡朝日テレビ)。弁護団は、大崎事件第5次再審請求の準備をしている。
鴨志田祐美さんのつぶやき《大崎事件第4次請求で最高裁は25日付で再審を認めない決定をしました。しかし、全部で23ページの決定のうち、「原決定を破棄自判して再審開始すべき」という宇賀克也裁判官の反対意見が14ページを占めています》。
『●「「3.11」から2年③ 東北復興と壁」
/『週刊金曜日』(2013年3月15日、935号)について』
「山口正紀さん【裁判長の訴訟指揮も報じるべきだ 大崎事件再審請求】、
「冤罪は警察・検察だけで作られるものではない。…
マスメディアにも責任…。だが、だれより責任の重いのが、
無実の訴えに耳を貸さず、でっち上げを追認した裁判官だろう」」
『●知らなかった冤罪事件: 鹿児島大崎事件』
『●「飯塚事件」「福岡事件」「大崎事件」
……に係わる弁護士たちで『九州再審弁護連絡会』発足』
『●「あたいはやっちょらん」の叫び!…
「だれより責任の重いのが…でっち上げを追認した裁判官」』
《「やってないものは、やってない」-。殺人罪で服役した原口アヤ子さんは
一貫して無実を叫んだ。その願いは第三次の再審請求でやっと重い扉を
開けた。裁判所は早く無実を認めるべきである》。
「《あたいはやっちょらん》…《だれより責任の重いのが…
でっち上げを追認した裁判官》、《鹿児島地裁は証拠開示を認めず、
原口さんの無実の訴えに再審の重い扉を開くことはなかった》。
年老いた原口アヤ子さん…。無慈悲な司法、長年月に渡る放置
というか見殺し。司法の「恥」だ…《原口さんは既に九十歳。三審制でも
過去二回の再審請求でも救えなかった。司法界の恥と刻まれる》」
『●39年間「あたいはやっちょらん」、
一貫して無実を訴えてきた90歳の原口アヤ子さんに早く無罪判決を』
《重い再審の扉が大きく開き、光が差し込んだ。「大崎事件」の
第3次再審請求即時抗告審。昨年6月の鹿児島地裁決定に続き、
福岡高裁宮崎支部も再審開始を認めた12日、弁護団や
支援者たちは喜びに包まれた。逮捕から39年。一貫して無実を
訴えてきた原口アヤ子さんも今は90歳で、残された時間は限られる。
「命あるうちに無罪判決を」。願いは今度こそ届くのか-》
『●冷酷な司法…【NNNドキュメント’18/
あたいはやっちょらん 大崎事件 再審制度は誰のもの?】』
『●大崎事件…再審するかどうかを延々と議論し、
三度にわたる再審開始決定を最「低」裁がちゃぶ台返し』
《会見に同席した元裁判官の木谷明弁護士も「無実の人を救済するために
裁判所はあるのではないのか。大変がっかりしている」と批判した》
『●《家族への脅迫状…「苦しみ抜いて一人で罪をかぶろう
としているのに許せない。もともと無実なのだから」》』
「大崎事件について、
《元裁判官の木谷明弁護士…
「無実の人を救済するために裁判所はあるのではないのか」》と。
【報道特集】…によると、《”伝説”の元裁判官~冤罪救済に挑む…
無罪判決を30件も出し、全てを確定させた元裁判官。
退官後、81歳となった今、冤罪救済を目指す弁護士として裁判所に
挑んでいる。そこで直面した裁判所の現状とは》。
『イチケイのカラス』…のモデルの一部になっているらしい」
『●山口正紀さん《冤罪…だれより責任の重いのが、無実の訴えに
耳を貸さず、でっち上げを追認した裁判官だろう》』
《四十年間も潔白を訴えていた大崎事件(鹿児島)の原口アヤ子さんに
再審の扉は開かなかった。最高裁が無実を示す新証拠の価値を
一蹴したからだ。救済の道を閉ざした前代未聞の決定に驚く。
「やっちょらん」-。原口さんは、そう一貫して訴えていた。
殺人罪での服役。模範囚で、仮釈放の話はあったが、
「罪を認めたことになる」と断った。十年間、服役しての
再審請求だった…「疑わしきは被告人の利益に」は再審請求にも
当てはまる。その原則があるのも、裁判所は「無辜(むこ)の救済」
の役目をも負っているからだ。再審のハードルを決して高めては
ならない》
「再審するかどうかを延々と議論し、《三度にわたり再審開始決定が
出ながら》、最後に、ちゃぶ台返し。最「低」裁は何を怖れている
のか? 誤りを潔く認めるべきだ。山口正紀さん、《冤罪は警察・
検察だけで作られるものではない。…マスメディアにも責任…。
だが、だれより責任の重いのが、無実の訴えに耳を貸さず、
でっち上げを追認した裁判官だろう》」
『●《周防正行さんが「あたいはやっちょらん。大崎事件第4次再審請求・
糾せ日本の司法」と銘打ち、インターネット上に立ち上げた…CF》』
『●憲法《37条1項が保障する『公平な裁判所による裁判を受ける権利』が
侵害され》ている…飯塚事件、大崎事件の裁判に「公正らしさ」は?』
『●原口アヤ子さん・大崎冤罪事件…《被害者は自転車事故による出血性
ショックで死亡した可能性があり「殺人なき死体遺棄事件」だった》?』
『●大崎事件、再審開始を認めず ――― 終始一貫して「あたいはやっちょ
らん」、原口アヤ子さんの懸命の叫びはなぜ裁判官には届かないのか?』
『●大崎事件冤罪・原口アヤ子さん「あたいはやっちょらん」「やっちょ
らんもんはやっちょらん」「ちゃんと認めてもらうまでは死ねない」』
『●大崎事件《無辜の人の救済》の理念はどこに? 《医学の専門家でない裁判
所が十分な根拠も示さず、専門家による科学的証拠を退けた不当な判断》』
『●鹿児島県警、呆れた…《「再審や国賠請求等において、廃棄せずに保管して
いた捜査書類やその写しが組織的にプラスになることはありません!!」…》』
「再審法の改正を。いま何かと話題の鹿児島県警。かつて、
鹿児島県警と言えば、原口アヤ子さんの大崎事件。そして、
なんと言っても、志布志事件。体質は変わらない。」
『●工藤隆雄氏《日本の司法には昔から冤罪体質があり…事件の背後には後に
「冤罪王」「昭和の拷問王」と呼ばれた紅林麻雄という静岡県警の刑事がいた》』
《96歳の原口アヤ子さんが無実を訴え続ける大崎事件の弁護人で、
日本弁護士連合会の再審法改正実現本部・本部長代行を務める
鴨志田祐美弁護士は「一刻も早く再審法を改正しなければ悲劇が繰り
返される」と危機感をにじませ、改正の要点を次のように指摘する》
『●再審法の改正を…桐山桂一さん《冤罪ほど人生や人権を踏みにじる不正義
はない。…袴田巌さんの再審が決まった…大崎事件は…冤罪が疑われる》』
『●冤罪・大崎事件…《全部で23ページの決定のうち、「原決定を破棄自判して
再審開始すべき」という宇賀克也裁判官の反対意見が14ページを占めています》』
『●冤罪・大崎事件…《宇賀克也裁判官…確定判決で有罪の根拠…「証明力はもはや
無きに等しい」とし、「殺人事件であることの直接証拠は皆無」と断じた》』
『●松橋事件の国賠訴訟、熊本地裁で国に賠償命令…《自白を偏重する捜査の危うさ
…証拠開示の在り方…検察が常に抗告する姿勢の問題》を含む冤罪事件』
静岡朝日テレビの記事【再審で無罪が確定した袴田巌さんの姉・ひで子さん 「大崎事件」で無実を訴えて再審を求めている原口アヤ子さんと面会/静岡朝日テレビ】(https://news.yahoo.co.jp/articles/ced84b78d2d69b306111293ed1a89619bca217fb)によると、《再審で無罪が確定した袴田巌さんの姉・ひで子さんが、いわゆる「大崎事件」で無実を訴えて再審=裁判のやり直しを求めている原口アヤ子さんと面会しました。原口アヤ子さんは1979年、鹿児島県大崎町で、義理の弟を殺害した罪で10年間服役しましたが、一貫して無実を訴えていて、再審請求を続けています》。
鴨志田祐美弁護士のつぶやき:
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【https://x.com/kamo629782/status/1934489313666089334】
鴨志田祐美@冤罪と再審を語る「鴨志田ちゃんねる」公開中!
@kamo629782
過去に3回、再審開始が認められているのに、検察官の不服申立によって再審無罪への道を阻まれている、大崎事件の原口アヤ子さん。
46年間冤罪と闘っている98歳のアヤ子さんを、58年かけて弟の冤罪を晴らした92歳のひで子さんが励ます姿を、目をそらさずに見て下さい。
………………。
午後2:52 2025年6月16日
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《96歳の原口アヤ子さんが無実を訴え続ける大崎事件の弁護人で、日本弁護士連合会の再審法改正実現本部・本部長代行を務める鴨志田祐美弁護士は「一刻も早く再審法を改正しなければ悲劇が繰り返される」と危機感をにじませ、改正の要点を次のように指摘する。「一つは証拠開示の問題です。大崎事件の第2次再審では高裁の裁判長の積極的な訴訟指揮で、それまで検察官が『ない、ない』と言い続けてきた証拠が213点出てきました。さらに第3次再審になると新たに18点出た。なぜ、こんなことが起きるのか。証拠開示を定めたルールがないからです。大崎事件だけでなく、布川事件、東電女性社員事件、松橋事件などは、再審を求める中で重要な証拠が開示され、再審開始決定の決め手になった。規定がないために、検察は隠し通そうとし、開示が個々の裁判官の“やる気”に左右されるのです」》(秦融氏による、(2023/7/22(土))Yahoo!ニュースの記事)。
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【https://news.yahoo.co.jp/articles/ced84b78d2d69b306111293ed1a89619bca217fb】
再審で無罪が確定した袴田巌さんの姉・ひで子さん 「大崎事件」で無実を訴えて再審を求めている原口アヤ子さんと面会
6/15(日) 13:08配信
静岡朝日テレビ
再審で無罪が確定した袴田巌さんの姉・ひで子さんが、いわゆる「大崎事件」で無実を訴えて再審=裁判のやり直しを求めている原口アヤ子さんと面会しました。
原口アヤ子さんは1979年、鹿児島県大崎町で、義理の弟を殺害した罪で10年間服役しましたが、一貫して無実を訴えていて、再審請求を続けています。
15日午前、袴田ひで子さんは鹿児島県志布志市の原口さんが入所する施設に面会に訪れました。袴田ひで子さんが原口さんに会うのは2019年以来でおよそ6年ぶりの再会です。
原口さんは、話すことは難しい状態ですが、ひで子さんに顔を撫でられると口を大きく開けほほ笑みました。
この日原口さんは98歳の誕生日を迎え、支援者らもお祝いに駆け付けました。
大崎事件をめぐってはこれまでに3回再審を認める決定が出されていますが、検察による抗告で取り消されるというまさに異例の展開です。
2024年6月、福岡高等裁判所宮崎支部は4度目の再審請求でも、再審を認めない決定を出していて弁護団は5度目の再審請求に向け今後具体的な内容や時期を検討するとしています。
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