[↑※ 『分断でなく“共に生きる”社会へ 2025年参院選』『選択的夫婦別姓 自民惨敗なら実現に大きく前進か』(週刊金曜日、2025年7月18日、No.1529)] (2025年08月04日[月]) [Hatena Blog『日々読学』]
9年前の東京新聞の記事【長崎原爆71年 「核の傘」脱却を 「被爆者だからこそ言わねば」】(2016年8月10日)《この日の平和への誓いでは、世界の人々に届いてほしいと、最後は英語で締めくくった。「ナガサキ マスト ビー ザ ラスト(長崎を最後の被爆地に)」》。
まず、目加田説子教授による、東京新聞のコラム【<時代を読む>市民が育てる長崎平和宣言 目加田説子・中央大学教授】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/425990?rct=column_jidaiwoyomu)。《「広島が『最初の被爆地』という事実によって永遠に歴史に記されるとすれば、長崎が『最後の被爆地』として歴史に刻まれ続けるかどうかは、私たちがつくっていく未来によって決まります」(2021年宣言)》、《毎年8月9日、長崎市長は平和祈念式典で平和宣言を読み上げ、被爆地の思いを世界に発信し続けてきた。その陰の立役者は、1974年に設けられた「長崎市平和宣言文起草委員会」だ。当初は市の職員や専門家数人で始まり、今では被爆者や有識者、学生、市民ら15人が参加する。起草委員会は毎年5月から3回開催され、初回に各委員が意見を出す。それを基に2回目には委員長を務める市長が素案を示し、その場で厳しい意見や要望が出る。これを受けた3回目の改訂案は「ガラッと変わっていることも珍しくない」。委員会はメディア公開で開催され、市民も傍聴できる。議事録もホームページで公開される。10年にわたり宣言文を担当してきた市の松尾美香氏は「委員の意見はいろいろなヒントを与えてくれ、視野を広げてくれる」と語る。必要な場合にはさらに小委員会も開いて文案を詰め、ようやく完成する。委員の一人で被爆者の田中重光さんは、「長崎の市長は市民が育てていく」と語る。政治信条や支持層にかかわらず、市長には被爆者を含めた市民の思いを文面に込める責任があるとの思いからだ。被爆2世で医師の調漸(しらべすすむ)長崎平和推進協会理事長も委員の一人。「長崎市長は平和市長にならざるを得ない」「長崎の思いが政府と一緒である必要は全くない」と強調する。事実、歴代市長は市民の声を背に言葉を紡いできた》。
『●原発稼働は経営だけの問題なのか?』
《核搭載疑惑を持たれた米フリゲート艦が一九八九年、長崎に寄港した。
艦長が平和公園で献花した花輪が偶然、倒れた。山口仙二さんは気が
付くと、何度も踏み付けていた▼原爆投下で苦しめた謝罪もない形式
だけの献花。被爆地への寄港を許した政府や自治体への怒りも
重なったのだろう。被爆者からも批判されたその激しさが、
反核平和運動を牽引(けんいん)した源泉だったのかもしれない
▼日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の代表委員を三十年近く
務めた山口仙二さんが亡くなった。八二年六月の国連軍縮特別総会の
演説は忘れられない▼ケロイドが広がる自身の写真を振りかざし
ながらの鬼気迫る訴えだった》
『●「核兵器のない世界」か?、「核廃絶」「核なき世界」か?』
『●《…death fell from the sky…》
…「落ちたのではない。米国が、落としたんだ」』
《オバマ氏は広島での演説で「七十一年前、雲一つない明るい朝、
空から死が落ちてきて、世界は変わった」と述べた。しかし、
井原さんは「落ちたのではない。米国が落としたんだ」と
がくぜんとしたという。
こうした思いを抱いたのは、井原さんだけではない。
日本原水爆被害者団体協議会(被団協)は六月の定期総会で、
オバマ氏の広島演説について「米国の責任を回避する表現があり、
具体的な課題の提起もなかった」と批判する総会決議を採択した》
『●サーロー節子さん「自分の国に裏切られ、
見捨てられ続けてきたという被爆者としての思いを深くした」』
《日本政府が核兵器禁止条約制定交渉への不参加を表明したことに
対し、被爆者代表として交渉会合に参加した
日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の藤森俊希・事務局次長は
「とても賛同できない」と強い口調で不満を表明》
『●「核兵器禁止条約」…「核なき世界」への
その先頭を走るべきアベ様やニッポン政府は一体何をしていたの?』
『●ニッポンの様に核の傘に頼る国々は「共犯者」
…「核兵器は必要悪ではなく絶対悪だ」(サーロー節子さん)』
『●ICAN・フィン氏、「核の傘」による核抑止は
「神話だ。…時代遅れの政策を継続していることこそ脅威」』
《討論会に出席した日本原水爆被害者団体協議会の田中熙巳(てるみ)
代表委員は、本紙に「中身がないと思った。核抑止は間違っている。
核兵器を使われた体験者として言ってきたが、やっぱり分かって
もらっていない」と苦言を呈した》
『●《政治家の仕事とは1日でも早く戦争を終わらせること…被爆国の
我が国は猛然と抗議し、国際社会をリードすべきなのにもかかわらず…》』
《維新代表の松井一郎・大阪市長は2月28日、核共有について
「議論するのは当然だ」と述べ、「非核三原則は戦後80年弱の価値観
だが、核を持っている国が戦争を仕掛けている。昭和の価値観のまま
令和も行くのか」などと発言。3月2日にも「昭和の価値観を改める
必要がある」と言い、維新は核共有や非核三原則の見直し議論を政府に
求める提言をまとめた。
これを受けて、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の代表委員
であり被爆者である田中重光氏は「心の底から怒りがわいている。
維新の言っていることが広がれば、すべての国が核を持つ。そのときは
人類の滅亡だ」と批判。日本被団協は「国民を核戦争に導き、命を奪い
国土を廃虚と化す危険な提言だ」として撤回を求めた。
あまりにも当然の批判であり、維新も3日に政府に提出した提言から
非核三原則の見直しをするべきとする文言を削除。だが、それでも
松井代表は「核を保有している国が力による現状変更を試みたという
事実を目の前にして、(核共有や非核三原則の見直しについて)議論も
するなというのは違うと思う。そのままやり過ごすのは無責任だ」
などと述べたのだ。
バカも休み休みに言え、という話だろう。》
『●《杉並から世界に拡散した「原水爆禁止」運動...「市民の戦い」…70年前、
先人は声を上げ、局面を動かした…やすやすと諦めている場合ではない》』
《こうした動きは、広島・長崎の被爆者の団結にもつながった。
日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の田中熙巳代表委員(91)は
「70年前の事件がなければ全国の原爆被害者は救われなかったかも
しれない」と明かす。広島での世界大会後、各地で被爆者団体が結成
され、56年に長崎で開かれた第2回大会で被団協が誕生。被爆者への
補償や実相普及につながった。
原水爆禁止の署名運動の中心となり、その後の運動に大きな影響を
与えた杉並だが、当時を知る人が少ないのが現状だ。拠点となった
区立公民館は89年に廃館となり、跡地に建てられた記念碑には経緯が
短く記されているだけだ》
『●(東京新聞)【こちら特報部/朝ドラ「虎に翼」の三淵嘉子さんと
共に「原爆裁判」を担当した元裁判官、いま振り返る判決の意味】』
《国際社会でも判決は大きな意味を持つ。英訳され、原告の名前から
「シモダ・ケース」と呼ばれた。1996年に国際司法裁判所(ICJ)が、
核兵器使用は国際人道法に「一般的に反する」とした勧告的意見にも
影響を与えたとされる。この意見を踏まえ、2017年に核兵器禁止条約
が採択されたが、日本政府は批准していない。
13歳のとき長崎で被爆した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)
の田中熙巳代表委員(92)は「ICJの勧告的意見を巡る運動の中で、
国際法違反を指摘した原爆裁判の判決は大きなよりどころとなり、
後押しになった」と評価する》
さて、世も末だ…《主張の真偽も確認せず、危険な極右政党に14もの議席を与えた有権者の責任は重い》(HUNTER)。そして、被爆国ニッポンで《核兵器の脅威が現実味》…80年間の塗炭の苦しみを想像できない者が2025年参院選の東京選挙区で第2位当選してしまう醜悪さ。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/20年前は大騒ぎだった…「核保有論」今昔】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202508020000036.html)によると、《「こう考えると核武装が最も安上がりであり、最も安全を強化する策の1つだとは考えています」とした。最近は党に従うと個人の見解とぼかし始めているが、戦後80年で、街頭でこれを訴えて当選してくる時代だ。…毎日新聞によれば今回、「核兵器を保有すべきだ」と8人の参政党議員が回答しているという》。
『●在りもしない《特権》に大騒ぎしデマ・ヘイトをまき散らしておいて、「在日
米軍特権」にはダンマリ、どこが〝アイコク〟なのか? 弱者イジメの卑劣さよ』
『●《参院選では…排外主義的な主張…日本人と同じく納税義務があるものの選挙権
はなく、「外国人が優遇されている」状況にもない…同じ日本社会の一員を…》』
『●サセ党やニホ党による《排外主義的な主張も含め、外国人政策が参院選の
焦点》《排外主義の空気》…デマやヘイトに惑わされず、真の野党への投票を!!』
『●【SNSと怪文書/狙撃兵】《すぐ鵜呑みにして脳味噌が染められるというのでは
なく、世論誘導に持っていかれない術を身につけることも必要なのだろう》』
『●ヘイターやデマ吐きばかりの集団に投票してはいけない…《そして、彼らが
私を攻撃したとき、私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった》』
『●《「ヘイトスピーチ」…「選挙運動に名を借りたヘイト」…「…公選法に
守られてヘイトスピーチが行われている」》…差別と分断を招く2025年参院選』
『●2025年参院選: 惨敗の自公、一方、コミや極右集団が…自公の勝利という
最悪を回避したのに、極右集団が躍進するというさらなる最悪な事態に…』
『●被爆国ニッポンで《核兵器の脅威が現実味》…80年間の塗炭の苦しみを想像
できない者が2025年参院選の東京選挙区で第2位当選してしまう醜悪さ』
『●《極右政党》《極右組織》極右集団…「(当時・サセ参院選候補者が) 選挙演説
中に、市民に対して『非国民』と言った理由」は「辞書に書いて」ある訳がない』
『●「選挙運動に名を借りたヘイト」がまかり通った参院選…《主張の真偽も確認
せず、危険な極右政党に14もの議席を与えた有権者の責任は重い》(HUNTER)』
『●《参院選でも訴えたことは無責任のそしりを免れ》ないサセの酷い「怪文書
モドキ」、《国民の知る権利に応える役割を重んじ》る気なしの記者選別排除』
『●《核兵器に対する日本国内の意識の変化…先月の参院選では日本の核武装に
言及した候補者が当選…唯一の戦争被爆国である日本の変化が持つ意味とは》』
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202508020000036.html】
コラム
政界地獄耳
2025年8月2日7時52分
20年前は大騒ぎだった…「核保有論」今昔
★1日、臨時国会の開会に伴い、参政党の新人議員も党代表・神谷宗幣と共に国会議事堂の正門から初登院した。東京でトップ当選を果たした同党新人・塩入清香は選挙中、刺激的な言葉で聴衆を沸かせた。日米安保について「『100年続く同盟はない』と言われてますから、日米安保、今の段階ではやはり米国に頼るところも大きい」とし「言い方がすごく汚い言葉になっちゃうかもしれないんですけど『みかじめ料』を払いつつ、自分たちも備えるっていうそういう当たり前のことですね」と暴力団など反社勢力に支払う用心棒代(みかじめ料)とした。
★防衛力についても「自分たちの防衛力、自国のためにどれだけ活用できる兵器があるのかというのを考えた時に、北朝鮮ですらも核兵器を保有するとですね、一応国際社会の中でトランプ大統領と話ができるくらいまでには行くわけですよね」「こう考えると核武装が最も安上がりであり、最も安全を強化する策の1つだとは考えています」とした。最近は党に従うと個人の見解とぼかし始めているが、戦後80年で、街頭でこれを訴えて当選してくる時代だ。
★思えば2006年、第1次安倍内閣発足直後、当時の自民党政調会長・故中川昭一がテレビで「憲法でも核保有は禁止されていない。核があることによって(他国に)攻められる可能性が低くなる。あるいはやればやりかえすという論理は当然あり得る。議論は当然あっていい」と発言。連立を組む公明党は「議論することも世界が疑念を抱くから駄目」「議論するに至らない」と反対した。続けて外相・麻生太郎(当時)が閣僚として「政党の議論は妨げない」「ひとつの考え方として、いろいろ議論をしておくことは大事なことだ」「検討のうえ(核兵器を)持たないのも1つの選択肢」と援護射撃。大騒ぎになった。安倍政権で勢いづいた中で確信犯的に踏み込んだが、野党やメディアの猛反発で議論は広がらなかった。毎日新聞によれば今回、「核兵器を保有すべきだ」と8人の参政党議員が回答しているという。(K)※敬称略
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[↑ ※ 「問題山積のまま開催中の大阪・開催万博/安全性への不安拭えず」(週刊金曜日 1528号、2025年07月11日号)]/
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(2025年07月14日[月])
《黒字化》? 水増し入場者数で?? 万博工事費未払い問題を何とかしてくれよ。さらには、しんぶん赤旗のスクープ《カジノ業者に20億円超の便宜をはかる万博経費での「闇支援」》問題は?
日刊スポーツの記事【維新の本拠地・大阪選挙区で「異変」 吉村洋文代表は万博「封印」も】(https://www.nikkansports.com/entertainment/column/naniwa/news/202507120001917.html)によると、《公示の3日、維新の聖地でもある大阪・なんばで第一声を行った吉村氏は「夢洲(ゆめしま)というエリアで万博を開催し、多くの人でにぎわっています。いろいろな改革は、大阪の皆さんに支えられて、何とか実現できました」。万博は7月に入っても連日大勢の来場客でにぎわい、黒字化も見えてきました。万博を主導してきた維新にとっては、絶好のアピール材料ですが、吉村氏の25分近い第一声で「万博」の登場は2回にとどまりました。全国各地の街頭演説でも、万博の「実績」に多くの時間を割くことはありません。維新関係者は「万博の盛況ぶりは追い風効果があるはず」と期待する一方で、「政治利用との批判されるのはまずい」と話します》。
『●賭場開帳のためのお維祭り《パビリオン工事で多数の未払い》…お維が「身を
切り」、未払い分を立て替えて、犠牲となっている下請けに「寄り添う」べき』
『●「寄り添」わず放置するお維…万博工事費《「未払い…下請け社員は500人以上
はいて、連鎖倒産の危機にある」。男性は切羽詰まった思いを打ち明けた》』
『●賭場開帳のためのお維祭り…清水ただし氏《カジノ業者に20億円超の便宜
をはかる万博経費での「闇支援」が発覚した…カジノのための万博…》』
賭場開帳のためのお維祭り…清水ただし氏《カジノ業者に20億円超の便宜をはかる万博経費での「闇支援」が発覚した…カジノのための万博…》(しんぶん赤旗)。《到底無視できない大問題》(リテラ)…大新聞は報じたのか? 大阪メディアは??
リテラの記事【大阪万博に重大不正発覚! 万博経費10億円を使い「カジノ」用地を工事 違法性認識しながらカジノ業者のいいなり】(https://lite-ra.com/2025/07/post-6364.html)/《しかし、そんななか、到底無視できない大問題が判明。なんと、万博のための経費を使って大阪府と大阪市がカジノ用地の工事を約10億円もかけて実施し、これによってカジノ事業者が20億円超の利益を得ている、というのだ。この問題をスクープしたのは、10日付のしんぶん赤旗。その内容は驚愕すべきものだ》。
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【https://lite-ra.com/2025/07/post-6364.html】
大阪万博に重大不正発覚! 万博経費10億円を使い「カジノ」用地を工事 違法性認識しながらカジノ業者のいいなり
2025.07.12 07:58
(大阪EXPO2025公式HPより)
明日13日会期の折り返しを迎える大阪・関西万博。ユスリカの大量発生やレジオネラ属菌の検出、さらにはパビリオン建設費の未払い問題などトラブルが頻発しているが、「来場者数1000万人突破(関係者含む)」「来場者の満足度は7割超え」といった盛況ムードによって問題を矮小化。「成功に水を差すな」と言わんばかりの空気が漂っている。
しかし、そんななか、到底無視できない大問題が判明。なんと、万博のための経費を使って大阪府と大阪市がカジノ用地の工事を約10億円もかけて実施し、これによってカジノ事業者が20億円超の利益を得ている、というのだ。
この問題をスクープしたのは、10日付のしんぶん赤旗。その内容は驚愕すべきものだ。
まず、事の発端は2019年9月。万博会場に隣接するカジノ用地について、カジノ事業者が「(外周道路の高さまで)盛土した上での引渡しを希望」(2018年12月21日、市長への説明資料より)したため、大阪市は43万立方メートルの盛り土を開始。この盛り土にかかった費用12.8億円は大阪市が負担している。
盛り土にかかった12.8億円を大阪市が負担していること自体、カジノ事業者への優遇と言わざるを得ないが、問題はここから。盛り土を要求したカジノ事業者は翌2020年になって「施設建設に伴い大量の残土が発生することが判明」(2020年9月2日、副知事・副市長への説明資料より)したとし、市は2021年3月から、今度はカジノ用地の掘削工事を始めたのだ。これは〈カジノ用地を周辺よりも低く掘り下げておくことで、カジノ業者が本体工事の残土を用地内で処分できるように〉するためだ。
カジノ事業者の要求そのままに、10億以上かけて土を盛ったかと思えばまた10億かけて今度は掘り返す……。資料からは大阪府・市が完全にカジノ事業者の言いなりとなって振り回されていることがありありと伝わってくるが、赤旗によると、掘削した土の量は約80.2万立方メートル(重さ100万トン超)で、〈掘削・運搬などの費用は本紙が把握しただけで約10億円〉にものぼるという。
そして、大阪府・市は掘削工事を強行するにあたり、「最も安価な方法となるIR区域の掘削土の使用を選択するのが基本的な考え方」と理由付け。議会への報告もせずに万博用地の造成工事に含めてしまい、掘削にかかった費用はごく一部を除いて万博経費として府・市でほぼ半分ずつ負担した、というのだ。
そもそも、夢洲での万博開催を「カジノありき」で決めたばかりに、地盤改良に上下水道、電気、道路の整備、地下鉄延伸といったインフラ整備に巨額を投じることとなったのはご存知のとおり。そのうえ、カジノ事業者の要求に唯々諾々と従い、そこでかかった費用を「万博経費」として大阪府・市が負担するとは、明らかに、府民と市民に対する背任行為ではないか。
■大阪港湾局は営利企業への便宜供与が違法となる可能性を事前に認識
しかも、問題なのはこれが特定企業への便宜供与に当たる可能性が高いことだ。本来ならカジノ事業者が負担するはずの残土処分費は、この掘削によって少なくとも15.8億円も減ったことになる。処分先への運搬なども含めると、この肩代わりによってカジノ業者が得る利益は20億円超となるという。
実際、工事を担当した大阪港湾局は、これがカジノ事業者への便宜供与で違法行為となる可能性を認識していた。前述した2020年9月2日の副市長・副知事への説明資料では、「IR区域掘削土の万博区域掘削土への活用が、IR事業者への便宜供与とみなされる訴訟リスク」があると指摘。大阪港湾局が相談した法律事務所の返答として「IR事業者が利益を得ることになるのであれば、住民訴訟のリスクは高い。(合理的な説明ができなければ敗訴する可能性がある)」「本来、IR事業者が負担すべきものについては、負担を求めることが望ましい」と記述していたのだ。
だが、こうした大阪港湾局の懸念や法律家の警告を黙殺し、大阪府と市はカジノ用地の掘削を「最も安価な方法」だとして正当化。あれだけ経費削減が求められていた万博の予算に付け替えたというのだから、いかにカジノ優先であるかがわかるというものだ。
しかも、だ。府・市が「最も安価な方法」だとするカジノ用地の掘削について、赤旗が検証した結果、〈カジノ用地掘削でむしろ万博経費が増加〉したことが判明したというのだ。
大阪府・市がまとめた事業費比較では、カジノ用地の掘削土を使った万博用地盛り土の事業費は7億円で、当初予定していた関東地方の残土を使った場合の10億円を下回るとしている。だが、実際の工事費の内訳書によると、カジノ用地の掘削土を使った万博用地の盛り土は7億円ではなく約10.6億円、掘削中の鳥類保全対策など本来は不要だった追加費用を含めると約12億円だったという。つまり、カジノ用地の掘削は「最も安価な方法」ではなかったのだ。
この問題を会見で追及された横山英幸・大阪市長は、「費用や土の性質、工事全体の調整、さまざまな課題を検討した結果、もっとも経済合理性、そして夢洲の工事全体の調整から最適な選択肢を選んだ」と述べたが、カジノ事業者への優遇をもとにした「経済合理性」だったことは明らか。実際、赤旗の取材に対して大阪港湾局は「事業費比較のあとで関東残土を選択肢から外したので、どちらが本当に安いか最終的な比較はしていない」「(関東残土を確認した際の記録は)何も残していない」と返答しているからだ。
■松井と吉村の「カジノに公金を使わない」は真っ赤な嘘も、追及しないマスコミ
松井一郎・前大阪市長は府知事時代に「IR、カジノに税金は一切使いません」と断言し、吉村洋文・大阪府知事も「公でお金を出すものではありません」と述べてきた。にもかかわらず、その約束を反故にし、カジノ用地の土地改良工事に上限788億円もの公金を投入することを決定。そのうえ、カジノ事業者を優遇するべく、違法性を指摘されても無視して万博経費として府・市の公金を使って約10億円もの工事を強行していたのだ。もちろん、この重大疑惑に対し、吉村知事はすぐさま説明をおこなう責任がある。
しかし、吉村知事は知事としての仕事もほとんどそっちのけで、連日のように参院選の街頭演説のために全国を行脚。赤旗の記事が出た当日にはYouTube番組「ReHacQ」の「緊急生配信 日本維新の会にNG無し質問!」と題されたプログラムに生出演したものの、カジノ問題への追及はなし。その後もテレビ出演やライブ配信、SNS投稿などをおこなっているが、赤旗の報道は完全にスルーした状態だ。
吉村知事は万博について〈黒字も見えてきた〉と述べる一方、〈数字ではかれない価値がある〉などと喧伝し、万博の成功を印象付けようとしてきた。だが、実際には赤字になる可能性も十分残されているし、たとえ黒字を達成しても、あるいは来場者の満足度が高くとも、それらと公金の使われ方の検証・批判は別問題だ。いわんや万博経費でカジノ事業者に便宜を図っていたという違法性を問われる疑惑に無視を決め込むなど、無責任にも程がある。お祭りムードに流されることなく、メディアもこの問題をしっかりと追及すべきだ。
(編集部)
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『●《橋下徹…「万博が実現したのは松井さんの政治力。安倍さんのおちょこに
酒をついで『(万博は)必要ですよね総理』と口説いた」》』
【政界地獄耳/おちょこで決まる税金の使い道】《橋下は15年12月、
松井、吉村とともに当時の首相・安倍晋三、官房長官・菅義偉との
酒席を振り返り「万博が実現したのは松井さんの政治力。安倍さんの
おちょこに酒をついで『(万博は)必要ですよね総理』と口説いた」
と暴露。「お酒をつぎ倒して実現した」と解説すると、吉村も
「おちょこ事件」といって「あの事件以来、グワーッと動いた」
と振り返った。国民の税金はこうして使い道が決まっていくようだ》
『●【吉村洋文知事の3つの大言壮語/今西憲之】《予算は膨張に膨張》
《阪神・オリックスの優勝に便乗するも》《空飛ぶクルマもトーンダウン》』
『●「万博より被災地復興を」「万博の予算を被災地に」…アノ三代目司会者
の下、『探偵!ナイトスクープ』に三代目大阪「ト」知事がパクパク登場』
『●世界中の《人を呼んで祭りをする会場にはそもそも不向き…ゴミ処分場とし
ての優位性は、祭り会場としては最悪の欠陥…「ゴミの島 夢洲の正体」》』
『●お維祭り工事現場で懸念されていたガス爆発事故…自見英子万博担当相「仮
に今後、工事に伴ってメタンガスが発生した場合には、施工者が直ちに…」』
『●お維祭り工事現場でガス爆発事故…こんなゴミの島夢洲・大阪万博に子供た
ちを招待という名の動員なんてあり得ない、親御さんに不安が広がることは必至』
『●お維「政治屋」塾で、一体何を「学び、感じ、世界を広げる」のだろう
か? お維祭りやカジノのように税金を「パクパク」する方法ですか?』
『●《「このまま強行すれば『大阪アホ万博』」…巨額の税金を投入して、
7割もの人々が不要だと回答するお祭りにどれほどの意味があるのか?》』
『●お維の《あらゆる腐敗が爆発》(適菜収さん)…《爆発が起きているのに
「もともとガスが出るというのはみんなわかっている」…開き直り》(リテラ)』
『●お維のお祭り会場でのメタンガス引火爆発事故、消防連絡は4時間半後、
そして、クジラの「淀ちゃん」死体処理の闇…お維の《あらゆる腐敗が爆発》』
『●お維の《いのち輝》かない事件が起きてからでは遅い…お維祭り【会場
「ガス爆発事故」では天井も破損していた! シレッと追加被害公表…】』
『●お維のお祭り会場…《つまり裏を返せば、何らかの拍子で事故が起こっても
不思議はない危険な場所なのだ…さらに危険の度合いは増したと言えよう》』
『●お維《「2割のお友達のための政治と、7色の嘘」で投票率が低い故に選挙に
勝ち上がり、履き違えた権力を振りかざし…ウソにまみれた政治を…展開》』
『●元通訳氏の件、MGMともつながり。そして、賭場開帳が《日本再生の切り
札》とご執心なお維の元祖大阪「ト」知事は《全国民を勝負師に》とご宣託』
『●《大阪府では無料招待の学校用に1日あたり10台のバスを提供》…学校に
踏み絵を踏ませ、自腹を切らせる、どこが無料? 学徒動員という〝教育〟』
『●《子ども102万人の無料招待計画》…「参加しない」という選択肢が無く、
子供の命を賭す《招待》という名の学徒動員、お維は正気を失っている』
『●賭場開帳に向けたお維によるお維のための祭りに《子ども102万人の無料招
待計画》…こんな所に子供たちを無料招待という名の動員なんてあり得ない!』
『●傷は日々深く…賭場開帳に向けたお維によるお維のための祭り、さっさと
中止すべきだ。メタンガスに加えて、硫化水素ガスも発生する始末…』
『●『五輪と万博 開発の夢、翻弄の歴史』著者・畑中章宏さん「今の大阪万博は、
IR…を目指す大阪維新の会の政治的目的のイベントになってしまっている」』
『●斎藤元彦兵庫県知事というお維案件…《「優勝パレード」問題…信用金庫へ
の県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った》』
『●賭場開帳のための〝お維祭り〟という大阪「万博に能登の子どもたちを
招待」という〝学徒動員〟にふるさと納税? 支離滅裂な大阪「ト」知事…』
『●《山本理顕氏も指摘する万博協会の「無責任」》…吉村洋文大阪「ト」知事
=日本国際博覧会協会副会長(理事)には大きな責任がありますよね?』
『●《キケンでムダな大阪化石万博》、行ってみたいですか? 「万博チケット
売れない」…お維およびお維支持者の皆さん、一体「どないすんの!?」』
『●お維・吉村洋文大阪「ト」知事がアノ大阪「ト」構想の検討チームを設置…《過去
2度も住民投票で否決されている大阪都構想を再び持ち出し…》(HUNTER)』
『●《ユーザーの基本情報…生体情報…所属先に関する情報》、大阪万博に行くと
《個人情報抜き取り》放題…《不安》なくお維祭りに行ける皆さん、正気?』
『●《おちょこ事件》がその原点…以前から《失敗》が自明だったのに、賭場
開帳したいがために〝進軍〟し続けてしまったお維大阪「ト」知事三代の大罪』
『●《「…経済上昇の起爆剤にもなるのでは」…カジノを含む…IR…にも期待…
「…観光客を増やせる。ごみ捨て場とされた夢洲を活用できるのはすごい」》!?』
『●賭場開帳のためのお維祭り=万博がとうとう開幕…事故や問題の発生確率は
「万が一」どころではないが、爆発事故などが起きないことを心から祈る』
『●日本国際博覧会協会副会長(理事)が吉村洋文大阪「ト」知事…《吉村知事と
いえば「玉川徹は出禁」発言で大顰蹙を買った》のと、〝赤旗出禁〟は同じ構図』
『●《「健康」「いのち輝く未来社会のデザイン」…万博のテーマはどこにいって
しまった》? お維お得意の「身を切る改革」? 〝学徒動員〟は学校の責任…』
『●アベ様やスガッチ、お維大阪「ト」知事三代のおかげで、イシバ首相や
「やんごとなき」皆さんも大変ですね…くっだらない賭場開帳のためのお維祭り』
『●《来場者として不安になるのが「事故」ではないか…大阪万博のドタバタ感は
これから起きる大きな事故の「前兆」かもしれないのだ》(窪田順生記者)』
『●交野市《参加希望校「一校もない」》…かたや、「自己責任」と嘯きそうな
辛坊治郎氏が「メタンガスで爆死するリスクを犯しても行くべき」の衝撃発言』
『●《水増しされた来場者数》…お維祭り会場スタッフなどもカウントするという
前代未聞、そもそも来場者のうちどの程度が自腹で来ている人数なのだろう?』
『●《カジノは賭博客の負け分が収益の柱…ギャンブルにはまった人や外国人観光客ら
の“散財”に期待し、他人の不幸や不運を踏み台にするような成長戦略…》』
『●賭場開帳のためのお維祭りに《大阪府が、事業として子供たちを招待している。
吉村府知事はこの事業について「教育的意義がある」と繰り返し強調…》』
『●賭場開帳のためのお維祭り《パビリオン工事で多数の未払い》…お維が「身を
切り」、未払い分を立て替えて、犠牲となっている下請けに「寄り添う」べき』
『●「寄り添」わず放置するお維…万博工事費《「未払い…下請け社員は500人以上
はいて、連鎖倒産の危機にある」。男性は切羽詰まった思いを打ち明けた》』
りんく 『●賭場開帳のためのお維祭り…清水ただし氏《カジノ業者に20億円超の便宜
をはかる万博経費での「闇支援」が発覚した…カジノのための万博…》』
[↑ ※ 「問題山積のまま開催中の大阪・開催万博/安全性への不安拭えず」(週刊金曜日 1528号、2025年07月11日号)] (2025年07月12日[土])
「寄り添」わず放置するお維…《万博経費でカジノ用地掘削》するようなカネがあるのなら、万博工事費未払い分はどうなっとん? すぐに、お維が「身を切」って、万博工事費未払い分を立て替えてあげて下さい。
(西谷文和 路上のラジオ)《未払い被害にあっている事業者の方で、アンゴラ館の建設に参加したAさん(未払い額凡そ4,300万円)、マルタ館の建設に参加したBさん(同1億2,000万円)、ルーマニア館・ドイツ館・セルビア館の建設に参加したCさん(同4,150万円)…「万博倒産」や「万博自殺」までささやかれる事態になっているこの深刻な未払い問題…悲痛な叫び…このとんでもない不条理》、《吉村知事は万博協会副会長でもありますが、己のずさんな建設計画のせいで到底開幕に間に合わないとわかっていても、記者会見等では「間に合う」と公言。その無責任発言のプレッシャーのもと、しわ寄せは孫請け・ひ孫受け、そのまた下請け、更にその下請けと、どんどん下層に行くほど酷い状態で襲いかかったと言います。つまりは、そういった方々の過労死レベルに近い労働によって、「いのち輝く」が聞いて呆れる大阪万博があるわけです》。
『●賭場開帳のためのお維祭り《パビリオン工事で多数の未払い》…お維が「身を
切り」、未払い分を立て替えて、犠牲となっている下請けに「寄り添う」べき』
『●「寄り添」わず放置するお維…万博工事費《「未払い…下請け社員は500人以上
はいて、連鎖倒産の危機にある」。男性は切羽詰まった思いを打ち明けた》』
やっぱり、賭場開帳のためのお維祭りだったことが露呈。《万博経費でカジノ用地掘削》…その万博経費の2/3には税金が入っていますよね? 賭場開帳には税金を使わない約束になっていたのでは……予想通り、2代目大阪「ト」知事の約束は有名無実化。
本田祐典記者による、しんぶん赤旗の記事【2025とくほう・特報/万博経費でカジノ用地掘削 事業者20億円超の利益 維新府・市政内部でも“違法”の指摘】(https://www.jcp.or.jp/akahata/aik25/2025-07-10/2025071001_01_0.html)によると、《大阪府・市が万博経費を使って、隣接するカジノ用地を掘削工事していたことが本紙の調べで明らかになりました。この工事によって、今年4月に着工したカジノリゾート(IR)本体工事の残土処分費や運搬費などカジノ業者の負担が20億円超も軽減されることになります。府・市が法律相談した弁護士は、公費でカジノ業者に利益を与える工事を行えば「住民訴訟で敗訴する可能性がある」と指摘していました。(本田祐典)》
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【https://www.jcp.or.jp/akahata/aik25/2025-07-10/2025071001_01_0.html】
2025年7月10日(木)
2025とくほう・特報
万博経費でカジノ用地掘削
事業者20億円超の利益
維新府・市政内部でも“違法”の指摘
大阪府・市が万博経費を使って、隣接するカジノ用地を掘削工事していたことが本紙の調べで明らかになりました。この工事によって、今年4月に着工したカジノリゾート(IR)本体工事の残土処分費や運搬費などカジノ業者の負担が20億円超も軽減されることになります。府・市が法律相談した弁護士は、公費でカジノ業者に利益を与える工事を行えば「住民訴訟で敗訴する可能性がある」と指摘していました。(本田祐典)
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万博用地とカジノ用地は、市が造成した大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま=大阪市此花区)内で隣接しています。大阪維新はカジノ誘致を「大阪・関西の成長の起爆剤」とし、万博を名目にしてカジノのためのインフラ整備などを進めてきました。
新たに発覚したカジノ業者優遇は、2019年2月に市が発注した万博用地造成工事(夢洲2区土地造成工事)のなかに隠されていました。発注後の21年3月に契約変更してカジノ用地の掘削工事を追加し、その土を万博用地へと運んでいたのです。
掘削した土の量は約80・2万立方メートル(重さ100万トン超)と膨大でした。掘削・運搬などの費用は本紙が把握しただけで約10億円です。これらを議会にも報告せず万博用地の造成工事に含め、府・市でほぼ半分ずつ負担しました。
掘削の目的は、その後にカジノ業者が行うIR本体工事の残土量を減らすことです。「IR事業者が検討を進めるなかで施設建設に伴い大量の残土が発生することが判明した」(20年9月の府・市作成文書)といいます。カジノ用地を周辺よりも低く掘り下げておくことで、カジノ業者が本体工事の残土を用地内で処分できるようにしたのです。
カジノ業者が負担するはずだった残土処分費はこの掘削によって少なくとも15・8億円(夢洲内に残土を埋める場合の市の引き取り単価1800円/立方メートルと消費税)も減る計算です。処分先への運搬なども含めると20億円超の便宜供与です。
工事を担当した大阪港湾局は、営利企業への便宜供与で違法行為となる可能性を事前に認識。同局が相談した法律事務所は「住民訴訟のリスクは高い」「合理的な説明ができなければ敗訴する可能性がある」(同文書)と指摘していました。
府・市は最終的に、違法性を否定して掘削を強行。カジノ用地の土を使うと最も安く万博用地を造成できると理由付けし、カジノ業者が利益を得ても違法ではないとしました。
しかし、本紙が府・市の主張や実際の工事費を検証したところ、カジノ用地掘削でむしろ万博経費が増加したことがわかりました。違法性を否定した根拠が揺らいでいます。
無料で掘削 カジノ“闇支援”
法律事務所「住民訴訟敗訴も」
「最安」のはずが万博経費増大
「疑問がようやく解けた。掘削工事はカジノ業者の要望だったのか」。大阪維新の夢洲開発を監視してきた中山直和さん(カジノに反対する大阪連絡会事務局次長)は、万博経費を使ったカジノ用地掘削を目撃していました。
中山さんは当時、奇妙な工事だと感じたといいます。カジノ用地では2019年9月から、地盤をかさ上げする盛り土工事をしていたからです。「せっかく盛った土を掘り返した。なぜ、無駄な工事をするのか理解できなかった」
要求変える
“無駄”が生じたのは、カジノ業者が要求を途中で変えたからです。盛り土を希望したはずが、途中で土を減らすよう求めました。カジノ業者に振り回されて工事した経緯は公文書にも記録されています。
(1)盛り土を開始(19年9月)=「(カジノ業者が)盛土した上での引渡しを希望」「購入土による盛土が必要」(18年12月、当時の吉村洋文市長に対する説明資料)。
(2)盛り土を中止(20年5月)=「IR事業者(カジノ業者)が検討を進めるなかで施設建設に伴い大量の残土が発生することが判明したため、工事期間を1年に短縮し、盛土高を変更」(20年9月、副知事・副市長に対する説明資料)
(3)掘削を開始(21年3月)=「万博区域の盛土時期(令和3年度)にあわせてIR区域を掘削し盛土材として活用」「残土発生量の抑制にも寄与」(同資料)
盛り土の費用は市が負担し、掘削はごく一部を除いて万博経費として府・市が折半しました。カジノ業者の負担はゼロです。
工事担当の大阪港湾局は、カジノ業者が掘削費用を負担すべきだという法律事務所の見解を府・市内部で報告していました。
「結果として、IR事業者が利益を得ることになるのであれば、住民訴訟のリスクは高い。(合理的な説明ができなければ敗訴する可能性がある)」「本来、IR事業者が負担すべきものについては、負担を求めることが望ましい」(20年9月2日、副市長・副知事への説明資料)
“敗訴する可能性”という強い表現で違法性を指摘していたのです。
ところが、府・市は万博経費で掘削を強行。その最大の根拠は、カジノ用地から土を運べば万博用地の盛り土が最も安くなるという「経済合理性」でした。
「最も安価な方法となるIR区域の掘削土の使用を選択するのが基本的な考え方」「IR事業者にとって負担軽減という事実上のメリットがあったとしても…特定の営利企業への便宜供与であることを理由として、違法・不当になるとまではいえない」(同資料)
カジノ業者が受ける利益を否定できず、万博経費削減という理由を“あと付け”したのです。
揺らぐ根拠
本当にカジノ用地の掘削が「最も安価」だったのか―。府・市がまとめた事業費比較では、カジノ用地掘削土を使った万博用地盛り土の事業費は7億円。もともと予定した関東地方の残土を使った場合の10億円を下回るとしました。
問題は、この事業費比較で示した「7億円」が著しく安い見積もりだったことです。実際の工事費は関東の残土の事業費より1・2倍も高額だったと本紙の調べでわかりました。
工事費の内訳書によると、掘削土を使った万博用地の盛り土は7億円ではなく約10・6億円(消費税抜き)でした。掘削中の鳥類保全対策など本来は不要だった追加費用を含めると約12億円(同、うち約10億円を万博経費として支出)でした。
違法性を否定した根拠が揺らぐ重大問題です。
大阪港湾局は本紙の取材に、カジノ用地の掘削が当初の見込みより高額だったと認めたうえで「事業費比較のあとで関東残土を選択肢から外したので、どちらが本当に安いか最終的な比較はしていない。関東残土のサンプルを見たら土の性状がよくなかったと当時の担当者から聞いている」(開発調整課)と説明します。
しかし、関東残土を確認した際の記録を求めたところ「記録は何も残していない」としています。
優遇連発
カジノ用地では今回明らかになった万博経費による掘削のほかにも、維新府政・市政が“カジノ優遇”工事を連発しています。
掘削工事後の23年12月から始まった土地改良工事は、市が公費で負担(上限788億円)します。公費負担は当時の市長で日本維新の会代表だった松井一郎氏が方針を決め、22年3月の市議会で維新、公明が賛成しました。
この土地改良工事をめぐっては▽施工業者の選定をカジノ業者・MGM大阪(旧大阪IR)が行い、自身に出資するゼネコン3社に発注▽競争入札なしで通常の公共工事より高額にする府・市とカジノ業者の「密約」―など、さらなる優遇が明らかになっています。(「しんぶん赤旗」24年12月14日付)
カジノ用地以外の夢洲内の土地は、埋め立て終了(竣工=しゅんこう)時の状態で市が追加工事せず売却してきました。カジノ用地で竣工後に行った盛り土、掘削、土地改良などの公費負担はすべてカジノ業者の意向に沿った特別対応です。
カジノ止める共産党
清水ただし・日本共産党参院大阪選挙区候補の話 維新府政・市政は、カジノのために税金を使わないと宣伝・約束していたにもかかわらず、これまで土地改良工事に788億円(上限)の公金投入を決めるなどしてきました。今回、訴訟リスクを認識しながらもカジノ業者に20億円超の便宜をはかる万博経費での「闇支援」が発覚したことは重大です。カジノのための万博だと、私たちが批判してきた通りの実態です。カジノストップの議席がいよいよ必要です。私も全力でがんばります。
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『●《橋下徹…「万博が実現したのは松井さんの政治力。安倍さんのおちょこに
酒をついで『(万博は)必要ですよね総理』と口説いた」》』
【政界地獄耳/おちょこで決まる税金の使い道】《橋下は15年12月、
松井、吉村とともに当時の首相・安倍晋三、官房長官・菅義偉との
酒席を振り返り「万博が実現したのは松井さんの政治力。安倍さんの
おちょこに酒をついで『(万博は)必要ですよね総理』と口説いた」
と暴露。「お酒をつぎ倒して実現した」と解説すると、吉村も
「おちょこ事件」といって「あの事件以来、グワーッと動いた」
と振り返った。国民の税金はこうして使い道が決まっていくようだ》
『●【吉村洋文知事の3つの大言壮語/今西憲之】《予算は膨張に膨張》
《阪神・オリックスの優勝に便乗するも》《空飛ぶクルマもトーンダウン》』
『●「万博より被災地復興を」「万博の予算を被災地に」…アノ三代目司会者
の下、『探偵!ナイトスクープ』に三代目大阪「ト」知事がパクパク登場』
『●世界中の《人を呼んで祭りをする会場にはそもそも不向き…ゴミ処分場とし
ての優位性は、祭り会場としては最悪の欠陥…「ゴミの島 夢洲の正体」》』
『●お維祭り工事現場で懸念されていたガス爆発事故…自見英子万博担当相「仮
に今後、工事に伴ってメタンガスが発生した場合には、施工者が直ちに…」』
『●お維祭り工事現場でガス爆発事故…こんなゴミの島夢洲・大阪万博に子供た
ちを招待という名の動員なんてあり得ない、親御さんに不安が広がることは必至』
『●お維「政治屋」塾で、一体何を「学び、感じ、世界を広げる」のだろう
か? お維祭りやカジノのように税金を「パクパク」する方法ですか?』
『●《「このまま強行すれば『大阪アホ万博』」…巨額の税金を投入して、
7割もの人々が不要だと回答するお祭りにどれほどの意味があるのか?》』
『●お維の《あらゆる腐敗が爆発》(適菜収さん)…《爆発が起きているのに
「もともとガスが出るというのはみんなわかっている」…開き直り》(リテラ)』
『●お維のお祭り会場でのメタンガス引火爆発事故、消防連絡は4時間半後、
そして、クジラの「淀ちゃん」死体処理の闇…お維の《あらゆる腐敗が爆発》』
『●お維の《いのち輝》かない事件が起きてからでは遅い…お維祭り【会場
「ガス爆発事故」では天井も破損していた! シレッと追加被害公表…】』
『●お維のお祭り会場…《つまり裏を返せば、何らかの拍子で事故が起こっても
不思議はない危険な場所なのだ…さらに危険の度合いは増したと言えよう》』
『●お維《「2割のお友達のための政治と、7色の嘘」で投票率が低い故に選挙に
勝ち上がり、履き違えた権力を振りかざし…ウソにまみれた政治を…展開》』
『●元通訳氏の件、MGMともつながり。そして、賭場開帳が《日本再生の切り
札》とご執心なお維の元祖大阪「ト」知事は《全国民を勝負師に》とご宣託』
『●《大阪府では無料招待の学校用に1日あたり10台のバスを提供》…学校に
踏み絵を踏ませ、自腹を切らせる、どこが無料? 学徒動員という〝教育〟』
『●《子ども102万人の無料招待計画》…「参加しない」という選択肢が無く、
子供の命を賭す《招待》という名の学徒動員、お維は正気を失っている』
『●賭場開帳に向けたお維によるお維のための祭りに《子ども102万人の無料招
待計画》…こんな所に子供たちを無料招待という名の動員なんてあり得ない!』
『●傷は日々深く…賭場開帳に向けたお維によるお維のための祭り、さっさと
中止すべきだ。メタンガスに加えて、硫化水素ガスも発生する始末…』
『●『五輪と万博 開発の夢、翻弄の歴史』著者・畑中章宏さん「今の大阪万博は、
IR…を目指す大阪維新の会の政治的目的のイベントになってしまっている」』
『●斎藤元彦兵庫県知事というお維案件…《「優勝パレード」問題…信用金庫へ
の県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った》』
『●賭場開帳のための〝お維祭り〟という大阪「万博に能登の子どもたちを
招待」という〝学徒動員〟にふるさと納税? 支離滅裂な大阪「ト」知事…』
『●《山本理顕氏も指摘する万博協会の「無責任」》…吉村洋文大阪「ト」知事
=日本国際博覧会協会副会長(理事)には大きな責任がありますよね?』
『●《キケンでムダな大阪化石万博》、行ってみたいですか? 「万博チケット
売れない」…お維およびお維支持者の皆さん、一体「どないすんの!?」』
『●お維・吉村洋文大阪「ト」知事がアノ大阪「ト」構想の検討チームを設置…《過去
2度も住民投票で否決されている大阪都構想を再び持ち出し…》(HUNTER)』
『●《ユーザーの基本情報…生体情報…所属先に関する情報》、大阪万博に行くと
《個人情報抜き取り》放題…《不安》なくお維祭りに行ける皆さん、正気?』
『●《おちょこ事件》がその原点…以前から《失敗》が自明だったのに、賭場
開帳したいがために〝進軍〟し続けてしまったお維大阪「ト」知事三代の大罪』
『●《「…経済上昇の起爆剤にもなるのでは」…カジノを含む…IR…にも期待…
「…観光客を増やせる。ごみ捨て場とされた夢洲を活用できるのはすごい」》!?』
『●賭場開帳のためのお維祭り=万博がとうとう開幕…事故や問題の発生確率は
「万が一」どころではないが、爆発事故などが起きないことを心から祈る』
『●日本国際博覧会協会副会長(理事)が吉村洋文大阪「ト」知事…《吉村知事と
いえば「玉川徹は出禁」発言で大顰蹙を買った》のと、〝赤旗出禁〟は同じ構図』
『●《「健康」「いのち輝く未来社会のデザイン」…万博のテーマはどこにいって
しまった》? お維お得意の「身を切る改革」? 〝学徒動員〟は学校の責任…』
『●アベ様やスガッチ、お維大阪「ト」知事三代のおかげで、イシバ首相や
「やんごとなき」皆さんも大変ですね…くっだらない賭場開帳のためのお維祭り』
『●《来場者として不安になるのが「事故」ではないか…大阪万博のドタバタ感は
これから起きる大きな事故の「前兆」かもしれないのだ》(窪田順生記者)』
『●交野市《参加希望校「一校もない」》…かたや、「自己責任」と嘯きそうな
辛坊治郎氏が「メタンガスで爆死するリスクを犯しても行くべき」の衝撃発言』
『●《水増しされた来場者数》…お維祭り会場スタッフなどもカウントするという
前代未聞、そもそも来場者のうちどの程度が自腹で来ている人数なのだろう?』
『●《カジノは賭博客の負け分が収益の柱…ギャンブルにはまった人や外国人観光客ら
の“散財”に期待し、他人の不幸や不運を踏み台にするような成長戦略…》』
『●賭場開帳のためのお維祭りに《大阪府が、事業として子供たちを招待している。
吉村府知事はこの事業について「教育的意義がある」と繰り返し強調…》』
『●賭場開帳のためのお維祭り《パビリオン工事で多数の未払い》…お維が「身を
切り」、未払い分を立て替えて、犠牲となっている下請けに「寄り添う」べき』
『●「寄り添」わず放置するお維…万博工事費《「未払い…下請け社員は500人以上
はいて、連鎖倒産の危機にある」。男性は切羽詰まった思いを打ち明けた》』
【↑ 『適菜収 それでもバカとは戦え/真相究明と責任追及を“大阪ノーサイド”なんて冗談じゃない』 (2020年11月14日、日刊ゲンダイ)】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281280) (2025年05月22日[木])
産業別労働組合「関西生コン」デマも酷かった、元お維・足立康史氏。(リテラ)《足立議員は…「…」を犯罪者集団であるかのように取り上げ、「破防法を適用すべき」とまで主張…だったら、まず維新に適用すべき》。ブログ主は破防法には大反対だが、誰にもそのようなものを適用すべきではないと思ってはいます。でも、まともな組合にお維が《破防法を適用すべき》とまで言うのならば、《だったら、まず維新に適用すべき》に賛同する。《このほかにも足立氏は、ネトウヨが何かの陰謀組織か反社組織のように語ってきた「関西生コン」(全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部)というワードを持ち出しては、辻本議員やれいわ新選組の大石あきこ議員などへの攻撃に使ってきたが、現在、関西生コン事件の裁判では無罪判決も相次いでおり、「警察・検察による組合潰し」という見方が強くなっている》…ネトウヨやお維、足立氏らこそが《陰謀組織…反社組織》である。
一方、以下の「生コン事業者の協同組合」大阪広域生コンクリート協同組合とお維との癒着関係、「闇」についてはどうなったの?
「さらなる問題は「生コン事業者の協同組合」、つまり、
大阪広域生コンクリート協同組合。関生=「全日本建設運輸連帯
労働組合関西地区生コン支部(関生支部)」とは別の
「生コン事業者の協同組合」。関西生コン労働組合とは別物の、
この協同組合とお維との癒着関係、「闇」ももっと知られるべき。
大阪の生コン価格は全国一で、他所と比べて不当に高い。理由は何か?」
《暴言やデマを連発・拡散…懲罰動議が出された回数はじつに6回にもおよぶ》足立氏を含むこういった方々を公認候補者とするコミ。これで、コミの本質に多くの支持者が気付き (← 気づくのが遅すぎ)、コミの支持率が暴落することに期待する。現状のコミの支持率、予想される比例代表当選者数は異常過ぎます。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/トラブル議員ら、国民を甘く見るときついぞ】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202505170000097.html)によると、《足立は維新時代に労働組合を猛批判。足立は国会内やネットで「民進党はあほでバカでどうしようもない政党」「民進党はウソつき」「最大の違憲集団こそ民進党」「民進党に国会の議席は不要」「こんな政党は国会の恥だ。あほ、ばか、どうしようもない」と国民民主党の前身である民進党を批判して懲罰動議を16年には4回受けている。連合はいい顔をしていない》。
『●アノ党首の国民民主《党が倫理問題に極めて寛容》…あのクソッタレ文春が
その《玉木雄一郎国民民主党代表の「待望論」を打ち出した》、正気かね!?』
《玉木氏は、党勢拡大のために極右界隈に接近。ネトウヨに露骨な媚を売るようになっていき、その言動も極右と見紛うような改憲論をはじめ、排外主義や優生思想まで滲ませるようになっていった。まさしく、極右的主張やデマ攻撃でネトウヨから支持を得ていった足立氏と同じパターンだ》…よくもコミに投票できますね、コミを支持できますね。想像を絶します…。
リテラの記事【国民民主党の問題は山尾志桜里や須藤元気より“暴言王”足立康史を候補にしたこと 陰謀論やデマ拡散、山口敬之や統一教会擁護も】(https://lite-ra.com/2025/05/post-6363.html)によると、《だが、ネット上では須藤氏と山尾氏ばかりが問題視されているが、国民民主が発表した公認候補のなかには、もっと「ありえない」人物がいる。それは、日本維新の会の元衆院議員である足立康史氏だ。ご存知のとおり、足立氏といえば「維新のトランプ」「暴言王」とも呼ばれ、国会議員でありながらSNS上で「朝日新聞、死ね」だの「立民は北朝鮮の工作員」だの暴言やデマを連発・拡散。それは国会でも同様で、懲罰動議が出された回数はじつに6回にもおよぶ》。
『●《足立議員は…「…」を犯罪者集団であるかのように取り上げ、
「破防法を適用すべき」とまで主張…だったら、まず維新に適用すべき》』
《足立が負け惜しみで「関西生コン」攻撃! 辻元清美へのデマで
懲罰動議にかけられたのに》《なんと足立議員は、大石議員の主張に
まともに反論できないと見るや、またぞろ、例の「関西生コン」問題
を持ち出したのだ。周知のように、「関西生コン」といえば、
ネトウヨが自民党政権の不祥事をごまかし、野党を攻撃するときの
常套句。…デマを流布》《にもかかわらず、今度はれいわ議員への
攻撃に「関西生コン」というワードを思わせぶりに持ち出して
くるとは……。》
「《まったく下劣としか言いようがないが、しかし、こうした
スリカエと詐術、悪質なプロパガンダに満ちた手法は、足立議員
だけの問題ではなく、維新の生みの親である橋下徹・元大阪市長
から、松井一郎・大阪市長、そして吉村洋文・大阪府知事にも通じる
ものだ》…そうです、大阪「ト」知事三代がお維の諸問題の根源」
『●《そんななか伊藤さんの告発は、この現状に一石を投じ、社会を改善へと
向かわせるものとして…その勇気を全面的に支持したい》(リテラ)』
(リテラ)【伊藤詩織氏への名誉毀損は敗訴したはすみとしこ氏だけ
じゃない、杉田水脈議員も! 維新・足立康史議員は山口敬之氏と…】
《その会で山口氏を出迎えたのが、同番組で山口氏と共演していた
自民党の“安倍チル”ネトウヨ議員・和田政宗参院議員と、維新の会
の足立康史衆院議員、経済評論家の上念司氏、自民党のネット番組の
レギュラーも務めていた生田よしかつ氏だった》
『●大阪市長がお維議員30人と焼き鳥屋で《反省会》…「ルールに従えないなら、
組織を出るべきだと思う」by 松井一郎元大阪「ト」知事』
(リテラ)《■大石議員は維新・足立議員のフェイク反論を一蹴、
足立議員は反論できずぐうの音も出ない状態に これだけでも
たいしたものだが、大石議員が光っていたのは、さらにそのあと、
維新・足立康史衆院議員とのやりとりだった》
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202505170000097.html】
コラム
政界地獄耳
2025年5月17日8時0分
トラブル議員ら、国民を甘く見るときついぞ
★国民民主党が夏の参院選比例代表に元衆院議員・山尾志桜里、元衆院議員で日本維新の会に所属していた足立康史、元参院議員で立憲民主党に所属していた須藤元気、元参院議員で自民党に所属していた薬師寺道代を全国比例で擁立すると発表した。党代表・玉木雄一郎のグラドル不倫や衆院議員・平岩征樹(比例代表近畿ブロック)が名前、職業、結婚歴を詐称しての不倫が発覚、離党したが偽装不倫と言われた。ネットには国民不倫党などの書き込みもある。
★そんな中、17年9月に週刊誌が報じた山尾と弁護士・倉持麟太郎とのダブル不倫。民進党を離党し直後の10月の選挙では無所属で出馬し辛勝した。2人はそれぞれ離婚したが倉持夫人は自殺した。事の重大さや弁護士として、政治家として人権を語る山尾に批判が集中するのは当然だ。足立は維新時代に労働組合を猛批判。足立は国会内やネットで「民進党はあほでバカでどうしようもない政党」「民進党はウソつき」「最大の違憲集団こそ民進党」「民進党に国会の議席は不要」「こんな政党は国会の恥だ。あほ、ばか、どうしようもない」と国民民主党の前身である民進党を批判して懲罰動議を16年には4回受けている。連合はいい顔をしていない。須藤は原発反対、コロナワクチン否定と全く政策としては相いれない。同党両院議員総会長・舟山康江は「さまざまな批判の声を勘案しても公認すべきだということで決まった」とした。
★「烏合(うごう)というより野合だよ。ここまで何でもありなら、共産党のOBでもいけるな。自民、公明、立憲、維新とは少なくとも政策的にはさして違いもないということ。政党のレベルが下がったということだし、誓約書も政界再編になればほごになる程度ではないか」とは野党幹部。自民党議員も「みんなの党を思い出す。小さい党ならいざ知らず、暴れん坊を党に入れると『個人商店の玉木』なら通用するが、規模が大きくなれば政界も国民もそう優しくはなくなるだろう。国民を甘く見るときついぞ」。結果は7月に出る。(K)※敬称略
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【https://lite-ra.com/2025/05/post-6363.html】
国民民主党の問題は山尾志桜里や須藤元気より“暴言王”足立康史を候補にしたこと 陰謀論やデマ拡散、山口敬之や統一教会擁護も
2025.05.18 07:05
(国民民主党HPより)
今夏の参院選で“台風の目”となることが確実視されている国民民主党だが、参院選比例代表の公認候補として山尾志桜里氏と須藤元気氏を擁立すると発表したことを受け、ネット上では批判が巻き起こっている。
須藤氏といえば、新型コロナワクチンをめぐって「打てば打つほど感染する」などと主張するなど、近年は「反ワクチン」の活動も目立っていた。一方、山尾氏は国民民主に所属していた2021年、不倫関係が取り沙汰されていた倉持麟太郎氏の前妻が自殺していたことが報じられ、同年の衆院選への出馬を見送り政界を引退。菅野志桜里として活動をおこなっていた。
そんなふたりが国民民主の公認候補として正式に発表されたことから、SNS上では〈ありえない〉〈心から失望した〉〈国民民主党ブームもこれで終焉か〉〈ガッカリ感がハンパない〉〈もう国民民主には投票しない〉などと支持者らが猛反発。16日には榛葉賀津也幹事長が「ネット上でさまざまな賛否があるのは承知している」とし、「いろんなものが入るから、ひとつの弁当になる」などと幕の内弁当に喩えて火消しに走ったが、支持者の批判はいまだおさまっていないようだ。
だが、ネット上では須藤氏と山尾氏ばかりが問題視されているが、国民民主が発表した公認候補のなかには、もっと「ありえない」人物がいる。それは、日本維新の会の元衆院議員である足立康史氏だ。
ご存知のとおり、足立氏といえば「維新のトランプ」「暴言王」とも呼ばれ、国会議員でありながらSNS上で「朝日新聞、死ね」だの「立民は北朝鮮の工作員」だの暴言やデマを連発・拡散。それは国会でも同様で、懲罰動議が出された回数はじつに6回にもおよぶ。
たとえば、衆院予算委員会の中央公聴会では、公述人の郷原信郎弁護士に「政治屋」「売名行為」などと発言したかと思えば、加計学園問題で「総理のご意向」と記された文科省の文書の存在を報じた朝日新聞の記事を「捏造」と決めつけたデマを連呼。
また、安倍政権に批判的な野党を攻撃するという維新スタイルの急先鋒に立っていたのが足立氏で、「(民進党は)国会の恥だ。アホ、バカ、どうしようもない」「民進党は(熊本地震の対応で)足を引っ張っている。ふざけるなよ、お前らホンマに」などと罵倒。
さらに、足立氏の暴言は玉木雄一郎氏に向けられたこともある。加計学園の国家戦略特区での獣医学部新設が問題となっていた2017年11月15日の衆院文科委員会で質疑に立った足立氏は、「希望の党の玉木雄一郎代表」と名指しした上で、獣医学部新設に懐疑的な日本獣医師会に関係する政治団体から政治献金を受けていると批判。同じく献金を受けていた立憲民主党の福山哲郎氏と、「何らかの権限がある」とする自民党の石破茂氏の3人を「犯罪者」呼ばわりし、「安倍総理に対して、犯罪者たちが周りを取り囲んで非難しているのがいまの国会だ」と言い放ったのだ。無論、この「犯罪者」発言も懲罰動議が出され、国会議事録でも伏せ字となっている。
■ネトウヨそのもののヘイト、山口敬之と祝杯、統一教会批判を「宗教弾圧」よばわり
しかも、足立氏が悪質なのは、暴言のみならず、デマやヘイトスピーチを振りまいてきたことだ。たとえば、足立氏が目の敵にしてきた立憲の辻元清美議員に対しては、森友学園問題で辻元議員が豊中市に補助金を出させたなどのデマをテレビで垂れ流し、街頭演説でも「森友問題は辻元のヤラセ」などと喧伝。また、蓮舫議員の二重国籍問題をあげつらい、“蓮舫代表の言動は中国の代弁者のよう”などと投稿した際には、こんな一言を添えていた。
〈国籍のことを言うのはポリコレに反するので本当は控えたいのですが、ストレスたまると午後の地元活動に影響するので書いてしまいます〉
デマ情報やヘイトスピーチによって個人攻撃をおこない、挙げ句の果てにはヘイトスピーチを「ストレス発散」だと自ら認める──。あまりに品性下劣としか言いようがないだろう。
このほかにも足立氏は、ネトウヨが何かの陰謀組織か反社組織のように語ってきた「関西生コン」(全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部)というワードを持ち出しては、辻本議員やれいわ新選組の大石あきこ議員などへの攻撃に使ってきたが、現在、関西生コン事件の裁判では無罪判決も相次いでおり、「警察・検察による組合潰し」という見方が強くなっている。
また、2022年には、足立氏が統一教会のダミー団体である「世界戦略総合研究所」で講演をおこなっていたことが判明したが、足立氏は自身のnoteに「そもそも、統一教会の何が問題なのか、国会で取り上げ、カルト規制等の導入をリードするに十分な正確性をもって承知していません」などと綴って炎上したほか、〈関西生コンはほとんど報道しないマスコミが、統一教会ではお祭り騒ぎのよう。宗教団体よりメディアの方が問題かも〉〈共産党は、宗教弾圧してる暇があるなら〉などと投稿。つまり、政治と統一教会の関係を追及することを「宗教弾圧」と非難していたのだ。
さらに、忘れてはいけないのが、伊藤詩織氏が性暴力被害を訴えていた元TBS記者・山口敬之氏の事件をめぐって検察審査会で「不起訴相当」の議決がなされたあと、ネトウヨYouTube番組で経済評論家の上念司氏や自民党・和田政宗参院議員らとともに足立氏も山口氏と“祝杯”を挙げていたことだ。その後、2019年に伊藤氏が民事裁判で勝訴したことを受け、足立氏は〈本判決を踏まえ、当面、同番組への出演は自粛することといたします〉と投稿したが、そこに伊藤氏への謝罪はなかった。
「批判を恐れず本音で勝負!」などと言いながら、そのじつ、暴言とデマを吐いては国会の審議をかき乱してきた足立氏。しかも、国会の場で「アホ」「バカ」「犯罪者」という言葉が繰り返されたことにより、政治家による暴言のハードルはどんどんと下がり、同時に政治家の劣化、国会議論の劣化も進行させた。その罪はあまりに重く、維新の“内ゲバ”によって政界引退に追い込まれた足立氏に再起の道を用意した玉木氏も同罪だと言わざるを得ない。
■排外主義や優生思想発言で右派取り込みをはかる玉木雄一郎と“暴言王”足立康史の親和性
いや、そもそも玉木氏は、足立氏を手本にしてきた「同類」なのかもしれない。
2018年に国民民主党の共同代表に就任した玉木氏は、同年にYouTubeに「たまきチャンネル」を開設。2019年1月に初の政治家との対談企画を公開したが、そのゲストが足立氏だった。この動画では、玉木氏と足立氏の妻がハーバード大留学時代の同級生であることを明かしているほか、足立氏がYouTubeに力を入れたり、国会質疑の前後に「余計なこと」(それがときに暴言を吐く場となってきた)を入れることについて、玉木氏は「戦略として足立康史になっているわけね」とコメントしたり、「視聴率男だよね」と評価。この時点では足立氏のTwitterフォロワーが玉木氏の3倍にものぼっており、足立氏も「(玉木氏は)人気ないか」などと茶化していた。
そして、その後の玉木氏は、党勢拡大のために極右界隈に接近。ネトウヨに露骨な媚を売るようになっていき、その言動も極右と見紛うような改憲論をはじめ、排外主義や優生思想まで滲ませるようになっていった。まさしく、極右的主張やデマ攻撃でネトウヨから支持を得ていった足立氏と同じパターンだ。
実際、2022年に玉木氏と足立氏が再びYouTube番組で共演した際には、玉木氏が9条2項の削除の本音を持っていることを示唆した上、強い口調で「安全保障の議論というのは、いついかなるときに日本国民は血を流す覚悟ができるかということなんですよ」と発言。ものの数年前まで安保法制に猛反対していたとは思えない豹変ぶりを見せつけたが、この動画で玉木氏が「憲法改正なんていう国家の一大事をやるんだったら、(自衛隊は軍隊か戦力かを)ごまかしながら憲法改正しようなんて、もうちゃんちゃらおかしいわ」と勇ましく語ったとき、足立氏はすかさず「これはね、YouTuberとしてはビューが伸びるんですよ」とコメントしていた。つまり数年のあいだに、玉木氏は足立氏と同じように「戦略として」右派になり、数字を稼ぐための物言いを習得したとも言えるのではないか。
いま、国民民主のコアな支持者には石破政権に反発するネトウヨ層も少なくないため、足立氏の擁立を歓迎する向きもあるのだろう。だが、国民民主の躍進の原動力となっているライトな支持層は「減税してくれそう」というイメージだけが先行しており、比例票を国民民主に投じると議会の場を再び品性下劣に貶める「暴言王」まで国会に送り込むことになってしまうことに気づいている人は多くはないはずだ。
人気を得るために国会で暴言を吐く“迷惑系議員”と、それを擁立する国民民主党の薄っぺらさ。これこそがいま炎上すべき案件なのではないだろうか。
(編集部)
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[↑ ※ 「夢洲あぶない/やめてんか 大阪・関西万博開催」(週刊金曜日 1516号、2025年04月11日号)]/
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(2025年04月28日[月])
《オンカジ》の世に、くっだらない賭場開帳のためのお維祭りとはね、呆れる。
信じられないことに大阪「ト」との「包括連携協定」を結んでしまっていますが、昔々のあのアベ様広報紙の社説が非常に良いことを言っている…《カジノは賭博客の負け分が収益の柱になる。ギャンブルにはまった人や外国人観光客らの“散財”に期待し、他人の不幸や不運を踏み台にするような成長戦略は極めて不健全》と。
ふり返ってみると ―――――― 2016年12月3日の日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/憲政史上由々しきIR法案】によると、《★IR法はその性格もさることながら、ギャンブル合法化の法案だけに、各党の利害やエゴがぶつかり合う格好になった。景気は上向かず、アベノミクスの失敗をかわすためか、ついに国民にギャンブルを奨励するギャンブル国家の道を、言論の府とはいいがたい連中のいいかげんな審議によって成立させた憲政史上、由々しき法案となった。 ★2日、衆院内閣委員会はIR法案を採決し、自民党と日本維新の会などの賛成多数で可決したが、、委員会で民進党・緒方林太郎は「議論に入る前提として、カジノ業界や業界団体、遊戯産業関係業者、業界団体からの政治資金パーティー券の購入、さらには政治団体への寄付はそれぞれあるか」とただした。自民党の法案提出者、西村康稔、細田博之、岩屋毅、日本維新の会の小沢鋭仁、松浪健太の5人は「政治資金規正法にのっとって適正に処理している」と答弁するにとどめた。 ★また、ギャンブル依存症への懸念を持つ公明党は自主投票という情けない対応になった。自民党が維新との共闘にシフトして連立の立場が不安になったことで慌てて政権にしがみついたという構図だろう。日本維新の会代表・松井一郎に至っては「(審議入りに反対なのは)政治的に僕に対する民進党の嫌がらせだ。彼らは国民の方を全く見ず、日本のことも考えず党利党略、個人的な好き嫌いで物事を考える。まあ、バカな政党だと思う」と解説した。 ★2日付の読売新聞社説はこの法案に厳しい。「そもそもカジノは賭博客の負け分が収益の柱になる。ギャンブルにはまった人や外国人観光客らの“散財”に期待し、他人の不幸や不運を踏み台にするような成長戦略は極めて不健全である。さらに問題なのは自民党などがカジノのさまざまな『負の側面』に目をつぶり、その具体的な対策を政府に丸投げしていることだ」。この議論が国会で必要だった》。
その際のブログには ―――――― お維の現大阪「ト」知事が《国民の方を全く見ず、日本のことも考えず党利党略、個人的な好き嫌いで物事を考える》…なんて言葉を吐くのは噴飯ものでしょう。オタクの橋下徹元大阪「ト」知事は一体何なんですか? 他党を《バカな政党だ》なんて云えるほどに、自党のお維は偉いのか? 政界を引退したはずのお維のフィクサーはカジノにご執心で、おまけに、《日本再生の切り札》《全国民を勝負師に》(©橋下徹元大阪「ト」知事)だそうですが、一体どちらの党が《バカな政党》ですか?
『●《全国民を勝負師に》…「さすがに六時間で可決させるのは
無理だろうな」「だったら、賭けるか」(筆洗)』
『●室井佑月さん「安倍政権の掲げる成長戦略は…
他人の不幸や不運を踏み台にしたものばかり。ろくでもない」』
『●「カジノより学校にエアコンを! …被災者を助けて!」
…どこら辺が議場の秩序を乱し、品位を傷つける?』
『●浜矩子さん《昼間は超効率的に労働させ…
夜間は退廃の不夜城活動で経済活性化に貢献させる…》、あぁ…』
『●「働かせ方壊悪」…(斎藤美奈子さん)「こんな形で働かされたら
子育てなんかできない…少子化促進法」』
『●「米ラスベガス・サンズに日本に参入する免許を与えるよう
強く要求」されておきながらアベ様は平気で…』
「《トランプ大統領が自身の大口献金者であるカジノ大手の
米ラスベガス・サンズに日本に参入する免許を与えるよう強く要求》
してたんじゃないのぉ! アベ様ときたら、あまりの予想通りの展開過ぎて、
呆れたねぇ。憲政史上最悪の国会で、アベ様は《そんな事実は、
これはまったく、一切なかったということをはっきりと申し上げておきたい》
と明言。息吐く様にウソをつく。《ニヤニヤと笑みを浮かべながら…、
根も葉もないヨタ話と言わんばかりに笑い、鼻にもかけないような態度をとり、
事実を完全に否定》しておきながら、なんじゃそりゃ」
「《カジノに貿易、武器購入まで……。トランプに尻尾を振ることしかできない
“忠犬”の安倍首相によって、日本はどこまでも売り渡されつづけて
いくのだろう》…世界中の笑いものだ」
『●大阪「ト」の万博、お維とアベ様らが賭博場開帳のために
《血税をつぎこむための隠れ蓑》…上前はどこに?』
『●賭博場開帳…《ばくちで生きながらえる自治体になりたい》
というカジノ誘致横浜市長の後ろ盾が最低の官房長官』
『●賭博場開帳が《人口減、税収減など、横浜の将来への
強い危機感》を払拭し、《市民が誇れる、持続可能な街作り》に?』
『●《…人の不幸で金もうけ。カジノ誘致への心配は数々あれど、
もう一つ不安の種が加わった。「政治汚職の温床」》』
『●お維起用の和泉洋人大阪府・市「大阪賭博」特別顧問…《大阪カジノ
関連企業と癒着関係…またしても行政が歪められようとしている》』
山田雄之・森本智之両記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/関西万博の隣で始まった、大阪府と市の「ギャンブル」 カジノ含むIR整備で府民は「大損」しませんか?】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/400825?rct=tokuhou)によると、《◆「大阪や日本の経済成長につなげたい」と吉村洋文知事》《◆住民が市を訴える複数の訴訟が係争中》《◆「オンカジが問題になったのにカジノなんて…」》《◆コロナ禍でオンカジブーム…IR計画時と変わった状況》。
『●《橋下徹…「万博が実現したのは松井さんの政治力。安倍さんのおちょこに
酒をついで『(万博は)必要ですよね総理』と口説いた」》』
【政界地獄耳/おちょこで決まる税金の使い道】《橋下は15年12月、
松井、吉村とともに当時の首相・安倍晋三、官房長官・菅義偉との
酒席を振り返り「万博が実現したのは松井さんの政治力。安倍さんの
おちょこに酒をついで『(万博は)必要ですよね総理』と口説いた」
と暴露。「お酒をつぎ倒して実現した」と解説すると、吉村も
「おちょこ事件」といって「あの事件以来、グワーッと動いた」
と振り返った。国民の税金はこうして使い道が決まっていくようだ》
『●《「…経済上昇の起爆剤にもなるのでは」…カジノを含む…IR…にも期待…
「…観光客を増やせる。ごみ捨て場とされた夢洲を活用できるのはすごい」》!?』
『●賭場開帳のためのお維祭り=万博がとうとう開幕…事故や問題の発生確率は
「万が一」どころではないが、爆発事故などが起きないことを心から祈る』
「一方で、MGMは将来のオンラインカジノ解禁のための
「きっかけ」になりさえすれば良くて、お維祭りや夢洲に
リアルな賭場を作ることにはあまり興味がないはず」
『●日本国際博覧会協会副会長(理事)が吉村洋文大阪「ト」知事…《吉村知事と
いえば「玉川徹は出禁」発言で大顰蹙を買った》のと、〝赤旗出禁〟は同じ構図』
『●《「健康」「いのち輝く未来社会のデザイン」…万博のテーマはどこにいって
しまった》? お維お得意の「身を切る改革」? 〝学徒動員〟は学校の責任…』
『●アベ様やスガッチ、お維大阪「ト」知事三代のおかげで、イシバ首相や
「やんごとなき」皆さんも大変ですね…くっだらない賭場開帳のためのお維祭り』
『●《来場者として不安になるのが「事故」ではないか…大阪万博のドタバタ感は
これから起きる大きな事故の「前兆」かもしれないのだ》(窪田順生記者)』
『●交野市《参加希望校「一校もない」》…かたや、「自己責任」と嘯きそうな
辛坊治郎氏が「メタンガスで爆死するリスクを犯しても行くべき」の衝撃発言』
『●《水増しされた来場者数》…お維祭り会場スタッフなどもカウントするという
前代未聞、そもそも来場者のうちどの程度が自腹で来ている人数なのだろう?』
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/400825?rct=tokuhou】
こちら特報部
関西万博の隣で始まった、大阪府と市の「ギャンブル」 カジノ含むIR整備で府民は「大損」しませんか?
2025年4月25日 06時00分
大阪・関西万博が開催されている大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)で24日、大阪IRの本体工事が始まった。IRとはカジノやホテルを含む統合型リゾート施設を指す。2030年秋ごろの開業を目指しているが、課題や疑問点は山積している。現場を歩きながら、日本初のIRについて考えた。(山田雄之、森本智之)
◆「大阪や日本の経済成長につなげたい」と吉村洋文知事
大勢の来場者でにぎわう大阪・関西万博会場の北側の大阪IR用地で24日、起工式が開かれた。
IR誘致を進めた大阪維新の会代表で大阪府知事の吉村洋文氏、同会代表代行で大阪市長の横山英幸氏、運営会社「大阪IR株式会社」の社長ら、関係者約150人が顔を並べた。
(大阪IRの施設本体工事の起工式で鏡開きした吉村洋文府知事
(右から2人目)ら=24日、大阪市此花区の夢洲で)
吉村知事はあいさつで「圧倒的な非日常空間であるIRを実現し、世界最高水準のエンターテインメントを多くの人に体験してほしい。大阪や日本の経済成長につなげたい」。横山市長も「年間2000万人が訪れ、経済効果も毎年1兆円を超える。一大国際観光経済の交流拠点が誕生する」とアピール。金屏風(びょうぶ)を背景に、大阪の地酒で鏡開きを実施し、全員で「よいしょ、よいしょ、よいしょ!」と声を上げた。
大阪IRは、米カジノ大手のMGMリゾーツ・インターナショナルの日本法人やオリックスなどが出資する大阪IR株式会社が整備・運営する。
約49ヘクタールの敷地にカジノや三つのホテル(計約2500室)、展示場、国際会議場などを建設。カジノにはポーカーやバカラができる約470のゲーム台、スロットなどの電子ゲーム約6400台を置く計画だ。
大阪府・市は2014年、インバウンド(訪日客)を呼び込もうと夢洲にIRを誘致する方針を決定。長崎や和歌山、横浜でも誘致の動きがあったが、政府が現在までに整備計画を認定したのは2023年4月の大阪府・市のみとなっている。
◆住民が市を訴える複数の訴訟が係争中
起工式はお祝いムード一色だったが、実はこのIRを巡って複数の住民訴訟が係争中だ。
夢洲は大阪市が1970年代から建設残土や廃棄物の埋め立て処分場として整備してきた。当初は「民設民営で公でお金を出すものではない」としていた大阪市だが、液状化や土壌汚染対策で事業者の求めに応じ、最大788億円の負担を決定。施設拡張の場合、追加の対策費に約257億円を想定する。
費用を市が負担するのは違法だとして、市民5人が2022年7月に市を相手取り、支出の差し止めなどを求めて大阪地裁に提訴した。原告の1人の石田肇さん(69)は「今後も公金がIR整備に使われ続ければ、福祉など必要な分野に充てる財源が不足してしまう」と懸念する。市がIR事業者に貸す土地の賃料が安すぎるとして、石田さんと別のグループが、契約の差し止めを求める訴訟も起こしている。
(橋の上からIR用地を撮影する石田肇さん
=大阪市此花区の夢洲で)
着工を前に、石田さんは夢洲を訪れ、IR用地を見つめながら記者に言った。「交通アクセスが悪い上、軟弱地盤で、災害時に来場者に危険が及ぶ恐れもある。世界中の人々に何かあってからでは遅い。踏みとどまって考えるべきだ」
記者は万博の来場者にもIRへの賛否を聞いた。
広島市の漆原洋二さん(58)は「訪日客が増えればお金が落ちる。カジノが不安って声もあるけど、競輪や競馬、パチンコだってある」。大阪市の林修平さん(41)も「このままでは経済や景気は悪くなる一方だ。IRに挑戦すればいい」と歓迎する。
とはいえ、懸念の声は根強い。
◆「オンカジが問題になったのにカジノなんて…」
万博会場の大屋根リングからは、IR用地がはっきりと見える。
リングの下で休んでいた大阪市の稲岡ヤエ子さん(84)は「若者がオンラインゲームにお金をつぎ込んでトラブルになってんのにカジノなんて。やっぱり怖い」。大阪府茨木市の吉田文明さん(52)は「コロナ禍には海外から人が訪れず、大阪の街は冷え込んだ。訪日客に左右される経済政策で本当にいいのか」と不安を口にする。愛知県西尾市の女性(55)は「『いのち』がテーマの万博とIRはテーマが完全に離れていて違和感がある」とつぶやいた。
(大阪・関西万博会場内にある大屋根リングから見た
IR用地=大阪市此花区の夢洲で)
IR整備を巡り、識者からも疑義が呈されている。
大阪在住ジャーナリストの木下功氏は「計画通りに進むかは非常に危うい」と厳しい目を向ける。
何が問題か。まずは公費負担が増える可能性だ。
現地は軟弱地盤の人工島。建築条件が厳しく万博でも会場整備費が当初見込みの2倍弱の2350億円に達した。IR用地でも市が788億円を負担するが「地盤沈下の対策費は含まれておらずさらに膨らむ可能性がある」(木下氏)。
埋め立て地に地盤沈下はつき物だ。建築家の森山高至氏は「同様に人工島に設置した関西国際空港でも地盤沈下が起き巨額の対策費を要した」と指摘する。
◆コロナ禍でオンカジブーム…IR計画時と変わった状況
………………。
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[↑ ※ 「夢洲あぶない/やめてんか 大阪・関西万博開催」(週刊金曜日 1516号、2025年04月11日号)] (2025年4月26日[土])
《「いのち輝く万博」ならぬ「いのち吹き飛ぶ万博」となるのか──。》(リテラ: 【大阪万博 メタンガス検知を通報した共産党市議への呆れた対応 吉村知事の説明も嘘だらけ】、https://lite-ra.com/2025/04/post-6359.html)。
《水増しされた来場者数》…会場スタッフなどの万博関係者らもカウントするという前代未聞。そもそも、来場者のうちどの程度が自腹で来ている人数なのだろう? 企業などにばら撒いた「タダ券」がどの程度含まれているのやら?
リテラの記事【大阪万博開幕で協会がフタをした“不都合な事実”! 新たなメタンガス検出、水増しされた来場者数、運営費も赤字転落の可能性……】(https://lite-ra.com/2025/04/post-6361.html)によると、《これまでも問題だらけだった大阪・関西万博だが、開幕した途端、批判はトーンダウン。テレビの情報番組の万博PRや“万博応援団”コメンテーターらによる「万博は大成功」「やっぱり開催してよかった」の大合唱に引きずられて、開幕直後の“待ち時間”問題以外は安全かつ好調に運営されているかのようなムードが広がっている。だが、これは都合の悪い情報が隠蔽されているだけで、実際は万博のリスクや懸念点はまったく解決されていない。たとえば、その典型例がメタンガス検出問題だ》。
賭場開帳のためのお維祭り、《堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃》って、責任ある判断でしょ。無責任なお維ファミリー・辛坊治郎氏「メタンガスで爆死するリスクを犯しても行くべき」!?…発言の方が衝撃だょ。氏は、ここでも、「自己責任」を叫ぶのだろうか?
まぁ、とにかく爆発事故や災害などが起きないことを心から祈る。特に、無料招待という名の (交通費など) 有料の学徒動員のお子さんに何かあれば、お維の責任です。でも、お維は学校に責任を押し付ける気満々で、学校長や関係者はよ〜く考えた方がいい。
『●《橋下徹…「万博が実現したのは松井さんの政治力。安倍さんのおちょこに
酒をついで『(万博は)必要ですよね総理』と口説いた」》』
【政界地獄耳/おちょこで決まる税金の使い道】《橋下は15年12月、
松井、吉村とともに当時の首相・安倍晋三、官房長官・菅義偉との
酒席を振り返り「万博が実現したのは松井さんの政治力。安倍さんの
おちょこに酒をついで『(万博は)必要ですよね総理』と口説いた」
と暴露。「お酒をつぎ倒して実現した」と解説すると、吉村も
「おちょこ事件」といって「あの事件以来、グワーッと動いた」
と振り返った。国民の税金はこうして使い道が決まっていくようだ》
『●【吉村洋文知事の3つの大言壮語/今西憲之】《予算は膨張に膨張》
《阪神・オリックスの優勝に便乗するも》《空飛ぶクルマもトーンダウン》』
『●「万博より被災地復興を」「万博の予算を被災地に」…アノ三代目司会者
の下、『探偵!ナイトスクープ』に三代目大阪「ト」知事がパクパク登場』
『●世界中の《人を呼んで祭りをする会場にはそもそも不向き…ゴミ処分場とし
ての優位性は、祭り会場としては最悪の欠陥…「ゴミの島 夢洲の正体」》』
『●お維祭り工事現場で懸念されていたガス爆発事故…自見英子万博担当相「仮
に今後、工事に伴ってメタンガスが発生した場合には、施工者が直ちに…」』
『●お維祭り工事現場でガス爆発事故…こんなゴミの島夢洲・大阪万博に子供た
ちを招待という名の動員なんてあり得ない、親御さんに不安が広がることは必至』
『●お維「政治屋」塾で、一体何を「学び、感じ、世界を広げる」のだろう
か? お維祭りやカジノのように税金を「パクパク」する方法ですか?』
『●《「このまま強行すれば『大阪アホ万博』」…巨額の税金を投入して、
7割もの人々が不要だと回答するお祭りにどれほどの意味があるのか?》』
『●お維の《あらゆる腐敗が爆発》(適菜収さん)…《爆発が起きているのに
「もともとガスが出るというのはみんなわかっている」…開き直り》(リテラ)』
『●お維のお祭り会場でのメタンガス引火爆発事故、消防連絡は4時間半後、
そして、クジラの「淀ちゃん」死体処理の闇…お維の《あらゆる腐敗が爆発》』
『●お維の《いのち輝》かない事件が起きてからでは遅い…お維祭り【会場
「ガス爆発事故」では天井も破損していた! シレッと追加被害公表…】』
『●お維のお祭り会場…《つまり裏を返せば、何らかの拍子で事故が起こっても
不思議はない危険な場所なのだ…さらに危険の度合いは増したと言えよう》』
『●お維《「2割のお友達のための政治と、7色の嘘」で投票率が低い故に選挙に
勝ち上がり、履き違えた権力を振りかざし…ウソにまみれた政治を…展開》』
『●元通訳氏の件、MGMともつながり。そして、賭場開帳が《日本再生の切り
札》とご執心なお維の元祖大阪「ト」知事は《全国民を勝負師に》とご宣託』
『●《大阪府では無料招待の学校用に1日あたり10台のバスを提供》…学校に
踏み絵を踏ませ、自腹を切らせる、どこが無料? 学徒動員という〝教育〟』
『●《子ども102万人の無料招待計画》…「参加しない」という選択肢が無く、
子供の命を賭す《招待》という名の学徒動員、お維は正気を失っている』
『●賭場開帳に向けたお維によるお維のための祭りに《子ども102万人の無料招
待計画》…こんな所に子供たちを無料招待という名の動員なんてあり得ない!』
『●傷は日々深く…賭場開帳に向けたお維によるお維のための祭り、さっさと
中止すべきだ。メタンガスに加えて、硫化水素ガスも発生する始末…』
『●『五輪と万博 開発の夢、翻弄の歴史』著者・畑中章宏さん「今の大阪万博は、
IR…を目指す大阪維新の会の政治的目的のイベントになってしまっている」』
『●斎藤元彦兵庫県知事というお維案件…《「優勝パレード」問題…信用金庫へ
の県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った》』
『●賭場開帳のための〝お維祭り〟という大阪「万博に能登の子どもたちを
招待」という〝学徒動員〟にふるさと納税? 支離滅裂な大阪「ト」知事…』
『●《山本理顕氏も指摘する万博協会の「無責任」》…吉村洋文大阪「ト」知事
=日本国際博覧会協会副会長(理事)には大きな責任がありますよね?』
『●《キケンでムダな大阪化石万博》、行ってみたいですか? 「万博チケット
売れない」…お維およびお維支持者の皆さん、一体「どないすんの!?」』
『●お維・吉村洋文大阪「ト」知事がアノ大阪「ト」構想の検討チームを設置…《過去
2度も住民投票で否決されている大阪都構想を再び持ち出し…》(HUNTER)』
『●《ユーザーの基本情報…生体情報…所属先に関する情報》、大阪万博に行くと
《個人情報抜き取り》放題…《不安》なくお維祭りに行ける皆さん、正気?』
『●《おちょこ事件》がその原点…以前から《失敗》が自明だったのに、賭場
開帳したいがために〝進軍〟し続けてしまったお維大阪「ト」知事三代の大罪』
『●《「…経済上昇の起爆剤にもなるのでは」…カジノを含む…IR…にも期待…
「…観光客を増やせる。ごみ捨て場とされた夢洲を活用できるのはすごい」》!?』
『●賭場開帳のためのお維祭り=万博がとうとう開幕…事故や問題の発生確率は
「万が一」どころではないが、爆発事故などが起きないことを心から祈る』
『●日本国際博覧会協会副会長(理事)が吉村洋文大阪「ト」知事…《吉村知事と
いえば「玉川徹は出禁」発言で大顰蹙を買った》のと、〝赤旗出禁〟は同じ構図』
『●《「健康」「いのち輝く未来社会のデザイン」…万博のテーマはどこにいって
しまった》? お維お得意の「身を切る改革」? 〝学徒動員〟は学校の責任…』
『●アベ様やスガッチ、お維大阪「ト」知事三代のおかげで、イシバ首相や
「やんごとなき」皆さんも大変ですね…くっだらない賭場開帳のためのお維祭り』
『●《来場者として不安になるのが「事故」ではないか…大阪万博のドタバタ感は
これから起きる大きな事故の「前兆」かもしれないのだ》(窪田順生記者)』
『●交野市《参加希望校「一校もない」》…かたや、「自己責任」と嘯きそうな
辛坊治郎氏が「メタンガスで爆死するリスクを犯しても行くべき」の衝撃発言』
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【https://lite-ra.com/2025/04/post-6361.html】
大阪万博開幕で協会がフタをした“不都合な事実”! 新たなメタンガス検出、水増しされた来場者数、運営費も赤字転落の可能性……
2025.04.26 08:05
(大阪EXPO2025公式HPより)
これまでも問題だらけだった大阪・関西万博だが、開幕した途端、批判はトーンダウン。テレビの情報番組の万博PRや“万博応援団”コメンテーターらによる「万博は大成功」「やっぱり開催してよかった」の大合唱に引きずられて、開幕直後の“待ち時間”問題以外は安全かつ好調に運営されているかのようなムードが広がっている。
だが、これは都合の悪い情報が隠蔽されているだけで、実際は万博のリスクや懸念点はまったく解決されていない。たとえば、その典型例がメタンガス検出問題だ。
周知の通り、昨年3月にトイレの建設現場でメタンガスによる爆発事故が発生。さらに、テストランが実施されていた今月6日、万博会場西側の「グリーンワールド」で最低濃度5vol%を超えるメタンガスが検出された。6日の検出場所は、電気設備が設置された地下ピットを保護するマンホール内で、引火すれば爆発が起きる危険性もあった。
ただ、その後は同様の発表や報道が一切なかったため、世間では基準値を超えるメタンガスの検出はないものだと認識されていた。
ところが、4月21日の万博協会の記者会見で、「しんぶん赤旗」の記者が「4月6日以降、基準値を超えた場所はなかったのか」と追及したところ、協会側がしれっと「基準値を超えたケースというのもあります」と認めたのである。
テストラン以降も、基準値超えメタンガスが検出されていたという事実も驚きだが、もっと呆れたのは、この間の万博協会側のデタラメな対応だ。
というのも、万博協会は昨年3月の事故を受けて〈会期中、ガス濃度測定を継続的に実施し、博覧会協会HPにて、測定値を毎日お知らせする〉という再発防止策を発表。さらに、テストランでの検出後には、吉村洋文知事と協会は、測定頻度を1日1回から3回に増やすことで強化し、その結果を毎日、公表すると述べていた。
にもかかわらず、この間、測定値が公表された形跡がないのだ。万博の公式HPをみても毎日、〈ガス安全確認状況/安全にご来場いただけます〉と表示されているだけだった(しかも、この情報にアクセスするには、HP上の「気象・安全情報」というPDFファイルをわざわざ開かなければわからない)。
ガス濃度を公表するなどの費用としてあらたに4億円が投じられていたにもかかわらず、吉村知事や万博協会は約束した「測定値を毎日公表する」を反故にしていたのである。
それでも、基準値を一度も超えていなかったのならまだ許せるが、前述のように、実際は基準値オーバーのメタンガスが検出されていた。しかも、万博協会はこれを自主的に公表せず、21日の記者会見で追及を受けてはじめて認めたのである。
ちなみに、万博協会はこの問題を追及したしんぶん赤旗をそれまでずっと、記者会見や行事の取材から“排除”していたが、批判を受けて、この日の記者会見から渋々参加を認めるようになったばかりだった。
こうした経緯を見ても、万博協会が都合の悪いメタンガス問題を意図的に隠蔽しようとしていたのは明らかだろう。
■来場者数に関係者の人数を含めて水増し発表!それでも想定の半分以下のペース
万博協会や応援団が蓋をしているのはメタンガス問題だけではない。周知のように、万博は国民の税金からすでに警備費・日本館建設費などの約1649億円(国費)、会場建設費の約2350億円(国・府市・経済界で分担)という巨額が注がれているが、運営費についてはチケットの売り上げで賄うことになっている。つまり、チケット販売が振るわず赤字ということになれば、さらに国民に負担が押し付けられる可能性がある。そして、その可能性はなくなるどころか、日増しに高まっているのだ。
それは前売り券の販売数や来場者数からも明らかだ。周知のように、前売り券の販売数は目標の1400万枚に及ばず、969万枚にとどまった。万博関係者や応援団は「前売り券が想定より下回っても、開幕後は来場者が順調、これからもっと盛り上がる」などと言っているが、これも無理矢理感が否めない。
来場者数にしても、万博協会は総来場者数2820万人を想定しており、これを達成するには1日あたり約15万人の来場が必要。しかし、蓋を開けてみると、22日までの入場者数は1日平均7万6000人で想定の半分にとどまっている。
また、この数字は想定来場者数どころか、損益分岐点も下回っている可能性がある。
来場者数と収益は必ずしもイコールにはならないが、万博協会は2024年3月に作成した「博覧会協会における運営費予算執行管理について」という資料において、運営費の原資になる入場券売上の根拠を「想定来場者数2820万人の80%(2200万人)を前提に、適切な資金計画策定のため固めに算出」していると説明していた。
また、経産省も同年12月18日の国会において「来場者想定の約80%程度の来場数であっても収支相償となるような事業計画を立てている」と答弁している。
これは、運営費が赤字にならないために、最低でも総来場者約2200万人、1日あたり約12万人が必要になるということ。現状の7万6000人ではこの最低ラインの3分の2にも満たない。
ところが、万博協会はこうした危機的な実態を隠し、見せかけだけでも盛り上げようと、数字を水増ししている。
万博開幕以降、協会は毎日、来場者数を発表しているが、その数字には会場スタッフなどの関係者の数まで含まれているのだ。たとえば、万博協会は13日の開幕から19日までの1週間の来場者数を63万9875人としているが、このうち関係者の数は11万4938人。つまり、正しい来場者数は52万4937人となる。23日に万博協会は総来場者数100万人突破を記念したセレモニーを開いたが、この100万人も実際は関係者が含まれたインチキ極まりないものだった。
■メタンガス問題をまともに追及せずスルー、水増し来場者数を報道…加担するマスコミ
批判を避けるために、不都合な事実を隠して危険を放置、数字まで水増しして問題を先送りする万博協会や吉村知事の無責任ぶりには言葉を失うが、しかし、これは主催者の問題だけではない。マスコミもこの事実隠蔽と空疎な盛り上げに手を貸している。
たとえば、冒頭で指摘した「基準値オーバーのメタンガス検出」についてもそうだ。そもそも、4月6日の5vol%を超えるメタンガス検出も、元消防士である共産党の寺本健太・守口市議が独自に調査・告発したもので、マスコミは地味に後追いしただけだったが、メディアはこれ以降も、積極的にメタンガス問題を追及しようとせず、基準値オーバーのガスが検出されているかどうかすら取材しようとはしなかった。
21日、赤旗が6日以降の基準値オーバーのメタンガス検出を引き出した会見でも、新聞・テレビの記者はメタン問題を完全スルー。赤旗以外にメタンガスの問題について言及したのは、「各パビリオンの担当者にガス測定器を配布したのは事実か」と質問したラジオ・フランスの西村カリン記者のみ(ちなみに、万博協会はこの事実についても会見翌日になって正式公表)。測定値を公表するという約束を万博協会が守っていない問題を指摘したのも、赤旗の記者だけだった。
さらに、水増しされた来場者数については、マスコミは批判するどころか、率先してその数字をまんま拡散している。
在阪の民放テレビ局が「来場者数の推移」をどのように伝えているか、19日の来場者数報道で比較してみよう。
★読売テレビ
9万4081人(来場者数)/10万8773人(関係者を含む総来場者数)
★関西テレビ
10万8773人(一般:9万4081人 関係者:1万4692人)
★朝日放送
10万4000人(うち関係者 1万5000人)
★毎日放送
10万8773人(関係者の数 1万5000人)
読売テレビは水増しされていない来場者数を先頭に記述しているが、それ以外の局は水増しされたものを来場者数として採用。とくに酷いのが朝日放送と毎日放送で、計算しないと水増しされていない来場者がわからないのだ(朝日にいたっては来場者数が公式や他社と謎に食い違っている)。
■横山英幸・大阪市長は万博批判を「反万博ビジネス」と攻撃!松井一郎・前大阪市長も…
来場者数の報じ方については、『大阪・関西万博 「失敗」の本質』(ちくま新書)の編著者で万博問題を追及してきたフリージャーナリストの松本創氏も旧Twitterにおいて、毎日と読売の数字を比較した上で〈毎日15000~22000人の差があるので、累計はどんどん開く〉〈有料入場者数=チケット売上は収支に直結する問題。MBSはどうすんの、これ〉と指摘している。
毎日放送(MBS)はもともと維新のメディア支配に抵抗してきた数少ないメディアのひとつで、万博やIR問題でも問題点をきちんと追及してきた。そんなメディアが水増し数字を積極的に拡散しているのは違和感があるが、じつはMBSは局としては、朝日放送、関西テレビと共に「一般社団法人チーム関西」に参加し、万博の機運醸成に全面協力。来場者数報道やPR番組などは、各局の上層部の意向が強く働いているのではないかといわれている。
さらに、こうしたメディアの弱腰を生み出しているもうひとつの原因が、開幕以後、強まっている維新関係者や万博応援団の批判報道への圧力だ。
たとえば、開幕初日、万博会場では大混雑と雨天により数々の混乱と問題が発生すると、メディアも当然ながらそれを取り上げた。
ところが、この程度の報道に対して、辛坊治郎氏をはじめとする「万博・維新応援団」が〈意図的ネガキャン記事〉などとマスコミ批判を展開。さらに、横山英幸・大阪市長は
〈「反万博ビジネス」「反対ありき」の政治家や一部メディアの声は必要以上に相手にしなくていい〉と、批判を封じ込めるよう発言をし、松井一郎・前大阪市長も20日、在任中から目の敵にしてきたMBSを標的にして〈MBSは万博終了まで万博ネガティヴキャンペーンを貫いてね。頑張れMBS、反万博。反IR〉という皮肉を投稿した。
こうした攻撃に煽られて、ネット上では維新支持者や万博ファンによる「万博叩きはやめろ」「悪口を言うな」という声が激増。各局とも「会期中は水を差す報道を控えたほうがいい」という空気が広がっているのだという。
しかし、いまのようなデタラメな状況を放置していたら、それこそ取り返しのつかないトラブルや大事故が発生しかねない。そのことをマスコミは認識しているのだろうか。
(編集部)
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[↑ ※ 「夢洲あぶない/やめてんか 大阪・関西万博開催」(週刊金曜日 1516号、2025年04月11日号)]
「goo blog サービス終了のお知らせ」だそうだ…唐突。悲しい…。 (2025年04月09日[水])
お維祭りがとうとう開幕してしまった…。半年間、爆発事故などが起きないことを、心から祈る。万が一何か問題が生じれば、それは、賭場開帳したいがために〝進軍〟し続けてしまったお維大阪「ト」知事三代の大罪である。発生確率は「万が一」どころではない。日発生確率ならば、半年間であれば、ほとんど起きないでしょうが…。二日や三日に一度、問題や事故が起きるほどの高い日発生確率なのでは?? 経済的な問題発生は絶対100%、大赤字確定。
そもそも、お維関係者は万博などどうでもいいと思っていますね。賭場開帳できればいいと思っている。そのためのお維祭り。一方で、MGMは将来のオンラインカジノ解禁のための「きっかけ」になりさえすれば良くて、お維祭りや夢洲にリアルな賭場を作ることにはあまり興味がないはず。
『●《橋下徹…「万博が実現したのは松井さんの政治力。安倍さんのおちょこに
酒をついで『(万博は)必要ですよね総理』と口説いた」》』
『●《おちょこ事件》がその原点…以前から《失敗》が自明だったのに、賭場
開帳したいがために〝進軍〟し続けてしまったお維大阪「ト」知事三代の大罪』
『●《「…経済上昇の起爆剤にもなるのでは」…カジノを含む…IR…にも期待…
「…観光客を増やせる。ごみ捨て場とされた夢洲を活用できるのはすごい」》!?』
日刊ゲンダイの記事【大阪万博は開幕直前でも課題山積なのに危機感ゼロ!「赤字は心配ない」豪語に漂う超楽観主義】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/370195?utm_source=x&utm_medium=sns)によると、《日本国際博覧会協会(万博協会)は6日、会場内西側のグリーンワールド工区で基準値超えのメタンガスを検知したと発表。ガスが検知された地下ピットのフタを開けて自然換気するまで、内部のガス濃度は一時、着火すれば爆発する可能性がある5vol%を超えていた》。
お維大阪「ト」知事三代による賭場開帳のためのお維祭り…《さらに危険に》。お維の初代大阪「ト」知事と三代目「ト」知事による醜悪な番組。当然見ないし、見る気も起きない。
日刊スポーツの記事【吉村洋文大阪府知事、橋下徹氏にボヤキ「全部僕ですからね。準備から批判から」】(https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202504060001988.html)/《橋下氏は「あれ、大丈夫ですかね。『空飛ぶクルマ』って言い続けて、門田さんのように」とイメージが違う人が続出することを危惧。…吉村氏は「ヘリコプターより、音は全然静か。タイヤはついてないけど、軽量で動かせるんで“クルマ”と名付けてるんで」と説得を試みるも、無意味な状況を察したか、「やめときましょうか」と“撤回”をお伺い》。
さらなる、賭場開帳のためのお維祭りについてのお維第二代目大阪「ト」知事による醜悪なインタビュー記事。《愛嬌の範囲》をはるかに超えています。《大屋根リングを全て残すことは「現実的に難しい」》…当た前です。合板で、(今流行りの) 腐り行く木造建築だから。夢洲は廃棄物処理場ですから、そのまま朽ち果てさせることになります。知らなかったのですが、基礎に、一部で地下杭を打っているようです。ということは原状回復のために、膨大な予算を使ってその杭を引っこ抜かなければならない。大変な作業。どこまでもカネ食い虫な、ドブガネな《シンボルの大屋根リング》。
岡純太郎・吉川喬両記者による、アサヒコムの記事【万博海外館の建設遅れ 松井・前大阪市長「各国は本気。愛嬌の範囲」】(https://www.asahi.com/articles/AST443CM5T44OXIE01NM.html)によると、《万博への関心については「開幕後は熱量が関西以外にも広まっていく」と強調。閉幕後にシンボルの大屋根リングを全て残すことは「現実的に難しい」と語った》
(https://www.youtube.com/watch?v=PB0E5SAgQmI)
最後に、まとめ。↑ 是非ご覧ください。行く前にご覧になった方がよいです。お維大阪「ト」知事三代による賭場開帳のためのお維祭り…《さらに危険に》やけくそ!大阪万博。学校の教員は、生徒を引率して、学徒動員してはいけない。事故や問題があれば、責任は学校にあります。万博協会やお維関係者は責任を取るつもりは無いです。
デモクラシータイムスの映像記事【やけくそ!大阪万博 開幕前夜 〜高濃度メタン・並ぶ万博・パビリオン時間切れ…(西谷文和さん)【The Burning Issues】20250407】(https://www.youtube.com/watch?v=PB0E5SAgQmI)によると、《お待たせしました!西谷万博劇場、開幕前夜の万博問題総まくり。またもやメタンのキケンが顕在化、並ぶ万博で熱中症のキケン、リングの足元侵食、ガイドブック色塗り未了、言い出せばきりのないニュースのあれこれ、総まとめしてみました。後5日で開幕、安全で楽しい万博になるように心から祈ります。 2025年4月7日 収録》。
『●《橋下徹…「万博が実現したのは松井さんの政治力。安倍さんのおちょこに
酒をついで『(万博は)必要ですよね総理』と口説いた」》』
【政界地獄耳/おちょこで決まる税金の使い道】《橋下は15年12月、
松井、吉村とともに当時の首相・安倍晋三、官房長官・菅義偉との
酒席を振り返り「万博が実現したのは松井さんの政治力。安倍さんの
おちょこに酒をついで『(万博は)必要ですよね総理』と口説いた」
と暴露。「お酒をつぎ倒して実現した」と解説すると、吉村も
「おちょこ事件」といって「あの事件以来、グワーッと動いた」
と振り返った。国民の税金はこうして使い道が決まっていくようだ》
『●【吉村洋文知事の3つの大言壮語/今西憲之】《予算は膨張に膨張》
《阪神・オリックスの優勝に便乗するも》《空飛ぶクルマもトーンダウン》』
『●「万博より被災地復興を」「万博の予算を被災地に」…アノ三代目司会者
の下、『探偵!ナイトスクープ』に三代目大阪「ト」知事がパクパク登場』
『●世界中の《人を呼んで祭りをする会場にはそもそも不向き…ゴミ処分場とし
ての優位性は、祭り会場としては最悪の欠陥…「ゴミの島 夢洲の正体」》』
『●お維祭り工事現場で懸念されていたガス爆発事故…自見英子万博担当相「仮
に今後、工事に伴ってメタンガスが発生した場合には、施工者が直ちに…」』
『●お維祭り工事現場でガス爆発事故…こんなゴミの島夢洲・大阪万博に子供た
ちを招待という名の動員なんてあり得ない、親御さんに不安が広がることは必至』
『●お維「政治屋」塾で、一体何を「学び、感じ、世界を広げる」のだろう
か? お維祭りやカジノのように税金を「パクパク」する方法ですか?』
『●《「このまま強行すれば『大阪アホ万博』」…巨額の税金を投入して、
7割もの人々が不要だと回答するお祭りにどれほどの意味があるのか?》』
『●お維の《あらゆる腐敗が爆発》(適菜収さん)…《爆発が起きているのに
「もともとガスが出るというのはみんなわかっている」…開き直り》(リテラ)』
『●お維のお祭り会場でのメタンガス引火爆発事故、消防連絡は4時間半後、
そして、クジラの「淀ちゃん」死体処理の闇…お維の《あらゆる腐敗が爆発》』
『●お維の《いのち輝》かない事件が起きてからでは遅い…お維祭り【会場
「ガス爆発事故」では天井も破損していた! シレッと追加被害公表…】』
『●お維のお祭り会場…《つまり裏を返せば、何らかの拍子で事故が起こっても
不思議はない危険な場所なのだ…さらに危険の度合いは増したと言えよう》』
『●お維《「2割のお友達のための政治と、7色の嘘」で投票率が低い故に選挙に
勝ち上がり、履き違えた権力を振りかざし…ウソにまみれた政治を…展開》』
『●元通訳氏の件、MGMともつながり。そして、賭場開帳が《日本再生の切り
札》とご執心なお維の元祖大阪「ト」知事は《全国民を勝負師に》とご宣託』
『●《大阪府では無料招待の学校用に1日あたり10台のバスを提供》…学校に
踏み絵を踏ませ、自腹を切らせる、どこが無料? 学徒動員という〝教育〟』
『●《子ども102万人の無料招待計画》…「参加しない」という選択肢が無く、
子供の命を賭す《招待》という名の学徒動員、お維は正気を失っている』
『●賭場開帳に向けたお維によるお維のための祭りに《子ども102万人の無料招
待計画》…こんな所に子供たちを無料招待という名の動員なんてあり得ない!』
『●傷は日々深く…賭場開帳に向けたお維によるお維のための祭り、さっさと
中止すべきだ。メタンガスに加えて、硫化水素ガスも発生する始末…』
『●『五輪と万博 開発の夢、翻弄の歴史』著者・畑中章宏さん「今の大阪万博は、
IR…を目指す大阪維新の会の政治的目的のイベントになってしまっている」』
『●斎藤元彦兵庫県知事というお維案件…《「優勝パレード」問題…信用金庫へ
の県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った》』
『●賭場開帳のための〝お維祭り〟という大阪「万博に能登の子どもたちを
招待」という〝学徒動員〟にふるさと納税? 支離滅裂な大阪「ト」知事…』
『●《山本理顕氏も指摘する万博協会の「無責任」》…吉村洋文大阪「ト」知事
=日本国際博覧会協会副会長(理事)には大きな責任がありますよね?』
『●《キケンでムダな大阪化石万博》、行ってみたいですか? 「万博チケット
売れない」…お維およびお維支持者の皆さん、一体「どないすんの!?」』
『●お維・吉村洋文大阪「ト」知事がアノ大阪「ト」構想の検討チームを設置…《過去
2度も住民投票で否決されている大阪都構想を再び持ち出し…》(HUNTER)』
『●《ユーザーの基本情報…生体情報…所属先に関する情報》、大阪万博に行くと
《個人情報抜き取り》放題…《不安》なくお維祭りに行ける皆さん、正気?』
『●《おちょこ事件》がその原点…以前から《失敗》が自明だったのに、賭場
開帳したいがために〝進軍〟し続けてしまったお維大阪「ト」知事三代の大罪』
『●《「…経済上昇の起爆剤にもなるのでは」…カジノを含む…IR…にも期待…
「…観光客を増やせる。ごみ捨て場とされた夢洲を活用できるのはすごい」》!?』
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/370195?utm_source=x&utm_medium=sns】
大阪万博は開幕直前でも課題山積なのに危機感ゼロ!「赤字は心配ない」豪語に漂う超楽観主義
公開日:2025/04/09 06:00 更新日:2025/04/09 06:00
(雨も日差しも避けられない「竹イス」/(C)日刊ゲンダイ)
いよいよ今週末13日に開幕が迫る大阪・関西万博。3日間で約10万人が参加した「テストラン」(4~6日実施)では次々と課題が浮き彫りになったが、政府関係者は“成功”を信じて疑わない。
日本国際博覧会協会(万博協会)は6日、会場内西側のグリーンワールド工区で基準値超えのメタンガスを検知したと発表。ガスが検知された地下ピットのフタを開けて自然換気するまで、内部のガス濃度は一時、着火すれば爆発する可能性がある5vol%を超えていた。
■充電難民が続出
再び爆発事故が起きる可能性があるだけでも来場をためらわせるのに十分だが、会場内の“おもてなし”もパッとしない。5日のテストランに参加した大阪市在住の男性(45)が言う。
「12時入場予定でしたが、会場内に入れたのは13時ごろ。日本関連のパビリオンは予約殺到で見学できず、空きが出そうになってもすぐに埋まってしまう。地図やパビリオンの空き状況などをスマホでチェックしているので充電が減ってしまうのですが、肝心の充電スポットがない。何らかの対策をしないと『充電難民』が続出すると思います。雨や日差しを遮る場所が基本的に大屋根リングの下なのもネック。休憩用に竹を組んで作られたベンチが点在するものの、雨や日差しを避けられるシロモノではなく、座り心地もイマイチでした」
5日は約3万人がテストランに参加。万博協会は1日あたり最大22万人超の来場者を見込むが、その7分の1の来場者数ですら、このありさまだ。
■開幕すれば、来場者が伸びるはず
(協会の見込みは1日当たり最大22万人超の来場者というが、
その7分の1の約3万人の来場でこのありさまで…
(C)日刊ゲンダイ)
しかし、万博準備を進める当事者は危機感ゼロだ。万博の成否を占うチケット販売の損益分岐点は1840万枚。赤字を逃れるには、前売りチケット約1100万枚を除き、残る700万枚をさばかなければいけない。有名テーマパークに匹敵する1日あたり約4万人分のチケットを売らなければならない計算だが、万博を担当する霞が関幹部は「大丈夫でしょう」と超楽観的だ。
「2005年の愛知万博よりも大阪万博は前売りチケットの販売状況が良好です。愛知の時も前評判は散々でしたが、開催後に人気が広がり、当初目標の1500万人を最終的に700万人以上も上回りました。大阪万博も開幕すれば、来場者がガッと伸びるはず。損益分岐点は超えるとみています」
赤字万博に陥った場合の対応として、国も大阪府・市も経済界も「補填しない」と明言している。最大の問題を棚上げする余裕はないはずだが……。
◇ ◇ ◇
2日目のテストランを視察した小堀セイジ堺市議(立憲民主党)によると入場までの待ち時間はなんと119分。本番では一体どうなってしまうのか。●関連記事【もっと読む】 『入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず』で詳報している。
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大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言
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【https://www.asahi.com/articles/AST443CM5T44OXIE01NM.html】
万博海外館の建設遅れ 松井・前大阪市長「各国は本気。愛嬌の範囲」
岡純太郎 吉川喬 2025年4月5日 8時00分
13日開幕の大阪・関西万博を控え、万博誘致を主導した松井一郎・前大阪市長(61)が朝日新聞の取材に応じた。万博への関心については「開幕後は熱量が関西以外にも広まっていく」と強調。閉幕後にシンボルの大屋根リングを全て残すことは「現実的に難しい」と語った。
(インタビューに答える松井一郎氏=2025年4月2日午後、
大阪市北区、伊藤進之介撮影)
――2014年に当時の橋下徹大阪市長と松井知事が誘致を打ち出した万博が開幕する。
当初は「夢物語やろ」というのが大体の雰囲気だった。「できるわけがない」と。僕自身、作家の堺屋太一さんと話してこの構想が出た時は懐疑的な部分もあった。
1970年の大阪万博は国威発揚の展示型の万博。高度経済成長期の中で、世界でまだ知られていなかった日本のもの作りの力を世界に見てもらおうとした。でも今の日本はもうそういう状況ではない。ただ、2015年のミラノ万博を視察してね、博覧会国際事務局(BIE)の事務局長から「課題を解決する、新たな万博を作ろう」と言われた時に、これは日本でやれるんじゃないかと感じた。その分野がライフサイエンスだと思った。
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松井氏は2003年の大阪府議選で初当選し、11年の知事、大阪市長のダブル選を経て知事に就任。大阪市長だった橋下氏とともに万博の大阪誘致を打ち出し、会場に同市の人工島・夢洲(ゆめしま)を選定した。18年には万博の大阪開催が決定。19年の知事、市長ダブル選で市長に転じ、23年4月に任期満了をもって政界を引退した。
――――――――――――――
――会場の選定では、大阪万博の舞台だった万博記念公園(吹田市)や、1990年に「国際花と緑の博覧会」が開催された鶴見緑地(大阪市鶴見区、守口市)などが候補地に挙がっていたが、なぜ最終的に夢洲(ゆめしま)を選んだのか。
すでにある公園を全部潰してもう一度会場を作るというのは物理的に無理だ。一方、世界の都市でベイエリアは成長の中心的役割を担っているのに、夢洲はにぎわう場所になっていなかった。有効な資産につくり替えていくと、僕が知事になった時から大阪府市の成長戦略の中で位置づけた。IR(カジノを含む統合型リゾート)とともに大阪のベイエリアを世界に発信していくための一つのイベントとして、万博は最適だと考えた。
「負の遺産」だった万博会場、転換ねらった維新「成功するかばくち」 ➙
万博は誰かの「手柄」なのか つきまとう「維新色」、開催機運にも陰 ➙
――IRと万博をセットにす………………。
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[↑ 『森友文書 存在認める/「不開示」取り消し 政府、上告せず/開示是非 検討へ』 『改ざん「発案や指示、誰が」/赤木さん妻 経緯の解明願う』 (朝日新聞、2025年02月07日)] (2025年02月09日[日])
森友公文書の記録「開示」、上告を断念しといて、《開示の是非を判断》? 長期にわたって《丁寧に検討》した結果、黒塗りだらけか? 何もかも直ちに開示を!
(リテラ)《公文書改ざんという国家的犯罪を指示し、赤木さんを自殺に追い込んだのはいったい誰だったのか。妻の雅子さんは、ここまで真相の究明を求め、隠蔽をはかる政府・財務省と懸命な戦いを続けてきた》、《「安倍官邸」からの指示ではないか、という疑惑が浮上していた。…今回の政府の上告断念。問題の文書は財務省が検察に提出したものであるため、責任を自分たちだけに押しつけられないよう、背景や真相を記録している可能性がある。だとしたら、この開示によって、森友事件と公文書改ざんの真相解明が大きく進み、官邸からの圧力があぶり出されるかもしれない》、《当時から「安倍官邸」からの指示ではないか、という疑惑が根強く囁かれてきた。当時の官邸の官僚支配のやり口を考えると、安倍首相から菅官房長官、菅氏から佐川元局長というルートで、改ざんの指示が降りていった可能性も十分考えられる》。(朝日新聞)《改ざん「発案や指示、誰が」/赤木さん妻 経緯の解明願う》。〝のり弁〟なしの公開を期待する。
#赤木俊夫さんを忘れない。そして、ぜったに忘れない。ブログ主は、とてもしつこい。《森友学園問題…五年かかろうと十年かかろうと真実は明るみに出さなければならない。僕は最後まで雅子さんに味方する》(前川喜平さん)。
『●《「人間として扱って欲しい」…ウィシュマさんの遺品である番号が
振られた青いシャツの写真を示し、人間は数字ではない、と》…』
[※【ウィシュマさん死亡問題の入管開示資料 1万5113枚全て黒塗り 遺族「ごまかさないで」】 (東京新聞 2021年08月17日[火]、https://www.tokyo-np.co.jp/article/125024)↑]
『●国葬強行とのり弁…川内博史さん「総額12.4億円以上の費用がかかって
しまっているから、今すぐに正確な情報を開示したくないのではないか」』
「《岸田首相は「丁寧に説明する」と繰り返すが、本気で説明する
気があるのか》? 《総真っ黒の“のり弁”状態》が普通、
とでも思っているのでは。」
森友問題の原点はお維、橋下徹や松井一郎らであることも忘れてはいけない。《森友学園問題は松井一郎・大阪府知事が認可した責任》、《橋下徹は首相と会食を続ける。橋下は…この払い下げ時には、維新の共同代表だった》。
『●「私学への異常な肩入れ自体が現職の首相として
不見識で不適切だとは思わない神経」…持ち合わせていない』
《★元維新の衆院議員・上西小百合は「私が国会議員になった4年前、
維新から『塚本幼稚園』を視察してその素晴らしさを広めろ
と命じられました。行ったら異様だったので“卑怯”な私は
ブログにアップするのをやめました。森友学園問題は松井一郎・
大阪府知事が認可した責任を取って終わるでしょうね。維新は
いつもそんなもの。さすが自民党」とツイートしている。確かに
上京するたび頻繁に日本維新の会代表・松井一郎・大阪府知事と
前大阪市長・橋下徹は首相と会食を続ける。橋下は、ツイッター
で政権の対応に苦言を呈しているが、この払い下げ時には、
維新の共同代表だった》
『●「ムジナ夫婦、狢マスコミ」、むろん、当然、お維もムジナ…
「松井知事は開き直り、橋下は話のスリカエ」』
《窮地の安倍政権 森友学園疑惑は理事長“口封じ”で幕引きか
…12年4月に大阪府の松井知事が突然、設置基準を緩和…
同時に、暴言王の足立康史議員や丸山穂高議員が国会の予算委で
この問題を取り上げ始めた》
『●「日本教育再生機構大阪」という「教育破壊」つながり…
「安倍首相を中心とする異様な翼賛と癒着の構造」』
「日刊ゲンダイの記事【森友問題の原点 安倍・松井・籠池を結びつけた
団体の正体】…《森友学園事件の背景には、安倍首相を中心とする
異様な翼賛と癒着の構造…やはり、どう言い訳したところで、
これは安倍首相自身の疑獄だ…安倍首相、松井知事、籠池氏――。
この3人を結びつけたのが、「日本教育再生機構大阪」だ》」
「《安倍首相、松井知事、籠池氏――。この3人を結びつけたのが、
「日本教育再生機構大阪」》という「教育破壊」つながりだった
ようです…《安倍首相を中心とする異様な翼賛と癒着の構造》。
「日本教育再生機構」「日本会議」「教育再生実行会議」…
「ト」な会議、頭がクラクラします。
《これは安倍首相自身の疑獄》であり、さっさと、例の大見得・
啖呵を実践すべき。それともまたしても、御得意の
息吐く様なウソ吐きですか?」
『●《顧問契約解消に対して、ネット上では「橋下氏と維新が繰り広げてきた
『私人』『民間人』という説明は何だったんだ」という声が…》』
《そして、露骨な維新擁護を展開するようになった。たとえば、
2017年には森友学園の国有地払い下げ問題で小学校設置認可
などをめぐり維新の関与も取り沙汰されていたが、同番組で
橋下氏は朝鮮学校無償貸与問題を俎上に載せ、論点を森友学園
からずらし、維新の関与という疑惑の目をはぐらかそうとしたのだ。
だが、「私人」のフリをしてテレビで維新擁護をおこなう人物が、
かたや公党の法律政策顧問を務めていることは、放送法が定める
政治的中立に反する》
リテラの記事【森友公文書の記録「開示」であぶり出される安倍首相の嘘と“財務省に改ざんを命じた本当の犯人”】(https://lite-ra.com/2025/02/post-6356.html)によると、《森友学園への国有地売却をめぐる公文書改ざん問題の真相がようやく明らかになるかもしれない。改ざんを強いられて自殺に追い込まれた近畿財務局職員・赤木俊夫さんの妻・赤木雅子さんが、改ざんの経緯に関する行政文書の開示を求めていた訴訟で、不開示を違法とした高裁判決について政府が上告しないことを決めたのだ。公文書改ざんという国家的犯罪を指示し、赤木さんを自殺に追い込んだのはいったい誰だったのか。妻の雅子さんは、ここまで真相の究明を求め、隠蔽をはかる政府・財務省と懸命な戦いを続けてきた》。
『●《森友学園問題…五年かかろうと十年かかろうと真実は明るみに出さ
なければならない。僕は最後まで雅子さんに味方する》(前川喜平さん)』
『●大阪地裁は《検察の捜査手法などが推測されると「同種事件で罪証隠滅が
容易になる可能性がある」などと指摘し、不開示決定は妥当と結論…》』
『●赤木雅子さんが大阪高裁に控訴: デタラメの連鎖…《権力による事実の
隠蔽》「認諾」、公文書「不開示」、《佐川元理財局長の尋問認めず》』
(東京新聞)【<社説>森友文書判決 「不開示」で真相隠すな】
《学校法人森友学園を巡る文書不開示決定の取り消しを求めた
裁判で、大阪地裁は国の対応を「適法」とした。公文書改ざんの
真相を闇に埋もれさせる判決だ。文書「不開示」は決して
許されない。国有地の約8億円の値引きから始まった森友問題。
財務省の報告書には改ざんの指揮系統などに関する記載はなく、
開示された「赤木ファイル」には黒塗り部分が約400カ所も
あった。肝心な部分は隠されて不明のままだ》
『●誠実さのかけらもない財務省《存否を明らかにせずに不開示決定》、それを
支持する裁判所…法的拘束力のない答申ではあるが総務省の審査会が正論』
『●デタラメにも2023年9月、大阪地裁は《不開示決定は妥当と結論づけた》が…
赤木雅子さん逆転完全勝訴! 大阪高裁牧賢二裁判長は森友文書開示を命じる判決』
『●森友文書、《上告せず、直ちに開示すべきだ》!! 大阪地裁・徳地淳
裁判長《不開示決定は妥当と結論づけた》一審判決のデタラメぶりが顕在化』
『●《上告せず判決を真摯に受け入れ》…森友文書、直ちに開示すべき!! 怖れる
ことは、アベ様政権下で起こったような、「すでに廃棄した」という回答…』
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【https://lite-ra.com/2025/02/post-6356.html】
森友公文書の記録「開示」であぶり出される安倍首相の嘘と“財務省に改ざんを命じた本当の犯人”
2025.02.08 03:00
(首相官邸HPより)
森友学園への国有地売却をめぐる公文書改ざん問題の真相がようやく明らかになるかもしれない。改ざんを強いられて自殺に追い込まれた近畿財務局職員・赤木俊夫さんの妻・赤木雅子さんが、改ざんの経緯に関する行政文書の開示を求めていた訴訟で、不開示を違法とした高裁判決について政府が上告しないことを決めたのだ。
公文書改ざんという国家的犯罪を指示し、赤木さんを自殺に追い込んだのはいったい誰だったのか。妻の雅子さんは、ここまで真相の究明を求め、隠蔽をはかる政府・財務省と懸命な戦いを続けてきた。
雅子さんはまず、赤木俊夫さん自身が在職中、改ざんの経緯をまとめた「赤木ファイル」の開示を求める訴訟を提起。2021年には開示が決まり、事件当時、財務省本省の理財局長だった佐川宣寿氏が近畿財務局に対して直接指示を行っていたことが明らかになり、指示者が佐川元局長であることは、財務省も認めている。
しかし、そのさらに上、佐川元局長に改ざんを指示したのがどこの誰だったのか、ということについては、その後も隠されたままだった。
安倍官邸および財務省は「佐川が自分の答弁に合わせて文書書き換えを命じた」というシナリオで事を収めようとしてきたが、公文書を改ざんするような大規模な国家的犯罪を、一介の理財局長が独断で実行できるわけがない。
森友学園への不可解な国有地払い下げが発覚した2017年、追及を受けた安倍晋三元首相は国会で「私や妻が関係していたということになれば、それはもう間違いなく総理大臣も国会議員もやめる」と答弁。この答弁と整合性をとるために、公文書に記載された昭恵夫人の関与などの記述を隠蔽しようと改ざんしたのは、明らかだ。
そのため、この改ざんをめぐっては当時から、佐川元局長や財務省の独自の判断ではなく、「安倍官邸」からの指示ではないか、という疑惑が浮上していた。
妻の赤木雅子さんは、こうした疑惑をさらに解明しようと、赤木ファイルに続いて、財務省から大阪地検特捜部に提出された改ざんの経緯を記載した文書の開示を求めた。
しかし、国は捜査への影響を理由に文書の存否さえも明らかにせず、不開示を決めた。
そのため、雅子さんは2021年10月、決定の取り消しを求めて提訴。一審の大阪地裁は請求を退けたが、先月30日、大阪高裁が一審判決を覆し不開示を取り消す決定をしたのである。
そして今回の政府の上告断念。問題の文書は財務省が検察に提出したものであるため、責任を自分たちだけに押しつけられないよう、背景や真相を記録している可能性がある。
だとしたら、この開示によって、森友事件と公文書改ざんの真相解明が大きく進み、官邸からの圧力があぶり出されるかもしれない。
■安倍晋三本人が赤木さんの手記、妻・雅子さんの言葉、赤木ファイルを冒涜
孤軍奮闘で疑惑解明への道を切り拓いた雅子さんの努力にはあらためて頭が下がる思いだが、しかし、一方で忘れないでおきたいのが、その雅子さんらに対して、当時の安倍晋三首相や官邸が行なってきた言動だ。
安倍首相や政権、安倍応援団は自分たちの政権に対する疑惑追及の動きを封じ込めるため、俊夫さんや雅子さんに対して、明らかなデマや冒涜、恫喝、圧力につながりかねない言動を行ってきた。それがいかに卑劣で酷いものだったか、以下にあらためて伝えておきたい。
赤木俊夫さんや妻・雅子さんへのデマによる冒涜と言えば、まず最初にあげるべきなのが、2020年3月に俊夫さんの遺書と手記が公開されたときの安倍首相の言動だ。
安倍首相は、国会で俊夫さんの遺書と手記について問われた際、「胸が痛む」などと言いながら、「麻生大臣のもとで徹底的に調査し明らかにした」として再調査を拒否。改ざんのきっかけが2017年2月17日に安倍首相がおこなった「私や妻がかかわっていたら総理も国会議員も辞める」という国会答弁だったと指摘されると、「改ざんのターニングポイントとなったのは2月17日の発言だったとは手記のなかには(書かれて)ない」と言い出した。
この安倍首相の卑劣な態度に対し、雅子さんは直筆の文書を公表。そこにはこう書かれていた。
〈安倍首相は、2017年2月17日の国会の発言で改ざんが始まる原因をつくりました。麻生大臣は墓参に来てほしいと伝えたのに国会で私の言葉をねじ曲げました。この2人は調査される側で、再調査しないと発言する立場ではないと思います。〉
しかし、信じがたいことに、雅子さんから反論がおこなわれたあとも安倍首相は「手記には書かれていない。(手記を)読まれたんですか?」「赤木夫人の手記と赤木氏本人の手記と、これは別々のもの」などと発言。赤木さんの苦悩をいちばん近くで感じ、生前の言葉を聞いてきた妻・雅子さんの反論を突っぱねたのだ。
そればかりか、この国会での追及の最中、安倍首相はニヤニヤと笑いながら答弁したり、大臣席で隣に座る麻生財務相と談笑。当時、ネット上では安倍首相のこの態度に大きな批判の声もあがった。
■赤木さんが遺書で「公文書改ざんの戦犯」と名指しした官僚たちが安倍・菅政権で次々出世!
さらに、安倍氏は首相在任中、「赤木ファイル」を開示してほしいという雅子さんの要求を完全無視していたにもかかわらず、首相を辞めたあとの2021年6月に「赤木ファイル」が開示されると、とんでもない卑劣な行動に出る。
安倍元首相と昵懇の産経新聞記者・阿比留瑠比氏が「赤木ファイル」を歪曲して書いた安倍擁護記事の画像とともに、安倍元首相のTwitterアカウントがこう投稿したのだ。
〈赤木氏は明確に記している。「現場として(森友学園を)厚遇した事実はない」この証言が所謂「報道しない自由」によって握り潰されています。《秘書アップ》〉
たしかに、「赤木ファイル」には、「現場として厚遇した事実はない」という文言があるが、正確には、以下のような財務省と近畿財務局の改ざんをめぐるやりとりの「備忘記録」として出てきたものだ。
〈本省において、議員説明(提出)用に、決裁文書をチェックし、調書の内容について修正するとの連絡受。本省の問題意識は、調書から相手方(森友)に厚遇したと受け取られるおそれのある部分は削除するとの考え。現場として厚遇した事実もないし、検査院等にも原調書のままで説明するのが適切と繰り返し意見(相当程度の意思表示し修正に抵抗)した。〉
そもそも赤木氏は国有地売却には一切かかわっておらず、上司から「(森友に)厚遇した事実はない」という虚偽の説明を聞かされていたと思われる。にもかかわらず、財務省から「厚遇したと受け取られる部分は削除せよ」と公文書改ざんを迫られたため、拒否のロジックとして“厚遇した事実がないのなら、削除は不要だ”と主張したにすぎない。
ところが、安倍元首相はその記述を切り取り、あたかも森友学園への国有地売却に特別扱いがなかった客観的根拠であるかのように、歪曲してしまったのだ。自分が引き起こした問題で自殺にまで追い込まれた俊夫さんが必死の思いで書き残した記録を、自己正当化のために利用するとは、もはや鬼畜の所業だ。
しかも、安倍・菅政権の面の皮の厚さに呆れ果てたのが、改ざんに関与した官僚たちを事件発覚後に相次いで昇進させたことだろう。
実際、改ざん問題が発覚した当時の理財局長で、俊夫さんも遺した手記のなかで「前任の佐川理財局長の答弁を踏襲することに終始し、国民の誰もが納得できないような詭弁を通り越した虚偽答弁を続けている」と指摘した太田充氏は、2018年7月に理財局長から主計局長に昇進し、2020年7月には財務省事務方トップの事務次官に。ちなみに現在は退職し、2024年、日本政策投資銀行の取締役会長に就任している。
また、俊夫さんは手記のなかで〈刑事罰、懲戒処分を受けるべき者〉として〈佐川理財局長、当時の理財局次長、中村総務課長、企画課長、田村国有財産審理室長ほか幹部 担当窓口の杉田補佐(悪い事をぬけぬけとやることができる役人失格の職員)〉と具体的に列挙していたが、この全員が不起訴になったばかりか、中村稔総務課長は2019年8月に駐イギリス公使に栄転し、2022年8月には国税庁官房審議官になっている。
「当時の理財局次長」だった中尾睦氏も横浜税関長などを経て内閣官房内閣審議官に(2021年7月に退職)。当時、理財局国有財産企画課長だった冨安泰一郎氏も内閣官房内閣審議官などを経てデジタル庁戦略・組織グループとなっている。
こうした人事はあからさまな論功行賞であるだけでなく、森友学園を優遇するよう財務省に依頼していた安倍昭恵夫人付きの秘書だった経産省の谷査恵子氏を在イタリア大使館の1等書記官へと栄転させ口封じしたのと同じ構図だ。
■三浦瑠麗、小川榮太郎、Dappi……事実を捻じ曲げて疑惑を封じ込めようとした安倍応援団
俊夫さんが自死したあとも、なんら反省の色を見せることもなく、むしろ太田氏を財務省事務方トップに据えるという、露骨な人事をおこなった安倍首相。……あまりに非道すぎてやり場のない怒りを覚えるが、赤木さん夫妻を冒涜してきたのは安倍元首相だけではない。「安倍応援団」と呼ばれた御用ジャーナリストやネトウヨインフルエンサーらも、赤木さん夫妻を踏みにじったり、デマで事実を捻じ曲げようとした共犯者だ。
たとえば、テレビ番組に出演してはアクロバティックな安倍政権擁護を繰り広げていた国際政治学者の三浦瑠麗氏は、俊夫さんが自殺したことが報じられた2018年3月9日、当時放送されていた夕方のニュース番組『みんなのニュース』(フジテレビ)に出演すると、「この問題っていうのは人が死ぬほどの問題じゃないんですよ」と発言。また、自民下野時に安倍氏を再び総理にするための草の根運動で事務局的な役割を担い、2012年秋の自民党総裁選直前に『約束の日 安倍晋三試論』(幻冬舎)という安倍礼賛本でデビューした熱心な安倍応援団だった自称文芸評論家の小川榮太郎氏は、俊夫さんが自殺したことが報じられた翌日、〈誰もはっきり言わないなら、私が言う。近畿財務局職員を自殺に追いやったのは朝日新聞と反日野党だ〉などとFacebookに投稿した。
さらに、映画『Fukushima50』の原作者であり、やはり安倍応援団のひとりであるジャーナリストの門田隆将氏は、2020年10月25日付の産経新聞のコラムにおいて俊夫さんが自殺した件に言及し、立憲民主党の小西洋之参院議員と杉尾秀哉参院議員が〈財務省に乗り込み、約1時間、職員をつるし上げている。当該職員の自殺は翌日だった〉と記述。あたかも両議員が問責したことが自殺の要因であるかのように主張したのだ。
また、自民党の関与が囁かれているデマや切り取りによるフェイクで野党やマスコミ叩きを繰り返してきたフォロワー数約16万人のネトウヨ匿名アカウント「Dappi」は、この門田隆将のコラムを貼り付けた上で〈杉尾秀哉や小西洋之が1時間吊るしあげた翌日に自殺〉と投稿。これにより、ネット上では「赤木俊夫さんは野党議員の吊し上げで自殺した」という言説が広がったのだ。
だが、小西・杉尾両議員が近畿財務局の職員と面談した事実はなく、2023年10月には東京地裁が「Dappi」の発信元であるワンズクエスト社に計220万円の支払いと問題の投稿の削除を命じた。また、門田氏の産経コラムについても東京地裁は両議員への名誉毀損を認め、2022年10月に東京地裁が門田氏と産経新聞社に計220万円の支払いを命じ、2023年4月の控訴審判決でも東京高裁は一審判決を支持し、産経と門田氏側の控訴を棄却した。
■安倍政権の歴史的犯罪“森友公文書改ざん事件”をこのまま風化させてはならない
本来は、職員を自死にまで追い込んだ公文書の改ざんという犯罪行為を厳しく批判し、その政治的責任はもちろん、問題の端緒である異常な値引きがおこなわれた国有地売却と安倍夫妻の関与について徹底した追及がおこなわれるのが正常な言論・報道のあり方だ。しかし、露骨な安倍擁護を展開していた御用メディアでは、安倍応援団が夕方のニュース番組で「人が死ぬほどの問題じゃない」などと暴言を吐いて公文書改ざんを矮小化し、ネトウヨが蔓延るSNS上では「朝日のせい」「野党議員のせい」などという暴論がまかり通るという異常な状況だったのだ。
しかも、真相解明のために野党が問題追及をおこなっても「野党はモリカケばかり」などという批判が巻き起こり、政権からの圧力を恐れたテレビでは報道もどんどんとフェードアウトすることが常態化。こうして安倍政権下では森友・加計や「桜を見る会」問題などの疑惑追及が封じ込められていった。
安倍元首相のように政治の私物化やメディアへの圧力体質を持った政治家が権力を握れば、公文書改ざんという国家的犯罪がおこなわれても、徹底した追及がないまま権力を維持するという異常な状況が再び起こるだろう。
だからこそ、赤木俊夫さんのことを忘れるわけにはいかない。今回政府は上告を断念したため、森友文書はさすがに開示はされるだろうが、例によって黒塗りだらけという可能性もある。
しかし前述したように、この改ざんをめぐっては当時から「安倍官邸」からの指示ではないか、という疑惑が根強く囁かれてきた。当時の官邸の官僚支配のやり口を考えると、安倍首相から菅官房長官、菅氏から佐川元局長というルートで、改ざんの指示が降りていった可能性も十分考えられる。
開示内容にかかわらず、本当に改ざんを指示したものが誰なのかを、国会もメディアも徹底的に追及する必要がある。
(編集部)
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【↑ 『適菜収 それでもバカとは戦え/真相究明と責任追及を“大阪ノーサイド”なんて冗談じゃない』 (2020年11月14日、日刊ゲンダイ)】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281280) (2025年01月24日[金])
お維案件である「優勝パレード」問題。《■疑惑の核心がここにある》(現代ビジネス)、《前兵庫県議だった竹内英明氏…生前、「現代ビジネス」の取材に応じていた。《信用金庫への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った》 告発文書には、そう具体的な内容が書かれている》。《■竹内氏は「闇が詰まっている」と》。
『●斎藤元彦兵庫県知事というお維案件…《「優勝パレード」問題…信用金庫
への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った》』
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[2024年09月07日 00時00分]
最大の問題は、ホイッスル・ブロワーにこんな酷い仕打ちをし、しかも…最悪の結果となったこと。デモクラシータイムスによると、迫っていたA氏 (元西播磨県民局長) の定年をわざわざ延長し、《男性を懲戒処分》した。さらに、もうお一人も、《課長の自死は吉村肝煎り優勝パレードが原因か》(リテラ)。《「優勝パレード」問題》、こんな犯罪行為を強要されては…《だが、告発文書では、その裏側でとんでもない協賛金集めがおこなわれていたと記されていた。〈信用金庫への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った。幹事社は■■信用金庫。具体の司令塔は片山副知事、実行者は産業労働部地域経済課。その他、■■バスなどからも便宜供与の見返りとしての寄附集めをした。パレードを担当した課長はこの一連の不正行為と大阪府との難しい調整に精神が持たず、うつ病を発症し、現在、病気療養中。〉(編集部注:伏せ字部分は原文では実名)》(リテラ)。《徹底追及すべきはもうひとりの犠牲者を出してしまった「優勝パレード」問題であることは論を俟たない》。
加えて、《そして、このように2名もの自殺者を生んでしまうような土壌をつくりあげた責任は、維新批判に弱腰の在阪メディアにもある》、《さらに、吉村知事や松井一郎・前大阪市長による滅茶苦茶なコロナ対応や大阪万博、カジノ問題に対しても、在阪メディアは切り込もうとしてこなかった。こうした維新の杜撰さやインチキぶりをしっかりと批判する在阪メディアがいないからこそ、維新はもちろん、維新系知事である斎藤知事も図に乗った言動を繰り返してきたのではないのか。》(リテラ)。
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『●#パワハラ体質 #恫喝体質 #デマ体質 なお維に何故に投票、何故に
支持できるのか…? 大阪から遠く離れた我が街にもお維が浸食…』
『●【吉村洋文知事の3つの大言壮語/今西憲之】《予算は膨張に膨張》
《阪神・オリックスの優勝に便乗するも》《空飛ぶクルマもトーンダウン》』
『●斎藤元彦兵庫県知事、新たなお維案件…ホイッスル・ブロワー《組織の
不正をただす告発者が、守られる環境》が全く実現されていない悲劇』
『●《情報提供がもっぱら公益的な目的であり、なおかつ重大な違法行為を摘発
する目的である場合に限り、公務員は公務員法の守秘義務が免除され…》』
『●お維案件…斎藤元彦兵庫県知事《被害者ヅラまで…疑惑を隠すために元局長を
処分するという公益通報者保護法違反をはじめ、斎藤知事の責任の重さ…》』
『●斎藤元彦兵庫県知事というお維案件…《「優勝パレード」問題…信用金庫
への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った》』
『●《10月の衆院選の投票率は53.85%と全体でも5割台、18、19歳の投票率
(小選挙区)に至っては速報値で43.06%とさらに低い》(鈴木穣さん)』
『●2人の職員を自死させた斎藤元彦氏によく投票できますね、お維案件「優勝
パレード」問題の責任者をよく支持できますね…案の定、手のひら返し…』
『●(リテラ)《斎藤知事は2022年11月7日に開催された政府主催の全国知事会
を欠席…。ちなみに…斎藤知事は「西播磨地域づくり懇話会」に出席》』
『●なぜ、今、削除する必要があるの? 斎藤元彦知事「法に抵触することは
していない」と仰ってる訳で、「誇れ」ばいいのにね、よほど疚しいのかね?』
『●デマや《フェイクで選挙が盗まれ》た! お維案件な兵庫県知事やN党の
「どうかしている人」ら《デマゴーグに騙されるな!》(デモクラシータイムス)』
『●《兵庫県知事選に見た選挙の根本的な問題 「自由競争ができる選挙には
なってない」…畠山理仁氏》《馬鹿にするのではなく…まずは考えた方がいい》』
『●《盗まれ》た選挙を取り戻せるかの岐路…村上総務相《SNSでの虚偽情報の
投稿や他候補の当選を目的とした選挙運動が公職選挙法違反になり得る》』
『●神戸地検と兵庫県警、「斎藤劇場」の幕引きは許されない…二人の兵庫県職員
を死に追い込んだ問題、《斎藤元彦知事の買収、折田楓社長の被買収》事件』
『●もう怒りしかない…2人の職員を自死させた斎藤元彦氏に投票した人々、
N党の「どうかしている人」を支持・支援した人達、何も感じないのか…』
『●畠山理仁さん《そうした人たちが悪意ある不確かな情報の波にのみ込まれない
ためにも、既存メディアは選挙期間中も確かな情報発信を続ける必要がある》』
『●N党の「どうかしている人」に扇動された人々によるデマ・《誹謗中傷に
悩んでいた》県議を守ろうともしなかったお維系兵庫県知事の無責任が…』
現代ビジネスの記事【【独自】「斎藤知事最大のスキャンダル」兵庫県がひた隠す衝撃のリストを公開…自殺県議が死の直前まで記者とやりとりした「寄付金額リスト」の全実名・全金額】(https://gendai.media/articles/-/145554)によると、《■疑惑の核心がここにある》、《前兵庫県議だった竹内英明氏…昨年3月に発覚した、斎藤元彦知事の内部告発を検証する百条委員会でも、鋭い質問を展開。誰もが一目置く存在だった竹内氏の死に衝撃が走っている。竹内氏は、生前、「現代ビジネス」の取材に応じていた。《信用金庫への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った》 告発文書には、そう具体的な内容が書かれている》。
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【https://gendai.media/articles/-/145554】
2025.01.23
【独自】「斎藤知事最大のスキャンダル」兵庫県がひた隠す衝撃のリストを公開…自殺県議が死の直前まで記者とやりとりした「寄付金額リスト」の全実名・全金額
現代ビジネス編集部
■疑惑の核心がここにある
1月18日、前兵庫県議だった竹内英明氏が自宅で自殺していたことがわかった。昨年3月に発覚した、斎藤元彦知事の内部告発を検証する百条委員会でも、鋭い質問を展開。誰もが一目置く存在だった竹内氏の死に衝撃が走っている。竹内氏は、生前、「現代ビジネス」の取材に応じていた。
《信用金庫への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った》。
告発文書には、そう具体的な内容が書かれている。竹内氏は、「斎藤知事最大のスキャンダル」だとして、ここに書かれている内容の徹底的な調査をすべきだと、記者に何度も語り、調査をしていた。それが今回公開する一覧表である。兵庫県に寄付をしたすべての企業や団体の寄付金額が判明した。《前篇 自殺した兵庫県議が調査していた「阪神・オリックスパレード寄付全額リスト」を公開する》もあわせてお読みください。》
■寄付元の人物が証言
パレードは2023年11月23日に実施されている。ところがパレード後にもかかわらず、13の金融機関と同様に寄付をしている企業が7社ある。今回の3つのリストのなかで黄色でマークしてある部分だ。
たとえば上場企業でもある川崎重工業は、11月24日に100万円を寄付している。ところが、なぜか兵庫県はこれまでこの金額を「非公表」としてきた。100万円という金額は経営に与える影響はまったくといってないだろうが、兵庫県幹部によれば「普通、優勝パレードのようなビッグイベントに寄付した場合、PR効果でぜひ公表してほしいとなります。しかし、優勝パレード後だったこともあってなのか非公表を希望されました」というのだ。
また、2100万円という兵庫県では最高額とみられる寄付をしながらこれまた金額を「非公開」としてきたのが敬愛まちづくり財団だ。優勝パレードが終わり1ヵ月が経過した2023年12月になってから《貴財団にさらなるご支援》と県が追加支援を求め、同財団が高額寄付を行ったことが現代ビジネスが入手した情報公開などでも明らかになっている。
寄付をした金融機関のひとつに勤務するA氏が「現代ビジネス」の取材に答えた。このA氏は、斎藤知事の最側近だった片山安孝副知事(当時)は、すでに優勝パレードが終わっているにもかかわらず、但陽信用金庫を訪問して寄付を要請したこと、さらに片山副知事が信用保証協会の理事長だったことを重視する。
「保証協会理事長という以前の肩書をいかして、金融機関を直接、訪問するなど無言の圧力で寄付を募ったのです。実際、片山氏の訪問後には、但陽信用金庫が幹事社となってとりまとめ、その寄付額を兵庫県に送付して了承を得ています。
そもそも、優勝パレードが終わってから何らメリットがないのに寄付するというのはおかしなことで、金融機関側も背任に問われかねませんから、斎藤知事スキャンダルが発覚してからは、箝口令が敷かれているのです。
県の幹部は、斎藤知事の騒動前は『キックバックがあったから寄付した』『片山氏のメンツを立ててやった』と公然と言っていました。今はヤバいと思って口をつぐんでいますがね」(A氏)
情報公開でも、金融機関側が兵庫県に寄付額の内訳を送信した資料や寄付の一覧表は示されたものの、金額は黒塗りだった。
すでに、昨年9月には東京の男性が斎藤知事と片山氏を大阪地検特捜部に刑事告発。また、兵庫県の市民団体も同様に「背任罪」で告発している。兵庫県警への刑事告発は受理されたという。
そして、100万円を寄付している兵庫県信用保証協会、50万円のひょうご観光本部、神戸国際会館の3つの団体や企業については「兵庫県との関係が強く、税金が投じられているので批判の対象になっても仕方ない」(兵庫県幹部の一人)との声が強い。
■竹内氏は「闇が詰まっている」と
竹内氏はこの点について
「優勝パレード以外にもいろんな闇が詰まっているように感じる」
と漏らしていた。今回のリストに載っている団体・企業名をもう少し具体的に見よう。
兵庫県信用保証協会は、先にも書いたように、片山氏が理事長を務めていた。現在の遠藤英二理事長も、かつては兵庫県の部長。ナンバー2の専務理事も兵庫県OB。元県民局長の内部告発文書で名指しされ、県議会の百条委員会でも証人として出ている原田剛治産業労働部長も理事となっている。
ひょうご観光本部は兵庫県と県下の市町村が会員となって運営されている公益社団法人で原田氏は、副理事長となっている。
神戸国際会館は株式会社で、神戸市の繁華街にあるビルを運営。コンサート会場としても知られる。兵庫県は筆頭株主で25%の株式を保有している。取締役には、井戸敏三前知事の名前もある。「実質的な母体は兵庫県」(前出・幹部)なのだ。
斎藤知事が視察した際にトースターなどを一度はプレゼントし、後に返却したという疑惑が浮上している「千石」も、100万円を寄付している。
税金投入され、天下り先の団体、企業にまで寄付を求め、出させていた斎藤知事。近く、東京都の男性は金融機関に対しても「背任」を視野に刑事告発を出す意向があるという。そこには、金融機関の預金者が告発人に加わり、直接、経済的に被害を被ったというのが告発の理由の一つになるという。
昨年の兵庫県知事選に立候補し「私には入れないで」と斎藤知事を支援して「2馬力」と揶揄された、NHKから国民を守る党の立花孝志氏。竹内氏が亡くなった当日、YouTubeで「竹内元県議は明日逮捕される予定だった。明らかに犯罪をやっていた可能性が高くて、警察に捕まるのが嫌で命を絶った」などと語っていた。
だが兵庫県警の村井紀之本部長は、竹内氏について
「任意の取り調べをしたことはなく、逮捕するという話はまったくない」
「全くの事実無根で、明白な虚偽がSNSで拡散されている。極めて遺憾」
と全面否定。
■また死人が出るのか?
すると立花氏は自身のYouTubeで先の発言を削除し、
「県警本部長が県議会で(竹内氏の)逮捕の事実、逮捕、任意の事情聴取があったことについては全面否定されました。私自身、事実と異なることをインターネットで発信したことについて謝罪させていただきます、申し訳ございませんでした」
と謝罪をした。
「竹内氏逮捕なんて話はまったくない。斎藤知事の一連の問題で、雑談程度であるが、顔見知りのうちの者が百条委員会の日程、進行など、警備の関係もあり聞いていたほどだ」
立花氏のSNSを発端に、さらに竹内氏の名誉が毀損され、デマが拡散しているのだ。
元県民局長の弔問にも、まだ行っていないと記者会見で答えている「冷徹」な斎藤知事。竹内氏死亡を受けて「尊敬していた方で、ショックだ」と弔意を示した。
しかし、立花氏のSNSなどについて「誹謗中傷する投稿をやめさせたりしないのか」と聞かれた斎藤知事は、「理性的な発信を」と述べたにすぎなかった。
「すべての問題の根源が斎藤知事にあることは明白です。しかし呼びかけることもなく、何も行動を起こさず静観するばかり。もし警察や検察から捜査となれば、また死人が出るのか? こんな状況では県民のために責任ある仕事はできない。優勝パレードの告発が受理されたのだから、警察などの強制力で県を質してもらうしかない」(県職員)
兵庫県政は混乱と迷走が止まらない。
「百条委員会で竹内氏は本当に頑張っていたのがよくわかる。その遺志に報いるためにも斎藤知事の責任を明確にした報告書を出してほしい」
と石川氏はそう話す。竹内氏のご冥福を祈るばかりだ。
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[↑ ※「虎に翼」特集/日本国憲法も重要キャストだ 木村草太(週刊金曜日 1482号、2024年07月26日号)] (2024年10月13日[日])
ノルウェー大使館のつぶやき:
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【https://x.com/NorwayinJapan/status/1844667574656880959】
ノルウェー大使館@NorwayinJapan
ノルウェー・ノーベル委員会は2024年の #ノーベル平和賞 を日本の日本被団協に授与すると発表しました。広島・長崎の被爆者による草の根運動として、核兵器のない世界を実現するための努力と、核兵器が二度と使われてはならないことを目撃証言を通じて示した功績による受賞です。おめでとうございます🕊
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The Nobel Prize@NobelPrize
BREAKING NEWS
The Norwegian Nobel Committee has decided to award the 2024 #NobelPeacePrize to the Japanese organisation Nihon Hidankyo. This grassroots movement of atomic bomb survivors from Hiroshima and Nagasaki, also known as Hibakusha, is receiving the peace prize for its efforts to achieve a world free of nuclear weapons and for demonstrating through witness testimony that nuclear weapons must never be used again.
#NobelPrize
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午後6:13 2024年10月11日
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1974年、佐藤栄作氏がノーベル平和賞を受賞した時、多くの人々が鼻白んだことかと思う。今回の日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)のノーベル平和賞の受賞、とても喜ばしい。一方、ニッポンの政…「われわれは本訴訟をみるにつけ、政治の貧困を嘆かずにはおられない」、《被害者放置の「政治の貧困」は今も。》…と言わざるを得ない。まずは何より、 #日本政府は核兵器禁止条約に参加せよ!
アサヒコムの【号外/ノーベル平和賞に日本被団協 授賞理由、核廃絶へ「証言してきた」】(https://www.asahi.com/articles/ASSB83HC3SB8UHBI035M.html?linkType=article&id=ASSB83HC3SB8UHBI035M&ref=app_flash)。《ノルウェーのノーベル委員会は11日、2024年のノーベル平和賞を日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)に授与すると発表した。授賞理由について、「核兵器が二度と使われてはならないと、証言をしてきた」とした。また、「『ヒバクシャ』として知られる広島、長崎の原爆被害生存者による草の根運動である日本被団協は、核兵器なき世界を実現するために尽力し、核兵器が二度と使われてはならないと、証言を通じて示してきた」とした。日本のノーベル平和賞受賞は、1974年以来50年ぶり。》
『●原発稼働は経営だけの問題なのか?』
《核搭載疑惑を持たれた米フリゲート艦が一九八九年、長崎に寄港した。
艦長が平和公園で献花した花輪が偶然、倒れた。山口仙二さんは気が
付くと、何度も踏み付けていた▼原爆投下で苦しめた謝罪もない形式
だけの献花。被爆地への寄港を許した政府や自治体への怒りも
重なったのだろう。被爆者からも批判されたその激しさが、
反核平和運動を牽引(けんいん)した源泉だったのかもしれない
▼日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の代表委員を三十年近く
務めた山口仙二さんが亡くなった。八二年六月の国連軍縮特別総会の
演説は忘れられない▼ケロイドが広がる自身の写真を振りかざし
ながらの鬼気迫る訴えだった》
『●「核兵器のない世界」か?、「核廃絶」「核なき世界」か?』
『●《…death fell from the sky…》
…「落ちたのではない。米国が、落としたんだ」』
《オバマ氏は広島での演説で「七十一年前、雲一つない明るい朝、
空から死が落ちてきて、世界は変わった」と述べた。しかし、
井原さんは「落ちたのではない。米国が落としたんだ」と
がくぜんとしたという。
こうした思いを抱いたのは、井原さんだけではない。
日本原水爆被害者団体協議会(被団協)は六月の定期総会で、
オバマ氏の広島演説について「米国の責任を回避する表現があり、
具体的な課題の提起もなかった」と批判する総会決議を採択した》
『●サーロー節子さん「自分の国に裏切られ、
見捨てられ続けてきたという被爆者としての思いを深くした」』
《日本政府が核兵器禁止条約制定交渉への不参加を表明したことに
対し、被爆者代表として交渉会合に参加した
日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の藤森俊希・事務局次長は
「とても賛同できない」と強い口調で不満を表明》
『●「核兵器禁止条約」…「核なき世界」への
その先頭を走るべきアベ様やニッポン政府は一体何をしていたの?』
『●ニッポンの様に核の傘に頼る国々は「共犯者」
…「核兵器は必要悪ではなく絶対悪だ」(サーロー節子さん)』
『●ICAN・フィン氏、「核の傘」による核抑止は
「神話だ。…時代遅れの政策を継続していることこそ脅威」』
《討論会に出席した日本原水爆被害者団体協議会の田中熙巳(てるみ)
代表委員は、本紙に「中身がないと思った。核抑止は間違っている。
核兵器を使われた体験者として言ってきたが、やっぱり分かって
もらっていない」と苦言を呈した》
『●《政治家の仕事とは1日でも早く戦争を終わらせること…被爆国の
我が国は猛然と抗議し、国際社会をリードすべきなのにもかかわらず…》』
《維新代表の松井一郎・大阪市長は2月28日、核共有について
「議論するのは当然だ」と述べ、「非核三原則は戦後80年弱の価値観
だが、核を持っている国が戦争を仕掛けている。昭和の価値観のまま
令和も行くのか」などと発言。3月2日にも「昭和の価値観を改める
必要がある」と言い、維新は核共有や非核三原則の見直し議論を政府に
求める提言をまとめた。
これを受けて、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の代表委員
であり被爆者である田中重光氏は「心の底から怒りがわいている。
維新の言っていることが広がれば、すべての国が核を持つ。そのときは
人類の滅亡だ」と批判。日本被団協は「国民を核戦争に導き、命を奪い
国土を廃虚と化す危険な提言だ」として撤回を求めた。
あまりにも当然の批判であり、維新も3日に政府に提出した提言から
非核三原則の見直しをするべきとする文言を削除。だが、それでも
松井代表は「核を保有している国が力による現状変更を試みたという
事実を目の前にして、(核共有や非核三原則の見直しについて)議論も
するなというのは違うと思う。そのままやり過ごすのは無責任だ」
などと述べたのだ。
バカも休み休みに言え、という話だろう。》
『●《杉並から世界に拡散した「原水爆禁止」運動...「市民の戦い」…70年前、
先人は声を上げ、局面を動かした…やすやすと諦めている場合ではない》』
《こうした動きは、広島・長崎の被爆者の団結にもつながった。
日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の田中熙巳代表委員(91)は
「70年前の事件がなければ全国の原爆被害者は救われなかったかも
しれない」と明かす。広島での世界大会後、各地で被爆者団体が結成
され、56年に長崎で開かれた第2回大会で被団協が誕生。被爆者への
補償や実相普及につながった。
原水爆禁止の署名運動の中心となり、その後の運動に大きな影響を
与えた杉並だが、当時を知る人が少ないのが現状だ。拠点となった
区立公民館は89年に廃館となり、跡地に建てられた記念碑には経緯が
短く記されているだけだ》
『●(東京新聞)【こちら特報部/朝ドラ「虎に翼」の三淵嘉子さんと
共に「原爆裁判」を担当した元裁判官、いま振り返る判決の意味】』
《国際社会でも判決は大きな意味を持つ。英訳され、原告の名前から
「シモダ・ケース」と呼ばれた。1996年に国際司法裁判所(ICJ)が、
核兵器使用は国際人道法に「一般的に反する」とした勧告的意見にも
影響を与えたとされる。この意見を踏まえ、2017年に核兵器禁止条約
が採択されたが、日本政府は批准していない。
13歳のとき長崎で被爆した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)
の田中熙巳代表委員(92)は「ICJの勧告的意見を巡る運動の中で、
国際法違反を指摘した原爆裁判の判決は大きなよりどころとなり、
後押しになった」と評価する》
東京新聞の記事【被団協にノーベル平和賞 核廃絶訴え、結成68年】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/359893)。《【オスロ共同】ノルウェーのノーベル賞委員会は11日、2024年のノーベル平和賞を日本全国の被爆者らでつくる日本原水爆被害者団体協議会(被団協、東京)に授与すると発表した。今年で結成68年を迎え、核兵器廃絶に向けた運動を長年リードし、被爆の実相を世界に伝えてきた取り組みを評価した。日本の個人や団体への平和賞は、1974年の佐藤栄作元首相に次いで2例目。同委員会は2017年に非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」にも平和賞を授与しており、核廃絶の運動を改めて後押しした形。ロシアのウクライナ侵攻や北朝鮮の核・ミサイル開発で核の脅威が高まる中「核なき世界」に向けた機運を高める狙いがあると言える。被団協は1956年に結成された。反核運動と被爆体験の伝承を先導し、後遺症に苦しむ被爆者の救済に取り組んできた。核拡散防止条約(NPT)再検討会議など核関連の国際会議にも代表団を派遣。核の脅威を生き証人として訴える被爆者の言葉は重く受け止められている》。
東京新聞の記事【ノーベル平和賞に被団協 「核兵器は二度と使われてはならないと証言を続けてきた」と受賞理由】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/359894)。《ノルウェーのノーベル賞委員会は11日、今年のノーベル平和賞を、日本全国の被爆者らでつくる日本原水爆被害者団体協議会(被団協)に授与すると発表した。(オスロ・共同) ノーベル賞委員会は公式ホームページで、授賞理由について、日本被団協は「核兵器を世界からなくす努力を続けるとともに、核兵器は二度と使われてはならないと証言を続けてきた」と説明した》。
布施祐仁さんのつぶやき:
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【https://x.com/yujinfuse/status/1844672698057994729】
布施祐仁/新刊『従属の代償』講談社現代新書@yujinfuse
ついに。これは泣く。亡くなった被爆者の方々の顔が次々と浮かぶ。でも被爆者の方々が一番望んでいるのはノーベル平和賞ではなく核兵器の廃絶だろう。これを機に日本政府は米国の「核の傘」にしがみつくのを止めて核兵器禁止条約に署名したらどうか。そうしてこそ「唯一の戦争被曝国」としての役割を果たせる。
NHKニュース@nhk_news
【速報 JUST IN 】【ライブ配信中】ノーベル平和賞に日本被団協
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241011/k10014606851000.html
#nhk_news
午後6:33 2024年10月11日
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1年ほど前の東京新聞(2023年8月19日 07時38分)の記事【倒れてはいられない 「戦争で守られるのは『権力』だけ」<核なき世求めて 田中熙巳の歩み>(10)】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/271199)、《2015年の夏、田中熙巳(てるみ)さん(91)=日本原水爆被害者団体協議会(被団協)代表委員=は東京の首相官邸前にいた。路上には安全保障関連法案に反対の声を上げる人々が集まっていた。普段のひょうひょうとした様子から一変し、マイクを握った田中さんは叫んだ。「憲法の精神を曲げるな。法案に反対できない議員なんか引きずり降ろせ!」》
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/271199】
倒れてはいられない 「戦争で守られるのは『権力』だけ」<核なき世求めて 田中熙巳の歩み>(10)
2023年8月19日 07時38分
2015年の夏、田中熙巳(てるみ)さん(91)=日本原水爆被害者団体協議会(被団協)代表委員=は東京の首相官邸前にいた。路上には安全保障関連法案に反対の声を上げる人々が集まっていた。普段のひょうひょうとした様子から一変し、マイクを握った田中さんは叫んだ。「憲法の精神を曲げるな。法案に反対できない議員なんか引きずり降ろせ!」
◆黙っていられない…「唯一の戦争被爆国」の裏腹な行動
「自分でもびっくりした。どうしても黙っていられなかった」。だが法案は強行採決され、日本が攻撃されなくても他国と共に武力行使が可能になる「集団的自衛権」が認められるなど、戦後の安全保障体制の大きな転換点となってしまった。
(世界の市民団体や核兵器の全廃を目指す若者と交流を深める
田中熙巳さん=2012年、ウィーンで(本人提供))
これまで田中さんが人生を懸けて原爆の被害と核廃絶を訴えてきたのは、「とにかく戦争をしちゃいけないという一心」からだ。だが「唯一の戦争被爆国」である日本の政府は裏腹な行動をとり続けている。
17年、被爆者にとっても悲願だった核兵器禁止条約が国連で採択される。米ロ中など5大国には核保有を認める核拡散防止条約(NPT)と違って、すべての国に保有や使用などを禁じる条約だ。核兵器は「必要悪」ではなく「絶対悪」だと高らかに宣言する条約は、122カ国が賛成した。ところが、日本は会議をボイコットした。
◆G7広島サミットで「核抑止論」が正当化された
田中さんは「核保有国が批准しないのは仕方ない。でも日本は別だ。条約に反対する米国に歩調を合わせたとしても、会場に同席して推移を見守るオブザーバー参加くらいはできなかったのか。これでは米国の同盟国ではなく従属国だ」と憤る。「これまで日本政府は、数々の国際会議で『核兵器は非人道的である』と主張してきたのに、肝が据わっていない」。
今年5月に広島で開かれた先進7カ国(G7)首脳会議では、核抑止論が正当化された。ウクライナ侵攻ではロシアが核兵器の使用をちらつかせ、核戦争の危機は目前に迫る。
◆戦争が守るのは人間じゃない
「核兵器がこの世にある限り、どんな人も被害をうける可能性がある」。戦争を知らない世代に、田中さんは語りかける。「僕は、戦争って何ですかと問いたい。戦争になったら誰かが死ぬ。必ず死ぬ。よく戦争は『国民を守るため』と言うでしょう。では死んでしまった人は国民じゃないのか? 運が悪いのか? そう考えれば分かる。守られるものは『権力』だけ。人間じゃないんですよ」
「核兵器禁止条約をどう世界に広げるか、いつも考えている」から、倒れるわけにはいかない。91歳は、戦後78年の夏も各地を奔走する。(この連載は出田阿生が担当しました)=おわり
【関連記事】連載<核なき世求めて 田中熙巳の歩み>記事一覧ページ
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最後に、『川崎哲のブログとノート』【日本被団協のノーベル平和賞受賞にあたって】を、是非、ご覧ください。#日本政府は核兵器禁止条約に参加せよ。
【川崎哲のブログとノート/日本被団協のノーベル平和賞受賞にあたって】(https://kawasakiakira.net/2024/10/11/nihonhidankyo2024/)。《そしてまた、日本においても、戦争体験や被爆体験が風化している現実があります。政治家たちが、核抑止力の強化や、核共有までも口にしている状況です。日本被団協の平和賞受賞は、私たちが改めて、日本が唯一の戦争被爆国であリ、核兵器廃絶に向けて世界を主導する役割を担わなければならないということを思い起こす好機です。日本は、核兵器禁止条約に署名・批准すべきです。日本政府は、日本被団協に祝辞を贈るのであれば、その中で、日本が核兵器条約への署名・批准を目指すことを明言すべきです》。
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【https://kawasakiakira.net/2024/10/11/nihonhidankyo2024/】
日本被団協のノーベル平和賞受賞にあたって
日本被団協のノーベル平和賞受賞の報を聞き、心から喜んでいます。本当に嬉しいです。これまで、つらい記憶を思い出しながら、きつい体に鞭打ちながら、被爆の実相を語ってきてくださった一人一人のお顔が思い浮かびます。すでに亡くなられた方も数多くいます。そうしたお一人お一人のことを今、考えています。
今こそ世界は、被爆者の声に耳を傾けなければなりません。
ノルウェーノーベル委員会は、世界でまた核兵器が使われるかもしれないという危機的状況である今だからこそ、日本被団協に平和賞を授賞してくださったのだと思います。ヒロシマ・ナガサキを、世界のどこにおいても、決して繰り返してはなりません。
そしてまた、日本においても、戦争体験や被爆体験が風化している現実があります。政治家たちが、核抑止力の強化や、核共有までも口にしている状況です。日本被団協の平和賞受賞は、私たちが改めて、日本が唯一の戦争被爆国であリ、核兵器廃絶に向けて世界を主導する役割を担わなければならないということを思い起こす好機です。
日本は、核兵器禁止条約に署名・批准すべきです。日本政府は、日本被団協に祝辞を贈るのであれば、その中で、日本が核兵器条約への署名・批准を目指すことを明言すべきです。
私は、日本被団協の多くの被爆者の方々から、日本が手にした平和憲法、特に憲法9条がいかに大切であるかを教わってきました。私たちは今こそ、日本の戦後平和主義の原点に立ち返り、武力によらずに諸国民の信頼と国際協調によって平和を作るという原則を高く掲げるべきだと思います。
2024年10月11日
川崎哲
ピースボート共同代表
核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員
核兵器をなくす日本キャンペーン専務理事
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【↑ 『適菜収 それでもバカとは戦え/真相究明と責任追及を“大阪ノーサイド”なんて冗談じゃない』 (2020年11月14日、日刊ゲンダイ)】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281280) (2024年09月03日[火])
お維案件であることをお維はダンマリ。斎藤元彦兵庫県知事というお維案件、漸く多くの人々に知られるように。パワハラ体質、恫喝体質、デマ体質なお維、大阪「ト」知事三代なんてその典型。そして、お維とカネ (政治とカネではない。自民党とカネ同様に)。
昨日引用したリテラの記事のタイトルは【兵庫・斎藤知事問題で維新の責任を改めて検証! 局長を“自死”に追い詰めた維新県議、課長の自死は吉村肝煎り優勝パレードが原因か】。
『●#パワハラ体質 #恫喝体質 #デマ体質 なお維に何故に投票、何故に
支持できるのか…? 大阪から遠く離れた我が街にもお維が浸食…』
『●【吉村洋文知事の3つの大言壮語/今西憲之】《予算は膨張に膨張》
《阪神・オリックスの優勝に便乗するも》《空飛ぶクルマもトーンダウン》』
《■②阪神・オリックスの優勝に便乗するも …両球団が優勝を
決めると、吉村知事は9月22日、兵庫県の斎藤元彦知事らと
記者会見し、11月23日に大阪市と神戸市で両方のパレードを
開催することを発表した。その名称は、
「阪神タイガース、オリックス・バファローズ優勝記念
パレード2025年大阪・関西万博500日前!」
という不思議なものだった。両球団の優勝と万博は何も関係がない。
吉村知事は「関西を盛り上げ、万博にもつなげていきたい」など
と語っていたが……。》
『●斎藤元彦兵庫県知事、新たなお維案件…ホイッスル・ブロワー《組織の
不正をただす告発者が、守られる環境》が全く実現されていない悲劇』
『●今西憲之さん《組織内に隠された恥部をさらす警察官を立て続けに逮捕して
いる鹿児島県警に、「正義」はあるのか》? しかも、報道機関に家宅捜査!』
『●《警察の犯罪を中立的な立場から捜査する仕組みが存在しない》…報道
機関を家宅捜査し、 二人のホイッスル・ブロワーを逮捕する鹿児島県警』
《これはもはやそんな次元を超えた、公益通報者保護制度の破壊で
あり、報道の自由の侵害に他ならない》
《…鹿児島県警で今何が起きているのか、警察の身内の犯罪の隠蔽や
内部告発者の逮捕、メディアへの介入を許していいのか、
警察の犯罪は誰が取り締まるべきなのかなどについて、この問題を
取材しているジャーナリストの青木氏と、ジャーナリストの
神保哲生、社会学者の宮台真司が議論した》
『●《情報提供がもっぱら公益的な目的であり、なおかつ重大な違法行為を摘発
する目的である場合に限り、公務員は公務員法の守秘義務が免除され…》』
『●神保哲生さん《今回、警察の内部告発者2人が…小さなネットメディアを通報
先に選んだことを、既存のメディアは深刻に受け止める必要があるだろう》』
『●報道機関を家宅捜査し、ホイッスル・ブロワーを逮捕する鹿児島県警による
「民主主義社会の根幹を脅かす」大問題、もっと大騒ぎすべきなのでは?』
『●お維案件…斎藤元彦兵庫県知事《被害者ヅラまで…疑惑を隠すために元局長を
処分するという公益通報者保護法違反をはじめ、斎藤知事の責任の重さ…》』
明らかなお維案件。ホイッスル・ブロワー (元西播磨県民局長) を死に追いやったこと。大阪府とも絡んだ《「優勝パレード」問題》でも、兵庫県職員に犯罪を強要し、自死に追い込んだ。加えて、《維新批判に弱腰の在阪メディア…さらに、吉村知事や松井一郎・前大阪市長による滅茶苦茶なコロナ対応や大阪万博、カジノ問題に対しても、在阪メディアは切り込もうとしてこなかった。こうした維新の杜撰さやインチキぶりをしっかりと批判する在阪メディアがいない》という問題。そこからは、過去一度も、お維に《「改革」のイメージ》を持つことなど全く無い。《「身を切る」「新しい」「タブーなき」。そうした言葉で刷新感を出してきた》お維。あくまでも《感》に過ぎないのに、お維に投票する気持ちを理解できない。
太田理英子・木原育子両記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/斎藤元彦兵庫県知事をこき下ろし始めた維新の会 どっちも「パワハラ体質」なのでは…万博に不祥事に逆風続き】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/351783?rct=tokuhou)。《日本維新の会がぐらついている。大阪・関西万博や政治とカネを巡る対応に加え、兵庫県知事のパワハラ疑惑が打撃になっている。昨年、統一地方選で首都圏でも躍進し、次の衆院選では「野党第1党」と息巻いていた雰囲気とは随分違う。「改革」のイメージが薄れ、維新はこのまま失速していくのか。(太田理英子、木原育子)》
最大の問題は、ホイッスル・ブロワーにこんな酷い仕打ちをし、しかも…最悪の結果となったこと。デモクラシータイムスによると、迫っていたA氏 (元西播磨県民局長) の定年をわざわざ延長し、《男性を懲戒処分》した。さらに、もうお一人も、《課長の自死は吉村肝煎り優勝パレードが原因か》(リテラ)。《「優勝パレード」問題》、こんな犯罪行為を強要されては…《だが、告発文書では、その裏側でとんでもない協賛金集めがおこなわれていたと記されていた。〈信用金庫への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った。幹事社は■■信用金庫。具体の司令塔は片山副知事、実行者は産業労働部地域経済課。その他、■■バスなどからも便宜供与の見返りとしての寄附集めをした。パレードを担当した課長はこの一連の不正行為と大阪府との難しい調整に精神が持たず、うつ病を発症し、現在、病気療養中。〉(編集部注:伏せ字部分は原文では実名)》(リテラ)。《徹底追及すべきはもうひとりの犠牲者を出してしまった「優勝パレード」問題であることは論を俟たない》。
加えて、《そして、このように2名もの自殺者を生んでしまうような土壌をつくりあげた責任は、維新批判に弱腰の在阪メディアにもある》、《さらに、吉村知事や松井一郎・前大阪市長による滅茶苦茶なコロナ対応や大阪万博、カジノ問題に対しても、在阪メディアは切り込もうとしてこなかった。こうした維新の杜撰さやインチキぶりをしっかりと批判する在阪メディアがいないからこそ、維新はもちろん、維新系知事である斎藤知事も図に乗った言動を繰り返してきたのではないのか。》(リテラ)。
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/351783?rct=tokuhou】
こちら特報部
斎藤元彦兵庫県知事をこき下ろし始めた維新の会 どっちも「パワハラ体質」なのでは…万博に不祥事に逆風続き
2024年9月3日 12時00分
日本維新の会がぐらついている。大阪・関西万博や政治とカネを巡る対応に加え、兵庫県知事のパワハラ疑惑が打撃になっている。昨年、統一地方選で首都圏でも躍進し、次の衆院選では「野党第1党」と息巻いていた雰囲気とは随分違う。「改革」のイメージが薄れ、維新はこのまま失速していくのか。(太田理英子、木原育子)
◆疑惑の言動を「合理的な指示だった」と主張 辞職を否定
斎藤元彦兵庫県知事のパワハラ疑惑で、県議会の調査特別委員会(百条委員会)は8月30日、斎藤氏本人に初めて証人尋問した。
(8月30日、兵庫県議会の調査特別委員会(百条委員会)に
出席した斎藤元彦知事=YouTubeチャンネル
「兵庫県議会インターネット配信」から)
疑惑は元西播磨県民局長(7月に死亡)が3月、匿名の告発文を報道機関などに送付して発覚。斎藤氏は「うそ八百」として元局長を解任した。元局長は4月、県の公益通報窓口に同様の内容を通報。その調査が続いていたにもかかわらず、県は5月、元局長を停職3カ月の懲戒処分とした。
偽証罪も適用される百条委での発言が注目されたが、斎藤氏は「反省」を時折口にしつつ、「合理的な指示だった」などと従来の釈明を続けた。終了後は報道陣に続投の意向を示した。
◆維新県議が「思いやりない」と批判
疑惑を巡り、2021年の知事選で斎藤氏を推薦した日本維新の会にも厳しい視線が向けられている。
(吉村洋文大阪府知事(2023年撮影))
疑惑発覚当初、維新の県議団は百条委の設置に反対。党の共同代表を務める吉村洋文大阪府知事も、責任追及より真相解明を優先する立場を示していた。
ところが最近、対応が変化している。百条委で、維新の県議が斎藤氏を「職員とのコミュニケーションが足りず、思いやりもない。人望もない」と追及。党の藤田文武幹事長も8月31日、県議会で斎藤氏の不信任決議案を出すか否か、6日に開かれる百条委での同氏の答弁内容を踏まえて「最終判断する」と表明した。
◆「お膝元」で連敗、支持率も伸び悩み
「知事おろし」に含みを持たせる動きの背後にみえるのは、党勢の陰りだ。
23年統一地方選では首都圏でも勢力を急拡大。全国政党化を進め、次期衆院選での「野党第1党」との目標に向け、意気盛んだった。
(大阪・関西万博のシンボル「ミャクミャク」)
しかし、その後、誘致を主導した大阪・関西万博の費用膨張や政治資金規正法改正を巡る曖昧な対応に批判が集まった。4月以降、党のお膝元である大阪府の大東市長選などで敗北が続き、8月の箕面市長選では結党以来初めて、公認現職が首長選で落選した。メディアの世論調査でも党の支持率は伸び悩んでいる。
◆「衆院選は前回より厳しくなる」
苦境の中でのパワハラ疑惑は首都圏の同党議員らにも、動揺を与えている。
若手の政令市議は「統一選の時と比べ、明らかに逆風だと街頭活動で感じる。万博などに加え、さらに問題が一つ増えた」と嘆く。
(日本維新の会の馬場伸幸代表(2023年撮影))
東京都内の区議は「衆院選は前回より厳しくなる」とみる。「報道以上の情報がない」と困惑しつつ、党本部の対応について「疑惑が事実なら知事としてありえない行為で、党としてかばうべき点は見当たらない。不信任決議案以前に、自ら辞職させた方がいい」と意見する。
◆「強いはずの関西で守りの姿勢に」
別の党関係者は「百条委にかけられること自体が大きなマイナスになるという政治的影響を見通せていなかったのではないか。知事と距離を置く姿勢を示さず、擁護するイメージができてしまった」と党本部に厳しい目を向ける。
勢力の強い関西で党が守りの姿勢に徹していると批判。「古い体制に風穴をあけていく改革派として期待されたのが本来の維新。党本部がしっかりかじ取りをし、果敢に決断する姿勢を見せるべきだ」と求めた。
斎藤氏は02年に東大経済学部を卒業し、総務省に入省した。18年、維新の松井一郎知事時代の大阪府で財政課長になり、吉村知事時代の21年に退職し、自民と維新の推薦を受け、兵庫県知事選に出馬。混戦を制して初当選を果たした。
◆「自覚がないのがパワハラする人の特徴」
百条委の証人尋問で、斎藤氏は「厳しい上司だと思われていると思う。仕事は厳しくというのが私のスタイルだ」と語った。
(8月30日、兵庫県議会の調査特別委員会(百条委員会)で
質問する議員ら=YouTubeチャンネル
「兵庫県議会インターネット配信」から)
告発者の元局長に対する懲戒処分については「今も(不適切とは)思っていない。把握した時に誹謗(ひぼう)中傷性の高い文書と判断し、調査して処分した」と主張した。
産業医で、一般社団法人日本ストレスチェック協会(東京)の武神健之・代表理事は「パワハラをする人の特徴でもあるが、パワハラだと自覚してやっている人はほぼいない。斎藤知事の反応は典型的で、予想できる言葉だ」とした上で、「行為者が合理的だと思っていても、本人がパワハラか否かを認定するわけではなく、パワハラから除外されるわけでもない」。
◆「創設者」も圧力強めの発言連発
そもそも維新自体にパワハラ体質がないだろうか。
昨年6月には、大阪府議団の代表を務めた男性府議が、大阪市議の女性にセクハラやパワハラをしていたことが発覚し、党から除名された。思い返せば、維新の創設者である橋下徹氏も大阪府知事時代に、全国学力テストで自治体別の結果公表を巡り、ラジオの公開放送で「クソ教育委員会」とののしるなど高圧的な発言を連発してきた。
(橋下徹氏(2015年撮影))
橋下氏からテレビ番組で「学者は世間知らず」などと言い放たれてきた法政大の山口二郎教授(政治学)は「報道を見ている限り、斎藤知事は非常に自己中心的で公私混同も甚だしいようだ。いかにも維新的な要素がある」と批判。「元々公人としての何たるかもわかっていない集団が選挙に勝つことだけを追求してきたのが維新。権力を持ち、好き勝手をやるのでハラスメントになってしまう」
◆休みにチャットは「霞が関」体質
一方で、元神戸新聞記者で、ノンフィクションライターの松本創(はじむ)氏は少し違う見方を示す。「斎藤知事を担ごうと最初に動いていたのは自民で、維新は間隙(かんげき)を突いて乗っただけ。確かに維新はハラスメントのトラブルも目立つ党だが、安易に維新と斎藤氏を同質とすることには疑問がある」とし、斎藤知事が元総務官僚だったことを踏まえ、「むしろ霞が関官僚のパワハラ文化を受け継いでいるのでは。百条委でも指摘された、休日や深夜に部下にチャットを送る行為は霞が関官僚そのものだ」と指摘する。
(総務省が入る中央合同庁舎2号館)
松本氏は斎藤氏が知事になる前、大阪府財政課長だったころに、取材を通じて知り合った。「知事になった前と後での人物像があまりに違う」と語り、こう推し量った。「斎藤氏の元彦という名前は、祖父が将来は兵庫県知事になるようにと、1962〜70年に知事を務めた金井元彦氏から取って付けた。知事になるために生まれてきたとしてとらわれ過ぎ、実際に地位を得て豹変(ひょうへん)してしまったのかもしれない」
◆「国政政党として未成熟」
斎藤氏のパワハラ疑惑は、維新への逆風をさらに加速させるだろうか。
関西学院大の善教(ぜんきょう)将大教授(政治行動論)は「元々、斎藤氏は維新に近い知事と見られていた。そこに処分に対する反応の遅さが相まって、維新を問題視する人が増えた」と、その可能性を認めつつ、そもそも論を説く。
「維新は国政政党として未成熟。斎藤知事への対応から、維新はまだ政権を担える政党ではないという声が初めて出てきたわけではない。意外性よりは『ほらね』とあきれる印象をもつ人の方が多いのではないか」
◆デスクメモ
「身を切る」「新しい」「タブーなき」。そうした言葉で刷新感を出してきたのが維新だ。だがどうだろう。万博は開催ありきで批判をタブー化させたいようだし、身内は切るより守りたいようにみえる。歯切れよい物言いに踊らされぬよう、冷静に振る舞いを見定める必要がある。(北)
【関連記事】「公用車で後部座席から蹴られた」 兵庫の斎藤元彦知事パワハラ、職員多数が見聞きも…責任取らず続投のワケ
【関連記事】日本維新の会が「がけっぷち」 政治改革で自民に裏切られ、補選全敗、万博も失速…でも「単独で政権目指す」
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【↑ 『適菜収 それでもバカとは戦え/真相究明と責任追及を“大阪ノーサイド”なんて冗談じゃない』 (2020年11月14日、日刊ゲンダイ)】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281280) (2024年09月03日[火])
斎藤元彦兵庫県知事というお維案件、漸く多くの人々に知られるように。
最大の問題は、ホイッスル・ブロワーにこんな酷い仕打ちをし、しかも…最悪の結果となったこと。デモクラシータイムスによると、迫っていたA氏の定年をわざわざ延長し、《男性を懲戒処分》した。さらに、もうお一人も、《課長の自死は吉村肝煎り優勝パレードが原因か》(リテラ)。こんな犯罪行為を強要されては…《だが、告発文書では、その裏側でとんでもない協賛金集めがおこなわれていたと記されていた。〈信用金庫への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った。幹事社は■■信用金庫。具体の司令塔は片山副知事、実行者は産業労働部地域経済課。その他、■■バスなどからも便宜供与の見返りとしての寄附集めをした。パレードを担当した課長はこの一連の不正行為と大阪府との難しい調整に精神が持たず、うつ病を発症し、現在、病気療養中。〉(編集部注:伏せ字部分は原文では実名)》(リテラ)。《徹底追及すべきはもうひとりの犠牲者を出してしまった「優勝パレード」問題であることは論を俟たない》。
加えて、《そして、このように2名もの自殺者を生んでしまうような土壌をつくりあげた責任は、維新批判に弱腰の在阪メディアにもある》、《さらに、吉村知事や松井一郎・前大阪市長による滅茶苦茶なコロナ対応や大阪万博、カジノ問題に対しても、在阪メディアは切り込もうとしてこなかった。こうした維新の杜撰さやインチキぶりをしっかりと批判する在阪メディアがいないからこそ、維新はもちろん、維新系知事である斎藤知事も図に乗った言動を繰り返してきたのではないのか。》(リテラ)。
『●【吉村洋文知事の3つの大言壮語/今西憲之】《予算は膨張に膨張》
《阪神・オリックスの優勝に便乗するも》《空飛ぶクルマもトーンダウン》』
《■②阪神・オリックスの優勝に便乗するも …両球団が優勝を
決めると、吉村知事は9月22日、兵庫県の斎藤元彦知事らと
記者会見し、11月23日に大阪市と神戸市で両方のパレードを
開催することを発表した。その名称は、
「阪神タイガース、オリックス・バファローズ優勝記念
パレード2025年大阪・関西万博500日前!」
という不思議なものだった。両球団の優勝と万博は何も関係がない。
吉村知事は「関西を盛り上げ、万博にもつなげていきたい」など
と語っていたが……。》
『●斎藤元彦兵庫県知事、新たなお維案件…ホイッスル・ブロワー《組織の
不正をただす告発者が、守られる環境》が全く実現されていない悲劇』
『●今西憲之さん《組織内に隠された恥部をさらす警察官を立て続けに逮捕して
いる鹿児島県警に、「正義」はあるのか》? しかも、報道機関に家宅捜査!』
『●《警察の犯罪を中立的な立場から捜査する仕組みが存在しない》…報道
機関を家宅捜査し、 二人のホイッスル・ブロワーを逮捕する鹿児島県警』
《これはもはやそんな次元を超えた、公益通報者保護制度の破壊で
あり、報道の自由の侵害に他ならない》
《…鹿児島県警で今何が起きているのか、警察の身内の犯罪の隠蔽や
内部告発者の逮捕、メディアへの介入を許していいのか、
警察の犯罪は誰が取り締まるべきなのかなどについて、この問題を
取材しているジャーナリストの青木氏と、ジャーナリストの
神保哲生、社会学者の宮台真司が議論した》
『●《情報提供がもっぱら公益的な目的であり、なおかつ重大な違法行為を摘発
する目的である場合に限り、公務員は公務員法の守秘義務が免除され…》』
『●神保哲生さん《今回、警察の内部告発者2人が…小さなネットメディアを通報
先に選んだことを、既存のメディアは深刻に受け止める必要があるだろう》』
『●報道機関を家宅捜査し、ホイッスル・ブロワーを逮捕する鹿児島県警による
「民主主義社会の根幹を脅かす」大問題、もっと大騒ぎすべきなのでは?』
リテラの記事【兵庫・斎藤知事問題で維新の責任を改めて検証! 局長を“自死”に追い詰めた維新県議、課長の自死は吉村肝煎り優勝パレードが原因か】(https://lite-ra.com/2024/09/post-6343.html)によると、《いつまで知事の座にしがみつく気なのか。パワハラなどの疑惑を内部告発された斎藤元彦・兵庫県知事が8月30日、県議会の百条委員会にはじめて出席したが、自殺した元西播磨県民局長の処分を「適切だった」と言い張り、挙げ句、告発文書について「文書を見たとき大変ショックだった」「つらい思いをした」などと被害者ヅラまでしたからだ。疑惑を隠すために元局長を処分するという公益通報者保護法違反をはじめ、斎藤知事の責任の重さは言うに及ばないが、いま一度確認しておきたいのは「維新の非道さ」だ》。
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【https://lite-ra.com/2024/09/post-6343.html】
兵庫・斎藤知事問題で維新の責任を改めて検証! 局長を“自死”に追い詰めた維新県議、課長の自死は吉村肝煎り優勝パレードが原因か
2024.09.02 07:50
(兵庫県HPより)
いつまで知事の座にしがみつく気なのか。パワハラなどの疑惑を内部告発された斎藤元彦・兵庫県知事が8月30日、県議会の百条委員会にはじめて出席したが、自殺した元西播磨県民局長の処分を「適切だった」と言い張り、挙げ句、告発文書について「文書を見たとき大変ショックだった」「つらい思いをした」などと被害者ヅラまでしたからだ。
疑惑を隠すために元局長を処分するという公益通報者保護法違反をはじめ、斎藤知事の責任の重さは言うに及ばないが、いま一度確認しておきたいのは「維新の非道さ」だ。
8月25日におこなわれた箕面市長選では現職の維新候補が大敗を期し、大阪府内の首長選挙では初めて維新の現職が敗れるという結果に終わった。この惨敗を受け、吉村洋文・大阪府知事も態度を一変。これまで斎藤知事について「パワハラと言われるようなことはしていないと聞いている」などと話していたにもかかわらず、選挙後の27日には斎藤知事の辞職勧告や不信任決議の検討について「当然その可能性はありうる」と方針転換した。
一方、日本維新の会の藤田文武幹事長は28日、「極悪な知事がいて、それを糾弾しないといけないっていう状況ではないと思う」などと擁護を展開。そればかりか、「県庁にも非常に問題もあるし、百条委員会にも相当問題がある」などとお門違いの非難を繰り出したのだ。
選挙に負けて手のひらを返したかと思えば、この期に及んでも斎藤知事を「糾弾するほどではない」と庇い、県庁や百条委への批判で論点をずらそうとする……。いかにも維新らしい態度だが、忘れてはならないのは、元局長を自殺に追い込んだ要因には維新の存在もあった、と考えられることだ。
実際、内部告発の文書をめぐっては、知事の側近だった片山安孝・前副知事が元局長の公用パソコンを押収し、プライベートな情報を入手。その私的な情報を井ノ本知明・前総務部長らが県議らに漏していた疑いがあると報じられているが、6月14日に開かれた百条委の初会合では維新所属の県議が「人事課の調査、そこから得られた資料は全て開示をしていただきたい」と発言。また、同時期には維新の県議が「元局長をつるし上げてやる」といった発言をしていたのを聞いたという証言もあったという(「AERA.dot」7月13日付)。議会関係者は「元局長の耳には、維新がすべての開示を求めているという情報も入っていたと思います」と語っているが、その後、7月7日に元局長は「死をもって抗議する」というメッセージを遺して自死している。
ちなみに、百条委で元局長のパソコンに入っていたすべての資料を公開すべきと主張したのは維新の岸口実県議と増山誠県議だが、岸口県議は百条委の副委員長を務めており、増山県議は23日におこなわれた百条委の記者会見でも斎藤知事を擁護する発言をしていた。藤田幹事長は「百条委にも相当問題がある」と述べたが、問題があるとすれば、内部告発者を窮地に立たせるような言動を取ってきた維新県議がいまだに百条委メンバーに入っていることだろう。
■阪神・オリックス優勝パレードめぐる不正疑惑に大阪府が関与していた可能性は?
しかも、重要なのは、元局長が内部告発文書のなかで言及していた「阪神・オリックス優勝パレード」の疑惑だ。
ご存知のとおり、吉村知事は昨年、斎藤知事らとともに、大阪万博の機運醸成を狙って阪神タイガースとオリックス・バッファローズの「優勝パレード」の開催をぶち上げた。その際、開催にかかる資金に公費は投入しないとし、資金確保のためクラウドファンディングで5億円を集めることを目標に掲げたが、集まった金額は1億円程度。最終的に大阪府と兵庫県が地元企業から約5億円の協賛金を集めて賄った。
だが、告発文書では、その裏側でとんでもない協賛金集めがおこなわれていたと記されていた。
〈信用金庫への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った。幹事社は■■信用金庫。具体の司令塔は片山副知事、実行者は産業労働部地域経済課。その他、■■バスなどからも便宜供与の見返りとしての寄附集めをした。パレードを担当した課長はこの一連の不正行為と大阪府との難しい調整に精神が持たず、うつ病を発症し、現在、病気療養中。〉(編集部注:伏せ字部分は原文では実名)
県が補助金を増額し、それを協賛金としてキックバックさせていた。これがもし事実であれば違法性も問われかねない公費の不正支出だが、実際、補助金の予算は当初1億円だったにもかかわらず、片山副知事の指示によって4億円に増額。その指示がおこなわれた翌日以降、県内11の信用金庫がパレード開催のための資金を寄付していたことがわかっている。ようするに、告発文書にあったキックバック疑惑が事実であった可能性が深まってきているのだ。
さらに重大なのは、告発文書で「病気療養中」とされていた課長についてだ。このパレード担当の課長は、今年4月20日に急死。斎藤知事の疑惑追及が強まったあとの7月23日になってようやく死亡が公表され、元局長と同じく自殺とみられているが、注目すべきは、告発文書において「大阪府との難しい調整に精神が持たず」と言及されていること。つまり、優勝パレードの協賛金集めをめぐるキックバック疑惑には、大阪府も関与していた可能性も考えられるということだ。
なぜ、維新は党がギリギリに追い詰められるまで斎藤知事を庇ってきたのか。もしかして、その理由は、吉村知事が大阪万博のPRのためにぶち上げた「優勝パレード」の裏側でおこなわれた協賛金集めにあるのではないか──そうした疑念も浮かんでくるだろう。パワハラ疑惑の真偽も重要だが、徹底追及すべきはもうひとりの犠牲者を出してしまった「優勝パレード」問題であることは論を俟たない。
そして、このように2名もの自殺者を生んでしまうような土壌をつくりあげた責任は、維新批判に弱腰の在阪メディアにもある。たとえば、大阪維新では昨年5月、大阪府議団代表によるパワハラ、セクハラが発覚したが、ハラスメント調査の結果公表までに7カ月も要したうえ、ハラスメントとして認定した5件の詳細を一切明らかにしなかった。さらに、吉村知事や松井一郎・前大阪市長による滅茶苦茶なコロナ対応や大阪万博、カジノ問題に対しても、在阪メディアは切り込もうとしてこなかった。
こうした維新の杜撰さやインチキぶりをしっかりと批判する在阪メディアがいないからこそ、維新はもちろん、維新系知事である斎藤知事も図に乗った言動を繰り返してきたのではないのか。
国政政党としても地域政党としても勢いを失い、ようやく維新批判をはじめた在阪メディアだが、これまで維新を持ち上げてきたことの責任は極めて重いとあらためて指摘しておきたい。
(編集部)
最終更新:2024.09.02 08:16
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【↑ 『適菜収 それでもバカとは戦え/真相究明と責任追及を“大阪ノーサイド”なんて冗談じゃない』 (2020年11月14日、日刊ゲンダイ)】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281280)(2024年08月21日[水])
「関西生コン事件」、《民主主義の危機…労働組合活動に対する恣意的な法執行や長期間の身体拘束》。
デモクラシータイムスの【関西生コン事件 仰天の現場証言~無罪の被告人と兵糧攻めされる業者【竹信三恵子の信じられないホントの話】20240806】(https://www.youtube.com/watch?v=T1q_RnUBSqg) の3人の出演者の皆さんが強調されていることは、もっとこの事件が知られるべきということ。ブログ主が強調したいことは、不当・不法な労働組合 (産業別労働組合) 活動潰しのための完全なるでっち上げ事件と云うこと。最近漸くと、続々と無罪判決が出ています。そもそも、正当な組合活動を「反社」のように警察や検察が在りもしない事件としてでっち上げたもの。ハウスユニオンにありがちな《企業内の御用組合を養成する政策》を進める一方で、産業別労働組合をつぶしたいという意図が透けて見える。
さらなる問題は「生コン事業者の協同組合」、つまり、大阪広域生コンクリート協同組合。関生=「全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部(関生支部)」とは別の「生コン事業者の協同組合」。関西生コン労働組合とは別物の、この協同組合とお維との癒着関係、「闇」ももっと知られるべき。大阪の生コン価格は全国一で、他所と比べて不当に高い。理由は何か?
これまで何回かブログに書いてきたのだが ――― このでっち上げ労働組合弾圧事件をいつも持ち出すお維。嘘でもデマでもたれ流し、選挙にさえ勝てばいいというお維。この問題「関西生コン事件」に(おそらく氏の勘違いで?)絡んでいる足立康史氏(松井一郎第二代大阪「ト」知事との不仲の一因か?)が、お維の無法 (不法?) 行為を指摘したにもかかわらず、逆に、半年間の党員資格停止処分だそうだ…複雑な気分で、どう受け止めていいのやら。まぁ、それほどお維はデタラメということでもある。まさに《反社》 ―――。
《「公権力が、労組を暴力団と同じ論理に当てはめてやってくる」》。「労組は反社?」…いやいや、カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党やお維こそが《反社》でしょ!? 見誤ってはいけない! この事件の本質的教訓はニーメラー牧師の『ナチスが最初共産主義者を攻撃した時』…:
「…彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は労働組合員ではなかったから
そして、彼らが私を攻撃したとき、
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった」
前述の「(おそらく氏の勘違いで?)絡んでいる足立康史氏(松井一郎第二代大阪「ト」知事との不仲の一因か?)」というのは、足立康史氏が「生コン事業者の協同組合」=大阪広域生コンクリート協同組合を関生=「全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部(関生支部)」と勘違いして批判したことで、松井一郎第二代大阪「ト」知事が激怒したというもの。「生コン事業者の協同組合」=大阪広域生コンクリート協同組合が不当に生コン価格を吊り上げ、お維と癒着することで、おそらく、お維にキックバックしていると推測される。少なくとも、お維への献金やパーティー券の購入など。その協同組合の闇 (価格吊り上げ、お維との癒着) に気づかず、足立康史氏が関生の労働組合活動をその協同組合がやっていることと勘違いして協同組合を批判してしまい、松井一郎第二代大阪「ト」知事の逆鱗に触れたというもの。この協働組合とお維、特に、松井一郎第二代大阪「ト」知事はズブズブだということ。夢洲でのお維祭りや賭場開帳には大量の生コンが必要ですものね。
この辺の事情は、西谷文和さんの【路上のラジオ】をどうぞ。【西谷文和 路上のラジオ Vol.163/大椿ゆうこさん「大阪万博、維新と大阪広域生コン協同組合が癒着? その謎に迫る。」】(https://www.radiostreet.net/radio/1735/)。《そして今、まさに大阪万博・カジノの大型受注もある中、この大阪広域生コンクリート協同組合の理事長ら幹部と、大阪吉村知事、松井前市長他、大阪維新の要職との深い関係がささやかれているというのです。そしてなぜか、この生コンをめぐって維新の会の足立康史議員と松井前市長がネット上で罵倒し合うという事態になっています。この広域組合は、ヘイトスピーチなどを繰り返す排外主義者の団体とのつながりもあるとも言われています。大阪万博やカジノ建設にからみ、このような汚い利権がうごめいていることは看過することができないと、大椿さんは今、参議院議員として一生懸命に情報を集め、国会に質問主意書の提出などして、この問題を追及する準備を進めています》。
『●竹信三恵子さん《声をあげない限りどんどんやられていく。
…ニーメラーの警告を無視してはいけない》』
《関西地区生コンに対する弾圧とは、2017年末に関西生コン支部が
行ったストライキ決行を契機に、現在まで、のべ58名の逮捕者が
出ている事件を指す。労働組合としての当然の行為である
ストライキに対し、警察、裁判所、検察が一体となった弾圧行為が
行われている…集会参加者の一人、ジャーナリストの竹信三恵子さん
…はドイツの牧師マルティン・ニーメラーの詩を引用した…
「…彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった/
私は労働組合員ではなかったから/そして、彼らが私を攻撃したとき、
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった」》
『●ニーメラー牧師「ナチスが最初共産主義者を攻撃した時」…
高江や辺野古が破壊された時、「関生」が狙われた時…』
《▼日本も労組が標的になる段階まできた。生コン車の運転手らで
つくる連帯ユニオン関西地区生コン支部、通称「関生(かんなま)」。
組合員らの逮捕は延べ85人、委員長と副委員長の勾留は
28日で1年になる》
『●木下昌明さん《ケン・ローチの『家族を想うとき』はすごい。
しかし、働くものにとってはやりきれなさが残るかもしれない》』
『●風見鶏氏・中曽根康弘元首相《左派労働運動(総評)を
つぶし、社会党をつぶすことまで意図していたとあけすけに…》』
『●《足立議員は…「…」を犯罪者集団であるかのように取り上げ、「破防法
を適用すべき」とまで主張…だったら、まず維新に適用すべき》』
『●《連合が労働者にとって何の役にも立たない為政者の腰巾着…労働
運動が鳴りを潜め、新自由主義政策のもとで資本のやりたい放題が横行》』
『●トンデモなお維とカルトな統一協会、なんという相性の良さでしょう…
「統一協会の反社会的行動を批判」が「宗教弾圧」だと叫ぶ「ト」なお維』
『●《〈関連団体とは存じ上げませんでした〉…「統一教会の何が問題
なのか正確に承知していません」…しらじらしいにも程がある》お維』
『●《関西生コン事件とは何だったのか》? 漸く《労働組合としての正当
な行為が犯罪とされていたことが明らかとなる無罪判決が出るように》』
『●「関西生コン事件」《民主主義の危機…労働組合活動に対する恣意的な法
執行や長期間の身体拘束》…ナチスが「労働組合員たちを攻撃したとき…」』
「山田祐一郎記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/保育園に
入れるための就労証明が犯罪? 労組は反社? 逆転無罪が相次ぐ
「関西生コン事件」が示す民主主義の危機】」
『●関西生コン事件…「警察・検察による組合つぶし」「検察官、警察官に
よる誤った法解釈と偏見に基づく見立ての下に作り上げられた冤罪事件」』
「…彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は労働組合員ではなかったから
そして、彼らが私を攻撃したとき、
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった」
【関西生コン事件 仰天の現場証言~無罪の被告人と兵糧攻めされる業者【竹信三恵子の信じられないホントの話】20240806】
(https://youtu.be/T1q_RnUBSqg)
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【https://www.youtube.com/watch?v=T1q_RnUBSqg】
関西生コン事件 仰天の現場証言~無罪の被告人と兵糧攻めされる業者【竹信三恵子の信じられないホントの話】20240806
経済ジャーナリスト竹信三恵子のほとんど報道されない大事な「関西生コン事件」の解説。刑事裁判で無罪になった二人の組合員と、組合員を雇った、組合員に仕事を出したことを背景にセメントの販売を拒絶され兵糧攻めにあっているセメント製造業者のご本人からお話を聞きました。
過激な労組の暴力事件のイメージを振りまいた関西生コン事件、ここにきて「正当な労働組合活動」にいちゃもんをつけて公安や組織犯罪担当の警察や検察が無理な事件を作ってきたこと、その本質は日本には珍しい「産業別労働組合」潰しであったことが明らかになってきました。
また、労働組合を潰すために、中小生コン業者の団体である協同組合が大手セメント会社住友セメントと結託してセメント販売店に圧力をかけ、組合員を雇用したり組合員に仕事を出したりしている生コン製造業者に対して出荷を拒絶させる「兵糧攻め」をしていたことも明らかになりました。
「関西生コン事件」は、大阪や関西での労組と事業者組合の紛争ではなく、戦前から続く「産別組合」と経済界・政府の対立の突端だったのです。ほとんど知られていないことですが、戦前の日本では産業別労働組合が主流でした。政府はこれが反政府的な運動となることを恐れながら、他方で国際連盟に加盟するために「労働組合」を認める必要があり、その結果、産別組合には治安維持法を適用する等苛烈な弾圧をし、他方で企業内の御用組合を養成する政策をとってきました。その図式は、今も残っています。歴史の経過を含めて詳しく解説します。
2024年8月6日 収録
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【↑ 『適菜収 それでもバカとは戦え/真相究明と責任追及を“大阪ノーサイド”なんて冗談じゃない』 (2020年11月14日、日刊ゲンダイ)】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281280)/
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(2024年07月15日[月])
「関西生コン事件」《民主主義の危機…労働組合活動に対する恣意的な法執行や長期間の身体拘束》…ナチスが「労働組合員たちを攻撃したとき…」。
(こちら特報部)《海渡雄一弁護士は…「この事件は、検察官、警察官による誤った法解釈と偏見に基づく見立ての下に作り上げられた冤罪(えんざい)事件だ」》と。
『●「関西生コン事件」《民主主義の危機…労働組合活動に対する恣意的な法
執行や長期間の身体拘束》…ナチスが「労働組合員たちを攻撃したとき…」』
「山田祐一郎記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/保育園に
入れるための就労証明が犯罪? 労組は反社? 逆転無罪が相次ぐ
「関西生コン事件」が示す民主主義の危機】」
山田祐一郎記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/「たった一度のビラまきで逮捕」 関西生コン事件訴訟の原告側が冤罪と訴える「警察と検察の組合つぶし」】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/340168?rct=tokuhou)。《2018年以降、「全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部(関生支部)」の組合員が相次いで逮捕、起訴された問題。労働組合や組合員らが国などを相手取り、一連の捜査が憲法や労働組合法が保障する団結権を侵害し、恣意(しい)的な拘禁に当たるなどとして国家賠償を求めた訴訟の口頭弁論が11日、東京地裁であった。意見陳述で原告の組合員、弁護団が「この事件は警察・検察による組合つぶしだ」と訴えた。(山田祐一郎)》
このでっち上げ労働組合弾圧事件をいつも持ち出すお維。嘘でもデマでもたれ流し、選挙にさえ勝てばいいというお維。この問題「関西生コン事件」に(おそらく氏の勘違いで?)絡んでいる足立康史氏(松井一郎第二代大阪「ト」知事との不仲の一因か?)が、お維の無法 (不法?) 行為を指摘したにもかかわらず、逆に、半年間の党員資格停止処分だそうだ…複雑な気分で、どう受け止めていいのやら。まぁ、それほどお維はデタラメということでもある。まさに《反社》。
《「公権力が、労組を暴力団と同じ論理に当てはめてやってくる」》。「労組は反社?」…いやいや、カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党やお維こそが《反社》でしょ!? 見誤ってはいけない! この事件の本質的教訓はニーメラー牧師の『ナチスが最初共産主義者を攻撃した時』…:
「…彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は労働組合員ではなかったから
そして、彼らが私を攻撃したとき、
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった」
《関西生コン事件とは何だったのか》? 漸く《労働組合としての正当な行為が犯罪とされていたことが明らかとなる無罪判決が出るようになりました》。ここまででっち上げをし、憲法や労働組合法を無視する警察や検察、外野連中。《関西生コン事件とは何だったのか》? 《「共謀罪適用のリハーサルだ」》。
『●竹信三恵子さん《声をあげない限りどんどんやられていく。
…ニーメラーの警告を無視してはいけない》』
《関西地区生コンに対する弾圧とは、2017年末に関西生コン支部が
行ったストライキ決行を契機に、現在まで、のべ58名の逮捕者が
出ている事件を指す。労働組合としての当然の行為である
ストライキに対し、警察、裁判所、検察が一体となった弾圧行為が
行われている…集会参加者の一人、ジャーナリストの竹信三恵子さん
…はドイツの牧師マルティン・ニーメラーの詩を引用した…
「…彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった/
私は労働組合員ではなかったから/そして、彼らが私を攻撃したとき、
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった」》
『●ニーメラー牧師「ナチスが最初共産主義者を攻撃した時」…
高江や辺野古が破壊された時、「関生」が狙われた時…』
《▼日本も労組が標的になる段階まできた。生コン車の運転手らで
つくる連帯ユニオン関西地区生コン支部、通称「関生(かんなま)」。
組合員らの逮捕は延べ85人、委員長と副委員長の勾留は
28日で1年になる》
『●木下昌明さん《ケン・ローチの『家族を想うとき』はすごい。
しかし、働くものにとってはやりきれなさが残るかもしれない》』
『●風見鶏氏・中曽根康弘元首相《左派労働運動(総評)を
つぶし、社会党をつぶすことまで意図していたとあけすけに…》』
『●《足立議員は…「…」を犯罪者集団であるかのように取り上げ、「破防法
を適用すべき」とまで主張…だったら、まず維新に適用すべき》』
『●《連合が労働者にとって何の役にも立たない為政者の腰巾着…労働
運動が鳴りを潜め、新自由主義政策のもとで資本のやりたい放題が横行》』
『●トンデモなお維とカルトな統一協会、なんという相性の良さでしょう…
「統一協会の反社会的行動を批判」が「宗教弾圧」だと叫ぶ「ト」なお維』
『●《〈関連団体とは存じ上げませんでした〉…「統一教会の何が問題
なのか正確に承知していません」…しらじらしいにも程がある》お維』
『●《関西生コン事件とは何だったのか》? 漸く《労働組合としての正当
な行為が犯罪とされていたことが明らかとなる無罪判決が出るように》』
『●「関西生コン事件」《民主主義の危機…労働組合活動に対する恣意的な法
執行や長期間の身体拘束》…ナチスが「労働組合員たちを攻撃したとき…」』
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/340168?rct=tokuhou】
こちら特報部
「たった一度のビラまきで逮捕」 関西生コン事件訴訟の原告側が冤罪と訴える「警察と検察の組合つぶし」
2024年7月15日 12時00分
2018年以降、「全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部(関生支部)」の組合員が相次いで逮捕、起訴された問題。労働組合や組合員らが国などを相手取り、一連の捜査が憲法や労働組合法が保障する団結権を侵害し、恣意(しい)的な拘禁に当たるなどとして国家賠償を求めた訴訟の口頭弁論が11日、東京地裁であった。意見陳述で原告の組合員、弁護団が「この事件は警察・検察による組合つぶしだ」と訴えた。(山田祐一郎)
◆「人質司法がまかり通っていることに幻滅している」
(東京地裁(資料写真))
「たった一度のビラまきで逮捕される世の中になったことにびっくりしている」。原告の一人の西山直洋執行委員が証言台の前に立ち、こう訴えた。工事現場で業者の法令違反を指摘する「コンプライアンス活動」の一環でビラ配布に参加したことで2019年2月に滋賀県警に逮捕され、恐喝未遂罪で起訴された。
この事件での保釈が認められたのは、約7カ月後。「保釈には、自分の事件以外の条件が多く付けられていた。接触禁止となる関係者は100人以上だ。5年間、身動きができない状態で不安定な生活を強いられた。このような人質司法がまかり通っていることに幻滅している」
保釈後、2カ月足らずで別の強要未遂、威力業務妨害事件で和歌山県警に逮捕されたが、不起訴となった。ビラ配布についても今年2月、大阪高裁の無罪判決が確定した。「このような勾留を警察、検察は何とも思わないのか。無罪が確定しても一切反省していない」と強調した。
◆8回の起訴、勾留日数は644日に
計8回起訴され、勾留日数が644日に及んだ湯川裕司執行委員長は、昨年夏に国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会の調査チームと面談したことを明かした。今年5月に公表された報告書が一連の事件について取り上げ、「企業の人権尊重を確実にするための公正で合法的な職場慣行を促進する上で労働組合が重要な役割を担う」と強調したことを指摘し、「国連機関も強い関心を寄せていることを知ってもらいたい」と述べた。
一連の事件では、組合員66人が起訴されたが、この1年間で3件11人の無罪判決(一部無罪を含む)が確定している。「判決が確定した5件のうち3件で無罪が出ている。有罪率99.9%の日本で驚くほどの無罪率が何を意味するのか着目してほしい」
◆弁護団は「冤罪」強調、国や自治体は違法性を否定
「この事件は生コン業界と警察・検察が一体となった組合つぶしだ」と話した湯川さん。取り調べで検察官が組合員に対し、組合からの脱退を迫っていたとし、国賠訴訟で録画された取り調べの様子を明らかにするよう求めた。
関生支部は、ミキサー車運転手らが個人で加盟できる産業別労働組合で、団体交渉で勝ち取った労働条件を業界全体に適用する。組合員が有罪となった事件では、同支部の組合活動が、憲法28条の団結権等の保障を受けた正当な行為であることが認められなかった。
(国賠訴訟の口頭弁論を前に記者会見する原告と弁護団
=6月27日、東京・霞が関の司法記者クラブで)
法廷で意見を述べた弁護団の海渡雄一弁護士は「拡散した動画などで関生支部が反社会組織であるかのような宣伝がされ、大手メディアが報じてこなかった。事件を公に論評することも困難な社会的風潮ができあがっていた」と説明。「この事件は、検察官、警察官による誤った法解釈と偏見に基づく見立ての下に作り上げられた冤罪(えんざい)事件だ」とした。
被告となっている国と京都府、滋賀県、和歌山県はいずれも勾留や取り調べの違法性を否定。「(原告側の)身柄勾留の長期化を企図した『恣意的拘禁』との主張は何ら根拠のない臆測で理由がない」などと主張している。
【関連記事】保育園に入れるための就労証明が犯罪? 労組は反社? 逆転無罪が相次ぐ「関西生コン事件」が示す民主主義の危機
【関連記事】<Q&A>ストライキ、なぜ日本では少ない? 異例のそごう・西武問題
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【↑ 『適菜収 それでもバカとは戦え/真相究明と責任追及を“大阪ノーサイド”なんて冗談じゃない』 (2020年11月14日、日刊ゲンダイ)】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281280) (2024年07月17日[水])
これまたお維…。新たなるお維案件。その内容があまりに酷い。
『●【吉村洋文知事の3つの大言壮語/今西憲之】《予算は膨張に膨張》
《阪神・オリックスの優勝に便乗するも》《空飛ぶクルマもトーンダウン》』
《■②阪神・オリックスの優勝に便乗するも …両球団が優勝を
決めると、吉村知事は9月22日、兵庫県の斎藤元彦知事らと
記者会見し、11月23日に大阪市と神戸市で両方のパレードを
開催することを発表した。その名称は、
「阪神タイガース、オリックス・バファローズ優勝記念
パレード2025年大阪・関西万博500日前!」
という不思議なものだった。両球団の優勝と万博は何も関係がない。
吉村知事は「関西を盛り上げ、万博にもつなげていきたい」など
と語っていたが……。》
リテラの記事【兵庫・斎藤知事の「パワハラ告発職員」追いつめに維新県議が協力していた! 職員は吉村知事肝いり「阪神優勝パレード」めぐる疑惑も告発】(https://lite-ra.com/2024/07/post-6339.html)。《日に日に世間の批判が高まっている、兵庫県の斎藤元彦知事の「パワハラ疑惑」。今月7日、斎藤知事のパワハラなどを告発した元西播磨県民局長のA氏が自ら命を絶ったことが判明し、昨日12日には右腕だった片山安孝副知事が辞職の意向を表明したが、それでも斎藤知事は「県職員などとの信頼関係を再構築して県政を立て直す」などと宣言。この期に及んでも知事の座にしがみつこうとする姿勢に、ネット上では大きな非難の声があがっている》。
なんでこんなお維の知事を選んでしまったのか、支持・投票した兵庫県民の皆さん、投票に行かないことで間接的に支持してしまった兵庫県の皆さん。
ホイッスル・ブロワーにこんな酷い仕打ちをし、しかも…最悪の結果だ。デモクラシータイムスによると、迫っていたA氏の定年をわざわざ延長し、《男性を懲戒処分》したと聞く(【イメージに翻弄される選挙 内部告発の地獄 WeN20240713】(https://www.youtube.com/watch?v=7sKQDXDM-Gk))。これまたお維だ。お維は一体どうなっているのか?
山田雄之・西田直晃両記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/知事を告発した職員を「死をもって抗議」に追い込んだ兵庫県の「懲戒」 公益通報者を守れぬ「保護法」の実態】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/340442)。《パワハラや物品の授受を巡る兵庫県知事の疑惑を告発した県幹部の男性が、県議会の調査特別委員会(百条委)への証人出席を前に亡くなった。改正公益通報者保護法は通報者捜しや不利益な扱いを禁じているが、県は公益通報とは別に調査を行い、男性を懲戒処分としていた。組織の不正をただす告発者が、守られる環境を実現するには。(山田雄之、西田直晃) 「3年前に多くの負託を受けた」「県政を前に進めることが、私の責任の取り方」。1時間40分に及んだ16日の斎藤元彦兵庫県知事の定例記者会見。進退を問われるたび、硬い表情で繰り返し辞職を否定した》。
『●「たちかぜ」海自イジメの隠蔽と、
そして、ホイッスル・ブロワーへの第二のイジメ進行中』
《内部告発した三等海佐は海自で懲戒処分の審理対象になり
厳しい立場に追い込まれている。機密情報を漏らした公務員への罰則を
強化する特定秘密保護法の成立は、機密性のない情報の内部告発までも
萎縮させるおそれもあり今後こうした告発者はますます出にくくなりそうだ》
《自衛隊全体では「いじめ」による自殺も問題になっている。九九年、
護衛艦「さわぎり」乗員の三等海曹の自殺、〇五年航空自衛隊浜松基地の
三等空曹の自殺は、ともに上官による「いじめ」が裁判で指摘された》
『●ヤンキーと法律無知相…「閣僚の不用意発言が続発したが、
一気に内閣のレベルを下げた2人は特筆すべき」』
「最近であれば、特に、《ヤンキーと法律無知の法相…この内閣も
閣僚の不用意発言が続発したが、一気に内閣のレベルを下げた
2人は特筆すべきだ》。文科副大臣が堂々と
ホイッスル・ブロワーを恫喝、恐喝。教育を担当する資格無し。」
『●防衛大学校の《教育》、《指導》という名のいじめ、暴行 ―――
国にも責任あり。一審福岡地裁判決を変更した、当り前の福岡高裁判決』
『●トドメのサクラ…「私人」にオトモダチ招待「枠」? 《政府は
「首相夫人は公人ではなく私人」とする答弁書を閣議決定》』
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【https://lite-ra.com/2024/07/post-6339.html】
兵庫・斎藤知事の「パワハラ告発職員」追いつめに維新県議が協力していた! 職員は吉村知事肝いり「阪神優勝パレード」めぐる疑惑も告発
2024.07.13 09:19
(兵庫県HPより)
日に日に世間の批判が高まっている、兵庫県の斎藤元彦知事の「パワハラ疑惑」。今月7日、斎藤知事のパワハラなどを告発した元西播磨県民局長のA氏が自ら命を絶ったことが判明し、昨日12日には右腕だった片山安孝副知事が辞職の意向を表明したが、それでも斎藤知事は「県職員などとの信頼関係を再構築して県政を立て直す」などと宣言。この期に及んでも知事の座にしがみつこうとする姿勢に、ネット上では大きな非難の声があがっている。
そもそも斎藤知事はこれまでも、強権的なパワハラ体質を全開にしてきた。実際、聞き取り調査もおこなわれていない段階から記者会見で告発文書について「嘘八百」「事実無根」とがなり立てた上、「当該文書をSNSなどを通じて公然に流布することが法的な措置の対象になるのでご注意いただきたい」と記者たちを“恫喝”。5月には内部調査の結果として「文書の内容は合理的根拠がなく、誹謗中傷に当たる」と認定し、A氏に停職3カ月の懲戒処分を下したが、その後、内部調査に協力した弁護士が、じつは告発文書内で斎藤知事の政治資金疑惑を指摘された県信用保証協会の顧問弁護士だったことまで発覚した。ようするに、利害関係者に内部調査を担わせていたのだ。
斎藤知事といえば、2018年に総務省から大阪府へ出向し、財政課長として当時大阪府知事だった松井一郎氏や吉村洋文氏に仕えてきた人物で、2021年の県知事選では維新と自民が斎藤氏を推薦、大阪以外では初の「維新系知事」となった人物。裏付けもないままに「事実無根」などと言い放つ姿勢や、記者への恫喝、パワハラ隠蔽といった言動は、まさしく吉村・大阪府知事や松井氏を彷彿とさせるものだ。
だが、今回の「パワハラ自殺」事件についていうと、斎藤知事と維新は単に体質が似ているというレベルの話ではない。自殺した元幹部職員A氏は、パワハラ以外に、吉村知事がぶちあげた施策にからむ県の疑惑を告発しており、維新の県議らが斎藤知事と一体となって、A氏の口封じをしようとしていたのではないか、という見方が流れているのだ。
実際、ここにきて、維新の県議らが、告発をおこなったA氏を追い込んでいた問題が報じられている。
10日付の「デイリー新潮」と13日付の「AERA dot.」の記事によると、告発文書が関係各所に送付されたあとの3月25日、副知事と人事課長がA氏のパソコンを押収。6月14日に実施された疑惑の真偽を調査するための百条委員会の初会合では、そのパソコンに残っていた告発文書とは関係のない、A氏にとって他人に知られたくない「ごく私的な内容」の文書までをも、百条委で開示しようとする動きがあった。このことに、A氏は「かなりナーバスになっていた」といい、7月初旬に弁護士を通じ、内部告発と関係のない部分は百条委で開示しないよう求める申入書を提出していたという。
■維新県議は「吊るし上げる」との発言も
では、いったい誰がA氏のプライバシーにかかわるような資料まで開示しようとしたのか。「AERA dot.」では、それが「維新の県議」であると指摘。このころ、維新の県議から「元局長をつるし上げてやる」といった発言を聞いた、という証言もあったという。
その上、7月8日に開かれた百条委の臨時理事会では、維新の県議はこのように主張したのだという。
「告発文書には、斎藤知事の自宅や好き嫌いなどの記述がある。プライベートなことを取り上げているのだから、(元局長が)自らの調査結果はプライベートな問題だから公開しないでとは、あまりに都合のいい身勝手な論理ではないか」
結果として、この日の臨時理事会ではA氏の申し入れが認められ、告発文書とは関係のない資料については開示しないことが決定したというが、すでにこのときA氏は亡くなっていた。
本来、公益通報者であるA氏は保護されるべき対象だ。何度もA氏を取材してきたというジャーナリストの今西憲之氏は「AERA dot.」の記事のなかで、6月末にA氏を直接取材した際、「百条委員会で語ることが兵庫県の未来のためになると信じている」と前向きに語っていた、と記している。維新の県議が、プライバシーを含むすべての情報の開示を求めるという脅しのような暴挙に出ていなければ、A 氏は自死に追い込まれていなかったのではないか。
そもそも、県議会で百条委の設置を求める動議が提出されたときも、維新の県議は揃って反対に回った。少なくとも、斎藤知事と維新の県議が真実の追及に後ろ向きな言動をとってきたことは、たしかな事実だ。
斎藤知事だけでなく維新の県議までがなぜ、ここまでして真相を明らかにするのを妨害しようとしたのか。それは、A氏が斎藤知事と維新にとって暴かれたくない、もっと大きな問題を告発しようとしていたからではないのか。
■自殺した元幹部職員は吉村知事肝いりの阪神・オリックス優勝パレードの不正を告発していた!
テレビでは斎藤知事によるパワハラ疑惑やおねだり体質ばかりにスポットを当てているが、それらはA氏の告発の一部にすぎない。じつは、さらに重大な問題をA氏は告発していた。
A氏が作成した告発文書では、斎藤知事のパワハラやおねだり体質のほかにも、2021年の知事選で斎藤氏の当選のために事前運動をおこなった4人の県職員が論功行賞で昇格した疑惑や、商工会議所に圧力をかけて斎藤知事の政治資金パーティ券を大量に購入させた疑惑など、7項目を設けて問題を指摘。そのなかでも目を引くのが、「優勝パレードの陰で」と記された項目だ。
ご存知のとおり、吉村知事は昨年、斎藤知事らとともに、大阪万博の機運醸成を狙って阪神タイガースとオリックス・バッファローズの「優勝パレード」の開催をぶち上げた。その際、開催にかかる資金に公費は投入しないとし、資金確保のためクラウドファンディングで5億円を集めることを目標に掲げたが、集まった金額は1億円程度。最終的に大阪府と兵庫県が地元企業から約5億円の協賛金を集めて賄った。
だが、告発文書では、その裏側でとんでもない協賛金集めがおこなわれていたと記されているのだ。
〈信用金庫への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った。幹事社は■■信用金庫。具体の司令塔は片山副知事、実行者は産業労働部地域経済課。その他、■■バスなどからも便宜供与の見返りとしての寄附集めをした。パレードを担当した課長はこの一連の不正行為と大阪府との難しい調整に精神が持たず、うつ病を発症し、現在、病気療養中。〉(編集部注:伏せ字部分は原文では実名)
県が補助金を増額し、それを協賛金としてキックバックさせていた。これがもし事実であれば、違法性も問われかねない公費の不正支出だ。「まさか、そんなことまでするだろうか」と、にわかには信じがたい話ではある。
しかし、実際には「まったく根拠のない話」でもないようだ。たとえば、丸尾牧・兵庫県議(無所属)が5月15日付で斎藤知事に宛てた申入書では、この優勝パレードに絡んだ告発について、こう言及している。
〈私が、地域産業経済課に確認したところ、10月頃に中小企業への事業継続支援として、事業者への伴走支援を実施する金融機関に対する補助を継続することを決め、実際の支出はまだ先ですが、既に4億円の交付決定が行われています。その補助を受ける金融機関20社中12社が優勝パレードで寄付をした金融機関です。
「前年度よりも補助総額が下がったから問題なし」ではなく、翌年度に継続が決まっていない事業が、なぜ継続されるようになったのか、その経緯について、もう少し掘り下げた調査が必要です。〉
また、鹿児島県警の不正を追及し、内部告発問題で不当な家宅捜索を受けたことで一躍注目を集めているニュースサイト「HUNTER」では、兵庫県内の会社経営者で地元商工会でも活躍するという人物が、こんな証言をおこなっている。
「優勝パレードに寄付した信用金庫がうちの会社の取引金融機関です。昨年12月の忘年会で信用金庫の幹部と話した時に、『兵庫県は、小さな信用金庫にまで寄付を求めてくる。すぐ返事しないでいると補助金がついた。そのお礼で寄付した。いい宣伝にはなったが、露骨だ』とぼやいていました」
■もう1人の犠牲者? 不正を告発された優勝パレードの担当職員も自殺していた
さらに問題なのは、告発文書のなかで「病気療養中」と記載されている、パレードを担当した課長についてだ。5月16日の県議会では、このパレード担当課長について「お亡くなりになったのではないか」という旨の質問がおこなわれたのだが、答弁に立った県側の職員は「亡くなったかどうか、現時点ではお答えできません」と回答。斎藤知事も個人情報を理由にしてノーコメントを貫いている。
だが、「FRIDAY DIGITAL」5月27日付記事では、捜査関係者が「今年4月20日、たしかに当該の総務課長さんが遺書を残して亡くなられています」とコメント。同様に「現代ビジネス」や日刊ゲンダイでも「亡くなったことはまず間違いない」「4月20日に自宅で自ら命を絶ったと聞いています。パレード直前は相当な超過勤務を強いられていたようです」という証言が掲載されている。
優勝パレードを担当した課長がなぜ自死を選んだのか、その理由はわかっていない。しかし、告発文書の記述がもし事実であったとすれば、とんでもない不正行為を強いられていた可能性もある。
吉村知事が大阪万博のPRのためにぶち上げた「優勝パレード」の裏側で、どのような協賛金集めがおこなわれていたのか。不正に手を染めさせられたかもしれないパレードの担当課長、そして強い覚悟で告発をおこなったにもかかわらず、自死に追い込まれたA氏の思いを無駄にすることは、けっして許されない。
斎藤知事は辞職することはもちろんのこと、A氏が遺した告発の真相究明をおこなうことこそが課せられた責任だ。そして、斎藤氏を知事に推薦した維新にも責任は伴う。吉村知事は斎藤知事の進退について、「政治家なので、最終的には政治家本人が判断することだと思う」などとコメントしているが、吉村知事は他人事のフリなどできない立場であると指摘しておきたい。
(編集部)
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