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●あぁぁ、〝箕部幹事長〟はブーメランも理解できな程の老醜…《事の発端》をお忘れか? ―――《二階の年末の「8人ステーキ会食」》

2021年02月06日 00時00分01秒 | Weblog

[※歴代自民党内閣は「国民のために働」いていなかった!? 縁故主義・政権の私物化もアベ様から《継承》 (日刊ゲンダイ 2020年10月14日)↑]


(2021年02月03日[水])
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/自民党幹事長・二階にお粗末ブーメラン】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202102030000099.html)。

 《二階俊博は会見で、銀座クラブ問題を念頭に「議員は国民の模範とならないといけない立場なのでそういう問題は論外だ。それぞれ胸に手を当てて自らをよく律していただきたい。子供ではないので党がどうこう言う話ではない。選挙区の皆さんから日頃から注意も指導も受けているはずだ。謙虚に対応してもらいたい」とした。だが、事の発端は二階の年末の「8人ステーキ会食」から始まったのではないのか》


   『●《半沢が箕部幹事長と対峙するシーンの長台詞は、まるで私利私欲に
     まみれた今の自民党政権に対する怒りの言葉のようだった》…現実は?
   『●《「これは『半沢直樹』そのまんま」「リアル『半沢直樹』だ!」
     「箕部幹事長はやっぱり二階だったのか」》…キングメーカー気取り
   『●アベ様一族…元最低の官房長官や副首相、〝箕部幹事長〟、無《責任政党》
           やお維の連中、《下足番》新聞やアベ様広報紙などのメディア

 あぁぁ、〝箕部幹事長〟はブーメランも理解できな程の老醜…《事の発端》をお忘れか? ―――《二階の年末の「8人ステーキ会食」》。「エイジズム」の意図は全くないのだが、政治家個人として醜悪であり、「老害」「老残」だ。

   『●斎藤貴男さん《もう二度と、コロナ禍を奇貨とした利権漁りはやめろ。
         卑しい。で、次は一刻も早く東京五輪の中止を決めることだ》
   『●しんぶん赤旗スクープ…《官房機密費(内閣官房報償費)は95億
     4200万円超…菅氏が自身に支出したのは86億8000万円超にものぼる》
   『●中小零細事業も潰し、《死なせる医療》も正当化し、超監視社会へも
      誤誘導…何処まで冷酷陰湿強権な利権漁りカースーオジサンなのか?
   『●金子勝さん《抜本的なコロナ対策こそ、最大の経済対策なのだ》…
     検査検査検査・追跡・保護と社会的検査による無症状感染者の炙り出し
   『●厚労相「義務ではない」扶養照会…カースーオジサン、躊躇わずに
     生活保護を申請できるようにしてから「生活保護がある」と言ってくれ
   『●意図的に《検査件数が大きく減っている…東京都は都内の保健所に
      対し、「積極的疫学調査」の対象を絞るよう、通知を出している》
   『●《菅政権は、規制改革を政策の重点事項としている。だったら、
     国民生活を危機に陥れている感染症の利権を最優先の改革対象とすべき》
   『●《#罰則ではなく補償を》! 《やるべきことをやらず、余計な
     制裁強化ばかりを先行させようとする。無為無策と逆行は続いている》

 栃木県を除き、緊急事態宣言が3月8日まで、1カ月の延期となりました。利権漁りカースオジサンや〝箕部幹事長〟らによるGoTo人災であることが明確化される一方、この間、《自助》だけという血の通わない無為無策な政でした。保身と利権漁りしか興味なしなカースーオジサンや〝箕部幹事長〟ら。
 【「必ず改善させる」と明言した1ヵ月 高まったのは政権不信<緊急事態宣言延長>】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/83684)によると、《新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言の1カ月延長が決まった。菅義偉首相は発令時に「1カ月後には必ず事態を改善させる」と明言し、新規感染者数は減少傾向にあるが、解除には至らなかった。この間、政権内では宣言解除の基準を巡って見解の相違や修正が表面化し、与党議員が深夜の街に繰り出していたことも発覚。協力する国民の側に政治不信が広がっており、感染対策の旗を振る首相らの呼び掛けがかき消されかねない。(上野実輝彦、井上峻輔) ◆1周と思ったら「もう1周走って」◆解除の目安にぶれ◆「これでは国民がついてこない」  厳しい国民生活が続く中、発覚したのが与党議員の軽率な行動だ。松本純・元国家公安委員長ら自民党議員3人は連れ立って、公明党幹事長代理だった遠山清彦氏は知人とともに、宣言中の深夜に東京・銀座のクラブで飲食していた。松本氏は発覚時に1人で行ったうその説明をしていたことも認め、自民党の3氏は離党、遠山氏は議員辞職に追い込まれた。首相は議運委で「誠に残念で、国民に心からおわび申し上げる」と謝罪。野党から、ステーキ店で大人数の会食に参加した昨年12月の自身の行動も追及され「大いに反省している。その際は緊急事態宣言はなく(飲食店の営業は)午後10時まで許されていた」と釈明に追われた。自民党内からも「一致団結をお願いしている与党が信頼を失墜させている。これでは国民はついてこない」(中堅)と批判の声が出ている》。
 麻生派の松本純・元国家公安委員長は、《〈選挙のうぐいす嬢の皆様をはじめ後援会の皆様と参加致しました。〉(同上2015年4月18日)…〈役職ごとに案内状が割り当てられます。…〉》ということで、「桜を見る会」でもご活躍。以前、内閣府防災担当大臣も担当。嘘までついておきながら、《自民党の3氏は離党》程度でお終いかい?

   『●アベ様《国会でも「事務所側が補填したという事実はまったくない」
     「後援会としての収入、支出は一切ない」…やはりあれは真っ赤な嘘》
   『●《秘書のミスとして収支報告書の修正、最悪でも秘書が起訴されるだけ。
          告発に対しての検察のポーズで捜査の体裁を取っただけ》!?
   『●息吐く様にウソをつく《稀代の“嘘つき総理”》による7年8カ月に
      及ぶ《憲政史上最悪と名高い安倍政権》…漸く「前夜祭」の真相が
   『●《ホテル側が「営業の秘密」を理由に資料提供を拒否するなどという
      ことはあり得ない…ホテル側に「口封じ」をしていたことは明らか》
   『●《総理大臣経験者が検察に任意聴取されるのは異例中の異例だ》…
     刑事責任を問えない? ならば、アベ様を国会で証人喚問して政治責任を
   『●アベ様には一体何枚の舌? 「118回」息吐く様にウソをつき、
     国会がコケにされたのに、無《責任政党》から誰一人声を上げない…
   『●《約700万円も使途不明…私的な支払いのために預かった金を
     安倍前首相に断りもなく秘書が勝手に流用…それは完全に横領では》?
   『●《自民党の安倍擁護派は野党の質問をことごとく口汚くののしった。
      議会と国民にうそをつき、質問者をばかにし…野党批判に変えた》
   『●衆参議運での《訂正》説明後、アベ様は《「説明責任を果たすことが
       できた」と胸を張り、さらには来年の衆院選出馬の意向を示した》
   『●(永田健氏)《安倍氏が国民が注視する国会であんな答弁をしたのは
      「野党をなめていたから」ではなく「国民をなめていたからだ」…》
    「「《疑惑を持たれた政治家は当然、国民への説明責任を果たすべきだ
     …これまたお得意のブーメラン」。
     「ブーメラン…「政治家も責任を取らない結果、政府は無責任体制に
     陥り、国家運営の著しい停滞を招いた」by (当時野党)自民党アベ様」。
     《「安倍氏は政界一のブーメランの名手」と認定》…さて、新年に
     なりましたし、追及の再開を」

 自民党議員の振舞いや責任の取り方に驚きが無いですよね。だって、118回も息吐く様にウソをついた元首相が居ましたとさ。しかも、国会で。また、副首相は夜な夜な「素淮会というカラクリを通して税金で愛人の店で豪遊《締めて650万8000円》」ですもの。《1人で行ったうその説明》やクラブ〝訪問〟、クラブに〝滞在〟程度、また、《自身の資金管理団体がキャバクラなどに「飲食代」として計11万円を支出していたことも判明》程度では驚きもしません。

   『●《2018年…森友学園にかんする決裁文書の改ざん》…素淮会という
      カラクリを通して税金で愛人の店で豪遊《締めて650万8000円》

 沖縄タイムスの【社説[議員銀座飲食]うそがまかり通る異常】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/701364)によると、《コロナ禍で我慢を強いられている国民が、政治家の行動にどれだけ厳しい目を向けているか分からなかったのか。公明党の遠山清彦衆院議員が、辞職願を提出し許可された。緊急事態宣言下の先月22日、深夜まで東京・銀座のクラブに滞在していた、と週刊誌に報じられた。自身の資金管理団体がキャバクラなどに「飲食代」として計11万円を支出していたことも判明した。これらの責任を取る。遠山氏は「私の不適切な行動と、資金管理団体の不祥事で政治への信頼を深く傷つけてしまった」と謝罪した。その通りであり、議員辞職は当然だ。…自民党の松本純元国家公安委員長…はこれまで「1人で行った」と説明していた。うそをついて事実を隠蔽しようとしていたのだ。前途ある2人。後輩をかばったとの釈明が通用するはずがない。理解できないのは党執行部の対応だ。松本氏が当初、役職の辞任を申し出た際、二階俊博幹事長は「やめる必要はない」と一時慰留したという。3氏を離党勧告処分としたのは、世論の反発を受けて慌てて取り繕った感が否めない》。
  東京新聞の【社説/公明議員は辞職 自民の処分甘くないか】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/83524?rct=editorial)によると、《松本氏は銀座のクラブで「店主たる人と二人だけだった」と説明したが、虚偽だった。問題が報じられても、大塚、田野瀬両氏は直ちに申し出なかった。議員として適切な振る舞いと言えるのか。…安倍氏は首相を辞任し、その後国会で釈明したが、虚偽答弁の責任を取ったとは言い難い。済んだ話とはせず、厳しく身を処すことが必要だ。野党に「鯛は頭から腐る」と言われないが為にも。》

自民党大阪府連会長・大塚高司衆議院議員(大阪8区)と田野瀬太道衆議院議員(奈良3区)も〝離党〟だけでお終いなのね。「鯛は頭から腐る」…体全体が腐り果てているのが、自公お維。


   『●沖縄イジメ、辺野古は破壊「損」の張本人が元最低の官房長官。
     そして今、さらなるデタラメ・ヒトデナシをやろうとしているオジサン

 アベ様の政の下、沖縄イジメ、辺野古は破壊「損」の張本人が元最低の官房長官カースーオジサンであることを忘れてはダメ。

 西日本新聞の【社説/遠山議員辞職 「国民の代表」は襟を正せ】(https://www.nishinippon.co.jp/item/n/686936/)によると、《「国民の代表」として、範を示すべき立場と責任を自覚しているのか。全ての国会議員は改めて襟を正すべきである。 公明党の遠山清彦衆院議員=比例九州=が、議員辞職に追い込まれた。遠山氏は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言中の深夜に東京・銀座のクラブを訪れ、世論の激しい批判を受けていた。政府は国民に不要不急の外出自粛を呼び掛け、飲食店に営業時間の短縮を求めている。さまざまな不便や困難があっても多くの国民が協力を惜しまないのは、一刻も早く感染を収束させて経済を回復軌道に乗せ、日常生活を取り戻したいからだ。そのさなかに判明した国会議員の不謹慎な行動が、国民を怒らせ、政治への不信感を募らせたのは言うまでもあるまい。遠山氏は先月22日深夜に銀座のクラブで会食していた、と週刊誌に報じられた。29日には遠山氏の資金管理団体が2019年、福岡市のキャバクラなどに「飲食代」として計約11万円を支出していたことも政治資金収支報告書から判明した。このため同日、幹事長代理という党の役職を辞任し「国民の皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱいだ。社会通念上、理解は得られない」と相次ぎ発覚した不祥事を謝罪していた。当初はこれでけじめをつける考えだったが、世論の反発は想定以上だったのだろう。遠山氏はきのう「国民の政治への信頼を深く傷つけてしまった。週末に熟慮した結果、議員辞職を決意した」と語った。次期衆院選にも出馬しないという》。

 さて、その遠山清彦衆院議員(比例九州)のかつての所業について ――― デマゴギー

   『●民主主義を破壊し、倫理観の欠片もない醜悪な選挙戦術…
          記憶し、教訓を沖縄県知事選の次にもつなげたい
    《さらに、もっとも醜悪だったのが、佐喜真応援団がネット上で
     繰り出した、玉城氏に対するデマ攻撃だ。…などの疑惑はすべて
     デマであることが週刊誌報道などによって判明しているにもかかわらず、
     選挙戦最終盤までネット上で流布されつづけた。しかも、
     「小沢別荘」デマを拡散させたのは、公明党遠山清彦衆院議員
     というれっきとした国会議員だった。このような類を見ない物量作戦と
     ネガティブキャンペーンを繰り広げながら、佐喜真氏は見事に敗れた。
     普通なら、もっと大差をつけて玉城氏が勝利を収めていても
     おかしくはないのだ》

   『●鈴木耕さん《デマゴギーとの戦い…沖縄の民意は
      デマには屈しなかった》…沖縄県知事選の次にもつなげたい
    《現役衆院議員のデマゴギー この選挙でのデマやフェイクは、
     選挙史上まれに見るひどさだったと言われている。しかも、
     現役の国会議員までが、このデマの流布に一役買っていたことが
     明らかになった。公明党沖縄方面本部長なる肩書を持つ遠山清彦
     衆院議員である。遠山議員は選挙期間中、さまざまなデマを
     ツイッターなどで発信し続けた。…しかし、こんな事実は一切なかった
     デマを指摘されると遠山議員は「ツイッターに流れていた情報を
     リツイートしただけ」と開き直った。ほかにも数々のデマを発信し
     続けたこんな男が現役議員、しかも“公明正大”を旨とする公明党の
     議員なのだから、呆れるしかない。玉城氏側は、刑事告訴の準備まで
     したという》

 さらに、自民党系ホシュの中山義隆石垣市長。Wikipediaによると、《2018年9月に行われた沖縄県知事選挙では、佐喜眞淳(自民党・公明党・日本維新の会・希望の党推薦)の石垣市における選対本部長を務めた》。
 《市民の安全や生命を守る責務がある自治体の長》のはずが、何やっているのでしょうか?

   『●沖縄デマによる市民の分断: 『沖縄スパイ戦史』の両監督
               …「反基地運動は中国のスパイ」デマも同根
    《一方、安倍首相は基地負担軽減に全力を尽くす」と述べた。嘘だ
     政権に辺野古新米軍基地の建設強行を止める気配は微塵もない。
     石垣島、宮古島、与那国島への大規模な自衛隊とミサイル基地の
     配備も推し進めており、石垣市では中山義隆市長が7月18日に
     陸自配備受け入れの方針を正式に表明した》

   『●《卑(ミーン)》な「本土」与党・癒党議員らが賛成しようが、
              《安倍政権の辺野古新基地建設は憲法違反》
    《超右派として有名な石垣市の中山義隆市長も、いつもの強気に似ず、
     かなり焦ったらしい。ハンスト中の元山さんに向けて、こんな
     ツイート(1月18日)を発信した》

   『●《署名活動を担ったのは、島の将来を担う若者たち…石垣市の4割近い
      有権者の権利救済の役割を放棄…あまりに不当な判決》(琉球新報)
    「日本軍から解き放たれ、今度は、米軍と一体化。《沖縄戦は、
     軍隊は住民を守らない、という事実》からすれば、自衛隊は、特に
     沖縄の市民を《守ろ》うとしているか? 市民は分断されゆき、
     自衛隊と米軍が相まって、《アメリカが中国の軍事的脅威に対抗
     するための〝防波堤〟としての役割を押し付けてはいないか。
     《標的の島》を押し付けていないか。《石垣市の中山義隆市長は
     陸自配備を「国防や安全保障は国の専権事項」と容認する》が、
     これは本当に市民のことを考えての発言か? 《市民の安全や生命を
     守る責務がある自治体の長として、生活に影響を及ぼしかねない
     配備について住民の声を吸い上げ、判断するのがその役割ではないか》?」

 目取真俊さんのブログ【海鳴りの島から 沖縄・ヤンバルより…目取真俊/安和での抗議行動/石垣市の中山市長は即座に辞任すべきだ】(https://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/6d5c26012ea6b0671a3a2e586b86fee4)によると、《石垣市の中山義隆市長が、宮古島に選挙応援に行った際、居酒屋やキャバクラなど5件で会食したという。狭い島の中でそれだけ店を回れば、周りに知られるのはすぐに分かるはずだ。知られても大したことはないと、石垣市民や宮古島市民をなめ切っているのだろう。その程度の意識、認識で市民に何を呼びかけようというのか感染防止をまじめに取り組んでいる市民を馬鹿にしている。すぐに辞任すべきだ》。
 沖縄タイムスの記事【「自制すべきだった」石垣市長、会食を謝罪 居酒屋や接待を伴う店も】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/701889)によると、《石垣市の中山義隆市長は2日、新型コロナウイルス感染拡大で市民に不要不急の外出自粛を求める中、宮古島市長選の応援で訪れた同市で選対関係者らと居酒屋やスナックで会食していた…大人数や長時間の会食にならないよう気を付けていたと釈明した上で「選挙のお願いとはいえ、その後の宮古島市の感染拡大状況を見ると自制すべきだった」とした。市民へ島外の人との飲食を含むさまざまな行動自粛を求めていたことに対し「今回の私の行動で石垣市民の皆さまには本市の感染対策に不安を与えた」「宮古島市の皆さまにもご迷惑をお掛けした」と陳謝した上で「島内の感染拡大防止と市民生活の回復へ、気を引き締めて全力で取り組む」と述べた》。
 また、琉球新報の記事【宮古島で接待飲食の石垣市長が謝罪「市民に不安与えた」「自制すべきだった」】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1266206.html)によると、《石垣市の中山義隆市長が不要不急の外出を控えるよう市民に呼び掛けていた期間中、選挙応援で訪れた宮古島市内で接待を伴う飲食店で会合していた…宮古島市長選に立候補した下地敏彦氏の応援で同市を訪れていた1月15、16の両日、市内の接待を伴う飲食店や居酒屋を各日2~3軒訪れたと説明した。宮古島市議や下地氏の支援者が同行したという。滞在時間は各店舗30分~1時間ほどで、同席したのは同行者・店舗スタッフと合わせ、多い時で5~6人だったとした。宮古島市内では当時、飲食店などに午後10時までの営業時短要請が出されていた。会合の終了時間について中山市長は「はっきりとは覚えていないが日付はまたいでいない。10時以降の可能性もある」とした》。

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202102030000099.html

コラム
政界地獄耳
2021年2月3日8時2分
自民党幹事長・二階にお粗末ブーメラン

★政府は緊急事態宣言の延長やその対象外地域でも新型コロナ対策分科会が示す基準で「感染漸増」を示す「ステージ2」に下がるまで、飲食店に対する営業時間の短縮要請などを行う。この発表に合わせて自公の銀座クラブの面々の処分を急いだのではないだろうか。国民に時短や自粛を要請しているのに、政治家は治外法権かといわれることを嫌ったのが分かる。一方で、五輪はできると言い張る根拠を示さないのもおかしな話だが、国民の怒りの矛先が銀座のクラブに集中したといえる。

★銀座のクラブはいい迷惑だ。なにしろ飲食が悪いわけではないものの、飲食が悪いと決めてしまって、堂々と飲食してどこが悪いのかというのも、いずれも自民党の政治家だからだ。2日、自民党幹事長・二階俊博は会見で、銀座クラブ問題を念頭に「議員は国民の模範とならないといけない立場なのでそういう問題は論外だ。それぞれ胸に手を当てて自らをよく律していただきたい。子供ではないので党がどうこう言う話ではない。選挙区の皆さんから日頃から注意も指導も受けているはずだ。謙虚に対応してもらいたい」とした。だが、事の発端は二階の年末の「8人ステーキ会食」から始まったのではないのか。

大人数での会食がはばかられる時に8人でステーキ店に集まり、二階や「多人数の会食控えて」と国民に訴えた首相・菅義偉まで集まったことで批判を浴びると「別に8人で会っただけで会食ってそんなことを特にやったわけではない。飯を食うために集まったんじゃないんですよ」と二階は抗弁した。確かに子供ではないからどうのこうのいうことではないのかも知れないが、離党や議員辞職に発展している。お粗末なブーメランだということを国民は子供ではないから知っている。(K)※敬称略
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●沖縄県知事選で「ファクトチェック(事実検証)」報道…「ネット上にはびこるデマやうそ、偽情報を検証」

2018年11月05日 00時00分22秒 | Weblog


ファクトチェック(事実検証)」についての沖縄二紙の社説。
琉球新報の【<社説>新聞週間 ファクトチェックは使命】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-818614.html)。
沖縄タイムスの【社説[「新聞週間」に]偽情報検証 新たな責務】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/330433)。

 《ネットを中心にフェイク(偽)ニュースがあふれる中、事実に裏打ちされた報道を続けてきた新聞社として、自らの役割と責務を改めてかみしめ、真実を追求する姿勢を持ち続けたい。琉球新報は今回の県知事選から「ファクトチェック(事実検証)」報道を始めた。これまで放置されがちだったネット上にはびこるデマやうそ、偽情報を検証し、その都度、記事を掲載した》。
 《9月30日に実施された県知事選はのちのち、「フェイク(偽)ニュース」が飛び交った初めての選挙として記憶されるかもしれない》。

   『●浅野健一さん、「口先で…批判…トランプ大統領よりも、
          メディアを手なずけている安倍首相のほうが悪質」
    「日刊ゲンダイの記事【巨悪に甘い日本の大メディア
     米紙トランプ一斉批判で露呈】…《とうとう米国内のメディアから
     集中砲火を浴びたのだが、日本の大メディアはこの“ケンカの作法”を
     学ぶ気はないらしい…■マスコミを懐柔する安倍首相は野放しに》」
    「東京新聞の記事【トランプ氏に全米300紙反論 「フェイクニュース主張は
     危険」】」
    「沖縄タイムスの【社説[米政権のメディア攻撃]民主主義の土台を崩す】」
    「日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/権力VSメディア 日本の場合】」

 琉球新報の記事【連載 ファクトチェック 言説検証に新手法】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-819090.html)によると、《「『偽』と断定するのは困難だったのでは」「検証体制は自社でできるのか」…新聞労連主催の記者研修会で、琉球新報が9月に不定期に掲載した企画記事「ファクトチェック」について質問が相次いだ。各地方紙で、ネット上での言説を検証したいとの要望が高まっているのを実感した》。

 目加田説子さん《執拗なまでに伝え続けること》。メディアの矜持を見せて「報道の自由」を行使すべきだし、《権力の監視》《権力のチェック機能》を発揮し、《番犬ウォッチ・ドッグジャーナリズム》に活路を。そして、今回、それに加えて、「ファクトチェック」。
 《報道機関の新たな使命》として、琉球新報社や沖縄タイムスの《ファクトチェック》がなければ、一体どうなっていたことか。自公お維キトのデタラメな選挙戦術に対して、「象」に易々と「アリ」は踏みつぶされていたかもしれない。

   『●横田一さん名護市長選ルポ: 
     「詐欺集団の安倍自民党が“フェイク演説”で市長ポストを騙し取った──」
    《全国的な注目を浴びた名護市長選は、進次郎氏の正体を浮き彫りにする
     役割も果たした。“客寄せパンダ”として全国の重要選挙に駆けつける
     同氏だが、「事実を確認にせずに応援陣営のウソを受け売りする
     “詐欺的若手芸人風政治家”ではないか」という拭い難い疑問が
     浮かんできたのだ。市長選という第一ラウンドでは自公推薦候補が
     勝利したが、第二ラウンドの3月市議会では演説内容を
     ファクトチェックする“爆弾質問”で攻守逆転する可能性は十分にあるのだ
     (横田一)》

   『●最低の官房長官のフェイク言説「基地容認の民意」は
            「架空の代物」…それに悪乗りするアベ様広報紙
    「リテラに出ていたさんの横田一さんのルポ【横田一「ニッポン抑圧と
     腐敗の現場」31/“官邸御用新聞”産経がまたしてもフェイク記事を 
     望月記者に答えた菅官房長官コメントの“捏造民意”を受け売り!】」
    《菅氏は「名護市長選の民意は基地容認」であるかのように反論した
     わけだが、後で詳しく述べる通り、存在し得ない架空の基地容認の
     民意をデッチ上げたに等しかった。8日午後の望月氏の質問に対して
     菅氏は次のように答えたが、これを産経はそのまま受売りしたのだ
      〈(望月氏の質問内容を紹介した直後に)菅氏は「選挙の結果に
       基づいて、それぞれの首長が政策を進めるのが民主主義の原則であり、
       原点だ。世論調査のほうが民意を反映しているというのはおかしい。
       世論調査が優先されることはない」と強調した〉
     午後の会見でも菅氏は選挙結果がまるで基地容認であるかのような
     フェイク発言をし、それを産経がファクトチェックをせずに受け売りした。
     望月氏の質問への反論をするために、両者の思惑が一致して
     産み落とした合作捏造記事とも思えるものだ》

   『●鈴木耕さん《デマゴギーとの戦い…沖縄の民意は
      デマには屈しなかった》…沖縄県知事選の次にもつなげたい
    「鈴木耕さんのコラム【言葉の海へ/第47回:「終わった」のは
     沖縄ではなく安倍政権だ】…《今回の選挙で目立ったのは、沖縄タイムスや
     琉球新報など現地メディアによる徹底的なファクトチェックだった。
     次々とデマやフェイクを暴いていった。だが、いくら事実を突きつけられても、
     ネット右翼の玉城さんへのデマ攻撃は絶えなかった。今回の
     沖縄県知事選での玉城デニー陣営の戦いは、実にデマゴギーとの戦いでも
     あったのだ。だが、沖縄の民意はデマには屈しなかった》」

   『●辺野古破壊反対の明白な県民の民意…今回の
       沖縄県知事選については「結果がすべて」とは言わないのか?
   『●凶器・狂気な政権の暴走、凶器・狂気に何を言っても
       聞く耳持たず、凶器・狂気な政権とは対話は成り立たず

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https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-818614.html

<社説>新聞週間 ファクトチェックは使命
2018年10月15日 06:01

 きょうから新聞週間が始まった。71回目の今年は「真実と 人に寄り添う 記事がある」が代表標語だ。

 ネットを中心にフェイク(偽)ニュースがあふれる中、事実に裏打ちされた報道を続けてきた新聞社として、自らの役割と責務を改めてかみしめ、真実を追求する姿勢を持ち続けたい

 琉球新報は今回の県知事選から「ファクトチェック(事実検証)」報道を始めた。これまで放置されがちだったネット上にはびこるデマやうそ、偽情報を検証し、その都度、記事を掲載した。

 最近の選挙では、明らかに誤った情報や真偽の不確かな情報が、あたかも事実であるかのように会員制交流サイト(SNS)などで拡散していた。投票行動に影響を及ぼす恐れも危惧されていた。

 中には現職の国会議員や元首長など公職経験者が、事実確認もせず、無責任に真偽不明の情報を流布させる事例もあった。公職選挙法では虚偽情報を流せば処罰対象となる。

 本紙は知事選で4本のファクトチェック記事を掲載したが、選挙運動の正常化に一定の貢献はできたと自負する。

 だが、SNSの拡散力は強い。偽ニュースに対しては、取材力と信頼度のある新聞などの既存メディアが正面から取り組んでいかないといけない時代だ。本紙の使命と覚悟も重いと認識している。

 新聞には、権力を監視する重大な責務がある。強大な権力をかさに着て国家が弱者や国民の権利を踏みにじることがないか、目を光らせるのも、民主主義のとりでとしての不可欠な役割だ。

 その権力の横暴と言えるのが辺野古新基地問題である。

 知事選では、安倍政権が強力に推した候補に、新基地反対を訴えた玉城デニー氏が大差で勝利した。新基地を拒む民意が示されたのは、もう何度目か。政府が新基地強行に拘泥するのは民主主義の否定であり、到底許されない。

 ここでも偽ニュースが流された。菅義偉官房長官は普天間飛行場の辺野古移設と在沖米海兵隊のグアム移転がリンクしていると発言した。2012年の日米安全保障協議委員会2プラス2)では、両者を切り離すことで合意しているにもかかわらず、である。

 フェイクニュースの「元祖」と言えば、トランプ米大統領だ。自身に批判的な報道を「フェイクニュース」とうそぶき、メディアを攻撃している。

 これに対し、新聞社など450近い全米の報道機関が8月、社説で一斉に異議を唱え、報道の自由の必要性を訴えたフェイクは許さないという報道人の矜持(きょうじ)が感じられる。対岸の火事ではない。

 本紙は今後も、読者の知る権利に応えるために、真実に迫る報道に精力的に取り組みたい。併せて、新聞週間テーマの「人に寄り添う記事」のように、人々の喜怒哀楽を伝え、地域とともに歩む紙面作りを心掛けていきたい。
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https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/330433

社説[「新聞週間」に]偽情報検証 新たな責務
2018年10月16日 07:36

 9月30日に実施された県知事選はのちのち、「フェイク(偽)ニュース」が飛び交った初めての選挙として記憶されるかもしれない。

 知事選は事実上の一騎打ち。辺野古新基地建設の是非を巡り、安倍政権が総力を挙げ、政府対県の構図が鮮明になった。熾(し)(れつ)な選挙戦になったこともあってフェイクニュースがネット上にあふれた。候補者の人格をおとしめるような誹謗(ひぼう)中傷も出回った。

 今や会員制交流サイト(SNS)によって誰もが情報を発信することができる時代である。フェイクニュースを意図的に流し、それがツイッターでリツイートされ、フェイスブックでシェアされる。瞬く間にネット空間に広がり、大量に拡散されていく。

 真偽不明な候補者のネガティブ情報も有権者を惑わす。

 これまでの知事選では見られなかった現象である。

 公正な選挙は民主主義の根幹をなすことを考えればフェイクニュースは社会の基盤をむしばむ重大な問題である。

 ある陣営の選対本部長が選挙中に「緊急告知」としてフェイスブックで「相手候補者にもリスペクトを払う」ことを促し、「建設的でない批判や個人攻撃したりする必要はない」と自重を求めたほどだった。野放し状態だったということである。

 選挙の本来の姿は論争で政策を競い合うことだ。知事選は一方の陣営が公開討論に積極的でなく肝心な政策論争に至らず、フェイクニュースの量産につながった側面があった。極めて残念である。

■    ■

 15日から「新聞週間」が始まった。本年度の代表標語は「真実と 人に寄り添う 記事がある」である。

 作者で東京都の友野美佐子さん(59)は「インターネットにはない、ファクトを追求し人間の心を伝える記事をこれからも読みたい」と真実を伝える新聞への期待を語る。

 知事選におけるフェイクニュースの横行は、沖縄タイムスにとってもほぼ初めての経験で専門家の意見を聞き、試行錯誤しながら検証した。ネット上からフェイクニュースの疑いのある68件を抽出。17件をピックアップし、ファクトチェック(事実確認)した3件を記事化した。

 米軍基地に関するフェイクニュースもネット上に多い。事実に基づいて一つ一つ反論し『誤解だらけの沖縄基地』としてまとめている。

 フェイクニュースをどういち早く打ち消していくか。新聞の新たな課題である。

■    ■

 フェイクニュースは世界的現象である。2016年の米大統領選のトランプ氏当選に影響を及ぼしたと指摘されている。今も自身に批判的なメディアを攻撃。米メディアも報道の自由を訴える一斉社説の掲載で反論している。

 昨年の仏大統領選では組織の枠を超え新聞社など30以上の団体がフェイクニュースの疑いのある記事について検証し公表したことがある。

 メディアや専門家との連携が必要かもしれない。既存のメディア不信にも真(しん)摯(し)に向き合いながら、真実を追求し国民の「知る権利」に応える姿勢をあらためて自覚したい。
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●非「地方創生」、「僕」(アベ様)が地方「僕」滅…沖縄の民意無視し、しかも再び八百長なその「手」で…

2018年10月21日 00時00分41秒 | Weblog


沖縄タイムスの【社説[辺野古 国が対抗措置]県民にも「尊厳」がある】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/331478)と、
田嶋正雄記者のコラム【[大弦小弦]「沖縄の国会議員をさらしものにした…】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/331475)。

 《玉城デニー知事が安倍晋三首相に会い「話し合いの場を設けてほしい」と要望してからわずか5日だ。対話による解決すら拒否する政府に嫌悪感を禁じ得ない》。
 《「沖縄の国会議員をさらしものにした。胸がかきむしられる思いだった」。公明党県本部の金城勉幹事長(現代表)は5年前、自民党の石破茂幹事長が5人の県選出の自民党国会議員を従えた「辺野古移設容認」記者会見を見て、「琉球処分だ」と憤った…▼辺野古新基地建設で、県の埋め立て承認撤回を不服として国が対抗措置に出た。請求を審査するのは公明党石井啓一国交相》。

   『●沖縄県知事選「象とアリの戦い」…
      「象」は最大の争点で旗幟不鮮明、「辺野古が唯一の解決策」を強制
   『●玉城デニーさん勝利…でも、アベ様や最低の官房長官らは
            すぐにでも辺野古破壊を再開しても不思議ではない
   『●沖縄県知事選「象とアリの戦い」…
       「象」は最大の争点で旗幟不鮮明、「辺野古が唯一の解決策」を強制
    《名護市長選で、政権が推す渡具知武豊氏が当選したとき、
     菅氏は選挙は結果がすべてだと言ってのけた

   『●「将来の子や孫の世代が、あの時、つまり
        今の我々が頑張ったおかげで、平和な島になったんだよ」、と…
   『●「デマ」「ヘイト」の害悪と選挙…
     名護市長選や新潟県知事選の教訓を、沖縄県知事選の次にもつなげたい
   『●民主主義を破壊し、倫理観の欠片もない醜悪な選挙戦術…
                記憶し、教訓を沖縄県知事選の次にもつなげたい
   『●「空疎で虚飾に満ち」た弔辞を代読する最低の官房長官に怒声 
                   …「翁長氏の遺志に応える唯一の道」とは?
   『●沖縄では、《「飴と鞭」で手なずけられると高をくくったような
                   その態度こそ県民の気持ちを遠ざけた》
   『●「県知事選で勝とうが負けようが、辺野古移設は粛々と進める」
                   と嘯く最低の官房長官らが民主主義を破壊
    「回の沖縄県知事でも「選挙は結果がすべて」というのならば、辺野古破壊は
     否決され、あの醜悪な〝檻〟を取り去り、すぐにでも辺野古の美ら海を
     「原状回復」して見せなくてはいけないのではないか。それともいつもの
     ダブルスタンダードか? さすが、最低の官房長官だ」

   『●鈴木耕さん《デマゴギーとの戦い…沖縄の民意は
      デマには屈しなかった》…沖縄県知事選の次にもつなげたい
   『●「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」を終わりに…
            《正気を忘れていない沖縄の有権者たちのおかげ》
   『●辺野古破壊反対の明白な県民の民意…今回の沖縄県知事選
               については「結果がすべて」とは言わないのか?


 高江での《わずか9時間の歓喜》に続き…わずか5日間の〝寝たふり〟なアベ様ら。最低の官房長官の大好きな《選挙は結果がすべて》は一体どうしたのか?
 そして、な~にが平和の党」「子育ての党だ。沖縄県本部は「本土」の党本部に、そんな詐欺な看板を、少なくとも沖縄では、下ろすように言うべきではないのか?

   『●争点は「壊憲」:創価学会婦人部「ごめんよ
      憲法ぐらい変わっても生活はたいして変わらないと思ってね」
   『●アベ様の《積極的平和主義》を愛し、「子育ての党」を
           詐称する公明はとっくの昔に一線を越えている

 ついでに、「あの国会議員さんね」、という情けない自民党沖縄県連会長・衆議院議員のお話。1区で共産党の赤嶺政賢さんの支持者だった皆さん、ほんとうに本当にお気の毒だ。
 日刊ゲンダイの記事【“魔の3回生”国場議員 人妻にハレンチLINEで辞職必至のウラ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/239767)によると、《自民党の沖縄県連会長を務める国場幸之助衆院議員(45)…那覇市長選で選対本部長…国場議員は今年4月に沖縄県連会長に就任したばかりだが、就任初日にも問題行動を起こしていた。深夜まで飲み歩き、那覇市内で観光客とケンカになったのだ》。トホホな話だ。

 東京新聞の記事【会談5日後に対抗措置 政権、辺野古で民意より対米優先】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201810/CK2018101802000148.html)によると、《安倍晋三首相が、新基地反対を訴えて就任した玉城(たまき)デニー知事と初めて会談してから、わずか五日後に、対話ムードを一変させた。早期に手を打った背景には、日米間の合意を履行する姿勢を示すだけでなく、来年の統一地方選や参院選への悪影響を抑える狙い》…だそう。
 つまり、次の選挙に向けてのアベ様による恫喝・鞭だった訳ですね。ますます、豊見城市長選でも成果が得られたように、沖縄県知事選の次にもつなげていかねば。

 東京新聞の記事【辺野古基地問題 民意再び無視するのか】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018101802000181.html)によると、《知事選で示された沖縄の民意を再び無視するのか。名護市辺野古への米軍新基地建設を巡り、県が行った沿岸埋め立て承認撤回への対抗措置。政府は対立を解く責任は自らにあると考え直すべきだ》。

 《知事選で示された沖縄の民意を再び無視》…しかも、またその「(悪)ですか、唖然とします。
 日刊ゲンダイの記事【辺野古埋め立て承認撤回で…防衛省が禁じ手不服審査請求】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/239753)によると、《「今後とも、県民の皆さまの気持ちに寄り添い……」。沖縄県の翁長前知事の県民葬に出席し、安倍首相の追悼の辞を代読した菅官房長官はこう言っていたはず。9月末の県知事選で明確に「辺野古移設ノーの民意が示されたのだから、本気で寄り添う気持ちがあるなら、不服審査請求など論外だろう。そもそも行政不服審査法は〈行政庁の処分その他公権力の行使にあたる行為に関する国民の不服申し立てについて規定する法律〉(大辞林)であり、一般国民の権利救済制度を使うこと自体がおかしいが「個人」になりすましに救済を求めに判断を仰ごうというのだからデタラメ過ぎる安倍政権は3年前にも辺野古移設で同様の禁じ手を使っている。この時、100人近くの行政法研究者が「この審査請求は不適法であり、執行停止の申し立ても不適法」と指摘していたのに、安倍政権は法律家の声明などクソ食らえと言わんばかりの対応だ…安倍政権のホンネは「地方創生」じゃない。「地方撲滅」なのだ》。
 「地方創生」が聞いて呆れる。「地方滅」の「撲」…「」チャンなアベ様。「地方」を「」(アベ様)が「撲滅」。

   『●辺野古破壊を行政不服審査で強行する暴挙: 
       「沖縄防衛局は…「私人」を強調するための偽装工作」
    《これ以上の米軍基地押し付けは認めない決意の表れである…
     仲井真弘多前知事による埋め立て承認に法的瑕疵(誤り)があった…
     埋め立て承認に法的瑕疵はないとする政府は、行政不服審査法に基づく
     不服審査請求を行うなど着工に向けた作業を継続する構えだが、
     そもそも政府が不服を申し立てられる立場にあるのか
     法の趣旨を逸脱してはいないか

   『●行政不服審査制度による辺野古破壊:
         「長兵衛さん…、これはどう見ても「八百長」だろう」

 (斎藤貴男さん)《この国の社会で生きるあらゆる人々にとって、最善の選択だったといえる》…なのに、なのに、「僕」チャンや最低の官房長官ときたら…。
 【海鳴りの島から 沖縄・ヤンバルより…目取真俊/安倍政権の沖縄に対する凶暴な姿勢を許しているのは誰か】(https://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/827830b42dbf26c51d919aa20cb294ca)によると、《安倍首相と玉城知事の面会が行われたのは12日だ。1週間も経たずして…、というより、1度は会っておいたというアリバイ作りだったわけだ…沖縄県知事選挙から元気や希望をもらったというなら全国各地で辺野古の工事再開を止める行動を起こしてもらいたい行政不服審査制度を国が使う問題は、多くの専門家から批判されてきた。にもかかわらず再度その手法を使う。専門家も市民もそこまで安倍政権になめられているのだ。行動しなければ何も変わらない》…。言葉が突き刺さるな…。

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https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/331478

社説[辺野古 国が対抗措置]県民にも「尊厳」がある
2018年10月18日 07:47

 玉城デニー知事が安倍晋三首相に会い「話し合いの場を設けてほしい」と要望してからわずか5日だ。対話による解決すら拒否する政府に嫌悪感を禁じ得ない

 沖縄防衛局は、県が辺野古沿岸部の埋め立て承認を撤回したことへの対抗措置として、行政不服審査法に基づいて国土交通相に審査を請求、あわせて撤回の効力停止を申し立てた。

 玉城氏が「知事選で示された民意を踏みにじるもので、到底認められない」と反発するのは当然である。県民の声など一切聞く必要がないという態度であり、過去のどの政権もとったことのない強権的な姿勢だ

 防衛省の申し立てを、同じ政府の機関である国交省が審査するというのだから、結論は見えている。

 政府は県が埋め立て承認を取り消した際も同様の対抗措置で取り消しの効力を停止したが、そもそも行政不服審査法は、強大な公権力から「国民の権利救済」を目的とした法律である。制度の乱用だと識者から批判があったことを忘れたわけではあるまい。

 安倍氏は玉城氏との会談で県民の気持ちに寄り添いながらと基地負担軽減を約束した。今月9日の翁長雄志前知事の県民葬で菅義偉官房長官は沖縄の基地負担の現状は到底是認できないと弔辞を読み上げた

 その舌の根も乾かぬうちに、法の趣旨を歪(ゆが)め、対話の呼び掛けを無視し、対抗措置に踏み切るというのは、県民の尊厳を踏みにじるものだ。

■    ■

 普天間返還合意に尽力した当時の橋本龍太郎首相は「地元の頭越しには進めない」と、大田昌秀知事とひざ詰めで17回も会談した。

 小渕恵三首相は沖縄サミットの誘致に力を尽くし、県民の本土政府に対する不信感を和らげようと努力した。

 やり方は稚拙で実現に至らなかったが、鳩山由紀夫首相は歴代政権で初めて「最低でも県外」と声を上げ、県民の気持ちを代弁した。

 安倍氏には歴史に根差した沖縄県民の苦悩に丁寧に向き合うという姿勢がまったく感じられない。菅氏もそうだ。

 今年の慰霊の日の追悼式や県民葬といった厳粛な場で、安倍氏や菅氏に怒声が飛んだことの意味をもっと真剣に考えてほしい。見たくない現実も直視することが対話の前提である。合意形成の努力を怠るのは政治の堕落というしかない。

■    ■

 共同通信社が知事選後に実施した全国電話世論調査で、政府の辺野古移設方針を「支持しない」と答えた人が54・9%に上り、「支持する」の34・8%を大きく上回った。

 玉城知事誕生を受け、米紙ニューヨーク・タイムズは日米両政府に辺野古移設の見直しを求める社説を掲載した。

 知事選後の全国紙や地方紙の社説も対話による解決を求める声が多かった。

 戦後、これだけ基地を押し付けておきながら、なぜこれから先も沖縄だけに負担を強いるのか。今こそ本土側も県の提起を受け止め、議論を喚起してほしい。
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https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/331475

[大弦小弦]「沖縄の国会議員をさらしものにした…
2018年10月18日 07:39

 「沖縄の国会議員をさらしものにした。胸がかきむしられる思いだった」。公明党県本部の金城勉幹事長(現代表)は5年前、自民党の石破茂幹事長が5人の県選出の自民党国会議員を従えた「辺野古移設容認」記者会見を見て、「琉球処分だ」と憤った

▼本紙連載「沖縄を語る」のインタビュー。記者の後ろで筆者は写真撮影しながら金城氏の言葉を聞いた。同じ高校の女子生徒が米兵に乱暴され、怒りに震えた体験などを交え、普天間飛行場の県外移設を訴えた

▼「中央の圧力で県民の心までねじ曲げられてたまるか」。沖縄の政治家としての気骨を感じた

▼国政で自民党と連立政権を組みながら「中央と県本部は違う」とのスタンスには当時から戸惑いを覚えた。党中央の説得着々と進む工事を止める努力をどれだけしてきたかという疑問も残る

▼長く県内選挙で争点化している問題で「ねじれ」を放置するのは有権者に不誠実にも映る。だが政策を転換したと表明がない以上、県本部の「県外」の主張は健在だと理解している

▼辺野古新基地建設で、県の埋め立て承認撤回を不服として国が対抗措置に出た。請求を審査するのは公明党石井啓一国交相。県本部の金城代表は5年越しの思いをぶつけ、大臣に働き掛ける必要があるのではないか。沖縄の公明党として気骨を示す好機でもある。(田嶋正雄
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●辺野古破壊反対の明白な県民の民意…今回の沖縄県知事選については「結果がすべて」とは言わないのか?

2018年10月20日 00時00分53秒 | Weblog


琉球新報の座波幸代特派員による記事【辺野古再考促す 米NYタイムズ、玉城氏知事当選で社説】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-812876.html)。
東京新聞の白鳥龍也記者のコラム【【私説・論説室から】沖縄知事選のフェイク監視】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2018100802000153.html)。

 《米紙ニューヨーク・タイムズ…「沖縄の米軍駐留を減らすために」と題した社説を掲載し「日米両政府は妥協案を見いだすべきだ」と新基地計画の再考を促した》。
 《地元紙の琉球新報は、調査元とされる新聞社や政党に確認。「そもそも調査もしていない」「事実無根」との回答を得て、八日朝刊で「虚構のダブルスコア」と報じた。その後も、SNSなどの知事選関連情報を検証する記事を掲載。…「真偽の判別には困難もあったが、投票前に有権者に正しい事実を伝えなくてはと考えた」と知事選取材班の滝本匠(たくみ)キャップ(45)。沖縄タイムスも同様の取り組みを見せ、疑わしい情報六十件の検証結果を公表した。報道機関の新たな使命を感じる》。

 《報道機関の新たな使命》として、琉球新報社や沖縄タイムスの《ファクトチェック》がなければ、一体どうなっていたことか。自公お維キトのデタラメな選挙戦術に対して、「象」に易々と「アリ」は踏みつぶされていたかもしれない。
 鈴木耕さん、《デマゴギーとの戦い沖縄の民意がどこにあるのかを、はっきりと示した…沖縄の民意はデマには屈しなかった》と仰っています。「象とアリの戦い」を見事に制しました。三上智恵さんは、アベ様や最低の官房長官らの《飴と鞭」で手なずけられると高をくくったようなその態度こそ県民の気持ちを遠ざけた》と言います。そして、斎藤貴男さんも、《この国の社会で生きるあらゆる人々にとって、最善の選択だったといえる》と。また、《正気を忘れていない沖縄の有権者たちのおかげで、最悪の時代にも一筋の光明が見えてきた》とも。
 この素晴らしい《沖縄の民意》《最善の選択》《正気を忘れていない沖縄の有権者たちのおかげ》…を、是非、本土にも。沖縄県知事選の次にも、つなげていきたいもの。米国の人々にも沖縄の問題が認識され、米紙の論調もようやく変わってきたのかもしれない。《本政府が逃げ腰でも、世界は玉城勝利の意味をしっかり理解しているということだ》。

 日刊ゲンダイの記事【玉城デニー氏の勝利 海外メディアが絶賛「多様性への扉」】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/238711)によると、《「…不公平で不必要で危険な負担を押し付けることはできない。安倍首相と米軍の司令官は公平な解決策を見いだすべきだ」…「日本の沖縄で新知事誕生により安倍晋三が挫折」として、玉城氏の勝利が総裁3選したばかりの安倍首相の敗北を意味していると強調。「小さなアリはゾウの足を動かすこともできる」という玉城氏の言葉を紹介しながら、勝利を称えた。日本政府が逃げ腰でも、世界は玉城勝利の意味をしっかり理解しているということだ》。

   『●「加計学園の獣医学部認可」? 「選挙結果がすべての
                 白紙委任状にはならない」(政界地獄耳)
    「《加計学園の獣医学部認可》だってぇ?? 《選挙結果がすべての
     白紙委任状にはならない》、そんなことを理解できるような与党自公や
     癒党お維キトだと思って支持者の皆さんは投票しているのでしょうか?」

   『●最低の官房長官のフェイク言説「基地容認の民意」は
          「架空の代物」…それに悪乗りするアベ様広報紙
    「リテラに出ていたさんの横田一さんのルポ【横田一「ニッポン抑圧と
     腐敗の現場」31/“官邸御用新聞”産経がまたしてもフェイク記事を 
     望月記者に答えた菅官房長官コメントの“捏造民意”を受け売り!】…
     《東京新聞の望月衣塑子記者…これに対し、菅氏はこう答えた。
     「選挙は結果がすべてであります。そして相手候補(稲嶺氏)は必死に
     埋め立て阻止を訴えたんじゃないでしょうか。住民の皆様が選ぶのが、
     民主主義の原点この選挙であります。以上です」》」

   『●決裁文書書き換えという犯罪…「最低の官房長官」が
      沖縄に向けて言い放った「法治国家」を取り返さねば
    「先の名護市長選後、「最低の官房長官」が《選挙は結果がすべて
     であります》《住民の皆様が選ぶのが、民主主義の原点がこの選挙で
     あります》と言い放ち、一方、前川喜平さんは
     《これが逃げ切れるなら私は日本の民主主義を疑う》と…民主主義を
     取り返さねば。「最低の官房長官」が、繰り返し、沖縄に向けて言い放った
     「法治国家」を取り返さねば…放置国家のままではいけない」

 また、琉球新報のコラム【<金口木舌>重すぎる荷物】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-813435.html)によると、《翁長雄志氏は「沖縄が日本に甘えているのか日本(本土)が沖縄に甘えているのか」と疑問を呈したが、風刺画を見るまでもなく答えは明らかだろう ▼玉城デニー氏は「辺野古に新たな基地を造らせない」と強調した。これを受け、菅義偉(すがよしひで)官房長官は「早期に辺野古への移設を実現したい」と応酬している。全く話が通じない ▼2月の名護市長選では移設推進の安倍政権が推す渡具知武豊氏が当選した。その際、菅氏は「選挙は結果が全て相手候補は必死に埋め立て阻止を訴えたのではないか」と述べた。今回の知事選は「結果が全て」ではないのか ▼普天間問題の原点は危険性除去だが、沖縄側が県内に移設してくださいと頼んだことはない。「負担が重すぎてこれ以上は抱えきれない」というのが原点だ。きょう就任する玉城新知事は決してこのことを忘れはしまい》。
 《結果がすべて》を使い分ける最低の官房長官菅義偉殿。まさに最低・最悪である。
 そして、狂った政権は何をヤルか分からない…高江での《わずか9時間の歓喜》など無茶苦茶を繰り返してきた。要注意だ。

   『●「番犬様の尾っぽ」=世界一危険な基地・普天間は 
        返還されない!? 辺野古は単なる破壊損なのか??
    「「普天間移設=辺野古破壊なはず」が無いと訴えてきましたが…
     それどころの話でなくなってきた! 無茶苦茶じゃないか! 
     世界一危険な基地・普天間は返還されない!? 
     辺野古は単なる破壊損なのか??
    《安倍政権はよく「丁寧に説明する」「真摯な対話を心掛ける」というが、
     実行されたことはない特定秘密保護法安保法制「共謀罪」法での
     世論軽視森友加計(かけ)問題では疑惑に正面から向き合わないなど、
     いくつも指摘できるが、米軍普天間飛行場の返還条件を巡っても、
     丁寧な説明とは程遠い
    《名護市辺野古の新基地が完成しても、米軍普天間飛行場が
     返還されない可能性が出てきた

   『●辺野古は単なる破壊「損」なのかもしれない…
       アベ様や最低の官房長官による沖縄イジメも「ずっとずっと」

 おまけに、大変に腹立たしいことに、辺野古は単なる破壊「損」の可能性が高い。

   『●沖縄県知事選「象とアリの戦い」…
      「象」は最大の争点で旗幟不鮮明、「辺野古が唯一の解決策」を強制
    《名護市長選で、政権が推す渡具知武豊氏が当選したとき、
     菅氏は「選挙は結果がすべてだと言ってのけた

   『●玉城デニーさん勝利…でも、アベ様や最低の官房長官らは
            すぐにでも辺野古破壊を再開しても不思議ではない
   『●沖縄県知事選「象とアリの戦い」…
       「象」は最大の争点で旗幟不鮮明、「辺野古が唯一の解決策」を強制
   『●「将来の子や孫の世代が、あの時、つまり
        今の我々が頑張ったおかげで、平和な島になったんだよ」、と…
   『●「デマ」「ヘイト」の害悪と選挙…
     名護市長選や新潟県知事選の教訓を、沖縄県知事選の次にもつなげたい
   『●民主主義を破壊し、倫理観の欠片もない醜悪な選挙戦術…
                記憶し、教訓を沖縄県知事選の次にもつなげたい
   『●「空疎で虚飾に満ち」た弔辞を代読する最低の官房長官に怒声 
                   …「翁長氏の遺志に応える唯一の道」とは?
   『●沖縄では、《「飴と鞭」で手なずけられる
       と高をくくったようなその態度こそ県民の気持ちを遠ざけた》
   『●「県知事選で勝とうが負けようが、辺野古移設は粛々と進める」
                   と嘯く最低の官房長官らが民主主義を破壊
   『●鈴木耕さん《デマゴギーとの戦い…沖縄の民意は
      デマには屈しなかった》…沖縄県知事選の次にもつなげたい
   『●「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」を終わりに…
          《正気を忘れていない沖縄の有権者たちのおかげ》

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https://ryukyushimpo.jp/news/entry-812876.html

辺野古再考促す 米NYタイムズ、玉城氏知事当選で社説
2018年10月3日 05:30
普天間飛行場 新基地 辺野古

     (新基地の埋め立て工事が進む米軍キャンプ・シュワブ沿岸域
      =8月17日、名護市辺野古)

 【ワシントン=座波幸代本紙特派員】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は1日、米軍普天間飛行場移設に伴う沖縄県名護市辺野古の新基地建設計画に反対する玉城デニー氏の県知事選当選を受け「沖縄の米軍駐留を減らすために」と題した社説を掲載し「日米両政府は妥協案を見いだすべきだ」と新基地計画の再考を促した

 同紙は、日本政府がこれまで沖縄に対し、「アメとムチで新基地建設を受け入れさせようとしてきた沖縄の人々は何度も何度も、新しい基地は要らないと答えてきた。彼らは既に過重な米軍を受け入れていると考えている」と指摘した。

 その意思は玉城氏が知事に選ばれたことで非常に明確に示されたとし「安倍晋三首相に迫られた決断は、最高裁で玉城氏が司法の場に訴える『反対』を全て退けるか、(もっと前にやるべきだったが)沖縄の正当な不満を受け入れ、負担を軽減する、あまり面倒でない方法を探すことだ」と提起した。

 また、米軍は「沖縄の兵たん、航空、地上部隊を日本の他の場所に分散させると、東シナ海での迅速な対応能力を低下させる」と主張するが、日本と地域の安全保障のために、不公平、不必要で時に危険な負担を県民に強いてはいけないと説明した。その上で安倍首相と米軍司令官は、公平な解決策を見いだすべきだと主張した。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2018100802000153.html

【私説・論説室から】
沖縄知事選のフェイク監視
2018年10月8日

 国政与野党の代理戦の様相を呈し、主要二候補の陣営が県土を二分する激戦を展開した九月末の沖縄県知事選。熱波は会員制交流サイト(SNS)など電脳空間にも及び、仁義なき“論戦”が繰り広げられた。

 発端は告示前の同月初旬。立候補予定の二人の支持率に関し、複数の「世論調査」結果がメールなどで出回った。どれも、一方が他方を大差で上回るとの内容だ。

 地元紙の琉球新報は、調査元とされる新聞社や政党に確認。そもそも調査もしていない」「事実無根との回答を得て、八日朝刊で「虚構のダブルスコア」と報じた。

 その後も、SNSなどの知事選関連情報を検証する記事を掲載。選挙戦の最中に引退した県出身の歌手安室奈美恵さんが特定候補を支持しているとして拡散された投稿には、最初の投稿者を突き止めた上、名指しされた陣営にも取材し偽(フェイク)と判定した。

 候補者が犯罪に関わったかのような真偽不明情報が、影響力の大きい首長経験者や国会議員のシェアによって広がった現象も追い、名誉毀損(きそん)などに当たる可能性を指摘した。

 「真偽の判別には困難もあったが、投票前に有権者に正しい事実を伝えなくてはと考えた」と知事選取材班の滝本匠(たくみ)キャップ(45)。沖縄タイムスも同様の取り組みを見せ、疑わしい情報六十件の検証結果を公表した。報道機関の新たな使命を感じる。 (白鳥龍也)
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●「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」を終わりに…《正気を忘れていない沖縄の有権者たちのおかげ》

2018年10月19日 00時00分12秒 | Weblog


日刊ゲンダイの斎藤貴男さんのコラム【二極化・格差社会の真相/正気忘れない沖縄の有権者 玉城デニー氏当選に一筋の光明】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/239117)。

 《沖縄県知事選で玉城デニー氏が当選して、本当によかった彼の政治姿勢に筆者が共感しているから、ばかりではない。この国の社会で生きるあらゆる人々にとって、最善の選択だったといえる》。

   『●沖縄県知事選「象とアリの戦い」…
      「象」は最大の争点で旗幟不鮮明、「辺野古が唯一の解決策」を強制
   『●玉城デニーさん勝利…でも、アベ様や最低の官房長官らは
            すぐにでも辺野古破壊を再開しても不思議ではない
   『●沖縄県知事選「象とアリの戦い」…
       「象」は最大の争点で旗幟不鮮明、「辺野古が唯一の解決策」を強制
   『●「将来の子や孫の世代が、あの時、つまり
        今の我々が頑張ったおかげで、平和な島になったんだよ」、と…
   『●「デマ」「ヘイト」の害悪と選挙…
     名護市長選や新潟県知事選の教訓を、沖縄県知事選の次にもつなげたい
   『●民主主義を破壊し、倫理観の欠片もない醜悪な選挙戦術…
                記憶し、教訓を沖縄県知事選の次にもつなげたい
   『●「空疎で虚飾に満ち」た弔辞を代読する最低の官房長官に怒声
                   …「翁長氏の遺志に応える唯一の道」とは?
   『●沖縄では、《「飴と鞭」で手なずけられる
       と高をくくったようなその態度こそ県民の気持ちを遠ざけた》
   『「県知事選で勝とうが負けようが、辺野古移設は粛々と進める」
                   と嘯く最低の官房長官らが民主主義を破壊
   『●鈴木耕さん《デマゴギーとの戦い…沖縄の民意は
      デマには屈しなかった》…沖縄県知事選の次にもつなげたい

 鈴木耕さん、《デマゴギーとの戦い沖縄の民意がどこにあるのかを、はっきりと示した…沖縄の民意はデマには屈しなかった》と仰っています。「象とアリの戦い」を見事に制しました。三上智恵さんは、アベ様や最低の官房長官らの《飴と鞭」で手なずけられると高をくくったようなその態度こそ県民の気持ちを遠ざけた》と言います。そして、斎藤貴男さんも、《この国の社会で生きるあらゆる人々にとって、最善の選択だったといえる》と。また、《正気を忘れていない沖縄の有権者たちのおかげで、最悪の時代にも一筋の光明が見えてきた》とも。
 この素晴らしい《沖縄の民意》《最善の選択》《正気を忘れていない沖縄の有権者たちのおかげ》…を、是非、本土にも。沖縄県知事選の次にも、つなげていきたいもの。

   『●「この国は今、とてつもなく恥ずかしい」(斎藤貴男さん)…
              「倫理観のかけらもない男」が自民党総裁三選


 そして、アベ様政権の《終わり》にもつなげたいし、必ずつなげましょう。
 斎藤貴男さんも、「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」について言及。《ところで安倍晋三事務所は、かつて1999年の下関市長選で子飼いの候補者を当選させるため対立候補への選挙妨害暴力団に依頼し、実行させた事件は最近、ジャーナリストの山岡俊介氏と寺澤有氏が完璧な裏を取って詳細を公表。国会で自由党の山本太郎氏が追及もした。…エサで政府と一体化した大手マスコミは、なお見て見ぬふりのまま私たちはつくづく不幸だ》。

 「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」が国会議員で居続け、自民党総裁を三選、でっ、いまだにニッポン国の首相…。《私たちはつくづく不幸だ》。

   『●「闇社会」との関係まで疑われるとは!? アベ様、ダークすぎます
   『●「暴力団人脈」による「ダーティな政治手法」!? 
                またしても、アベ様、ダークすぎます
   『●アベ様…「政敵をおとしいれるためには
      暴力団関係者とも裏取引するという、ダーティな政治手法」
   『●アベ様の「ダーティな政治手法」スクープ:
     「もはや地元の安倍事務所が勝手にやったではすまされない」

   『●政治家失格な…アベ様の「ダーティな政治手法」
       「ダーティな本質」についての山岡俊介さんのスクープ
   『●「安倍と小山氏が直接面会して“秘密会談”をおこなった」… 
                  どんなダークなことを話し合ったのかな?
   『●「カジノより学校にエアコンを! …被災者を助けて!」… 
            どこら辺が議場の秩序を乱し、品位を傷つける?
   『●《 #ケチって火炎瓶 》…「選挙妨害を暴力団に発注する」アベ様が 
                  国会議員、自民党総裁、ましてや首相?
   『●「個人攻撃」の何が問題? 「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」が
                       国会議員、自民党総裁でいいのか?
   『●「権力の監視」「番犬ジャーナリズム」を発揮せよ…
       「鎮火」不可な「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」
   『●ヨイショ本・礼讃本『安倍晋三の真実』が伝えない、
       「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」という事実
   『●松尾貴史さん×室井佑月さん対談、
      「安倍首相は、嘘も権力の私物化も恥ずかしいとすら思っていない」
   『●憲法99条無視で、違法に「#選挙妨害を暴力団に発注する 
             アベ様」が9条壊憲を口にする資格はあるのか?
   『●「私の妻や友人が関わってきた」と自ら暴露… 
      「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」実行せよ!
   『●将来のアベ様自身の「落選脅威」…選挙妨害をしてでも
          下関市長選候補者を落選させ、政治生命を絶つ必要が
   『●「この国は今、とてつもなく恥ずかしい」(斎藤貴男さん)…
              「倫理観のかけらもない男」が自民党総裁三選

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/239117

斎藤貴男 ジャーナリスト
1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争のできる国へ 安倍政権の正体」(朝日新書)、「機会不平等」(岩波現代文庫)、「国民のしつけ方」(インターナショナル新書)など著書多数。

二極化・格差社会の真相
正気忘れない沖縄の有権者 玉城デニー氏当選に一筋の光明
2018/10/10 06:00

     (史上最多の39万6632票を獲得し勝利した玉城デニー氏(C)日刊ゲンダイ)

 沖縄県知事選で玉城デニー氏が当選して、本当によかった彼の政治姿勢に筆者が共感しているから、ばかりではない。この国の社会で生きるあらゆる人々にとって、最善の選択だったといえる

 それほどまでに玉城氏に対する誹謗中傷は酷かった。大麻だの隠し子だの中国のスパイだのといった大嘘の数々が、選挙期間中を通してSNSで全世界にバラまかれた

 与党の全面支援を受けた対抗馬の佐喜真淳氏も、一定の被害は受けたらしい。ただ、「琉球新報」が9月9日から投開票前日の29日までに発信された投稿20万件以上(リツイート含む)を調査したところ全体の9割が玉城氏に関する内容だった

 デマの多くは、与党の国会議員やアベ政権のいわゆる御用文化人らによっても拡散された陰惨なバッシングは選挙後も続き、玉城氏の殺害予告まで相次いでいるという。

 誹謗中傷にとどまらない。前回知事選の倍以上にも増えた期日前投票では、いつ、何人が、どの投票所で等々の報告を求める調査票が、建設業界の団体などに配布されたと聞く。指示通りに投票した証拠を写メで送れと言われたとの証言まで現れ、これでは投票の自由が成立しないと憂慮した弁護士らの指摘で、県選管が各市町村選管に写真撮影をさせないよう通知する一幕もあった。

 ところで安倍晋三事務所は、かつて1999年の下関市長選子飼いの候補者を当選させるため、対立候補への選挙妨害暴力団に依頼し、実行させた。だが約束通りの報酬を支払わず、アベ氏の自宅に火炎瓶を投げ込まれてしまう。当時はそれなりに報じられた事件だが、いつの間にか、なかったことにされて今日に至った。

 暴力団にも劣るチンピラ集団に最高権力を与えてしまっている私たち日本国民は異常に過ぎる。政治学者の白井聡氏はしばしば、アベ政権を組織的犯罪集団のレベルと形容しているが、同感である。

 事件は最近、ジャーナリストの山岡俊介氏と寺澤有氏が完璧な裏を取って詳細を公表。国会で自由党の山本太郎氏が追及もした。だが軽減税率と東京五輪スポンサー契約のエサで政府と一体化した大手マスコミは、なお見て見ぬふりのまま私たちはつくづく不幸だ

 だからこそ余計に、玉城氏の勝利が喜ばしい。正気を忘れていない沖縄の有権者たちのおかげで、最悪の時代にも一筋の光明が見えてきた。チンピラ政権は今後もどんな汚い暴力を仕掛けてくるかわからない日本中で玉城県政を支えよう
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●鈴木耕さん《デマゴギーとの戦い…沖縄の民意はデマには屈しなかった》…沖縄県知事選の次にもつなげたい

2018年10月18日 00時00分22秒 | Weblog


マガジン9の鈴木耕さんのコラム【言葉の海へ/第47回:「終わった」のは沖縄ではなく安倍政権だ】(https://maga9.jp/181010-3/)。

 《今回の選挙で目立ったのは、沖縄タイムスや琉球新報など現地メディアによる徹底的なファクトチェック」だった。次々とデマやフェイクを暴いていった。だが、いくら事実を突きつけられても、ネット右翼の玉城さんへのデマ攻撃は絶えなかった。今回の沖縄県知事選での玉城デニー陣営の戦いは、実にデマゴギーとの戦いでもあったのだ。だが、沖縄の民意はデマには屈しなかった》。

   『●横田一さん名護市長選ルポ:
     「詐欺集団の安倍自民党が“フェイク演説”で市長ポストを騙し取った──」
    《全国的な注目を浴びた名護市長選は、進次郎氏の正体を浮き彫りにする
     役割も果たした。“客寄せパンダ”として全国の重要選挙に駆けつける
     同氏だが、「事実を確認にせずに応援陣営のウソを受け売りする
     “詐欺的若手芸人風政治家”ではないか」という拭い難い疑問が
     浮かんできたのだ。市長選という第一ラウンドでは自公推薦候補が
     勝利したが、第二ラウンドの3月市議会では演説内容を
     ファクトチェックする“爆弾質問”で攻守逆転する可能性は十分にあるのだ
     (横田一)》

   『●最低の官房長官のフェイク言説「基地容認の民意」は
            「架空の代物」…それに悪乗りするアベ様広報紙
    「リテラに出ていたさんの横田一さんのルポ【横田一「ニッポン抑圧と
     腐敗の現場」31/“官邸御用新聞”産経がまたしてもフェイク記事を 
     望月記者に答えた菅官房長官コメントの“捏造民意”を受け売り!】」
    《菅氏は「名護市長選の民意は基地容認」であるかのように反論した
     わけだが、後で詳しく述べる通り、存在し得ない架空の基地容認の
     民意をデッチ上げたに等しかった。8日午後の望月氏の質問に対して
     菅氏は次のように答えたが、これを産経はそのまま受売りしたのだ
      〈(望月氏の質問内容を紹介した直後に)菅氏は「選挙の結果に
       基づいて、それぞれの首長が政策を進めるのが民主主義の原則であり、
       原点だ。世論調査のほうが民意を反映しているというのはおかしい。
       世論調査が優先されることはない」と強調した〉
     午後の会見でも菅氏は選挙結果がまるで基地容認であるかのような
     フェイク発言をし、それを産経がファクトチェックをせずに受け売りした。
     望月氏の質問への反論をするために、両者の思惑が一致して
     産み落とした合作捏造記事とも思えるものだ》

 鈴木耕さん、《デマゴギーとの戦い沖縄の民意がどこにあるのかを、はっきりと示した…沖縄の民意はデマには屈しなかった》。「象とアリの戦い」を見事に制した。三上智恵さんは、アベ様や最低の官房長官らの《飴と鞭」で手なずけられると高をくくったようなその態度こそ県民の気持ちを遠ざけた》と言います。この素晴らしい《沖縄の民意》を本土にも。沖縄県知事選の次にもつなげたい。
 そして、アベ様政権の《終わり》にもつなげたいし、必ずつなげましょう。

   『●沖縄県知事選「象とアリの戦い」…
      「象」は最大の争点で旗幟不鮮明、「辺野古が唯一の解決策」を強制
   『●玉城デニーさん勝利…でも、アベ様や最低の官房長官らは
            すぐにでも辺野古破壊を再開しても不思議ではない
   『●沖縄県知事選「象とアリの戦い」…
     「象」は最大の争点で旗幟不鮮明、「辺野古が唯一の解決策」を強制
   『●「将来の子や孫の世代が、あの時、つまり
      今の我々が頑張ったおかげで、平和な島になったんだよ」、と…
   『●「デマ」「ヘイト」の害悪と選挙…
     名護市長選や新潟県知事選の教訓を、沖縄県知事選の次にもつなげたい
   『●民主主義を破壊し、倫理観の欠片もない醜悪な選挙戦術…
            記憶し、教訓を沖縄県知事選の次にもつなげたい
   『●「空疎で虚飾に満ち」た弔辞を代読する最低の官房長官に怒声
              …「翁長氏の遺志に応える唯一の道」とは?
   『●沖縄では、《「飴と鞭」で手なずけられる
       と高をくくったようなその態度こそ県民の気持ちを遠ざけた》
   『●「県知事選で勝とうが負けようが、辺野古移設は粛々と進める」
              と嘯く最低の官房長官らが民主主義を破壊


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https://maga9.jp/181010-3/

言葉の海へ
第47回: 「終わった」のは沖縄ではなく安倍政権だ鈴木耕
By 鈴木耕  2018年10月10日
「言葉の海へ」鈴木耕

 沖縄県知事選は、自民公明の政権与党(というより安倍政権)が全力を挙げて支援した佐喜真淳氏が惨敗、玉城デニー氏の圧勝という結果に終わった。佐喜真氏に8万票あまりの差をつけ、なおかつ沖縄県知事選史上の最多得票数だった玉城さんの勝利は、沖縄の民意がどこにあるのかを、はっきりと示したわけだ


現役衆院議員のデマゴギー

 この選挙でのデマやフェイクは、選挙史上まれに見るひどさだったと言われている。しかも、現役の国会議員までが、このデマの流布に一役買っていたことが明らかになった。公明党沖縄方面本部長なる肩書を持つ遠山清彦衆院議員である。遠山議員は選挙期間中、さまざまなデマをツイッターなどで発信し続けた。一例がこれだ。

 小沢一郎氏が沖縄宜野座村に別荘を所有しているが、建設会社などに圧力をかけてむりやり便宜を図ったのが玉城デニー氏だった

 しかし、こんな事実は一切なかった

 デマを指摘されると遠山議員は「ツイッターに流れていた情報をリツイートしただけ」と開き直った。ほかにも数々のデマを発信し続けたこんな男が現役議員、しかも“公明正大”を旨とする公明党の議員なのだから、呆れるしかない。玉城氏側は、刑事告訴の準備までしたという。

 公明党の今選挙での動きは、実働部隊であるはずの創価学会員たちの大量の離反を招いた。何度も動画で流れたが、玉城さんの演説会場にひるがえった三色旗(創価学会旗)が学会員離反の象徴だった。公明党幹部の自民党への醜悪なほどの粘着が、三色旗で払いのけられたのだ。

 公明党はこの事実をきちんと把握し、選挙戦の総括をしなければならない。同時に遠山議員の言動の調査も行い、結果を発表すべきである。そうしなければ、公明党の失速は沖縄だけでは終わらず、来春の統一地方選、さらには来年7月予定の参院選でも続くことになるだろう。

 公明党の正念場である。

 なお、今回の選挙で目立ったのは、沖縄タイムスや琉球新報など現地メディアによる徹底的なファクトチェックだった。次々とデマやフェイクを暴いていった。

 だが、いくら事実を突きつけられても、ネット右翼の玉城さんへのデマ攻撃は絶えなかった。今回の沖縄県知事選での玉城デニー陣営の戦いは、実にデマゴギーとの戦いでもあったのだ。

 だが、沖縄の民意はデマには屈しなかった


沖縄は安倍政権に刺さった棘

 デマゴギーの親玉のような人物が、選挙結果にボーゼンとしたのか「沖縄は終わった」とのツイートを流して炎上した百田某である。

 だが、終わったのはどちらか? 凄まじいほどのデマを飛ばし、玉城さんに悪罵を浴びせ、悪態をつき放題についてきた彼のほうが“終わった”のだ。終わった連中は、本当の意味で終わってほしい。もうこれ以上、沖縄にかかわらないでほしい

 安倍支持者にとって沖縄は、ほぼ全国に行きわたった安倍一強支配の巨体に刺さった小さな棘なのだろう。もう怖いものなし、我が世の春の安倍万歳派ではあっても、沖縄だけは目の上の瘤。これをなんとかしないと、イライラがおさまらない。

 沖縄は終わってなどいない。玉城新知事が繰り返し言っているように、新しい沖縄が始まろうとしている。安倍体制に刺さった棘は間もなく大きな痛みになって、安倍体制を揺るがすだろう。その予兆は現れている。


内閣改造の大失敗!

 「キズもの一掃内閣」とか「ワケあり商品内閣」などと揶揄されているのが、改造安倍内閣だ。なんともひどいメンツを集めてしまった。

 もはや安倍首相には、国民のためにきちんとした政策をやり遂げよう、などという考えは毛頭ないらしい。ひたすら、自分の言うことを聞くだけの茶坊主どもを集めて、虚仮(コケ)の一念“改憲”に突っ走る。だが、国民無視のツケはすぐに現れる。いや、すでに現れている。

 毎日新聞が今月6、7日に行った世論調査。通常なら改造すればそのときだけは内閣支持率が上がるものだが、今回はまったく上がらず37%のまま。しかも、内閣に対する期待が高まったか? という問いには、高まった8%、期待できず37%、変わらない47%という結果だ。なんと、期待度はたったの8%なのだ!

 まったく期待されていない内閣であることがよく分かる。改造直後でこの数字であれば、多分、後は下がる一方だろう。

 最初に書いたように、「終わった」のは、百田某が言うように沖縄ではなく、安倍内閣のほうなのだ。

 沖縄県知事選の結果の衝撃は、安倍首相には想像以上に堪えているはずだ。だが、これで「自らの非を省みる」などという殊勝な気持ちは、残念ながら安倍首相は持ち合わせていない。逆に、開き直ったように“改憲一直線”で突っ走りそうだ。だが、浅慮な安倍首相は、それが自分の首を絞めることになることに気づいていない。

 安倍麻生のAAコンビは、他人の言うことを聞く耳を、産まれた時からどこかへ置き忘れてきたような人物だ。聞くのは、自分の耳に気持ちのいいおべんちゃらばかり。だから、おべんちゃらマンばかりを身の周りに置きたがる。さすがに、有権者たちもそれに気づき始めた。これはヤバイ。それが沖縄県知事選であり、自民党総裁選での地方票の反乱だったのだ。

 「安倍政権の終わり」というのは、そういうことだ。


ついに、安倍政権の終わりが見えた!

 公明党の動きもカギになる。

 安倍悲願の“改憲”にまで、もし公明党が引きずられるとしたら、それは党の存続にかかわる重大な政策転換になる。さすがに、権力ベッタリ山口那津男代表ら幹部だって、そのくらいは気づいている。しきりに“安倍改憲”に牽制球を投げているのはそのためだ。

 国会が始まる。

 7日、ほんとうに愚かな加計孝太郎理事長が、まったく「自爆会見」としか言いようのない記者会見を開いた。知らない、記録にない、総理とは会っていない、事務局長の勇み足だ……。無内容もここまでくればリッパと言うしかないが、実際は、一度鎮火しかけていた加計問題に、また油を注いでしまったというお粗末。

 腹心の友(安倍首相は、これをバクシンの友と読んだらしい、相変わらずだ)の安倍氏を側面援護しようとして、目一杯足を引っ張ってしまった、愚劣の極み乙女である。

 国会では、またも「加計問題」が蒸し返されることになろう

 安倍政権の終わりが見えている

 見えているだけではなく、それを実現しなければならないと思う。
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●勝手にヨソん家で「集団的自衛権の行使・・・「夏まで」に成立」なんて約束してこられては大迷惑

2015年06月25日 00時00分29秒 | Weblog


東京新聞の社説【「違憲」の安保法制 撤回・廃案を決断せよ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015062302000162.html)。

 「国会が約三カ月間延長されたが、「憲法違反」と指摘される安全保障法制関連法案をこのまま成立させてはならない。法案の撤回、廃案を決断すべきだ」。

 「我々憲法尊重擁護義務を課せられた政治家」と嘯く副総裁やアベ様、このままでは暴走する。「眼科病院に行ったらいい」「アクロバチックでむちゃ」「ふらちな拡張解釈」「何らの根拠なき謬見であり、デマゴギーにすぎない」「安倍首相や高村副総裁の言説が無価値とまで指摘される始末の法案。強行採決なんてされたらたまらない。勝手に余所ん家で「集団的自衛権の行使に道を開く安保法案を「夏まで」に成立」なんて約束してこられては大迷惑。

   『●砂川事件弁護団:「眼科病院に行ったらいい」
        「アクロバチックでむちゃ」「ふらちな拡張解釈」とまで指摘

   『●高村正彦・自民党副総裁
       「我々憲法尊重擁護義務を課せられた政治家」発言

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015062302000162.html

【社説】
「違憲」の安保法制 撤回・廃案を決断せよ
2015年6月23日

 国会が約三カ月間延長されたが、「憲法違反」と指摘される安全保障法制関連法案をこのまま成立させてはならない。法案の撤回、廃案を決断すべきだ。

 今月二十四日に会期末を迎える今の通常国会の会期がきのう、九月二十七日まで九十五日間延長された。鈴木善幸内閣の九十四日間を抜いて現行憲法下で最も長い会期延長は、安倍内閣が提出した安保法制関連法案を確実に成立させるためにほかならない


◆憲法学者の重い指摘

 安保法案は五月二十六日に衆院本会議で審議入りし、現在、衆院平和安全法制特別委員会で審議されている。衆院を通過した後、仮に参院での審議が遅れても、衆院で再び可決し、成立させられる日程を、大幅延長は想定している。

 安倍晋三首相は今年四月、米連邦議会での演説で、集団的自衛権の行使に道を開く安保法案を「夏まで」に成立させると語った。

 しかし、この法案は、どんなに審議を重ねても、成立させるわけにはいかない憲法違反である可能性が否定できないからだ。

 歴代内閣は、集団的自衛権の行使を「違憲」とする憲法解釈を堅持してきたが、昨年七月、この解釈を変更して行使容認に転じたのが、安倍内閣である。

 従来の憲法解釈は、国会での長年の議論の積み重ねを経て確立されたものであり、一内閣の判断で解釈を正反対に変える暴挙はそもそも許されない。

 衆院特別委ではきのう参考人質疑が行われ、歴代内閣法制局長官のうち二人が、安保法案の違憲性を指摘した。今月四日の衆院憲法審査会では、自民党が推薦した参考人を含めて三人の憲法学者全員が、安保法案を違憲と断じた

 三人以外にも、全国の憲法学者二百人以上が安保法案に反対する声明を出している事実は重い


◆過ち繰り返す危険性

 菅義偉官房長官は「数ではない」と防戦に躍起だが、憲法学の主流の意見を故意に無視し、法案成立を強引に進めることが、賢明な政治であるはずがない

 元法制局長官が安保法案を違憲と批判したことに対し、安倍首相はきのう参院決算委員会で「政治家は常に、必要な自衛の措置とは何かを考え抜く責任がある」と語った。その通りではある。

 ただし、憲法の枠内で、との限定が付いていることも、政治家は常にわきまえなければならない。

 憲法の枠組みを無視し、もしくは確立した憲法解釈を勝手に変えて、思うがままに安保政策を組み立てるというのなら、国家権力を憲法で縛る立憲主義は形骸化し、海外で武力の行使をしない専守防衛の歯止めは意味を失う

 自存自衛を名目に、近隣諸国を侵略していった過去の戦争の過ちを繰り返す危険性すら高くなる。戦後日本の平和国家としての歩みにふさわしいとは到底言えない。

 安倍内閣は違憲批判を受けて、集団的自衛権の行使容認を正当化するために、最高裁による一九五九年の「砂川事件判決」を再び持ち出した。

 しかし、この判決は旧日米安全保障条約に基づく米軍駐留の合憲性が問われた裁判であり、裁判で議論もされず、判決でも触れていない集団的自衛権の行使容認について、この判決を論拠とするのは無理がある。

 そもそも、なぜ今、集団的自衛権の行使容認が必要なのか、安倍内閣は国会論戦を通じても、その根拠を明確に示せてはいない。

 首相は先週の党首討論で「全体として国際社会の変化を申し上げている」と述べ、ホルムズ海峡での機雷掃海や朝鮮半島有事の際、警戒監視に当たる米艦船の防護を行使例に挙げたが、憲法の解釈を変更してでも、すぐに可能にしなければならない切迫性はない。

 安倍内閣は法案成立に向けて、独自の対案をまとめる予定の維新の党との修正協議に前向きだ。

 しかし、法案が修正されても、集団的自衛権の行使に道を開いたり、戦闘現場近くで外国軍を後方支援できるようにする根幹部分が変わらなければ、法案がもたらす危うさに変わりはない。


国民を畏れなければ

 共同通信社が実施した直近の全国電話世論調査によると安保法案が「憲法に違反していると思う」との答えは56・7%に上り、法案への反対も前回五月の調査より10ポイント以上増え、58・7%に達した。

 安保法案は専守防衛を逸脱し、おびただしい犠牲の上に、二度と戦争はしないと誓った戦後日本の平和主義に禍根を残す内容だ。

 与党が衆参両院で多数を占めていても、民意を無視して法案を強引に成立させていいわけがない。

 国民を畏れ、政府自らが法案撤回を決断するか、国会が良識に基づいて廃案とすることを、会期延長に当たって強く求めたい。
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●砂川事件弁護団:「眼科病院に行ったらいい」「アクロバチックでむちゃ」「ふらちな拡張解釈」とまで指摘

2015年06月16日 00時00分21秒 | Weblog


東京新聞の記事【砂川事件弁護団 再び声明 合憲主張「国民惑わす強弁」】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015061302000133.html)。

   『●「憲法9条にノーベル賞を」!、暴走改憲を止める一矢に!
                   ~世界の笑いものにならないために~

   『●「積極的平和主義」の本性、つまり「死の商人」「そういうビジネス」
   『●「ダムを壊したら魚がもどってきた」
      『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号)について

    「宇都宮健児さん【黒風白雨23 最高裁までが対米従属なのか】、
     砂川事件、「田中耕太郎最高裁判長が、上告審の公判日程や裁判の
     見通しを駐日米大使館関係者に対して漏らしていた事実・・・最高裁は、
     はっきりと釈明すべきであろう」」

   『●鎌田慧さんインタビュー: 「一人の人間として勇気をふるった名判決」
   『●「憲法9条にノーベル賞を」!、暴走改憲を止める一矢に!
                    ~世界の笑いものにならないために~

    「安倍晋三首相や自民党幹部が集団的自衛権の行使を容認するため、
     一九五九年の最高裁による砂川事件判決を根拠にする考えを
     相次いで示している
。しかし、この判決は五十五年前のもの。
     歴代政権は判決を踏まえた上で、集団的自衛権の行使は
     「憲法上許されない」とした政府見解を三十三年前に定め、
     維持してきた。安倍首相らは今になって、判決に独自の考えを
     加えて解釈改憲に利用しようとしている
。この判決の無効を求める
     動きまであり、憲法解釈の根拠とすることの正当性も揺らいでいる。
     (金杉貴雄、新開浩)
      <砂川事件> 1957年、東京都砂川町(現立川市)の米軍立川基地
     拡張に反対するデモ隊の一部が基地内に立ち入り、7人が
     日米安全保障条約に基づく刑事特別法違反の罪で起訴された事件。
     東京地裁は59年3月、米軍駐留は憲法9条2項が禁ずる戦力の保持に
     当たり、違憲として無罪を言い渡した。検察側の上告を受け、最高裁は
     同年12月、9条は日本に自衛権があると認め、安保条約のような
     高度に政治的な問題は司法判断になじまないとも指摘。一審判決は
     破棄され、その後有罪が確定した。」


   『●「僕らは「戦争」を知らない?」
     『週刊金曜日』(2014年4月25日・5月2日合併号、989号)

    「長沼節夫氏【砂川闘争・伊達判決・最高裁判決から55年後の新事実
      米大使と密談重ねた最高裁判決は違法だと再審請求へ】、
     「・・・判決の背景には政治的圧力があった」。砂川事件
     (http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/92b74a8ed74fe9714b565af899754410)」

   『●「上級審では国側が勝つこの国の裁判」
       ・・・・・・今度こそ、福井地裁の名判決を活かしたい

    「原告弁護団事務局長の笠原一浩弁護士は「原発のように科学的見解に
     複数の知見が存在するテーマだからこそ、万一の事故もあっては
     ならないという、最高裁の判断も踏まえた判決だと理解しています」と言い、
     控訴審に自信を示したが、不安がよぎる。過去を振り返れば、この国では
     「司法の独立」なんて絵に描いたモチで、
     住民側が苦汁をなめる判決が多いからだ。
      米軍基地に立ち入った学生7人が安保条約に伴う刑事特別法違反に
     問われた砂川事件(1957年)は、1審は米軍駐留そのものが違憲だ
     として全員無罪となったが、米政府などから圧力を加えられた
     最高裁では国が逆転勝訴した」

   『●砂川事件: 「三権の長でありながら
       米国の干渉を受け入れ、司法の独立性を損なう裏切り」



 「集団的自衛権について砂川判決から何かを読み取れる目を持った人は眼科病院に行ったらいい・・・『わが国が、自国の』とする文辞からも文脈からも個別的自衛権を指すことに疑問の余地はない・・・高村氏らは実にアクロバチックでむちゃな読み方で、ふらちな拡張解釈をしている」。
 憲法学者に続き、アベ様や高村氏は砂川事件弁護団にもケンカを吹っ掛ける愚。弁護団は明白な違憲・壊憲を指摘。「眼科病院に行ったらいい」「アクロバチックでむちゃ」「ふらちな拡張解釈」「何らの根拠なき謬見であり、デマゴギーにすぎない」「安倍首相や高村副総裁の言説が無価値とまで指摘される始末。トホホ。
 上記の通り、このことは、1年以上前から、ず~っと指摘され続けているのに、まだ理解できないアベ様や高村氏、アタマは大丈夫か? あるいは、分かっていて強弁する傲慢さか?? 国民はバカにされている。

   『●「最高の責任者」アベ様のオツムの中身
   『●戦争に油を注ぎ、番犬様の片棒を担げば、
      「非戦闘地域」「後方支援」は何の保証にもならない

   『●壊憲: 「憲法を「変えない」という重み」と
      「「政治家が「戦争のできる国」を志向し、その言葉の軽さ」

   『●福島瑞穂氏への「絶対権力」者の横暴と狭量:
      「自らと異なる立場に対する敬意や尊重などかけらもない」

   『●「戦争法案」: 「戦争できる国」、
      番犬様の国のために「戦争したい国」・・・主権者は誰か?

   『●東京新聞・半田滋さん「「銃後の国民」も
      無関係ではいられない。たいへんな思いをするのは・・・」

   『●『戦争法案』、理由は何でもアリ:
     だって「国民から強い支持をいただいた」んだもの!? 嗚呼・・・

   『●「平和」「安全」ラベル付き「戦争法案」:
     「非戦闘地域」で「後方支援したい。リスクとは関わりない」

   『●立派な「戦争法案」!: 後方支援=兵站「武力行使と
         一体不可分の中心構成要素」、「リッパな戦闘行為」

   『●選挙民の重い責任:
     「大量殺人」に賛成票を投ずる「傍観」「無知」と「愚」

   『●「恐怖販売機」(©東京新聞『筆洗』)・・・
     押し売りしておいて出てくるオモチャがすべて赤紙とはネ

   『●死にゆく平和憲法: 伊藤真さんの憲法の絵本
     『あなたこそ たからもの』と松本ヒロさんの「憲法くん」

   『●戦争出来れば何でもOK: 「米国などを攻撃した
       相手国が日本を標的にする意思を持つかどうか・・・?」

   『●「恐怖販売機」(©東京新聞『筆洗』)から出てくる「戦争法案」:
                国会や憲法学者の存立危機事態

   『●戦争法案・違憲立法・壊憲法案:
      中学生の国語力すら無い、ご都合主義な自公議員たち


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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015061302000133.html

砂川事件弁護団 再び声明 合憲主張「国民惑わす強弁」
2015年6月13日 朝刊

     (集団的自衛権の行使容認を合憲とした政府解釈に
      抗議する砂川事件弁護団の新井章弁護士(右から2人目)、
      坂本修弁護士(左)ら=12日、東京・霞が関の
      司法記者クラブで)

 他国を武力で守る集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法案について、政府が一九五九年の砂川事件の最高裁判決を根拠に合憲と主張しているのに対し、判決時の弁護団の有志五人が十二日、東京都内で会見し、「裁判の争点は駐留米軍が違憲かに尽きる。判決には集団的自衛権の行使に触れるところはまったくない」とする抗議声明を出した。五人はみな戦争を知る白髪の八十代。「戦争法制だ」「国民を惑わすだけの強弁にすぎない」と批判し、法案撤回を求めた。 (辻渕智之)

 「集団的自衛権について砂川判決から何かを読み取れる目を持った人は眼科病院に行ったらいい

 会見の冒頭。新井章弁護士(84)は眼鏡を外し、鋭いまなざしを子や孫世代の記者たちに向けた。そして「事件の弁護活動をした私らは裁判の内容にある種の証人適格を持っている」と法律家らしく語り始めた。

 自民党の高村正彦副総裁は十一日の衆院憲法審査会で判決に触れた。「わが国が、自国の平和と安全を維持し、その存立を全うするために必要な自衛のための措置をとりうることは、国家固有の権能の行使として当然」という部分だ。これを根拠に、政府は判決が集団的自衛権の行使を否定していないと主張している。

 しかし声明では「『わが国が、自国の』とする文辞からも文脈からも個別的自衛権を指すことに疑問の余地はない」と断じた。

 新井弁護士は横畠裕介内閣法制局長官が十日の衆院特別委で「判決は集団的自衛権について触れているわけではないと認めた発言にも言及。「高村氏らは実にアクロバチックでむちゃな読み方で、ふらちな拡張解釈をしている」と評した。

 判決時、最高裁長官だった田中耕太郎氏(故人)は補足意見で「自衛はすなわち『他衛』、他衛はすなわち自衛という関係がある」と述べた。内藤功弁護士(84)は「集団的自衛権の言葉はなく、法律論としても構成していない。集団的自衛権を容認すると読める余地はない『集団的自衛権の行使は許されない』と結論づけた一九七二年の政府見解は、砂川判決も十分精査した結果だ」と主張した。

      ◇

 昨春、安倍内閣の集団的自衛権行使容認に向けた与党協議が進められる最中、三月末ごろに至って協議の座長を務める高村正彦自民党副総裁が突如として、その作業の有力な法的根拠の一つとして砂川事件最高裁判決を挙げ、同判決がわが国の集団的自衛権について言及し、その行使を肯認しているかのごとき見解を公表されたことがあったが、その際われわれは直ちにその誤りを指摘し、厳しく批判する声明を発した

 しかるに、高村氏はこの批判を受けとめて自説を撤回しないばかりか、最近に至って再び謬見(びゅうけん)<誤った考え>を強調し、安倍首相もこれに倣って「今般の法整備の基本的論理はこの判決と軌を一にする」などと言明し始めているので、われわれはここにあらためてこれらの言説が何らの根拠なき謬見であり、デマゴギーにすぎないことを指摘しておきたいと考える。

 この最高裁判決の判示は、第一に、日米安保条約に基づく米軍駐留は憲法九条二項の「戦力不保持」原則に違反するか、そして第二に、米軍駐留は憲法九条(全体)や前文等の趣旨に反するかの、二つの争点についてなされており、それに尽きている。それらを通じて、わが国の集団的自衛権のあり方やその行使に関して触れるところは全くないそのことは現在の内閣法制局長官も認めている)。指摘されている、「わが国が、自国の平和と安全を維持し、その存立を全うするために必要な自衛のための措置をとりうることは、国家固有の権能の行使として当然のこと」という判示が、わが国の個別的自衛権を指すものであることは、「わが国が、自国の」とする文辞からしても、また、それが位置づけられている文脈(論脈)からしても疑問の余地はない

 以上の次第で、安倍首相や高村副総裁の言説が無価値であり、国民を惑わすだけの強弁にすぎないことはもはや明白であるから、一刻も早く態度を改め、提案している安保法制(改正法案)を撤回して、憲法政治の大道(だいどう)<人の行うべき正しい道>に立ち返られんことを強く要求するものである。

※全文の<> 内は 本紙の注釈


 <砂川事件> 1957年7月、東京都砂川町(現立川市)の米軍立川基地拡張に反対するデモ隊が基地内に入り、23人が逮捕され、7人が日米安全保障条約に基づく刑事特別法違反罪で起訴された。東京地裁は59年3月、「米軍駐留は憲法9条違反」として無罪を言い渡した(伊達判決)が、上告を受けた最高裁は同年12月、「自国の存立を全うするために必要な自衛の措置をとりうるのは当然。日本を守る駐留米軍は違憲ではない」「安保条約のような高度な政治性を持つ案件は裁判所の判断になじまない」として、一審地裁判決を破棄して差し戻した。63年に全員に罰金2000円の有罪判決が確定した。歴代政府は最高裁判決を踏まえて、72年の政府見解で「集団的自衛権の行使は憲法上許されない」と明確にし、40年以上維持されてきた
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●元々無い「弱者の信頼」をさらに失うことに

2011年03月22日 04時53分45秒 | Weblog


NPJ(News for the People in Japan、http://www.news-pj.net/index.html)に出ていました弁護士の方の一連の抗議文をコピペさせていただきます。

 もちろん私は、以前から反・小皇帝 石原慎太郎都知事だった訳ですから、これらの文章に大変に心揺さぶられるのは当然かもしれません。四選出馬を許し、さらに、都民の皆さんは彼を当選させるのでしょうか? 都民の皆さんは、これら一連の文章をどのようにお感じになるでしょう??

 「君の場合、到底 「謝って済む」 問題ではない」・・・というのは、原発推進者にも言えること。自民党谷垣総裁が「原発推進の見直し」を枝野官房長官に進言したそうだが、そんなことは当たり前であり、その前に言うべきことがあるはず。中曽根中曾根)氏をはじめ、この間一貫して、さんざん原発・「原子力の〝平和!?〟利用」を推進してきた自民党が言うべきことがあるのではないか?

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http://www.news-pj.net/comment/2011/sawafuji-20110315.html

石原慎太郎の 「震災は天罰」 発言に抗議する
                                   弁護士 澤藤統一郎

  敢えて一切の敬称を省略する。石原慎太郎は、東北太平洋沖大震災・津波の被災者に謝罪し、即刻すべての政治活動から身を退くべきである。

  複数メディアの報ずるところによれば、石原は大震災の被害を 「これはやっぱり天罰だと思う」 と記者会見の場で公言した。「津波で我欲を洗い落とせ」とも言ったという。

  その後記者から 「『天罰』 は不謹慎では」 との質問に対して、「被災した方には非常に耳障りな言葉に聞こえるかもしれませんが、と言葉を添えている」として、発言の撤回も謝罪もしていない。しかも実際には、添えられたとされる言葉はなかったという。

  かつてない大災害で万を数えようという犠牲者が出ている。多くの罹災者が家族を失い、家も職も地域社会をも失って塗炭の苦しみに嗚咽の声をあげている。そのときに、石原はこの苦しみを「天罰」と言ってのけたのだ。

  言うまでもなく、罰は罪を犯したものに対してくだされる。罹災者に何の罪があったというのか。「津波で我欲を洗い落とせ」 とは何という無神経で、心ない言葉。不用意に出た言葉としても、何という思いやりに欠けた、唾棄すべき人格であろうか。石原にとっては、この大災害の罹災者一人一人の死や離別、恐怖は、「被災者の方々はかわいそうですよ」という程度のものでしかない。

  明らかに、石原はこの発言で政治家たるの資質のないことを露わにした。少なくとも、民主主義社会において、これほど人権感覚を欠如し、これほどに国民を見下した政治家に、責任ある地位を与えておくことはできない。

  発言を撤回し謝罪するだけではたりない。政治家失格者としてあらゆる政治活動から身を退くよう、要求する。




http://www.news-pj.net/comment/2011/sawafuji-20110315-2.html

石原慎太郎君、君こそ 「天罰」 を甘受したまえ。
                               弁護士 澤藤統一郎

  敢えて敬称を 「君」 としよう。  石原慎太郎君、知事を辞めたまえ四選出馬を撤回したまえ。潔く、大震災・津波の被災者にたいする謝罪広告を掲出し、すべての政治活動から即刻に身を退きたまえ

  君は、大震災の被害を天罰だと記者会見の場で広言した。塗炭の苦しみを味わっている被災者を罪ある者とし、その苦しみを天罰と言ったのだ。被災者を我欲者として「津波で我欲を洗い落とせ」 とも言った。その君の罪は限りなく重い。

  君の 「天罰発言」 は、失言だとか、不用意に口が滑ったという次元の問題ではない。君の人格そのものの表出なのだ。権力者面をした君には、この大災害の被災者一人一人の死や離別の恐怖・苦悶・悲嘆に共感する能力が根本的に欠落している。このことは、民主主義社会での政治家として決定的な欠陥なのだ。

  君は、いとも簡単に 「言葉が足りなかった」 として、「謝罪し、発言を撤回した」 と報じられている。君は、自分の言葉の軽さを当然として、その撤回は可能と考えているようだが、それは心得違いも甚だしい。

  君の 「天罰発言」 は、政治家としての君の資質の欠落を露呈させたものだ。だから、政治家失格の真実を消し去ることはできない。発言を撤回したところで、君の人権感覚の欠如、国民無視の姿勢の露呈を消し去ることはできない。

  君が都知事を続けたら、不幸な都民に再度 「天罰」 と言うだろう。いや、既にこれまでも「天罰」として切り捨てられている都民を指摘することもできる。

  このたびは、謂わば君自身が君の原罪を露わにしたのだ。天罰を甘受するよりないではないか。天罰発言を撤回して、謝罪するだけでなく、知事も辞めたまえ、四選出馬を撤回したまえ、あらゆる政治活動から身を退きたまえ。それが、民主主義と人権の進展のために、君がなし得る唯一のことなのだから。




http://www.news-pj.net/comment/2011/sawafuji-20110317.html

石原慎太郎君、君は 「謝って済む」 立場にない。
                                  弁護士 澤藤統一郎

  石原慎太郎君。

  君は、このたびの大震災の被害を天罰だと広言し、その翌日、まことにぶざまに発言を撤回して謝罪した。しかし、君には、自らの発言の罪の深さが理解できていない。君の「天罰発言」への謝罪は、到底受け容れられるものではない。君は、今さら謝罪で許される立場にはないと知るべきだ。

  加害行為は、その態様と程度によっては、加害者の真摯な反省と謝罪が被害感情を慰藉することがある。その場合には、謝罪は被害者に受容される。つまりは、「謝って済む」ことになる。しかし、君の場合、到底 「謝って済む」 問題ではない

  尊い命を失った方、あるいは掛け替えのない家族を失って悲嘆にくれ、またあるいは恐怖と絶望に震える大震災の被災者に対して、君は 「その不幸は天罰」と言ったのだ。かつて君自身が田中均外務審議官に投げつけた言葉を借りるなら、君の発言こそが 「万死に値する」 行為なのだ。到底許されるものではない。

  私は、岩手県の出身者として知人の被災に胸を痛めているが、もとより被災者に代わって発言する資格はない。しかし、君の発言は、私の心情も大きく傷つけた。私も君の発言の被害者の一人だが、私の怒りはおさまらない。「発言の撤回と謝罪」程度で、私はけっして君を許さない。多くの被災者はなおさらのことと思う。

  あらためて要求する。石原君、即刻政治家を辞めたまえ。

  「万死に値する」 とは、君の言葉の使い方と同様レトリックでしかない。死をもって償えなどと野蛮な要求はしない。知事を辞め、四選出馬表明も撤回し、あらゆる政治活動から身を退きたまえ。それが、今君のなし得る真摯な謝罪の方法である。

  その実行があれば、私は、君の人間性と真摯さを見直し、君の発言を宥恕するにやぶさかではない。もっとも、私に比較すべくもなく大きく深く君の発言に傷つけられた被災者が、君を許すかどうか…。それは、私の忖度の限りではない。




http://www.news-pj.net/comment/2011/sawafuji-20110317-2.html

石原慎太郎君、君は民衆の信頼を失った。
                                 弁護士 澤藤統一郎

  君には、「天・罰」 の二文字が深く刻まれた。どのようにあがいても、もう、洗い落とすことはできない。君が人前にその姿を晒せば、人は君の額に「天・罰」 の二文字を見る。君がものを書けば、人は紙背に 「天・罰」 の二文字を読み取る。君が、何をしゃべろうと、また書こうと、「天・罰」 の二文字が君から離れることはけっしてない。

  みんなが心得ている。君の 「被災はやっぱり天罰」 「津波を利用して我欲を洗い落とす必要がある」 という言こそが君のホンネであることを。翌日の撤回と謝罪とが、選挙戦術としてのとりつくろいでしかないことを。

  唾棄すべき言論にも表現の自由は保障されよう。君がその本性をむき出しに、無慈悲で無神経な心ない言論を行うことも、君の嫌忌する日本国憲法が保障するところ。君の一個人としての不愉快な言論は自由だ。しかし、政治家としての言論は自ずから別だ。限界もあり、特別の責任が伴う

  民主主義社会における政治は、選挙民である民衆の信頼を基礎に存立している。選挙で選ばれた政治家は、選挙民の信頼に応える責任を負っている。その信頼の内容は、民衆の利益への奉仕にある。就中、最も弱い者、最も困窮している者、最も援助を必要とする者に真摯に寄り添うことにある。

  震災被災者の困窮を天罰と言い、援助の手を必要とする津波の被災者に 「我欲を洗え」 と悪罵を投げつけた君は、弱者を切り捨てたつもりが、自分への信頼を切り捨てたのだ。民衆からの信頼を根底から洗い流した。その信頼喪失の象徴が「天・罰」 の二文字である。君がいかなる美辞麗句を連ねても 「天・罰」 の二文字から君のホンネと本性が透けて見えるのだ。

  民衆からの信頼を失った政治家は潔く身を処すしか道はない。知事の職を辞し、四選出馬を断念し、あらゆる政治活動から身を退いて、民衆を蔑視し民衆の信頼を失った政治家の身の処し方を見せてもらいたい。それがせめてもの、君ができる償いであろう。


http://www.news-pj.net/comment/2011/sawafuji-20110318.html

石原慎太郎知事の罪と罰
                                 弁護士 澤藤統一郎 (2011年3月18日)

  石原慎太郎知事は、このたびの大震災の被害を 「天罰」 と言った。
  天罰にせよ刑罰にせよ、罰は罪を犯した者に科せられる。知事は 「天罰」 という発言で、被災した無辜の被害者に対して、罪ありと指弾したのだ。「被災は自業自得」と放言したに等しい。

  知事は弁明するかも知れない。「自分は日本という国の罪を考え、日本に天罰が下ったと述べたのだ」 と。これもまた恥と愚の上塗りである。なにゆえに、国策の決定や遂行に遠い位置にある東北の人々が、また最も弱い立場の幼児や老人までもが、日本の罪を引き受けなければならないのか。なにゆえに、知事自身を含め、権力の中枢にある人々が天の鉄槌を免れているのか。

  知事の視野には、およそ空疎な 「日本」 や 「国家」 や 「民族」 だけがあって、災害に苦しむ生身の人間の姿が見えていない。このような思い上がった人物に、民主主義社会は権力も権限も与えてはならない。多くの人々の運命の帰趨にかかわる地位に置くことは、都民にとって危険極まりないからだ。

  言うまでもなく震災・津波の被災者に罪はない。被災は罰ではあり得ない。むしろ、知事の側にこそ大きな罪があり、厳しく罰せらるべきである。

  知事の 「罪」 (違法)を数え上げよう。
  公然と被災者を侮辱したこと。被災者の名誉を大きく毀損したこと。虚偽の風説を流布して被災者の信用を毀損したこと。罪のない者を罪ありと誣告したこと。知事にあるまじき愚かで心ない放言によって都民に肩身の狭い思いをさせたこと…。
  なによりも、苦悶する被災者に対する情誼を著しく欠いたこと。そして、災害を非科学的に 「天罰」 などと言ってのけ、災害の原因把握や再発予防、そして被害救済の施策と実行について根本的に無能であることを露呈したこと…。

  以上の 「罪」 に対する 「罰」 として、まずは自発的な贖罪が期待される。自ら、知事の職を辞し、四戦出馬を取りやめること。すべての政治活動から身を退くこと。
  さもなくば、天に代わって選挙民が 「罰」 を与えねばならない




http://www.news-pj.net/comment/2011/sawafuji-20110319.html

災害を 「天罰」 とするオカルティズムの危険
                                 弁護士 澤藤統一郎 (2011年3月19日)

  未開の時代、人は災害を畏れ、これを天の啓示とした。個人の被災は個人への啓示、大災害は国家や民族が天命に反したゆえの天罰とされた。
  董仲舒の災異説によれば、天は善政あれば瑞祥を下すが、非道あれば世に災異をもたらす。地震や洪水は天の罰としての災異であるという。洋の東西を問わず古くは存在したこのような考え方は、人間の合理的思考の発達とともに克服されてきた。

  天罰思想とは、実は独善である。天命や神慮の何たるかを誰も論証することはできない。だから、歴史的には易姓革命思想において利用され、政権簒奪者のデマゴギーとして重用された。

  このたびの石原発言の中に、「残念ながら無能な内閣ができるとこういうことが起きる。村山内閣もそうだった」 との言葉があったのに驚いた。政権簒奪をねらうデマゴギーか、さもなくば合理的思考能力欠如の証明である。このように、自然災害の発生を「無能な内閣」 の存在と結びつける、非合理的な人物が首都の知事である現実に、肌が泡立つ

 また、天罰思想は災害克服に無効である。天の罰との理解においては、最重要事は災害への具体的対応ではなく、天命や神慮の内容を忖度することに終始せざるをえない。また、災害は天命のなすところと甘受することにもならざるをえない。

  本来、災害や事故に対しては、まず現状を把握して緊急に救命・救助の手を差し伸べ、復旧の方策を講じなければならない。さらに、事象の因果を正確に把握し、原因を分析し、再発防止の対策を構築しなければならない。このことは科学的思考などという大袈裟なものではなく、常識的な合理的な思考姿勢である。この常識的思考過程に、非合理的な天罰思想がはいりこむ余地はない。

  アナクロのオカルト人物が、今、何を間違ってか首都の知事の座に居ることが明白となった。このままでは、都民の命が危ない。
  都民は、愚かな知事をいだいていることの「天罰」甘受を拒絶する。都民の命と安全のために、知事には、即刻その座を退いていただきたい。



http://www.news-pj.net/comment/2011/sawafuji-20110320.html

日本国憲法の嘆きと願い
                                 弁護士 澤藤統一郎 (2011年3月20日)

  私は 「日本国憲法」 である。
  人類の叡智の正統な承継者として1947年日本に生まれた。以後、主権者国民に育てられて地に根を下ろし、枝をひろげた大樹となっている。
  私の根幹を成すものは、「人権」 と 「民主主義」 と 「平和」 である。その各々は相互に関連し、相補うものとしてある。とりわけ、至高の価値である国民個人の人権を擁護するために民主主義が円滑に機能することが、私の切なる願いである。

  このことを、私は、「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものてあつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである」と高らかに宣言した。

  「人権」 とは、国民の命・健康・安全・名誉・自由・財産であって、私の最も貴重とするものである。国民の代表者たる公務員・政治家は、その貴重な国民の人権を預かる者として、心して国民の福利のために献身しなければならない。
  ときに、この理をわきまえない不心得な政治家が現れることが心配でならない。

  石原慎太郎という首都の知事、何を勘違いしてか、公僕たる立場にありながら偉そうに国民に教訓を垂れたという。「津波をうまく利用してだね、我欲を一回洗い落とす必要がある。積年たまった日本人の心のあかをね。これはやっぱり天罰だと思うとは、私にとって聞くに堪えない悲しい暴言である。

  本来石原は、被災した国民の命・健康・安全・名誉・自由・財産をいかに擁護し、いかに回復するかに心を砕かねばならない立場にある。被災を 「天罰」ということは、苦しむ国民の傷に塩を塗り込むことで、私の想像を絶する。石原は、私の目の黒いうちは、知事としても政治家としても失格というほかはない。

  しかし、私は寛容にできている。私には直接に石原を失脚させる物理的な力はなく、胸を痛めるしかない首都の主権者にお願いしたい。私に代わって石原を諭して知事の座を退くよう力を尽くしていただきたい。その実現を私は待ち望んでいる。

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