Activated Sludge ブログ ~日々読学~

資料保存用書庫の状況やその他の情報を提供します。

●『石原莞爾/その虚飾』読了 (2/2)

2009年04月13日 07時55分41秒 | Weblog

『石原莞爾/その虚飾』、佐高信著】
 「 手と足をもいだ丸太にしてかへし
     万歳とあげて行った手を大陸へおいてきた
/・・・鶴彬は、こうした刺し貫くような反戦川柳をつくって逮捕され、赤痢にかかって、手錠をかけられたまま、二十九歳で病死した」(p.78)

 「のちに筑豊の炭鉱に入った記録文学作家の上野英信 (本名、鋭之進) も建大に学んだ一人・・・/・・・上野の小伝を書いている川原一之は、・・・/上野は建大時代のことを黙して語らなかった。・・・/・・・石原は「・・・、さっさと満州を去った」・・・。残された力なき若者たちは・・・、その精神に手ひどい傷を負った」(pp.153-155)

 退官してもどこへも天下らなかった」〝異色官僚〟佐橋滋さん (pp.188-191)

 
「留学生の父」と慕われた穂積五一さん (p.261)

 
「尋問を受けたほとんど全員が「自分は戦争に反対だった」と言って責任をの免れようとする中で・・・」、ただ一人「・・・他人の戦争責任を語らず、尋ねられても「私は知らない」と詳述を拒んだ」広田弘毅、その広田の絞首刑の判決に下された時、首席検察官キーナンは「何と馬鹿げた判決か。広田の絞首刑は不当だ」 (p.305)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ●『ココロミくん』読了 | トップ | ●『石原莞爾/その虚飾』読了... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事