諏訪大社御柱祭の下社(諏訪郡下諏訪町)山出しは8日午後、最大の見せ場「木落とし」が行われた。「春宮四」「春宮三」「秋宮二」の3本が豪快に急坂を滑り落ち、歓声と拍手が湧いた。
下諏訪町の「木落(きおと)し坂」は最大斜度約35度、長さ約100メートル。坂を見上げる観覧席の観衆は、御柱が坂の上からせり出す様子を固唾(かたず)をのんで見守った。後部につないだ綱が切られ、氏子を乗せたまま御柱が一気に坂を下ると、興奮は最高潮に達した。
木落としを終えた御柱は山出し終着点の「注連掛(しめかけ)」(同町)に到着し、出発点の「棚木場(たなこば)」から約4・6キロの曳行(えいこう)を終えた。氏子たちは木やりと万歳を繰り返して喜んだ。
諏訪地方観光連盟の御柱祭観光情報センターによると、この日の人出は氏子と観衆合わせて約7万6千人で、2010年の前回と同じだった。
下社山出しは10日までの3日間。9日は残り5本の曳行が始まり、「秋宮四」「春宮一」の木落としが行われる。
(4月9日)
下諏訪町の「木落(きおと)し坂」は最大斜度約35度、長さ約100メートル。坂を見上げる観覧席の観衆は、御柱が坂の上からせり出す様子を固唾(かたず)をのんで見守った。後部につないだ綱が切られ、氏子を乗せたまま御柱が一気に坂を下ると、興奮は最高潮に達した。
木落としを終えた御柱は山出し終着点の「注連掛(しめかけ)」(同町)に到着し、出発点の「棚木場(たなこば)」から約4・6キロの曳行(えいこう)を終えた。氏子たちは木やりと万歳を繰り返して喜んだ。
諏訪地方観光連盟の御柱祭観光情報センターによると、この日の人出は氏子と観衆合わせて約7万6千人で、2010年の前回と同じだった。
下社山出しは10日までの3日間。9日は残り5本の曳行が始まり、「秋宮四」「春宮一」の木落としが行われる。
(4月9日)
共同通信
2016/04/08 に公開
長野県諏訪地方で行われている御柱祭の最大の見せ場で、最大斜度35度の急坂を巨木にまたがり一気に下る「木落とし」が8日、同県下諏訪町の諏訪大社下社で行われた。御柱がつながれた綱がおので切り落とされると、せきを切ったように約100メートルの斜面を豪快に滑走した。3本の御柱は、綱を引く氏子たちの「ヨイサヨイサ」の掛け声とともに坂の頂上へ。詰め掛けた観客のどよめきの中、しがみつく氏子