eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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比率差動動作特性(二次側)試験

2022年02月05日 | eつれづれ





比率差動継電器RDf(87)検証風景...継電器は逆電力継電器(RPR)を使用した。
試験器は双興電機製作所OCR-40LTRVとOCR-50CK。

試験1.2のデータ採取は終わった。後はグラフ1.2の合成グラフ(比率差動特性)のみである。
実際の比率差動継電器RDf(87)内には補償コイルが直列に入っているが、今回の検証ではスバリ変流器直の回路であるので比率グラフは個々の試験器誤差、読みの誤差の可能性がある。

比率差動継電器RDf(87)の試験は他に時限特性があるが実際の現場試験では、どの程度の内容でやっているのか...各%タップ毎をやるには結構な時間を要する。
理論、原理等のノーガキはネット上に多数UPされているが実際の試験等は皆無?電流を流して経験を積むのがノウハウとなるが十分、把握していないと現場の試験ではオロオロとなる。
比率差動継電器RDf(87)試験は、まだまだ続くが完遂出来るのか。
特高変電所にある変圧器用の比率差動継電器RDf(87)の変流器比は1.2次が異なるので、これを合わせる整定が待っている。
使用した継電器は逆電力継電器(RPR)でAC110Vの入力も必要、逆電力電流の方向位相を見ているので比率差動継電器RDf(87)として試験する場合もコンセント差し込みが異なると動作はしない...これはただ差し替えすればOK。
今の我々は専任の電気主任技術者では無いので、当然なれないが66kVの24,000kVA、2バンクの工事も出てくるので更に技術力UPボケ防止...オソマツ。



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