eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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KIP電線で感電続き...乾式変圧器

2010年09月22日 | eつれづれ
高圧絶縁電線KIP等で感電...下図も常識だが6kV例、乾式変圧器のモールド部分を素手で触るのは対地電圧6600/√3=3810Vを超える電圧が印加されている...静電容量にて透過、Ic(対地静電容量成分電流)して感電、非常に危険、感電死の可能性大である。
これは電線等に直接触らなくとも静電容量のC経由で人間(2kΩ例)に電流が流れる事になるから十分に注意しなければならない。一般的な油入変圧器の外側感覚とは全く異なる。

なんだかんだと言っても離れて点検等行う様にして離隔を十分にとる事。
静電容量による交流透過がある事を忘れてはならない。Ic(対地静電容量成分電流)は電力は持たないが90°進み電流は持っている!!...要注意。
但し、人間は2kΩのIgr(対地抵抗分電流)より通電継続した場合、抵抗分の発熱電力があるので燃え出す...結果的に炭となるのか。

前にUPしたブログのμF単位の指数は間違っていた様だ、殆ど0に近い数値だが...。
こう考えてみるとKIP電線を素手で感電も静電容量の透過と考えると納得か。
以上、適当、勝手に解釈して全く参考にならない考察の土方電気ヤでした。

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