eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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検電器の漏れ電流

2010年09月23日 | eつれづれ
検電器の原理図。

低圧検電器例で高圧回路に使用しては当然ダメ。

高圧検電器例で感電??電流減少させる様に耐圧抵抗が先端部に入っている。これが無いと、もろに人間(2kΩ)の抵抗(他履き物等無視)だけとなり感電必至。握り部より前にて検電しない事又、使用する前にチェック必要。

当方が使用している検電器(他は中部電機のもの)で検電しながらDS.PCS.LBS等が操作出来るので便利。長谷川電機工業(株)製品。漏電(漏洩電流)は絶縁耐圧試験時、1mA以下となっている(10kV耐圧試験時か)。



検電器の漏電(漏洩電流)は1mA以下(10kV例)と言う事なので耐圧抵抗10MΩと人間の静電容量100pFを入力してエクセルで計算。(本来、教科書は高圧ゴム手袋、ゴム長靴をして検電器を握り確認...漏れ電流は、もっと少なくより安全に電圧を確認出来る)


対地電圧6600/√3=3810V時の漏電(漏洩電流)は0.4mAで、この数値が人間に流れ検電器ピィピィと発光、鳴動する様だ。耐圧抵抗値のMΩは不明だが余り高くすると漏洩電流が少なく下段回路で増幅しても感度が悪くなる??やはり10MΩ程度か...。


60Hz地区等は周波数増に伴ってエクセルグラフの様にIc(対地静電容量成分電流)が増えてくる。
以上、感電考察ブログUPにショウモナク1時間以上費やしたボランティア保安管理技術者の土方電気ヤでした。



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