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日米安保、親分のホンネ

2015年09月03日 | eつれづれ
「トランプ発言」で米国に広がる日米安保不公正論
アメリカ大統領選の共和党候補として乱暴な発言を繰り返す大富豪ドナルド・トランプ氏(69)が日本について、おやっと思わせる言葉を述べた。必ずしも暴言として片づけられない日本批判なのだ。
8月21日の決起集会で彼は2万人の聴衆を前に熱をこめて語った。
「日米安保条約の規定ではアメリカは日本が攻撃されれば、日本を防衛する義務がある。だが日本はアメリカが攻撃されても支援しなくてよい。これでよいと思うか」
会場からはいっせいに「ノー」という声が上がった。
トランプ氏が批判したのは日米同盟の片務性である。日本の集団的自衛権の行使禁止の現状を非難したのだ。まさに日本の安保法制関連法案での集団的自衛権の行使容認論議に直結する言葉でもあった。だが同氏は堅苦しい用語は使わず、一般にわかりやすい表現で日米同盟の米側からみての不公正さを指摘したわけだ。
トランプ氏は同じ演説で同盟国の日本が自国防衛をアメリカに頼る一方、経済面でアメリカに挑み、勝ちを制しているのは不公正だと強調した。1980年代の日本に対する「防衛ただ乗り」批判に似た粗雑な糾弾のようでもあった。
オバマ政権はいま安倍政権の日米同盟強化策を歓迎している。集団的自衛権解禁への期待を対日要求としてぶつけてもいない。だからトランプ氏の日本非難は共和党保守右派の極端な少数意見だと日本側では受け取られそうである。
ところが同種の「日本不公正論」は民主党左派、つまりリベラル派にも実は存在するのだ。下院外交委員会の7月15日の公聴会でブラッド・シャーマン下院議員が日本を批判した。
「9・11同時テロでアメリカ人が3000人も殺されたとき、同盟諸国はみな集団的自衛権を発動して支援してくれた。だが日本はそうしなかった。日米同盟だけは片務的だからだ。自国の防衛負担をアメリカに押しつけるのだ。こんな同盟は前世紀の遺物であり、21世紀には合わない」シャーマン議員は当選10回、超リベラル派である。トランプ氏とは対極的な政治スタンスなのだが、防衛面での日本への不満は共通する。日本側として銘記すべきアメリカの現実だといえよう。

こんな現実を親分から突きつけたら安保デモなど何の根拠をもって、やっているのだろう。
ノーテンキなオツムにも程がある平和ボケの固まりの様だ。




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