eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
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ついでにversion油入遮断器(OCB)があった、もう消滅した大型デパートの電気室風景。

2023年07月23日 | eつれづれ

レバーの上に有る赤ボッチを押すと手動開放。両サイドにトリップコイルが見える。

確か、左コイルのレバーを上げるとR相トリップ、右はT相のトリップ...もう50年近く前か。

 

 

裏面の油タンクの油面が見える。

PASなども、まだ無かった碍子型区分開閉器。入.切のヒモが見える。

地絡継電器の零相変流器(ZCT)は、当然ここには設置出来なく電気室にあったので高圧ケーブル等の保護は出来なかった。

これも雷等の事故で碍子破損...バラバラ落下、歩行者に当たれば即死もの...今のPASに変わった。

油入区分開閉器もあったが、これも油火災で爆発人に建物に降り注ぐ...無くなった。

 

 


骨董品の価値もない油入遮断器(OCB)だが円板型のOCRは付いているversion2。

2023年07月23日 | eつれづれ

R相電流タップ20Aにして試験電流30Aを流す。

瞬時動作時限は50ms。

限時動作時間(秒)は、200.400.700%電流試験で一部、長い秒もあったが、全体的には古い割には継電器の動作は、油入遮断器を含めて特に問題無いだろう。

この程度、年数経過すると高齢者と同じ何がおきても可笑しくない状況だ。、


骨董品の価値もない油入遮断器(OCB)だが円板型のOCRは付いている。

2023年07月23日 | eつれづれ

 

 

油入遮断器の油タンクを下ろす。

投入刀、状態他等の点検確認。

これがズホッと固定受けに入る。

絶縁油酸価度試験。

昨日、猛暑のぶっ倒れる中で他、変圧器6台分採取。

油耐圧試験は5回平均で20.5kVの○判定、絶縁油酸価度試験は0.2の×判定となったが、それよりPCB含有の確認だ。直ぐ検体を送る。

受電設備機器は既に50年経過の年代物...専任の電気主任技術者がいる事業所なのだが。

本来の停電目的はPCB含有油採取と台帳整備と継電器試験、清掃作業。