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交流耐圧試験リアクトル追加...ブログアクセスの皆さん、何を確認しているのか判りますか?。

2023年07月21日 | eつれづれ

交流耐圧試験検証用CV14sq×9.2m高圧ケーブル。

交流耐圧試験10,350V.10分間印加、検電確認。

交流耐圧試験器。

左側リアクトル202mA出力。右側耐圧トランス150mA出力。

リアクトルL-13K20  202 mA出力を持っておりますが何故インダクタンスなのにH単位では無くkVA表記なのか。

またHヘンリーなら何Hとなるのか。

メーカー回答:

まず、仕様にてヘンリー(H)で記載していないのは、実使用条件ではヘンリーよりも印加電圧に対し流れる電流表示、つまり

電流値と容量(kVA)で表記した方が、分かりやすいと考える為です。

※実際、耐圧試験時は被試験物に流れる電流に対し、どの程度のリアクトルを使用するか検討されると思います。

また、所有されているリアクトルのヘンリー(H)は、今回ですと50Hzにて10350V印加時202mA流れているとの事なので、

インピーダンス=10350/202mA=51237.6Ω

51237.6=ωLよりL=約163ヘンリーとなります。

※LCRメータでは安定せず、うまく測定出来ないと思いますので計算にて求めて頂く方がよろしいかと思います。

リアクトル測定、表示1は20H以上のオーバー。

今回、購入した中華製の安物...レンジは20Hまで、163Hでは当然表示出なかった。

10,350V印加した時の高圧ケーブルの漏れ二次側充電電流数値にリアクトルより電流出力に合わせる。

この時の印加電圧は右の電圧計。

ブログアクセスの皆さん、何を確認しているのか判りますか?...ヒントはC>Lの関係。。

51△部さん、匿名でコメント欄に解説のノーガキを書込してみて下さい。