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新幹線のトロリー断線事故

2017年06月30日 | eつれづれ

21日の新幹線停電、過熱で架線破断か JR東海
JR東海は28日、21日夜に停電のため東海道・山陽新幹線の京都―博多間に運転見合わせが広がったトラブルで、原因となった架線の破断について、過熱による可能性があることを明らかにした。
柘植康英社長は28日の会見で「破断面を確認した結果、熱により破断したと推定される」と述べた。熱が生じたメカニズムは、鉄道総合技術研究所(鉄道総研)の協力で、引き続き調査する。
21日は大雨で運行ダイヤが大幅に乱れていたことから、通常と異なる状況で架線に負荷がかかった可能性がある。同社は当日の設備条件や車両の在線状況を精査し、原因を究明した上で再発防止を図るとしている。


平成26年8月の猛暑日に発生した6kV.60sqの構内配電線OC線断線事故。
電線太さ考慮せず受電設備を増やして行った結果、過負荷が長年続き銅線が劣化、画像の様に被覆内部でポリポリ、パラパラと直角に折れてくる。
結局、1線の被覆が張力で伸びきり断線、単相運転となりグォーン音が発生。